JP3733236B2 - 太陽電池モジュール、それを用いた太陽電池アレイ及び太陽光発電装置、並びに太陽電池モジュールの製造方法及び取り付け方法 - Google Patents

太陽電池モジュール、それを用いた太陽電池アレイ及び太陽光発電装置、並びに太陽電池モジュールの製造方法及び取り付け方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は太陽電池モジュール、その製造方法、およびそれを用いた太陽光発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラスモジュールなどのように周囲にアルミフレームなどの補強材を有する太陽電池モジュールを構造物あるいは専用架台に固定する場合には、ボルトなどの取り付け部材を用いて固定する。また、裏面補強材として可撓性の金属鋼板を使用した太陽電池モジュールなどの場合には、特開平7−211932号公報に記載のように釘・ボルト・ステープルなどを用いて固定するか、あるいは、特開平8−177187号公報に記載のように吊り子などの固定部材を用いる方法がある。
【0003】
また、裏面補強材として可撓性の金属鋼板を使用した太陽電池モジュールを接地する場合には特開平9−19978号公報に記載のように太陽電池モジュールの支持部材と金属鋼板を接触させる方法や太陽電池モジュールに開けられた貫通穴を使用して、ボルト・ナットなどによりアース線の電気的接続を行う方法などが取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の特開平7−211932号公報に記載のような取り付け方法において、特に取り付け部がむき出しの場合には、ラミネーション材料と補強材の界面あるいはボルトと補強材の界面に水分、塩分などが侵入した結果、ラミネーション材料と補強材との間が剥離する、あるいは錆が生じるなどの問題があった。
【0005】
また、上記のように太陽電池モジュールの接地を行う場合も同様に水分・塩分などが侵入し、導通不良を生じるなどの問題があった。
【0006】
本発明は、上記のような問題を解決し、信頼性の高い取り付けあるいはアース接続を行うことができる太陽電池モジュールあるいは、それを複数枚接続した太陽電池アレイ、太陽光発電装置さらにはその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記のような問題を解決する手段は、補強材上に、太陽電池素子及びラミネーション材料を積層して成る太陽電池モジュールにおいて、積層方向から見て前記太陽電池素子と重畳しない部分の前記補強材にラミネーション材料により充填された穴部を有することを特徴とする太陽電池モジュールである。
【0008】
本発明の太陽電池モジュールにおいては、前記穴部に充填されたラミネーション材料中に、穴部より小さい貫通穴を有することが好ましい。
【0009】
また、前記ラミネーション材料が、前記補強材と太陽電池素子との間に設けられた裏面樹脂と、前記太陽電池素子上に設けられた透明樹脂とからなることが好ましい。
【0019】
更に、本発明は前記太陽電池モジュールを複数枚接続することにより構成されることを特徴とする太陽電池アレイである。
【0020】
更に、本発明は前記太陽電池アレイが太陽電池アレイの出力を制御するインバータあるいは接続箱に接続されていることを特徴とする太陽光発電装置である。
【0021】
本発明太陽光発電装置においては、太陽電池アレイがインバータを介して、系統に連系されていることが好ましい。
【0022】
更に、本発明は上記太陽電池モジュールを製造する方法において、太陽電池素子及びラミネーション材料を積層する前に前記補強材に穴部を開けておき、ラミネーション工程により前記ラミネーション材料を穴部に充填することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法である。
【0023】
また、本発明は上記太陽電池モジュールを製造する方法において、太陽電池素子及びラミネーション材料を積層する前に前記補強材に穴部を開けておき、ラミネーション工程により前記ラミネーション材料を穴部に充填した後、前記穴部に充填されたラミネーション材料中に穴部より小さい貫通穴を貫通することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法である。
【0024】
更に、本発明は前記太陽電池モジュールの取り付け方法において、前記穴部に取り付け部材を貫挿することあるいは前記貫通穴に取り付け部材を挿入することにより支持部材に取り付けることを特徴とする太陽電池モジュールの取り付け方法である。
