JP3729303B2 - プリン用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリン用容器、特にカラメル保持壁を備えたプリン用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリン用容器として、耐熱性のプラスチック容器を用い、プリン原料とカラメルソースまたはカラメルシロップ(以下単にカラメルという)を充填し、所定温度でプリン原料を焼成固化することは、従来より一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般にプリン製造時には、まず、カラメルを容器に入れ、次いでプリン原料を充填するようにしている。
充填の際には、プリン原料とカラメルの境界が乱されるとともに周辺のカラメルは壁面に沿って上昇する。
カラメルの比重がプリン原料より重いことから、上昇したカラメルが自然と沈降することになるが、プリン原料と容器の壁面との間に形成される間隙によってカラメルに毛管作用が働き降下が止められ、カラメルの上端が不均一になるという問題があった。
【0004】
また、製造したプリンの輸送時に、焼成したプリンと容器との間に不均一な間隙が形成され、毛管作用によって底部のカラメルが壁面に沿って上昇し、容器の外側から見るとカラメルの上端が乱れるという問題があった。
【0005】
プリン用容器として、カラメルを保持するため容器胴部下部の周壁面に凹凸条の粗面を設けることも提案されているが(特開平6−32391)、上記問題点を完全に解決することはできなかった。
本発明は、上記の各問題を解決し、毛管作用によるカラメルの上昇を阻止し、カラメルとプリン原料との外周面での境界が明確になるようにすることを技術的課題としてカラメル保持面を備えたプリン用容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の技術的課題を達成するため、プリン用容器として、胴壁の下端部内周に、底壁から所定の高さまで円周方向に並列した多数の細条を形成したカラメル保持面を配設したことを特徴とする構成を採用し、カラメルに模様を付けるために、胴壁の下端部内周に、底壁から所定の高さまで円周方向に波うった突条を複数本形成し、波目模様状のカラメル保持面を配設したことを特徴とする構成を採用する。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態について、図1,2を参照して説明する。
プリン用容器は、円形状の胴部1と底部2とからなり、ポリプロピレン、ポリカーボネート、その他の耐熱性の合成樹脂によって成型されている。
胴部1は、上端にフランジ3を設けた傾斜壁4と、胴壁5と、該胴壁5の下方に配設され、底部2に続くカラメル保持壁6とを具えている。
底部2は、中央を周辺より上方に突出させた底壁7と、円筒状の支持壁8とを具えている。
【0008】
傾斜壁4と胴壁5、胴壁5とカラメル保持壁6との間は、段部9,10となっており、カラメル保持壁6には、円周方向に延びる細条11が上下に多数配列されている。
細条11は、断面が山形となっており、カラメル保持壁6には、稜線12と谷線13が順次に続く階段状の内壁面14が形成されている。
【0009】
次に、上記構成に基づく作用効果について説明する。
容器へのプリン材料充填は、容器に、まず、カラメルを入れ、続いてプリン材料が充填される。
プリン材料の充填時には、底部に入れられていたカラメルは、その液面が乱され、容器周辺の部分が壁面に沿って上昇するが、カラメルの比重はプリン材料より重いので時間の経過とともに下降する。
【0010】
その際、プリン原料は粘性があるので階段状の内壁面14の谷線13まで入り込まず、内壁面14とプリン材料との間には、断面三角形の三角溝が形成されることになり、壁面を上昇したカラメルは、階段状の内壁面14に沿って下降する。
また下降と同時に、カラメルは三角溝に沿って円周方向にも移動する。
カラメルが一定の高さまで降下し、プリン材料とカラメルとの間の比重差による境界面のバランスが保たれるようになると降下はとまり、一定の量のカラメルが壁面に保持されることになる。
そのことから、上端部を一定の位置としてカラメルを保持することになる。
【0011】
プリン材料を充填した容器は、所定の温度に加熱され、プリンが焼成固化される。
その後、容器の上面をフイルムによって覆い、フランジ部に熱シールするか、または蓋体を被せて(図示しない)、製品として出荷される。
搬送中において、プリンと壁面との間に三角溝が形成されているので、プリンと壁面との間隙が円周方向で変化しても、カラメルが毛管作用により上昇することはない。
【0012】
次に、本発明の第2実施形態について、図3〜5を参照して説明する。
プリン用容器は、円形状の胴部20と底部21とからなり、ポリプロピレン、ポリカーボネート、その他の耐熱性の合成樹脂によって成型されている。
胴部20は、上端にフランジ22を設けた傾斜壁23と、胴壁24と、該胴壁24の下方に配設され、底部21に続くカラメル保持壁25とを具えている。
底部21は、中央を周辺より上方に突出させた底壁26と、円筒状の支持壁27とを具えている。
【0013】
傾斜壁23と胴壁24、胴壁24とカラメル保持壁25との間は、段部28,29となっており、カラメル保持壁25には、円周方向に波状に延びる突条30が上下に一定の間隔をおいて、複数本並列されている。
突条30は、断面が山形となっており、カラメル保持壁25には、隣り合う突条30の間が、谷線31を有する三角状の凹溝32となっている内壁面33が形成されている。
【0014】
次に、上記構成に基づく作用効果について説明する。
プリンの製造は、前記第1実施形態と同様であるが、プリン原料の充填時には、プリン原料は粘性があるので、内壁面33の谷線31まで入り込むことはなく、カラメル保持壁面25とプリン材料との間には、巾広のほぼ三角形状の間隙が形成されることになる。
プリン材料充填時に、壁面に沿って上昇したカラメルは、プリン材料と凹溝32との間に挟持され、波状の凹溝32内を波の高所から波底に流れ、該波底部分において、プリン原料と突条との隙間から下の凹溝32に流れ落ち降下する。
カラメルが一定の高さまで降下し、プリン材料とカラメルとの間の比重差による境界面のバランスが保たれるようになると降下はとまり、一定の量のカラメルが壁面に保持されることになる。
その際、カラメルの上端34は降下の停止位置によっても異なるが、図5に示すように、凹溝32によってほぼ波形に保持されることになる。
【0015】
上記実施形態では、突条を円周方向に波状に延びる突条としたが、円周方向に連続する線であれば、ジグザグその他の模様であっても良く、波目模様に限定されない。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
プリン用容器は、胴壁下部にカラメル保持面を設けたので、カラメルが毛管作用によって広がることはなくなった。
また、カラメル保持面の形状を選択することよって、プリンとカラメルの表面の境界線に模様を形成することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のプリン用容器の一部断面正面図である。
【図2】容器要部の一部拡大断面図である。
【図3】第2実施形態のプリン用容器の一部断面正面図である。
【図4】容器要部の一部拡大断面図である。
【図5】 プリン原料を充填したときの外観を示す正面図である。
【符号の説明】
1,20 胴部
2,21 底部
3,22 フランジ
5,24 胴壁
6,25 カラメル保持壁
11 細条
12 稜線
13 谷線
14,33 内壁面
30 突条
31 谷線
32 凹溝

Claims (2)

  1. 胴壁の下端部内周に、底壁から所定の高さまで円周方向に並列した多数の細条を形成したカラメル保持面を配設したことを特徴とするプリン用容器。
  2. 胴壁の下端部内周に、底壁から所定の高さまで円周方向に波うった突条を複数本形成し、波目模様状のカラメル保持面を配設したことを特徴とするプリン用容器。
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