JP3731318B2 - 厨房装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キッチン等に設置され被洗浄物の収納及び自動洗浄、乾燥を行う厨房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の厨房装置として、特開平8−164106号公報に示すような食器の洗浄、乾燥ができる食器洗浄乾燥機がある。以下、その構成について図面を参照して説明する。
【0003】
図14は従来の厨房装置を示す食器洗浄乾燥機の断面図である。1は洗浄槽、2は扉3により開閉自在とした開口部、4は洗浄槽1の下方に設け洗浄水を噴射するノズル5および洗浄水を循環させるポンプ6を有する洗浄手段、7は食器8を収納する洗浄かご、9は洗浄かご7を移動可能に支持するレール、10は送風ファン、11は洗浄槽1の下方に設けたヒータである。
【0004】
このような構成において、洗浄槽1内の洗浄水はヒータ11によって温水化され、ポンプ6の運転によりノズル5に圧送されてノズル5から勢いよく噴射される。このノズル5から噴射される洗浄水により洗浄かご7に収納された食器8を洗浄し、洗浄完了後は洗浄水を排水弁(図示せず)を開いて排水し送風ファン10の運転による換気とヒータ11への通電による温風化で食器8を乾燥させるものである。
【0005】
図15は他の従来の厨房装置(特開平9−98923号公報)を示す食器洗浄乾燥機の断面図であり、開口部2には上下方向に分離して扉3aおよび扉3bが設けられ、それぞれの扉3a、3bに対して洗浄槽1から出し入れ可能な洗浄かご7a、7bが設けられている。洗浄かご7aにはノズル5aおよびレール9aが設けられ、洗浄かご7bにはノズル5bおよびレール9bが設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら第一の従来例では、洗浄槽を大型化して一度に洗浄可能な食器点数を多くする場合、厨房装置の設置スペースの制約のため幅方向に広げられず高さ方向に大きくする場合においては、洗浄槽の高さの拡大により扉の長さを大きくすると扉を開放した状態での扉の飛出し寸法Laが大きくなるため、他の機器と干渉したり大きな設置スペースを要するなど設置上の課題があった。
【0007】
また第二の従来例では、扉を上下に複数配置することにより高さ方向に洗浄槽を拡大して大容量化しても、扉を開放した状態での扉の飛出し寸法Lbは小さくできる(La>Lb)が、せっかく大容量化したにも関わらず洗浄槽の開口部が扉により上下に分割されるため大きな食器や大きな鍋などが入れられないという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、開口部を持つ洗浄槽と、前記洗浄槽に設けた洗浄手段と、前記開口部から出し入れ可能で被洗浄物を収納あるいは保持する保持体と、複数の壁面体と前記壁面体間を可動支持する可動部とを有する扉と、前記保持体が前記洗浄槽から引出された状態では前記保持体の下方に配置される水受体を備え、前記扉は奇数の壁面体を上下方向に連結し下方に開く縦開き式折れ戸とし、前記水受体を最上部に配置した前記壁面体に設けたものである。
【0009】
上記発明によれば、扉を複数の壁面体を連結支持して構成し、扉の閉止時は連結された壁面体が占有する面積が最大化するように配置して開口部を封止し、扉の開放時は連結された壁面体間に重なり部が生じるように可動部を動かして開口部を開放する。このため、扉の開放時の扉の飛出し寸法を小さくでき狭い設置スペースでも設置可能となる。また、洗浄槽を大きくしても扉の飛出し寸法が小さくできるので洗浄槽の容量を大きくすることが可能になる。さらに、扉の開放時の開口寸法を大きくできるので大型の食器や鍋などを収容し洗浄できる。