JP3728729B2 - 液体定量供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はダイカスト用水溶性離型剤の如き原液を所要の倍率に希釈するために希釈混合用のタンクへ供給するときの如く、液体を定量供給する際に用いる液体定量供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、寸法精度の高い鋳肌のきれいな鋳物を高生産性で作る方法として、精密な金型に、溶融させたアルミニウムや亜鉛合金等を高圧力で圧入させるようにした、いわゆるダイカスト鋳造法が知られている。
【0003】
かかるダイカスト鋳造法を実施する場合には、金型面にスプレー装置等を用いて離型剤を塗布することが必要であり、通常、上記離型剤としては、離型剤原液を、40〜300倍に希釈したものが使用されている。
【0004】
上記のように離型剤原液を水により所要濃度まで希釈混合してスプレー装置へ圧送する場合は、図6にその一例の概略を示す如く、離型剤原液タンク1内の離型剤原液2を、液体定量供給装置としての定量ポンプ3の作動により原料吸込管4aを通して吸入し、原料供給管4b、希釈混合管5を通して希釈混合液タンク6内へ所要量供給させると共に、図示しない希釈水供給源から希釈水供給管8を通して導いた所要量の希釈水7を、上記希釈混合管5を介して上記希釈混合液タンク6内へ供給させ、該希釈混合液タンク6内にて、上記離型剤原液2を希釈水7と混合して所定の希釈率となるように希釈させて、離型剤として使用可能な混合液9を調製すると共に一旦貯蔵させるようにしてあり、しかる後、上記希釈混合液タンク6内の混合液9を、混合液圧送ポンプ10を備えた混合液送給管11を介して下流側の図示しないスプレー装置へ送給するようにしてある。
【0005】
上記希釈混合液タンク6は、離型剤原液2の所定の希釈率への希釈を容易にするために、たとえば、内部の混合液9の量が上限(たとえば12l)になると上限設定レベルに達したことを検出する上限フロートスイッチ12と、液量が下限(たとえば9l)になると下限設定レベルに達したことを検出する下限フロートスイッチ13とを装備して、希釈混合液タンク6内の混合液9の量が減少し、液面が下がって下限フロートスイッチ13により下限設定レベルが検出されるようになると、上記上限フロートスイッチ12に液面が検出されるまで混合液9の補給を行わせることで、混合液9を3lずつ補給できるようにしてあり、この3lの混合液9の補給を行う場合に、たとえば、離型剤原液2を40倍に希釈してなる混合液9を補給しようとする場合には、定量ポンプ3により75mlの離型剤原液2を希釈混合液タンク6へ供給させると共に、補給量の全量が3lに達するまで希釈水7を供給することにより上記離型剤原液2を40倍に希釈した混合液9を調製するようにしてある。したがって、たとえば、希釈率が100倍や300倍の混合液9を補給しようとする場合には、離型剤原液2の供給量をそれぞれ30ml、10mlとすればよいことになる。なお、図6において14はY型ストレーナー、15は希釈水供給管8に設けた電磁弁、16は混合液送給管11に設けたサージタンク、17は使用側コントロール用減圧弁である。又、18は撹拌リターン用電磁弁19を備えたバイパス管であり、希釈混合液タンク6に新たに離型剤原液2と希釈水7を補給した場合には、該バイパス管18を通して希釈混合液タンク6内の混合液9を循環させることにより撹拌、混合できるようにしてある。
【0006】
そのために、上記定量ポンプ3としては、離型剤原液2の定量供給を容易に行えるようにすると共に、その供給量を調整できるようにした形式のものとして、図7にその一例の概略を示す如き定量ポンプ3が従来採用されている。この定量ポンプ3は、前端側となる一端部を閉塞して該一端壁に液体の吸入口21と吐出口22とを設けた液体吸排用シリンダー23と、該液体給排用シリンダー23の内側に収納したピストン24とからなる液体ポンプ20の他端側に、上記液体吸排用シリンダー23の内径よりも大きい内径を有し且つ後端側となる他端部を閉塞したエアシリンダー26内にエアピストン27を収納してなるアクチュエータ25を配置して、上記液体ポンプ20の液体給排用シリンダー23の他端側開口部に、上記アクチュエータ25のエアシリンダー26の一端側開口部を連通させて一体に連結すると共に、アクチュエータ25内のエアピストン27と上記液体吸排用シリンダー23内のピストン24とを所要長さのピストンロッド28を介し一体に連結して、エアピストン27の前進後退でピストン24が前進後退できるようにし、上記アクチュエータ25により、上記液体ポンプ20を駆動できるようにしてある。
【0007】
又、上記ポンプ駆動用アクチュエータ25のロッド側圧力室となるポンプ吸入作動側圧力室29に外部から作動用のエア30を給排させるエア給排口31を、上記液体吸排用シリンダー23の他端部における壁面内部に形成して、該エア給排口31に、図示しないエア供給部からエア30を導くためのエア給排管42を接続し、一方、上記ポンプ駆動用アクチュエータ25のヘッド側圧力室となるポンプ吐出側圧力室32に外部からエア30を給排させるためのエア給排口33を、エアシリンダー26の後端壁外周部に形成して、該エア給排口33に、エア供給部からエア30を導くエア給排管43を接続する。
【0008】
更に、上記液体ポンプ20の液体吸入口21と液体吐出口22には、それぞれ逆止弁34a,34bを取り付けた構成としてある。上記液体吸入口21と液体吐出口22に取り付けた各逆止弁34a,34bは、それぞれ流路の途中位置に形成した弁室35内に弁体となるボール36と、該ボール36を弁室35の入口側に押し付けるためのスプリング37とを備えてなる形式としてあり、ボール36を押し開く方向に圧力が作用する場合にはスプリング37に抗して液体吸入口21又は液体吐出口22が開放され、一方、スプリング37の弾発力がボール36を押し開く圧力に勝る場合には、ボール36が弁室35の入口に押し付けられて液体吸入口21又は液体吐出口22が閉塞されることにより逆流を防止することができるようにしてある。
【0009】
