JP3730923B2 - アイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示画面上に少なくとも一つのアイコンを表示するアイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
相互に関連を有する複数の要素、たとえば社内のある部署とそこで遂行中のプロジェクト、さらには各プロジェクトに配置された人員や各プロジェクトで作成された文書などを、図20に示すような形でコンピュータのディスプレイに表示させることがある。
【0003】
図中、部署やプロジェクトといった各要素はアイコンで表現され、関連のあるもの同士が直線などで連結されている。場合によっては、この直線の太さや種類が関連の強度を示すこともある。こうした図により、操作者は複数要素間の関連の様子を直感的に把握することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ただ、こうした図はしばしば網羅的すぎて、目的とする箇所をすぐには探し出しにくいものであった。とくに図が大きすぎて一画面内に収まりきらない場合、マウスなどで上下左右にスクロールして上記箇所を探さなければならず、こうした試行錯誤を避けるために図全体を縮小すると、今度はアイコンや文字が潰れて見にくくなってしまうという問題点があった。
【0005】
また、図全体のバランスがあまり良くない場合、たとえばアイコンのばらつき加減が均一でなく、ある部分は疎でありある部分は密であったような場合に、これを調整するのは容易ではなかった。すなわち、従来はアイコンを一つずつ、それぞれ違う方向や違う距離だけドラッグして試行錯誤しながら全体の均整を取るくらいしかなかったが、大きな図でアイコンの数も多くなると、この作業には非常に手間や時間がかかってしまうという問題点があった。
【0006】
この発明は上記従来技術による問題点に鑑みてなされたものであって、複数のアイコンを相互の相対的な位置関係を変化させながら一括して移動することが可能なアイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるアイコン表示装置は、表示画面上に少なくとも一つのアイコンを表示するアイコン表示装置において、前記表示画面上の、前記アイコンが表示されていない領域の点を指定する第1の指定手段と、前記表示画面上の、前記第1の指定手段により指定された点以外の点を指定する第2の指定手段と、前記第1の指定手段により指定された点と前記アイコンとの距離を算出する第1の算出手段と、前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点との距離を算出する第2の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された距離および前記第2の算出手段により算出された距離にもとづいて前記アイコンの移動距離を算出する第3の算出手段と、前記表示画面上で、前記アイコンを前記第3の算出手段により算出された移動距離だけ移動する移動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、画面上の複数のアイコンは、それぞれ地べた領域内の一点(第1の指定手段により指定)から各アイコンまでの距離に依存して決定される移動距離の分だけ上記画面上を移動する。
【0009】
また、この発明にかかるアイコン表示装置は、上記発明において、前記第3の算出手段により算出される移動距離が、前記第1の算出手段により算出された距離が小さいほど大きくなることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、地べた領域内の一点からの距離が小さい(当該点に近い)アイコンほど表示画面上を大きく移動する。
【0011】
また、この発明にかかるアイコン表示装置は、上記発明において、前記移動手段が前記表示画面上で、前記アイコンを前記第3の算出手段により算出された移動距離だけ、かつ前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点とを結ぶ直線と平行に移動することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、画面上の複数のアイコンは、それぞれ地べた領域内の一点(第1の指定手段により指定)から各アイコンまでの距離に依存して決定される移動距離の分だけ、同一方向に沿って上記画面上を移動する。
【0013】
また、この発明にかかるアイコン表示装置は、上記発明において、前記第1の指定手段により指定される点がマウスドラッグの開始位置であることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、画面上の複数のアイコンは、それぞれドラッグ開始位置となった地べた領域内の一点(第1の指定手段により指定)から各アイコンまでの距離に依存して決定される移動距離の分だけ上記画面上を移動する。
【0015】
