JP3730433B2 - 骨伝導音声利用の通話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人の耳部の耳甲介腔部内にそれと接触する状態に挿着され、かつ、前記耳部に伝わる骨伝導音声を検出する圧電素子が収納されているマイク側ハウジングと、
前記耳甲介腔部内に挿着され、かつ、前記耳部内方側に音声を放出する受話用イヤホンが収納されているイヤホン側ハウジングとが設けられ、
前記マイク側ハウジングおよび前記イヤホン側ハウジングとが二股状となるように、それらの基端部を支持する本体支持部が設けられている骨伝導音声利用の通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような骨伝導音声利用の通話装置は、声帯から耳部に振動として伝達される骨伝導音声を、マイク側ハウジング内に収納されている圧電素子にて音声電気信号に変換して出力し、また一方で、外部から入力される音声電気信号を、イヤホン側ハウジングに収納されている受話用イヤホンにて音声に変換して耳に伝えることによって、他者との通話を行う装置である。
このような骨伝導音声利用の通話装置において、装置のコンパクト化のために、単に受話用イヤホンと圧電素子とを接近させて配置すると、受話用イヤホンで発生する機械的振動が圧電素子に検出されて相手側に送り返され、いわゆるエコーやハウリングを引き起こす場合がある。
したがって、圧電素子を収納するマイク側ハウジングと受話用イヤホンを収納するイヤホン側ハウジングとが二股状となるように本体支持部に支持し、コンパクト化を図りながら、受話用イヤホンで発生する機械的振動が圧電素子に伝わりにくくしている(例えば、特開平9−294296号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術のように、マイク側ハウジングとイヤホン側ハウジングとを二股状となるように本体支持部に支持しても、マイク側ハウジングおよびイヤホン側ハウジングが本体支持部に単に取り付けられているだけであるために、イヤホン側ハウジングで発生する機械的振動が本体支持部に伝わり、さらに、その機械的振動がマイク側ハウジングまで伝わることになり、その機械的振動を圧電素子が検出して雑音が発生し、通話者に不快感を与える虞があった。
【0004】
また、受話用イヤホンで発生する機械的振動がマイク側ハウジングまで伝わるのを防止するために、マイク側ハウジングを衝撃吸収材を介して本体支持部に取り付けることも考えられるが、受話用イヤホンで発生する機械的振動が本体支持部に伝わるのを防止することができず、本体支持部と接触するマイク側ハウジングの部材、例えば、圧電素子や圧電素子のケーブルなどを覆うシールドケースによって、機械的振動が本体支持部からマイク側ハウジングまで伝わり、その機械的振動を圧電素子が検出して雑音を発生する虞があった。
【0005】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、圧電素子による雑音の検出を抑制することができる骨伝導音声利用の通話装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、イヤホン側ハウジングの基端部から本体支持部側に延出する軸状のイヤホン側接合部材が、本体支持部におけるイヤホン側が開口された筒状取付部に対して、粘弾性体からなる筒状の衝撃吸収部材を介して嵌合され、マイク側ハウジングの基端部から延出するマイク側接合部材が、本体支持部における筒状取付部に対して、イヤホン側接合部材との間に衝撃吸収材を位置させた状態で嵌合されている。つまり、イヤホン側ハウジング、マイク側ハウジング、および、本体支持部のそれぞれが別体に設けられ、イヤホン側ハウジングの基端部が衝撃吸収材を介して本体支持部に取り付けられ、かつ、イヤホン側接合部材との間に衝撃吸収材を位置させた状態で本体支持部に取り付けられている。したがって、受話用イヤホンで発生する機械的振動が衝撃吸収材にて確実に減衰されるので、受話用イヤホンで発生する機械的振動が本体支持部に伝わるのを防止することができ、その機械的振動がマイク側ハウジングまで伝わることがなく、圧電素子による雑音の検出を抑制することができる。