また、扉全開時の上面は最上部に配置した壁面体の洗浄槽側となり、最上部に配置した壁面体の洗浄槽側に設けた水受体に溜まった洗浄水や洗浄中の汚水は扉を閉止する動作で簡単確実に洗浄槽側に送り返すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、開口部を持つ洗浄槽と、前記洗浄槽に設けた洗浄手段と、前記開口部から出し入れ可能で被洗浄物を収納あるいは保持する保持体と、前記開口部を密閉する複数の壁面体と前記壁面体間を可動支持する可動部とを有する扉と、前記保持体が前記洗浄槽から引出された状態で前記保持体の下方に配置される水受体とを備え、前記扉は奇数の壁面体を上下方向に連結し下方に開く縦開き式折れ戸とし、前記水受体を最上部に配置した前記壁面体に設けたものであり、扉の開放時の扉の飛出し寸法を小さくでき設置スペースの小型化ができる。また、洗浄槽を大きくしても扉の開放時の飛出し寸法が小さくでき洗浄槽の大容量化ができる。さらに、限られた扉の開放時の飛出し寸法に対して開口寸法を大きくできるので大型の食器や鍋など大型の被洗浄物の洗浄ができる。また、扉全開時の上面は最上部に配置した壁面体の洗浄槽側となり、最上部に配置した壁面体の洗浄槽側に設けた水受体に溜まった洗浄水や洗浄中の汚水は扉を閉止する動作で簡単確実に洗浄槽側に送り返すことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0012】
(実施例1)
図1〜図3は本発明の実施例1を示すもので、図1は厨房装置の扉開放時の断面図、図2は扉閉止時の断面図、図3は扉開閉時の途中の状態を示す外観斜視図である。図において、12は一つの開口部13を設けた洗浄槽であり、この洗浄槽12の下方には洗浄水を噴射するノズル14および洗浄水をノズル14に圧送するポンプ15を有する洗浄手段16を設けている。17は被洗浄物18である食器や鍋などを収容し保持する保持体であり、この保持体17は開口部13から出し入れ可能とするためガイドレール19により移動可能に支持されている。20は一つの開口部13に設けた一つの扉であり、この扉20は複数の壁面体21、21を可動支持部22で連結して一体化している。23は保持体17が洗浄槽12から引出された状態では保持体17の下方に設けられる水受体であり、水受体23は保持体17あるいは保持体17に収容した被洗浄物18から滴下した洗浄水を受けて洗浄槽12内に戻すものである。この水受体23は支持部23aで回動可能に支持され扉20を閉止した状態では洗浄槽12内に収納される。24は洗浄槽12内に送風する送風ファン、25は洗浄水あるいは洗浄槽12内の空気を加熱するヒータである。
【0013】
次に動作を説明する。扉20を開放する時は、図3に示すように扉20を構成する壁面体21が互いの壁面体21、21間の相対位置を可動部22を支点として変化させて互いに重なり部を生じるようにして開口部13を開放する。扉20の開放とともに水受体23を開口部13の下部に展開し、保持体17を引出して被洗浄物18の出し入れを行う。保持体17を引出した時には水受体23が保持体17の下方に配置されるため、被洗浄物18を予洗してもその滴を水受体で受けることができ、洗浄途中あるいは洗浄後に保持体17を引出す場合でも付着した洗浄水を水受体23で受けることができるため、設置台(図示せず)あるいは床面(図示せず)を濡らすことが防止できる。また、扉20は互いの壁面体21が重なり部を生じるようにして開き、扉開放時の飛出し寸法Lが小さく保たれる。従って、飛出し寸法Lに対して開口部13は大きな開口寸法が確保でき、大型の被洗浄物たとえば大皿や鍋あるいは大型のまな板などを容易に洗浄槽内に収容することができる。また、扉20は一つの開口部13に設けた一つの扉なので一回の動作で開口部13を全開あるいは全閉でき操作性を高めることができる。なお、洗浄手段16およびヒータ25による洗浄動作、あるいは送風ファン24およびヒータ25による乾燥動作は従来と同様なので詳細な説明は省略する。
【0014】