更に又、ポンプ駆動用アクチュエータ25のエアシリンダー26の後端壁の軸心位置に、内面に雌ねじを刻設した貫通孔38を設けると共に、該貫通孔38の雌ねじに対応する雄ねじ部39を先端よりほぼ全長に亘るように形成してなる吐出量調整用ロッド40を用意して、該吐出量調整用ロッド40の雄ねじ部39を、先端側から上記貫通孔38の雌ねじに螺着させ、該ストローク調整用ロッド40を回すことにより貫通孔38に対して前後方向へ移動可能に取り付けて、該吐出量調整用ロッド40の先端部のエアシリンダー26内側への挿入量を変えることができるようにし、これによりポンプ駆動用アクチュエータ25のエアピストン27の後退側のストロークエンドの位置を前後方向に移動させることにより、上記エアピストン27と一体に前進後退する液体ポンプ20のピストン24の後退側のストロークエンドの位置を前後方向に移動させて、該液体ポンプ20のピストン24の1ストローク当りの吸入、吐出量を変化させることができるようにしてある。又、上記エアシリンダー26の後端部における上記貫通孔38の近傍位置には、吐出量調整用ロッド40と平行に延びるスケール41を設置して、該スケール41にて上記吐出量調整用ロッド40のエアシリンダー26外方への突出量を測ることにより、該吐出量調整用ロッド40のエアシリンダー26の内側への挿入量の変化に応じて変更されるようになる液体ポンプ20の1ストローク当りの吐出量を計測できるようにしてある。
【0010】
上記構成としてある従来の定量ポンプ3を用いて希釈混合液タンク6への離型剤原液2の供給を行う場合には、液体ポンプ20の1ストロークによる吐出される量が、上記希釈混合液タンク6内に3lの混合液9を補給する際に要求される離型剤原液2の量に一致するように、ストローク調整用ロッド40を回してその後端部位置を、予めスケール41の所要位置に合わせた状態において、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吸入作動側圧力室29に、エア給排管42を通してエア供給部から導いたエア30を供給して、エアピストン27を後退させることにより液体ポンプ20のピストン24を後退させ、このとき、液体吸排用シリンダー23内に、所定量の離型剤原液2を、液体吸入口21に設けた逆止弁34aを通して吸入させ、しかる後、上記ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吐出作動側圧力室32へエア給排管43を通して導いたエア30を供給して、エアピストン27を前進させることにより液体ポンプ20のピストン24を前進させて、上記液体吸排用シリンダー23内に吸入してある所定量の離型剤原液2を、液体吐出口22側の逆止弁34bを通して吐出させるようにしてある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記離型剤源液2は、メーカーにより濃度、すなわち、離型剤として使用する混合液9を調製するために要求される希釈率が異なっていることがあり、このため粘度等の性状が変化する場合がある。
【0012】
この場合、上記従来の定量ポンプ3における液体吸入口21と液体吐出口22に装備された逆止弁34a,34bでは、使用するスプリング37の強さによって開閉動作が左右され、供給すべき離型剤源液2の粘度等の性状が変化するようになると、逆止弁34a,34bにおけるボール36の動き易さが変化し、逆止弁34a,34bによる逆流防止効果に変化が生じるようになる。そのため吐出量調整用ロッド40の後端位置をスケール41の同一位置に設定しても、使用する離型剤原液2の性状の変化に伴って離型剤原液2が早く送られるようになったり、吐出量が少くなったりして離型剤原液2の供給量が変化するという問題があることから、離型剤となる混合液9を調製するための離型剤原液2の希釈が正確に行われなくなるという問題がある。
【0013】
このために、上記従来の定量ポンプ3では、使用する離型剤原液2の性状が変化するたびに、液体ポンプ20の1ストローク当りの吐出量を実測して、吐出量調整用ロッド40による吐出量の調整を行わなければならず、手間及び時間が嵩んでコストアップに繋がるという問題がある。
【0014】
又、ある離型剤原液2を使用する場合、上記ストローク調整用ロッド40の後端位置をスケール41の同じ位置に合わせれば、液体ポンプ20の1ストローク当りの吐出量は一定になると期待されるが、実際には、上記ストローク調整用ロッド40の後端位置をスケール41の所定位置に合わせる際の作業者の視る方向(角度)により、ストローク調整用ロッド40の後端位置に前後方向の多少の誤差が生じるため、該ストローク調整用ロッド40の正確な位置決めが期待できないという問題もある。
【0015】
そこで、本発明は、供給対象液体の性状の変化に影響を受けることなく上記供給対象液体を定量供給できるようにする液体定量供給装置を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、一端側に供給対象液体の吸入部と吐出部を有する液体吸排用シリンダー内にピストンを摺動自在に収納し、該ピストンを一端側から後退させることにより液体を吸入し、ピストンを上記一端側へ前進させることにより吸入した液体を吐出させるようにしてある液体ポンプの他端側に、エアの作動圧力で作動するポンプ駆動用アクチュエータを連設し、該アクチュエータ内に収納したエアピストンと上記液体吸排用シリンダー内のピストンとをロッドを介し一体として、上記アクチュエータ内に作用させたエアにより該アクチュエータ内のエアピストンを前進後退させることにより上記液体吸排用シリンダー内のピストンを前進後退させるようにし、更に、上記吸入部と吐出部に逆止弁が設けてある液体定量供給装置において、上記逆止弁としてエアの作動圧力により弁体を前進後退作動させて吸入側流路と吐出側流路の開閉を行わせるようにした逆止弁をそれぞれ上記液体の吸入部と吐出部に設け、該吸入側の逆止弁と吐出側の逆止弁に、各々弁体を前進させる方向にエアを作動させるようにする閉止用給排口と、弁体を後退させる方向にエアを作動させるようにする開放用給排口を設