【0025】
本発明の取り付け方法においては、前記取り付け部材と太陽電池モジュールの間にスペーサーを介することが好ましく、前記スペーサーの大きさが前記穴部より大きいことが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の太陽電池モジュールの一例を示す概略断面図である。
【0028】
図1(a)に示すように、太陽電池モジュール101は、裏面の補強材102上に絶縁フィルム103、裏面樹脂104、太陽電池素子105、繊維状無機化合物111、透明樹脂106、透明フィルム107などを有する構成のものである。
【0029】
そして、太陽電池モジュール101の縁であって、太陽電池素子105と重畳しない部分には、裏面樹脂104、透明樹脂106などのラミネーション材料109により充填された、裏面補強材102上に開けられた穴部108を有するものである。
【0030】
また、図1(b)に示すように、穴部108中のラミネーション材料109に穴開けポンチなどを用いて、穴部108より小さい貫通穴112を開けておくこくことが好ましい。
【0031】
また、太陽電池素子105と穴部108の距離が短い場合には、絶縁性能を向上するために、絶縁フィルム103、繊維状無機化合物111には貫通穴112と重畳する部分にあらかじめ穴開けを行っておくか、あるいは絶縁フィルム103、繊維状無機化合物111が貫通穴112に重畳しないように他のラミネーション材料より小さいサイズにカットしておくなどして、貫通穴112と絶縁フィルム103・繊維状無機化合物111が重畳しないことが好ましい。
【0032】
また、太陽電池モジュール101は、あらかじめ所定の位置に穴部108を開けている裏面補強材102上に、絶縁フィルム103、裏面樹脂104、太陽電池素子105、繊維状無機化合物111、透明樹脂106、透明フィルム107を順次積層し、加圧脱泡しながら裏面樹脂104、透明樹脂106を溶融することにより、太陽電池素子105を裏面補強材102と透明フィルム107でサンドイッチすることにより製造することができる。
【0033】
図2は本発明の太陽電池モジュールの取り付け状態の一例を示す図である。
【0034】
さらに、太陽電池モジュール201を任意の形状に折り曲げ加工し、取り付け部材202などにより構造物上に取り付ける。
【0035】
そこで取り付け部材202と太陽電池モジュール201の間にはスペーサー204を有することが好ましく、スペーサー204の大きさは穴部203より大きいことが好ましい。
【0036】
また、別の穴部206を接地部205として、接地部材207を用いて電気的に接続することができる。
【0037】
次に本発明で使用する太陽電池モジュール、補強材102、及び透明樹脂106・透明フィルム107・絶縁フィルム103・裏面樹脂104・繊維状無機化合物111などのラミネーション材料、取り付け部材202、スペーサー204、接地部材207について詳しく説明する。
【0038】
(太陽電池モジュール)
本発明で用いる太陽電池モジュールに特に限定はないが、太陽電池素子105としては、単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池などのシリコン半導体、III−V族化合物太陽電池、II−VI族化合物太陽電池、I−III−VI族化合物太陽電池などの化合物半導体が使用できる。
【0039】
本発明に使用される太陽電池モジュールは、好ましくは、アモルファスシリコン太陽電池を使用した太陽電池モジュールであり、太陽電池モジュールの透明フィルム107に耐候性フィルムを用い、かつ、裏面の補強材102に金属屋根に使用されるような金属鋼板を用いたものである。例えば、折版形状、瓦棒形状、横葺き形状に成形加工することができる。
【0040】
そして、成型加工された太陽電池モジュールは、屋根などの構造物上または架台の上に、後に説明する取り付け部材202を用いて取り付けることができる。
【0041】
アモルファスシリコン太陽電池は、フィルム基板や導電性基板上に薄膜で形成することができるため、太陽電池自体を軽量にすることが可能である。特に、導電性基板を基板に用いたアモルファスシリコン太陽電池は、構造的な強度が強く、しかも、可曲性を有するため、形状自由度が高く、いろいろな屋根形状や壁形状に対応することができる。
【0042】
また、ガラスを表面に使用した太陽電池モジュールでは、補強材としてアルミフレームを用い、モジュール自体を屋根などの構造物の上に設置する際に、太陽電池モジュールと構造物の間に、架台などの支持部材を用いる。
【0043】
(補強材102)