このように、扉の開放時の扉の飛出し寸法Lを小さくでき設置スペースの小型化ができるとともに設置可能な場所が多くなり設置性を向上できる。また、洗浄槽を大きくしても扉の開放時の飛出し寸法Lが小さくできるので洗浄槽の大容量化ができる。さらに、限られた扉の開放時の飛出し寸法に対して開口寸法を大きくできるので大型の食器や鍋など大型の被洗浄物の洗浄ができる。
【0015】
(実施例2)
図4、図5は本発明の実施例2を示すもので、図4は厨房装置の扉の開閉途中における外観斜視図、図5は扉の内面図である。図において、扉20は壁面体21a,21bを垂直方向の軸の回りに回転移動できる可動部22を介して水平方向に連結して一体化したもので、26は壁面体21aの端部に設けた固定支点であり、27は壁面体21bの端部に設けた可動ローラである。可動ローラ27は洗浄槽12側に設けた扉レール(図示せず)により動作方向を案内されている。28は壁面体21bの可動部22側に突出できるように設けた係合片であり、この係合片28は扉20を閉止した時は洗浄槽12側に設けた閉止受(図示せず)に係り止めされて扉20を閉止状態に保持するものである。29は壁面体21の洗浄槽12側に設け壁面体21と洗浄槽12の間を水密にシールする第一パッキン、30は壁面体21間の隙間を水密にシールする第二パッキン、31は壁面体21の洗浄槽12側の下方でかつ第一パッキン29の下方に設けた排水部である。この排水部31は受けた水がこぼれないようにその断面をL字状とし、可動部22側が高くなるように勾配θを設けている。32は第二パッキン30を伝って落下してきた水分を排水部31に導く排水ガイドである。33は壁面体21bに設けた把手で、把手33には係合片28を壁面体21b内に引き込むためのレバー34が設けられている。
【0016】
次に動作を説明する。まず扉20を開放する時は、把手33を持ちレバー34を操作して係合片28を壁面体21b内に引き込んで閉止受(図示せず)から外し、扉20を図中矢印A方向に引くことにより可動ローラ27を固定支点26方向(図中矢印B方向)に移動させ、壁面体21a、21bはそれぞれ上下方向(垂直方向)の姿勢を変えないで開口部13を開放する。壁面体21a、21bは水平方向(左右方向)に順次連結されているため水平方向(左右方向)に開く横開き式折れ戸となる。次に扉20を閉止する時は、把手33を図中矢印Aとは反対方向に押し可動ローラ27を固定支点26から遠ざかるように図中矢印Bとは反対方向に移動させて係合片28を閉止受(図示せず)に係り止めするものである。このように扉20を開閉させるもので、特に洗浄完了後あるいは洗浄途中に扉20を開放する場合では、扉20を構成する壁面体21a、21bの洗浄槽12の内面側に付着した水分は壁面体21a、21bを伝って落下し、排水部31に受けられる。排水部31に収容された水は勾配θにより壁面体21a側では固定支点26側に移動し、壁面体21b側では可動ローラ27側に移動し、扉20を開放している場合でもそれぞれの壁面体に付着していた水分は洗浄槽12に戻される。このため扉20に付着した水分が設置台あるいは床面に落下して濡らすことが防止される。扉20を開いて保持体17を引出したときは保持体17の下方に水受体23が配置されるため保持体17あるいは被洗浄物18から水分が滴下しても設置台あるいは床面が濡れることが防止できる。なお、係合片28は扉20の上面に設ける例を示したが、扉20の上面および下面に設けることで閉止時のシール性を一層高めることができる。
【0017】
このように、扉を開閉する場合、上下方向の角度を変えることなくほぼ垂直を保ったまま開閉動作するため、扉の洗浄槽側に付着した洗浄水あるいは洗浄中の汚水はそれぞれの壁面体の下方に設けた排水部で受けられて洗浄槽内に戻され、設置台あるいは床面を汚水で濡らすことが防止できる。また、保持体を引出した場合でも水受体が下方に配置されるため、設置台あるいは床面を汚水で濡らすことが防止できる。
【0018】
(実施例3)
