JP3732068B2 - 車椅子及びハンドリム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に走行時に前輪に加わる衝撃を緩和できる車椅子と、車椅子用のハンドリムと、に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図21は従来一般の車椅子の側面図である。図21に示すように、従来一般の車椅子は、多数の部材を溶接接合して組み立てられている。具体的には、背凭れフレーム部101が箇所A1にて座フレーム部102に溶接され、車輪フレーム部103が箇所A2にて座フレーム部102に溶接されるとともに箇所A3にて下フレーム部104に溶接され、下フレーム部104が箇所A4にて前フレーム部105に溶接されている。
【0003】
また、部材の材料としては、一般に、ステンレス鋼やアルミニウムが用いられている。また、前フレーム部105は下端部にて下フレーム部104に支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の車椅子には、次のような不具合があった。
▲1▼溶接箇所が多いために経済性が劣っていた。即ち、溶接を行って部材を組み立てるためには、部材の開先加工作業、部材同士の溶接作業、溶接箇所の熱処理作業、及び溶接箇所の強度検査作業などを必要とするため、溶接箇所が多いと、それらの作業が多くなり、生産性が悪くなり、従って、経済性が劣ることとなる。▲2▼溶接箇所が多いために安全性が劣っていた。即ち、溶接箇所が多いと、溶接欠陥や溶接入熱に起因した強度不足による破損の可能性が大きくなり、従って、安全性が劣ることとなる。
▲3▼部材の材料としてステンレス鋼やアルミニウムを用いているので、車椅子としての一定の強度を確保するためには、部材である各種フレーム部に用いるパイプの肉厚を大きくする必要がある。そのため、軽量化を図るのに限界があった。
▲4▼部材の材料としてステンレス鋼やアルミニウムを用いているので、耐食性が劣っていた。
▲5▼前フレーム部105が下端部にて下フレーム部104に支持されているので、走行時に前輪106に前方からの衝撃が加わっても、それを逃がすことができず、車椅子利用者がその衝撃によって疲労しやすかった。また、これを防止するために、緩衝部品を設けると、経済性が更に劣ることとなった。
▲6▼車椅子全体が角張った構成を有しているので、デザイン性が劣っていた。
【0005】
本発明は、緩衝部品を設けることなく前輪に加わる衝撃を緩和することができ、更には、経済性、安全性、デザイン性、耐食性などを向上できる、車椅子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、各々左右一対の、上下方向に延びて背凭れを支持する背フレーム部と、背フレーム部の下端部から前方に延びて座席を支持する座フレーム部と、座フレーム部の前端部から下方に延びて下端部にて前輪を支持する前フレーム部と、座フレーム部の下方に位置して大車輪を支持する車輪フレーム部とを、基本骨格として備え、前フレーム部が、座フレーム部の前端部のみにて片持ち支持されており、背フレーム部の下端部が、座フレーム部の後端部に、前後方向にスライド可能に連結されていることを特徴とする車椅子である。
請求項2記載の発明は、各々左右一対の、上下方向に延びて背凭れを支持する背フレーム部と、背フレーム部の下端部から前方に延びて座席を支持する座フレーム部と、座フレーム部の前端部から下方に延びて下端部にて前輪を支持する前フレーム部と、座フレーム部の下方に位置して大車輪を支持する車輪フレーム部とを、基本骨格として備え、前フレーム部が、座フレーム部の前端部のみにて片持ち支持されており、背フレーム部と車輪フレーム部とが1本のパイプを湾曲させて一体に構成されており、車輪フレーム部は、背フレーム部の下端を下方に延長し湾曲して略U字状となっており、座フレーム部と前フレーム部とが1本のパイプを湾曲させて一体に構成されており、座フレーム部の後端が背フレーム部の下端部に溶接され、車輪フレーム部の前端が座フレーム部の前端部に下方から溶接されていることを特徴とする車椅子である。
