JP3730936B2 - インターネットファクシミリ装置、プログラム、及び、画データの送信方法 - Google Patents

インターネットファクシミリ装置、プログラム、及び、画データの送信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットファクシミリ装置、インターネットファクシミリ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラム及び画データの送信方法に関し、特に、送信先からの受信通知の有無・内容を利用するインターネットファクシミリ装置、インターネットファクシミリ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラム及び画データの送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のG3/G4ファクシミリ装置は、通常、直接受信側装置へ画像送信を行うものであるため、画像送信したとき受信側装置から送信完了の確認をすることは可能となっている。また、その通信手順の中で、送信開始時に送信側装置と受信側装置の間で送受信の能力を調整し、送信可能なデータフォーマットを決めることができるため、最適な画像の送信を行うことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、画像をデータファイル化し電子メールに添付して送信することにより画像の送信を実現するインターネットファクシミリ装置では、直接受信側装置へ画像送信することはせず、途中に複数のメールサーバが介在するのが一般的である。このため、メールサーバに対する画像の送信が完了したことを確認することだけでは、受信側装置に確実に届く保証はされないという問題点がある。
【0004】
また、該メールサーバから送信される送信結果を示す電子メールでは、送信側装置と受信側装置の間で送受信の能力を調整することができない。また、受信側装置において画データの出力に失敗した場合等、再度送信する場合においても、受信側装置の受信能力が不明であるため、受信側装置の能力に見合った画データの送信を行うことができず、確実に送信が可能な最低能力の画データを選択せざるを得ないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、その目的とするところは、送信側ユーザに、受信側装置の受信能力を取得・学習するとともに、信頼性の高い送信結果情報が得られるインターネットファクシミリ装置及びインターネットファクシミリ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のインターネットファクシミリ装置は、メールサーバを介して、送信先クライアントに対して、画データを送信するインターネットファクシミリ装置であって、前記送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、を記憶保持する記憶部と、ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するとともに、前記送信した画データの処理結果を含んだ受信通知を要求して受信する通信制御部と、前記受信通知を解析して、該送信先クライアントに係る能力情報を更新する受信能力解析部と、を備え、前記受信能力解析部は、前記受信通知の要求後、予め定められた時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するようにし、前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定するための時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、前記受信能力解析部は、受信通知を受信した場合、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新し、次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するようにしている。
【0007】
また、本発明のインターネットファクシミリ装置は、前記次回の受信通知を、前記更新した時間間隔内に受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合は、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力するようにしている。
【0008】
本発明の第1のプログラムは、メールサーバを介して、送信先クライアントとのデータの送受信を行う通信制御部と、送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、前記送信先クライアントから受信する受信通知と、を記憶保持する記憶部と、前記受信通知を解析する受信能力解析部と、を備えるインターネットファクシミリ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するとともに、該画データの受信通知を要求して受信する処理と、前記受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信先能力リストを更新する処理との、前記各処理を前記コンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定する時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、更に、受信通知を受信した場合は、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新する処理と、次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新する処理との、前記各処理を前記コンピュータに実行させるようにしている。
【0009】
