JP3731852B2 - 携帯用丸のこ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は切粉排出方法を工夫した携帯用丸のこに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯用丸のこの一例を図3〜図5を用いて説明する。
【0003】
ソーカバー1内壁はのこ刃2及び安全カバー3等の外周に対してある程度の空間を持つように形成されている。また、本体の進行方向に対して後ろ側には、ベース7に取付けられたリンク4を収納するための隙間が必要であり、ソーカバー1の進行方向後側はのこ刃2外周に対する空間が大きく形成されており、進行方向前側からの内壁と滑らかに連なった形状をしている。
【0004】
このような構成をした携帯用丸のこは、切断作業時に発生する切粉がソーカバー1内壁に沿って本体後方下部に排出されるようになる。
【0005】
切粉が本体後方下部に排出されるようになると、排出された切粉が被切断材上面に当たって跳ね返され、作業者の近辺に舞ってしまい作業性の低下を招いてしまう。
【0006】
このため、従来の携帯用丸のこは図4に示すようにソーカバー1ののこ刃外周側内壁のほぼのこ刃2中心位置上にのこ刃2側に突出する凸部6を設け、切粉が凸部6に当たるようにして本体後方下部に排出されることを抑制するようにしていた。更には、図5に示すようにモータ5の冷却風を利用して切粉をのこ刃2の側面方向に排出する構成等があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来の携帯用丸のこは、切粉が本体後方下部に排出されることを抑制するようにソーカバー1ののこ刃2外周方向側内壁の一部にのこ刃2側に突出する凸部6を設けた構成をしていたが、ソーカバー1内壁に設けられた凸部6は進行方向前側のソーカバー1内壁に対してほぼ直角に突出するように形成されていたため、ソーカバー1内壁に沿って流れた切粉が凸部6によって強引に止められることになり、切粉がのこ刃2側面方向の広範囲に舞ってしまうという欠点があった。
【0008】
これを抑制するために、進行方向前側のソーカバー1内壁に対する角度が大きくなるように凸部6を形成することが考えられるが、この場合には凸部6に当たった切粉は本体後方下部付近に排出されるようになってしまい作業性の低下を招いてしまう。
【0009】
本発明の目的は、上記欠点を解消し、切粉の排出をスムーズにし、作業性の低下を抑制することのできる携帯用丸のこを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、ソーカバーの一部にソーカバー内壁とのこ刃との隙間を小さくする突出部を設け、突出部前方のソーカバーの内壁をのこ刃の半径より小さい半径の曲面により構成することにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明携帯用丸のこの一実施形態を図1、図2を用いて以下説明する。
【0012】
図に示すように、ソーカバー1の一部にはソーカバー1ののこ刃外周方向側の内壁とのこ刃2との隙間を小さくするよう突出する突出部8が設けられており、ソーカバー1は突出部8、すなわちのこ刃2のほぼ中心位置を境に分割した形状をしている。突出部8前方のソーカバー1の内壁は、のこ刃2の半径より小さい半径の曲面により形成されており、突出部8後方のソーカバー1の内壁についてはのこ刃2の半径とほぼ同じ半径の曲面により形成されている。
【0013】
ソーカバー1の突出部8にはのこ刃2側に突出する形状をした凸部6が設けられており、ソーカバー1の進行方向前側内壁に沿って流れてきた切粉が凸部6に当たるよう構成されている。
【0014】
上記したような構成の携帯用丸のこは、突出部8前方のソーカバー1の内壁がのこ刃2の半径よりも小さい半径の曲面によって形成されているため、ソーカバー1の内壁に対する凸部6の角度が大きくなるので、図2に示すように凸部6によって切粉はベース7側に案内され排出されるようになる。このため、本体後方下部付近に切粉が排出されることを抑制することができると共に、凸部6に切粉が当たることによりのこ刃2側面方向の広範囲に切粉が舞ってしまうことを抑制することができるようになる。
【0015】
なお、上記実施形態ではソーカバー1の突出部8に凸部6を設けた構成としたが、凸部6を設けない構成であっても良い。
【0016】
また、のこ刃2のほぼ中心軸上方に突出部8を設けた構成としたが、突出部8が設けられる位置はこれに限定されるものではない。
【0017】
更に、図5で示したようにモータ5の冷却風を利用して切粉をのこ刃2の側面方向に案内する構成としても良い。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、ソーカバーの一部にソーカバー内壁とのこ刃との隙間を小さくする突出部を設け、突出部前方のソーカバーの内壁をのこ刃の半径より小さい半径の曲面により構成したことにより、切粉の排出をスムーズにし、作業性の低下を抑制することのできる携帯用丸のこを提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明携帯用丸のこの一実施形態を示す正面図。
【図2】図1の要部断面図。
【図3】従来の携帯用丸のこの一例を示す正面図。
【図4】図3の要部断面図。
【図5】従来の携帯用丸のこの一例を示す側面断面図。
【符号の説明】
1はソーカバー、2はのこ刃、3は安全カバー、4はリンク、5はモータ、6は凸部、7はベース、8は突出部である。
Claims (4)
- 電動機を収納するハウジングと、電動機により駆動されるのこ刃と、のこ刃を覆うソーカバーと、ソーカバーに回動可能に取付られ、のこ刃の突出量を決定するベースとを有する携帯用丸のこであって、
前記ソーカバーの一部にソーカバー内壁とのこ刃との隙間を小さくする突出部を設け、突出部前方のソーカバーの内壁をのこ刃の半径より小さい半径の曲面により構成したことを特徴とする携帯用丸のこ。 - 前記ソーカバーの突出部にのこ刃側に突出する凸部を設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯用丸のこ。
- 前記ソーカバーの突出部をのこ刃のほぼ中心軸上方に設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯用丸のこ。
- 前記電動機に冷却ファンを設け、冷却ファンにより発生する冷却風をソーカバーの突出部近傍に流出させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯用丸のこ。
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JP17208399A JP3731852B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 携帯用丸のこ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17208399A JP3731852B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 携帯用丸のこ |
Publications (2)
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JP2001001303A JP2001001303A (ja) | 2001-01-09 |
JP3731852B2 true JP3731852B2 (ja) | 2006-01-05 |
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ID=15935232
Family Applications (1)
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JP17208399A Expired - Fee Related JP3731852B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 携帯用丸のこ |
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JP (1) | JP3731852B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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CN110369792A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-10-25 | 石钢京诚装备技术有限公司 | 一种减少锯切过程中钢材表面产生马氏体的方法 |
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1999
- 1999-06-18 JP JP17208399A patent/JP3731852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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