また、この発明にかかるアイコン表示方法は、表示画面上に少なくとも一つのアイコンを表示するアイコン表示方法において、前記表示画面上の、前記アイコンが表示されていない領域の点を指定する第1の指定工程と、前記表示画面上の、前記第1の指定工程で指定された点以外の点を指定する第2の指定工程と、前記第1の指定工程で指定された点と前記アイコンとの距離を算出する第1の算出工程と、前記第1の指定工程で指定された点と前記第2の指定工程で指定された点との距離を算出する第2の算出工程と、前記第1の算出工程で算出された距離および前記第2の算出工程で算出された距離にもとづいて前記アイコンの移動距離を算出する第3の算出工程と、前記表示画面上で、前記アイコンを前記第3の算出工程で算出された移動距離だけ移動する移動工程と、を含んだことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、画面上の複数のアイコンは、それぞれ地べた領域内の一点(第1の指定工程で指定)から各アイコンまでの距離に依存して決定される移動距離の分だけ上記画面上を移動する。
【0017】
また、この発明にかかるプログラムは、上記に記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、上記に記載された方法がコンピュータにより実行される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明によるアイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1によるアイコン表示装置のハードウェア構成を示す説明図である。同図において、101は装置全体を制御するCPUを、102は基本入出力プログラムを記憶したROMを、103はCPU101のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0021】
また、104はCPU101の制御にしたがってHD(ハードディスク)105に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、105はHDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。
【0022】
また、106はCPU101の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)107に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスクドライブ)を、107はFDD106の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。
【0023】
また、108はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、109は通信ケーブル110を介してLANなどのネットワークに接続され、当該ネットワークとCPU101とのインターフェースとして機能するネットワークI/Fを、それぞれ示している。
【0024】
また、111は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、112は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、マウスポインタの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示している。また、113は着脱可能な記録媒体であるCD−ROMを、114はCD−ROM113に対するデータのリードを制御するCD−ROMドライブを、100は上記各部を接続するためのバスまたはケーブルを、それぞれ示している。
【0025】
つぎに、図2はこの発明の実施の形態1によるアイコン表示装置の機能的構成を示す説明図である。まず、200はビュー表示部であり、図3に示すような「引きずりビュー」を表示する機能部である。このビュー表示部200は表示対象データ記憶部200aと、表示位置記憶部200bとを含む構成であり、表示対象データ記憶部200aの情報にしたがって上記ビュー上にアイコンや直線を表示するとともに、表示中のすべてのアイコンと直線との位置(たとえば、アイコンについては対角の2点、直線については両端の2点の座標)を表示位置記憶部200bに保持している。
【0026】
図4は、表示対象データ記憶部200aに保持される情報の一例を示す説明図である。図示するように、ここでは上記ビューにアイコンとして表示される個々の要素の詳細と、直線として表示される要素間の関連とが、XML形式で記述されているものとする。
【0027】
たとえば、図4中400の符号を付した箇所では、名称が「v−home」(図中「id」タグ)、アイコンの種別が「home」(図中「type」タグ)、アイコンの表題が「先進センター」(図中「caption」タグ)である要素が定義されており、この要素は図3のビューには、アイコン300として現れている。また、同様に401の符号を付した箇所では、名称が「project−0001」、アイコンの種別が「flag」、アイコンの表題が「xtrail」である要素が定義されており、この要素は図3のビューには、アイコン301として現れている。
【0028】
なお、アイコンの種別は要素の種別、たとえば部署であるかプロジェクトであるかなどに合わせて選定されているので、アイコンの種別は要素の種別と同義と考えることもできる。
【0029】
また、図4中402の符号を付した箇所では、「v−home」要素を始点(図中「src」タグ)、「project−0001」要素を終点(図中「dst」タグ)とする直線が定義されており、この直線は図3のビューには、アイコン300と301とを連結する直線307として現れている。