本発明の第2のプログラムは、メールサーバを介して、送信先クライアントとのデータの送受信を行う通信制御部と、送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、前記送信先クライアントから受信する受信通知と、を記憶保持する記憶部と、前記受信通知を解析する受信能力解析部と、能力情報に応じて画データを変換する画データ変換部と、を備えるインターネットファクシミリ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するとともに、該画データの受信通知を要求して受信する処理と、前記送信した画データを前記記憶部に記憶保持する処理と、受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信先能力リストを更新する処理と、前記送信先クライアントから受信通知を受信した場合に、該受信通知を解析する処理と、前記受信通知の解析の結果が、前記送信先クライアントにおいて前記画データが印刷できないことを示す場合は、前記記憶部に記憶保持した画データを、前記送信先クライアントの能力に適合するよう変換する処理と、該変換後の画データを再送する処理との、前記各処理を前記コンピュータに実行させるプログラムにおいて、 前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定する時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、更に、受信通知を受信した場合は、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新する処理と、次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新する処理との、前記各処理を前記コンピュータに実行させるようにしている。
【0010】
また、本発明の第1と第2のプログラムは、更に、次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合には、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力する処理を、前記コンピュータに実行させるようにしている。
【0011】
本発明の第1の画データの送信方法は、メールサーバを介して、送信先クライアントとのデータの送受信を行う通信制御部と、送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、前記送信先クライアントから受信する受信通知と、を記憶保持する記憶部と、前記受信通知を解析する受信能力解析部と、を備えるインターネットファクシミリ装置における画データの送信方法であって、前記インターネットファクシミリ装置が、ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するステップと、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントに対して、前記画データの受信通知を要求するステップと、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントから受信した画データの受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信先能力リストを更新するステップと、を含む画データの送信方法において、前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定する時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、更に、受信通知を受信した場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新するステップと、次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するステップとを含んで構成されている。
【0012】
本発明の第2の画データの送信方法は、メールサーバを介して、送信先クライアントとのデータの送受信を行う通信制御部と、送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、前記送信先クライアントから受信する受信通知と、を記憶保持する記憶部と、前記受信通知を解析する受信能力解析部と、能力情報に応じて画データを変換する画データ変換部と、を備えるインターネットファクシミリ装置における画データの送信方法であって、前記インターネットファクシミリ装置が、ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するステップと、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントに対して、前記画データの受信通知を要求するステップと、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信した画データを前記記憶部に記憶保持するステップと、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントから受信した画データの受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信先能力リストを更新するステップと、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントから受信通知を受信した場合に、該受信通知を解析するステップと、前記受信通知の解析の結果が、前記送信先クライアントにおいて前記画データが印刷できないことを示す場合に、前記インターネットファクシミリ装置が、前記記憶部に記憶保持した画データを、前記送信先クライアントの能力に適合するよう変換するステップと、前記インターネットファクシミリ装置が、該変換後の画データを再送するステップと、を含む画データの送信方法において、前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定する時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、更に、受信通知を受信した場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新するステップと、次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するステップとを含んで構成されている。
【0013】
