JP3731557B2 - 除菌装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院などで使用される寝具等の被除菌物を除菌(殺菌)する除菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病院などにおいては、マットレス等の寝具は細菌やダニなどの温床となるおそれがあるので、頻繁に除菌する必要がある。そこでこのような寝具を除菌する装置として、従来から特開昭61−153485号公報、特開昭64−43256号公報、特開平6−327748号公報などで提供されているものがある。
【0003】
しかしこれらの除菌装置で病室の寝具を除菌するにあたっては、各病室から寝具を除菌装置が設置された場所まで運搬し、除菌が終了した後、寝具を各病室に戻すための運搬を行う必要があり、寝具の運搬に多大の労力を必要とする問題があった。また寝具をこのように運搬する間に、寝具に付着する細菌やダニを飛散させてしまうおそれがあるという問題もあった。
【0004】
そこでこのような問題を解決するために本発明者は以前、特願2000−305142において移動式のマットレス殺菌装置を提供している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記マットレス殺菌装置によって、マットレスをベッドから遠くへ運搬するような必要がなくなったものであるが、敷き布団や掛け布団等の布団もマットレスと同様に除菌することができれば、非常に便利である。ところが、布団はマットレスと違って縦置きにすることができず、壁面に立て掛けてもすぐに形が崩れてしまうものであり、しかもかなりの重量がある。そのため従来の除菌装置では布団を広げて支えるのが難しい上に、布団のような重量物の出し入れが非常に面倒であるという問題があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、寝具等の被除菌物を運搬する必要がなく、しかも被除菌物を容易に出し入れすることができる除菌装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る除菌装置は、上下両端に上アーム19と下アーム20を設けて略コ字状にハンガー支持体3を形成すると共にハンガー支持体3に先端が自由端となったハンガー2を上下アーム19,20と同じ向きで略水平方向に突設し、車体4に形成した開口部5にハンガー2の先端を向けてハンガー支持体3を収納する収納庫6を車体4に設け、ハンガー支持体3の上アーム19と収納庫6の天井面7との間にハンガー支持体移動手段を設けると共に、床面を転動する複数のローラ11を下アーム20に設けて形成されるハンガー支持体移動手段をハンガー支持体3の下アーム20と収納庫6の床面8との間に設けることによって、ハンガー2が開口部5から出し入れされる方向にハンガー支持体3を収納庫6内に移動自在に形成し、ハンガー2に掛けられた被除菌物1を除菌する除菌手段を収納庫6に設けると共に、車体4に車体4を走行自在にする車輪9を設けて成ることを特徴とするものである。
【0009】
また請求項2の発明は、請求項1において、収納庫6の天井面7を転動するローラ10をハンガー支持体3の上アーム19に設けることによって、ハンガー支持体3の上アーム19と収納庫6の天井面7との間のハンガー支持体移動手段を形成して成ることを特徴とするものである。
【0010】
また請求項3の発明は、請求項1において、収納庫6の天井面7に設けた係合溝12に移動自在に係合する係合部13をハンガー支持体3の上アーム19に設けることによって、ハンガー支持体3の上アーム19と収納庫6の天井面7との間のハンガー支持体移動手段を形成して成ることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、ハンガー支持体3を複数設けると共にこれらを相互に連結して成ることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、ハンガー2の下部に網棚14を設置して成ることを特徴とするものである。
【0013】