【0030】
なお、直線はその両端の要素間に関連があること、具体的には「src」側の要素を上位、「dst」側の要素を下位とする上下関係があることを示している(逆にいえば、図4のXMLファイルで直線が設定されていない要素間には関連性はない)。したがって図4のXMLファイルに記述された各要素は、「v−home」を第1階層、「v−home」に関連する「project−0001」を第2階層、「project−0001」に関連する要素を第3階層・・・とする、ツリー状の階層構造を有していることになる。
【0031】
図3に示したビューは初期状態であり、第2階層までの各要素のアイコン301〜306と、各階層間のアイコンを連結する直線307〜312のみが表示されている。
【0032】
そして、第3階層以下の要素はこの初期状態には現れていないのであるが、第2階層のいずれかの要素のアイコンを適切な場所にドラッグすることで、当該要素に関連づけられた第3階層の要素のアイコンを表示させることができる。さらに、第3階層のアイコンをドラッグして第4階層のアイコンを、第4階層のアイコンをドラッグして第5階層のアイコンをというように、初期状態に現れない深い階層の要素のアイコンを順次表示させてゆくことができる。また、このようにして表示させた第3階層以下のアイコンを、逆にドラッグにより消去させることもできる。
【0033】
図5は、図3のアイコン301(第2階層)にマウスポインタを合わせてドラッグしている途中の状態であり、十分に広い表示領域が確保できるところまで引きずり出してボタンを離すと、図6に示すようにその周囲に関連する要素のアイコン600〜608(第3階層)が展開される。なお、新たに表示されたアイコンのうちいずれか、たとえばアイコン600を図7のように同様にドラッグすると、図8に示すように関連する要素のアイコン800〜804(第4階層)を表示させることができる。
【0034】
逆に図9は、図6のアイコン301を十分な領域のないところまで引きずり戻している途中の状態であり、ボタンを離すとアイコン600〜608が収束される(折りたたまれる)結果、図3に示した初期状態に戻る。
【0035】
なお、アイコンをドラッグでなくダブルクリックすると、そのアイコンが表現する要素の種別に応じて、たとえば部署なら所在地・電話番号・責任者など、プロジェクトなら分野・製品名・チームメンバーなどを記述したHTMLファイルが開く。このファイルのURL(飛び先)は、図4のXMLファイルにあらかじめ記述されている(図中「href」タグ)。
【0036】
図10は、この発明の実施の形態1によるアイコン表示装置の、図5〜図9で例示したアイコン展開処理およびアイコン収束処理の手順を示すフローチャートである。図2中、ビュー変更指示入力部201以下の各部はいずれもこのアイコンの展開・収束に関する機能部であるので、以下のフローチャートにおいて順次その機能を説明する。
【0037】
ビュー変更指示入力部201は、マウス112から定期的に通知されるその移動方向や移動距離、左右ボタンの押下の有無などを常時監視し、とくにその左ボタンが押し込まれたことを検知すると、ビュー表示部200内の表示位置記憶部200bを参照して、その時点でのマウスポインタの位置(ボタン押下位置)にいずれかの要素のアイコンが表示中かどうかを調べる。
【0038】
そして、上記位置にアイコンがあり、かつ当該ボタンが押し込まれた状態でマウス112が移動させられた場合、すなわちビュー内のいずれかのアイコンのドラッグ開始を検知した場合には(ステップS1001:Yes)、アイコン移動部202にマウスポインタの現在位置と、ドラッグ対象となっているアイコンを特定できる情報(たとえば図5の例であれば、アイコン301で表現される要素の名称「project−0001」など)とを通知する。
【0039】
これを受けたアイコン移動部202では、マウスポインタの現在位置から上記アイコンの再表示位置(移動先、といってもよい)を計算するとともに、計算した再表示位置を上述の表示位置記憶部200bに書き込む。また、同時に上記アイコンに接続するすべての直線についても、再表示位置のアイコンに接続するように端点の位置を再計算して、表示位置記憶部200bに書き込む。そして、ビュー表示部200では更新された表示位置記憶部200b内の情報にしたがって、ドラッグされたアイコンとそれにつながる直線とを上記位置に再表示する(ステップS1002)。
【0040】
そして上記ドラッグの継続中は(ステップS1003:No)、ドラッグされたアイコンとそれにつながる直線との再表示を繰り返すが、ビュー変更指示入力部201がドラッグの終了、すなわちマウス112の左ボタンが離されたことを検知すると(ステップS1003:Yes)、つぎに領域有無判定部203が呼び出され、ドラッグされた要素の一つ下の階層の要素を表示できる領域があるかどうか、言い換えれば、ドラッグされたアイコンに関連するアイコンを表示できるだけの十分なスペースがビュー内にあるかどうかを判定する。
【0041】
上記判定に先立って、領域有無判定部203はそもそもドラッグ対象のアイコンで表現される要素に、一つ下の階層の要素が存在するかどうかを判定する(ステップS1004)。この直下の要素とは、具体的には表示対象データ記憶部200aに保持された図4のXMLファイルで、ドラッグされた要素を「src」タグに含む直線の「dst」タグに含まれる要素である。したがって、ドラッグされた要素を「src」タグに含むような直線が上記ファイル中になければ、直下の要素は存在しないということなので(ステップS1004:No)、そのまま本フローチャートによる処理を終了する。