図6は本発明の実施例3を示す厨房装置の一部破断した外観斜視図である。図において、35は偶数個の壁面体21c、21d、21e、21fを順次水平方向に可動部22を介して連結した扉であり、壁面体21cはその端部に固定支点26が設けられるとともに壁面体21fの端部には可動ローラ27が設けられている。また順次連結された壁面体21のうち、端部に配置された壁面体21cおよび壁面体21fには扉35を開閉操作するための把手36がそれぞれ設けられている。
【0019】
次に動作を説明する。壁面体21は偶数個であるため、可動側の端部に配置され可動ローラ27を持つ壁面体21fの把手36を設けた面は扉35をW字状に折りたたんで開放すると外面側となり、把手36を持つ手が他の壁面体21に挟まれることがない。また、把手36が外面を向くため把手36と壁面体21が干渉することなく壁面体21を互いに密着するように扉を折りたたむことができ、開放時の扉のおりたたみ寸法を小さくできる。
【0020】
このように、扉開放時の外面側に把手を配置しているので全開時に把手が壁面体に干渉しないたため操作性を向上でき、かつ全開時の扉を一層小さく折りたたむことができる。さらに、扉開放時の飛出し側に把手を設けることで折れる方向に引く動作が扉を開ける動作となるため開閉動作が容易にできる。
【0021】
(実施例4)
図7は本発明の実施例4を示す厨房装置の扉開放時の断面図である。図において、図1〜図6の実施例と同一部材、同一機能は同一符号を付し詳細な説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
【0022】
37は奇数個の壁面体21g、21h、21iを可動部38を介して順次上下方向に連結した扉であり、最上部に配置した壁面体21gの洗浄槽12の内面側には水受体39が一体化して設けられている。40は最下部の壁面体21iの下端部に設けた固定支点であり、41は最上部に配置した壁面体21gの可動部38と同軸に設けた可動ローラであり、可動ローラ41は洗浄槽12側に設けた扉レール(図示せず)により上下方向に動作を案内されている。なお、洗浄手段16には下段の被洗浄物18a用のノズル14aと上段の被洗浄物18b用のノズル14bが設けられている。
【0023】
次に動作を説明する。扉37を開放する時は、最上部に配置した壁面体21gの上端部を外側に開くとともに最下部の壁面体21iを固定支点40を回動の中心として可動部38側を洗浄槽12の外側に開く。この時最上部の壁面体21gの可動部38と同心に設けた可動ローラ41は洗浄槽12側に設けた扉レール(図示せず)により下方に移動する。このようにして上下方向に可動部38により連結された扉37は下方に折りたたまれて開く縦開き式の折れ戸となり、全開時は最上部に配置した壁面体21gの内面側が上面となる。従って、壁面体21gの内面側に設けた水受体39は保持体17を引出した時にその下方に配置され滴下する水の受け皿となる。次に、扉37を閉止する時は最上部に配置した壁面体21gの上端部を上方に上げながら扉37を閉じるため、水受体39に溜まった水は洗浄槽12に流れ込むことになる。
【0024】
このように、扉全開時の上面は最上部に配置した壁面体の洗浄槽側となり、最上部に配置した壁面体の洗浄槽側に設けた水受体に溜まった洗浄水や洗浄中の汚水は扉を閉止することで洗浄槽側に送り返すことができ、開口寸法の拡大と全開時の扉飛出し寸法の低減を簡素化した構成で実現できる。
【0025】
(実施例5)
図8、図9は本発明の実施例5を示す厨房装置を示し、図8は扉閉止時の断面図であり、図9は扉開放時の断面図である。図において、図1〜図7の実施例と同一部材、同一機能は同一符号を付し詳細な説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
【0026】
42は壁面体21jが他の壁面体21kに重なるように並列配置されて長さが縮小される伸縮部であり、43は回動支点44を設けた回動部であり、この回動部43は伸縮部42を備えた壁面体21kと一体化している。45は伸縮部42と回動部43を備えた扉である。46は回動部43となる壁面体21kに設けた開閉操作のための把手である。
