JP3731084B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3731084B2
JP3731084B2 JP2000354654A JP2000354654A JP3731084B2 JP 3731084 B2 JP3731084 B2 JP 3731084B2 JP 2000354654 A JP2000354654 A JP 2000354654A JP 2000354654 A JP2000354654 A JP 2000354654A JP 3731084 B2 JP3731084 B2 JP 3731084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
stopper
chassis
leaf spring
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000354654A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002157801A (ja
Inventor
洋介 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2000354654A priority Critical patent/JP3731084B2/ja
Publication of JP2002157801A publication Critical patent/JP2002157801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3731084B2 publication Critical patent/JP3731084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、径の異なる2種類のディスクを挿入することが可能であるディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオなどに設けられているディスク再生装置は、直径8cmと直径12cmの2種類のディスクを再生可能である。このようなディスク再生装置では、どちらの大きさのディスクを挿入しても、ディスク回転用モータ上のターンテーブルに装着されるように、ディスクをほぼ中央に位置決めしなくてはならない。
【0003】
図6に従来のディスク再生装置におけるセンタリング手段1を示した。センタリング手段1は、天板であるシャシ3の下面に設けられており、図6〜図9ではシャシ3を仮想線で示し、主要な部材を実線で示している。
センタリング手段1は、ロックアーム5、ストッパ部材2、4、固定ストッパ7、7とから概略構成される。ロックアーム5は、シャシ3に取り付けられた軸部5aを中心に回動可能であり、一端部には下方(紙面に向こう側)に突出する突出ピン5bが固定されている。また、ロックアーム5の他端部には、上方に立ち上がる爪部5cが設けられている。
ストッパ部材2は、シャシ3に取り付けられた軸部2aを中心に回動可能であるとともに、一端部にはディスクに当接可能なストッパピン2bが下方に向かって突出している。ストッパ部材2には、前記爪部5cに係止される係止部2cが設けられ、係止部2cを介してロックアーム5により回動動作が規制されている。また、他端部にはストッパ部材4の二股部4cに係合される係合ピン2dが下方に突出している。
【0004】
ストッパ部材4は、シャシ3に取付られた軸部4aを中心に回動可能であり、一端部にはディスクに当接可能なストッパピン4bが下方に向かって突出している。ストッパ部材4の他端部には二股に分かれるように形成された二股部4cが形成されている。この二股部4cに前記係合ピン2dが係合し、ストッパ部材2、4は連動して作動するようになっている。
固定ストッパ7、7は下方に突出するようにシャシ3に固定されている。
また、シャシ3の中央部の真下には、ディスク回転用の図示しないスピンドルモータにより回転するターンテーブル6が設けられている。
【0005】
次に、上記構成を有するセンタリング手段1において、12cmのディスクD1、8cmのディスクD2を挿入するときの動作を説明する。
まず、手でディスクD1をシャシ3下の挿入口Eに挿入すると、ディスクD1は図示しないディスク搬送機構により引き込まれていく。その移動途中において、図7に示すようにディスクD1の周縁部はロックアーム5の突出ピン5bに当接し、ディスクD1がさらに移動すると軸部5aを中心にロックアーム5は時計方向に回動する。これにより爪部5cによる係止部2cの係止が外れて、ストッパ部材2が回動可能となる。また、この状態でディスクD1がストッパ部材2、4のストッパピン2b、4bに当接し、ディスクD1がさらに搬送されるにともない、ストッパ部材2、4は軸部2a、4aを中心に回動しながら押し広げられる。やがて、図8に示すように、ディスクD1は、固定ストッパ7、7に当接し、ディスクD1は固定ストッパ7、7及びストッパピン2b、4bにより当接した状態で、センタリングされターンテーブル6上に装着される。
【0006】