【0042】
他方、直下の要素が一つでも存在すれば(ステップS1004:Yes)、続いて当該直下の要素がすでに表示中であるかどうかを判定する(ステップS1005)。ある要素が表示中であるかどうかは、表示中のすべてのアイコンの位置を保持している表示位置記憶部200bを参照すれば特定できる。
【0043】
そして、領域有無判定部203は直下の要素がまだ表示されていない場合(ステップS1005:No)、ドラッグされた要素の周囲に当該要素を展開できるだけの十分な空間(領域)があるかどうかを判定し(ステップS1006)、逆に直下の要素がすでに表示されている場合は(ステップS1005:Yes)、当該要素を収束しないで済むだけの十分な空間(領域)があるかどうかを判定する(ステップS1008)。
【0044】
図11は、領域有無判定部203による表示領域の有無の判定基準を示す説明図である。十分な領域があるかどうかの判定基準は、展開の場合も収束の場合も基本的に同じである。図5〜図9からも分かるように、ある要素と当該要素に関連する一つ下の要素とは、それぞれ楕円の中央と当該楕円の外周上とに配置される(なお、この楕円の大きさはその外周上のアイコンの個数、すなわち直下の要素の個数に比例するように、所定の計算式により決定される)。
【0045】
そこで図11(a)のように、ドラッグ後のアイコン1100を囲む楕円1101内に、当該アイコン以外のアイコンが存在しない(一部が楕円内に食い込むようなアイコンもない。以下同じ)場合に、領域有無判定部203は当該アイコンの周囲に直下のアイコンを展開できるだけの十分な領域があると判定する(ステップS1006:Yes)。
【0046】
そして、この判定結果を受けたアイコン展開部204が、新たに展開するアイコンとそれらに接続する直線との表示位置を計算のうえ、表示位置記憶部200bに追記する。この更新された表示位置記憶部200bの情報にもとづいて、ビュー表示部200がビューを再表示する結果、ドラッグ後のアイコンを囲む楕円上にその直下のアイコンが新たに表示され、両者を結ぶ直線もあわせて表示される(ステップS1007)。
【0047】
また図11(b)のように、ドラッグ後のアイコン1102を囲む楕円1103内に、すでに展開されているその直下のアイコン1104〜1110以外のアイコンが存在しない場合、領域有無判定部203はアイコン1104〜1110を収束しないで済むだけの十分な領域があると判定する(ステップS1008:Yes)。
【0048】
逆に十分な領域がない場合には(ステップS1008:No)、この判定結果を受けたアイコン収束部205が、当該直下のアイコン1104〜1110の情報を表示位置記憶部200bから削除する。この更新された表示位置記憶部200bの情報にもとづいて、ビュー表示部200がビューを再表示する結果、ドラッグ後のアイコン1102の周囲のアイコン1104〜1110、および各アイコンにつながるすべての直線は消去される(ステップS1009)。
【0049】
なお、楕円内に他のアイコンが存在するかどうかの判定はやや複雑な処理であるので、実際にはより簡略化して、当該楕円に外接する矩形内に他のアイコンが存在するか否かにより、領域の有無を判定するようにしてもよい。また、アイコンは必ずしも楕円形に展開しなければならないものではなく、たとえば円形に展開するようにすれば、領域有無の判定基準も円や、当該円に外接する矩形などとなる。
【0050】
以上説明した実施の形態1によれば、操作者はビュー内の必要な箇所だけをより詳細に開いてゆき、逆に不必要になった箇所はいつでも閉じることができる。そのため、全体としては巨大な組織図や関連図などであっても、限られた画面領域に注目している部分だけを効率的に表示させることができる。しかも、ビュー内の特定箇所を開いたり閉じたりするための操作はマウスドラッグのみであって、非常に容易かつ直感的である。
【0051】
(実施の形態2)
さて、上述した実施の形態1における領域有無の判定基準では、図11に示した楕円が表示可能領域からはみ出している場合にも、当該楕円内に他のアイコンがない限り十分な領域ありとされるので、たとえば図12に示すように、あるアイコン1200の周囲に展開されるアイコンの一部(具体的には1206〜1210)が画面からはみ出してしまうことがある。
【0052】
これらを完全に表示させるには、はみ出しているアイコンを一つずつ画面内にドラッグするが、全体が完全に画面からはみ出ているアイコンはドラッグすることもできない。また、画面をスクロールするとこの箇所のはみ出しが解消される一方で、反対側に新たなはみ出しが発生するのを避けられない。なお、中央のアイコン1200をドラッグしても当該アイコンが移動するだけで、その周囲のアイコン1201〜1210までつられて移動するわけではない(図10参照)。
【0053】
上記のほか、ビュー内のアイコンは上述のように、画面内の任意の位置に移動させることができるので、操作を繰り返すうちに図13に示すように、画面内の特定の箇所にアイコンが集中して見づらくなってしまうことがある。この場合も、アイコンを一つずつドラッグして適度に画面内に分散させることはできるが、作業が煩雑であることのほか、展開したくないアイコンを展開してしまったり、逆に収束させたくないアイコンを収束させてしまったりといった誤操作を生じやすい。
