JP3735317B2 - 印刷原版の作製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクのレーベル印刷における印刷原版の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクの印刷装置として、特開平11−245378号に示されるオフセット印刷機が知られている。このオフセット印刷機では、図10に示すように、画像部68A〜68Dは印刷ステージ上にある光ディスク24と同一回転半径Rの回転半径上に中心位置が配置され、かつ印刷中心線(V1〜V4)も互いに30°ずつずれている。このため、印刷ステージU1〜U4は印刷中心線V1〜V4と各々平行とされており、ターンテーブル14上の光ディスク24が印刷ステージU1〜U4の間で30°の1ピッチP1で回転されるが印刷中心線V1〜V4も30°ずつずれている。従って、印刷がズレることなく、一つのゴム胴72だけで円弧状に配置された複数の画像部68から凹部22に載せられた複数の光ディスク24へ一度にインキを転移させることができ、また、迅速に狭い場所でも光ディスク24に印刷することができる。なお、図10中、符号12はフレーム、符号64はスクリーン印刷機、符号66は紫外線乾燥機、符号78は印刷版、符号82は紫外線照射装置、符号Dは回転方向、符号Tは予備印刷位置である。
【0003】
このようなオフセット印刷機を使用して、CD等の光ディスクにカラーオフセット印刷を行う場合、図11(A)に示すように、印刷原版は各色版(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の4枚の原版フィルム100を作製し、図11(B)に示すように、各色版の位置・角度を調整し、印刷刷版101に焼き付け、試し刷りを行いながら手作業で調整して印刷していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、原版フィルムの位置合わせが、目視で手作業のため煩雑であり、調整と試し刷りを複数回繰り返し、時間及び光ディスクの無駄が多かった。
【0005】
そこで、本発明は、印刷時の見当精度が容易且つ極めて高い印刷原版の作製方法を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような印刷原版を作製するために、従来通り、各色版シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4枚のフィルムを作成し、そのフィルムをスキャナで、コピードットスキャンして網点スクリーンそのままの状態でデータ化する。その4つのデータを所定の位置、角度にレイアウトしたデータを作成しフィルム出力する。
【0007】
この方法は、特開平11−245378号の印刷装置に限らず対応できる方法であるが、フィルム出力が2回になり、フィルムをスキャンするという工程が増えてしまうことと、フィルムスキャン時にゴミが入ってしまう可能性がある等の問題が残される。
【0009】
そこで、上記目的を達成するために本発明の印刷原版の作製方法は、位置決め基準を備える台紙データを作成し、印刷する4色データを複製して各々が同一の第1乃至第4色版データを有する第1乃至第4色版用データを作成し、該作成された第2色版用データの第2色版データを第1色版データに、第3色版用データの第3色版データを第1色版データに、第4色版用データの第4色版データを第1色版データにそれぞれ入れ替え、前記第1色版用データの第1色版データと、前記第1色版データに入れ替えた前記第2乃至第4色版用データの第2乃至第4色版データからなる4つの色版データを前記台紙データの各色版の位置角度に回転して配置し、該回転して配置した4つの色版データのうち、前記第1色版データと第2乃至第4色版データの何れか1つの色版データとに対する角度が同一となるように、単一の角度をもった網点スクリーンを発生し、該発生した網点スクリーンと前記台紙データ上に配置された4つの色版データとをフィルム出力することによって印刷原版を作製することを特徴としている。
【0010】
また、上記目的を達成するために本発明の印刷原版の作製方法は、位置決め基準を備える台紙データを作成し、印刷する4色データを複製して各々が同一の第1乃至第4色版データを有する第1乃至第4色版用データを作成し、該作成された第2色版用データの第2色版データを第1色版データに、第3色版用データの第3色版データを第1色版データに、第4色版用データの第4色版データを第1色版データにそれぞれ入れ替え、前記第1色版用データの第1色版データと、前記第1色版データに入れ替えた前記第2乃至第4色版用データの第2乃至第4色版データからなる4つの色版データを前記台紙データの各色版の位置角度に回転して配置し、前記第1色版データと前記第2乃至第4色版データとに対して互いに異なる角度をもった別々の網点スクリーンを発生し、該別々に発生した網点スクリーンと前記台紙データ上に配置された4つの色版データとをフィルム出力することによって印刷原版を作製することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る印刷原版を示す図である。
