JP3728430B2 - 農作業機 - Google Patents

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金作 来田
美津子 武田
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美津子 武田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタ等の走行機に付設されてその進行方向に所要の農作業を行うことのできる農作業機に関するものである。
【0002】
より詳しくは、一つの農作業又は一連の農作業を、略水平な軸線回りに回転し得る回転保持体の回転状態を所要に設定することにより、該回転保持体に設けられた作業回転体を所要に選択して行うことのできる農作業機に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
畑地や休耕田等を耕耘した後に畝立し、その後に溝掘りして播種する場合や、除草した後に耕耘し、その後に畝立する場合等にあっては、従来、これらの農作業を別個の農作業機により行うのが一般的であった。
【0004】
このように従来にあっては、各作業を別個の農作業機により行っていたために、多くの手間を要して作業効率が悪く、又、複数台の農作業機を揃える必要があってコスト上昇を招く問題があった。
【0005】
そこで、このような問題点を解決せんとして、耕耘と畝立の双方の作業を一連に行うことのできる農作業機が提案されている。この農作業機は、トラクタの後部に付設されて、耕耘を行うと同時に、耕耘された土aを図45に示すように、逆台形状の押し退け部bを具えた作業具cで押し退けて、図46に示すように逆台形状の畝溝dを形成し、畝溝d,d間に畝eを形成するものであった。
【0006】
或いは図47に示すような耕耘回転体fと砕土回転体gを前後に具えて、トラクタfの進行に伴い、該耕耘回転体fで荒起しした後に、荒起しされた土を該砕土回転体gによってより細かく砕くように構成された農作業機が特開2001−16907で提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前者の農作業機によるときは、耕耘と畝立の双方の作業を一連に行うことが可能であっても、例えば耕耘した後に畝立を行い、その後に播種溝を形成して播種を行い、然る後に覆土したりする農作業を簡易に一連に行うということはできなかった。
【0008】
又、2種類の農作業を一連に行うことのできる前記特開2001−16907に係る農作業機によるときも、荒起しと、荒起しされた土をより細かく砕く砕土を同時的に行ったり、耕耘と畝立の2種類の農作業を同時的に行うことはできても、それ以上に幾種類もの農作業を行うということはできなかった。又該農作業機によって、いずれかの農作業のみを行わんとしても、他方の農作業を行う回転体を取り外す必要があり、これを簡易な操作によって選択的に行うということができなかった。
【0009】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、簡易な操作によって、選択された一つの農作業のみを行うことができるのはもとより、何種類もの農作業を一連に行うこともできる農作業機の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る農作業機は、走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に所要角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係る農作業機のより具体的な態様は、走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に且つ同心円上で所要角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とするものである。
【0012】
本発明に係る農作業機のより具体的な他の態様は、走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に所要角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体の2本が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とするものである。
【0013】
本発明に係る農作業機のより具体的なその他の態様は、走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に且つ同心円上で、180度の角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体の2本が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、前記作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とするものである。