また請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、被除菌物1を除菌する除菌手段が、加熱手段、紫外線照射手段、オゾン発生手段のうち少なくとも1つの手段であることを特徴とするものである。
【0014】
また請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかにおいて、車輪9を駆動する動力を具備して成ることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
図1は本発明に係る除菌装置を示すものであり、車体4の下部の台車15の下面に車輪9を設けて走行自在に形成してある。車輪9は駆動車輪9aと従動車輪9bからなるものであり、車体4の下部に設けたモータを動力として、これによって駆動車輪9aを回転駆動させることにより、車体4を自走させることができるようにしてある。
【0017】
車体4は前後方向に長い直方体形状の外形に形成してあり、その前面は開口部5として開口させてある。この開口部5には水平回動される一対の扉16が取り付けてあり、扉16によって開口部5を開閉できるようにしてある。そして図6に示すように、車体4の内部に収納庫6が形成してある。収納庫6の前端はこの開口部5において開口されていると共に、後端は車体4の端壁17で閉塞されているものである。
【0018】
収納庫6内には、複数のハンガー支持体3を収納してある。各ハンガー支持体3は図2に示すように、略鉛直方向に配される支持柱18の両端から上アーム19と下アーム20とを水平方向の同じ向きに突設させることによって、略コ字状に形成してある。さらに支持柱18の上下のアーム19,20の間には、上下のアーム19,20と略同じ向きに棒状のハンガー2を突設してある。このハンガー2は上アーム19から所定の間隔を置いて、上アーム19寄りに形成してあり、ハンガー2の長さは2000〜2100mm程度、つまり敷き布団や掛け布団等の布団21の長手方向の長さと略等しくしてある。一方、上アーム19の長さは、ハンガー2に布団21を掛ける際に上アーム19が邪魔にならないように、ハンガー2の長さよりも短くしてある。ハンガー2と上アーム19との間隔は具体的には、布団21の厚みと同じかあるいはそれよりも若干広めにしてある。なお、本発明の実施の形態においては、特に示さない限り、被除菌物1を布団21として説明するが、これに限定されるものではない。
【0019】
支持柱18から所定間隔離れたハンガー2の下部と支持柱18の側面とを支持片22で連結することによって、ハンガー2に布団21を掛けたときにハンガー2が撓まないようにしてある。また、支持柱18から所定間隔離れた上アーム19の下部とハンガー2の上部とを補強片23によって連結してもよく、これによってハンガー2を一層撓みにくくすることができるものである。ここで、ハンガー2の先端は自由な状態にあるが、つまりハンガー2の先端は自由端であるが、例えば図2において想像線で示すように、下アーム20の長さをハンガー2の長さと略等しくすると共に下アーム20の先端から補強柱24を延設し、この補強柱24とハンガー2の先端とを連結して、ハンガー2、支持柱18、下アーム20及び補強柱24が形成する形状が略ロ字状となるようにすると、ハンガー2の先端は自由な状態から固定された状態となり、つまりハンガー2の先端は自由端から固定端に変わり、ハンガー2の両端はそれぞれ支持柱18及び補強柱24で固定されることによって、ハンガー2の強度を向上させることができるものであり、布団21のような重量物を掛けたときのハンガー2の撓みをさらに抑制することができるものである。
【0020】
ハンガー支持体3は、ハンガー2の先端が車体4の開口部5に向くようにして、収納庫6内に収納されている。そしてハンガー支持体3の上部と収納庫6の天井面7との間及びハンガー支持体3の下部と収納庫6の床面8との間には、それぞれ以下のようなハンガー支持体移動手段を設けてある。
【0021】
ハンガー支持体3の上部と収納庫6の天井面7との間に設けるハンガー支持体移動手段としては、図3のように形成することができる。すなわち図3において、上アーム19の上面には所定の間隔を置いてローラ取付部25を複数設けてある。各ローラ取付部25には上アーム19の長手方向に回動するローラ10を枢着してあり、各ローラ10の外周面には案内溝26が凹設してある。また収納庫6の天井面7には、収納庫6の前端から後端にかけて上ガイドレール27が突設してある。そして上アーム19に設けたローラ10の案内溝26に、収納庫6の天井面7に設けた上ガイドレール27を嵌め込むことによって、ハンガー支持体移動手段を形成している。なお、上アーム19に設けるローラ10は1つでもよい。