図1に示すように、この印刷原版は、印刷装置の位置角度に合わせた1枚のフィルム原版1であり、印刷装置であるオフセット印刷機の回転中心と同心の円弧上に、中心角がオフセット印刷機の1ステップの回転角に対応する角度、例えば30°で傾いた各色用のセンタートンボ(ブラック用センタートンボBS、シアン用センタートンボCS、マゼンタ用センタートンボMS、イエロー用センタートンボYS)と、各センタートンボ位置に前記中心角と同一角度分、台紙データの位置決め基準2bから傾斜した網点スクリーン角度を有する各色版データとを、1つの印刷原版中に備えている。
【0013】
即ち、台紙データの位置決め基準2aに対して、ブラック用センタートンボBSが45°傾き、シアン用センタートンボCSが15°傾き、マゼンタ用センタートンボMSが−15°傾き、イエロー用センタートンボYSが−45°傾いている。
【0014】
そして、ブラック色版データの網点スクリーン角度がブラック用センタートンボBSに対して165°傾き、シアン色版データの網点スクリーン角度がシアン用センタートンボCSに対して15°傾き、マゼンタ色版データの網点スクリーン角度がマゼンタ用センタートンボMSに対して45°傾き、イエロー色版データの網点スクリーン角度がイエロー用センタートンボYSに対して75°傾いている。
【0015】
この印刷原版の作製にはグラフィックレイアウトと製版処理のアプリケーションソフト「レナトスデジタルエディター」(大日本スクリーン製造株式会社製)を用い、ラスターイメージ(ビットマップ)に展開するためのハードウエアまたはソフトウエアであるRIP(RASTER IMAGE PROCESSOR)は「T-RIP 」(大日本スクリーン製造株式会社製)を用いて以下の方法により作製した。
【0016】
図2は本発明の参考例に係る印刷原版の作製方法の回転データを作成するまでを示す図である。
図2に示すように、実際は一つの4色データ3であるが、コンピュータ上で同じ4色データ3を四つに複製して4つの4色データを作成し、それぞれ台紙データの位置決め基準2から+45°、+15°、−15°、−45°ずつセンタートンボのデータを回転する。即ち、センタートンボが45°傾いた4色データ3aと、センタートンボが15°傾いた4色データ3bと、センタートンボが−15°傾いた4色データ3cと、センタートンボが−45°傾いた4色データ3dとを作成する。なお、ここで、角度の符号は、時計回りを−、反時計回りを+とした。
【0017】
図3は本発明の参考例に係る印刷原版の作製方法のフィルム露光を示す図である。
図3に示すように、センタートンボが−45°回転した4色データは、イエロー版データのみを網点スクリーン角度45°でフィルム露光すると、台紙データのトンボ基準線に対して網点スクリーン角度は90°になる。
【0018】
また、−15°回転した4色データは、マゼンタ版データのみを網点スクリーン角度30°でフィルム露光すると、台紙データのトンボ基準線に対して網点スクリーン角度は45°になる。
【0019】
また、15°回転した4色データは、シアン版データのみを網点スクリーン角度30°でフィルム露光すると、台紙データのトンボ基準線に対して網点スクリーン角度は15°になる。
【0020】
また、45°回転した4色データは、ブラック版データのみを網点スクリーン角度30°でフィルム露光すると、台紙データのトンボ基準線に対して網点スクリーン角度は75°になる。
【0021】
それぞれフィルム露光するとき、フィルム出力機のフィルム余白の設定をそれぞれの位置に合わせた寸法に変更し、露光スタート位置を決めて、1枚のフィルムに4回露光すれば出来上がる。
【0022】
しかし、この方法は、フィルム出力機の性能上、フィルムへの露光スタート原点の設定を変更する長さに限りがあることと、0.1mm単位までしか調整できないことで、厳密な位置合わせが不可能であることが分かった。
【0023】
そこで、上記方法での失敗から、データの作成方法を工夫した。
即ち、4色分のデータを1枚のフィルムにしなければならないので、先ず4色分のうち1色分のみのデータをフィルム出力することを考えた。この方法を次に説明する。
【0024】
図4は本発明の一実施形態に係る印刷原版の作製方法で用いる台紙データを示す図、図5は本発明の一実施形態に係る印刷原版の作製方法で用いる4色データを示す図、図6は本発明の一実施形態に係る印刷原版の作製方法で用いる4色データを台紙データに配置した状態を示す図、図7は図6の台紙データに配置された4色データのうち、フィルム出力したイエロー版データを示す図、図8(A)は印刷原版のレイアウト台紙の基準線からの各色版の回転角を示す図、図8(B)は図8(A)の台紙全体に網点スクリーンを発生させた状態を示す図である。
