JP3733741B2 - 車軸保持部品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車軸を支持すると共にサスペンション部材が取付けられる車軸保持部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のリアサスペンション装置の斜視図、図7はその要部断面図である。図6及び図7において、サスペンションメンバ1の中央にはデイファレンシャル装置2が固定され、このデイファレンシャル装置2はエンジンから伝達された回転を左右の車軸3に出力する。又、上記サスペンションメンバ1の車幅方向の両端には各種のサスペンションリンク4が取付けられており、この各サスメンションリンク4の他端側はサスペンションレインフォース部5にそれぞれ取付けられている。
【0003】
この各サスメンションレインフォース部5は、図7に詳しく示すように、円筒状を有しその内周側が車軸孔5aとして構成され、この車軸孔5aに上記車軸3が配置されている。又、サスメンションレインフォース部5の外周面5bは上記サスペンションリンク4などのサスペンション部材の取付面として構成されている。具体的には外周面5bの上面側にブラケット6が溶接で固定され、このブラケット6を介してサスペンションリンク4等が取付けられている。尚、外周面5bにはサスペンション部材が直接溶接で取付けられる場合もある。
【0004】
上記各サスペンションレインフォース部5の車幅方向の外側にはアクスルハウジング部8がそれぞれ配置され、このアクスルハウジング部8とサスペンションレインフォース部5とは溶接で固定されている。アクスルハウジング部8はサスペンションレインフォース部5と同じく円筒状を有し、その内周側が車軸孔8aとして構成されている。この車軸孔8aにはホイール側の車軸9が配置され、このホイール側の車軸9と上記レインフォース側の車軸3はボールジョイント部(ユニバーサルジョイント部)10を介して連結されている。ボールジョイント部10はホイール側の車軸9とレインフォース側の車軸3との軸センター間の揺動を許容した状態でも回転を伝達する。
【0005】
ホイール側の車軸9はホイールハブ11のボス部11aに嵌合され、このボス部11aの外周面と上記アクスルハウジング部8の内周面との間にはボールベアリング12が介在されている。これによってアクスルハウジング部8はベアリングであるボールベアリング12を介して車軸9及びホイールハブ11を回転自在に支持している。
【0006】
また、アクスルハウジング部8にはアンチロックブレーキシステム・センサ13(以下「ABSセンサ」という。)が取付けられており、その取付は次のようになされている。図7及び図8に詳しく示すように、上記サスペンションレインフォース部5の一端部には切欠部5cが形成され、又、アクスルハウジング部8の対応する端部には一部又は全体的に他の部分よりも突出した延出部8bが設けられている。そして、アクスルハウジング部8とサスペンションレインフォース部5との端部同士を嵌合した際に延出部8bと切欠部5cとによってできる凹部を取付面14とし、この取付面14に台座15が例えば溶接によって固定されている。この台座15にはネジ22を用いてセンサ保持部23が取付けられており、センサ保持部23に保持されたABSセンサ13が取付面14のセンサ挿入孔26に先端を挿入した状態で固定されている。ABSセンサ13は、センサ検出用ロータ部24からの光の反射の有無によって車軸9の回転を検出し、この検出結果を用いてブレーキオイルの油圧を可変することによりホイールがロックしないよう制御される。
【0007】
尚、図6において、16はショックアブソーバアッシイ、17は振動吸収用コイルバネであり、図7において、18は緩衝ゴム、19はホイール、20はバックプレート、21はリムである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記サスペンションレインフォース部5は部品として、内周側の車軸孔5aの径の大きさは車軸3を配置し、且つ、この車軸3の揺動を許すだけのスペース的余裕のあることが要求され、又、外周面5bはサスペンション部材を取付ける円周面であることが要求される。また、上記アクスルハウジング部8は部品として、内周側の車軸孔8aの径の大きさはボールベアリング12の外径であることが要求され、又、外周側の径はボールベアリング12を押さえるだけの強度が得られる肉厚とする大きさであることが要求される。従って、従来では上記サスペンションレインフォース部5と上記アクスルハウジング部8とは大きさ、形状が異なることから当然の如くに別部品とし、且つ、双方の互いの結合端部を嵌合可能な寸法として構成し、装置の組付け段階で双方を嵌合し溶接していたため、溶接が必要であり面倒であった。そして、溶接を実施する場合にはトーチの挿入可能なように部品の形状を配慮しなければならないため、これによって部品形状の自由度が狭くなっていた。
【0009】
また、上記サスペンションレインフォース部5はサスペンションジオメトリーから車軸3に対して中心位置を合わせることが必要であり、上記アクスルハウジング部8はボールベアリング12(ホイール側の車軸9)に対して中心位置を合わせることが必要であり、2部品についてそれぞれ中心位置合わせをしなければならず煩雑であった。
【0010】