【0022】
あるいは、ハンガー支持体3の上部と収納庫6の天井面7との間に設けるハンガー支持体移動手段としては、図5のように形成することもできる。すなわち図5において、上アーム19の上面には所定の間隔を置いて係合部13を複数設けてある。各係合部13には、上アーム19の長手方向と略垂直方向において、一対の係合片28が相互に反対向きに突設してある。また収納庫6の天井面7には、収納庫6の前端から後端にかけて一対の受け片29を対向させて設けてある。対向する一対の受け片29は、上記一対の係合片28の先端間の長さよりも短い隙間をあけて係合溝12を形成してある。そして一対の係合片28をそれぞれ受け片29の上面に載せて、上アーム19に設けた係合部13を収納庫6の天井面7に設けた係合溝12に係合することによって、ハンガー支持体移動手段を形成している。なお、上アーム19に設ける係合部13は1つでもよい。
【0023】
一方、ハンガー支持体3の下部と収納庫6の床面8との間に設けるハンガー支持体移動手段としては、図4のように形成することができる。すなわち図4において、下アーム20の下面には所定の間隔を置いてローラ取付部30を複数設けてある。各ローラ取付部30には下アーム20の長手方向に回動するローラ11を枢着してあり、各ローラ11の外周面には案内溝31が凹設してある。また収納庫6の床面8には、収納庫6の前端から後端にかけて下ガイドレール32が突設してある。そして下アーム20に設けたローラ11の案内溝31に、収納庫6の床面8に設けた下ガイドレール32を嵌め込むことによって、ハンガー支持体移動手段を形成している。
【0024】
このようにハンガー支持体3は、収納庫6の天井面7及び床面8との間にそれぞれハンガー支持体移動手段を形成して、収納庫6内に収納されている。そしてハンガー2を引っ張ったり押し込んだりすることによって、上アーム19に設けたローラ10が上ガイドレール27に沿って収納庫6の天井面7を転動すると共に下アーム20に設けたローラ11が下ガイドレール32に沿って収納庫6の床面8を転動することとなり、ハンガー支持体3を収納庫6内において前後方向に移動自在にすることができ、ハンガー支持体3に設けたハンガー2を車体4の開口部5から出し入れすることが容易に行えるものである。なお、図5に示すハンガー支持体移動手段を採用する際には、ハンガー2を引っ張ったり押し込んだりすることによって、上アーム19に設けた係合部13が収納庫6の天井面7に設けた係合溝12に係合した状態を維持しつつ、下アーム20に設けたローラ11が下ガイドレール32に沿って収納庫6の床面8を転動することとなり、ハンガー支持体3を収納庫6内において前後方向に安定して移動させることができると共に、ハンガー支持体3に設けたハンガー2を車体4の開口部5から出し入れすることが容易に行えるものである。
【0025】
ここで、車体4の開口部5には図2に示すようにストッパー33が設けてある。このストッパー33は、開口部5の上縁部の高さを上アーム19とハンガー2との間の高さにすることによって形成してある。ただし、ハンガー2と開口部5の上縁部との間には、敷き布団や掛け布団等の布団21の厚みと同じかあるいはそれよりも若干広めの隙間をあけてある。上記のようにストッパー33を形成しておくと、ハンガー2を所定の長さ引き出したときに、上アーム19の先端が開口部5の上縁部の内面に当接することによって、ハンガー支持体3が収納庫6から飛び出して分離するのを防止することができるものである。図5に示すハンガー支持体移動手段を採用する際には、車体4の開口部5付近において、対向する一対の受け片29を結合して係合溝12を無くすことによってストッパー33を形成することができる。なお、図6〜図8においてストッパー33は図示省略している。
【0026】