一方、直径8cmのディスクD2を挿入するときには、ディスクD2の周縁部はロックアーム5の突出ピン5bに当接することができない。よって、図9に示すように、ストッパ部材2、4も回動することなく、ディスクD2は、ストッパピン2b、4bに当接した状態で、センタリングされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ストッパ部材2、4は、ディスクD1の排出時に図示しないバネの力のみで元の位置に戻るようになっているので、このバネに十分な力を持たせている。このため、上記のようにストッパ部材2、4をディスクD1によって押し広げていく際に、前記バネの力に打ち勝つための力が必要であり、前記搬送機構に大きな負荷がかかっていた。よって、搬送機構において、大きなトルクを有する高価なモータを使用したりギアを多用したりしていたためコストが高くなり、動作音が大きかった。
さらに、ストッパ部材2、4は別々の部材であることから、前述のように係合ピンを設けて連動するよう工夫している。これは、ストッパ部材2、4それぞれの動きがばらついてしまうとディスクD1の挿入動作がぎこちないものになってしまうのを防ぐためである。しかし、このような連動のために係合ピンを必要としたり、搬送機構の負荷の増大にもつながっていた。また、センタリング手段1は、回動自在の部材を多く設けたことから振動によるガタツキ音も大きかった。
【0008】
一方、ディスク再生装置にはより一層の薄型化が望まれている。しかし、図6のセンタリング手段1では、挿入したディスクが確実に当接するように、ストッパ部材2、4のストッパピン2b、4bに十分な長さを持たせていたため、装置全体の薄型化が困難であった。さらに、図6で示した構造で薄型化を考えた場合、12cmのディスクD1が挿入された時に、8cmのディスク用のストッパ部材2、4を大きく退避させる複雑な機構が必要となりコストが高くなってしまう。
また、8cmのディスクを左または右に大きくずれた状態で挿入口Eに挿入してしまった場合には、ストッパピン2b、4bだけではセンタリング方向への力が十分に得られない可能性もあった。
【0009】
本発明の課題は、直径の異なるディスクのいずれでも確実にセンタリングされながら、コストを低く抑えることができ、また動作音やガタツキなどなく薄型化が可能であるディスク再生装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、
第1のディスク(12cmディスクD1)と、第1のディスクよりも直径の小さい第2のディスク(8cmディスクD2)を挿入することが可能であり、
第1のディスク及び第2のディスクのいずれを挿入しても、所定の位置(ターンテーブル12)に位置決めする位置決め手段(センタリング手段20)を有するディスク再生装置(10)において、
前記位置決め手段は、
前記第1のディスク及び第2のディスクの挿入面に対してほぼ垂直な方向に動作可能である板バネ(板バネ23a)と、
前記所定の位置に位置決めされた第2のディスクの形状に沿うように前記板バネの下面に設けられたストッパピン(ストッパピン24,25)と、
前記第1のディスクの挿入動作と連動して前記板バネを変位させるロックアーム(ロックアーム21)と、
前記第1のディスクに当接し、当該第1のディスクを前記所定の位置に位置決めする固定ストッパ(固定ストッパ22)とを具備し、
前記第1のディスクを挿入したときには、当該第1のディスクが前記ロックアームと当接することによって、当該第1のディスクの挿入面から離間する方向に前記板バネが撓むことにより、前記ストッパピンが当該第1のディスクとの当接を回避する非当接状態におかれ、当該第1のディスクは、前記固定ストッパに当接し、
前記第2のディスクを挿入したときには、前記ストッパピンが当該第2のディスクと当接する当接状態におかれ、当該第2のディスクは、当該ストッパピンに当接し、前記所定の位置に位置決めすることを特徴とする。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、第1のディスクを挿入するとロックアームによって板バネがディスクの挿入面に対してほぼ垂直方向に駆動され、非当接状態となり、第1のディスクは固定ストッパによって位置決めされる。また、第2のディスクを挿入したときは、ストッパピンによって当接されて所定の位置に位置決めされる。すなわち、第1のディスクを挿入したときに、板バネがディスク挿入面に対して垂直方向に逃げることから、従来のようにディスク面とほぼ同じ面内で退避することと比較して、格段に移動量を小さくすることができる。これにより、板バネを小さな力で駆動することができる。ひいては、ディスク搬送機構を設けた場合に小さいトルクのモータを使用したり、構成するギア等を単純なものとすることができ、動作音も小さくなるし、コストも抑えることができる。
また、第2ディスク用の位置決め部材として板バネ及びストッパピンを用いることで、構造が単純になり、この点でもコストを抑えることができる。
【0012】
また、板バネを用いることにより、ロックアームがストッパピンを非当接状態に変位させた場合でも、他の駆動源などを設けなくても板バネの弾性力により元の当接状態に戻すことができ、構成を簡素化することができる。