さらに、ABSセンサ13の取付部位はアクスルハウジング部8に延出部8bを設け、又、サスペンションレインフォース部5に切欠部5cを設けて構成したが、サスペンションレインフォース部5の外周面5bは取付面としての円周面を確保する必要から上記取付部位の延出部8bの部分は溶接を施すことができず、強度が弱いという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との接続箇所に溶接を施す必要がなく、溶接及び双方の接続を行うことによる種々の問題を解消した車軸保持部品の提供を課題とする。また、本発明はサスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との接続箇所に溶接を施す必要がなく、溶接及び双方の接続を行うことによる種々の問題を解消すると共に、部品の取付部位の部分も強度的に問題がない車軸保持部品の提供を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、車軸孔を有し、この車軸孔に車軸が配置されると共に、外面側にサスペンション部材が取付けられるサスペンションレインフォース部と、車軸孔を有し、この車軸孔に配置された上記車軸をベアリングを介して回転自在に支持するアクスルハウジング部とを備えた車軸保持部品において、一本の素材管を液圧バルジ加工によって、外径が異なる上記サスペンションレインフォース部と上記アクスルハウジング部とを一体に構成し、かつ、これらのサスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との接続部の外面側の一部を、小径部側から大径部側へ凹ませて、部品を取り付けるための部品取付用凹部を形成したことを特徴とする。
【0013】
従って、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部とは一体の部材であるため、双方の部品を溶接によって連結する必要がなく、中心合わせは1回で済む。又、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との一体部材に部品取付用凹部を設けたため、取付部位の部分も強度が高いものとなる。さらに、液圧バルジ加工によれば、内径や外径が部分によって異なる筒状部材を容易に成形でき、又、液圧バルジ加工によれば、成形品の外面側の凹凸形状を比較的自由に成形でき、又、肉厚のコントロールも可能である。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1記載の車軸保持部品であって、上記サスペンションレインフォース部の上記車軸孔の下面側は、上記アクスルハウジング部への接続端部側からこれの反対側の端部に向かうに従って徐々に下方に下がるテーパ面として構成されたことを特徴とする。
【0015】
従って、請求項1の発明の作用に加え、サスペンションレインフォース部の車軸孔内の異物はテーパ面を転がって解放端部側に運ばれる。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1記載の車軸保持部品であって、上記部品取付用凹部は、アンチロックブレーキシステム・センサを取付けるためのセンサ取付用凹部であることを特徴とする。
【0019】
従って、請求項1の発明の作用に加え、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との一体部材にセンサ取付用凹部を設けたため、センサ取付部位の部分も強度が高いものとなる。
【0022】
請求項4の発明は、請求項2記載の車軸保持部品であって、上記サスペンションレインフォース部の上記車軸孔の下面側における上記テーパ面は、上記サスペンションレインフォース部と上記アクスルハウジング部とを、一本の素材管を液圧バルジ加工によって一体に成形する際に上記サスペンションレインフォース部の下面側全体をフレア状に成形することにより構成したことを特徴とする。
【0023】
従って、請求項2の発明の作用に加え、液圧バルジ加工によれば、内径や外径が部分によって異なる筒状部材を容易に成形でき、且つ、成形品の外面側の凹凸形状を比較的自由に成形できる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1の発明では、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部とは一体の部材であり、双方の部品を溶接によって連結する必要がなくなるので、部品形状について溶接作業を配慮する必要がなく部品形状に自由度が出るため、ブラケット、ボス類の削減に供し、又、装置全体として溶接部位が少なくなるため、品質が安定し、さらに、構成部品の削減や上記したブラケット、ボス類の削減によりコスト安になり、またさらに、部材としての中心合わせは1回で済むため、組み付け作業が容易になる。また、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との一体部材に部品取付用凹部を設けたため、取付部位の部分も強度が高く強度的に問題がなくなる。また、液圧バルジ加工によれば、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との一体部材は内径や外径が部分によって異なるが、かかる筒状部材を容易に成形でき、そのうえ、その部材の一部凹凸形状を比較的自由に成形できるため、このことによってもブラケット、ボス類の削減に供し、又、肉厚のコントロールも可能であるため、無駄肉の減少による軽量化が可能であるとともに、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部とが一体で、且つ、外面側にセンサ取付用凹部を有する一体部材を容易に成形できる。