けて、上記ポンプ駆動用アクチュエータに作用させるエアの一部を上記各給排口に作用させるようにし、更に、供給対象液体を上記液体ポンプに吸入する時は、吐出側の逆止弁を閉じ方向に作動させた後に上記液体ポンプを吸入側に作動させて負圧を発生させ、しかる後に吸入側の逆止弁を開く方向に作動させることができるように、吐出側逆止弁の閉止用給排口に接続したエア給排管、ポンプ駆動用アクチュエータのポンプ吸入作動側圧力室に接続したエア給排管、吸入側逆止弁の開放用給排口に接続したエア給排管の順に流路径を細くするか又は流路長を順に長くするようにし、且つ上記液体ポンプ内の供給対象液体の吐出時には、吸入側の逆止弁を閉じ方向に作動させた後に上記液体ポンプを吐出側に作動させ、しかる後に吐出側の逆止弁を開く方向に作動させることができるように、吸入側逆止弁の閉止用給排口に接続したエア給排管、ポンプ駆動用アクチュエータのポンプ吐出作動側圧力室に接続したエア給排管、吐出側逆止弁の開放用給排口に接続したエア給排管の順に流路径を細くするか又は流路長を順に長くするようにしてあるエア供給回路を備えた構成を有する液体定量供給装置とする。
【0017】
液体ポンプによる供給対象液体の吸入時には、吐出側の逆止弁が閉塞されてから上記液体ポンプの吸入側への動作が開始され、しかる後に吸入側の逆止弁が開放されるようになるため、吐出側から供給対象液体が逆流することなく液体ポンプへの供給対象液体の吸入が行われ、一方、液体ポンプによる供給対象液体の吐出時には、吸入側の逆止弁が閉塞されてから上記液体ポンプの吐出動作が開始され、しかる後に吐出側の逆止弁が開放されるようになるため、吐出される供給対象液体が吸入側へ逆流することなく液体ポンプからの供給対象液体の吐出が行われる。このため液体ポンプよる吸入吐出量に狂いが生じる虞を解消でき、供給対象液体の吸入、吐出を正確な量で行わせることが可能になるため、液体ポンプの1ストローク当りの吐出量が上記供給対象液体の性状の変化により影響を受ける虞は解消されるようになる。
【0018】
又、上記と同様の構成において、吸入側及び吐出側の逆止弁を、液体ポンプの液体吸排用シリンダーの吸入部と吐出部の所要位置に設けた弁座と、該弁座に圧着して吸入側流路と吐出側流路を閉塞する弁体と、該弁体を先端部に有するロッドと、該ロッドの末端部に固定したピストンと、該ピストンを収納したシリンダーとからなる構成とし、上記シリンダーに、ヘッド側圧力室にエアの作動圧力を作用させる閉止用給排口とロッド側圧力室にエアの作動圧力を作用させる開放用給排口をそれぞれ設け、エアの作動圧力で上記ピストンを介して上記弁体を前進させることにより、該弁体を弁座に圧着させて吸入側又は吐出側の流路を閉塞でき、上記弁体を後退させることにより、該弁体を弁座から離して吸入側又は吐出側の流路を開放できるようにした構成とすることにより、吸入側及び吐出側の各逆止弁を容易に構成できると共に、弁体と弁座の摩耗を防止できて、上記各逆止弁における供給対象液体の漏れを防止できる。
【0019】
更に、上述の各構成において、前後方向に所要長さを有する上面板と下面板を平行に配して後端部同士を連結してなるフレームの後端側をポンプ駆動用アクチュエータの軸心方向の後方に突出させるようにして該フレームの前端側をポンプ駆動用アクチュエータに沿わせて取り付け、該フレームの上下の面板に沿って前後方向にスライドできるようにしたロッド固定部に、ピン差込孔を上下方向に貫通させて設けると共に、所要の長さを有する吐出量調整用ロッドの先端部を、先端が上記ポンプ駆動用アクチュエータ内のエアピストンに当るように該ポンプ駆動用アクチュエータ内に気密状態で摺動できるように挿入して、その後端部に、上記ロッド固定部を一体に取り付け、更に、上記フレームの上面板と下面板の長手方向所要間隔位置に、供給対象液体の吸入量に応じて定められた多数のピン差込孔を設け、該フレームの上下面板に設けたピン差込孔と上記ロッド固定部に設けたピン差込孔に吐出量設定ピンを上下方向に抜取自在に挿通させることにより、上記ポンプ駆動用アクチュエータのストローク量を設定して、液体ポンプの1ストローク当りの吐出量を設定できるようにした構成とすることにより、液体ポンプの1ストローク当りの供給対象液体の吐出量を容易に変更できると共に、吐出量の設定に個人差が生じる虞を防止できて予め設定した量に正確に合わせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図1乃至図5は本発明の液体定量供給装置の実施の一形態を示すもので、液体ポンプ20の後端部に、ポンプ駆動用アクチュエータ25を一体に連結して備えてある図7に示した定量ポンプ3における上記液体ポンプ20の液体吸入口21と液体吐出口22に、ボール36とスプリング37とを弁室35内に備えてなる逆止弁34a,34bをそれぞれ装備した構成に代えて、液体ポンプ20の液体吸入口21aと液体吐出口22aに、エア30の作動圧力により開閉を切替えることができるようにしてある逆止弁44と45をそれぞれ設け、更に、上記液体ポンプ20による供給対象液体としての離型剤原液2の吸入時には、先ず、吐出側の逆止弁45を閉じる方向に作動させて液体吐出口22aを閉塞させた後に、上記液体ポンプ20を吸入側に作動させるべく上記ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吸入作動側圧力室29にエア30の作動圧力を作用させ、しかる後、吸入側の逆止弁44を開く方向に作動させることができるようにし、且つ上記液体ポンプ20内に吸入された離型剤原液2の吐出時には、先ず、吸入側の逆止弁44を閉じる方向に作動させて吸入口21aを閉塞させた後、上記液体ポンプ20を吐出側に作動させるべく上記アクチュエータ25のポンプ吐出作動側圧力室32にエア30の作動圧力を作用させ、しかる後に吐出側の逆止弁45を開く方向に作動させることができるようにしてあるエア供給回路46を備えた構成とする。
【0022】