【0025】
図4に示すように、先ず、位置決めをする中心点としてのセンタートンボが入っている台紙データを作成する。
次に、図5に示すように、印刷する4色データを4つ複製する。
一例として、イエロー版のみのデータをフィルム出力する場合を考える。
図5(A)に示すように、ブラック版用として、ブラック版データをイエロー版データに入れ替える。
【0026】
また、図5(B)に示すように、1つは、シアン版用として、シアン版データをイエロー版データに入れ替える。
また、図5(C)に示すように、1つは、マゼンタ版用として、マゼンタ版データをイエロー版データに入れ替える。
また、図5(D)に示すように、1つは、イエロー版用として、そのままのデータを使用する。
【0027】
次に、図6に示すように、上記4つのデータを台紙データのそれぞれの色版の位置角度に配置する。レイアウトされたデータは、各版の入れ替えをしていないデータ以外は、各版入れ替えのためディスプレイモニター上では変色して見えているが、図7に示すように、イエロー版データだけを表示してみると、それぞれブラック・シアン・マゼンタ・イエローのデータが所定の位置にレイアウトされているのが分かる。
【0028】
このレイアウトされた4色データのイエローデータのみをフィルム出力すると、図1のような印刷原版フィルムが出来上がることになるが、フィルム出力時の網点スクリーン角度の発生方法を考える。
上述した特開平11−245378号の印刷装置は、1ステップ30°の角度で回転し印刷を行うので、各色版は30°の相対角度をもって設置されている。
【0029】
図8(A)に示すように、この印刷刷版のレイアウト台紙では、各色版は台紙の基準線2aからそれぞれ、
ブラック版=45°
シアン版=15°
マゼンタ版=−15°
イエロー版=−45°
の角度で回転されている。
【0030】
これにより、図8(B)に示すように、この台紙全体にたとえば30°の角度で網点スクリーンを発生させると、各色版の網点スクリーンは各色版の基準線としてのセンタートンボに対してそれぞれ、
ブラック版=165°(75°と同角)
シアン版=15°
マゼンタ版=45°
イエロー版=75°
の角度で発生させることができる。ブラック版が165°であり、75°とは90°違いであるが、網点スクリーン角度としては75°と同角度となる。この方法で網点スクリーンを発生させてフィルム出力すると図1のイエロー版の網点スクリーン角度が75°の印刷原版フィルムが出来上がる。
【0031】
この方法で印刷原版を作成し、特開平11−245378号の印刷装置で印刷テストしたところ、印刷見当精度、網点スクリーンの刷り合わせ品質とも良好な結果が得られた。
【0032】
図9(A)は本発明の他の実施形態に係る印刷原版のレイアウト台紙の基準線からの各色版の回転角を示す図、図9(B)は図9(A)の台紙全体に網点スクリーンを発生させた状態を示す図である。
【0033】
この他の実施形態に係る印刷原版フィルムの作製方法、即ち、例えば図1のイエロー版の網点スクリーン角度が90°の印刷原版フィルムの作製方法は、先ず、図6の4つのデータをレイアウトする工程まで上述した実施形態と同様に行う。
【0034】
次に、図9(A)に示すように、レイアウトされた4つのデータの一番右側のデータ、即ち色版を入れ替えしていないデータ一つだけに対して、イエロー版の網点スクリーン角度をマゼンタ版の網点スクリーン角度(45°)に入れ替える。
【0035】
次に、図9(B)に示すように、この4色版データのイエロー版データを網点スクリーン角度30°でフィルム出力すると、各色版の網点スクリーン角度は、各色版のトンボ基準線に対して、
ブラック版=165°(75°と同角)
シアン版=15°
マゼンタ版=45°
イエロー版=90°
となり、図1のイエロー版の網点スクリーン角度が90°の印刷原版フィルムが出来上がる。
【0036】
この方法で印刷原版を作成し、特開平11−245378号の印刷装置で印刷テストしたところ、印刷見当精度、網点スクリーンの刷り合わせ品質とも良好な結果が得られた。
【0037】
上述した従来の方法では、各色版をそれぞれの網角度を維持した状態で、一枚のフィルム上に同時に出力することは困難と思われていた。
本発明では、ベースデータになる版は網角度30度(Y版=グラビア用)を使用する。ベースデータ上に各版(BK・C・M版)を30度ずつ振って(回転して)レイアウトすると、各色版毎に必要な角度(BK=75°、C=15°、M=45°)がそれぞれ得られる。ただし、角度が振れる範囲は90度の範囲内であり、4色(C・M・Y・BK)にそれぞれ30°を割り当てることは不可能である。
【0038】