請求項3記載の発明は、各々左右一対の、上下方向に延びて背凭れを支持する背フレーム部と、背フレーム部の下端部から前方に延びて座席を支持する座フレーム部と、座フレーム部の前端部から下方に延びて下端部にて前輪を支持する前フレーム部と、座フレーム部の下方に位置して大車輪を支持する車輪フレーム部とを、基本骨格として備え、前フレーム部が、座フレーム部の前端部のみにて片持ち支持されており、大車輪がハンドリムを備えており、ハンドリム表面が凹凸状となっており、表面の凹凸が、エンボシング加工することによって、構成されており、凹部と凸部の肉厚が略均等となっていることを特徴とする車椅子である。
請求項4記載の発明は、各々左右一対の、上下方向に延びて背凭れを支持する背フレーム部と、背フレーム部の下端部から前方に延びて座席を支持する座フレーム部と、座フレーム部の前端部から下方に延びて下端部にて前輪を支持する前フレーム部と、座フレーム部の下方に位置して大車輪を支持する車輪フレーム部とを、基本骨格として備え、前フレーム部が、座フレーム部の前端部のみにて片持ち支持されており、大車輪がハンドリムを備えており、ハンドリム表面が凹凸状となっており、表面の凹凸が、横断円周方向に連続して延びた凹部と、横断円周方向に連続して延びた凸部とで構成されていることを特徴とする車椅子である。
【0007】
請求項記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の発明において、背フレーム部が、人体の背の湾曲に沿うよう湾曲しているものである。
【0008】
請求項記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の発明において、基本骨格を構成する全フレーム部がチタンからなるパイプでできているものである。
【0010】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、座フレーム部と前フレーム部とが1本のパイプを湾曲させて一体に構成されているものである。
【0011】
請求項記載の発明は、請求項3又は4に記載の発明において、背フレーム部と座フレーム部と前フレーム部とが1本のパイプを湾曲させて一体に構成されているものである。
【0012】
請求項9記載の発明は、請求項1、3、又は記載の発明において、車輪フレーム部が、略U字状の1本のパイプからなり、その両端が下方から座フレーム部に溶接されているものである。
【0013】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の発明において、車輪フレーム部が、一端が座フレーム部に溶接されて下方に延びた1本のパイプからなっているものである。
【0015】
請求項11記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の発明において、前フレーム部が、前方へ凸となるよう湾曲しているものである。
【0016】
請求項12記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の発明において、前輪が、前フレーム部に、上下方向にスライド可能に取付けられているものである。
【0017】
請求項13記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、大車輪がハンドリムを備えており、ハンドリム表面が凹凸状となっているものである。
【0018】
請求項14記載の発明は、請求項3、4、又は13記載の発明において、ハンドリム表面に抗菌剤が塗布されているものである。
【0019】
請求項15記載の発明は、請求項13記載の発明において、表面の凹凸が、表面に凸部のみ形成することによって、構成されているものである。
【0022】
請求項16記載の発明は、請求項3、4、又は13記載の発明において、ハンドリムの横断面形状が楕円であるものである。