【0014】
本発明に係る農作業機のより具体的なその他の態様は、走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に所要角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体の3本が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、該所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とするものである。
【0015】
本発明に係る農作業機のより具体的なその他の態様は、走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に且つ同心円上で、120度の角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体の3本が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とするものである。
【0016】
前記各農作業機において、前記作業回転体は正逆に強制回転可能とするのがよい。
【0017】
又前記各農作業機において、前記作業回転体を前記回転保持体に対して着脱可能とするのがよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3において、本発明に係る農作業機1は、トラクタ2aとしての走行機2の後部に付設されてその進行方向に所定の農作業を行うものであって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体3を具え、該回転保持体3は、トラクタ2aの後部に連結される支持枠体5の後端側に設けられている。なお図3は、図2において示す後述のカバー部材182を省略したものである。
【0019】
前記支持枠体5は、図1〜4に示すように、垂直面内で円板状を呈する後板部6と、垂直面内で矩形板状を呈する前板部7とを連結板部9で連結してなる左右の支持枠11,12を有し、左右同形で同寸法の前記前板部7,7相互が、上下2本づつの連結軸13,13、13,13で連結されている。又、該上下2本づつの連結軸13,13、13,13の中央部分の左右にはアーム部15,15が設けられ、該アーム部15,15の先端相互が連結部17で連結されている。かかる構成の支持枠体5は、該連結部17に連結される支持ロッド19と前記左右のアーム部15,15に連結される支持腕21,21とを具える連結リンク機構22を介して、前記トラクタ2aの後部に連結されている。
【0020】
そして図4〜5に示すように、前記後板部6,6の中心部に設けられた左右の軸受23,23に、略水平な軸線を有する駆動軸25の両端部分26,26が正逆回転自在に軸支されている。又、前記左右の前板部7,7の中心部に設けられた左右の軸受27,27に、前記左右のアーム部15,15間に配設された正逆駆動装置29により回転駆動せしめられる出力軸30の両端部分31,31が、正逆回転自在に軸支されている。
【0021】
又図4〜5に示すように、前記一方の支持枠(図3〜5に示す左の支持枠)11側にチェーンカバー32が設けられており、該チェーンカバー32内で、前記駆動軸25の端部33及び出力軸30の端部35が突設されている。そして該端部33,35にスプロケット36,37が固設されると共に両スプロケット36,37にチェーン39が巻装され、これにより、前記出力軸30の正逆回転に伴い、チェーン39を介して前記駆動軸25が正逆回転可能となされている。
【0022】
前記正逆駆動装置29は、図5〜6に示すように、前記出力軸30の中央部分に配設されたギアボックス40(図3)内に組み込まれている。該出力軸30は、本実施の形態においては図6〜7に示すように、前記ギアボックス40内にある部分の中央部分が稍太径の六角軸部(中央軸部)41として形成されると共に、該六角軸部41の両側は、円形軸部42,42として形成され、又、該円形軸部42,42の外側には稍細径の六角軸部43,43が延長されている。
【0023】
又図5〜6に示すように、前記左右の円形軸部42,42にフリー傘歯車44,45が回転自在に取り付けられると共に、該左右のフリー傘歯車44,45と噛合するように、駆動傘歯車46が、動力軸47の端部に固設されている。そして該動力軸47は、図1に示すように、ユニバーサルジョイント48を介して継ぎ軸49に連結され、該継ぎ軸49がユニバーサルジョイント50を介して走行機2の原動軸54に連結されている。