【0013】
さらに、板バネの複数のストッパピンは、所定の位置を中心に第2のディスクの形状に沿うように配置されていることから、挿入された第2のディスクは所定の位置に容易に位置決めされる。
ここで、ストッパピンは2本以上でよいが、さらに多い方が位置決めしやいので好ましい。また、挿入された第2のディスクを所定の位置に容易に位置決めするには、ディスクを挿入口の両端の一方に偏った位置で挿入したとしても、ディスクがストッパピンから所定の位置へ向かう力を受けるように、第2のディスクの外形周縁部の比較的広範囲にわたって当接するよう配置することが好ましい。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のディスク再生装置において、
シャシ(11)を備え、
前記第1のディスク及び第2のディスクは、前記シャシの下面(11b)側に挿入され、
前記ロックアーム及び板バネは、前記シャシの上面(11c)に設けられ、
前記ストッパピンは、上下方向に移動可能であるように前記シャシの下面から突出し、
前記ロックアームは、前記第1のディスクが挿入されると、当該第1のディスクによって所定の方向に回動しながら前記板バネ前記シャシの間に入り込み、前記ストッパピン前記シャシの下面から突出しないように前記板バネを上昇させることを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、第1のディスクが挿入されると、ロックアームを介して板バネが上昇し、ストッパピンはシャシ下面から突出した状態ではなくなり、ディスクに当接しない。第2のディスクの挿入時には、ロックアームを介して板バネは上昇しないことから、挿入されたディスクはシャシ下面から突出するストッパピンに当接される。
このように板バネストッパピンは、上下動するように構成されており、ストッパピンのシャシから突出する分を、従来のストッパピンに比べて短くすることで、ディスク再生装置全体の薄型化が可能となる。
ここで、ロックアーム及び板バネに、ロックアーム板バネとシャシとの間に入り込みやすく板バネを容易に上昇させることができるような構造を設けてもよく、例えば板バネロックアームそれぞれに対応する形状を有する曲げ部分やテーパを形成するといったことが挙げられる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1(a)に示すように、本発明の一例であるディスク再生装置10は、シャシ11と、シャシ11下の中央付近に設けられたターンテーブル12と、該ターンテーブル12上にディスクが装着されるようセンタリングするセンタリング手段20とを備える。ターンテーブル12はディスク再生時にディスク回転用モータ(図示略)によって回転するようになっている。
シャシ11は、従来のシャシ3と同様の金属製の天板である。シャシ11縁部の直下にディスクの挿入口Eが設けられ、ディスクはシャシ11の下面11b(図1(b))と平行する面において挿入される。
【0018】
本発明の位置決め手段としてのセンタリング手段20は、ロックアーム21、ストッパ部材23、固定ストッパ22、22とから構成され、主にシャシ11の上側に設けられている。
駆動部材としてのロックアーム21は、略鉤型に形成されており、シャシ11に軸部21aを介して回動可能に取り付けられている。また、一端部には下方に突出する突出ピン21bが固定されている。ロックアーム21の他端部は、図1(b)に示すように、山型に折れ曲がるように形成された折り曲げ部21cとなっている。
当接部材としてのストッパ部材23は、主にコ字状の板バネ(プレート部)23aからなり、両端部23d、23dにおいて、シャシ11上面11cに固着している。ストッパ部材23の中央部には上方に曲げられた上曲げ部23bが形成され、該上曲げ部23bの下面に前記折り曲げ部21cが接している。
【0019】
板バネ23aの下面には、シャシ11に対して上下方向に摺動可能に貫通した状態で、ストッパピン(当接ピン)24、24、25、25が設けられている。これらはターンテーブル12を中心にして8cmディスクの外形形状に沿うように配置されており、内側のストッパピン24、24は、従来で挙げた前記ストッパピン2b、4b(図6)より内側に設けられ、外側のストッパピン25、25はストッパピン2b、4bより外側にある。ストッパピン24、24、25、25に8cmのディスクが当接するとターンテーブル12上にセンタリングされるようになっている。
ストッパ部材23は、ストッパピン24、24、25、25が、シャシ11の下面11b側に突出し挿入されるディスクに当接可能であるときには当接状態であり、4つのストッパピンが下面11bからほとんど突出せずディスクに当接できないときには非当接状態である。
また、固定ストッパ(第1ディスク用位置決め部材)22、22は、シャシ11に固定され下方に突出しており、これに当接した12cmのディスクはターンテーブル12上にセンタリング(位置決め)される。
【0020】