【0054】
そこで、以下に説明する実施の形態2のように、アイコンのない地べた領域(背景領域)をドラッグすることでその付近のアイコンをまとめて移動できるようにしてもよい。
【0055】
実施の形態2によるアイコン表示装置のハードウェア構成は、図1に示した実施の形態1のそれと同様であるので説明を省略する。また、機能的構成も図2と同様であるが、ビュー変更指示入力部201およびアイコン移動部202が、上述の機能のほか後述するフローチャートで説明するような機能もあわせて有する点が異なっている。なお、上記以外の各部の機能は上述の通りである。
【0056】
図14は、実施の形態2によるアイコン移動部202における、アイコン位置の計算方法の原理を示す説明図である。
【0057】
ドラッグ開始位置の周辺のアイコンを、マウスポインタと同じ方向へ同じ距離だけ移動するのであれば、アイコンの表示位置の計算には特に難しいところはない(現に実施の形態1では、ドラッグ開始位置のアイコンをマウスポインタと同じ方向へ同じ距離だけ移動している)。しかし実施の形態2では、このようなマウスポインタとアイコン、およびアイコン同士の相対的な位置関係が変化しない移動でなく、移動前と移動後とでは、それらの位置関係が変化するようなやや特殊な移動をおこなう。
【0058】
図14中、地べた領域の一点1400はドラッグ開始時点、点1401はドラッグ終了時点でのマウスポインタの位置である。あるアイコンの移動前の中心が、ドラッグ開始位置1400から距離rの点1402にあり、点1400と点1401との距離、すなわちマウスポインタの移動距離がpであったとすると、上記アイコンの移動後の中心は、移動前の中心1402からマウスポインタの移動方向と同一の方向に、距離lだけ離れた点1403となる。
【0059】
あるいは表現を変えると、ドラッグ開始位置1400を中心とする半径rの円1404上の一点1402に位置するアイコンは、マウスポインタの距離pだけの移動にともなって、ドラッグ開始位置1400とドラッグ終了位置1401とを結ぶ直線上の、ドラッグ開始位置1400から距離lだけ離れた点1407を中心とする、半径rの円1405上の一点1403に移動する、と言うこともできる。
【0060】
なお、距離lの算出式は下記の通りである。
l=p・(R−r)/R (0<r≦R)
l=0 (r>R)
【0061】
上記式から明らかなように、ドラッグ開始位置1400からの距離rが小さいアイコンほど距離lは大きくなる。すなわち、ドラッグ開始位置1400に近いアイコンほど大きく、遠いアイコンほど小さく移動することになる。また、rがRに達するとl=0となることから、ドラッグにより移動するのはドラッグ開始位置1400を中心とする半径Rの円1406内のアイコンのみであることが分かる。
【0062】
図15(a)は移動前のアイコン群の一例、図15(b)は地べた領域のドラッグによる移動後のアイコン群の一例である。(a)の同心円の中心が、ドラッグ方向に沿って(b)に示すようにばらけ、内側の円ほどより大きな移動となる結果、最も内側のアイコン(ドラッグ開始位置に最も近いアイコン)▲1▼▲2▼が最も大きく移動し、アイコン▲3▼▲4▼、アイコン▲5▼▲6▼と離れるにしたがって徐々に移動距離が小さくなり、ドラッグ開始位置からの距離がRのアイコン▲7▼▲8▼になると、まったく移動しない(静止したままである)ことが分かる。
【0063】
図16はこの発明の実施の形態2によるアイコン表示装置の、地べた領域のドラッグによるアイコン移動処理の手順を示すフローチャートである。まず、ビュー変更指示入力部201はマウス112からその左ボタンが押し込まれたことを通知されると、その時点でのマウスポインタの位置(ボタン押下位置)を図示しない記憶領域に保存するとともに、ビュー表示部200内の表示位置記憶部200bを参照して、上記位置にいずれかの要素のアイコンが表示中かどうかを調べる。
【0064】
そして、ボタン押下位置にアイコンがなく、かつ当該ボタンが押し込まれた状態でマウス112が移動させられた場合、すなわちビュー内の地べた領域の一点がドラッグされ始めたのを検知した場合には(ステップS1601:Yes)、アイコン移動部202に上記のボタン押下位置、すなわちドラッグ開始位置と、マウスポインタの現在位置とを通知する。
【0065】
これを受けたアイコン移動部202では、まずドラッグ開始位置からi番目のアイコンまでの距離(その中心までの距離)riを、ビュー内のすべてのアイコンについて計算する(ステップS1602)。
【0066】
つぎに、アイコン移動部202はドラッグ開始位置からマウスポインタの現在位置までの距離pを計算し(ステップS1603)、pがR以下であれば(ステップS1604:Yes)、上述の計算式にしたがってそれぞれのアイコンの移動距離liを計算する(ステップS1605)。そして、移動距離liが決まれば、移動方向はマウスポインタの移動方向と同じであるので、各アイコンの移動後のx座標xiとy座標yiとを計算できる(ステップS1606)。
【0067】