また、本発明の第1と第2の画データの送信方法は、更に、次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合には、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力するステップを含んで構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のシステム構成の一例を表したブロック図である。まず、図1を参照して、本発明のインターネットファクシミリ装置(以下、単に「ファクシミリ装置」とも略称する。)の構成を説明する。図1を参照すると、画データを送信する側の本発明の送信側ファクシミリ装置100と、画データを受信する側のファクシミリ装置200とが、メールサーバ300を介して接続された構成が示されている。
【0015】
送信側ファクシミリ装置100は、通信制御部101と、記憶部102と、受信能力解析部103と、画データ変換部104と、読取部105と、印刷部106とを備えている。
【0016】
通信制御部101は、予め定められた手順に基いて、メールサーバ300を介して、受信側ファクシミリ装置200に対する、画データ及び受信通知の送受信の制御を行い、記憶部102は、送受信する画データ及びファクシミリ装置200から送られる受信通知及び送信先毎の能力情報(図4参照)を示した送信先能力リストを記憶保持する。また、受信能力解析部103は、画データを送信した結果としてファクシミリ装置200から送信されてくる受信通知を解析し、送信の成功や失敗の確認や、受信側ファクシミリの受信能力の確認を行う。画データ変換部104は、受信能力解析部103で解析して得られる受信能力を元に画データの変換を行う。
【0017】
なお、読取部105は、文書等を読み込み画データに変換するためのものであり、印刷部106は、受信した文書等や受信結果レポートを印刷するためのものである。本インターネットファクシミリ装置を、パーソナルコンピュータ等により構成する場合には、スキャナ等の読取手段と、プリンタ等の印刷手段を該コンピュータに接続することで実現される。もちろん、本インターネットファクシミリ装置が、記憶部102に記憶保持された画データを送信する場合には、読み取り処理を行うことなく、そのまま送信することが可能であるし、表示装置等その他の出力手段を備える場合には、画データ及び送信結果レポートを該装置に出力することに代えてもよい。
【0018】
記憶部102に記憶保持される送信先能力リストは、宛先となる送信先クライアント毎に、送信先名称(送信先の名称)、送信先アドレス(E-mailアドレス)、送信処理方法(送信モード;シンプルモード/フルモード)、送信先能力として受信画サイズ、符号化方式、線密度の設定値を格納したものである(図4を参照)。なお、送信処理方法のフルモードは、ファクシミリ装置200からの受信通知があること(能力交換が可能であること)を前提にした送信処理手順を実行するモードであり、シンプルモードは、受信通知がないこと(能力交換が不可能であること)を前提にした送信処理手順を実行するモードである。
【0019】
送信先のファクシミリ装置200は、専用のファクシミリ装置やファクシミリ・アプリケーションをインストールしたパーソナルコンピュータ等の情報処理機器である。フルモードに対応するものであれば、ファクシミリ装置100からの画データが印刷可能か否かを判断し、印刷可能としたならば印刷処理が成功した旨の結果(受信通知)をファクシミリ装置100へ通知し、印刷不可としたならば、印刷処理に失敗した旨の結果(受信通知)をファクシミリ装置100へ通知する。
【0020】
メールサーバ300は、本発明のファクシミリ装置100とファクシミリ装置200の画データを仲介するサーバ装置である。図1によれば、1のメールサーバ及び1組のファクシミリ装置のみが示されているが、当然に、他のメールサーバやファクシミリ装置等を接続可能である。
【0021】
続いて、上記した構成からなる本発明のインターネットファクシミリ装置の動作について、適宜図面を参照して、詳細に説明する。まず最初に、送信を行う場合、送信側ファクシミリ装置100は、読取部105により、その読み取ることのできる最高能力で原稿を読み取る。なお、ここでいう最高能力とは、一番高い線密度で、縮小することなく等倍の読取サイズで読み取り、そのファクシミリ装置で利用できる一番高い圧縮符号化方式を利用して、原稿を読み取ることをいう。こうして、読取部105で読み取られた画データは、送信側ファクシミリ装置100の記憶部102に記憶保持される。
【0022】
図2は、本発明の送信動作の一例を示したフローチャートである。図2を参照すると、ユーザから送信先の指定を受け付けると、送信側ファクシミリ装置100は、該送信先が、記憶部102に記憶保持される送信先能力リストに登録されているか検索を行う(ステップS10)。
【0023】
ここで、該送信先が前記送信先能力リストに載っていない場合は、送信側ファクシミリ装置100は、該画データを、通信制御部101及びメールサーバ300を経由してファクシミリ200に対して、フルモードで送信する(ステップS13)。一方、該送信先が前記送信先能力リストに載っていた場合は、送信側ファクシミリ装置100は、前記送信先能力リストを参照して、送信先能力の設定に合わせて受信画サイズ、符号化方式、線密度の調整を行う(ステップS11)。例えば、記憶部102に蓄積されている画データの画サイズ、符号化方式、線密度と前記送信先能力リストに示された該当送信先の送信先能力の各設定値を比較し、能力として低い設定の方を選択して、その設定に合わせるよう、画データ変換部104により画データを変換する。
【0024】
続いて、送信側ファクシミリ装置100は、前記送信先能力リストに示された送信処理方法が、シンプルモードかフルモードかを確認する(ステップS12)。
【0025】
ここで、送信処理方法がフルモードの場合は、続いて、送信側ファクシミリ装置100は、画データを、通信制御部101及びメールサーバ300を経由してファクシミリ200に対して送信し(ステップS13)、ファクシミリ200からの受信通知の受信を待つ。上記ステップS10にて、送信先が送信先能力リストに載っていない場合と判定された場合も、同様に、フルモードでの送信を行う。
【0026】
その後、メールサーバ300に対する送信が完了し(ステップS14)、メールサーバ300を介して、ファクシミリ装置200から受信通知を受信した場合(ステップS15)、送信側ファクシミリ装置100は、受信能力解析部103を起動して、受信通知の解析を行う(ステップS16)。続いて、送信側ファクシミリ装置100は、次回の送信に備えるべく、必要に応じて、送信先能力リストのファクシミリ装置200に係る送信先能力の各設定値について、前記解析の結果得られる受信能力の値を反映(変更)するとともに、送信処理方法としてフルモードを設定する(ステップS17)。