【0023】
請求項17記載の発明は、車椅子の大車輪に取付けられるハンドリムにおいて、ハンドリム表面が凹凸状となっており、表面の凹凸が、エンボシング加工することによって、構成されており、凹部と凸部の肉厚が略均等となっていることを特徴としている
【0024】
請求項18記載の発明は、請求項17記載の発明において、ハンドリム表面に抗菌剤が塗布されているものである。
【0028】
請求項19記載の発明は、請求項17記載の発明において、ハンドリムの横断面形状が楕円であるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本実施形態の車椅子1の斜視図である。この車椅子1は、各々左右一対の、背フレーム部11と、座フレーム部12と、前フレーム部13と、車輪フレーム部14とを、基本骨格として備えている。この基本骨格は、チタン製のパイプで構成されている。図2は車椅子1の基本骨格を示す側面図である。
【0030】
背フレーム部11は上下方向に延びて背凭れ21を支持している。座フレーム部12は背フレーム部11の下端部から前方に延びて座席22を支持している。前フレーム部13は座フレーム部12の前端部から下方に延びて下端部にて前輪31を支持している。車輪フレーム部14は座フレーム部12の下方に位置して大車輪32を支持している。大車輪32にはハンドリム33が並設されている。前フレーム部13の下端にはフットレスト23が介設されている。背フレーム部11の上部にはグリップ24が設けられている。
【0031】
フットレスト23は、上向きに折れることができる連結フレーム231と、連結フレーム231から後方に延びた足受けフレーム232とからなっている。車椅子1は、左右から力を加えると、フットレスト23が上向きに折れ、公知のX構造で支持されている座席22が左右方向に縮み、背凭れ21も左右方向に縮むことによって、左右方向の幅が狭くなるよう折畳まれるようになっている。
【0032】
基本骨格において、背フレーム部11と座フレーム部12と前フレーム部13とは、1本のパイプ41を湾曲させて一体に構成されている。車輪フレーム部14は、略U字状の1本のパイプ42からなり、その両端が下方から箇所B1,B2にて座フレーム部12に溶接されている。
【0033】
前フレーム部13は、座フレーム部12の前端部のみにて片持ち支持されている。即ち、前フレーム部13は、基本骨格において、座フレーム部12以外のフレーム部から独立しており、従って、下端側がフリーとなっている。
【0034】
背フレーム部11は、人体の背の湾曲に沿うよう湾曲している。
【0035】
図3は前輪31の取付部の拡大斜視図、図4は図3のIV−IV断面図である。前輪31は、前フレーム部13の下端部に挟持固定された取付片341と、取付片341にボルト固定された回転支持部342とを介して、前フレーム部13に取付けられている。前輪31は、回転支持部342に、ベアリング機構によって軸回り(図3の矢印X)に回転自在に支持されている。取付片341は、ボルト3411を緩めることによって、前フレーム部13に対して摺動自在となっている。従って、前輪31は、前フレーム部13に、上下方向にスライド可能に取付けられている。
【0036】
図5は大車輪32に並設されたハンドリム33の斜視部分図である。ハンドリム33は、円周方向(図5の矢印Y方向)の複数箇所に設けられた連結軸321により、大車輪32に固定されている。ハンドリム33の表面には、抗菌剤が塗布されている。
【0037】
図6は図5のVI−VI断面図である。ハンドリム33の横断面形状は、図6に示すように、楕円となっている。図7は図5のハンドリム33のVII矢視部分図である。ハンドリム33の表面は凹凸状となっており、その凹凸は、横断円周方向(図7の矢印Z方向)に連続して延びた凹部331と、横断円周方向に連続して延びた凸部332とで構成されている。この凹凸は、エンボシング加工によって形成されており、図7の平面断面図である図8に示すように、凹部331の肉厚と凸部332の肉厚とが略均等となっている。