これにより各アイコンの中心位置が定まるので、アイコン移動部202はそこから求められる各アイコンの対角の座標、各アイコンに接続する直線の端点の座標などを表示位置記憶部200bに書き込む。そして、この更新された表示位置記憶部200bの情報にもとづいて、ビュー表示部200がビューを再表示する結果、ドラッグ開始位置から距離Rの範囲にあったアイコンとそれにつながる直線とが、新たに計算された位置に再表示される(ステップS1607)。
【0068】
そしてドラッグが継続されている限り(ステップS1608:No)、pの計算以降の処理を繰り返すが、pがRを越えてしまった場合には(ステップS1604:No)、pを強制的にRに落とし込むとともに(ステップS1609)、ビープ音などによるエラー通知をおこなう(ステップS1610)。
【0069】
これは、実施の形態1でアイコンを引きずれる距離には制限がなかったのに対し、実施の形態2で地べた領域を引きずれる距離はRに制限されることを意味している。すなわち、地べた領域にあるドラッグ開始位置からの距離がRを越えてしまうと、どんなにマウス112を動かしてもマウスポインタは動かなくなり、それ以上はドラッグできないことを示すビープ音が発生するようになる。
【0070】
以上説明した実施の形態2によれば、マウスポインタの周辺にあるアイコンをドラッグだけでまとめて移動することができるので、従来技術のようにアイコンを一つずつ移動したり、移動するアイコンを一つずつ指定したりする必要がない。
【0071】
また、マウスポインタの現在位置は操作者が現在注目している点(フォーカス)であると仮定すると、メニューなどにいちいち視点を移動することなく、注目する箇所を見続けながら手だけを動かすことでその周辺のアイコンを移動できるので、これだけでも作業効率の向上がはかられる。
【0072】
また、図15(a)と図15(b)とを比較すると、ドラッグの前後でアイコン同士の相対的な位置関係が変化しており、(a)では固まっていたアイコンが(b)では適度にばらけて見やすくなっている。従来技術による移動は、あくまでも移動対象物(画面内の複数のアイコン、図形、文字列など)同士の相対的位置関係を保ったままの移動だったため、図示するような、いわばゴム膜を引っ張ったときのような引き伸ばしの効果はなかった。
【0073】
もっとも、相対位置が変わるといっても図15からも分かるように、アイコン▲1▼はアイコン▲4▼のだいたい左横、▲8▼は右横、▲7▼は上、▲6▼は下といった、おおまかな位置関係は変わらないため、全体の文脈(コンテキスト)を維持したままの移動が可能である。実際問題として、物理的な位置関係が厳密に保たれなくてもよい図は少なくなく、だいたいの(いい加減な)操作でそれなりの効果が得られれば足りることが多い。
【0074】
さらに、本発明ではビュー全体のバランスがいまひとつ良くない場合でも、あちこちの地べた領域を少しずつ引っ張るだけで、アイコンの配置やばらつき加減などを容易に微調整できる。
【0075】
たとえば、図12に示したようにアイコンの一部が画面外にはみ出ている場合、図示するマウスポインタを右下方向にドラッグすれば、図17に示すようにはみ出していたアイコン1206〜1210を画面内へ引き寄せることができる。また、図13に示したように画面内の一部でアイコンがごちゃついている場合、図示するマウスポインタを下方向にドラッグすれば図18、さらに図18のアイコン1800の上あたりを上方向にドラッグすれば図19というように、表示中の図を任意の方向へ徐々に引き伸ばしてゆくことができる。
【0076】
なお、ここでは関連する要素のアイコン同士が直線で連結されるようなビューにおいて、地べた領域のドラッグによる複数アイコンの一括移動をおこなったが、本発明は上記ビューに限らず、複数のアイコンやマーク、点・円・矩形などの図形、文字や文字列などが画面内に分散しているビューであれば何であっても応用可能である。
【0077】
また、アイコン位置の計算式は上述のものに限らず、ドラッグ開始位置からの距離が小さいアイコンほど大きく移動するような結果が得られるのであれば、どのような計算式を採用するのであってもよい。さらに、ここでは移動距離だけをアイコンごとに変化させるようにしたが(すなわち、移動方向はどのアイコンも共通)、これに限らず移動方向もアイコンごとに異ならせるようにしてもよい。
【0078】
なお、上述したビュー変更指示入力部201が請求項にいう「第1の指定手段」および「第2の指定手段」を兼ね、そのおこなう処理に請求項にいう「第1の指定工程」および「第2の指定工程」が含まれる。また、アイコン移動部202が請求項にいう「第1の算出手段」「第2の算出手段」および「第3の算出手段」を兼ね、そのおこなう処理に請求項にいう「第1の算出工程」「第2の算出工程」および「第3の算出工程」が含まれる。また、アイコン移動部202による処理結果を受けてビューを再表示するビュー表示部200が、請求項にいう「移動手段」に相当し、そのおこなう処理に請求項にいう「移動工程」が含まれる。
【0079】
