JP3733414B2 - 汚染空気浄化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や工場などから排出される排気ガスで汚染された空気を浄化する方法に関し、特に、微生物が繁殖可能な土壌層中を通過させることで汚染空気を浄化する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車や工場等から排出される排気ガスで汚染された空気を浄化する装置として、本出願人は地球環境保護の観点から土壌を用いた種々の形式のものを提案している。
このような土壌を用いた空気浄化装置では、微生物が繁殖可能で空気の流通を可能とした土壌層と、前記土壌層に汚染空気を通過させる空気流動手段とを備える。
そして、空気流動手段により汚染空気を土壌層中に通過させて、有害物質を土壌粒子に付着させ、微生物により有害物質を吸収させること等で汚染空気を浄化するようにしている。
【0003】
一方、土壌粒子が有害物質を付着する機能や、微生物が有害物質を吸収する機能を活発化させるためには、すなわち、土壌層の空気浄化作用を活発化させるには、土壌層を構成する土壌の含水率を所定値以上に維持することが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、土壌層の乾燥度を監視し、必要に応じて水分を補給することが必要となり、特に自動的にこのような水分補給を行うことが、省力化の点で望ましい。土壌層の乾燥度の監視は、土壌層に含まれる水分の量を測定することにより行え、具体的にはpF計を用いればよい。
【0005】
しかし、土壌層に含まれる水分の量は、土壌層の全体で調べる必要があるので、pF計を用いる場合には土壌層の各所にpF計を配置することになり、多数のpF計が必要となる。その結果、装置は大掛りとなり、コストも増大する。さらに、pF計には壊れ易いという欠点があり、また、測定のためには原理的にpF計内に水を保持している必要があり、従って蒸発により失われる水を定期的に補給するというメンテナンスが必要である。
【0006】
そこで本発明の目的は、微生物を繁殖させた土壌を用いて汚染空気浄化するに当たり、pF計を用いることなく土壌層の乾燥度を監視し、土壌層が常に適量の水分を含むように自動的に調整して、微生物および土壌が有する空気浄化作用を効率良く発揮させることができる汚染空気浄化方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、微生物が繁殖可能で空気の流通を可能とした土壌層に汚染空気を通過させることで前記汚染空気を浄化する汚染空気浄化方法において、インバータによりブロアをインバータ制御して前記土壌層に前記汚染空気を圧送し、前記インバータが前記ブロアに供給する電流の周波数を測定し、測定した前記周波数にもとづいて前記土壌層に水分を補給することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、微生物が繁殖可能で空気の流通を可能とした土壌層に汚染空気を通過させることで前記汚染空気を浄化する汚染空気浄化方法において、インバータによりブロアをインバータ制御して前記土壌層を通じて前記汚染空気を吸引し、前記インバータが前記ブロアに供給する電流の周波数を測定し、測定した前記周波数にもとづいて前記土壌層に水分を補給することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記土壌層の表面に散水して前記土壌層に水分を補給することを特徴とする。
また、本発明は、前記土壌層内に埋設した管を通じて水を前記土壌層に供給し、前記土壌層に水分を補給することを特徴とする。
また、本発明は、前記土壌層に圧送する前記汚染空気に水を霧状にして混合し、前記土壌層に水分を補給することを特徴とする。
【0014】
土壌層に汚染空気を圧送するか、または土壌層を通じて圧力を吸引する場合、そのためのブロアにインバータより供給する電流の周波数は土壌層の乾燥度の指標となる。
すなわち、いずれの場合にも土壌層に含まれる水分の量が少ないほど、ブロアに対する負荷が軽くなり、上記周波数は低くなる。
従って、インバータ出力電流の周波数にもとづいて土壌層に水分を補給することにより、土壌層に含まれる水分の量を常に適切な値に保つことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の汚染空気浄化方法を実施するための空気浄化装置を示す概略説明図である。
この空気浄化装置2は、容器4、土壌層6、ブロア8、圧力計10、給水装置12、制御装置14などにより構成され、例えば交通量の多い道路に近接した箇所に設置されている。
容器4の形状はほぼ直方体である。容器4内の下部寄りの箇所には金網等のようなメッシュ状の部材により形成された土壌層の床16が配設され、その上に土壌層6が設けられている。