【0027】
次に動作を説明する。扉45の開放時は把手46を引いて回動部43を回動支点44を中心に水平方向に回転移動させるとともに、上部の壁面体21jをスライドさせて伸縮部42に収納する。このため扉45を開放した時は扉45の飛出し寸法が小さくでき、さらに壁面体21jは他の壁面体21kに対して平面的にスライドするため洗浄槽12と扉45のシール面が折れ曲がり部がなく平面的に構成できるため、壁面体21jと壁面体21kの間のシール部(図示せず)をオーバーラップさせるとともにオーバーラップ長さを大きく採ることができるため壁面体21間での洗浄手段16から噴出する洗浄水のシールの耐久性を高めることができる。なお、ここでは伸縮部42を縦方向に伸縮させ縦開きする例を示したが、この縦開き方式では壁面体21jの洗浄槽12側内面に水受体を一体化して配置(図示せず)することで独立して設けた水受体23を廃止して構成の簡略化ができる。また、扉を開閉する回動動作に連動して伸縮部を伸縮動作させる連動部(図示せず)を設けることで操作性を一層向上できる。
【0028】
このように、壁面体同士は開閉に伴って互いに配置される角度を変えることなく平面上で動作するため洗浄槽と扉のシールが平面的に配置でき、洗浄中に洗浄槽内に噴出される洗浄水のシール性を向上できる。
【0029】
(実施例6)
図10、図11は本発明の実施例6の厨房装置を示し、図10は扉開放時の断面図であり、図11は扉開閉途中における一部破断した外観斜視図である。図において、図1〜図9の実施例と同一部材、同一機能は同一符号を付し詳細な説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
【0030】
47は水受体23を回転駆動するモータであり、駆動軸48は水受体23の支持軸23aに連結されている。49は洗浄槽12側に設けた扉全開検出器であり、ここでは扉全開検出器49は磁力により動作するリードスイッチとしている。50は扉20を構成する壁面体21bの端部に設けた位置設定部であり、ここでは位置設定部50は永久磁石としている。51はモータ47の制御部である。
【0031】
次に動作を説明する。扉20を全開すると、壁面体21bの端部に設けた位置設定部50である永久磁石が位置設定部50であるリードスイッチの下方に移動してリードスイッチの接点を接触導通させて制御部51に扉20が全開したという信号を送りモータ47を回転駆動させ、水受体23を水平方向に開く。次に扉20を閉止する時は、位置設定部50が位置設定部50の下方から離れてリードスイッチの接点の導通が切られたことを制御部51が検知するとモータ47を逆回転駆動させて水受体23を洗浄槽12内に収納する。なお、扉全開検出器49として機械的に入り切りするリミットスイッチのようなメカ的なスイッチとし、位置設定部50として扉全開検出器49に当接できる当接片とすることができる。なお、扉20の開閉に自動的に連動する電気的制御部は扉20と洗浄槽12のシール部(図示せず)の外側の洗浄水の噴流を浴びない場所に配置できるため信頼性の高い電気的な自動制御ができる。
【0032】
このように、扉の開放とともに水受体が下方に自動的に配置されるため、保持体を引出さずに被洗浄物を保持体に収納あるいは取出す場合でも被洗浄物の汚れしずくを受けることができ、保持体を引出す手間を省いて作業性を向上できる。
【0033】
(実施例7)
図12、図13は本発明の実施例7の厨房装置を示し、図12は扉開放時の断面図であり、図13は水受体の駆動部の構成図である。図において、図1〜図11の実施例と同一部材、同一機能は同一符号を付し詳細な説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
【0034】