さらに、イヤホン側ハウジングとマイク側ハウジングとの接触を衝撃吸収材にて防止することができ、イヤホン側ハウジングからのマイク側ハウジングへの機械的振動の伝達を防止することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、マイク側ハウジングの基端部から延出するマイク側接合部材が、本体支持部における筒状取付部に対して、イヤホン側接合部材との間に衝撃吸収材を位置させた状態で嵌合され、かつ、衝撃吸収材が、本体支持部によってイヤホン側ハウジングの基端部とマイク側ハウジングの基端部とを支持した状態において、イヤホン側ハウジングとマイク側ハウジングとの間に位置する舌片状のハウジング間部分を備えている。
つまり、マイク側接合部材が、イヤホン側接合部材との間に衝撃吸収材を位置させた状態で、本体支持部に嵌合されているので、イヤホン側ハウジングとマイク側ハウジングとの接触を衝撃吸収材にて防止することができ、イヤホン側ハウジングからのマイク側ハウジングへの機械的振動の伝達を防止し、さらに、衝撃吸収材が、イヤホン側ハウジングとマイク側ハウジングとの間に位置するハウジング間部分を備えているので、イヤホン側ハウジングとマイク側ハウジングとの距離を維持することができ、これらハウジングの接触を確実に防止することができる。
したがって、イヤホン側ハウジングとマイク側ハウジングとの接触を防止するとともに、イヤホン側ハウジングで発生する機械的振動を衝撃吸収材にて確実に減衰することができるので、その機械的振動をマイク側ハウジングまで伝わるのを確実に防止することができ、圧電素子の雑音の検出を確実に防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の骨伝導音声利用の通話装置Wは、図1および図2に示すように、人の耳部50に伝わる骨伝導音声を検出するマイク側ハウジング1と、相手から送信された電気信号を音声に変換し出力するイヤホン側ハウジング2と、マイク側ハウジング1とイヤホン側ハウジング2とが二股状になるようにそれらの基端部を支持する本体支持部3と、入出力信号を通す入出力ケーブル4などを備えて構成されている。
【0009】
前記マイク側ハウジング1は、図3の(イ)に示すように、平面視で幅広となり耳甲介腔部52に当接する先端側の幅広部分1bと、その幅広部分1bに連設され平面視で幅挟となる幅挟部分1cとからなり、図4および5に示すように、人の耳部50の耳甲介腔部52内にそれと接触する状態に挿着され、かつ、耳部50に伝わる骨伝導音声を検出する圧電素子5が収納されている。
そして、幅広部分1bのうち耳甲介腔部52の底部52Aに当接する面は、外耳道51の奥行き方向視で、耳甲介腔部52の底部52A側に凸状の曲面にて形成され、耳甲介腔部52との接触面積を大きくしている。
前記幅広部分1bおよび幅挟部分1cは、例えばポリアミド系樹脂あるいはABS樹脂などであり、耳甲介腔部52の微弱な振動を正確に圧電素子5に伝達するため硬質で、かつ、湿度を保持しやすい材料を採用している。また、皮膚との接触表面は鏡面状に研磨され、皮膚との密着性を向上させている。
【0010】
前記幅広部分1bには、図3の(ロ)に示すように、圧電素子5が長手方向の一端を固定支持されることで振動自在に備えられ、幅挟部分1cには、FETおよびコンデンサなどを備えて圧電素子5の検出信号の増幅およびインピーダンス変換を行う信号処理基板6が備えられ、圧電素子5および信号処理基板6の全体がシールドケース7に覆われ、S/N比の改善を図っている。圧電素子5、シールドケース7およびマイク側ハウジング1それぞれの間の固定は、振動の伝達損失を低減するために、極力強固なものとしている。
【0011】
前記イヤホン側ハウジング2は、図1に示すように、受話用イヤホン8を一方の開口部に取付け支持する制振部材9と、受話用イヤホン8の放音側を保護するプロテクタ10とからなり、耳甲介腔部52内に挿着され、かつ、耳部50内方側に音声を放出するダイナミックスピーカ型の受話用イヤホン8が収納されている。
