JP3730315B2 - 折り返しクリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスカーフ等の略直線状の布端の一部をで挾んで押さえて括れをつくり、平面状のスカーフ等の一枚の布を立体的に整形する折り返しクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来スカーフ等の留め具としてはスカーフ等の打ち合わせ箇所を留めるものが数多くあった。例えば実開昭61−199212号、実開昭63−108302号、実開平6−81314号のほかにブローチ、安全ピンなどがあった。また一般的な挟み具としてはゼムクリップ類や髪留めピンがあった。
【0003】
また、スカーフ等の一枚の布に括れを作るためには、布端の一部を巻き込んだり、スカーフ等の一部を摘むように結び、この結び目が外見上見えないように工夫して即席のえりぐりをつくっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
実開昭61−199212号は偏平した細い一本のS字型の和服襟用留ピンであって二枚の布を互いに反対方向から挿入して挟むだけなので、滑り落ちたり、斜めに傾いたりしてスカーフ等を折り込んで留めるには不適当な留め具であった。ゼムクリップや髪留めピンも同様である。
【0005】
また、実開昭63−108302号、実開平6−81314号は通常スカーフ等を装飾を兼ねて結合するための留め具である。これを利用して、直線状の折り目等の一部を畳んで挟んでも、胸元のスカーフ等の先端を引っ張ると容易に外れてしまう。その上重みがあるので首周りに違和感を感じ、しかも重さがスカーフ等を引っ張って着崩れてしまう。
【0006】
ブローチや安全ピンで括れ分を畳んで留める方法はデリケートな絹のスカーフ等に針穴が開くことと、針先が繊維を引っ掛けたりして傷をつけるので敬遠されていた。
巻き込んで括れをつくる方法はすぐに緩んだり、スカーフが上方にせり上がってしまいその効果は継続しなかった。
スカーフ等を摘んで結ぶ方法は、結び目がゴロゴロして異物感があり、結んだ部分が皺になり、皺がなかなかのびなくて困った。
また、スカーフ等を纏うと、着崩れを心配して余計な神経を使ってしまい肩がこるという悩みもあった。
【0007】
上記のような理由から、軽量で、目立たず、使用者も外見的にも違和感なく装着でき、布を傷つけずに括れをつくって、平面状のスカーフ等を立体的に整形する留め具が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明の折り返しクリップに於いては、
一端に開口部を有する挟持体(1)を2個形成し、その開口部の方向を一致させ、間隔をおいて設け、前記各挟持体(1)の開口部の開口側の端部をそれぞれ連結体で連結する。
前記連結体の内、一方の連結体の中間から、すべりどめ(2)を施した布押さえ部(3)を、挟持体(1)に沿ってその間に突設する。
【0009】
上記のように形成された本発明の折り返しクリップは、布の端を必要量折り畳んで折り返しクリップを挟み、2個の挟持体(1)の間の折り目にすべりどめ(2)を施した布押さえ部(3)を挟み込んで使用するものである。
折り畳んだ分は、括れ分として本発明の折り返しクリップの中に畳み込まれ、吸収されたことになり、括れができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の折り返しクリップは以下のように実施される。
図1は本発明の実施の形態を示す斜視図。
図2は本発明の実施の形態を示す正面図である。
まず、一本の条線を布折り返し部(6)で曲げ、一端に開口部を有する挟持体(1)を形成する。
挟持体(1)を2個形成し、その全長はYシャツの襟の高さより低い長さとするのが一般的であるが、プチスカーフやハンカチーフ用には通常のスカーフ用より短くすることも考えられる。