【0038】
上記構成の車椅子1では、次のような作用効果を発揮できる。
(1) 前フレーム部13が座フレーム部12の前端部のみにて片持ち支持されているので、前輪31に走行時に前方から衝撃が加わると、図9にて一点鎖線で示すように、前フレーム部13が座フレーム部12の前端部を基点として後方に振れることとなり、衝撃が後方に逃がされる。従って、走行時の衝撃が緩和され、車椅子利用者における衝撃に起因した疲労が軽減される。しかも、衝撃緩和部品(緩衝部品)を設けることなく、衝撃が緩和されるので、別部品を設けることによる経済性の低下が防止される。
【0039】
(2) 基本骨格における溶接箇所が箇所B1,B2(図2)の2ヶ所のみであるので、車椅子1全体における溶接箇所が、図21の従来の車椅子に比して、非常に少なくなっている。従って、経済性及び安全性が向上する。即ち、溶接箇所が少ないと、溶接を行って部材を組み立てるための各種作業、例えば、部材の開先加工作業、部材同士の溶接作業、溶接箇所の熱処理作業、及び溶接箇所の強度検査作業など、が少なくなるので、生産性が向上し、従って、経済性が向上する。また、溶接箇所が少ないと、溶接欠陥や溶接入熱に起因した強度不足による破損の可能性が小さくなるので、安全性が向上する。
【0040】
(3) 基本骨格の各フレーム部11〜14がチタン製のパイプで構成されているので、軽量化を図ることができ、また、耐食性を向上できる。即ち、チタンはステンレス鋼やアルミニウムに比して比強度が高いので、パイプの肉厚を薄くできる。従って、軽量化が可能となる。また、チタンはステンレス鋼やアルミニウムに比して耐食性に優れているので、消毒や日常的使用に伴う諸種の腐食に対する感受性を低くできる。従って、耐食性を向上でき、半永久的な使用を可能にできる。
【0041】
(4) 背フレーム部11が人体の背の湾曲に沿うよう湾曲しているので、車椅子利用者の背は背フレーム部11によってやさしく支持される。従って、車椅子利用者の利用時の窮屈感が解消される。
【0042】
(5) 背フレーム部11と座フレーム部12と前フレーム部13とが1本のパイプ41を湾曲させて一体に構成されており、車輪フレーム部14が略U字状のものであり、背フレーム部11が人体の背の湾曲に沿うよう湾曲しているので、車椅子1全体が曲線的なデザインを発揮して、優美な感じを提供する。従って、デザイン性が向上する。
【0043】
(6) 前輪31が前フレーム部13に上下方向にスライド可能に取付けられているので、前輪31の高さ調節が可能である。従って、前輪31の高さを調節することによって、座席22の水平面に対する傾斜角度も調節可能である。
【0044】
(7) ハンドリム33の横断面形状が楕円であるので、車椅子利用者にとって握りやすくなっている。従って、利便性が向上する。
【0045】
(8) ハンドリム33の表面が凹凸状であるので、ハンドリム33を漕ぐ際に、握った手が滑りにくくなっている。従って、利便性が向上する。特に、その凹凸が、横断円周方向に連続して延びた凹部331及び凸部332で構成されているので、円周方向(図5の矢印Y方向)に更に滑りにくくなっている。
【0046】
(9) 凹部331の肉厚と凸部332の肉厚とが、エンボシング加工によって、略均等となっているので、ハンドリム33の強度が向上する。従って、ハンドリム33の耐久性が向上する。
【0047】
(10) ハンドリム33の表面が凹凸状となっているので、図10に示すように、凹部331に塗布された抗菌剤5は、削り取られにくくなっており、長期間保持される。従って、ハンドリム33表面の抗菌性能は長期間保持される。
【0048】
(実施形態2)
図11は本実施形態の車椅子1Aの基本骨格を示す側面図である。図において、図1及び図2と同一符号は同じ又は相当するものを示す。車椅子1Aは、次の(a)〜(c)の構成が実施形態1の車椅子1と異なっており、その他の構成は同じである。
(a) 背フレーム部11の下端部が座フレーム部12の後端部に前後方向にスライド可能に連結されている。