本発明の実施の形態においては、上アーム19の長さを300〜400mm程度にして、ハンガー支持体3がストッパー33によって止まったときに、ハンガー2が車体4の開口部5から1700mm程度引っ張り出されているようにしてある。このようにハンガー2が1700mm程度車体4から突き出ていると、布団21を掛けるのが容易となる。しかし、上アーム19の長さを300〜400mm程度よりも短くして、車体4から突き出るハンガー2の長さを1700mm程度よりも長くすると、ハンガー2の強度を高く得ることができないおそれがある。
【0027】
一般に布団21をハンガー2に掛ける場合には、布団21の幅方向に折り目ができるように掛ける掛け方と、布団21の長手方向に折り目ができるように掛ける掛け方の2通りの掛け方がある。前者の掛け方では、車体4から突き出るハンガー2の長さを短くしてハンガー2の撓みをさらに防止することができるが、その反面前者の掛け方は、後者の掛け方よりも、布団21がハンガー2から長く垂れ下がることとなるため、布団21が収納庫6の床面8につかないようにハンガー2の高さを高くしなければならず、女性などにとっては布団21を掛ける作業がやりづらくなるものである。一方、後者の掛け方では、前者の掛け方よりもハンガー2の高さを低くすることができるので、背の低い女性などでも容易に布団21を掛けることができるものであり、本発明はこの後者の掛け方をするのに適している。また後者の掛け方では前者の掛け方よりも必然的に、車体4から突き出るハンガー2の長さを長くしなければならないが、本発明においては、上アーム19に設けたローラ10が常に上ガイドレール27に嵌まり込んでいると共に下アーム20に設けたローラ11も常に下ガイドレール32に嵌まり込んでいるので、ハンガー2を設けたハンガー支持体3を上下において支持することができ、布団21のような重量物を掛ける場合であっても、ハンガー2の強度を十分に確保することができるものである。なお、図5に示すハンガー支持体移動手段を採用する際にも、上アーム19に設けた係合部13が常に収納庫6の天井面7に設けた係合溝12に係合していると共に下アーム20に設けたローラ11も常に下ガイドレール32に嵌まり込んでいるので、ハンガー2を設けたハンガー支持体3を上下において支持することができ、布団21のような重量物を掛ける場合であっても、ハンガー2の強度を十分に確保することができるものである。
【0028】
収納庫6内に複数のハンガー支持体3を収納する場合、各ハンガー支持体3はそれぞれ独立して収納庫6内を移動させることもできるが、複数のハンガー支持体3を相互に連結することもできる。例えば図1(b)に示すものにあっては、複数のハンガー支持体3の支持柱18間及び下アーム20間に連結片34を架設することによって、複数のハンガー支持体3を相互に連結してある。このようにしておくと、複数のハンガー2のうちどれか1つのハンガー2を引っ張ったり押し込んだりすることによって、一度に複数のハンガー支持体3を収納庫6内において前後方向に移動自在にすることができ、従って複数のハンガー2の出し入れも一度に行えるものである。
【0029】
またハンガー2に布団21を掛ける作業者は通常、ハンガー2の側方に立ち、その位置からハンガー2を介して反対側に向けて布団21を掛けるが、この場合にはハンガー2を通じてハンガー支持体3に横向きの力が作用し、ハンガー支持体3が傾くおそれがある。布団21の重量がかなりある場合にはそれだけ大きな力が作用するものであるが、上記のように複数のハンガー支持体3を相互に連結しておくと、横向きの力を複数のハンガー支持体3で受けることができ、独立した1つのハンガー支持体3の場合よりも傾きを抑制することができると共に、ハンガー支持体3の出し入れを安定して行うことができるものである。
【0030】
またハンガー2の下部には網棚14を設置してある。この網棚14は具体的には、収納庫6の床面8と略同じあるいは収納庫6の床面8よりも小さい矩形状に形成してあり、複数のハンガー支持体3の下アーム20間に掛け渡すように置いてある。そしてハンガー2を引っ張ったり押し込んだりすることによって、網棚14もハンガー支持体3と共に収納庫6内において前後方向に移動自在にすることができ、下アーム20の上面に載置した網棚14を車体4の開口部5から出し入れすることができるものである。このように網棚14を設置することによって、図7に示すように網棚14の上にマットレス35を縦置きにするなどして載置することが可能になると共に、枕等の寝具も載置することが可能になるものである。