【0029】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、サスペンションレインフォース部の車軸孔内の異物はテーパ面を転がって解放端部側に運ばれるため、異物は自然に排出される。
【0031】
請求項3の発明では、請求項1の発明の効果に加え、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との一体部材にセンサ取付用凹部を設けたため、センサ取付部位の部分も強度が高く強度的に問題がなくなる。
【0033】
請求項4の発明では、請求項2の発明の効果に加え、液圧バルジ加工によれば、内径や外径が部分によって異なる筒状部材を容易に成形でき、且つ、成形品の外面側の凹凸形状を比較的自由に成形できるため、サスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部とが一体で、且つ、サスペンションレインフォース部の下面側がフレア状である一体部材を容易に成形できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0037】
図1は本発明の一実施形態に係る車軸保持部品を適用した車軸支持構造の断面図、図2はその車軸保持部品の一部斜視図、図3はセンサ取付箇所付近の平面図、図4(a)はセンサ取付状態における図3のA−A線断面図、図4(b)はセンサ取付状態における図3のB−B線断面図である。図1〜図4において、この実施形態にあって上記従来例と対応する構成部分には同一符号を付して説明し、また重複した説明を省略する。
【0038】
即ち、この実施形態では、サスペンションレインフォース部5とアクスルハウジング部8とは一体部材である車軸保持部品30として構成されており、サスペンションレインフォース部5とアクスルハウジング部8との接続箇所は一方が他方の外径及び内径にそれぞれ徐々に近づくテーパ部31に形成されている。又、上記サスペンションレインフォース部5の車軸孔5aの下面側は、上記アクスルハウジング部8への接続端部側からこれの反対側の解放端部に向かうに従って徐々に下方に下がる傾斜角Aのテーパ面32として構成されている。この実施形態では、サスペンションレインフォース部5の下面側全体をフレア状に成形することによりテーパ面32が構成されている。
【0039】
更に、図3及び図4に示すように、サスペンションレインフォース部5とアクスルハウジング部8との接続箇所の外周面には、部品取付用凹部としてのセンサ取付用凹部33が設けられている。センサ取付用凹部33には台座34が例えば溶接で固定されており、台座34にはネジ22を用いてセンサ保持部23が取付けられている。このセンサ保持部23に保持されたABSセンサ35(アンチロックブレーキシステム・センサ)は、センサ取付用凹部33のセンサ挿入孔37に先端を挿入した状態で固定されている。ABSセンサ35は従来例と同様の制御に利用されるが、他の制御に利用しても良いことはもちろんである。尚、図2、図3及び図4において、36はブレーキブラケットであり、ブレーキブラケット36は台座34にボルト25で固定されている。
【0040】
一方、上記車軸保持部品30は、例えば液圧バルジ加工によって成形される。液圧バルジ加工は、素材管の中に超高圧の油を送り込んで、素材管の一部を金型の成形面の形状に膨らませて冷間成形するものであり、一般には次のようにして成形する。図5(a)に示すように、膨出用凹部40aが設けられた下金型40とこれの上位置に配置され上下方向に移動自在の上金型41とを有すると共に、これらの間の両側に配置されたピストン42を有する左右一対のプレス部(図示せず)を備えている。そして、下金型の成形面上の中央に素材菅43を配置する。次に、図5(b)に示すように、上金型41を下方に移動して素材管43に当接させ、この状態で型締プレス(図示せず)を中央方向に移動し、金型40、41を締結する。次に、図5(c)に示すように、一対のピストン42の中央部に設けられた注入孔(特に符号を付さず)より超高圧油を素材管43の中に注入すると共に両側のピストン42で素材管43を軸方向に加圧圧縮する。すると、図5(d)に示すように、素材管43の膨出用凹部40aに対応する部分が膨出(BULGE)し、さらに加圧圧縮されると、図5(e)に示すように、膨出する部分43aが押し出しピン44に当接し、これで加圧圧縮を停止する。最後に、図5(f)に示すように、上金型41を上方に、且つ、左右のピストン42を互いに離す方向にそれぞれ移動し、押し出しピン44を上方に変位させれば完了する。 上記した液圧バルジ加工によれば、サスペンションレインフォース部5とアクスルハウジング部8との一体部材は内径や外径が部分によって異なるが、かかる筒状部材を容易に成形できる。そのうえ、液圧バルジ加工は成形品の外面側の凹凸形状を比較的自由に成形できるため、外面形状を工夫することでブラケット、ボス類の削減が可能である。又、液圧バルジ加工は肉厚のコントロールも可能であるため、サスペンションレインフォース部5は所望寸法の肉薄に、アクスルハウジング部8は所望寸法の肉厚にそれぞれ成形可能であるため、無駄肉の減少による軽量化が容易に可能である。