【0024】
又前記六角軸部41には図6〜7に示すように、クラッチ51が、矢印で示すように左右摺動可能に、且つ正逆回転方向には該六角軸部41と一体化するように取り付けられており、該クラッチ51の左右部分に設けた係合凹凸部52,53が前記左右のフリー傘歯車44,45に設けた係合凹凸部55,56と噛み合うようになされている。なお、クラッチ51の前記摺動操作は、該クラッチ51の中央部に周設した係合溝部57に係合し得る係合部59を具えた図3の操作レバー60を回動操作して行う。
【0025】
図3は前記操作レバー60の中立状態を示すものであり、前記動力軸47が図6に示す矢印方向に回転していても、前記出力軸30は回転しない。今、前記操作レバー60を、一方向(図3において矢印F1で示す方向)に回動操作すると、クラッチ51が図8に示す左方向に移動せしめられ、前記出力軸30が、前記右の支持枠12側から見て時計回りに回転するようになされている。逆に、前記操作レバー60を、逆方向に回転操作すると、クラッチ51が図9に示す右方向に移動せしめられ、前記出力軸30が、前記右の支持枠12側から見て反時計回りに回転するようになされている。以下、該操作レバー60の前者の回動操作(図8)を正回動操作といい、後者の回動動作(図9)を逆回動操作という。
【0026】
然して、前記クラッチ51が図6に示す中立状態にあるときは、前記駆動傘歯車46の回転に伴い、前記左右のフリー傘歯車44,45は自由回転する。今、前記操作レバー60を正回動操作して、前記クラッチ51を図8に示すように左方に移動させ、該クラッチ51の左の係合凹凸部52を左のフリー傘歯車44の係合凹凸部55に噛み合わせると、該左のフリー傘歯車44の回転がクラッチ51を介して前記出力軸30に伝達され、これにより出力軸30が、図8に示す矢印方向に正回転する。一方、前記操作レバー60を逆回動操作して、前記クラッチ51を図9に示すように右方に移動させ、該クラッチ51の右の係合凹凸部53を右のフリー傘歯車45の係合凹凸部56に噛み合わせると、該右のフリー傘歯車45の回転がクラッチ51を介して出力軸30に伝達され、これにより該出力軸30が、図9に示す矢印方向に逆回転することになる。
【0027】
この出力軸30の正逆回転は、前記チェーン39を介して前記駆動軸25に伝達され、該駆動軸25を前記のように正逆回転させるのである。
【0028】
又前記回転保持体3は、図3、図5、図10〜11に示すように、左右の保持板部61,62が、前記駆動軸25の左右端部分63,65に、前記駆動軸25の軸線回りに正逆回転自在に軸支されてなる。左の保持板部61は、前記左の後板部6aの内側に稍間隔(例えば40mm程度の間隔)を置いて重なるように配設され、該後板部6aと同径の円板部66の外周に、120度の角度を置いて、先端が半円弧状をなす平板状の保持片部67,67,67が半径方向に突設された構成を有している。一方、右の保持板部62は、駆動軸25の軸線方向に一定の幅を有する偏平な箱状に構成されており、右の後板部6bの内側に比較的大きな間隔(例えば140mm程度の間隔)をおいて重なるように配設され、該後板部6bと同径の中空状の円板部69の外周に、120度の角度ピッチで、先端が半円弧状をなす中空状の保持片部70,70,70が半径方向に突設された構成を有している。そして図11に示すように、前記右の後板部6bと前記中空状の円板部66との間の隙間部分には、両者間の間隔を所要に保つために、円筒状の間隔保持筒71が、その両端の軸受72,72を介して装着されている。
【0029】
そして前記平板状の保持片部67,67,67の先端は、前記円板部66と同心の円上に存し、又、前記中空状の保持片部70,70,70の先端は、前記中空状の円板部69と同心の円上に存する。
【0030】
又、前記左右の保持片部67,70,67、70,67,70は、夫々対向状態に配置され、対向する保持片部67,70の中心部位で、図3に示すように、略水平な軸線を有する作業回転体73が軸支されている。
【0031】
前記駆動軸25の軸線回りに正逆回転自在に軸支された前記回転保持体3は、所要の回転状態でボルト固定される。該ボルト固定は、図3、図12に示すように、前記左右の後板部6a,6bに前記駆動軸25の軸線方向で貫通する如く且つ周方向に例えば30度の角度ピッチで設けられた固定孔75,76を用い、円板部66を挿通する固定ボルト77を所要の固定孔75に挿通させてナット79で固定すると共に、円板部69を挿通する固定ボルト78を所要の固定孔76に挿通させてナット79で固定することにより行われる。なお、固定ボルト77には、間隔保持筒74が装着されている。
【0032】
前記作業回転体73は、本実施の形態においては図9、図13、図15に示すように、六角形状パイプとして形成された中間軸80と、その両端に連結される第1の連結軸部材81と第2の連結軸部材82とから構成された回転作業軸83の、該中間軸80に作業具85を固設して構成されている。なお、図10では作業具85を省略している。