【0027】
更に、送信側ファクシミリ装置100は、前記受信通知の解析の結果から、ファクシミリ装置200において印刷に成功した否かを判断し(ステップS18)、印刷に成功したできる場合は、ユーザに対して送信文書の送達が完了したことを通知すべく、「送信完了」の結果レポートを、印刷部106から印刷し(ステップS19)、不要となった画データを、記憶部102から削除する(ステップS20)。
【0028】
一方、上記したステップS13において、画データをファクシミリ装置200へ送信したにも関わらず、受信通知の受信がない場合(ステップS15の「No」)、即ち、一定時間を過ぎても受信通知の受信がなく、タイムアウトとなった場合は、送信側ファクシミリ装置100は、ファクシミリ装置200に受信通知の機能がないと判断し、送信先能力リストのファクシミリ装置200に係る送信処理方法を、シンプルモードに変更するとともに、ファクシミリ装置200に係る送信先能力の各設定値を、最低能力に対応する値に変更する(ステップS35)。ここで、最低能力に変更する理由は、インターネットファクシミリ装置で必ずサポートしていなければならない能力の設定に変更して、受信側ファクシミリ装置200で受信できないという事態を防止するためである。
【0029】
もちろん、この場合は、受信側ファクシミリ装置200から受信通知を受け取ることができなかったため、送信側ファクシミリ装置100は、「受信確認できず」の結果レポートを、印刷部106から出力し、ユーザに送達の確認が取れなかったことを通知し(ステップS33)、該画データを、記憶部102から削除する(ステップS34)。
【0030】
また一方、上記ステップS18において、受信通知を受けたが印刷に成功しなかったと判断できる場合、送信側ファクシミリ装置100は、画データ変換部104を起動して、受信能力解析部103にて解析された結果に基き、記憶部102に記憶保持されている画データの変換を行う(ステップS21)。例えば、送信先能力リストに載っていない送信先に対する送信においては、送信側ファクシミリ装置100において最高能力で原稿を読み取り、送信しているため、ファクシミリ装置200の受信能力と合っていない可能性がある。そこで、具体的には、送信側ファクシミリ装置100で読み取った際の線密度と、受信通知を解析した結果のファクシミリ装置200の受信可能な線密度を比較し、受信可能な線密度の方が低い線密度である場合、受信可能な線密度を採用する。同様に、読取サイズ(受信サイズ)と符号化方式についても比較を行って、画データの変換を行う。
【0031】
この後、送信側ファクシミリ装置100は、受信側ファクシミリ装置200の能力に応じた変換を施した画データの再送信を行い(ステップS23)、受信通知の待ち状態に移行する(ステップS14)。このようにして、受信能力が未知である送信先においても、確実に印刷可能な画データを送ることが可能となる。
【0032】
しかしながら、既に画データの変換を行い再送信を試行している場合、受信能力以外の問題であると判断する必要がある(ステップS22)。そこで、既に再送信を試行済みである場合は、送信側ファクシミリ装置100は、ユーザに対して送信に失敗したことを通知すべく、「送信失敗」の結果レポートを印刷部106から出力し(ステップS24)、続いて、該画データを、記憶部102から削除する(ステップS25)。
【0033】
また、上記ステップS12において、送信先能力リストの送信先に係る送信処理方法が、シンプルモードと設定されていた場合を説明すると、まず、送信側ファクシミリ装置100は、画データを、通信制御部101及びメールサーバ300を経由して、ファクシミリ200に対してシンプルモードで送信する(ステップS31)。その後、メールサーバ300に対する送信が完了すると(ステップS32)、送信側ファクシミリ装置100は、ユーザに対して送達の確認が取れないこと(シンプルモードを選択して送信したこと)を通知すべく、「受信確認できず」の結果レポートを印刷部106から出力し(ステップS33)、続いて、該画データを、記憶部102から削除する(ステップS34)。
【0034】
上記動作において、メールサーバ300に対する画データの送信ができなかった場合の動作を、補足的に説明する。図3は、メールサーバに対する画データの送信に失敗した場合の動作の一例を示したフローチャートである。メールサーバ300に対する画データの送信に失敗した場合、送信側ファクシミリ装置100は、ユーザに対して送信に失敗したことを通知すべく、「送信失敗」の結果レポートを印刷部106から出力し(ステップS41)、続いて、該画データを、記憶部102から削除する(図2の42)。
【0035】
図2及び図3のフローチャートから明らかなように、画データの送信を行った場合、送信側ファクシミリ装置100は、何らかの送信確認のレポートを出力するものとなっている。そして、該送信確認のレポートは、受信通知の受信有無、或いは、受信通知の解析結果に応じて、ユーザに、より確実性のある送信結果を示唆するものとなっている。なお、該送信確認のレポートの出力形態は、上記した印刷部106から逐次出力する形態の他に、ファクシミリ装置100に備えられた表示装置等に出力する形態や、記憶部102にスタックしておき、まとめて出力する形態等も採用することができる。
【0036】
また、同様に、送信の際に参照される送信先能力リストの送信先能力の各設定値は、受信通知の解析の結果から得られる送信先の能力に応じて、調整されることになる。従って、一度送信先能力リストに登録された、過去に該ファクシミリ装置から送信したことのある送信先については、最適な画データ、送信処理方法が選択されることとなることを意味する。
【0037】
続いて、本発明の他の実施の形態について図面を参照して、詳細に説明する。本実施の形態は、図1と同様のシステム構成であり、図2のステップS14、S31のデータのメールサーバへの送信が完了した後に、図5に示す動作を加えたものであるため、重複する部分は省略して、説明する。
【0038】
図6は、本実施の形態のインターネットファクシミリ装置において用いる送信先能力リストの構成を示した図である。図6を参照すると、本実施の形態の送信先能力リストは、図4に示した送信先能力リストに加え、最後に送信した画データを送信した日時を記憶しておくための前回送信日時と、受信通知を受け付け待ち時間を設定するためにタイムアウト設定値との項目が追加されている。