【0041】
液圧バルジ加工によれば、成形品の外面側の凹凸形状を比較的自由に成形できるため、車軸保持部品30の成形の際にサスペンションレインフォース部5の下面側を同時にフレア状とすることも容易に同時にでき、又、成形品の外面側の凹凸形状を比較的自由に成形できることから、センサ取付用凹部33も容易に同時に成形できる。従来においてはサスペンションレインフォース部5の下面側をテーパ状にする場合にはプレス加工等の追加工の必要があり、又、アクスルハウジング部8に延出部8bを設け、サスペンションレインフォース部5に切欠部5cを設けてセンサ取付用凹部33を構成したが、本発明ではこのような工程及び複雑な構成が必要ない。
【0042】
上記構成において、サスペンションレインフォース部5とアクスルハウジング部8とは車軸保持部品30として一体部材であるため、部品組付け時に双方の部品を溶接によって連結する必要がなく、部品形状について溶接作業を配慮する必要がない。従って、部品形状の設計がある程度自由にできるため、ブラケット、ボス類の削減が可能になる。又、装置全体として溶接部位が少なくなるため、品質が安定し、さらに、構成部品の削減や上記したブラケット・ボス類の削減によりコスト安になる。さらに、部品組付け時に車軸保持部材30としての中心合わせは1回で済むため、組み付け作業が容易になる。
【0043】
また、サスペンションレインフォース部5の車軸孔5a内に何等かの理由により異物が入り込んでも異物はテーパ面32を転がって解放端部側に運ばれるため、異物は自然に排出される。
【0044】
また、サスペンションレインフォース部5とアクスルハウジング部8との一体部材にセンサ取付用凹部33を設けたため、従来のように周囲に溶接箇所が有るにもかかわらず溶接できないという事態も発生せず、センサ取付部位の部分の強度が高く強度的に問題がない。
【0045】
尚、上記実施形態によれば、部品取付用凹部はセンサ取付用凹部33であるが、センサ以外の部品のものでも良い。
【0046】
尚、上記実施形態によれば、サスペンションレインフォース部5のテーパ面32は、サスペンションレインフォース部5の下面側全体をフレア状に成形することにより構成したが、車軸孔5aの下面側のみをテーパ状とし、外周側を水平に構成しても良い。このように構成すれば、部品取付面としての利用に際して便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る車軸保持部品を適用した車軸支持構造の断面図である。
【図2】 上記の車軸保持部品の一部斜視図である。
【図3】 センサ取付箇所付近の平面図である。
【図4】 (a)はセンサ取付状態における図3のA−A線断面図、図4(b)はセンサ取付状態における図3のB−B線断面図である。
【図5】 (a)〜(f)はそれぞれ液圧バルジ加工の成形工程を示す断面図である。
【図6】 従来のリアサスペンション装置の斜視図である。
【図7】 上記の要部断面図である。
【図8】 上記のセンサ取付箇所付近の平面図である。
【符号の説明】
3、9 車軸
4 サスペンションリンク(サスペンション部材)
5 サスペンションレインフォース部
5a、8a 車軸孔
8 アクスルハウジング部
12 ボールベアリング(ベアリング)
30 車軸保持部品
32 テーパ面
33 センサ取付用凹部(部品取付用凹部)
35 ABSセンサ
Claims (4)
- 車軸孔を有し、この車軸孔に車軸が配置されると共に、外面側にサスペンション部材が取付けられるサスペンションレインフォース部と、車軸孔を有し、この車軸孔に配置された上記車軸をベアリングを介して回転自在に支持するアクスルハウジング部とを備えた車軸保持部品において、
一本の素材管を液圧バルジ加工によって、外径が異なる上記サスペンションレインフォース部と上記アクスルハウジング部とを一体に構成し、かつ、これらのサスペンションレインフォース部とアクスルハウジング部との接続部の外面側の一部を、小径部側から大径部側へ凹ませて、部品を取り付けるための部品取付用凹部を形成したことを特徴とする車軸保持部品。 - 請求項1記載の車軸保持部品であって、
上記サスペンションレインフォース部の上記車軸孔の下面側は、上記アクスルハウジング部への接続端部側からこれの反対側の端部に向かうに従って徐々に下方に下がるテーパ面として構成されたことを特徴とする車軸保持部品。 - 請求項1記載の車軸保持部品であって、
上記部品取付用凹部は、アンチロックブレーキシステム・センサを取付けるためのセンサ取付用凹部であることを特徴とする車軸保持部品。 - 請求項2記載の車軸保持部品であって、
上記サスペンションレインフォース部の上記車軸孔の下面側における上記テーパ面は、上記サスペンションレインフォース部と上記アクスルハウジング部とを、一本の素材管を液圧バルジ加工によって一体に成形する際に上記サスペンションレインフォース部の下面側全体をフレア状に成形することにより構成したことを特徴とする車軸保持部品。
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