なお、上述したビュー表示部200、ビュー変更指示入力部201、アイコン移動部202、領域有無判定部203、アイコン展開部204およびアイコン収束部205は、それぞれHD105などからRAM103に読み出されたプログラムの命令にしたがってCPU101が命令処理を実行することにより、各部の機能を実現するものである。このプログラムはHD105のほか、FD107、CD−ROM113あるいはMOなどの各種記録媒体に格納することができ、あるいはネットワークを介して配布することもできる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明は、表示画面上に少なくとも一つのアイコンを表示するアイコン表示装置において、前記表示画面上の、前記アイコンが表示されていない領域の点を指定する第1の指定手段と、前記表示画面上の、前記第1の指定手段により指定された点以外の点を指定する第2の指定手段と、前記第1の指定手段により指定された点と前記アイコンとの距離を算出する第1の算出手段と、前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点との距離を算出する第2の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された距離および前記第2の算出手段により算出された距離にもとづいて前記アイコンの移動距離を算出する第3の算出手段と、前記表示画面上で、前記アイコンを前記第3の算出手段により算出された移動距離だけ移動する移動手段と、を備えたので、画面上の複数のアイコンは、それぞれ地べた領域内の一点(第1の指定手段により指定)から各アイコンまでの距離に依存して決定される移動距離の分だけ上記画面上を移動することになり、これによって、複数のアイコンを相互の相対的な位置関係を変化させながら一括して移動することが可能なアイコン表示装置が得られるという効果を奏する。
【0081】
また、この発明は、上記に記載の発明において、前記第3の算出手段により算出される移動距離が、前記第1の算出手段により算出された距離が小さいほど大きくなるので、地べた領域内の一点からの距離が小さい(当該点に近い)アイコンほど表示画面上を大きく移動することになり、これによって、複数のアイコンを相互の相対的な位置関係を変化させながら一括して移動することが可能なアイコン表示装置が得られるという効果を奏する。
【0082】
また、この発明は、上記発明において、前記移動手段が前記表示画面上で、前記アイコンを前記第3の算出手段により算出された移動距離だけ、かつ前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点とを結ぶ直線と平行に移動するので、画面上の複数のアイコンは、それぞれ地べた領域内の一点(第1の指定手段により指定)から各アイコンまでの距離に依存して決定される移動距離の分だけ、同一方向に沿って上記画面上を移動することになり、これによって、複数のアイコンを相互の相対的な位置関係を変化させながら一括して移動することが可能なアイコン表示装置が得られるという効果を奏する。
【0083】
また、この発明は、上記に記載の発明において、前記第1の指定手段により指定される点がマウスドラッグの開始位置であるので、画面上の複数のアイコンは、それぞれドラッグ開始位置となった地べた領域内の一点(第1の指定手段により指定)から各アイコンまでの距離に依存して決定される移動距離の分だけ上記画面上を移動することになり、これによって、複数のアイコンを相互の相対的な位置関係を変化させながら一括して移動することが可能なアイコン表示装置が得られるという効果を奏する。
【0084】
また、この発明は、表示画面上に少なくとも一つのアイコンを表示するアイコン表示方法において、前記表示画面上の、前記アイコンが表示されていない領域の点を指定する第1の指定工程と、前記表示画面上の、前記第1の指定工程で指定された点以外の点を指定する第2の指定工程と、前記第1の指定工程で指定された点と前記アイコンとの距離を算出する第1の算出工程と、前記第1の指定工程で指定された点と前記第2の指定工程で指定された点との距離を算出する第2の算出工程と、前記第1の算出工程で算出された距離および前記第2の算出工程で算出された距離にもとづいて前記アイコンの移動距離を算出する第3の算出工程と、前記表示画面上で、前記アイコンを前記第3の算出工程で算出された移動距離だけ移動する移動工程と、を含んだので、画面上の複数のアイコンは、それぞれ地べた領域内の一点(第1の指定工程で指定)から各アイコンまでの距離に依存して決定される移動距離の分だけ上記画面上を移動することになり、これによって、複数のアイコンを相互の相対的な位置関係を変化させながら一括して移動することが可能なアイコン表示方法が得られるという効果を奏する。
【0085】
また、この発明によれば、このに記載された方法をコンピュータに実行させることが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるアイコン表示装置のハードウェア構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態によるアイコン表示装置の機能的構成を示す説明図である。
【図3】ビュー表示部200により表示される「引きずりビュー」の一例(初期状態)を示す説明図である。
【図4】表示対象データ記憶部200aに保持されるデータの一例を示す説明図である。