【0039】
図5は、本実施の形態において付加される動作を説明するためのフローチャートである。図5を参照すると、まず、送信側ファクシミリ装置100は、データの送信後、受信通知を受信すると(ステップS51)、送信先能力リストに、該送信先が登録されているか否かを確認する(ステップS52)。
【0040】
ここで、送信先能力リストに該当送信先が登録されていない場合は、そのまま終了し、送信側ファクシミリ装置100は、図2の後続処理(図2のステップS16、S33)を続行する。一方、該当送信先能力リストがあった場合は、送信側ファクシミリ装置100は、送信先能力リストを以下の要領で変更する(ステップS53)。
【0041】
まず、送信処理方法がシンプルモードになっていた場合は、送信側ファクシミリ装置100は、受信通知があったことを反映すべく、送信先能力リストの該送信先に係る送信処理方法をフルモードに変更する。
【0042】
続いて、送信側ファクシミリ装置100は、送信先能力リストの該送信先に係る前回送信日時と、現在の日時(受信通知を受信した日時)を比較して、受信通知が届くまでの時間間隔を計算し、該時間間隔に所望の付加時間を追加した値を新たなタイムアウト設定値として設定する。例えば、13時00分に前回送信し、これに対応する受信通知を13時10分に受信したのであれば、その差10分間に付加時間3分を加えた13分=780秒が、タイムアウト値となる。
【0043】
上記前者の処理(送信処理方法の変更)を付け加えることにより、図2のフローチャートから理解されるように、シンプルモードと一度判定されてしまうと、シンプルモードが、以降継続して、適用されてしまう事態を回避することが可能となる。例えば、以前に受信通知を通知できなかった、或いは、設定に制限を加えていた等の事情により、送信先能力リストの受信側のファクシミリ装置200に係る送信処理方法が、シンプルモードと設定されている場合において、装置の買い替えや設定の変更等により受信通知ができるようになった場合は、次回の送信の際には、フルモードを適用することが可能となる。
【0044】
また、上記後者の処理(タイムアウト値の変更)を付け加えることにより、送信側ファクシミリ装置100において、受信通知を受信するまでのタイムアウト設定値が、動的に変更される。従って、送信先毎に最適なタイムアウト値を求めて、次回以降の送信の際に適用できる構成が実現される。例えば、経路上のメールサーバの設定やネットワークのトラヒック等により、特定の送信先ファクシミリ装置のみからの受信通知の受信に時間が要してしまう場合等において、受信通知を送信したにも関わらず、タイムアウトと判定され、以降シンプルモードが適用されてしまう事態を回避することが可能となる。
【0045】
なお、上記した各実施の形態における送信側及び受信側ファクシミリ装置は、ネットワークに接続されたクライアントを構成するパーソナルコンピュータ等の情報処理機器に、上記した各処理を実行させるプログラムをインストールすることでも実現される。
【0046】
なお、上記記載及び図面に示したフローチャートの内容は、本発明の好ましい実施の形態を説明的に示したものであり、上記した実施の形態として示した構成・作用に限定されないことはもちろんである。例えば、受信通知の受信有無及び解析結果のそれぞれに対して更なる条件判断を行って、より詳細な送信結果レポートを出力するよう構成してもよく、或いは、受信通知の受信有無及び解析結果の重要度に応じて、送信結果レポートの印刷の有無、表示手段を介したユーザへの警告等、送信結果レポートの出力形態を変更するようにしてもよい。
【0047】
また、上記記載及び図面に示したフローチャートの内容によれば、受信側ファクシミリ装置200において、印刷ができなかった場合に(ステップS18のNo)、画データの変換・再送処理(ステップS21以降)を行うものとしているが、これらの処理に代えて、シンプルモードで再送すること等もできる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、インターネットファクシミリ装置において、より的確な送信結果を得ることが可能となる。その理由は、受信先に対して受信通知を要求するとともに、該結果に基いて、送信結果として出力する内容を制御する構成を採用したことにある。
【0049】
また、本発明によれば、インターネットファクシミリ装置において、広く能力交換機能が実現される。その理由は、インターネットファクシミリ装置に各送信先の能力情報を格納した送信先能力リストを備えるとともに、前記受信通知の受信有無・受信内容に応じて、送信先能力リストの変更や画データの変換等、必要とされる処理を確実に実行させる構成を採用したことにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成を表したブロック図である。
【図2】本発明の送信動作の一例を示したフローチャートである。
【図3】メールサーバに対する画データの送信に失敗した場合の動作の一例を示したフローチャートである。
【図4】送信先能力リストに含まれる項目の一例を示した図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施の形態の送信先能力リストに含まれる項目を示した図である。
【符号の説明】
100 送信側ファクシミリ装置
101 通信制御部
102 記憶部
103 受信能力解析部
104 画データ変換部
105 読取部
106 印刷部
200 受信側ファクシミリ装置
300 メールサーバ

Claims (28)

  1. メールサーバを介して、送信先クライアントに対して、画データを送信するインターネットファクシミリ装置であって、
    前記送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、を記憶保持する記憶部と、
    ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するとともに、前記送信した画データの処理結果を含んだ受信通知を要求して受信する通信制御部と、
    前記受信通知を解析して、該送信先クライアントに係る能力情報を更新する受信能力解析部と、を備え、
    前記受信能力解析部は、前記受信通知の要求後、予め定められた時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するようにし、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定するための時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、