上記センタリング手段20を備えるディスク再生装置10において、12cmの直径を有するディスクD1(第1のディスク)、8cmの直径を有するディスクD2(第2のディスク)を挿入する場合の動作について図2〜図4に基づいて説明する。
まず、ディスクD1を入れる場合について説明する。手でディスクD1をシャシ11下の挿入口Eに挿入すると、ディスクD1は図示しないディスク搬送機構により引き込まれていく。これによりディスクD1の周縁部は、図2(a)に示すように、ロックアーム21の突出ピン21bに当接し、これを押していき、ロックアーム21は軸部21aを中心に時計方向に回動していく。この回動により、ロックアーム21の折り曲げ部21cが、図2(b)に示すように、ストッパ部材23の上曲げ部23bの下に入り込んでいき、これに伴い板バネ23aが反るように撓み、ストッパピン24、24、25、25が上昇する(非当接状態)。したがって、ディスクD1はストッパピン24、24、25、25に係止されることなく、搬送され固定ストッパ22、22に当接し、これによりセンタリングされた状態で停止する。
【0021】
次に、ディスクD2を入れる場合について説明する。ディスクD2を挿入口Eに挿入すると、ディスクD2は、ロックアーム21の突出ピン21bに当接することはなく、前記ディスク搬送機構により搬送されると、当接状態のストッパピン24、24、25、25に当接し、これにより図3(a)、(b)に示すように、センタリングされた状態で停止する。
また、図4(a)、(b)に示すように、ディスクD2を挿入口Eの最も右方から挿入した場合には、まず外側のストッパピン25に当接する。ストッパピン25は、従来のストッパピン4bと比較してより外側にあることから、これに当接したディスクD2は内側へ向かう力を受け、センタリング方向へ誘導されて、最終的には図3の状態になる。
【0022】
以上のディスク再生装置10によれば、ストッパピン24、24、25、25は、ディスクの挿入面に対して垂直な上下方向に変位するように構成されているので、12cmのディスクD1が挿入されたときのストッパピン24、24、25、25の移動量は、従来の構成と比較して、格段に移動量が短く、言い換えれば小さな力でストッパピン24、24、25、25を駆動することができる。ひいては、ディスク搬送機構について、小さいトルクのモータを使用したりギア等の構成をシンプルなものとすることができ、動作音は小さくなり、コストも抑えることができる。
【0023】
また、8cmディスク用のセンタリング部材はストッパ部材23の1つで済み、しかも主に板バネ23aからなるのでその弾性力により非当接状態から当接状態に戻ることができ、構造も動作機構も単純であり、その点でもコストを抑えることができる。さらに、ストッパ部材23はわずかに上下動するのみで、回転部材はロックアーム21だけであり、自由度の高い部品が少なく、信頼性が向上し、ガタツキによる音も小さい。
さらに、ストッパピン24、24、25、25をディスクD2の形状に沿うように設け、特にストッパピン25、25は従来のストッパピン2b、4bよりも外側にあるので、挿入口Eの左寄りまたは右寄りに8cmディスクを挿入した場合でも、一方のストッパピン25に当接すると、センタリング方向への力を受け、容易にセンタリングされるようになる。
加えて、ストッパピン24、24、25、25が、シャシ11を介して上下動し、シャシ11から突出している分が比較的短いので、薄型化が可能である。
総じて言えば、少ない部品点数、単純な構造により、省力化、低コスト化、薄型化、騒音の低減、さらには動作の信頼性の向上を図ることができる。
【0024】
<変形例>
上記実施の形態では、ストッパ部材を板バネから構成したが、図5に示すような構成でもよい。図5では、ストッパ部材以外は、上記実施の形態と全く同じであるので、同符号を付し説明は省略する。
図5のストッパ部材30は、板バネよりも剛性の高いプレートであり、シャシ11上に軸部30aを介して固定され、軸部30aを中心に回動可能となっている。また、ストッパ部材23同様に上曲げ部30bが形成されている。ストッパ部材30の下面には、図1同様にストッパピン24、24、25、25(図5では1組のみ図示)が設けられている。さらに、ストッパ部材30は、図示しないバネなどの弾性部材により下方に付勢されている。
ストッパ部材30は、12cmのディスクD1が挿入されるときに、折り曲げ部21cが上曲げ部30bとシャシ1の間に入り込むと、軸部30aを中心に上方に回動し、ストッパピン24、25がディスクD1の挿入を妨げない位置まで上昇するようになっている。ディスクD1が排出されるときには、前記弾性部材により下方に戻るようになっている。
このような図5に示すストッパ部材30を用いても、前述同様の作用効果を奏することができる。
【0025】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、具体的な形状や構造など適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、ストッパ部材はコ字状に限らず、円弧状などの他の形状であってもよいし、ストッパピンの数は4本でなく、2本、3本あるいは5本以上でもよい。また、ロックアームの折り曲げ部とストッパ部材の上曲げ部の構造も、上記実施の形態とは異なる形状でもよく、要はロックアームの回転によりストッパ部材が上昇するように構成されていればよい。