また、イヤホン側ハウジング2の基端部2aから本体支持部3側に延出する軸状のイヤホン側接合部材11が備えられ、イヤホン側ハウジング2の外周には、マイク側ハウジング1を耳甲介腔部52へ接触する側へ押圧作用するための装着補助部材12が着脱自在に備えられている。
【0012】
そして、制振部材9は、受話用イヤホン8から伝わる機械的微振動を吸収し、減衰させるために備えられ、黄銅や鉄などの比較的比重が大きく、安価な金属にて構成されている。
また、制振部材9には、受話用イヤホン8を取付けた開口部と入力ケーブル4aを配置するためのイヤホン側接合部材11の貫通溝11aとを連通する貫通穴9aが形成され、この貫通穴9aに受話用イヤホン8へ入力信号を送る入力ケーブル4aが配置されている。つまり、入力ケーブル4aが、イヤホン側接合部材11の貫通溝11aおよび制振部材9の貫通穴9aを通して受話用イヤホン8に接続されている。
【0013】
前記装着補助部材12は、粘弾性体の樹脂から成形され、制振部材9の外周形状に適合するように円弧状に形成され二股状となっている取付部13と、イヤホン側ハウジング2と耳部50の一部との間に弾性変形した状態で配置される押圧作用部14とが一体的に備えられている。
また、取付部13の下面側には、制振部材9の外周面において周方向に延びるように形成された凹溝9bに係合する線状の凸部15が形成されている。
そして、装着補助部材12は、脱着可能となっており、耳の大きさに合わせて、大中小などサイズの選択が可能となっている。
【0014】
前記本体支持部3は、筒状に形成され、その内部にイヤホン側ハウジング2およびマイク側ハウジング1からの信号線を挿通してこれらを保護するとともに、下部位置にておいて内径を徐々に変化させて、信号線を保持する入出力ケーブル4の端部を、それが受ける力を和らげつつ固定している。なお、本体支持部3の内部を挿通する入出力ケーブル4は、ケーブル止め16にて留められて、本体支持部3の保護パイプ17に固定しているため引っ張りの強度を得ている。
【0015】
また、通話装置Wの耳部50への挿着状態を安定させるための挟持部材18が備えられ、この挟持部材18は、硬度50度から110度のゴム材などの比較的やわらかで弾性のある材料で形成され、耳部50の耳珠と対珠との間の耳甲介腔部52の縁を確実に挟持するものとしている。
挟持部材18の下端近くには、小径の貫通孔18aが設けられており、この貫通孔18aに糸などを通して図示しない重りを吊下げ支持することができる。この貫通孔に重りを吊下げた場合は、挟持部材18の挟持作用とともに、マイク側ハウジング1の耳甲介腔部52の底部52Aに対する接触力として作用する。
なお、重りは、種々の形状のものを用いることができ、利用者の好みや流行に応じて適宜交換し、ファッション性の向上にも利用できる。
【0016】
イヤホン側ハウジング2およびマイク側ハウジング1の本体支持部3への取付けについて説明する。
つまり、イヤホン側接合部材11が、本体支持部3におけるイヤホン側が開口された筒状取付部3aに対して、粘弾性体からなる筒状の衝撃吸収材としてのゴム硬度5度以下のシリコーンゴム19を介して嵌合され、マイク側ハウジング1の基端部1aから延出するマイク側接合部材20が、本体支持部3における筒状取付部3aに対して、イヤホン側接合部材11との間にシリコーンゴム19を位置させた状態で嵌合されている。
このようにして、衝撃吸収材として、シリコーンゴム材を用いることによって、衝撃吸収材を安価でかつ機械的振動の減衰効果を有する材料にて構成することができる。
そして、本体支持部3の保護パイプ17が、イヤホン側接合部材11、マイク側接合部材20、および、シリコーンゴム19をその外周から包んだ状態で保持するようにしている。
【0017】
したがって、イヤホン側接合部材11と、マイク側接合部材20および保護パイプ17とによって、シリコーンゴムに予圧を与えて、動作時のそれぞれの位置および形状を保ち、粘弾性体の特性を活かすようにしている。