本発明の太陽電池モジュールの補強材に特に限定はないが、機械的強度を増し、温度変化による歪、ソリを防止するために強化ガラスやフレーム、裏面補強材などが用いられる。
【0044】
材質としては、フレームや裏面補強材共に例えばアルミニウム、ステンレス等の他に亜鉛メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板などのメッキ鋼板、チタン、ステンレス鋼板、カーボンファイバー、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)、セラミックあるいはポリカーボネート等を使用できるがこれらに限られたものではない。
【0045】
また、裏面補強材としてはガラス、テドラ/Al/テドラも使用することができる。
【0046】
上記のものは必要に応じて、その表面が陽極酸化処理あるいはポリエステル樹脂、アクリル樹脂等で樹脂コーティングしてあることが好ましい。
【0047】
金属屋根材(金属製板)一体型太陽電池モジュールでは、ラミネーション材料109といっしょにこの金属製板、すなわち補強板102を折り曲げ加工することにより太陽電池モジュールを一般の金属屋根材と同様に扱うことができる。
【0048】
(透明樹脂106)
透明樹脂は、太陽電池素子105の凹凸を被覆し、素子を温度変化、湿度、衝撃などの過酷な外部環境から守りかつ透明フィルムと素子との接着を確保するために必要である。
【0049】
従って、耐候性、接着性、充填性、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性が要求される。これらの要求を満たす樹脂としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、ブチラール樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。なかでも、EVAは太陽電池用途としてバランスのとれた物性を有しており、好んで用いられる。
【0050】
また、EVAはそのままでは熱変形温度が低いために容易に高温使用下で変形やクリープを呈するので、架橋して耐熱性を高めておくことが望ましい。
【0051】
EVAの場合は有機過酸化物で架橋するのが一般的である。有機過酸化物による架橋は有機過酸化物から発生する遊離ラジカルが樹脂中の水素やハロゲン原子を引き抜いてC−C結合を形成することによって行われる。
【0052】
有機過酸化物の活性化方法には、熱分解、レドックス分解およびイオン分解が知られている。一般には熱分解法が好んで行われている。なお、有機過酸化物の添加量は透明樹脂100重量部に対して0.5乃至5重量部である。有機過酸化物を透明樹脂に併用し、加圧加熱しながら架橋および熱圧着を行うことが可能である。
【0053】
加熱温度ならびに時間は各々の有機過酸化物の熱分解温度特性で決定することができる。一般には熱分解が90%より好ましくは95%以上進行する温度と時間をもって加熱加圧を終了する。これによる充填材のゲル分率が70%以上が好ましい。ここで、ゲル分率とは以下の式で求められる。
ゲル分率=(未溶解分の重量/試料の元の重量)×100(%)
すなわち、透明樹脂をキシレン等の溶媒で抽出した場合、架橋してゲル化した部分は溶出せず架橋していないゾル部分のみ溶出する。ゲル分率100%とは、完全に架橋が完了したことを示す。抽出後残った試料を取り出したキシレンを蒸発させることにより未溶解のゲル分のみを得ることができる。ゲル分率が70%未満である場合、耐熱性や耐クリープ性に劣るため、夏などの高温下での使用の際に問題が生じる。
【0054】
架橋反応を効率良く行うためには、架橋助剤と呼ばれるトリアリルイソシアヌレート(TAIC)を用いることが望ましい。一般には充填材樹脂100重量部に対して1乃至5重量部の添加量である。その際の、EVA中の酢酸ビニル含有量が20%乃至30%であることが望ましい。酢酸ビニルの含有量が20%以下であり架橋度が同じEVAである場合、その架橋密度は高くなる為、非常に固い充填材となリフレキシブルな加工性に劣る。また30%以上であると、柔らかくなりすぎて、凹部でのしわなどが起こりやすくなる。
【0055】
本発明に用いられる透明樹脂は耐候性において優れたものであるが、更なる耐候性の改良のため紫外線吸収剤を併用することもできる。紫外線吸収剤としては、公知の化合物が用いられるが、太陽電池モジュールの使用環境を考慮して低揮発性の紫外線吸収剤を用いることが好ましい。
【0056】
