JP3736505B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータケージをチェーンで懸垂して昇降させる一般の低層住宅向きのエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のエレベータ装置の一つとして特開平10−324478号公報に記載されたものがある。このエレベータ装置では、両側面に案内溝を有する1本のガイド支柱を建物内に立て、エレベータケージ(乗りかご)の背面に、ローラとチェーン装着部を有する係合装置を設け、そのローラを、ガイド支柱の両側面の案内溝内に転動可能に嵌合させることで、エレベータケージを1本のガイド支柱に片持ち支持し、無端状の駆動チェーンの循環動によりエレベータケージをガイド支柱に沿って昇降させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これによると、エレベータケージを、その背面で1本のガイド支柱に係合装置を介して片持ち支持しているため、エレベータケージの重量を片側だけで支える不安定な支持構造となり、エレベータケージの積載重量が増すに従い不安定さが増大する。そのため、ガイド支柱及び係合装置を堅牢にしなければならず、その分、却ってこれらの構造が複雑になる。また、建物の躯体とは独立したエレベータ装置ではないので、建物の躯体部分に負荷がかかる等の問題がある。
【0004】
そこで、本発明の目的は、エレベータケージを、常に安定したしかも安全性の高い支持状態で昇降させることができるとともに、構造を単純化でき、また建物の躯体とは独立させて躯体部分への負荷を回避できる、一般の低層住宅向きのエレベータ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のエレベータ装置は次のような構造になっている。
(a)基盤上に4本の支柱を立て、これら支柱の上端及び中途の数箇所を梁材で連結して、建物の躯体とは独立して自立できる縦長枠のエレべータシャフトが構成されている。
(b)このエレべータシャフトの枠内で平面三角形の三頂点に位置する配置関係にして3本の昇降案内レールが梁材に支持して垂直に設立されている。
(c)エレベータケージを載置した三角形の枠体であるエレベータ架台が、その三点の角部を3本の昇降案内レールに滑動自在に支承することにより、これら3本の昇降案内レール間に昇降自在に装架されるとともに、昇降案内レールのそれぞれ中に2本ずつ通した3組の昇降用チェーンにより3点で懸垂されている。
(d)その各点の懸垂は、各昇降案内レールを通ってきた2本ずつの昇降用チェーンを、エレべータシャフトの上端から下へ2番目の梁材上に設置されたダブルの架台懸垂用スプロケットホイール、駆動用スプロケットホイール、ウェイト懸垂用スプロケットホイールを経由して、該ウェイト懸垂用スプロケットホイールから懸垂されるカウンタウェイトに接続して行われている。
(e)駆動用スプロケットホイールを固着した3組共通の駆動軸を、上端から2番目の梁材上に設置された昇降用モータにて回転させることにより、エレベータケージを載置したエレベータ架台が3組の昇降用チェーンと共に3本の昇降案内レールに案内されて昇降され、それに伴いカウンタウェイトも昇降するようになっている。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0007】
図1〜図7に示すように、このエレベータ装置のエレべータシャフト1は、基盤2上に4本の支柱3を正方形の4点に位置する配置関係にして垂直に立て、これら4本の支柱3の上端及び中途の数箇所を梁材4及びブレース5で連結して、建物の躯体とは独立して自立できる縦長枠としたものである。
【0008】
このエレべータシャフト1の枠内には、鍔付き溝形の型材である3本の昇降案内レール6が、平面三角形の三頂点に位置する配置関係にして梁材4に支持して垂直に設立されている。
【0009】
これら3本の昇降案内レール6間に、エレベータ架台7が次のように昇降自在に装架されている。
すなわち、エレベータ架台7は、I型鋼又はH型鋼を枠組みした図6に示すような三角形の枠体であって、その三点の角部に軸支したローラ8を、3本の昇降案内レール6の溝内にそれぞれ転動自在に嵌合させることにより、つまり三点の角部を3本の昇降案内レール8に滑動自在に支承することにより、これら昇降案内レール6間に昇降自在に装架されている。
【0010】
図8及び図9に、エレベータ架台7の1点の角部と1本の昇降案内レール6との関係を具体的に示し、他の2点もこれと同じ構造になっている。同図に示すように、ローラ8は、エレベータ架台7上に立てたブラケット(鉄板)9の中途に、ダブルローラにして回転自在に軸支されている。このブラケット9には、チェーン接続金具10にて昇降用チェーン11が昇降案内レール6中で接続されている。チェーン11は、各昇降案内レール6について2本ずつのダブルチェーンとなっており、チェーン接続金具10のボルト12をブラケット9の水平な接続部9aにナット12aで緊締することにより、ブラケット9と接続されている。
【0011】
このようなチェーン11との接続が3本の昇降案内レール6のそれぞれについて行われていることにより、エレベータ架台7は、昇降案内レール6中を通るチェーン11にてエレべータシャフト1の上部から3点で懸垂され、チェーン駆動にて昇降される。
【0012】