このようにして、イヤホン側ハウジング2およびマイク側ハウジング1が、マイク側接合部材20および本体支持部3とイヤホン側接合部材11との間に衝撃吸収材としてのシリコーンゴム19を位置させた状態で、本体支持部3に取付けられているので、イヤホン側ハウジング2で発生する機械的振動がシリコーンゴム19にて確実に減衰させることができ、その機械的振動がマイク側ハウジング1まで伝わるのを確実に防止することができ、マイク側ハウジング1に収納されている圧電素子5による雑音の検出を防止することができる。
【0018】
また、シリコーンゴム19には、本体支持部3によってイヤホン側ハウジング2の基端部2aとマイク側ハウジング1の基端部1aとを支持した状態において、イヤホン側ハウジング2とマイク側ハウジング1との間に位置する舌片状のハウジング間部分19aが備えている。
このようにして、シリコーンゴム19のハウジング間部分19aを備えることによって、イヤホン側ハウジング2とマイク側ハウジング1との距離を保持することができるので、通話装置Wの挿着時における装着補助部材12の押圧作用や通話装置Wの自重に対処することができ、イヤホン側ハウジング2とマイク側ハウジング1との接触を防止して、圧電素子5による雑音の検出をより確実に防止することができる。
【0019】
次に、骨伝導音声利用の通話装置Wの使用形態について概略的に説明する。
この通話装置Wは、入出力ケーブル4の先端に備えられたプラグ21を携帯電話や無線機などの通信装置の音声出力端子に接続して使用される。
そして、この通話装置Wを耳部50に挿着するときは、図4および5に示すように、装着補助部材12の遊端側端部を耳甲介腔部52の上端位置52Bまたは耳輪脚53に係止して、装着補助部材12の押圧作用部14をより屈曲させつつ、マイク側ハウジング1の底面が耳甲介腔部52の底部52Aに接触し、受話用イヤホン8の放音側が外耳道51を向く姿勢で、マイク側ハウジング1と挟持部材18とによって耳甲介腔部52の縁を挟持させて挿着する。
【0020】
この挿着状態では、イヤホン側ハウジング2およびマイク側ハウジング1の重心が、挟持部材18の支持点18Aよりも耳甲介腔部52の内方側に位置し、イヤホン側ハウジング2およびマイク側ハウジング1の荷重が、耳甲介腔部52の底部52A方向に作用する。
また、イヤホン側ハウジング2およびマイク側ハウジング1の一部が、耳珠54および対珠55によって覆われているので、この耳珠54および対珠55からの力によってマイク側ハウジング1を耳甲介腔部52の底部52A方向に作用する。
【0021】
つまり、マイク側ハウジング1は、耳珠54および対珠55からの力、イヤホン側ハウジング2およびマイク側ハウジング1の荷重、挟持部材18との間の挟持力、および、装着補助部材12の圧縮力によって、的確に耳甲介腔部52の底部52Aに接触維持される。
そして、この耳甲介腔部52の底部52Aは、耳甲介腔部52のうちで最も声帯に近く、声帯で発生した振動を的確に捕らえるのに適しているので、マイク側ハウジング1をこの耳甲介腔部52の底部52Aに確実に接触させることで、圧電素子5にて骨伝導音声を確実に検出することができる。
【0022】
このようにして、通話装置Wを挿着した状態で、利用者が通話の相手方と会話すると、利用者の発声による声帯の振動は、頭部の頭蓋骨などを伝達して、利用者の耳部50に伝わり、耳甲介腔部52の表面に達する。そして、耳甲介腔部52の表面に達した振動は、マイク側ハウジング1の圧電素子5に伝達され、電気信号に変換される。その後、その電気信号が、信号処理基板6にて処理された後、入出力ケーブル4を経由して、通話の相手方に送信される。
一方、通話の相手方が発した音声信号を通信装置が受信すると、入出力ケーブル4を経由して受話用イヤホン8に入力され、受話用イヤホン8は、相手方の音声を外耳道51に向けて放出する。
【0023】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、粘弾性体からなる衝撃吸収材をシリコーンゴムで構成しているが、衝撃吸収材としては粘弾性体であればよく、例えば、シリコンを主材としたゲル状物質を用いるものでもよい。そして、ゲル状物質を用いるものでは、機械的振動をゲル状物質にてより確実に減衰させることができ、圧電素子5の雑音の検出をより一層確実に防止することができる。
【0024】