    前記受信能力解析部は、
    受信通知を受信した場合、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新し、
    次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新すること、
    を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  2. 請求項1に記載のインターネットファクシミリ装置において、
    前記受信通知を、前記予め定められた時間間隔内に受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合には、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力すること、
    を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のインターネットファクシミリ装置において、
    前記次回の受信通知を、前記更新した時間間隔内に受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合は、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力すること、
    を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインターネットファクシミリ装置において、
    前記通信制御部は、前記送信先能力リストに送信先が登録されていない場合には、送信先クライアントに対して、フルモードで送信を行うこと、
    を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  5. メールサーバを介して、送信先クライアントとのデータの送受信を行う通信制御部と、
    送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、前記送信先クライアントから受信する受信通知と、を記憶保持する記憶部と、前記受信通知を解析する受信能力解析部と、を備えるインターネットファクシミリ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するとともに、該画データの受信通知を要求して受信する処理と、
    前記受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信先能力リストを更新する処理との、
    前記各処理を前記コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定する時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、更に、
    受信通知を受信した場合は、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新する処理と、
    次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新する処理との、
    前記各処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  6. 請求項に記載のプログラムにおいて、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアントに対する送信モード情報を含み、
    前記コンピュータをして、
    前記送信モード情報に応じた送信処理方法で画データを送信させ、
    受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信モードを変更させること、
    を特徴とするプログラム。
  7. 請求項5又は6に記載のプログラムにおいて、更に、
    受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いた送信結果を出力する処理を、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一に記載のプログラムにおいて、更に、
    受信通知の要求後、予め定められた時間間隔内に前記受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新する処理を、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  9. 請求項に記載のプログラムにおいて、更に、
    前記受信通知を、予め定められた時間間隔内に受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合は、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力する処理を、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  10. メールサーバを介して、送信先クライアントとのデータの送受信を行う通信制御部と、
    送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、前記送信先クライアントから受信する受信通知と、を記憶保持する記憶部と、前記受信通知を解析する受信能力解析部と、能力情報に応じて画データを変換する画データ変換部と、を備えるインターネットファクシミリ装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するとともに、該画データの受信通知を要求して受信する処理と、
    前記送信した画データを前記記憶部に記憶保持する処理と、
    受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信先能力リストを更新する処理と、
    前記送信先クライアントから受信通知を受信した場合に、該受信通知を解析する処理と、
    前記受信通知の解析の結果が、前記送信先クライアントにおいて前記画データが印刷できないことを示す場合は、前記記憶部に記憶保持した画データを、前記送信先クライアントの能力に適合するよう変換する処理と、