(b) 座フレーム部12と前フレーム部13とが1本のパイプ43を湾曲させて一体に構成されている。
(c) 車輪フレーム部14が湾曲パイプ141と直線パイプ142とを溶接して構成されており、直線パイプ142にて大車輪32が支持されている。しかも、大車輪32の支持ブロック143が、直線パイプ142に沿ってスライド可能となっており、任意の高さ位置にてクランプ機構によって直線パイプ142に固定されるようになっている。
【0049】
上記構成(a)に係るスライド機構は、図12に示すように、座フレーム部12の後端部に挿し込んで内嵌させる筒状カラー121と、背フレーム部11の下端に設けられ長手方向に多数の孔112を有する挿し込みパイプ111とからなっており、図13に示すように、座フレーム12の後端部に筒状カラー121を挿し込んで内嵌させ、筒状カラー121に挿し込みパイプ111を挿し込んで内嵌させ、任意の孔112にて、挿し込みパイプ111を筒状カラー121と座フレーム部12にボルト固定するようになっている。図14は図13のXIV矢視図である。
【0050】
上記スライド機構を備えた車椅子1Aでは、孔112を任意に選択することにより、図11の一点鎖線で示すように、背フレーム部11が座フレーム部12に対して任意の距離だけスライド可能となっている。即ち、座フレーム部12の奥行き寸法が変更可能となっている。従って、車椅子利用者の体格に応じた奥行き寸法を設定でき、従って、利便性を向上できる。
【0051】
また、上記構成(b)によっても、座フレーム部12に対する前フレーム部13の溶接を省くことができるので、その分だけ溶接個所の個数を少なくできる。従って、溶接箇所が多いことによる不具合、具体的には経済性及び安全性の低下を、解消できる。しかも、座フレーム部12から前フレーム部13にかけて曲線的なデザインを発揮できるので、優美な感じを提供できる。
【0052】
更に、上記構成(c)により、支持ブロック143の高さ位置を高くすると、大車輪32に対する座席22(図1)の高さ位置が低くなり、支持ブロック143の高さ位置を低くすると、大車輪32に対する座席22の高さ位置が高くなる。即ち、上記構成(c)によれば、大車輪32に対する座席22の高さ位置を変更できる。従って、座席22を、車椅子利用者が大車輪32のハンドリム33に手を掛けやすい最適な高さ位置に、設定できる。
【0053】
(別の実施形態)
実施形態1,2の車椅子1,1Aにおいては、次のような変形構造を採用してもよい。
(1)基本骨格を図15に示すように構成してもよい。即ち、背フレーム部11と車輪フレーム部14とを1本のパイプ44を湾曲させて一体に構成するとともに、車輪フレーム部14を、背フレーム部11の下端を下方に延長し湾曲して略U字状とする。また、座フレーム部12と前フレーム部13とを1本のパイプ43を湾曲させて一体に構成する。そして、座フレーム部12の後端を背フレーム部11の下端部に溶接し、車輪フレーム部14の前端を座フレーム部12の前端部に下方から溶接する。
【0054】
この基本骨格を供えた車椅子1Bの溶接箇所の個数は、実施形態1の場合と同じである。この車椅子1Bによっても、実施形態1の車椅子1と同様の作用効果を発揮できる。
【0055】
(2)車輪フレーム部14を、図16に示すように、一端が座フレーム部12に溶接されて下方に延びたパイプ45で構成してもよい。この車椅子1Cによれば、溶接箇所の個数が実施形態1の車椅子1よりも更に少なくなるので、溶接箇所の多さに起因する不具合が更に低減される。
【0056】
(3)前フレーム部13を、図17に示すように、座フレーム部12の前端部に溶接して設けてもよい。この車椅子1Dによれば、座フレーム部12に対する前フレーム部13の配置設定が容易となる。
【0057】
(4)前フレーム部13を、図18に示すように、前方に凸となるよう湾曲させてもよい。この車椅子1Eによれば、前フレーム部13による衝撃緩和作用が更に良好に発揮される。なお、ここでは、前輪31を前フレーム部13の下端に直接取付けている。
【0058】