詳述すると、上記吸入側の逆止弁44は、図2に詳細を示す如く、液体ポンプ20の液体吸排用シリンダー23の前端部となる一端部における周方向所要位置の外周面に、後述するシリンダー47の先端部に設けた取付部47aを嵌合させ得る凹部48を設けて、該凹部48の奥側端面と該凹部48に取り付けた上記シリンダー47の取付部47aの先端面との間に弁室49を形成させて、該弁室49内の上記凹部48の位置に、該凹部48の軸心方向と直角方向に延びるように上記液体吸入口21aを形成し、該液体吸入口21aを、液体吸排用シリンダー23内に、吸入側流路50を介し開口させるようにして、該吸入側流路50の途中に円錐型の弁座51を形成させるようにする。更に、シリンダー47内に収納したピストン54に固定してあって先端側を上記取付部47aを貫通させてあるロッド53の先端部に、上記弁座51に対応する円錐形の弁体52を形成し、上記シリンダー47の取付部47aを、上記液体吸排用シリンダー23の凹部48に嵌合させて取り付けることにより、上記ロッド53の先端部の弁体52を弁座51に正対させて配置させた構成とする。更に、上記シリンダー47内のヘッド側圧力室(閉作動側圧力室)55に、エア30を給排させる閉止用給排口55aを設けると共に、ロッド側圧力室(開作動側圧力室)56にエア30を給排させる開放用給排口56aを設け、ピストン54を前進させ、ロッド53先端部の弁体52を前進させて弁座51に圧着させることにより、吸入側流路50を閉塞させて、液体ポンプ20の吐出時における液体吸排用シリンダー23内から液体吸入口21a側への逆流を防止できるようにし、又、ピストン54を後退させロッド53先端部の弁体52を後退させて弁座51から離反させることにより、吸入側流路50が開放されて、液体吸入口21aから液体吸排用シリンダー23内への吸入を行わせることができるようにしてある。
【0023】
一方、上記吐出側の逆止弁45は、図2に詳細を示す如く、液体ポンプ20の液体吸排用シリンダー23の一端部における上記吸入側逆止弁44の凹部48と周方向180度位置における外周面に、後述するシリンダー47の先端部に設けた取付部47aを嵌合させ得る凹部48を設けて、該凹部48の奥側端面と該凹部48に取り付けた上記シリンダー47の取付部47aの先端面との間に弁室49を形成させて、該弁室49内の上記凹部48の位置に、該凹部48の軸心方向と直角方向に延びるように液体吐出口22aを形成し、該液体吸入口22aを、液体吸排用シリンダー23内に、吐出側流路57を介し開口させるようにして、該吐出側流路57の途中に円錐型の弁座51を形成させるようにする。更に、シリンダー47内に収納したピストン54に固定してあって先端側を上記取付部47aを貫通させてあるロッド53の先端部に、上記吐出側流路57の弁座51に対応する円錐形の弁体52を形成し、上記シリンダー47の取付部47aを、上記液体吸排用シリンダー23の凹部48に嵌合させて取り付けることにより、上記ロッド53の先端部の弁体52を弁座51に正対させて配置させた構成とする。更に、上記シリンダー47内のヘッド側圧力室(閉作動側圧力室)55に、エア30を給排させる閉止用給排口55aを設けると共に、ロッド側圧力室(開作動側圧力室)56にエア30を給排させる開放用給排口56aを設け、ピストン54を前進させ、ロッド53先端部の弁体52を前進させて弁座51に圧着させることにより、吐出側流路50を閉塞させて、液体ポンプ20の吸入時における液体吐出口22a側から液体吸排用シリンダー23内への逆流を防止できるようにし、又、ピストン54を後退させロッド53先端部の弁体52を後退させて弁座51から離反させることにより、吐出側流路50が開放されて、液体吸排用シリンダー23内に吸入してある離型剤原液2の液体吐出口22aからの吐出を行わせることができるようにしてある。
【0024】
又、上記エア供給回路46は、吐出側逆止弁45の閉止用給排口55aと吸入側逆止弁44の開放用給排口56aとポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吸入作動側圧力室29に各々接続されたエア給排管59,60,61を、接続ブロック58の分配部58aに導いたエア給排管62aに接続すると共に、吸入側逆止弁44の閉止用給排口55aと吐出側逆止弁45の開放用給排口56aとポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吐出作動側圧力室32に各々接続されたエア給排管63,64,65を、接続ブロック58の分配部58bに導いたエア給排管62bに接続し、且つ上記エア給排管62aと62bを、図示しないエア供給源に接続されたエア供給管67に電磁切替弁66を介して接続し、離型剤原液2の吸入時と吐出時で電磁切替弁66をaポートとbポートに切替えることにより、圧縮されたエア30を、エア給排管59,60,61又は63,64,65に作用させるようにしてあり、更に、エア給排管59と60と61は、図4(イ)にその断面を比較して示す如く、吐出側逆止弁45の閉止用給排口55aに接続したエア給排管59、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吸入作動側圧力室29に接続したエア給排管60、吸入側逆止弁44の開放用給排口56aに接続したエア給排管61の順に流路径が細くなるようにし、又、エア給排管63と64と65は、図4(ロ)にその断面を比較して示す如く、吸入側逆止弁44の閉止用給排口55aに接続したエア給排管63、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吐出作動側圧力室32に接続したエア給排管64、吐出側逆止弁45の開放用給排口56aに接続したエア給排管65の順に流路径が細くなるようにしてあって、エア30を作用させたときに、吸入時では上記エア給排管59と60と61の流路径の差に応じてエア30の作動圧力を、吐出側逆止弁45の閉止用給排口55aと、ポンプ駆動用アクチュエータの25のポンプ吸入作動側圧力室29と、吸入側逆止弁44の開放用給排口56aに順に作用させて、吐出側逆止弁45により吐出側流路57を閉塞させた後、ポンプ駆動用アクチュエータ25により液体ポンプ20の吸入側への作動を開始させて液体吸排用シリンダー23内に負圧を発生させ、