【0031】
収納庫6には、収納した布団21を除菌する除菌手段が設けてある。この除菌手段としては任意の手段を採用することができるものであるが、本発明においては、加熱手段、紫外線照射手段、オゾン発生手段のうち少なくとも1つの手段を採用するのが好ましい。その理由は、上記いずれの手段も除菌剤を使用せず、衛生的であるからである。除菌手段として加熱手段を用いる場合、例えば電気の通電で発熱する電気ヒーター36で加熱手段を形成することができる。このヒーター36としては、パネルの全面を発熱面として形成したパネルヒーターを用いることができるものであり、図6に示すように、収納庫6の内壁面において端壁17にヒーター36を配置して取り付けてある。また、収納庫6の前面開口となる開口部5を開閉する一対の各扉16にも、その背面にヒーター36を配置して取り付けてある。ヒーター36は上記のように収納庫6内に露出するように配置するほか、端壁17の内部にヒーター36を配置して収納庫6内に露出しないようにしてもよい。
【0032】
また除菌手段として紫外線照射手段を用いる場合、例えば紫外線を照射する紫外線ランプ38で紫外線照射手段を形成することができる。そして図6に示すように、車体4の左右の側壁37に紫外線ランプ38を配置して取り付けてある。なお、加熱手段であるヒーター36及び紫外線照射手段である紫外線ランプ38を取り付ける箇所は、側壁37、端壁17、扉16のうちいずれの箇所であってもよい。
【0033】
また、本発明の実施の形態においては、除菌手段としてオゾン発生手段を用いている。具体的には車体4の天井壁39の裏側にはオゾン発生装置40が配設してあり、オゾン発生装置40は図8のように吸気路41と排気路42によって収納庫6に接続してある。オゾン発生装置40内には吸気ファン43が設けてあり、収納庫6内の空気を吸気路41から吸い込んだ後に排気路42から収納庫6に戻すようにして、収納庫6とオゾン発生装置40の間で循環させるようにしてある。なお、図8においてハンガー支持体3は図示省略している。
【0034】
上記のように形成される除菌装置にあって、モータによって車輪9の駆動車輪9aを回転駆動させることによって車体4を自走させることができるものであり、例えば病院内で使用するにあたって、病室の近くまで車体4を自走させて移動させた状態で、病室に設置されたベッドの布団21の除菌を行うことができるものである。従って、布団21を病室から遠くへ運搬するような必要がなくなり、布団21の運搬に多大の労力を必要とすることがなくなると共に、布団21をこのように運搬する間に、布団21に付着する細菌やダニを飛散させてしまうようなこともなくなるものである。ここで車体4の車輪9を駆動するモータとしてDCサーボモータを用い、車体4に設けたハンドル(図示省略)等の操作部に加えられた外力を検出して推進方向と操舵方向の各外力を検知すると共に、各方向の外力に応じた補助力をDCサーボモータから車輪9に出力させるようにした制御手段を設けることによって、特開平8−282498号公報や特開平9−109892号公報に開示されるようないわゆるパワーアシストで、車体4の微妙な運転操作で容易に走行させることができるものである。
【0035】
図9は車体4の前面の上部に設けられた操作パネル44を示すものであり、電源スイッチ45をオンにすることによって、ヒーター36、紫外線ランプ38、オゾン発生装置40などへの電源供給が可能になるようにしてある。そしてこの電源スイッチ45は、キー(鍵)を鍵穴46に差込んでロックを外した状態で、回動筒部47を回してオン・オフ操作することが可能になるロック機構付のスイッチで形成してあり、キーを持っていない第三者は電源スイッチ45をオン・オフ操作することができないようにしてある。従って、病院など公衆が出入りする場所においていたずらをされるような危険を予め防ぐことができるものである。キーは鍵穴46の向きが「切」、「入」のいずれを向いているときにも抜くことができるようにしてあり、鍵穴46が「入」に向くように回すことによって、電源をオンにして運転を開始した後に、キーを鍵穴46から抜いておくことによって、第三者が電源を切断するいたずらなどを防ぐことができるようにしてある。また扉16が開いているときには電源がオフになる安全機構が設けてあり、扉16が開いているときには操作パネル44の扉開ランプ48が点灯するようにしてある。