(5)ハンドリム33の表面の凹凸を、図19に示すように、表面に凸部333のみを形成することによって、構成してもよい。334は凹部である。これによれば、凹凸の形成が容易となる。
【0059】
(6)ハンドリム33の表面の凹凸を、図20に示すように、表面に凹部335を点在させることによって、構成してもよい。これによれば、凹凸の形成が容易であり、しかも、意匠的効果も発揮できる。
【0060】
(7)ハンドリム33の横断面形状は円であってもよい。
【0061】
なお、上述した全てのハンドリム33は、上述した構成の車椅子だけでなく、その他の構成の車椅子にも適用することができ、同様の効果を発揮できる。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、次の効果を発揮できる。
(a)前フレーム部に支持されている前輪に、走行時に前方から衝撃が加わっても、前フレーム部が座フレーム部の前端部を基点として後方に振れることにより、衝撃を後方に逃がすことができる。従って、車椅子利用者における衝撃に起因した疲労を軽減できる。
【0063】
(b)緩衝部品を設けることなく衝撃を緩和できるので、別部品を設けることによる経済性の低下を防止できる。
(c)背フレーム部を座フレーム部に対して前後方向にスライドさせることにより、座フレーム部の奥行き寸法を任意に設定できるので、車椅子利用者の体格に応じた奥行き寸法を設定でき、従って、利便性を向上できる。
請求項2記載の発明によれば、上記(a)、(b)に加え、下記の(d)の効果を発揮できる。
(d)基本骨格における溶接箇所を少なくできる。従って、溶接箇所が多いことによる不具合、具体的には経済性及び安全性の低下を、解消できる。しかも、基本骨格全体において曲線的なデザインを発揮できるので、全体的に優美な感じを提供できる。
請求項3記載の発明によれば、上記(a)、(b)に加え、下記の(e)の効果を発揮できる。
(e)ハンドリムを握った手が滑るのを防止できる。従って、利便性を向上できる。更に、ハンドリムの強度を向上でき、従って、耐久性を向上できる。
請求項4記載の発明によれば、上記(a)、(b)に加え、下記の(f)の効果を発揮できる。
(f)ハンドリムを握った手が滑るのを防止できる。従って、利便性を向上できる。更に、ハンドリムを円周方向に漕ぐ際に、握った手が滑るのを、効果的に防止できる。
【0064】
請求項記載の発明によれば、車椅子利用者の背をやさしく支持できる。従って、車椅子利用者の利用時の窮屈感を解消できる。
【0065】
請求項記載の発明によれば、軽量化を図ることができ、また、耐食性を向上できる。
【0067】
請求項記載の発明によれば、座フレーム部に対する前フレーム部の溶接を省くことができるので、その分だけ溶接個所の個数を少なくできる。従って、溶接箇所が多いことによる不具合、具体的には経済性及び安全性の低下を、解消できる。
【0068】
しかも、座フレーム部から前フレーム部にかけて曲線的なデザインを発揮できるので、優美な感じを提供できる。
【0069】
請求項記載の発明によれば、座フレーム部に対する前フレーム部及び背フレーム部の溶接を省くことができるので、その分だけ溶接個所の個数を少なくできる。従って、溶接箇所が多いことによる不具合、具体的には経済性及び安全性の低下を、請求項5の場合に比して更に解消できる。
【0070】
しかも、背フレーム部から座フレーム部更には前フレーム部にかけて曲線的なデザインを発揮できるので、請求項の場合に比して更に優美な感じを提供できる。
【0071】
請求項記載の発明によれば、車輪フレーム部の溶接箇所を比較的少なくできる。従って、溶接箇所が多いことによる不具合、具体的には経済性及び安全性の低下を、解消できる。
【0072】
しかも、車輪フレーム部によっても曲線的なデザインを発揮できるので、更に優美な感じを提供できる。
【0073】
請求項10記載の発明によれば、車輪フレーム部の溶接箇所を最小限にできる。従って、溶接箇所が多いことによる不具合、具体的には経済性及び安全性の低下を、確実に解消できる。