しかる後に吸入側逆止弁44により吸入側流路50を開放させることにより、液体吸入口21aから弁室51及び吸入側流路50を通して液体吸排用シリンダー23内への離型剤原液2の吸入を行わせることができるようにし、一方、吐出時には、上記エア給排管63と64と65の流路径の差に応じてエア30の作動圧力を、吸入側逆止弁44の閉止用給排口55aと、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吐出作動側圧力室32と、吐出側逆止弁45の開放用給排口56aに順に作用させて、吸入側逆止弁44により吸入側流路50を閉塞させた後、ポンプ駆動用アクチュエータ25により液体ポンプ20の吐出側への作動を開始させ、しかる後に吐出側逆止弁45により吐出側流路57を開放させることにより、上記液体ポンプ20の液体吸排用シリンダー23内に吸入してある離型剤原液2を、吐出側流路57及び弁室51を通して液体吐出口22aより吐出できるようにする。
【0025】
更に又、液体ポンプ20の吐出量を調整可能にするために、ポンプ駆動用アクチュエータ25のエアシリンダー26の後端壁の軸心部に貫通孔68を設け、該貫通孔68に、所要の長さ寸法を有する吐出量調整用ロッド69を先端より挿入して軸心に沿って内外方向にスライド自在に保持させる。該吐出量調整用ロッド69の後端部には、上下方向の両端部を、後述するフレーム70の上下の各面板70a,70bに沿って前後方向にスライドできるようにした矩形のロッド固定部71を一体に設け、且つ該ロッド固定部71には、上下方向に貫通するピン差込孔72を穿設する。
【0026】
上記フレーム70は、前後方向所要長さの上面板70aと下面板70bとを、上記吐出量調整ロッド69のロッド固定部71を挟むように上下方向に所要間隔を隔てて平行に配すると共に、該上下の各面板70aと70bの後端部同士を連結板70cにて連結してコの字型に形成してあり、上記上下の各面板70aと70bにより、ポンプ駆動用アクチュエータ25及び吐出量調整用ロッド69の上下方向を全長に亘って覆うように配置して、上記ポンプ駆動用アクチュエータ25のエアシリンダー26に対して相対位置を固定できるように上記上下の各面板70aと70bの前端部を、液体吸排用シリンダー23の後端部に取り付ける。更に、上記吐出量調整用ロッド69を前後方向へスライドさせるときのロッド固定部71のピン差込孔72の軌跡に臨む上記上下の各面板70a、70bの長手方向所要間隔位置に、多数のピン差込孔73を上下方向に対応するように穿設して、該ピン差込孔73に、上記吐出量調整用ロッド69のロッド固定部71のピン差込孔72の位置を一致させた状態として、吐出量設定ピン74を上下方向に抜取自在に挿通させることにより、上記吐出量調整用ロッド69の前後方向位置を固定し、これにより該吐出量調整用ロッド69のエアシリンダー26内側への挿入量を設定して、ポンプ駆動用アクチュエータ25のエアピストン27の後退側のストロークエンドの位置を設定できるようにし、液体ポンプ20の1ストロークの吸排動作による吐出量を設定できるようにしてある。なお、上記フレーム70のピン差込孔73は、液体ポンプ20の1ストロークの吸排動作により吐出される離型剤原液2を3lまで希釈したときの希釈率が、たとえば、40,50,60,70,80,100,120,150,200,300倍になるように、液体ポンプ20の1ストローク当りの吐出量を75,60,50,42.85,37.5,30,25,20,15,10mlにそれぞれ設定できる位置に形成するようにする。
【0027】
75はポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吸入作動側圧力室29のエア抜きバルブ、76はポンプ吐出作動側圧力室32のエア抜きバルブであり、液体ポンプ20の吐出量を変更すべく上記吐出量調整用ロッド69を前後方向へスライドさせる時には、上記各エア抜きバルブ75と76を開放させることにより、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吸入作動側圧力室29とポンプ吐出作動側圧力室32の双方の圧力を抜くことができるようにしてある。又、77は吐出量調整用ロッド69のロッド固定部71の側面部に設けたハンドルである。その他、図7に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0028】
供給対象液体としての離型剤原液2を定量供給する場合は、先ず、各エア抜きバルブ75と76を開放した状態にて、液体ポンプ20の1ストローク当りの吐出量が所定量となるように、吐出量調整用ロッド69のピン差込孔72を、フレーム70の所定のピン差込孔73に一致させると共に吐出量設定ピン74を各ピン差込孔71と70に上下方向に挿通させて上記吐出量調整用ロッド69の前後方向位置を固定する。その後、上記各エア抜きバルブ75と76は閉じておく。
【0029】
次に、図1に示す如く、電磁切替弁66をaポートに切替操作してエア供給源からエア供給管67を通して導いた圧縮されたエア30を、エア給排管62aを介して接続ブロック58の分配部58aに供給し、該エア30の作動圧力を、エア給排管59と60と61を介して吐出側逆止弁45の閉止用給排口55a、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吸入作動側圧力室29、吸入側逆止弁44の開放用給排口56aの順に作用させると、吐出側流路57が吐出側逆止弁45により予め閉塞されてから、液体ポンプ20の吸入側への作動が開始されて液体吸排用シリンダー23内に負圧が発生するため、吐出側から上記液体吸排用シリンダー23内への逆流は防止され、しかる後に吸入側逆止弁44により吸入側流路50が開放されて、液体吸入口21aから液体吸排用シリンダー23内への吸入が行われる。吸入される離型剤原液2の量は、上記吐出量調整用ロッド69により設定される所定量に正確に一致させられる。
【0030】