また、ディスクの大きさは例示であり、12cm、8cmに限らない。
さらに、本発明のディスク再生装置における部材の上下関係の記載は、オーディオ装置などに組み込んだときの実際の位置関係を決定するものではなく、シャシに対してディスク挿入面側が上であってもよいし、あるいはシャシ及びディスク挿入面が上下に平行するように設けられてもよい。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、第1のディスクを挿入するとロックアームによって板バネがディスクの挿入面に対してほぼ垂直方向に駆動され、非当接状態となり、第1のディスクは固定ストッパによって位置決めされる。また、第2のディスクを挿入したときは、ストッパピンによって当接されて所定の位置に位置決めされる。
すなわち、第1のディスクを挿入したときに、板バネがディスク挿入面に対して垂直方向に逃げることから、従来のようにディスク面とほぼ同じ面内で退避することと比較して、格段に移動量を小さくすることができる。これにより、板バネを小さな力で駆動することができる。いては、ディスク搬送機構を設けた場合に小さいトルクのモータを使用したり、構成するギア等を単純なものとすることができ、動作音も小さくなるし、コストも抑えることができる。
また、第2のディスク用の位置決め部材として板バネ及びストッパピンを用いることで、構造が単純になり、この点でもコストを抑えることができる。
さらに、板バネの複数のストッパピンは、所定の位置を中心に第2のディスクの形状に沿うように配置されていることから、挿入された第2のディスクは所定の位置に容易に位置決めされる。
さらに、板バネであれば、ロックアームが板バネを非当接状態に変位した場合でも、他の駆動源などを設けなくても板バネの弾性力により元の当接状態に戻すことができ、構成を簡単にできる。
【0027】
請求項2に記載の発明によれば、板バネのストッパピンは、上下動するように構成されており、ストッパピンのシャシから突出する分を、従来のストッパピンに比べて短くすることで、ディスク再生装置全体の薄型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク再生装置の一例を示すもので、(a)は平面図であり、(b)はA−A線に沿った断面図である。
【図2】図1のディスク再生装置に12cmディスクを挿入した状態を示すもので、(a)は平面図であり、(b)はB−B線に沿った断面図である。
【図3】図1のディスク再生装置に8cmディスクを挿入した状態を示すもので、(a)は平面図であり、(b)はC−C線に沿った断面図である。
【図4】図1のディスク再生装置に8cmディスクを右寄りに挿入した場合を示すもので、(a)は平面図であり、(b)はD−D線に沿った断面図である。
【図5】本発明のディスク再生装置におけるストッパ部材の他の例を示す図である。
【図6】従来のディスク再生装置を示す平面図である。
【図7】図6のディスク再生装置に12cmディスクを挿入したときの動作を示す平面図である。
【図8】図6のディスク再生装置に12cmディスクを挿入した様子を示す平面図である。
【図9】図6のディスク再生装置に8cmディスクを挿入した様子を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ディスク再生装置
11 シャシ
11b 下面
11c 上面
12 ターンテーブル
20 センタリング手段(位置決め手段)
21 ロックアーム(駆動部材)
21c 折り曲げ部
22、22 固定ピン(第1ディスク用位置決め部材)
23、30 ストッパ部材(当接部材)
23a 板バネ
23b、30b 上曲げ部
24、24 ストッパピン(当接ピン)
25、25 ストッパピン(当接ピン)
D1 12cmのディスク
D2 8cmのディスク

Claims (2)

  1. 第1のディスクと、当該第1のディスクよりも直径の小さい第2のディスクを挿入することが可能であり、当該第1のディスク及び第2のディスクのいずれを挿入しても、所定の位置に位置決めする位置決め手段を有するディスク再生装置において、
    前記位置決め手段は、
    前記第1のディスク及び第2のディスクの挿入面に対してほぼ垂直な方向に動作可能である板バネと、
    前記所定の位置に位置決めされた第2のディスクの形状に沿うように前記板バネの下面に設けられたストッパピンと、
    前記第1のディスクの挿入動作と連動して前記板バネを変位させるロックアームと、
    前記第1のディスクに当接し、当該第1のディスクを前記所定の位置に位置決めする固定ストッパとを具備し、
    前記第1のディスクを挿入したときには、当該第1のディスクが前記ロックアームと当接することによって、当該第1のディスクの挿入面から離間する方向に前記板バネが撓むことにより、前記ストッパピンが当該第1のディスクとの当接を回避する非当接状態におかれ、当該第1のディスクは、前記固定ストッパに当接し、