【0076】
請求項11記載の発明によれば、前フレーム部による緩衝効果を向上できる。
【0077】
請求項12記載の発明によれば、前輪の高さを調節できる。それ故、座フレーム部に支持された座席の水平面に対する傾斜角度を、車椅子利用者の体格に応じて設定でき、従って、利便性を向上できる。
【0078】
請求項13記載の発明によれば、ハンドリムを握った手が滑るのを防止できる。従って、利便性を向上できる。
【0079】
請求項14記載の発明によれば、表面に塗布された抗菌剤が削り取られるのを抑制でき、従って、ハンドリム表面の抗菌性能を長期間保持できる。
【0080】
請求項15記載の発明によれば、ハンドリム表面の凹凸を容易に形成できる。
【0083】
請求項16記載の発明によれば、車椅子利用者にとって握りやすくでき、従って、利便性を向上できる。
【0084】
請求項17記載の発明によれば、車椅子において、ハンドリムを握った手が滑るのを防止できる。従って、利便性を向上できる。更に、ハンドリムの強度を向上でき、従って、耐久性を向上できる
【0085】
請求項18記載の発明によれば、表面に塗布された抗菌剤が削り取られるのを抑制でき、従って、ハンドリム表面の抗菌性能を長期間保持できる。
【0089】
請求項19記載の発明によれば、車椅子利用者にとって握りやすくでき、従って、利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の車椅子の斜視図である。
【図2】 実施形態1の車椅子の基本骨格を示す側面図である。
【図3】 実施形態1の車椅子の前輪の取付部の拡大斜視図である。
【図4】 図3のIV−IV断面図である。
【図5】 実施形態1の車椅子のハンドリムの斜視部分図である。
【図6】 図5のVI−VI断面図である。
【図7】 図5のハンドリムのVII矢視部分図である。
【図8】 図7の平面断面図である。
【図9】 実施形態1の車椅子の作動を示す側面図である。
【図10】 利用後の抗菌剤の塗布状態を示す、図8に相当する図である。
【図11】 実施形態2の車椅子の基本骨格を示す側面図である。
【図12】 図11の一部分解拡大図である。
【図13】 図11の一部拡大図である。
【図14】 図13のXIV矢視図である。
【図15】 基本骨格の別の例を示す側面図である。
【図16】 基本骨格の更に別の例を示す側面図である。
【図17】 基本骨格の更に別の例を示す側面図である。
【図18】 基本骨格の更に別の例を示す側面図である。
【図19】 ハンドリムの別の例を示す、図8に相当する図である。
【図20】 ハンドリムの更に別の例を示す、図7に相当する図である。
【図21】 従来の車椅子の基本骨格を示す側面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 車椅子
11 背フレーム部
12 座フレーム部
13 前フレーム部
14 車輪フレーム部
21 背凭れ
22 座席
31 前輪
32 大車輪
33 ハンドリム
331,333 凸部
332 凹部
41,42,43,44,45 パイプ

Claims (19)

  1. 各々左右一対の、上下方向に延びて背凭れを支持する背フレーム部と、背フレーム部の下端部から前方に延びて座席を支持する座フレーム部と、座フレーム部の前端部から下方に延びて下端部にて前輪を支持する前フレーム部と、座フレーム部の下方に位置して大車輪を支持する車輪フレーム部とを、基本骨格として備え、
    前フレーム部が、座フレーム部の前端部のみにて片持ち支持されており、
    背フレーム部の下端部が、座フレーム部の後端部に、前後方向にスライド可能に連結されていることを特徴とする車椅子。
  2. 各々左右一対の、上下方向に延びて背凭れを支持する背フレーム部と、背フレーム部の下端部から前方に延びて座席を支持する座フレーム部と、座フレーム部の前端部から下方に延びて下端部にて前輪を支持する前フレーム部と、座フレーム部の下方に位置して大車輪を支持する車輪フレーム部とを、基本骨格として備え、