紫外線吸収剤の他に光安定化剤も同時に添加すれば、光に対してより安定な充填材となる。耐候性を付与する方法としてはヒンダードアミン系光安定化剤を使用できることが知られている。ヒンダードアミン系光安定化剤は紫外線吸収剤のようには紫外線を吸収しないが、紫外線吸収剤を併用することによって著しい相乗効果を示す。添加量は透明樹脂100重量部に対して0.1〜0.3重量部程度が一般的である。もちろんヒンダードアミン系以外にも光安定化剤として機能するものはあるが、着色している場合が多く太陽電池モジュールの透明樹脂には望ましくない。
【0057】
さらに、より厳しい環境下で太陽電池モジュールの使用が想定される場合には透明樹脂と太陽電池素子105あるいは透明フィルム107との密着力を向上することが好ましい。シランカップリング剤や有機チタネート化合物を透明樹脂に添加することで前記密着力を改善することが可能である。添加量は、透明樹脂100重量部に対して0.1乃至3重量部が好ましく、0.25乃至1重量部がより好ましい。
【0058】
さらに、含浸している表面側の繊維状無機化合物111と透明樹脂の密着力を向上させるためにもシランカップリング剤や有機チタネート化合物を透明樹脂中に添加することは効果がある。
【0059】
一方、太陽電池素子105に到達する光量の減少をなるべく抑えるために、表面側のラミネーション材料は透明でなくてはならず、具体的には光透過率が400nm以上800nm以下の可視光波長領域において80%以上であることが望ましく、90%以上であることがより望ましい。また、大気からの光の入射を容易にするために、摂氏25度における屈折率が1.1から2.0であることが好ましく、1.1から1.6であることがより好ましい。
【0060】
(透明フイルム107)
透明フイルムは太陽電池モジュールの最表層に位置するため耐候性、耐汚染性、機械強度をはじめとして、太陽電池モジュールの屋外暴露における長期信頼性を確保するための性能が必要である。
【0061】
本発明に用いられる透明フィルムとしてはフッ素樹脂、アクリル樹脂などがある。なかでもフッ素樹脂は耐候性、耐汚染性に優れているため好んで用いられる。具体的にはポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリフッ化ビニル樹脂あるは四フッ化エチレン−エチレン共重合体などがある。耐候性の観点ではポリフッ化ビニリデン樹脂が優れているが、耐候性および機械的強度の両立と透明性では四フッ化エチレン−エチレン共重合体が優れている。
【0062】
前記透明樹脂106との接着性の改良のために、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、UV照射、電子線照射、火炎処理等の表面処理を表面フィルムに行うことが望ましい。具体的には、太陽電池素子105側の、ぬれ指数が34dyne乃至45dyneであることが好ましい。ぬれ指数が34dyne以下であると、透明フイルムと透明樹脂106との接着力が十分ではないため、透明樹脂106と透明フィルムの剥離がおこる。また、透明フィルムとして、四フッ化エチレン−エチレン共重合体樹脂フィルムを用いる場合、ぬれ指数45dyne以上にすることは難しい。
【0063】
さらに、透明フィルムは、延伸処理されたフィルムはクラックを生じる。太陽電池モジュールの端部を折り曲げ加工する際には、折り曲げ部分でフィルムが切れるため、その部分での被覆材の剥離および水分の侵入を促し信頼性の低下をきたす。このことより、延伸処理されていないフィルムのほうが望ましい。具体的には、ASTMD−882試験法における、引っ張り破断伸びが縦方向、横方向ともに200%乃至800%であることが好ましい。
【0064】
(絶縁フィルム103)
絶縁フィルムは、太陽電池素子105の導電性金属基板と外部との電気的絶縁を保つために必要である。
【0065】
材料としては、導電性金属基板と充分な電気絶縁性を確保でき、しかも長期耐久性に優れ熱膨張、熱収縮に耐えられる、柔軟性を兼ね備えた材料が好ましい。好適に用いられるフィルムとしては、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートが挙げられる。
【0066】
(裏面樹脂104)
裏面樹脂は太陽電池素子105と裏面の絶縁フィルム103との接着を図るためのものである。
【0067】
材料としては、太陽電池素子105の導電性基板と充分な接着性を確保でき、しかも長期耐久性に優れ熱膨張、熱収縮に耐えられる、柔軟性を兼ね備えた材料が好ましい。好適に用いられる材料としては、EVA、エチレン−アクリル酸メチル共重合(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、ポリエチレン、ポリビニルブチラール等のホットメルト材、両面テープ、柔軟性を有するエポキシ接着剤が挙げられる。また、補強材102および絶縁フィルム103との接着力を向上するためにこれらの裏面樹脂表面に粘着付与樹脂を塗布してもよい。