(2)上記実施形態では、マイク側ハウジングを本体支持部に取り付ける際に、マイク側接合部材が、筒状取付部に対して、イヤホン側接合部材との間に衝撃吸収材を位置させた状態で嵌合させるようにしているが、必ずしもイヤホン側接合部材との間に衝撃吸収材を位置させた状態で嵌合させる必要はなく、マイク側接合部材を単に筒状取付部に取り付けるだけでもよい。
【0025】
(3)上記実施形態では、衝撃吸収材が、舌片状のハウジング間部分を備えるようにしているが、このハウジング間部分は必ずしも備える必要はない。
【0026】
(4)上記実施形態では、マイク側ハウジング1を耳甲介腔部52の底部52Aに押圧して接触させるようにしているが、例えば、耳甲介腔部52の側部や上部に押圧するなど、骨伝導音声の検出のためにマイク側ハウジングを接触させる位置は、耳甲介腔部52内であれば、適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる骨伝導音声検出装置の側断面図
【図2】本発明の実施の形態にかかる骨伝導音声検出装置の正面図
【図3】本発明の実施の形態にかかる検出部ハウジングを示す図
【図4】本発明の実施の形態にかかる骨伝導音声検出装置の装着状態を示す図
【図5】本発明の実施の形態にかかる骨伝導音声検出装置の装着状態を示す図
【符号の説明】
1 マイク側ハウジング
1a マイク側ハウジングの基端部
2 イヤホン側ハウジング
2a イヤホン側ハウジングの基端部
3 本体支持部
3a 筒状取付部
5 圧電素子
8 受話用イヤホン
11 イヤホン側接合部材
19 衝撃吸収材
20 マイク側接合部材
50 耳部
52 耳甲介腔部
Claims (3)
- 人の耳部の耳甲介腔部内にそれと接触する状態に挿着され、かつ、前記耳部に伝わる骨伝導音声を検出する圧電素子が収納されているマイク側ハウジングと、前記耳甲介腔部内に挿着され、かつ、前記耳部内方側に音声を放出する受話用イヤホンが収納されているイヤホン側ハウジングとが設けられ、前記マイク側ハウジングおよび前記イヤホン側ハウジングとが二股状となるように、それらの基端部を支持する本体支持部が設けられている骨伝導音声利用の通話装置であって、
前記イヤホン側ハウジングの基端部から前記本体支持部側に延出する軸状のイヤホン側接合部材が、前記本体支持部におけるイヤホン側が開口された筒状取付部に対して、粘弾性体からなる筒状の衝撃吸収部材を介して嵌合され、
前記マイク側ハウジングの基端部から延出するマイク側接合部材が、前記本体支持部における前記筒状取付部に対して、前記イヤホン側接合部材との間に前記衝撃吸収材を位置させた状態で嵌合されている骨伝導音声利用の通話装置。 - 前記衝撃吸収材が、前記本体支持部によって前記イヤホン側ハウジングの基端部と前記マイク側ハウジングの基端部とを支持した状態において、前記イヤホン側ハウジングと前記マイク側ハウジングとの間に位置する舌片状のハウジング間部分を備えている請求項1に記載の骨伝導音声利用の通話装置。
- 人の耳部の耳甲介腔部内にそれと接触する状態に挿着され、かつ、前記耳部に伝わる骨伝導音声を検出する圧電素子が収納されているマイク側ハウジングと、前記耳甲介腔部内に挿着され、かつ、前記耳部内方側に音声を放出する受話用イヤホンが収納されているイヤホン側ハウジングとが設けられ、前記マイク側ハウジングおよび前記イヤホン側ハウジングとが二股状となるように、それらの基端部を支持する本体支持部が設けられている骨伝導音声利用の通話装置であって、
前記イヤホン側ハウジングの基端部から前記本体支持部側に延出する軸状のイヤホン側接合部材が、前記本体支持部におけるイヤホン側が開口された筒状取付部に対して、粘弾性体からなる筒状の衝撃吸収部材を介して嵌合され、
前記マイク側ハウジングの基端部が、前記本体支持部に取り付けられ、
前記衝撃吸収材が、前記本体支持部によって前記イヤホン側ハウジングと前記マイク側ハウジングとを支持した状態において、前記イヤホン側ハウジングと前記マイク側ハウジングとの間に位置する舌片状のハウジング間部分を備えている骨伝導音声利用の通話装置。
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