【0036】
そして車体4を病室の近くに移動させた後、扉16を開いてハンガー2を引っ張り出し、ハンガー2に布団21を掛けてからハンガー2を押し込んで収納庫6に布団21を収納する。布団21はハンガー支持体3に設けたハンガー2に掛けられており、ハンガー支持体3はハンガー支持体移動手段によってスムーズに移動させることができるようになっている。特に、図3や図4に示すハンガー支持体移動手段を設けた場合には、上アーム19に設けたローラ10が収納庫6の天井面7を転動すると共に下アーム20に設けたローラ11が収納庫6の床面8を転動することによって、ハンガー支持体3をより軽い力でスムーズに移動させることができ、ハンガー支持体3の出し入れを容易に行うことができるものである。また車体4にはハンガー2を設けたハンガー支持体3が複数設けてあるので、病室に複数台のベッドが設置されているときに、複数台のベッドの布団21を各ハンガー2に掛けて収納庫6に収納し、同時に一室分の複数枚の布団21の除菌を行うことができるものである。
【0037】
次に、扉16を閉じた後、操作パネル44の運転スイッチ49を押してオンさせ、ヒーター36に通電して発熱させると共に紫外線ランプ38に通電して点灯させる。このように、運転スイッチ49をオンにして収納庫6のヒーター36を発熱させると共に紫外線ランプ38を点灯することによって、ヒーター36からの輻射熱で布団21を加熱し、また紫外線ランプ38から紫外線を布団21に照射して、布団21の除菌を行うことができるものである。布団21を加熱除菌するにあたって、収納庫6に熱風を循環させて行うことも可能であるが、熱風を循環させる場合にはそのための大きなスペースが必要になって、車体4を大きくせざるを得ないが、このようにヒーター36による輻射熱で加熱除菌をするようにすれば、大きなスペースが不要になって車体4をコンパクトに形成することが可能になるものである。
【0038】
ここで、収納庫6の壁面(ヒーター36が収納庫6の壁面の一部を構成するときにはヒーター36の表面)に、加熱されることによって遠赤外線を発生する遠赤外線発生塗料が塗装してあり、ヒーター36による加熱によって遠赤外線発生塗料から発生する遠赤外線で、布団21の内部まで短時間で昇温させて、布団21を内部まで加熱除菌することができるようにしてある。遠赤外線発生塗料としては、例えば、加熱させることによって遠赤外線を発生するセラミックスの粉末を混合した塗料を用いることができる。
【0039】
ヒーター36及び紫外線ランプ38がこのようにオンされて加熱除菌及び紫外線照射除菌を開始すると、加熱・紫外線照射時間が操作パネル44の加熱・紫外線照射時間表示器50に表示され、加熱・紫外線照射終了までの時間が一目で確認できるようにしてある。すなわち、加熱・紫外線照射時間表示器50は加熱及び紫外線照射の残り時間を表示するLEDなどの複数のランプ50a,50b,…から形成してある。そして、制御回路にはタイマーが設けてあり、運転スイッチ49をオンにすると、ヒーター36及び紫外線ランプ38がオンになると共にランプ50a,50b,…の総てが点灯し、また同時にタイマーが作動して所定の設定時間からの減算を開始し、残り時間に応じてランプ50a,50b,…が順に消灯するようにしてある。またこのように運転スイッチ49がオンされると、扉16の電磁ロックが入って扉16を開くことができないようになっている。この電磁ロックは電源スイッチ45を切ることによって自動解除される。なお、運転スイッチ49はオン操作のみができ、オフ操作はできないようにしてあり、また収納庫6内の昇温温度、ヒーター36及び紫外線ランプ38のオン時間は、制御回路の温度コントローラーやタイマーで自動制御されるようにして、設定変更ができないようにしてあり、誤使用やいたずらによる操作で、除菌処理不足になるようなことがないようにしてある。
【0040】