第2挟持部(5)は第1挟持部(4)よりやや短い場合も考えられる。
【0011】
挟持体(1)は布折り返し部(6)において図1に示す半螺旋状に180度以上曲げて形成される。
別の実施の形態として、図8に示す第1挟持部(4)と第2挟持部(5)が重合する構造も考えられる。
更に別の実施の形態として、図9のように第1挟持部(4)と第2挟持部(5)が平面上で間隔をおいた形状の挟持体(1)も考えられる。
【0012】
上記のように形成された一端に開口部を有する挟持体(1)2個は図1のように第1挟持部(4)を外側にして開口部の方向を一致させ、概ね2〜5センチメートルの間隔をおいて対称に設ける。
図9のように第1挟持部(4)と第2挟持部(5)が平面上で間隔をおいた形状の挟持体(1)の場合も第1挟持部(4)を外側とする。
第1挟持部(4)及び第2挟持部(5)の端部は第1連結体(7)及び第2連結体(8)で連結される。
【0013】
第2連結体(8)の中間に挟持体(1)に沿って布押さえ部(3)を設ける。
布押さえ部(3)の形状は棒状のものや多角形やハート形または滴形など多数考えられるが、挟持体(1)に囲まれた範囲を出ない大きさとする。
【0014】
また、挟持体(1)や第1連結体(7)や第2連結体(8)に、波形や山形などの変形を施すことも考えられる。
さらにまた、図10に示すように第1連結体(7)から左右の第1挟持部(4)にかけて、または第2連結体(8)から左右の第2挟持部(5)にかけて植物又は動物を図案化した模様や、幾何学模様または抽象的な模様などを組み込んだり、さらにビーズや宝石などの装飾品をあしらうことも考えられる。第1連結体(7)の模様の一部である凸部は複数とし、それらは斉一とする。
また、図案化された第2連結体(8)は第1連結体(7)より上方に突出しない。
【0015】
次に布押さえ部(3)について述べる。
布押さえ部(3)にすべりどめ(2)を装着する。
すべりどめ(2)の形状は、動物や植物を図案化したもの、またはハート形など多数考えられ、これらが平面的であったり、厚みのある立体的なものである場合も考えられる。
布押さえ部(3)の大きさは二個の挟持体(1)に囲まれた範囲を逸脱しない。
布押さえ部(3)は第2連結体(8)と折曲自在具を介して接続する方法も考えられる。
布押さえ部(3)の表面には印を施す。
【0016】
折り返しクリップの挟持体(1)及び連結体は軽量で可撓性に優れ、表面が滑らかな素材を用いる。
例えば硬質または軟質性のプラスチック等の合成樹脂、或いは形状記憶樹脂、又は鋼鉄線又はチタンなどの合金、或いは形状記憶合金やステンレス又はその他のバネ性を備えた金属線材、植物の蔓や根や茎又は樹皮又はその他の繊維、動物等の皮革類、又は加工紙や布又は上記素材の組み合わせなどが考えられる。
これらを折り曲げたり、撓めたり、型抜きなど素材に適した方法で成型する。
【0017】
金属類を使用する場合は本発明の成型前又は成型中又は成型後に錆どめの処置を施す。例えば金または銀のメッキまたはカラーメッキ等を施したり、燻銀風にしたり、塗料を塗ったり、ビニールや布又は皮革等で覆ったりする方法が考えられる。
植物の蔓や根や茎又は樹皮又は動物の皮革等を素材とした場合は、成型前又は成型後に、布を引っ掛けないように表面を研磨したり、塗料を塗ったり、ビニールや布又は皮革等で覆ったりする。
【0018】
本発明の折り返しクリップの重さや太さ又は厚みは、一般に愛用されている絹のスカーフの重さと略同じか、或いは軽くなければならない。したがって比重の大きい材料は細いものや薄いものを用いるが、均一である必要はない。
布折り返し部(6)に於ける厚さ又は太さは可能な限り軽量で薄いものとし、スカーフなどの僅かな弛みで隠れる程度とする。
板状の素材を使用する時は模様状の形を打ち抜いたり、パイプ状にするなどの方法で実施する場合もある。
【0019】
すべりどめ(2)の素材は布が滑りにくく、布が変質したり変色したりしないゴム、シリコン、ウレタン等が考えられる。
【0020】
上記のように形成された本発明の折り返しクリップの使用法を述べる。
布端をスカーフの表側に必要な幅で折り、折り返しクリップの表の印を上面にしてクリップを持ち、布押さえ部(3)が布の上にのるように開口部より挟みいれる。
布押さえ部(3)の下から折り目を摘んで引き出し、布押さえ部(3)に被せ、平らに整えると図3に示すように折り目が押さえられる。
つまり、図6に示すように折り目は2個の挟持体(1)と布の間に挾まった布押さえ部(3)とによってきれいに整う。
折り返しクリップは布押さえ部(3)のすべりどめ(2)の摩擦の力によって布を静止して留める。
【0021】
挟持体(1)が布折り返し部(6)において図1に示す半螺旋状に180度以上曲げて形成された場合は、その構造上、図6及び図7に示すように、布は歪められて挟まれ、更にすべりどめ(2)を折り目の間に挟むことになるので二段階の抵抗を受けて制止される。
【0022】
布押さえ部(3)が折り曲げ自在具を介して第2連結体(8)と接続されている場合は、前述と同様に必要量折った布を挟みいれ、布押さえ部(3)を布と反対側に上げて開く。次に折り目を開き、布押さえ部(3)を折り目の間に戻し入れ、再び折り目を初めの状態に戻して整える。
【0023】
また、図4に示すアスコットタイのように帯状に畳んだ折り目を押さえたいときは予め希望する幅のほぼ3倍の幅に畳み、その幅の3分の2弱を本発明の折り返しクリップに挟み入れ、上記の方法で折り返して押さえる。残りの3分の1強は第1連結体(7)を越えて反対側にふわっとさげる。この3分の1強の部分が外観部となる。
【0024】
以上の操作によって、必要量折畳んだ分は折り返されて、括れ分として本発明の折り返しクリップの中に畳み込まれ、吸収されたことになり、図3に示す括れができる。
図5に示すように、左右の布折り返し部(6)を肩等との接点とし、第2挟持部(5)の見える面を首等の体に触れる面として、本発明の折り返しクリップをワイシャツの襟のように立てて装う。
折り返しクリップに挟まれなかった残りの部分は、第1連結体(7)を被せるように越えて反対側に垂れて、体を覆う。
【0025】
【発明の効果】
本発明は軽量で、可撓性に優れた素材を用いて形成され、スカーフ等の布は折り返しクリップの各部で押されて歪められ、挟まれ、更に布押さえ部を間に挾みながら折り返され、布押さえ部のすべりどめの摩擦力によって静止する構造となっているので、スカーフ等を傷付けることなく、直線状の布端や折り目の任意の箇所に簡単な操作で括れができ、ずり落ちたりせず、日常生活でもスポーツでも着崩れの心配がなく、外見上も違和感がなく、肩も凝らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の斜視図
【図2】図1の正面図
【図3】図1の使用状況の斜視図
【図4】図1の別の使用状況の斜視図
【図5】図1を使用した着用時の斜視図
【図6】図5のA−A断面図
【図7】図5のB−B断面図
【図8】本発明の別の実施形態の斜視図
【図9】本発明の更に別の実施形態の斜視図
【図10】本発明に模様を組み込んだ実施形態の正面図
【符号の説明】
1 挟持体
2 すべりどめ
3 布押さえ部
4 第1挟持部
5 第2挟持部
6 布折り返し部
7 第1連結体
8 第2連結体
9 スカーフ

Claims (1)

  1. 一端に開口部を有する挟持体(1)2個を、その開口部の方向を一致させて間隔をおいて設け、開口部の開口側の端部をそれぞれ連結体で連結し、一方の連結体の中間から、すべりどめ(2)を施した布押さえ部(3)を、2個の挟持体(1)に沿ってその間に突設したことを特徴とした折り返しクリップ。
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