【0068】
裏面樹脂が、表面の接着性樹脂として使用されている透明樹脂106と同じ材料であることも多い。さらには、工程の簡略化の為、絶縁フィルム103の両側に、上記の裏面樹脂層をあらかじめ一体積層した材料を用いてもよい。
【0069】
また、熱変形温度が低いために容易に高温使用下で変形やクリープを呈するので、透明樹脂106と同様に有機過酸化物等で架橋して耐熱性を高めておくことが望ましい。
【0070】
(繊維状無機化合物111)
表面の透明樹脂106中に含浸されている繊維状無機化合物について以下に述べる。まず、透明樹脂106中に繊維状無機化合物を含浸させる理由としては、以下のようなことがあげられる。
【0071】
太陽電池モジュール、特に住宅の屋根、壁に設置されるモジュールには難燃性が求められている。ところが、高分子樹脂の量が多いと非常に燃えやすい表面側のラミネーション材料109となり、またその量が少ないと外部からの衝撃から内部の太陽電池素子105を保護することができなくなる。そこで、少ない樹脂で太陽電池素子105を外部環境から十分に保護するために、表面側のラミネーション材料109として繊維状無機化合物を含浸した透明樹脂106を使用する。
【0072】
繊維状無機化合物としては、具体的にはガラス繊維不織布、ガラス繊維織布、ガラスフィラー等があげられる。特に、ガラス繊維不織布を用いることが好ましい。ガラス繊維織布は、コストが高く、含浸もされにくい。ガラスフィラーを用いることは、耐スクラッチ性があまり向上しない為、より少量の透明樹脂で太陽電池素子を被覆することが難しい。また、長期使用に関して、十分な密着力を確保するために透明樹脂に使用したものと同様に、シランカップリング剤や有機チタネート化合物で繊維状無機化合物を処理しておくことが望ましい。
【0073】
(取り付け部材202)
本発明の太陽電池モジュールを構造材、架台などに取り付けるための部材に特に限定はなく、ねじ・ボルト・ナット・釘・ステープル・タッピンねじ・ちょうボルト・ちょうナットなどが使用できる。
【0074】
特に、ボルト・ナット・釘・タッピンねじ・ちょうボルト・ちょうナットなどを使用する場合はその頭部の大きさが穴部108の大きさより大きく、補強材102を押圧することができることが好ましい。
【0075】
その材質としては、鋼、黄銅、ステンレス、アルミニウム、銅、チタン、ポリカーボネート、硬質塩化ビニル、ダクタイル鋳鉄、ダイキャスト、亜鉛合金、モネル、ハステロイ、カーペンター、などから選択することができる。
【0076】
また、防錆性、耐候性などを考えるとこれらの部材には適当な表面処理が行なわれていることが好ましい。表面処理の種類としては、銅、ニッケル、クロム、黒色クロム、黒色ニッケル、錫合金、銅合金、金、金合金、銀、ユニクロ、クロメート、亜鉛、カドミウム、無電解ニッケル、工業用硬質クロム、錫などのメッキから選択することができる。
【0077】
(スペーサー204)
本発明の太陽電池モジュールを上記取り付け部材202を使用して取り付けを行う場合にはスペーサーを使用することがより好ましい。
【0078】
スペーサーを使用することにより、ラミネーション材料109の傷つき、破れなどを防止することができるとともに、取り付け部のゆるみを防止することができる。
【0079】
本発明で使用できるスペーサーとしては特に限定はないが、平座金・歯付き座金・ばね座金などのねじ部材、ゴムなどの弾性部材あるいは木材などを使用することができ、また、太陽電池モジュールの支持部材をスペーサーとして利用することができる。
【0080】
またスペーサーの大きさが穴部108より大きく、補強材102を押圧することができることが好ましい。
【0081】
(接地部材207)
本発明の太陽電池モジュールの穴部を使用して、接地を行うための部材に特に限定はないが、ねじ・ボルト・ナット・タッピンねじ・ちょうボルト・ちょうナットなどが使用できる。
【0082】
それらにより、アース線、導通性の支持部材などを太陽電池モジュールの補強材102と電気的接続を行う。
【0083】
特に、補強材102が導通性であり、そのアースととる場合には、接地部材と補強材の間に歯付き座金などを介して電気的に接続することが好ましい。
【0084】
さらには歯付き座金と補強材102接触面の合成電気化学電位が0.6V以下であることが好ましい。
【0085】
その材質としては、鋼、黄銅、ステンレス、アルミニウム、銅、チタン、ポリカーボネート、硬質塩化ビニル、ダクタイル鋳鉄、ダイキャスト、亜鉛合金、モネル、ハステロイ、カーベンター、などから選択することができる。