【図5】第2階層のアイコンを引き出し中の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図6】第3階層のアイコンが展開された状態の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図7】第3階層のアイコンを引き出し中の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図8】第4階層のアイコンが展開された状態の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図9】第2階層のアイコンを引き戻し中の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図10】アイコン展開処理およびアイコン収束処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】領域有無判定部203による表示領域の有無の判定基準を示す説明図である。
【図12】アイコンの一部が画面外にはみ出した状態の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図13】アイコンが画面内の一部に集中した状態の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図14】アイコン移動部202によるアイコン位置の計算方法の原理を示す説明図である。
【図15】地べた領域のドラッグによる移動前後のアイコン群の一例を示す説明図である。
【図16】地べた領域のドラッグによるアイコン移動処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】図12で画面外にはみ出していたアイコンを画面内に引き寄せた状態の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図18】図13で固まっていたアイコンを下方向に引き伸ばした状態の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図19】図18で固まっていたアイコンをさらに上方向に引き伸ばした状態の「引きずりビュー」の一例を示す説明図である。
【図20】複数の要素の関連性を表示するための従来技術のUIの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 バスまたはケーブル
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 HD
106 FDD
107 FD
108 ディスプレイ
109 ネットワークI/F
110 通信ケーブル
111 キーボード
112 マウス
113 CD−ROM
114 CD−ROMドライブ
200 ビュー表示部
200a 表示対象データ記憶部
200b 表示位置記憶部
201 ビュー変更指示入力部
202 アイコン移動部
203 領域有無判定部
204 アイコン展開部
205 アイコン収束部
Claims (5)
- 表示画面上に複数のアイコンを表示するアイコン表示装置において、
前記表示画面上の、前記アイコンが表示されていない領域の点を指定する第1の指定手段と、
前記表示画面上の、前記第1の指定手段により指定された点以外の点を指定する第2の指定手段と、
前記第1の指定手段により指定された点と前記アイコンとの距離を算出する第1の算出手段と、
前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点との距離を算出する第2の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された距離が小さいアイコンほど、前記第2の算出手段により算出された距離に比例して移動距離が大きくなるように、前記アイコンの移動距離を算出する第3の算出手段と、
前記表示画面上で、前記アイコンを前記第3の算出手段により算出された移動距離だけ、かつ前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点とを結ぶ直線と平行に移動する移動手段と、
を備えたことを特徴とするアイコン表示装置。 - 前記第3の算出手段により算出される移動距離は前記第1の算出手段により算出された距離が小さいほど大きくなることを特徴とする前記請求項1に記載のアイコン表示装置。
- 前記第1の指定手段により指定される点はマウスドラッグの開始位置であることを特徴とする前記請求項1または請求項2に記載のアイコン表示装置。
- 表示画面上に複数アイコンを表示するアイコン表示方法において、
前記表示画面上の、前記アイコンが表示されていない領域の点を指定する第1の指定工程と、
前記表示画面上の、前記第1の指定工程で指定された点以外の点を指定する第2の指定工程と、
前記第1の指定工程で指定された点と前記アイコンとの距離を算出する第1の算出工程と、
前記第1の指定工程で指定された点と前記第2の指定工程で指定された点との距離を算出する第2の算出工程と、
前記第1の算出工程で算出された距離が小さいアイコンほど、前記第2の算出工程で算出された距離にもとづいて前記アイコンの移動距離を算出する第3の算出工程と、
前記表示画面上で、前記アイコンを前記第3の算出工程で算出された移動距離だけ、かつ前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点とを結ぶ直線と平行に移動する移動工程と、
を含んだことを特徴とするアイコン表示方法。 - 前記請求項4に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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