ここで、車体4には多数枚のヒーター36が設けてあり、ヒーター36の一枚当りの容量は小さいので、ヒーター36が一枚断線しても気付かないことが多く、この場合には十分な除菌ができない状態で布団21を除菌処理してしまうおそれがある。そこで、ヒーター36に通電される電流検知を行って断線を検出する電流検知機構が制御回路に設けてあり、ヒーター36の断線が検知されると、操作パネル44のヒーター断線ランプ51が点灯し、ヒーター36の断線を報知するようにしてある。
【0041】
また、上記のように運転スイッチ49をオンすると、オゾン発生装置40が作動を開始し、オゾンが生成されると共に吸気ファン43が作動するようになっている。布団21を除菌するためには、収納庫6内の空気を吸気路41からオゾン発生装置40に吸引することによって、オゾンで除菌することができるものであり、この除菌した空気を排気路42から収納庫6に戻すことによって、収納庫6内を除菌された状態に保持することができるものである。また、布団21を収納庫6で除菌するために加熱したり紫外線を照射したりすると、布団21から異臭が発生するが、収納庫6内の空気を吸気路41からオゾン発生装置40に吸引することによって、異臭をオゾンで酸化脱臭することができるものであり、この脱臭した空気を排気路42から収納庫6に戻すことによって、収納庫6内を異臭のない状態に保持することができるものである。
【0042】
そしてタイマーの計時による残り時間が零になると、加熱・紫外線照射時間表示器50の終了ランプ50eが点灯し、ヒーター36及び紫外線ランプ38への電源供給が停止されると共にオゾン発生装置40の作動が停止し、また扉16の電磁ロックが解除される。従って、扉16を開いてハンガー2を引っ張り出すことによって、収納庫6内の除菌を終了した布団21を開口部5を通して取り出すことができるものである。
【0043】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係る除菌装置は、上下両端に上アームと下アームを設けて略コ字状にハンガー支持体を形成すると共にハンガー支持体に先端が自由端となったハンガーを上下アームと同じ向きで略水平方向に突設し、車体に形成した開口部にハンガーの先端を向けてハンガー支持体を収納する収納庫を車体に設け、ハンガー支持体の上アームと収納庫の天井面との間にハンガー支持体移動手段を設けると共に、床面を転動する複数のローラを下アームに設けて形成されるハンガー支持体移動手段をハンガー支持体の下アームと収納庫の床面との間に設けることによって、ハンガーが開口部から出し入れされる方向にハンガー支持体を収納庫内に移動自在に形成し、ハンガーに掛けられた被除菌物を除菌する除菌手段を収納庫に設けると共に、車体に車体を走行自在にする車輪を設けているので、車体を走行させて病室などベッドを設置した場所の近くまで移動させた状態で、布団等の被除菌物の除菌を行うことができ、被除菌物をベッドから遠くへ運搬するような必要がなくなるものであり、しかもハンガー支持体移動手段によって、布団のようにかなりの重量がある被除菌物であっても、収納庫に収納したり収納庫から取り出したりすることを容易に行うことができるものである。
【0045】
また請求項2の発明は、収納庫の天井面を転動するローラをハンガー支持体の上アームに設けることによって、ハンガー支持体の上アームと収納庫の天井面との間のハンガー支持体移動手段を形成しているので、ハンガー支持体をより軽い力でスムーズに移動させることができ、ハンガー支持体の出し入れを容易に行うことができるものである。
【0046】
また請求項3の発明は、収納庫の天井面に設けた係合溝に移動自在に係合する係合部をハンガー支持体の上アームに設けることによって、ハンガー支持体の上アームと収納庫の天井面との間のハンガー支持体移動手段を形成しているので、ハンガー支持体をより軽い力でスムーズに、かつ安定して移動させることができ、ハンガー支持体の出し入れを容易に行うことができるものである。
【0047】
また請求項4の発明は、ハンガー支持体を複数設けると共にこれらを相互に連結しているので、複数のハンガーで一度に複数枚の被除菌物を除菌することができると共に、ハンガー支持体が傾くのを抑制することができ、ハンガー支持体の出し入れを安定して行うことができるものである。
【0048】
また請求項5の発明は、ハンガーの下部に網棚を設置しているので、被除菌物として布団だけでなく、マットレスや枕その他の寝具等も除菌することができるものである。