土壌層6は微生物が繁殖できるような土であり、実施例では、黒ボク、腐葉土、パーライトを3:1:1の容積比で混合し、空気が流動できるように空隙率を高めて構成され、土壌層6の厚さは本実施例では40cmとなっている。土壌層6の上部には植栽18が植えられており、一方、容器4の底と床16との間は下部空間部20が形成されている。
【0016】
ブロア8は容器4に近接して配置され、その吐出口22は、容器側面の下部空間部20の箇所に形成された開口24に管体26を通じて連結されている。ブロア8の吸込口28には管体30の端部が連結され、管体30の他端より汚染空気が吸い込まれる。
【0017】
容器4の底部には、下部空間部20に連通する管体32がその端部において取着され、管体32の他端には圧力計10が連結されている。
【0018】
容器4の上方には給水装置12を構成する複数のシャワーノズル34が噴出口を下に向けて配設され、これらのシャワーノズル34は、途中に電磁弁36が取り付けられた給水管38を通じて不図示の給水設備に連結されている。
一方、土壌層6中には給水装置12を構成する、多数の孔が形成された給水管40が容器4の全長に亘って延設されており、その端部は、途中に電磁弁42が取り付けられ、容器4の側壁を貫通する管体50を介して上記給水管38の上記不図示の給水設備側に連結されている。
【0019】
制御装置14は、所定のプログラムによって動作するパーソナルコンピュータによって構成され、圧力計10の出力信号にもとづいて電磁弁36、42を制御し、またブロア8を制御する。
【0020】
次に、このように構成された空気浄化装置2の動作について説明する。
操作者が制御装置14を操作してブロア8の起動を指示すると、制御装置14はブロア8に所定の信号を送出し、ブロア8の電源をオンさせる。これによりブロア8は送風を開始し、汚染空気を管体30より吸込み、管体26を通じて容器4の下部空間部20内に送り込む。下部空間部20内に送り込まれた汚染空気は、空隙率の高い土壌層6内を通過して、土壌層6上面より容器外に出る。
【0021】
そして、汚染空気が土壌層6を通過する際、土壌のフィルタとしての物理的な作用により粉塵の捕捉や、メタンなどの炭化水素ガスなどの不純成分の吸着が行われる。また、土壌層6中の微生物により不純成分など、汚染物質の分解が行われる。
土壌層6の表面や、あるいは土壌層6の内部で空気が流動する部分には、好気性微生物が繁殖し、土壌層内部で空気が流動しない部分には、嫌気性微生物が繁殖する。従って、これらの微生物の菌体内で消費されたり、呼吸で使われるなどすることで、例えば、一酸化炭素は主に二酸化炭素に変化し、メタンガスは主に二酸化炭素と水に分解される。その結果、汚染物質が除去された清浄な空気が、土壌層6の表面より大気に戻される。
【0022】
このような空気浄化作用が効果的に発揮されるためには、土壌層6に含まれる水分の量が適切でなければならないが、本実施例では、土壌層6の水分量は次のようにして制御される。
すなわち、管体32を通じて容器4の下部空間部20に連結された圧力計10は、常時、下部空間部20内の静圧を測定し、測定結果を表す電気信号を制御装置14に出力している。
この下部空間部20内の静圧は、土壌層6に含まれる水分の量によって変化する。
例えば、土壌層6に含まれる水分量が少ない場合には空気は土壌層6を通過し易く、従って下部空間部20内の圧力は低い値となる。逆に、土壌層6に含まれる水分量が多い場合には空気は土壌層6を通過し難く、従って下部空間部20内の圧力は高い値となる。
【0023】
制御装置14は圧力計10からの上記電気信号により下部空間部20の静圧を取得し、本実施例では一例として、静圧が35mmAq以下となった場合に、電磁弁36、42に電気信号を送り、各弁を開放させる。その結果、シャワーノズル34および給水管40より水が噴出し、土壌層6にはその表面および層内の両方から水が供給され、水分が補給される。
【0024】
土壌層6により窒素酸化物を除去する場合、土壌層6の水分量はpFが約1.5のとき最適となることが知られている。また、上述したように、本実施例の土壌層6は、黒ボク、腐葉土、パーライトを3:1:1の比率で混合したものであり、土壌層6の厚さは40cmとなっている。このような土壌層6の場合、pFが1.5となるのは、下部空間部20の静圧が35mmAqのときであることが、実験的に確かめることができた。そこで、この実施例では、上述のように静圧が35mmAq以下となった場合に、電磁弁36、42を開放し水を供給する構成とした。
【0025】
このように水を土壌層6に供給する結果、土壌層6に含まれる水分量が増加し、下部空間部20の静圧も上昇するが、この静圧の変化は図2のグラフに示すようなものとなる。図中、横軸は時間(分)を表し、縦軸は静圧(mmAq)を表している。折れ線Aが静圧の変化を表し、実際の測定結果をプロットしたものである。横軸の0分において電磁弁36、42を開放して水を供給すると、静圧は直ちに上昇し、その後、60mmAq程度の一定値となる。そして、15分を越えたあたりから除々に下降し、30分以降は変化が緩やかとなる。
【0026】