図10及び図11に、チェーン11による懸垂構造及び駆動構造を示し、チェーン11による懸垂及び駆動は、エレべータシャフト1の上端から下へ2番目の梁材4上において行われる。エレベータ架台7のブラケット9から各昇降案内レール6を通ってきた2本ずつのチェーン11は、ダブルの架台懸垂用スプロケットホイール13、駆動用スプロケットホイール14、案内用スプロケットホイール15、ウェイト懸垂用スプロケットホイール16を経由してカウンタウェイト17へ接続されている。
【0013】
駆動用スプロケットホイール14は、3組共通の駆動軸18に固着されている。この駆動軸18のウォーム19は、昇降用モータ20側のウォーム21と噛み合っているので、3組の駆動用スプロケットホイール14は昇降用モータ20の正転又は逆転により同時に回転する。
【0014】
従って、エレベータ架台7は、3組のチェーン11により懸垂されて昇降用モータ20の正転又は逆転により3本の昇降案内レール6に沿って上昇又は下降し、それに伴いカウンタウェイト17が下降又は上昇する。
【0015】
このように昇降するエレベータ架台7上に、図3及び図6に仮想線で示すエレベータケージ22が載置され、エレベータ架台7と共に昇降する。
【0016】
エレべータシャフト1の基盤2の上面には、エレベータ架台7を下限で緩衝するショックアブソーバ23が例えば3箇所に設置されている。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように本発明のエレベータ装置によれば次のような効果がある。
(1)エレベータケージを載置した三角形の枠体であるエレベータ架台の3点の角部を、エレべータシャフトの枠内で平面三角形の三頂点に位置する配置関係にした3本の昇降案内レールに滑動自在に支承したので、チェーンで懸垂した簡略な構造でも、エレベータケージを常に安定した状態で昇降させることができる。
【0018】
(2)エレべータシャフトは、基盤上に4本の支柱を立て、これら支柱の上端及び中途の数箇所を梁材で連結して、建物の躯体とは独立して自立できる縦長枠であるので、建物の躯体部分への負荷を回避できるとともに、構築も容易である。
【0019】
(3)エレベータ架台は三角形の枠体であるので、その構造を簡略化できる。
(4)各昇降案内レール中に昇降用チェーンを2本ずつ通してエレベータ架台を懸垂したので、安全性が高い。
【0020】
(5)エレベータ架台を昇降用チェーンにて懸垂してカウンタウェイトと連結したので、エレベータ架台及びエレベータケージの重量をカウンタウェイトにて相殺又は軽減できる。
【0021】
(6)エレベータ架台を懸垂するための架台懸垂用スプロケットホイール、昇降駆動するための駆動用スプロケットホイール及び昇降用モータ、カウンタウェイトを懸垂するためのウェイト懸垂用スプロケットホイールを、エレべータシャフトの上端から下へ2番目の梁材上に一括して設置したので、これらのメンテナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例であるエレベータ装置の正面図である。
【図2】 その側面図である。
【図3】 縦断面図である。
【図4】 平面図である。
【図5】 図1におけるA−A線位置の横断面図である。
【図6】 同じくB−B線位置の横断面図である。
【図7】 同じくC−C線位置の横断面図である。
【図8】 エレベータ架台の1点の角部と1本の昇降案内レールとの関係を具体的に示す一部分の拡大縦断面図である。
【図9】 同じく拡大横断面図である。
【図10】 チェーンによる懸垂構造及び駆動構造を示す拡大正面図である。
【図11】 同じく拡大側面図である。
【符号の説明】
1 エレべータシャフト
2 基盤
3 支柱
4 梁材
5 ブレース
6 昇降案内レール
7 エレベータ架台
8 ローラ
9 ブラケット
9a 接続部
10 チェーン接続金具
11 昇降用チェーン
12 ボルト
12a ナット
13 架台懸垂用スプロケットホイール
14 駆動用スプロケットホイール
15 案内用スプロケットホイール
16 ウェイト懸垂用スプロケットホイール
17 カウンタウェイト
18 駆動軸
19 ウォーム
20 昇降用モータ
21 ウォーム
22 エレベータケージ
23 ショックアブソーバ

Claims (1)

  1. 基盤上に4本の支柱を立て、これら支柱の上端及び中途の数箇所を梁材で連結して、建物の躯体とは独立して自立できる縦長枠のエレべータシャフトが構成され、このエレべータシャフトの枠内で平面三角形の三頂点に位置する配置関係にして3本の昇降案内レールが前記梁材に支持して垂直に設立され、エレベータケージを載置した三角形の枠体であるエレベータ架台が、その三点の角部を前記3本の昇降案内レールに滑動自在に支承することにより、これら3本の昇降案内レール間に昇降自在に装架されるとともに、前記昇降案内レールのそれぞれ中に2本ずつ通した3組の昇降用チェーンにより3点で懸垂され、その各点の懸垂は、各昇降案内レールを通ってきた2本ずつの昇降用チェーンを、前記エレべータシャフトの上端から下へ2番目の梁材上に設置されたダブルの架台懸垂用スプロケットホイール、駆動用スプロケットホイール、ウェイト懸垂用スプロケットホイールを経由して、該ウェイト懸垂用スプロケットホイールから懸垂されるカウンタウェイトに接続して行われ、前記駆動用スプロケットホイールを固着した3組共通の駆動軸を、前記2番目の梁材上に設置された昇降用モータにて回転させることにより、エレベータケージを載置したエレベータ架台が3組の昇降用チェーンと共に3本の昇降案内レールに案内されて昇降され、それに伴いカウンタウェイトも昇降するようになっていることを特徴とするエレベータ装置。
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