次いで、図5に示す如く、電磁切替弁66をbポートに切替えて、エア30をエア給排管62bを通して接続ブロック58の分配部58bに供給し、該エア30の作動圧力を、エア給排管63と64と65を介して吸入側逆止弁44の閉止用給排口55a、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吐出作動側圧力室32、吐出側逆止弁45の開放用給排口56aの順に作用させると、先ず吸入側逆止弁44により吸入側流路50が閉塞させられてから、液体ポンプ20の吐出側への作動が開始されて液体吸排用シリンダー23内の圧力上昇が開始されるようになるため、液体吸排用シリンダー23内から吸入側への逆流は防止され、しかる後に吐出側逆止弁45による吐出側流路57の開放が行われるため、液体給排用シリンダー23内から吐出される。吐出される離型剤原液2の量は、上記液体ポンプ20の吸入作動時に液体吸排用シリンダー23内に吸入された量、すなわち、吐出量調整用ロッド69にて予め設定した吐出量に正確に一致させられるようになることから、離型剤原液2の定量供給が正確に行われる。
【0031】
このように、液体ポンプ20の1ストローク当りの吐出量を正確なものとすることができ、このため、供給対象液体となる離型剤原液2の濃度や粘度が変化しても、その性状の変化に影響を受けることなく吐出量を所望する供給量に正確に合せることができることから、従来要していた如き吐出量の実測作業を不要にすることができて、労力及び時間の削減を図ることができると共に、コストの削減を図ることができる。
【0032】
又、上記液体ポンプ20の吸入作動時には、液体吸排用シリンダー23内に負圧を発生させてから吸入側逆止弁44を開放するようにしてあるため、初期吸い上げスピードの速さを高めることができる。
【0033】
更に、吸入側及び吐出側の各逆止弁44と45は、いずれも円錐形の弁体52を前進、後退させることで、円錐形の弁座51に対して圧着、離反させて開放及び閉塞を切替えることができるようにしてあるため、上記弁体52と弁座51の摩耗を防止できて、上記各逆止弁44と45における離型剤原液2の漏れを防止できる。
【0034】
更に又、吐出量調整用ロッド69は、ピン差込孔72の位置を、フレーム70の任意のピン差込孔73に一致させて吐出量設定ピン74により前後方向の位置を固定できるようにしてあるため、液体ポンプ20の吐出量の変更を容易に行うことができると共に、吐出量の設定に個人差が生じる虞を解消することができる。
【0035】
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、吸入側逆止弁44及び吐出側逆止弁45は、エア30の作動圧力で開閉の切替を行えるものであれば、いかなる形式のものを採用してもよいこと、液体ポンプ20の吸入時には、エア30の作動圧力を吐出側逆止弁45の閉止用給排口55a、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吸入作動側圧力室29、吸入側逆止弁44の開放用給排口56aに順に作用させ、且つポンプ20の吐出時には、エア30の作動圧力を吸入側逆止弁44の閉止用給排口55a、ポンプ駆動用アクチュエータ25のポンプ吐出作動側圧力室32、吐出側逆止弁45の開放用給排口56aに順に作用させることができるようにしたエア供給回路46としては、図4(イ)に示す如く、エア給排管59と60と61の流路径の太さを変えると共に、図4(ロ)に示す如く、エア給排管63と64と65の流路径の太さを変えるものとして示したが、液体ポンプ20の吸入時及び吐出時においてエア30の作動圧力を上記順序に従って作用させることができれば、エア30の作動圧力の作用に時間差を生じさせる手段として、たとえば、エア給排管59と60と61の流路長を順に長くし、且つエア給排管63と64と65の流路長を順に長くするようにしてもよく、又、接続ブロック58の分配部58aにおける各エア給排管59と60と61との接続部のエア流路の径を順に細くし、且つ分配部58bにおける各エア給排管63と64と65との接続部のエア流路の径を順に細くするようにしてもよく、更には、上記エア給排管59と60と61及び63と64と65を、それぞれ接続ブロック58を介さずに時間差を有して順次作動する弁機構等を備えたエア供給部に直接接続して、上記各エア給排管59と60と61及び63と64と65にエア30を供給するタイミングに機械的に時間差を与えるようにしてもよいこと、ポンプ駆動用アクチュエータ25としては、液体ポンプ20の液体吸排用シリンダー23の後端側に、エアシリンダー26を一体に連結してなる形式のものを示したが、液体ポンプ20のピストン24を前進後退駆動できれば、液体ポンプ20と別体のものを採用してもよいこと、フレーム70に設けるピン差込孔73は、液体ポンプ20の1ストローク当りの吐出量が所望する量となるように、その位置及び数は任意に設定してよいこと、定量供給対象液体としては、離型剤原液2以外の液体を採用してよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の液体定量供給装置によれば、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1)一端側に供給対象液体の吸入部と吐出部を有する液体吸排用シリンダー内にピストンを摺動自在に収納し、該ピストンを一端側から後退させることにより液体を吸入し、ピストンを上記一端側へ前進させることにより吸入した液体を吐出させるようにしてある液体ポンプの他端側に、エアの作動圧力で作動するポンプ駆動用アクチュエータを連設し、該アクチュエータ内に収納したエアピストンと上記液体吸排用シリンダー内のピストンとをロッドを介し一体として、上記アクチュエータ内に作用させたエアにより該アクチュエータ内のエアピストンを前進後退させることにより上記液体吸排用シリンダー内のピストンを前進後退させるようにし、更に、上記吸入部と吐出部に逆止弁が設けてある液体定量供給装置において、上記逆止弁としてエアの作動圧力により弁体を前進後退作動させて吸入側流路と吐出側流路の開閉を行わせるようにした逆止弁をそれぞれ上記液体の吸入部と吐出部に設け、該吸入側の逆止弁と吐出