本実施例では、制御装置14は、電磁弁36、42を開放して給水を開始し、30分が経過したとき、再度、圧力計10からの電気信号より下部空間部20の静圧を取得し、その値が35mmAqを越えていれば、土壌層6に含まれる水分量は十分であるとして、電磁弁36、42を制御して各弁を閉塞させ、シャワーノズル34および給水管40からの給水を停止させる。
【0027】
以降、制御装置14は圧力計10からの電気信号をモニタし、静圧が35mmAq以下となった場合に、上述の場合と同様にして、電磁弁36、42を開放させ、土壌層6に対する水分の補給を行う。これにより、土壌層6の水分量は、空気浄化作用が効果的に発揮される値に自動的に維持される。
【0028】
そして、この実施例では土壌層の乾燥度、従って土壌層に含まれる水分の量を空気室の圧力により監視し、pF計は使用していないので、土壌層6の各所にpF計を配置することなく土壌層6全体の水分量をモニタすることが可能となっている。
そのため、装置が必要以上に大型化することもなく、また低コスト化にも有利である。そして、pF計が壊れ易く、さらにメンテナンスが必要であるという問題も回避できる。
【0029】
なお、この実施例では、ブロア8により汚染空気を下部空間部20内に圧送するとしたが、ブロア8を逆向きに取り付けて、下部空間部20より空気を吸引し、土壌層6の表面より汚染空気を吸込む構成とすることも可能である。ただし、この場合には、土壌層が多くの水分を含んでいるほど空気は通過し難くなり下部空間部20の圧力は低下し、逆に乾燥しているほど下部空間部20の圧力は高くなる。従って、この構成では下部空間部20の圧力が一定値を越えたとき電磁弁36、42を制御して土壌層に水を供給することになる。
【0030】
次に第2の実施例について説明する。
図3は本発明の空気浄化方法を実施するための第2の空気浄化装置44を示す概略説明図である。
この空気浄化装置44の構成は図1に示した空気浄化装置2と似通っているが、圧力計10は無く、インバータ46によりブロア8をインバータ制御し、ブロア8にはインバータ46を通じて電流が供給され、制御装置14はその電流の周波数にもとづいて電磁弁36、42を制御する構成となっている。
【0031】
上述のように、土壌層6に含まれる水分量によって空気の通過し易さが変化するが、このことはブロア8に対する負荷の重さが土壌層6に含まれる水分量により変化することを意味している。
従って、土壌層6の水分量に応じてインバータ46よりブロア8に供給される電流の周波数が変化することになり、実際に、土壌層6の水分量とインバータ46の出力電流の周波数とは、図4に示すように、ほぼ比例関係となることが確かめられた。図中、横軸はインバータ46の出力電流の周波数を表し、縦軸が土壌層6の水分量、すなわちpFを表している。
【0032】
また、土壌層6は、黒ボク、腐葉土、パーライトを3:1:1の比率で混合したものであり、土壌層6の厚さは40cmの場合、pFが1.5となるのは、インバータ46の出力電流の周波数が55Hzのときであることも実験的に確かめることができた。
【0033】
第2の実施例の空気浄化装置44ではこのような事実を利用しており、制御装置14は、インバータ46の出力電流の周波数をモニタし、周波数が55Hz以下のとき、電磁弁36、42を開放し土壌層6に水を供給する。
このように土壌層6に水を供給する結果、土壌層6に含まれる水分量が増加し、インバータ46の出力電流の周波数も上昇するが、この周波数の変化は図5のグラフに示すようなものとなる。図中、横軸は時間(分)を表し、縦軸は周波数(Hz)を表している。折れ線Bが周波数の変化を表し、実際の測定結果をプロットしたものである。横軸の0分において電磁弁36、42を開放して水を供給すると、周波数は直ちに上昇し、その後、100Hz程度の一定値となる。そして、15分を越えたあたりから除々に下降し、30分以降は変化が緩やかとなる。
【0034】
本実施例では、制御装置14は、電磁弁36、42を開放して給水を開始し、30分が経過したとき、上記周波数が55Hzを越えていれば、土壌層6に含まれる水分量は十分であるとして、電磁弁36、42を制御して各弁を閉塞させ、シャワーノズル34および給水管38からの給水を停止させる。
【0035】
以降、制御装置14はインバータ46の出力電流をモニタし、その周波数が55Hz以下となった場合に、上述の場合と同様にして、電磁弁36、42を開放させ、土壌層6に対する水分の補給を行う。これにより、土壌層6の水分量は、空気浄化作用が効果的に発揮される値に自動的に維持される。
【0036】
そして、この実施例では土壌層の乾燥度、従って土壌層に含まれる水分の量をインバータ46の出力電流の周波数により監視し、pF計は使用していないので、土壌層6の各所にpF計を配置することなく土壌層6全体の水分量をモニタすることが可能となっている。
そのため、装置が必要以上に大型化することもなく、また低コスト化にも有利である。そして、pF計が壊れ易く、さらにメンテナンスが必要であるという問題も回避できる。
【0037】