【0086】
また、防錆性、耐候性などを考えるとこれらの部材には適当な表面処理が行なわれていることが好ましい。表面処理の種類としては、銅、ニッケル、クロム、黒色クロム、黒色ニッケル、錫合金、銅合金、金、金合金、銀、ユニクロ、クロメート、亜鉛、カドミウム、無電解ニッケル、工業用硬質クロム、錫などのメッキから選択することができる。
【0087】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳述するが本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0088】
(実施例1)
図3に示すように、裏面補強材304、裏面樹脂305、絶縁フィルム309、裏面樹脂305、太陽電池素子306、透明樹脂307、繊維状無機化合物308、透明樹脂307、透明フィルム302の順に積層し、真空ラミネーターを用いて、150℃で裏面樹脂305および透明樹脂307を溶融させることにより、太陽電池素子306を裏面補強材304及び透明フィルム311で樹脂封止した太陽電池モジュール301を作成した。
【0089】
ここで、裏面補強材304はポリエステル樹脂コートされた鋼板(0.4mm厚)、裏面樹脂305、透明樹脂307はEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマー耐候性グレード)、透明フィルム302はETFE(エチレンテトラフルオロエチレン)、太陽電池素子306はアモルファスシリコン太陽電池を使用した。
【0090】
また、裏面補強材304には、あらかじめタレットパンチによりφ5.5の穴部303が開けられ、バリとりを行った。穴開けは電工ドリル・穴開けポンチなどを用いて行っても良いが、いずれの場合も穴部303のバリとりを行うことが好ましい。
【0091】
このように作成した太陽電池モジュールでは、溶融した透明樹脂307および裏面樹脂305が穴部303に流れ込み、流れ込んだ樹脂は穴部303の端面に接着し、水分、塩分の裏面補強材304への接触、あるいは裏面補強材304と裏面樹脂305の界面への侵入を防ぐことができる。
【0092】
そして、上記太陽電池モジュール301を瓦棒屋根状に折り曲げ加工を行い、支持部材312上に取り付けた。この時取り付け部材310としてはM4のクロムめっきを施されたタッピンねじを用いた。
【0093】
(実施例2)
図4に示すように、表面に補強材402としてのガラス、裏面に透明フィルム403としてのアルミニウム箔をサンドイッチした耐湿性フッ素樹脂(「テドラー(デュポン社製)/アルミ箔/テドラー」)を用い、透明樹脂及び裏面樹脂404としてのEVAにより単結晶太陽電池素子を封止した太陽電池モジュール401を作成した。
【0094】
ここで、補強材402と透明フィルム403の所定の場所にあらかじめφ5.5の穴部407、408を開けておく。
【0095】
そして、固定部材405としてM4のクロムめっきを施されたタッピンねじを用いて支持部材406に取り付けた。
【0096】
(実施例3)
図5に示すように、スペーサー504として、穴部502より大きい木材を介在させて、穴部502に固定部材503としての釘を打ちこんだ以外は実施例1と同様にして、太陽電池モジュール501を支持部材505に固定した。
【0097】
(実施例4)
実施例1と同様にして作成した太陽電池モジュールを用いて、図6に示すように支持部材上に固定した。
【0098】
即ち、太陽電池モジュール601の穴部602中に、より小さいφ4の貫通穴603を開け、その後瓦棒屋根状に折り曲げ加工を行うことにより太陽電池モジュール601とし、スペーサー604,605としてばね座金(604)・平座金(605)を介在させて、貫通穴603に固定部材606としての六角ボルトを挿入することにより、太陽電池モジュール601を支持部材607に固定した。
【0099】
(実施例5)
図7に示すように、スペーサーとしての機能を有する支持部材704を介して、貫通穴703に固定部材705としての六角ボルトを貫挿し、固定部材706としての六角ナットにより締め付けた以外は実施例3と同様にして太陽電池モジュール701を支持部材704に固定した。
【0100】
(実施例6)
図8に示すように、貫通穴部803に裏面補強材807側より、スペーサー804としての歯付き座金を通した固定部材806としての十字穴付きなべこねじを挿入した以外は実施例3と同様にして、導電性の支持部材808に固定し、裏面補強材807と支持部材808のアース導通を取った。
【0101】
(比較例1)