【0049】
また請求項6の発明は、被除菌物を除菌する除菌手段が、加熱手段、紫外線照射手段、オゾン発生手段のうち少なくとも1つの手段であるので、被除菌物に付着する細菌やダニなどを確実に死滅させることができるものであり、しかも除菌剤を使用せず、上記いずれの手段も衛生的である。
【0050】
また請求項7の発明は、車輪を駆動する動力を具備しているので、車輪をモータ等の動力で駆動させることによって車体を自走させることができ、車体を走行させて移動させることが容易になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)(b)はそれぞれ斜視図である。
【図2】同上の車体を示すものであり、(a)はハンガー支持体を引き出した状態の側面断面図、(b)はハンガー支持体を収納した状態の側面断面図である。
【図3】同上のハンガー支持体移動手段を示すものであり、(a)は一部拡大した正面図、(b)は一部拡大した側面図である。
【図4】同上のハンガー支持体移動手段を示すものであり、(a)は一部拡大した正面図、(b)は一部拡大した側面図である。
【図5】同上のハンガー支持体移動手段の他例を示すものであり、(a)は一部拡大した正面図、(b)は一部拡大した側面図である。
【図6】同上の車体に被除菌物として布団を収納した状態を示すものであり、(a)は正面図、(b)は平面断面図である。
【図7】同上の車体に被除菌物としてマットレスを収納した状態を示す正面図である。
【図8】同上の車体を示す側面断面図である。
【図9】同上の操作パネルを示す正面図である。
【符号の説明】
1 被除菌物
2 ハンガー
3 ハンガー支持体
4 車体
5 開口部
6 収納庫
7 天井面
8 床面
9 車輪
10 ローラ
11 ローラ
12 係合溝
13 係合部
14 網棚
19 上アーム
20 下アーム
Claims (7)
- 上下両端に上アームと下アームを設けて略コ字状にハンガー支持体を形成すると共にハンガー支持体に先端が自由端となったハンガーを上下アームと同じ向きで略水平方向に突設し、車体に形成した開口部にハンガーの先端を向けてハンガー支持体を収納する収納庫を車体に設け、ハンガー支持体の上アームと収納庫の天井面との間にハンガー支持体移動手段を設けると共に、床面を転動する複数のローラを下アームに設けて形成されるハンガー支持体移動手段をハンガー支持体の下アームと収納庫の床面との間に設けることによって、ハンガーが開口部から出し入れされる方向にハンガー支持体を収納庫内に移動自在に形成し、ハンガーに掛けられた被除菌物を除菌する除菌手段を収納庫に設けると共に、車体に車体を走行自在にする車輪を設けて成ることを特徴とする除菌装置。
- 収納庫の天井面を転動するローラをハンガー支持体の上アームに設けることによって、ハンガー支持体の上アームと収納庫の天井面との間のハンガー支持体移動手段を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の除菌装置。
- 収納庫の天井面に設けた係合溝に移動自在に係合する係合部をハンガー支持体の上アームに設けることによって、ハンガー支持体の上アームと収納庫の天井面との間のハンガー支持体移動手段を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の除菌装置。
- ハンガー支持体を複数設けると共にこれらを相互に連結して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の除菌装置。
- ハンガーの下部に網棚を設置して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の除菌装置。
- 被除菌物を除菌する除菌手段が、加熱手段、紫外線照射手段、オゾン発生手段のうち少なくとも1つの手段であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の除菌装置。
- 車輪を駆動する動力を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の除菌装置。
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