側の逆止弁に、各々弁体を前進させる方向にエアを作動させるようにする閉止用給排口と、弁体を後退させる方向にエアを作動させるようにする開放用給排口を設けて、上記ポンプ駆動用アクチュエータに作用させるエアの一部を上記各給排口に作用させるようにし、更に、供給対象液体を上記液体ポンプに吸入する時は、吐出側の逆止弁を閉じ方向に作動させた後に上記液体ポンプを吸入側に作動させて負圧を発生させ、しかる後に吸入側の逆止弁を開く方向に作動させることができるように、吐出側逆止弁の閉止用給排口に接続したエア給排管、ポンプ駆動用アクチュエータのポンプ吸入作動側圧力室に接続したエア給排管、吸入側逆止弁の開放用給排口に接続したエア給排管の順に流路径を細くするか又は流路長を順に長くするようにし、且つ上記液体ポンプ内の供給対象液体の吐出時には、吸入側の逆止弁を閉じ方向に作動させた後に上記液体ポンプを吐出側に作動させ、しかる後に吐出側の逆止弁を開く方向に作動させることができるように、吸入側逆止弁の閉止用給排口に接続したエア給排管、ポンプ駆動用アクチュエータのポンプ吐出作動側圧力室に接続したエア給排管、吐出側逆止弁の開放用給排口に接続したエア給排管の順に流路径を細くするか又は流路長を順に長くするようにしてあるエア供給回路を備えた構成を有する液体定量供給装置としてあるので、逆止弁の切替作動を確実に行わせることができると共に、吸入、吐出時の逆止弁の閉塞作動を先行させることから、液体ポンプの吸入、吐出の際の逆流を確実に防止できるため、吐出量を、供給対象液体の性状に拘ることなく正確に設定できる。このため、従来要していた如き吐出量の実測作業を不要とすることができ、手間及び時間の削減を図ることができるため、コストの削減を図ることが可能になる。
(2)吸入時に液体ポンプ内にて負圧を発生させるので、液体ポンプの初期吸い上げスピードを高めることができるため、シャーベット状の液体をも定量供給することが可能になる。
(3)更に、上記と同様の構成における吸入側及び吐出側の逆止弁を、液体ポンプの液体吸排用シリンダーの吸入部と吐出部の所要位置に設けた弁座と、該弁座に圧着して吸入側流路と吐出側流路を閉塞する弁体と、該弁体を先端部に有するロッドと、該ロッドの末端部に固定したピストンと、該ピストンを収納したシリンダーとからなる構成とし、上記シリンダーに、ヘッド側圧力室にエアの作動圧力を作用させる閉止用給排口とロッド側圧力室にエアの作動圧力を作用させる開放用給排口をそれぞれ設け、エアの作動圧力で上記ピストンを介して上記弁体を前進させることにより、該弁体を弁座に圧着させて吸入側又は吐出側の流路を閉塞でき、上記弁体を後退させることにより、該弁体を弁座から離して吸入側又は吐出側の流路を開放できるようにした構成とすることにより、上記(1)(2)の効果に加えて、吸入側及び吐出側の各逆止弁を容易に構成できると共に、弁体と弁座の摩耗を防止できて、上記各逆止弁における供給対象液体の漏れを防止できる。
(4)前後方向に所要長さを有する上面板と下面板を平行に配して後端部同士を連結してなるフレームの後端側をポンプ駆動用アクチュエータの軸心方向の後方に突出させるようにして該フレームの前端側をポンプ駆動用アクチュエータに沿わせて取り付け、該フレームの上下の面板に沿って前後方向にスライドできるようにしたロッド固定部に、ピン差込孔を上下方向に貫通させて設けると共に、所要の長さを有する吐出量調整用ロッドの先端部を、先端が上記ポンプ駆動用アクチュエータ内のエアピストンに当るように該ポンプ駆動用アクチュエータ内に気密状態で摺動できるように挿入して、その後端部に、上記ロッド固定部を一体に取り付け、更に、上記フレームの上面板と下面板の長手方向の所要間隔位置に、供給対象液体の吸入量に応じて定められた多数のピン差込孔を設け、該フレームの上下面板に設けたピン差込孔と上記ロッド固定部に設けたピン差込孔に吐出量設定ピンを上下方向に抜取自在に挿通させることにより、上記ポンプ駆動用アクチュエータのストローク量を設定して、液体ポンプの1ストローク当りの吐出量を設定できるようにした構成とすることにより、液体ポンプの1ストローク当りの供給対象液体の吐出量を容易に変更できると共に、吐出量の設定に個人差が生じる虞を防止できて予め設定した量に正確に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液体定量供給装置の実施の一形態を示す切断概略側面図である。
【図2】図1の装置の要部拡大図である。
【図3】図1のA−A方向矢視図である。
【図4】(イ)(ロ)はいずれも図1の装置に用いるエア給排管の断面の比較を示す図である。
【図5】図1の装置における吐出状態を示す切断概略側面図である。
【図6】離型剤を供給する設備の一例を示す概要図である。
【図7】図6の設備において従来採用されている定量ポンプの一例の概略を示す切断側面図である。
【符号の説明】
2 離型剤原液(供給対象液体)
20 液体ポンプ
21,21a 吸入口(吸入部)
22,22a 吐出口(吐出部)
23 液体吸排用シリンダー
24 ピストン
25 ポンプ駆動用アクチュエータ
27 エアピストン
28 ロッド
29 ポンプ吸入作動側圧力室
30 エア
32 ポンプ吐出作動側圧力室
44 吸入側逆止弁
45 吐出側逆止弁
46 エア供給回路
47 シリンダー
50 吸入側流路
51 弁座
52 弁体
53 ロッド
54 ピストン
55 ヘッド側圧力室
55a 閉止用給排口
56 ロッド側圧力室
56a 開放用排口
57 吐出側流路
59 エア給排管
60 エア給排管
61 エア給排管
63 エア給排管
64 エア給排管
65 エア給排管
69 吐出量調整用ロッド
70 フレーム
70a 上面板
70b 下面板
71 ロッド固定部
72 ピン差込孔
73 ピン差込孔
74 吐出量設定ピン

Claims (3)