裏面補強材にあらかじめ穴を開けずに作成した太陽電池モジュールを使用した以外は実施例1と同様にして太陽電池モジュールを支持部材に固定した。
【0102】
(比較例2)
裏面補強材にあらかじめ穴を開けずに作成した太陽電池モジュールを使用した以外は実施例3と同様にして太陽電池モジュールを支持部材に固定した。
【0103】
(比較例3)
裏面補強材にあらかじめ穴を開けずに作成した太陽電池モジュールに電工ドリルによりφ4の穴開けを行った以外は実施例4と同様にして太陽電池モジュールを支持部材に固定した。
【0104】
(比較例4)
裏面補強材にあらかじめ穴を開けずに作成した太陽電池モジュールに電工ドリルによりφ4の穴開けを行った以外は実施例5と同様にして太陽電池モジュールを支持部材に固定した。
【0105】
(比較例5)
裏面補強材にあらかじめ穴を開けずに作成した太陽電池モジュールにφ4の穴開けを行った以外は実施例6と同様にして太陽電池モジュールを支持部材に固定し、裏面補強材と支持部のアース導通を取った。
【0106】
(評価)
実施例1〜5および比較例1〜4の太陽電池モジュールを以下の項目について取り付け部の評価を行った。
【0107】
(1)初期外観
(2)JASOM609塩水噴霧試験45サイクル
(3)塩水噴霧試験後外観
また、実施例6および比較例5の太陽電池モジュールを以下の項目についてアース端子部の評価を行った。
【0108】
(1)初期外観
(2)初期アース導通試験
(3)JASOM609塩水噴霧試験45サイクル
(4)塩水噴霧試験後外観
(5)塩水噴霧試験後アース導通試験
塩水噴霧試験は塩水噴霧(35℃98%RH)2時間→乾燥(60℃30%RH)4時間→湿潤(50℃95%RH)2時間のサイクルで行った。また、アース導通試験は裏面補強材の塗装を一部削り、その部分と導電性支持部材の間に11Aを流し、温度が安定した時点で2点間の電圧降下の測定を行い、抵抗値を算出した。塩水噴霧試験後の試験は取出し後2時間以上おいてから測定を行った。
【0109】
(結果および考察)
それぞれの試験結果を表に示す。
【0110】
【表1】
Figure 0003733236
【0111】
【表2】
Figure 0003733236
【0112】
表1のように、比較例1〜4の太陽電池モジュールは外観が著しく変化している。穴開け時に発生するラミネーション材料と裏面補強材界面の剥離・ラミネーション材料の破れなどにより、穴部周辺のラミネーション材料と裏面補強材の界面から塩分が侵入し、その間にたまっている。さらに、その塩分により裏面補強材の腐食が生じ、赤錆が発生している。
【0113】
一方、各実施例においては、ラミネーション材料が穴部端面を接着被覆しているため、裏面補強材とラミネーション材料界面への水分、塩分の侵入を防ぐことができたため、外観の変化はほとんど観られなかった。
【0114】
また、表2によれば、比較例5の太陽電池モジュールでは、やはり穴部端面より塩分が侵入し、外観が著しく変化しており、赤錆の発生により裏面補強材とねじの導通性が劣っている。
【0115】
一方、実施例6による方法では、穴部端面の金属鋼板が露出していないので、塩分の侵入が妨げられ、赤錆の発生も無く、アース導通性の劣化は観られなかった。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の太陽電池モジュールあるいは設置方法により、以下の効果が得られた。
【0117】
(1)補強材とラミネーション材料間への水分・塩分が侵入しないため、外観変化を防止できた。
【0118】
(2)補強材とラミネーション材料間への水分・塩分が侵入しないため、取り付け穴部の錆が発生せず、太陽電池モジュールの取り付け強度の低下を防止することができた。
【0119】
(3)補強材とラミネーション材料間への水分・塩分が侵入しないため、太陽電池モジュールの絶縁性能の低下を防止することができた。
【0120】
(4)補強材と取り付け部材を非接触にすることができ、それぞれの合成電気化学電位が大きい組み合わせでも腐食を防ぐことができ、材料の選択の幅が広がった。
【0121】
(5)補強材とラミネーション材料間への水分・塩分が侵入しないため、取り付け穴部の錆が発生せず、太陽電池モジュールの接地部の導通不良を防止することができ、アース接続の信頼性が向上した。
【0122】
(6)補強材とラミネーション材料間への水分・塩分が侵入しないため、太陽光発電システムの寿命が延び、発電コストをさげることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池モジュールの一例を示す概略断面図である。
【図2】本発明の太陽電池モジュールの取り付け状態の一例を示す図である。