    該変換後の画データを再送する処理との、
    前記各処理を前記コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定する時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、更に、
    受信通知を受信した場合は、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新する処理と、
    次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新する処理との、
    前記各処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムにおいて、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアントに対する送信モード情報を含み、 前記コンピュータをして、
    前記送信モード情報に応じた送信処理方法で画データを送信させ、
    受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信モードを変更させること、
    を特徴とするプログラム。
  12. 請求項10又は11に記載のプログラムにおいて、更に、
    受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いた送信結果を出力する処理を、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  13. 請求項10乃至12のいずれか一に記載のプログラムにおいて、更に、
    受信通知の要求後、予め定められた時間間隔内に前記受信通知を受信できない場合は、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新する処理を、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムにおいて、更に、
    前記受信通知を、予め定められた時間間隔内に受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合は、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力する処理を、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  15. 請求項5乃至14のいずれか一に記載のプログラムにおいて、更に、
    次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合には、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力する処理を、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  16. 請求項5乃至15のいずれか一に記載のプログラムにおいて、
    前記送信先能力リストに送信先が登録されていない場合には、送信先クライアントに対する送信処理方法として、フルモードを選択する処理を、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  17. メールサーバを介して、送信先クライアントとのデータの送受信を行う通信制御部と、
    送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、前記送信先クライアントから受信する受信通知と、を記憶保持する記憶部と、前記受信通知を解析する受信能力解析部と、を備えるインターネットファクシミリ装置における画データの送信方法であって、
    前記インターネットファクシミリ装置が、ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理 方法を選択して、画データを送信するステップと、
    前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントに対して、前記画データの受信通知を要求するステップと、
    前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントから受信した画データの受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信先能力リストを更新するステップと、を含む画データの送信方法において、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定する時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、更に、
    受信通知を受信した場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新するステップと、
    次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するステップとを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  18. 請求項17に記載の画データの送信方法において、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアントに対する送信モード情報を含み、
    前記インターネットファクシミリ装置は、前記送信モード情報に応じた送信処理方法で画データを送信し、前記受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信モードを変更すること、
    を特徴とする画データの送信方法。
  19. 請求項17又は18に記載の画データの送信方法において、更に、
    前記インターネットファクシミリ装置が、受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いた送信結果を出力するステップを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  20. 請求項17乃至19のいずれか一に記載の画データの送信方法において、更に、