そこで、比較的に干渉縞(モアレ)が目立たない透明色(薄い色)であるY版をBK版の角度と同一角度とした。
コンピュータ上で各色版データをレイアウトするので、従来の手作業で行う方法より印刷時における見当精度が格段に向上した。
【0039】
上記印刷原版の作製方法の他の作製方法として、図12に示した印刷原版の作製方法を説明する。
図12(A)は、図2の4色データ3と同一の4色データ3を示しており、この4色データの情報をラスターイメージ(ビットマップ)に展開するためのハードウエアまたはソフトウエアであるRIP(RASTER IMAGE PROCESSOR)のラスターイメージ処理で、各色版に対応する角度で網点スクリーンを発生させ、4色に分版され、モノクロ2階調化されたTIFFファイル形式またはDCS2(DESKTOP COLOR SEPARATIONS )ファイル形式のデータを作成する。DCS2データは、プレビュー・シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック、5つのファイルができており、図12(B)はこのシアン・マゼンタ・イエロー・ブラック、ファイルを示している。
【0040】
通常、DCS2データは5つのファイルをひとまとめで扱い、そのままの状態でプリンタ、フィルム、印刷刷版プレートなどに出力されるファイルデータであるが、グラフィックレイアウトのアプリケーションソフトで、プレビューファイル以外のシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4つのファイルはひとつずつ開くことができる。
【0041】
図12(C)は、位置決め基準を備える台紙データに、図12(B)のシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4つのファイルデータをそれぞれの位置角度に配置させたデータを示している。このデータをフィルム出力すると図1のイエロー版の網点スクリーン角度が90°の印刷原版フィルムが出来上がる。
【0042】
図12(A)の4色ポストスクリプトデータから、図12(B)のDCS2ラスターイメージデータを作成する際、網点スクリーンを発生させ、モノクロ2階調化するときの解像度、及び図12(C)の配置データをフィルム出力時の解像はフィルム出力時の干渉縞(モアレ)を防ぐため、4000dpiの解像度が良い。
【0043】
上記方法で印刷原版フィルムを作製すると、各色版のセンタートンボに対する網点スクリーン角度は
ブラック版=75°
シアン版=15°
マゼンタ版=45°
イエロー版=90°
となるが、DCS2ラスターイメージデータを作成する際、例えば図13のように各色版のセンタートンボに対する網点スクリーン角度を
ブラック版=82°
シアン版=22°
マゼンタ版=52°
イエロー版=97°
となる網点スクリーンを発生させDCS2ラスターイメージデータを作成すれば、図1の印刷原版の各色版のうち、イエロー版を除く色版のセンタートンボに対する網点スクリーン角度が互いに30°ずれて配置され、イエロー用センタートンボに対する網点スクリーン角度がイエローを除く各色版のセンタートンボに対する網点スクリーン角度に対して15°の整数倍ずれているという範囲内で可能な網点スクリーン角度を持った印刷原版を作製することができる。
【0044】
この印刷原版の作製に、RIPは「TRUE FLOW」(大日本スクリーン製造株式会社)を使用、グラフィックレイアウトのアプリケーションソフトは「Adobe Illustrator 9.0MAC版」(登録商標、アドビシステムズ株式会社製)を使用した。
【0045】
本発明によれば、従来の方法では必要だった刷版時での台紙フィルムへの貼り込み(見当合わせ)が必要なくなった。
また、本発明によれば、刷り出し時の見当調整のやり直し(刷版)回数が大幅に減少し、刷り出し時間が大幅に短縮された。
また、本発明によれば、刷版(PS版)の損品率が大幅に減少し、資材の節約になった。
【0046】
また、本発明によれば、CD(製品)の損品が大幅に削減された。
また、本発明によれば、原版であるフィルムが一枚物であるため、従来に比べ保存管理時のゴミ等の侵入が防げ、保存性がよくなった。
また、本発明によれば、最終出力データのデータベース化(DB保存管理)が可能になった。
また、本発明によれば、最終出力データのデジタル配信が可能になった。
【0047】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施形態ではオフセット印刷機の1ステップの回転角が30°の場合について説明したが、30°以外の場合にも本発明を適用できる。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、印刷時の見当精度が容易且つ極めて高い印刷原版の作製方法を提供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る印刷原版を示す図である。