【図3】実施例1の太陽電池モジュールの概略図である。
【図4】実施例2の太陽電池モジュールの概略図である。
【図5】実施例3の太陽電池モジュールの概略図である。
【図6】実施例4の太陽電池モジュールの概略図である。
【図7】実施例5の太陽電池モジュールの概略図である。
【図8】実施例6の太陽電池モジュールの概略図である。
【符号の説明】
101 太陽電池モジュール
102 補強材
103 絶縁フィルム
104 裏面樹脂
105 太陽電池素子
106 透明樹脂
107 透明フィルム
108 穴部
109 ラミネーション材料
111 繊維状無機化合物
112 貫通穴
201 太陽電池モジュール
202 取り付け部材
203 穴部
204 スペーサー
205 接地部
206 穴部
207 接地部材
301 太陽電池モジュール
302 透明フィルム
303 穴
304 裏面補強材
305 裏面樹脂
306 太陽電池素子
307 透明樹脂
308 繊維状無機化合物
309 絶縁フィルム
310 取り付け部材
312 支持部材
401 太陽電池モジュール
402 補強材
403 透明フィルム
404 透明樹脂及び裏面樹脂
405 固定部材
406 支持部材
407 穴部
408 穴部
501 太陽電池モジュール
502 穴部
503 固定部材
504 スペーサー
505 支持部材
601 太陽電池モジュール
602 穴部
603 貫通穴
604 スペーサー
605 スペーサー
606 固定部材
607 支持部材
701 太陽電池モジュール
702 穴部
703 貫通穴
704 支持部材
705 固定部材
706 固定部材
801 太陽電池モジュール
802 穴部
803 貫通穴
804 スペーサー
806 固定部材
807 裏面補強材
808 支持部材

Claims (12)

  1. 補強材上に、太陽電池素子及びラミネーション材料を積層して成る太陽電池モジュールにおいて、積層方向から見て前記太陽電池素子と重畳しない部分の前記補強材にラミネーション材料により充填された穴部を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記穴部に充填されたラミネーション材料中に、穴部より小さい貫通穴を有することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記ラミネーション材料が、前記補強材と太陽電池素子との間に設けられた裏面樹脂と、前記太陽電池素子上に設けられた透明樹脂とからなることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールを複数枚接続することにより構成されることを特徴とする太陽電池アレイ。
  5. 請求項に記載の太陽電池アレイが該太陽電池アレイの出力を制御するインバータあるいは接続箱に接続されていることを特徴とする太陽光発電装置。
  6. 太陽電池アレイが前記インバータを介して、系統に連系されていることを特徴とする請求項に記載の太陽光発電装置。
  7. 請求項1に記載の太陽電池モジュールを製造する方法において、太陽電池素子及びラミネーション材料を積層する前に前記補強材に穴部を開けておき、ラミネーション工程により前記ラミネーション材料を穴部に充填することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 請求項2に記載の太陽電池モジュールを製造する方法において、太陽電池素子及びラミネーション材料を積層する前に前記補強材に穴部を開けておき、ラミネーション工程により前記ラミネーション材料を穴部に充填した後、前記穴部に充填されたラミネーション材料中に穴部より小さい貫通穴を貫通することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  9. 請求項に記載の太陽電池モジュールの取り付け方法において、前記穴部に取り付け部材を貫挿することにより支持部材に取り付けることを特徴とする太陽電池モジュールの取り付け方法。
  10. 請求項に記載の太陽電池モジュールの取り付け方法において、前記貫通穴に取り付け部材を挿入することにより支持部材に取り付けることを特徴とする太陽電池モジュールの取り付け方法。
  11. 前記取り付け部材と太陽電池モジュールの間にスペーサーを介することを特徴とする請求項9または10に記載の太陽電池モジュールの取り付け方法。
  12. 前記スペーサーの大きさが前記穴部より大きいことを特徴とする請求項11に記載の太陽電池モジュールの取り付け方法。
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