なお、この第2の実施例の場合にも、上記第1の実施例の場合と同様、ブロア8を逆向きに取り付けて、下部空間部20より空気を吸引し、土壌層6の表面より汚染空気を吸込む構成とすることも可能である。この場合にも、土壌層が乾燥しているほどインバータの出力電流の周波数は低くなるので、この周波数が一定値以下となったとき、給水を行うことになる。
【0038】
第1および第2の実施例では、それぞれ静圧が35mmAq以下のときおよび周波数が55Hz以下のとき給水を開始するとしたが、pFの値と静圧および周波数との関係は、土壌種、層厚、混合資材の種類などによって変化するので、静圧および周波数の上記スレッシュホールドの値は、個別の装置ごとにpFの値と静圧および周波数との関係を把握して、適切に設定すべきものである。
【0039】
なお、上記実施例では、土壌層6の上方に設けたシャワーノズル34と、土壌層6内に埋設した給水管40との両方により土壌層6に対する水分の補給を行ったが、必ずしも両者を同時に用いる必要はなく、いずれか一方のみを設ける構成とすることも可能である。
また、土壌層6の上方より散水する際、シャワーノズル34の代りに、給水管38と同種の形態のものを用いることも無論可能である。
【0040】
さらに、土壌層に水分を補給する方法として、図1に想像線で示したように、管体26の途中に噴霧ノズル48を設け、このノズルより水を霧状にして管体26中に噴霧し、汚染空気と共に土壌層内に侵入させ、水分を補給することも可能である。
【0041】
また、上記実施例では、シャワーノズル34および給水管40への水の供給を電磁弁36、42の制御により行ったが、電磁弁の代りにポンプを設け、ポンプを制御することによってシャワーノズル34および給水管40の水の供給を制御することも無論可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の汚染空気浄化方法では、インバータによりブロアをインバータ制御して土壌層に汚染空気を圧送するか、または土壌層を通じて汚染空気を吸引し、インバータがブロアに供給する電流の周波数にもとづいて土壌層に水分を補給する。
【0043】
従って、本発明により、土壌層が常に適量の水分を含むように自動的に調整して、微生物および土壌が有する空気浄化作用を効率良く発揮させることが可能となる。
そして、本発明では、水分量の監視にpF計を用いる必要がないので、土壌層の各所にpF計を配置することなく土壌層全体の水分量をモニタすることが可能であり、従って、装置が必要以上に大型化することもなく、さらに低コスト化にも有利である。
また、pF計が壊れ易く、かつメンテナンスが必要であるという問題を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚染空気浄化方法を実施するための空気浄化装置の一例を示す概略説明図である。
【図2】図1の空気浄化装置の動作を説明するためのグラフである。
【図3】本発明の汚染空気浄化方法を実施するための空気浄化装置の他の例を示す概略説明図である。
【図4】図3の空気浄化装置を構成するインバータの出力電流の周波数と土壌層の水分量との関係を示すグラフである。
【図5】図3の空気浄化装置の動作を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
2、44 空気浄化装置
4 容器
6 土壌層
8 ブロア
10 圧力計
12 給水装置
14 制御装置
20 空気室
26、30、32、50 管体
34 シャワーノズル
36、42 電磁弁
38、40 給水管
46 インバータ
48 噴霧ノズル

Claims (5)

  1. 微生物が繁殖可能で空気の流通を可能とした土壌層に汚染空気を通過させることで前記汚染空気を浄化する汚染空気浄化方法において、
    インバータによりブロアをインバータ制御して前記土壌層に前記汚染空気を圧送し、
    前記インバータが前記ブロアに供給する電流の周波数を測定し、
    測定した前記周波数にもとづいて前記土壌層に水分を補給する、
    ことを特徴とする汚染空気浄化方法。
  2. 微生物が繁殖可能で空気の流通を可能とした土壌層に汚染空気を通過させることで前記汚染空気を浄化する汚染空気浄化方法において、
    インバータによりブロアをインバータ制御して前記土壌層を通じて前記汚染空気を吸引し、
    前記インバータが前記ブロアに供給する電流の周波数を測定し、
    測定した前記周波数にもとづいて前記土壌層に水分を補給する、
    ことを特徴とする汚染空気浄化方法。
  3. 前記土壌層の表面に散水して前記土壌層に水分を補給する請求項1又は2記載の汚染空気浄化方法。
  4. 前記土壌層内に埋設した管を通じて水を前記土壌層に供給し、前記土壌層に水分を補給する請求項1又は2記載の汚染空気浄化方法。
  5. 前記土壌層に圧送する前記汚染空気に水を霧状にして混合し、前記土壌層に水分を補給する請求項1記載の汚染空気浄化方法。
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