52は保持体17の下部に設け直線状に配置された歯53を持つ駆動ラックであり、54は駆動ラック52の歯53に噛み合う駆動歯車である。55は水受体23の支持軸23aと同軸に設けたプーリであり、56は駆動歯車54とプーリ55を連結する駆動ベルトである。57は保持体17に設けた把手である。
【0035】
次に動作を説明する。扉20を開いた後、把手57を持って保持体17を洗浄槽12から引出すと、保持体17に一体に設けた駆動ラック52が直線状に動いて駆動歯車54を回転させる。この駆動歯車54の回転は駆動ベルト56によりプーリ55を回転させ、垂直方向に収納されていた水受体23を水平方向に引出して保持体17の下方に位置させるものである。また、保持体17を洗浄槽12内に押し込んだ時は、駆動歯車54が逆転して水受体23が垂直方向に収納される。従って、扉20を閉める前に保持体17の動作により被洗浄物と水受体の干渉の有無を確認でき確実な洗浄を実施できる。また、絶えず洗浄水の噴流を受ける部分を電気を使用した自動制御ではなく手動により水受体23の開閉動作を行うことで動作の信頼性を高めることができる。
【0036】
このように、保持体を洗浄槽内に収納した時に水受体が洗浄槽内に収納されるため扉を閉止する前に被洗浄物と水受体の干渉の有無を確認でき、確実な洗浄ができ洗浄性が向上できる。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明の厨房装置によれば、開口部を持つ洗浄槽と、前記洗浄槽に設けた洗浄手段と、前記開口部から出し入れ可能で被洗浄物を収納あるいは保持する保持体と、前記開口部を密閉する複数の壁面体と前記壁面体間を可動支持する可動部とを有する扉と、前記保持体が前記洗浄槽から引出された状態で前記保持体の下方に配置される水受体とを備え、前記扉は奇数の壁面体を上下方向に連結し下方に開く縦開き式折れ戸とし、前記水受体を最上部に配置した前記壁面体に設けたから、扉の開放時の扉の飛出し寸法を小さくでき設置スペース小型化できるとともに、洗浄槽を大きくしても扉の開放時の飛出し寸法が小さくでき洗浄槽の大容量化ができる。また、水受体に溜まった洗浄水は扉を閉止する動作で簡単確実に洗浄槽側に送り返すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の厨房装置の扉開放時の断面図
【図2】 同装置の扉閉止時の断面図
【図3】 同装置の扉開閉途中の外観斜視図
【図4】 本発明の実施例2の厨房装置の扉開閉途中の扉の外観斜視図
【図5】 同装置の扉の内面図
【図6】 本発明の実施例3の厨房装置の外観斜視図
【図7】 本発明の実施例4の厨房装置の扉開放時の断面図
【図8】 本発明の実施例5の厨房装置の扉閉止時の断面図
【図9】 同装置の扉開放時の断面図
【図10】 本発明の実施例6の厨房装置の扉開放時の断面図
【図11】 同装置の扉開閉途中の一部破断した外観斜視図
【図12】 本発明の実施例7の厨房装置の扉開放時の断面図
【図13】 同装置の水受体の駆動部の構成図
【図14】 従来の厨房装置の断面図
【図15】 従来の他の厨房装置の断面図
【符号の説明】
12 洗浄槽
13 開口部
16 洗浄手段
17 保持体
20、35、37、45 扉
21 壁面体
22、38 可動部
23、39 水受体
31 排水部
36 把手
42 伸縮部
43 回動部

Claims (1)

  1. 開口部を持つ洗浄槽と、前記洗浄槽に設けた洗浄手段と、前記開口部から出し入れ可能で被洗浄物を収納あるいは保持する保持体と、前記開口部を密閉する複数の壁面体と前記壁面体間を可動支持する可動部とを有する扉と、前記保持体が前記洗浄槽から引出された状態で前記保持体の下方に配置される水受体とを備え、前記扉は奇数の壁面体を上下方向に連結し下方に開く縦開き式折れ戸とし、前記水受体を最上部に配置した前記壁面体に設けた厨房装置。
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