【図2】本発明の参考例に係る印刷原版の作製方法の回転データを作成するまでを示す図である。
【図3】本発明の参考例に係る印刷原版の作製方法のフィルム露光を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る印刷原版の作製方法で用いる台紙データを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る印刷原版の作製方法で用いる4色データを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る印刷原版の作製方法で用いる4色データを台紙データに配置した状態を示す図である。
【図7】図6の台紙データに配置された4色データのうち、フィルム出力したイエロー版データを示す図である。
【図8】(A)は印刷原版のレイアウト台紙の基準線からの各色版の回転角を示す図、(B)は(A)の台紙全体に網点スクリーンを発生させた状態を示す図である。
【図9】(A)は本発明の他の実施形態に係る印刷原版のレイアウト台紙の基準線からの各色版の回転角を示す図、(B)は(A)の台紙全体に網点スクリーンを発生させた状態を示す図である。
【図10】オフセット印刷機の要部を示す図である。
【図11】(A)は従来の印刷原版を示す図、(B)は従来の印刷原版を印刷刷版に貼り付ける方法を示す図である。
【図12】(A)は4色データ、(B)は(A)の4色データをRIPのラスターイメージ処理で網点スクリーンを発生させ、モノクロ2階調化され分版されたDCSファイル形式のデータ、(C)は(B)のDCSファイル形式のデータを台紙データに配置した状態を示す図である。
【図13】(A)は4色データ、(B)は(A)の4色データをRIPのラスターイメージ処理で図12(B)とは異なった角度で網点スクリーンを発生させ、モノクロ2階調化され分版されたDCSファイル形式のデータ、(C)は(B)のDCSファイル形式のデータを台紙データに配置した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 フィルム原版
2a 位置決め基準
2b 位置決め基準
3 4色データ
3a センタートンボが45°傾いた4色データ
3b センタートンボが15°傾いた4色データ
3c センタートンボが−15°傾いた4色データ
3d センタートンボが−45°傾いた4色データ
BS ブラック用センタートンボ
CS シアン用センタートンボ
MS マゼンタ用センタートンボ
YS イエロー用センタートンボ

Claims (2)

  1. 位置決め基準を備える台紙データを作成し、
    印刷する4色データを複製して各々が同一の第1乃至第4色版データを有する第1乃至第4色版用データを作成し、
    該作成された第2色版用データの第2色版データを第1色版データに、第3色版用データの第3色版データを第1色版データに、第4色版用データの第4色版データを第1色版データにそれぞれ入れ替え、
    前記第1色版用データの第1色版データと、前記第1色版データに入れ替えた前記第2乃至第4色版用データの第2乃至第4色版データからなる4つの色版データを前記台紙データの各色版の位置角度に回転して配置し、
    該回転して配置した4つの色版データのうち、前記第1色版データと第2乃至第4色版データの何れか1つの色版データとに対する角度が同一となるように、単一の角度をもった網点スクリーンを発生し、
    該発生した網点スクリーンと前記台紙データ上に配置された4つの色版データとをフィルム出力することによって印刷原版を作製する
    ことを特徴とする印刷原版の作製方法。
  2. 位置決め基準を備える台紙データを作成し、
    印刷する4色データを複製して各々が同一の第1乃至第4色版データを有する第1乃至第4色版用データを作成し、
    該作成された第2色版用データの第2色版データを第1色版データに、第3色版用データの第3色版データを第1色版データに、第4色版用データの第4色版データを第1色版データにそれぞれ入れ替え、
    前記第1色版用データの第1色版データと、前記第1色版データに入れ替えた前記第2乃至第4色版用データの第2乃至第4色版データからなる4つの色版データを前記台紙データの各色版の位置角度に回転して配置し、
    前記第1色版データと前記第2乃至第4色版データとに対して互いに異なる角度をもった別々の網点スクリーンを発生し、
    該別々に発生した網点スクリーンと前記台紙データ上に配置された4つの色版データとをフィルム出力することによって印刷原版を作製する
    ことを特徴とする印刷原版の作製方法。
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