  1. 一端側に供給対象液体の吸入部と吐出部を有する液体吸排用シリンダー内にピストンを摺動自在に収納し、該ピストンを一端側から後退させることにより液体を吸入し、ピストンを上記一端側へ前進させることにより吸入した液体を吐出させるようにしてある液体ポンプの他端側に、エアの作動圧力で作動するポンプ駆動用アクチュエータを連設し、該アクチュエータ内に収納したエアピストンと上記液体吸排用シリンダー内のピストンとをロッドを介し一体として、上記アクチュエータ内に作用させたエアにより該アクチュエータ内のエアピストンを前進後退させることにより上記液体吸排用シリンダー内のピストンを前進後退させるようにし、更に、上記吸入部と吐出部に逆止弁が設けてある液体定量供給装置において、上記逆止弁としてエアの作動圧力により弁体を前進後退作動させて吸入側流路と吐出側流路の開閉を行わせるようにした逆止弁をそれぞれ上記液体の吸入部と吐出部に設け、該吸入側の逆止弁と吐出側の逆止弁に、各々弁体を前進させる方向にエアを作動させるようにする閉止用給排口と、弁体を後退させる方向にエアを作動させるようにする開放用給排口を設けて、上記ポンプ駆動用アクチュエータに作用させるエアの一部を上記各給排口に作用させるようにし、更に、供給対象液体を上記液体ポンプに吸入する時は、吐出側の逆止弁を閉じ方向に作動させた後に上記液体ポンプを吸入側に作動させて負圧を発生させ、しかる後に吸入側の逆止弁を開く方向に作動させることができるように、吐出側逆止弁の閉止用給排口に接続したエア給排管、ポンプ駆動用アクチュエータのポンプ吸入作動側圧力室に接続したエア給排管、吸入側逆止弁の開放用給排口に接続したエア給排管の順に流路径を細くするか又は流路長を順に長くするようにし、且つ上記液体ポンプ内の供給対象液体の吐出時には、吸入側の逆止弁を閉じ方向に作動させた後に上記液体ポンプを吐出側に作動させ、しかる後に吐出側の逆止弁を開く方向に作動させることができるように、吸入側逆止弁の閉止用給排口に接続したエア給排管、ポンプ駆動用アクチュエータのポンプ吐出作動側圧力室に接続したエア給排管、吐出側逆止弁の開放用給排口に接続したエア給排管の順に流路径を細くするか又は流路長を順に長くするようにしてあるエア供給回路を備えた構成を有することを特徴とする液体定量供給装置。
  2. 一端側に供給対象液体の吸入部と吐出部を有する液体吸排用シリンダー内にピストンを摺動自在に収納し、該ピストンを一端側から後退させることにより液体を吸入し、ピストンを上記一端側へ前進させることにより吸入した液体を吐出させるようにしてある液体ポンプの他端側に、エアの作動圧力で作動するポンプ駆動用アクチュエータを連設し、該アクチュエータ内に収納したエアピストンと上記液体吸排用シリンダー内のピストンとをロッドを介し一体として、上記アクチュエータ内に作用させたエアにより該アクチュエータ内のエアピストンを前進後退させることにより上記液体吸排用シリンダー内のピストンを前進後退させるようにし、更に、上記吸入部と吐出部に逆止弁が設けてある液体定量供給装置において、上記吸入側及び吐出側の逆止弁を、液体ポンプの液体吸排用シリンダーの吸入部と吐出部の所要位置に設けた弁座と、該弁座に圧着して吸入側流路と吐出側流路を閉塞する弁体と、該弁体を先端部に有するロッドと、該ロッドの末端部に固定したピストンと、該ピストンを収納したシリンダーとからなる構成とし、上記シリンダーに、ヘッド側圧力室にエアの作動圧力を作用させる閉止用給排口とロッド側圧力室にエアの作動圧力を作用させる開放用給排口をそれぞれ設け、エアの作動圧力で上記ピストンを介して上記弁体を前進させることにより、該弁体を弁座に圧着させて吸入側又は吐出側の流路を閉塞でき、上記弁体を後退させることにより、該弁体を弁座から離して吸入側又は吐出側の流路を開放できるようにして、それぞれ上記液体の吸入部と吐出部に設け、該吸入側の逆止弁と吐出側の逆止弁に、各々弁体を前進させる方向にエアを作動させるようにする閉止用給排口と、弁体を後退させる方向にエアを作動させるようにする開放用給排口を設けて、上記ポンプ駆動用アクチュエータに作用させるエアの一部を上記各給排口に作用させるようにし、更に、供給対象液体を上記液体ポンプに吸入する時は、吐出側の逆止弁を閉じ方向に作動させた後に上記液体ポンプを吸入側に作動させて負圧を発生させ、しかる後に吸入側の逆止弁を開く方向に作動させることができるように、吐出側逆止弁の閉止用給排口に接続したエア給排管、ポンプ駆動用アクチュエータのポンプ吸入作動側圧力室に接続したエア給排管、吸入側逆止弁の開放用給排口に接続したエア給排管の順に流路径を細くするか又は流路長を順に長くするようにし、且つ上記液体ポンプ内の供給対象液体の吐出時には、吸入側の逆止弁を閉じ方向に作動させた後に上記液体ポンプを吐出側に作動させ、しかる後に吐出側の逆止弁を開く方向に作動させることができるように、吸入側逆止弁の閉止用給排口に接続したエア給排管、ポンプ駆動用アクチュエータのポンプ吐出作動側圧力室に接続したエア給排管、吐出側逆止弁の開放用給排口に接続したエア給排管の順に流路径を細くするか又は流路長を順に長くするようにしてあるエア供給回路を備えた構成を有することを特徴とする液体定量供給装置。
  3. 前後方向に所要長さを有する上面板と下面板を平行に配して後端部同士を連結してなるフレームの後端側をポンプ駆動用アクチュエータの軸心方向の後方に突出させるようにして該フレームの前端側をポンプ駆動用アクチュエータに沿わせて取り付け、該フレームの上下の面板に沿って前後方向にスライドできるようにしたロッド固定部に、ピン差込孔を上下方向に貫通させて設けると共に、所要の長さを有する吐出量調整用ロッドの先端部を、先端が上記ポンプ駆動用アクチュエータ内のエアピストンに当るように該ポンプ駆動用アクチュエータ内に気密状態で摺動できるように挿入して、その後端部に、上記ロッド固定部を一体に取り付け、更に、上記フレームの上面板と下面板の長手方向の所要間隔位置に、供給対象液体の吸入量に応じて定められた多数のピン差込孔を設け、該フレームの上下面板に設けたピン差込孔と上記ロッド固定部に設けたピン差込孔に吐出量設定ピンを上下方向に抜取自在に挿通させることにより、上記ポンプ駆動用アクチュエータのストローク量を設定して、液体ポンプの1ストローク当りの吐出量を設定できるようにした請求項又は記載の液体定量供給装置。
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