    前フレーム部が、座フレーム部の前端部のみにて片持ち支持されており、
    背フレーム部と車輪フレーム部とが1本のパイプを湾曲させて一体に構成されており、車輪フレーム部は、背フレーム部の下端を下方に延長し湾曲して略U字状となっており、
    座フレーム部と前フレーム部とが1本のパイプを湾曲させて一体に構成されており、座フレーム部の後端が背フレーム部の下端部に溶接され、車輪フレーム部の前端が座フレーム部の前端部に下方から溶接されていることを特徴とする車椅子。
  3. 各々左右一対の、上下方向に延びて背凭れを支持する背フレーム部と、背フレーム部の下端部から前方に延びて座席を支持する座フレーム部と、座フレーム部の前端部から下方に延びて下端部にて前輪を支持する前フレーム部と、座フレーム部の下方に位置して大車輪を支持する車輪フレーム部とを、基本骨格として備え、
    前フレーム部が、座フレーム部の前端部のみにて片持ち支持されており、
    大車輪がハンドリムを備えており、ハンドリム表面が凹凸状となっており、
    表面の凹凸が、エンボシング加工することによって、構成されており、凹部と凸部の肉厚が略均等となっていることを特徴とする車椅子。
  4. 各々左右一対の、上下方向に延びて背凭れを支持する背フレーム部と、背フレーム部の下端部から前方に延びて座席を支持する座フレーム部と、座フレーム部の前端部から下方に延びて下端部にて前輪を支持する前フレーム部と、座フレーム部の下方に位置して大車輪を支持する車輪フレーム部とを、基本骨格として備え、
    前フレーム部が、座フレーム部の前端部のみにて片持ち支持されており、
    大車輪がハンドリムを備えており、ハンドリム表面が凹凸状となっており、
    表面の凹凸が、横断円周方向に連続して延びた凹部と、横断円周方向に連続して延びた凸部とで構成されていることを特徴とする車椅子。
  5. 背フレーム部が、人体の背の湾曲に沿うよう湾曲している請求項1ないし4のいずれか一つに記載の車椅子。
  6. 基本骨格を構成する全フレーム部がチタンからなるパイプでできている請求項1ないし4のいずれか一つに記載の車椅子。
  7. 座フレーム部と前フレーム部とが1本のパイプを湾曲させて一体に構成されている請求項1記載の車椅子。
  8. 背フレーム部と座フレーム部と前フレーム部とが1本のパイプを湾曲させて一体に構成されている請求項3又は4に記載の車椅子。
  9. 車輪フレーム部が、略U字状の1本のパイプからなり、その両端が下方から座フレーム部に溶接されている請求項1、3、又は記載の車椅子。
  10. 車輪フレーム部が、一端が座フレーム部に溶接されて下方に延びた1本のパイプからなっている請求項1ないし4のいずれか一つに記載の車椅子。
  11. 前フレーム部が、前方へ凸となるよう湾曲している請求項1ないし4のいずれか一つに記載の車椅子。
  12. 前輪が、前フレーム部に、上下方向にスライド可能に取付けられている請求項1ないし4のいずれか一つに記載の車椅子。
  13. 大車輪がハンドリムを備えており、ハンドリム表面が凹凸状となっている請求項1又は2に記載の車椅子。
  14. ハンドリム表面に抗菌剤が塗布されている請求項3、4、又は13記載の車椅子。
  15. 表面の凹凸が、表面に凸部のみ形成することによって、構成されている請求項13記載の車椅子。
  16. ハンドリムの横断面形状が楕円である請求項3、4、又は13記載の車椅子。
  17. 車椅子の大車輪に取付けられるハンドリムにおいて、
    ハンドリム表面が凹凸状となっており、
    表面の凹凸が、エンボシング加工することによって、構成されており、凹部と凸部の肉厚が略均等となっていることを特徴とするハンドリム。
  18. ハンドリム表面に抗菌剤が塗布されている請求項17記載のハンドリム。
  19. ハンドリムの横断面形状が楕円である請求項17記載のハンドリム。
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