    前記受信通知の要求後、予め定められた時間間隔内に前記受信通知を受信できない場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するステップを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  21. 請求項20に記載の画データの送信方法において、更に、
    前記受信通知を、予め定められた時間間隔内に受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力するステップを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  22. メールサーバを介して、送信先クライアントとのデータの送受信を行う通信制御部と、
    送信先クライアント毎の能力情報を含んだ送信先能力リストと、前記送信先クライアントに対して送信する画データと、前記送信先クライアントから受信する受信通知と、を記憶保持する記憶部と、前記受信通知を解析する受信能力解析部と、能力情報に応じて画データを変換する画データ変換部と、を備えるインターネットファクシミリ装置における画データの送信方法であって、
    前記インターネットファクシミリ装置が、ユーザからの送信指示に基いて、前記送信先能力リストから送信先クライアントの能力情報を検索し、前記能力情報に応じた送信処理方法を選択して、画データを送信するステップと、
    前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントに対して、前記画デ ータの受信通知を要求するステップと、
    前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信した画データを前記記憶部に記憶保持するステップと、
    前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントから受信した画データの受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信先能力リストを更新するステップと、
    前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントから受信通知を受信した場合に、該受信通知を解析するステップと、
    前記受信通知の解析の結果が、前記送信先クライアントにおいて前記画データが印刷できないことを示す場合に、前記インターネットファクシミリ装置が、前記記憶部に記憶保持した画データを、前記送信先クライアントの能力に適合するよう変換するステップと、
    前記インターネットファクシミリ装置が、該変換後の画データを再送するステップと、を含む画データの送信方法において、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアント毎に、受信通知の受信有無を判定する時間間隔情報と、前記各送信先クライアント毎に対する前回の画データの送信日時情報と、を含み、更に、
    受信通知を受信した場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記前回の画データの送信日時情報と、前記受信通知を受信した日時との時間間隔に応じて、前記時間間隔情報を更新するステップと、
    次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するステップとを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  23. 請求項22に記載の画データの送信方法において、
    前記送信先能力リストは、前記各送信先クライアントに対する送信モード情報を含み、
    前記インターネットファクシミリ装置は、前記送信モード情報に応じた送信処理方法で画データを送信し、前記受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いて、前記送信モードを変更すること、
    を特徴とする画データの送信方法。
  24. 請求項22又は23に記載の画データの送信方法において、更に、
    前記インターネットファクシミリ装置が、受信通知の受信有無及び受信した受信通知の内容に基いた送信結果を出力するステップを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  25. 請求項22乃至24のいずれか一に記載の画データの送信方法において、更に、
    前記受信通知の要求後、予め定められた時間間隔内に前記受信通知を受信できない場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、シンプルモードが選択されるよう前記送信先能力リストを更新するステップを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  26. 請求項25に記載の画データの送信方法において、更に、
    前記受信通知を、予め定められた時間間隔内に受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合は、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力するステップを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  27. 請求項17乃至26のいずれか一に記載の画データの送信方法において、更に、
    次回の画データの送信の際の受信通知の要求後、前記更新した時間間隔内に受信通知を受信できない場合であっても、前記メールサーバに対する画データの送信に成功した場合には、前記インターネットファクシミリ装置が、前記送信先クライアントについて、受信確認が取れなかった旨の送信結果を出力するステップを含むこと、
    を特徴とする画データの送信方法。
  28. 請求項17乃至27のいずれか一に記載の画データの送信方法において、更に、
    前記送信先能力リストに送信先が登録されていない場合には、前記インターネットファクシミリ装置が、送信先クライアントに対する送信処理方法として、フルモードを選択すること、
    を特徴とする画データの送信方法。
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