    前記第2のディスクを挿入したときには、前記ストッパピンが当該第2のディスクと当接する当接状態におかれ、当該第2のディスクは、当該ストッパピンに当接し、前記所定の位置に位置決めすることを特徴とするディスク再生装置。
  2. シャシを備え、
    前記第1のディスク及び第2のディスクは、前記シャシの下面側に挿入され、
    前記ロックアーム及び板バネは、前記シャシの上面に設けられ、
    前記ストッパピンは、上下方向に移動可能であるように前記シャシの下面から突出し、
    前記ロックアームは、前記第1のディスクが挿入されると、当該第1のディスクによって所定の方向に回動しながら前記板バネと前記シャシの間に入り込み、前記ストッパピンが前記シャシの下面から突出しないように前記板バネを上昇させることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
JP2000354654A 2000-11-21 2000-11-21 ディスク再生装置 Expired - Fee Related JP3731084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000354654A JP3731084B2 (ja) 2000-11-21 2000-11-21 ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000354654A JP3731084B2 (ja) 2000-11-21 2000-11-21 ディスク再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002157801A JP2002157801A (ja) 2002-05-31
JP3731084B2 true JP3731084B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=18827203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000354654A Expired - Fee Related JP3731084B2 (ja) 2000-11-21 2000-11-21 ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3731084B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002157801A (ja) 2002-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6826766B2 (en) Disk apparatus
JP2008140542A (ja) ハードディスクドライブのアクチュエータアームラッチ及びハードディスクドライブ
KR20030094927A (ko) 디스크 플레이어의 디스크 로딩장치
JP3731084B2 (ja) ディスク再生装置
JP4906929B2 (ja) ディスク再生装置
KR101106642B1 (ko) 디스크 플레이어의 디스크 로딩 장치
JPH11339348A (ja) ディスク装置
JP3995455B2 (ja) ディスク装置
KR100598117B1 (ko) 디스크 이격장치 및 디스크 이격방법
JP4120130B2 (ja) スライダー機構
US20060037034A1 (en) Apparatus for preventing duplicate insertion of discs to an optical disc drive
EP0822549A1 (en) Disk player
JP4287318B2 (ja) ディスク装置
JP4134181B2 (ja) 光ディスク装置
JP3765695B2 (ja) 記録媒体の駆動装置
WO2024122413A1 (ja) 光ディスクドライブ
JP3591661B2 (ja) ディスクローディング装置
US7487518B2 (en) Disk loading apparatus and method
JP4316614B2 (ja) ディスク装置
JP4156550B2 (ja) ディスク再生装置
JP2813736B2 (ja) ディスクプレーヤ
US7395543B2 (en) Disc chucking apparatus and disc player having the same
JPH1069682A (ja) テープレコーダーのハブロッキング解除装置
JP4278453B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0626045U (ja) ディスクプレーヤのフローティング部保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081021

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees