JP3730222B2 - 三次元計測装置及び検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三次元計測装置及び検査装置に係り、より詳しくは、プリント基板上に配設されたクリームハンダ等の計測対象を計測するための三次元計測装置及び当該計測装置を具備する検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板の製造過程にあって、主要な工程として基板上に電子部品を実装する工程がある。電子部品の実装に際しては、まずプリント基板上に配設された所定の電極パターン上にクリームハンダが印刷される。次に、該クリームハンダの粘性に基づいてプリント基板上に電子部品が仮止めされる。その後、前記プリント基板がリフロー炉へ導かれ、所定のリフロー工程を経ることでハンダ付けが行われる。リフロー炉に導かれる前段階においてクリームハンダの印刷状態を検査する必要があり、かかる検査に際して三次元計測装置を具備する検査装置が用いられることがある。
【0003】
近年、光を用いたいわゆる非接触式の三次元計測装置が種々提案されており、計測に際し採用される手法としては、例えば位相シフト法、光切断法、空間コード法、合焦法等が挙げられる。
【0004】
上記のような検査に際しては、予めハンダの形成される領域(候補領域)が設定され、その領域を検査枠として、印刷の施された各基板につき、クリームハンダの印刷状態が検査される。より詳しくは、所定の基準高さを演算し設定するとともに、該設定された基準高さをベースに、クリームハンダの高さや体積が計算される。そして、その高さや体積が所定条件を満たしている場合には良品と判定され、満たしていない場合には不良品と判定される。
【0005】
上記基準高さを設定する手法としては、検査対象のハンダに対してレーザー光を照射して輝度画像を得、その輝度画像に対して、予め指定された輝度条件をもとに、ハンダ印刷範囲(境界位置)を抽出し、さらにその境界位置における高低レベル値を基準高さとして設定するものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−74719号公報
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】
ところで、プリント基板には、1枚の基板において、複数の製品基板に分割できるよう、「割れ」と称されるスリット等からなる分割部が形成されているものがある。このような分割部が存在すると、当該分割部を境として異なる製品基板間で高低差が生じてしまうおそれがある。従って、上記技術を適用しようとした場合において、そのような高低差の影響を払拭するためには、各ハンダ毎に基準高さを演算し、設定する必要がある。そのため、計測が複雑化し、検査に際し多くの時間を要してしまうおそれがある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の製品基板に分割可能な分割部を有する基板に関し、正確に、かつ、スピーディに三次元計測、検査を行うことの可能な三次元計測装置及び検査装置を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記載する。
【0010】
手段1.複数の製品基板に分割可能な分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象の高さを求めることに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行う三次元計測装置であって、
前記複数の製品基板毎に基準高さを設定し、各基準高さに基づいて、各製品基板毎の計測対象の三次元計測を行うことを特徴とする三次元計測装置。
【0011】
手段1によれば、複数の製品基板に分割可能な分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象の高さがそれぞれ求められることに基づいて、前記計測対象の三次元計測が行われる。この場合において、複数の製品基板毎に基準高さが設定される。そして、各基準高さに基づいて、各製品基板毎の計測対象の三次元計測が行われる。このため、分割部を境として異なる製品基板間で高低差が生じてしまったとしても、高低差の影響を払拭することができ、正確な三次元計測を行うことができる。また、製品基板毎に基準高さが設定されることから、個々の計測対象毎に基準高さが設定される場合に比べて、設定されるべき基準高さの種類が少なくて済む。従って、比較的スピーディに三次元計測を行うことができる。
【0012】
手段2.複数の製品基板に分割可能な分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象の高さを求めることに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行う三次元計測装置であって、
所定の大きさを有する計測エリアを順次振り分けるエリア振分手段と、
振り分けられた計測エリア内に新たに存在する計測対象を特定する計測対象特定手段と、
少なくとも前記各製品基板毎に基準高さを設定する基準高さ設定手段と
を備え、前記計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、前記基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行うよう構成したことを特徴とする三次元計測装置。
【0013】
手段2によれば、エリア振分手段によって、所定の大きさを有する計測エリアが順次振り分けられ、振り分けられた計測エリア内に新たに存在する計測対象が、計測対象特定手段によって特定される。さらに、基準高さ設定手段では、少なくとも各製品基板毎に基準高さが設定される。そして、前記計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、前記基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さに基づいて、計測対象の三次元計測が行われる。このため、分割部を境として異なる製品基板間で高低差が生じてしまったとしても、高低差の影響を払拭することができ、正確な三次元計測を行うことができる。また、製品基板毎に基準高さが設定されることから、個々の計測対象毎に基準高さが設定される場合に比べて、設定されるべき基準高さの種類が少なくて済む。従って、比較的スピーディに三次元計測を行うことができる。
【0014】
手段3.複数の製品基板に分割可能な分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象の高さを、前記基板よりも小さくかつ所定の大きさを有する計測エリアを順次移動させて求めることに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行う三次元計測装置であって、
各計測エリア内に新規に存在する計測対象を特定する計測対象特定手段と、
少なくとも前記各製品基板毎に基準高さを設定する基準高さ設定手段と
を備え、前記計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、前記基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行うよう構成したことを特徴とする三次元計測装置。
【0015】
手段3によれば、複数の製品基板に分割可能な分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象の高さが、基板よりも小さくかつ所定の大きさを有する計測エリアを順次移動させて求められることに基づいて、前記各計測対象の三次元計測が行われる。この場合において、計測対象特定手段によって、各計測エリア内に新規に存在する計測対象が特定される。さらに、少なくとも各製品基板毎に基準高さが基準高さ設定手段により設定される。そして、計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、前記基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さに基づいて、計測対象の三次元計測が行われる。このため、分割部を境として異なる製品基板間で高低差が生じてしまったとしても、高低差の影響を払拭することができ、正確な三次元計測を行うことができる。また、各製品基板毎に基準高さが設定されることから、個々の計測対象毎に基準高さが設定される場合に比べて、設定されるべき基準高さの種類が少なくて済む。従って、比較的スピーディに三次元計測を行うことができる。
【0016】
手段4.複数の製品基板に分割可能な分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象に対し、所定の光を照射可能な計測用照射手段と、
前記所定の光の照射された計測対象を、複数の各計測エリア毎に撮像可能な撮像手段と、
少なくとも前記撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記計測対象に関し三次元計測を行う計測手段と
を備えた三次元計測装置であって、
各計測エリア内に新規に存在する計測対象を特定する計測対象特定手段と、
少なくとも前記各製品基板毎に基準高さを設定する基準高さ設定手段と
を備え、前記計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、前記基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行うよう構成したことを特徴とする三次元計測装置。
【0017】
手段4によれば、複数の製品基板に分割可能な分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象に対し、計測用照射手段により、所定の光が照射される。また、所定の光の照射された計測対象が、撮像手段によって、複数の各計測エリア毎に撮像される。さらに、計測手段では、少なくとも撮像手段にて撮像された画像データに基づき、計測対象に関し三次元計測が行われる。かかる三次元計測装置において、計測対象特定手段により、各計測エリア内に新規に存在する計測対象が特定される。また、基準高さ設定手段によって、少なくとも各製品基板毎に基準高さが設定される。そして、計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さに基づいて、計測対象の三次元計測が行われる。このため、分割部を境として異なる製品基板間で高低差が生じてしまったとしても、高低差の影響を払拭することができ、正確な三次元計測を行うことができる。また、各製品基板毎に基準高さが設定されることから、個々の計測対象毎に基準高さが設定される場合に比べて、設定されるべき基準高さの種類が少なくて済む。従って、比較的スピーディに三次元計測を行うことができる。
【0018】
手段5.前記撮像手段と前記基板とを相対移動させることで、前記各計測エリアを切り換えるようにしたことを特徴とする手段4に記載の三次元計測装置。
【0019】
手段5によれば、撮像手段と基板とが相対移動させられることにより、各計測エリアが切り換えられる。かかる物理的な計測エリアの切換により、計測対象を確実に特定、計測することができる。
【0020】
手段6.少なくとも前記各製品基板の配置に関する情報に基づいて、前記計測エリアの振り分けを行うようにしたことを特徴とする手段2乃至5のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0021】
手段6によれば、少なくとも各製品基板の配置に関する情報に基づいて、前記計測エリアの振り分けが行われる。従って、計測エリアの振り分け、切換を効率的に行うことができ、ひいては、計測時間のさらなる短縮を図ることができる。
【0022】
手段7.各計測エリアには、計測目標とする製品基板が設定され、前記計測対象特定手段は、前記計測目標とする製品基板内に存在する計測対象を特定するものであることを特徴とする手段2乃至6のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0023】
手段7によれば、各計測エリアには計測目標とする製品基板が設定されており、また、計測対象特定手段により、計測目標とする製品基板内に存在する計測対象が特定される。このため、製品基板の基準高さと、該製品基板内に存在する計測対象との整合をより確実に図ることができ、ひいては計測精度の向上をより確実に図ることができる。
【0024】
手段8.前記各製品基板のうち少なくとも2つは、互いに異なる大きさを有していることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0025】
計測のための計測エリアの大きさが画一的である場合、手段8のように、各製品基板が互いに異なる大きさを有していると、製品基板が同じ大きさである場合に比べて計測エリアの振り分けを行いにくい場合がある。この点、各製品基板毎に1の基準高さが設定されることから、比較的雑な振り分けを行ったとしても、一通りスキャンすることで全ての計測対象の計測を行うことができる。
【0026】
手段9.前記各製品基板のうち少なくとも2つは、互いに異なる形状をなしていることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0027】
計測のための計測エリアの大きさが画一的である場合、手段9のように、各製品基板が互いに異なる形状をなしていると、製品基板形状が同じである場合に比べて計測エリアの振り分けを行いにくい場合がある。この点、各製品基板毎に1の基準高さが設定されることから、比較的雑な振り分けを行ったとしても、一通りスキャンすることで全ての計測対象の計測を行うことができる。
【0028】
手段10.前記基板はプリント基板であり、前記計測対象はプリント基板の銅箔上に配設されたクリームハンダであり、前記基準高さは前記銅箔の高さに基づいて設定されるようにしたことを特徴とする手段1乃至9のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0029】
手段10によれば、銅箔上に配設されたクリームハンダの三次元計測を正確、かつ、スピーディに行うことができる。
【0030】
手段11.前記基準高さは、前記各製品基板の少なくとも3点の高さ位置により特定される基準平面に基づいて設定されるようにしたことを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0031】
手段11によれば、基準高さがより精度よく設定されることとなる。
【0032】
手段12.前記基準高さは、前記各製品基板の重心又はその近傍の高さ位置に基づいて設定されるようにしたことを特徴とする手段1乃至11のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0033】
手段12によれば、各製品基板の重心又はその近傍の高さ位置に基づいて基準高さが設定される。このため、より少ない情報数で正確な基準高さを設定することができ、ひいては、計測のさらなる効率化を図ることができる。
【0034】
手段13.手段1乃至12のいずれかに記載の三次元計測装置を具備し、前記三次元計測装置の計測結果に基づき、前記計測対象に関する良否判定を行うよう構成したことを特徴とする検査装置。
【0035】
手段13によれば、計測対象の良否判定をより正確、かつ、スピーディに行うことができ、ひいては、検査精度の向上を図ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0037】
図1は、本実施の形態における三次元計測装置1を模式的に示す概略構成図である。なお、本実施の形態では、三次元計測装置1は、プリント基板K(の銅箔)上に印刷されてなるクリームハンダC(図3参照)の印刷状態を検査するための印刷状態検査装置として具現化されている。本実施の形態におけるプリント基板Kは、複数の製品基板としてのブロックB1,B2,B3(図3等参照)に分割できるよう「割れ」と称されるスリット(細長い透孔)からなる分割部Sが形成されている。本実施の形態では、1枚のプリント基板Kに、第1、第2及び第3ブロックB1,B2,B3が設けられており、それぞれに複数のクリームハンダCが印刷形成されている。なお、分割部Sは、実際にはスリットが断続的に形成されることにより構成されているものであるが、ブロックB1〜B3の概念をわかりやすく説明するために、図3等では、便宜上連続的な網目模様が付されることにより表されている。従って、基板Kの検査の段階では、各ブロックB1〜B3は互いに接続されている。
【0038】
図1に示すように、三次元計測装置1は、基台2を備えているとともに、基台2上には、X軸移動機構3及びY軸移動機構4が設けられている。Y軸移動機構4上には、レール10が配設されており、該レール10上に基板としてのプリント基板Kが載置されるようになっている。そして、X軸移動機構3及びY軸移動機構4が作動することで、プリント基板KがX軸方向及びY軸方向に移動するようになっている。
【0039】
三次元計測装置1はまた、三次元計測用照射手段5と、撮像手段としてのCCDカメラ(カラーカメラ)6と、CCDカメラ6に対し電気的に接続された主制御手段7とを備えている。三次元計測用照射手段5は、プリント基板Kの表面に対し斜め上方から所定の光パターンを照射するように構成されている。CCDカメラ6は、プリント基板Kの真上に配置され、プリント基板K上の前記光パターンの照射された部分を撮像可能となっている。そして、主制御手段7では、所定の三次元計測方法によって、前記CCDカメラ6にて撮像された画像データに基づき、画像処理が行われ、クリームハンダCの三次元計測(主として高さ計測及び体積計測)並びにクリームハンダCの印刷状態の検査が行われるようになっている。つまり、主制御手段7は、クリームハンダCの高さ(体積)に基づいて印刷状態を検査する検査手段8を具備している(図4参照)。なお、本実施の形態における三次元計測に際しては、位相シフト法、光切断法、空間コード法、合焦法等、任意の計測方法が適宜採用される。
【0040】
本実施の形態における三次元計測装置1は、前記三次元計測に際し(先だって)、クリームハンダCの配設されてなる領域を抽出するための手段を具備している。当該手段には、ハンダ抽出用照射手段11が含まれる。ハンダ抽出用照射手段11は、三次元計測用照射手段5による光パターンの照射に先だってプリント基板Kに対し、所定の光を照射するものである。より詳しく説明すると、ハンダ抽出用照射手段11は、図示しない上下一対のリングライトを具備している。上部のリングライトは、小入射角での光照射を行うようになっているとともに、赤色の光を照射可能に構成されている。下部のリングライトは、大入射角での光照射を行うようになっているとともに、青色の光を照射可能に構成されている。通常、プリント基板Kにおいては、赤色系統の銅箔が設けられており、その上に青色系統のクリームハンダCが印刷されていることから、赤色光はクリームハンダC部分からは暗くしか反射されず青色光は銅箔部分からは暗くしか反射されない。これにより、青色画像としては銅箔部分がより暗く、赤色画像としてはクリームハンダC部分がより暗くなることから、各色画像とも、明暗の差が大きくなる。そこで、本実施の形態では、三次元計測に先だって、計測対象たるクリームハンダCの領域抽出を行うべく、両リングライトにより赤色青色の光を照射し、その照射面をCCDカメラ6で撮像し、主制御手段7において、クリームハンダの配設領域を特定(抽出)する作業が行われるようになっている。
【0041】
次に、主制御手段7を中心とする三次元計測装置1の電気的構成について説明する。
【0042】
図2に示すように、CCDカメラ6は、主制御手段7に対し電気的に接続されている。主制御手段7は、上述したように、検査手段8を備えている。これとともに、主制御手段7は、検査(撮像)エリアを振り分けるためのエリア振分手段16を具備している。当該エリア振分手段16には、印刷されたクリームハンダCの大きさや配置データ等を入力するためのハンダデータ入力手段17、及び、第1〜第3ブロックB1〜B3の大きさや配置データ等を入力するためのブロックデータ入力手段18が接続されている。
【0043】
主制御手段7は、照射制御手段21に接続されている。照射制御手段21は、前記三次元計測用照射手段5、ハンダ抽出用照射手段11(上下一対のリングライト)に接続されており、前記主制御手段7からの制御信号に基づき、各照射手段5,11の照射を切換制御する。
【0044】
主制御手段7はまた、X軸移動制御手段22及びY軸移動制御手段23に接続されている。これらX軸移動制御手段22及びY軸移動制御手段23は、主制御手段7(特にエリア振分手段16)からの制御信号に基づき、各撮像エリアの切り換えを行うべく、前記X軸移動機構3及びY軸移動機構4を適宜駆動制御する。これにより、プリント基板KがX軸方向、Y軸方向へと適宜移動させられ、撮像エリアの切換が行われるようになっている。
【0045】
次に、上記のように構成されてなる三次元計測装置1における作用効果を、主制御手段7によって行われる制御内容を中心として説明する。
【0046】
主制御手段7は、予め定められたプログラムに従って、各種工程を経る。より詳しくは、(1)ハンダデータ入力手段17からのハンダデータの入力工程、(2)ブロックデータ入力手段18からの分割部Sのデータの入力工程、(3)前記入力された各データに基づいてプリント基板Kの検査エリアを割り振る振分工程、(4)振り分けられた検査エリア毎にクリームハンダCの検査を行う検査工程を経る。そして、全検査エリアでの検査が終了した時点で、主制御手段7による検査が完了する。
【0047】
(1)のハンダデータの入力工程に際しては、上記したハンダデータ入力手段17からのデータ、より詳しくは所謂ガーバデータ、マウントデータ、部品形状データ等の各クリームハンダCの配置、大きさ、形状等の基礎データが、主制御手段7へと入力される。
【0048】
(2)の分割部B1〜B3のデータの入力工程に際しては、上記したブロックデータ入力手段18からのデータ、より詳しくは各ブロックB1〜B3の配置、大きさ、形状等の基礎データが、主制御手段7へと入力される。この場合、当該データは、人手により入力されてもよいし、上記ガーバデータやマウントデータなどの基板データに基づいて入力されるようになっていてもよい。
【0049】
(3)の振分工程及び(4)の検査工程に際しては、主制御手段7は、次のような検査エリアの振り分け及び検査を行う。すなわち、まず、図3に示すように、プリント基板Kの所定のコーナー部(図では左下のコーナー部)において、検査エリアを設定する。これが第1の検査エリアE1とされる。
【0050】
そして、当該第1の検査エリアE1内に存在するクリームハンダCを特定する。ここでは、第1ブロックB1に存在する全てのクリームハンダC及び第3ブロックB3に存在する一部(図では3つ)のクリームハンダCが特定される(図4で散点模様を付したもの)。
【0051】
次に、主制御手段7は、X軸移動制御手段22及びY軸移動制御手段23を介してX軸移動機構3及びY軸移動機構4を適宜駆動制御し、プリント基板Kを適宜移動させ、検査エリアを、例えば右隣の検査エリアへとシフトさせる。図4に示すように、これが第2の検査エリアE2とされる。そして、当該第2の検査エリアE2内に存在するクリームハンダCを特定する。ここでは、第2ブロックB2に存在する一部(図では8つ)のクリームハンダC及び第3ブロックB3に存在する一部(図では2つ)のクリームハンダCが特定される(図5で新たに散点模様を付したもの)。
【0052】
さらに、主制御手段7は、プリント基板Kを適宜移動させ、検査エリアを、例えば上隣の検査エリアへとシフトさせる。図5に示すように、これが第3の検査エリアE3とされる。そして、当該第3の検査エリアE3内に存在し、かつ、未だ特定されていないクリームハンダCを特定する。ここでは、第2ブロックB2の上部に存在する残り(図では8つ)のクリームハンダCが特定される(図6で新たに散点模様を付したもの)。
【0053】
また、主制御手段7は、プリント基板Kを適宜移動させ、検査エリアを、例えば左隣の検査エリアへとシフトさせる。図6に示すように、これが第4の検査エリアE4とされる。そして、当該第4の検査エリアE4内に存在し、かつ、未だ特定されていないクリームハンダCを特定する。ここでは、第3ブロックB3に存在する残り(図では3つ)のクリームハンダCが特定される(図7で新たに散点模様を付したもの)。
【0054】
主制御手段7は、全てのクリームハンダCが特定されたか否かを確認するとともに、全てのクリームハンダCが特定された旨が確認されると、各クリームハンダCの検査を実行する。
【0055】
各クリームハンダCの検査に際しては、事前にクリームハンダCの領域抽出が行われた上で、上述したように、所定の三次元計測方法によって、CCDカメラ6にて撮像された画像データに基づき、画像処理が行われ、クリームハンダの三次元計測及びクリームハンダの印刷状態の検査が行われる。このとき、主制御手段7では、第1〜第3ブロックB1〜B3毎に、基準高さが演算、設定されるとともに、前記三次元計測方法によってクリームハンダCの絶対高さが各画素毎に演算される。より詳しくは、1の検査エリア内に、例えば複数のブロックB1,B2(B1,B3、B2,B3又はB1,B2,B3)が存在したとする。この場合、第1ブロックB1上のクリームハンダCについては第1ブロックBの基準高さが基準高さとされ、第2ブロックB2上のクリームハンダCについては第2ブロックBの基準高さが基準高さとされ、第3ブロックB3上のクリームハンダCについては第3ブロックBの基準高さが基準高さとされる。そして、絶対高さと、対応するブロックB1、B2又はB3の基準高さとの差に基づいてクリームハンダCの高さ、ひいては体積が演算される。
【0056】
なお、各ブロックB1〜B3毎の基準高さの設定方法については特に限定されるものではないが、例えば銅箔を基準とし、少なくとも3点の高さデータに基づいて基準平面を推定した上で、基準高さを演算、設定する手法が好適に採用される。この場合、基準高さがより精度よく設定されることとなる。もっとも、銅箔の1点の高さデータでもって基準高さを設定することとしても差し支えないし(この場合、1点は各ブロックB1〜B3の中心(重心)又はその近傍であることが望ましい)、複数の点で囲まれた中心が各ブロックB1〜B3の中心(重心)とほぼ一致するようにして上記複数の点を設定した上で、上記複数の点の高さに基づき基準高さを設定することとしてもよい。また、基準高さの具体的な演算手法についても特に限定されるものではない。例えば、特開2002−286427号公報等に開示された演算手法等を適宜採用することも可能である。
【0057】
以上詳述したように、本実施の形態では、各ブロックB1〜B3毎に基準高さが設定される。そして、各基準高さに基づいて、各ブロックB1〜B3上のクリームハンダCの三次元計測が行われる。このため、分割部Sを境として異なるブロックB1〜B3間で高低差が生じてしまったとしても、そのような高低差の影響を払拭することができ、正確な三次元計測及び検査を行うことができる。
【0058】
また、ブロックB1〜B3毎に基準高さが設定されることから、個々のクリームハンダ毎に基準高さが設定される場合に比べて、設定されるべき基準高さの種類(数)が少なくて済む(本実施の形態では3通り)。従って、比較的スピーディに三次元計測及び検査を行うことができる。
【0059】
また、所定の大きさを有する検査エリアが順次振り分けられ、振り分けられた検査エリア内に新たに存在するクリームハンダCが特定され、全てのクリームハンダCが特定された段階で、各基準高さに基づく検査を行うことができる。このため、各ブロックB1〜B3が互いに異なる大きさ、形状等を有していたとしても、適宜検査エリアを振り分けることで、或いは、比較的雑な振り分け手法を採用したとしても、各クリームハンダCの三次元計測を正確に行うことができる。結果として、振り分けに際して困難さを伴うことがない。
【0060】
また、主制御手段7には、各ブロックB1〜B3の配置等に関する情報が入力されることから、当該情報に基づいてエリアの振り分けを効率的に行うことができる。従って、計測(検査)時間のさらなる短縮を図ることができる。
【0061】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、検査手法、特に特定の手順という点で第1の実施の形態とは若干相違する。以下には、かかる相違点を中心に説明することとする。
【0062】
第1の実施の形態と同様、主制御手段7は、予め定められたプログラムに従って、各種工程を経る。より詳しくは、(1)ハンダデータ入力手段17からのハンダデータの入力工程、(2)ブロックデータ入力手段18からの分割部Sのデータの入力工程、(3)前記入力された各データに基づいてプリント基板Kの検査エリアを割り振る振分工程、(4)振り分けられた検査エリア毎にクリームハンダCの検査を行う検査工程を経る。そして、全検査エリアでの検査が終了した時点で、主制御手段7による検査が完了する。
【0063】
(1),(2)については第1の実施の形態と同様である。(3)の振分工程及び(4)の検査工程に際しては、主制御手段7は、次のような検査エリアの振り分け及び検査を行う。すなわち、まず、図8に示すように、プリント基板Kの所定のコーナー部(図では左下のコーナー部)において、検査エリアを設定する。これが第1の検査エリアF1とされる。このとき、各検査エリアの設定に際しては、各ブロックB1〜B3の配置情報等に基づいて、検査エリアが定められる。また、各検査エリアには、計測目標とするブロックB1〜B3が設定されている。例えば第1の検査エリアF1においては第1ブロックB1が計測目標とされる。
【0064】
そして、当該第1の検査エリアF1内に存在し、かつ、第1ブロックB1上に存在するクリームハンダCを特定する。図示する例では、偶然にも第1ブロックB1に存在する全てのクリームハンダC(図では9つ)のクリームハンダCが特定される(図9で散点模様を付したもの)。そして、第1ブロックB1上に存在するクリームハンダCが他に存在しないかを確認し、存在しない場合には、計測目標を次の第2ブロックB2へと切り換える。
【0065】
次に、主制御手段7は、X軸移動制御手段22及びY軸移動制御手段23を介してX軸移動機構3及びY軸移動機構4を適宜駆動制御し、プリント基板Kを適宜移動させ、検査エリアを、例えば右隣の検査エリアへとシフトさせる。図9に示すように、これが第2の検査エリアF2とされる。第2の検査エリアF2においては第2ブロックB2が計測目標とされる。
【0066】
そして、当該第2の検査エリアF2内に存在し、かつ、第2ブロックB2上に存在するクリームハンダCを特定する。ここでは、第2ブロックB2に存在する一部(図では11個)のクリームハンダCが特定される(図10で新たに散点模様を付したもの)。このとき、たとえ第2の検査エリアF2内に別途クリームハンダCが存在していたとしても、計測目標たる第2ブロックB2上に存在しないもの(他のブロック上に存在するもの)については特定の対象とされない(他のブロックが計測目標とされる場合についても同様)。
【0067】
次に、主制御手段7は、計測目標たる第2ブロックB2上に、未だ特定されていないクリームハンダCが存在しないかを確認する。図示する例では、未だ特定されていないクリームハンダCが存在しているため、主制御手段7は、プリント基板Kを適宜移動させ、検査エリアを、例えば上隣の検査エリアへとシフトさせる。図10に示すように、太線で示されたエリアが第3の検査エリアF3とされる。当該第3の検査エリアF3においても、第2ブロックB2が計測目標とされる。
【0068】
そして、当該第3の検査エリアF3内に存在し、かつ、未だ特定されていない第2ブロックB2上のクリームハンダCを特定する。図示する例では、第2ブロックB2の上部に存在する残り(図では8つ)のクリームハンダCが特定される(図11で新たに散点模様を付したもの)。さらに、主制御手段7は、第2ブロックB2上に存在するクリームハンダCが他に存在しないかを確認し、存在しない場合には、計測目標を次の第3ブロックB3へと切り換える。
【0069】
主制御手段7は、プリント基板Kを適宜移動させ、検査エリアを、例えば左隣の検査エリアへとシフトさせる。図11に示すように、太線で示されたエリアが第4の検査エリアF4とされる。そして、当該第4の検査エリアF4内に存在し、かつ、計測目標たる第3ブロックB3上に存在するクリームハンダCを特定する。ここでは、第3ブロックB3に存在する大部分(図では6つ)のクリームハンダCが特定される(図12で新たに散点模様を付したもの)。
【0070】
次に、主制御手段7は、計測目標たる第3ブロックB3上に、未だ特定されていないクリームハンダCが存在しないかを確認する。図示する例では、未だ特定されていないクリームハンダCが存在しているため、主制御手段7は、プリント基板Kを適宜移動させ、検査エリアを、例えばさらに左隣の検査エリアへとシフトさせる。図12に示すように、これが第5の検査エリアF5とされる。当該第5の検査エリアF5においても、第3ブロックB3が計測目標とされる。
【0071】
そして、当該第5の検査エリアF5内に存在し、かつ、未だ特定されていない第3ブロックB3上のクリームハンダCを特定する。図示する例では、第3ブロックB3の左部に存在する残り(図では2つ)のクリームハンダCが特定される(図13で新たに散点模様を付したもの)。さらに、主制御手段7は、第2ブロックB2上に存在するクリームハンダCが他に存在しないかを確認し、存在しない場合には、全ブロックB1〜B3上のクリームハンダCが特定されたものとして、各クリームハンダCの検査を実行する。
【0072】
各クリームハンダCの検査に際しては、第1の実施の形態と同様、事前にクリームハンダCの領域抽出が行われた上で、上述したように、所定の三次元計測方法によって、CCDカメラ6にて撮像された画像データに基づき、画像処理が行われ、クリームハンダの三次元計測及びクリームハンダの印刷状態の検査が行われる。このとき、主制御手段7では、計測目標(検査目標)とされている第1〜第3ブロックB1〜B3毎に、基準高さが演算、設定されるとともに、前記三次元計測方法によってクリームハンダCの絶対高さが各画素毎に演算される。より詳しくは、1の検査エリア内に、例えば複数のブロックB1,B2(B1,B3、B2,B3又はB1,B2,B3)が存在したとする。この場合、当該検査エリア内に存在し、かつ、計測目標とされるブロックB1〜B3上のクリームハンダCについてのみ、当該計測目標とされたブロックB1〜B3の基準高さに基づいて、三次元計測が行われる。すなわち、当該クリームハンダCの絶対高さと、対応するブロックB1、B2又はB3の基準高さとの差に基づいてクリームハンダCの高さ、ひいては体積が演算される。
【0073】
なお、各ブロックB1〜B3毎の基準高さの設定方法については、上記第1の実施の形態と同様、特に限定されるものではない。
【0074】
このように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様、各ブロックB1〜B3毎に基準高さが設定され、各基準高さに基づいて、各ブロックB1〜B3上のクリームハンダCの三次元計測が行われる。このため、分割部Sを境として異なるブロックB1〜B3間で高低差が生じてしまったとしても、そのような高低差の影響を払拭することができ、ひいては正確な三次元計測及び検査を行うことができる。また、ブロックB1〜B3毎に基準高さが設定されることから、個々のクリームハンダ毎に基準高さが設定される場合に比べて、設定されるべき基準高さの種類(数)が少なくて済み、結果としてスピーディに三次元計測及び検査を行うことができる。
【0075】
さらに、本実施の形態では、少なくとも各ブロックB1〜B3の配置等に関する情報に基づいて、検査エリアの振り分けが行われ、かつ、各検査エリアには、計測目標たるブロックB1〜B3が設定される。そして、各検査エリアに存在し、かつ、計測目標たるブロックB1〜B3内に存在するクリームハンダが特定される。このため、各ブロックB1〜B3の基準高さと、該ブロックB1〜B3内に存在するクリームハンダCとの整合をより確実に図ることができ、ひいては計測精度の向上をより確実に図ることができる。
【0076】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0077】
(a)上記実施の形態では、全てのクリームハンダCが特定されてから各クリームハンダCの高さ計測(三次元計測)及び検査を行うこととしているが、各検査エリアでの特定等の際に、前の検査エリアにおいて特定されているクリームハンダの計測及び検査を行うこととしてもよい。
【0078】
(b)撮像手段としては、上記実施の形態のようなエリアを撮像可能なCCDカメラ以外にも、ラインカメラであってもよい。さらに、例えば、CMOSカメラなど、エリア状又はライン状に撮像可能なカメラであってもよく、必ずしもCCDカメラに限定されるものではない。
【0079】
(c)上記実施の形態では、クリームハンダ領域を抽出し、その上で三次元計測を行うこととしているが、かかる抽出手段を省略してもよい。
【0080】
(d)各照射手段5,11を構成する光源は、ハロゲンランプでもよいし、LEDであってもよい。また、レーザ光を照射可能な照射手段を採用してもよい。
【0081】
(e)上記実施の形態では、XY軸方向へプリント基板Kが移動する構成となっているが、プリント基板K及びCCDカメラ6が互いに相対移動可能であればよく、例えばCCDカメラ6がXY軸方向へ移動可能となっていてもよい。
【0082】
(f)上記実施の形態では、クリームハンダCの印刷状態を検査するための検査装置に具現化されている。これに対し、上記のような構成を、三次元計測装置や検査装置に具現化することも可能である。例えば、基板上に設けられたハンダバンプの高さ計測等を行うこととしてもよい。
【0083】
(g)上記実施の形態では、スリットにより分割部Sが構成されているが、要するに、ブロックB1〜B3に分割しやすい構成になっていればよく、例えば断続的な切り欠き、或いはブロックよりも薄肉の薄肉部によって構成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における計測装置を模式的に示す概略斜視図である。
【図2】主制御手段等の電気的構成を説明するためのブロック図である。
【図3】第1の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図4】第1の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図5】第1の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図6】第1の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図7】第1の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図8】第2の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図9】第2の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図10】第2の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図11】第2の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図12】第2の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【図13】第2の実施の形態における検査に際しての検査エリア等を示す基板の模式図である。
【符号の説明】
1…三次元計測装置、3…X軸移動機構、4…Y軸移動機構、5…三次元計測用照射手段、6…撮像手段としてのCCDカメラ、7…主制御手段、8…検査手段、16…エリア振分手段、17…ハンダデータ入力手段、18…ブロックデータ入力手段、K…プリント基板、B1…製品基板としての第1ブロック、B2…製品基板としての第2ブロック、B3…製品基板としての第3ブロック、E1…計測エリアとしての第1の検査エリア、E2…計測エリアとしての第2の検査エリア、E3…計測エリアとしての第3の検査エリア、E4…計測エリアとしての第4の検査エリア、F1…計測エリアとしての第1の検査エリア、F2…計測エリアとしての第2の検査エリア、F3…計測エリアとしての第3の検査エリア、F4…計測エリアとしての第4の検査エリア、F5…計測エリアとしての第5の検査エリア、S…分割部、C…計測対象としてのクリームハンダ。

Claims (13)

  1. 複数の製品基板に分割可能な割れからなる分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象の高さを求めることに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行う三次元計測装置であって、
    前記複数の製品基板毎に基準高さを設定し、各基準高さと計測対象の絶対高さとの差に基づいて計測対象の高さを求めることにより、計測対象の三次元計測を行うことを特徴とする三次元計測装置。
  2. 複数の製品基板に分割可能な割れからなる分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象の高さを求めることに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行う三次元計測装置であって、
    所定の大きさを有する計測エリアを順次振り分けるエリア振分手段と、
    振り分けられた計測エリア内に新たに存在する計測対象を特定する計測対象特定手段と、
    少なくとも前記各製品基板毎に基準高さを設定する基準高さ設定手段と
    を備え、前記計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、前記基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さと計測対象の絶対高さとの差に基づいて計測対象の高さを求めることにより、前記計測対象の三次元計測を行うよう構成したことを特徴とする三次元計測装置。
  3. 複数の製品基板に分割可能な割れからなる分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象の高さを、前記基板よりも小さくかつ所定の大きさを有する計測エリアを順次移動させて求めることに基づいて、前記計測対象の三次元計測を行う三次元計測装置であって、
    各計測エリア内に新規に存在する計測対象を特定する計測対象特定手段と、
    少なくとも前記各製品基板毎に基準高さを設定する基準高さ設定手段と
    を備え、前記計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、前記基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さと計測対象の絶対高さとの差に基づいて計測対象の高さを求めることにより、前記計測対象の三次元計測を行うよう構成したことを特徴とする三次元計測装置。
  4. 複数の製品基板に分割可能な割れからなる分割部を有する基板に関し、各製品基板上に複数配設された計測対象に対し、所定の光を照射可能な計測用照射手段と、
    前記所定の光の照射された計測対象を、複数の各計測エリア毎に撮像可能な撮像手段と、
    少なくとも前記撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記計測対象に関し三次元計測を行う計測手段と
    を備えた三次元計測装置であって、
    各計測エリア内に新規に存在する計測対象を特定する計測対象特定手段と、
    少なくとも前記各製品基板毎に基準高さを設定する基準高さ設定手段と
    を備え、前記計測対象特定手段で特定された計測対象に関し、前記基準高さ設定手段で設定された対応する製品基板の基準高さと計測対象の絶対高さとの差に基づいて計測対象の高さを求めることにより、前記計測対象の三次元計測を行うよう構成したことを特徴とする三次元計測装置。
  5. 前記撮像手段と前記基板とを相対移動させることで、前記各計測エリアを切り換えるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の三次元計測装置。
  6. 少なくとも前記各製品基板の配置に関する情報に基づいて、前記計測エリアの振り分けを行うようにしたことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の三次元計測装置。
  7. 各計測エリアには、計測目標とする製品基板が設定され、前記計測対象特定手段は、前記計測目標とする製品基板内に存在する計測対象を特定するものであることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の三次元計測装置。
  8. 前記各製品基板のうち少なくとも2つは、互いに異なる大きさを有していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の三次元計測装置。
  9. 前記各製品基板のうち少なくとも2つは、互いに異なる形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の三次元計測装置。
  10. 前記基板はプリント基板であり、前記計測対象はプリント基板の銅箔上に配設されたクリームハンダであり、前記基準高さは前記銅箔の高さに基づいて設定されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の三次元計測装置。
  11. 前記基準高さは、前記各製品基板の少なくとも3点の高さ位置により特定される基準平面に基づいて設定されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の三次元計測装置。
  12. 前記基準高さは、前記各製品基板の重心又はその近傍の高さ位置に基づいて設定されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の三次元計測装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の三次元計測装置を具備し、前記三次元計測装置の計測結果に基づき、前記計測対象に関する良否判定を行うよう構成したことを特徴とする検査装置。
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