【0033】
前記第1の連結軸部材81は、図13〜14に示すように、中空状をなす前記右の保持片部70に設けられるものであり、又前記第2の連結軸部材82は、図15に示すように、円板状をなす左の保持片部67に着脱可能に設けられるものである
【0034】
該第1の連結軸部材81は、より具体的には、図13〜14、図16に示すように、前記中空状の保持片部70に対してその内側から装着される内側軸部材86と、該保持片部70に対してその外側から装着される外側軸部材87とから構成されている。
【0035】
該内側軸部材86は、図13、図16に示すように、中央部分が断面円形の段付き円形軸部89として形成され且つ内外の端部分が六角形軸部90,91として形成された連結軸92を有し、該段付き円形軸部89は、その内方側から順次、最大径の第1軸部93と、それに続く稍小径の第2軸部95と、それより稍小径の第3軸部96とから構成されている。
【0036】
そして前記内側の六角形軸部90は、図13に示すように、前記中間軸80の六角形孔部97に、例えば5〜6cm程度の長さ挿入されるもので、これにより、前記中間軸80と前記連結軸92とが、周方向に一体化される。又前記第1軸部93が、図13、図16に示すように、前記保持片部70の内面側にボルト99で固定される円板状固定片100に、軸受98を介して、正逆回転自在に軸支されている。該円板状固定片100は、前記保持片部70の内面側に設けた円形の開口101に密接に嵌まり合う環状突部102が一体に設けられ、又該円板状固定片100の内端には、円筒状保持部103が同心に突設されている。そして、該円筒状保持部103の内周面に固定される前記軸受98によって、前記第1軸部93が回転自在に軸支されているのである。又前記第2軸部95に、従動スプロケット106が回転自在に装着されており、該スプロケット106の外面側に、周方向に係合凹凸部107が設けられている。
【0037】
そして前記駆動軸25の右端側部分65には、図5、図18に示すように、前記中空状の円板部69内において駆動スプロケット110が固設されており、該駆動スプロケット110と、中空状の各保持片部70,70,70内において前記第2軸部95に回転自在に装着された3つの従動スプロケット106,106,106に、適宜に設けた回転自在のフリースプロケット112,112,112を介してチェーン113が巻装され、該駆動軸25が回転せしられることにより、前記チェーン113を介して、3つの従動スプロケット106,106,106が正逆に強制回転せしめられるように構成されている。
【0038】
又前記外側軸部材87は、図13〜14、図17に示すように、大径筒部115と、その内部に挿入状態で設けられる、前記連結軸92の回転動作の切替えを行う切り替え用小径筒部116とを、前記内側軸部材86と同心に有する。該大径筒部115は、前記中空状をなす保持片部70の外面側に前記ボルト99で固定される円板状固定片117が設けられ、該円板状固定片117は、前記内面側の開口101と同心に外面側に設けられた円形の開口119に密接に嵌まり合う環状突部120が一体に設けられている。
【0039】
又前記切替え用小径筒部116は、図13、図17に示すように、前記連結軸92の外側の六角形軸部91を略密接に挿通させるための六角形状をなす挿通孔部121が設けられて、その内方側の外周面に、軸受(ボールベアリング)122の内輪123が固定状態に嵌着されている。そして該軸受122の外輪125は、前記大径筒部115の内端側に設けた収容凹部126の内周面127にスライド可能に嵌合されている。又前記切替用小径筒部116の内端側には、前記従動スプロケット106に設けた係合凹凸部107に噛み合う係合凹凸部129(図19)が設けられている。
【0040】
そして該切替え用小径筒部116の外端には、図13〜14、図17に示すように、外周面130が前記大径筒部115の外周面131よりも稍突出する円板状の操作板132が固設されている。このように稍突出させるのは、該切替え用小径部116を図14に示すように外方に引き出す際に、指先を引き掛ける引き掛け用段部128(図13)を形成するためである。
【0041】
又該切替え用小径筒部116の外周面の中間部位の両側には、係止球体133の一部を嵌め入れるための、断面円弧状をなす内外の係合溝134,135が周設されている。一方、前記大径筒部115には、半径方向に貫通する如くネジ筒部136が設けられており、該ネジ筒部136に、前記係止球体133を前記係合溝134又は係合溝135に押圧するコイルバネ137を介在させて止めネジ139が螺合されている。該係止球体133は、これが図13〜14に示すように係合溝134,135に嵌まり合った状態となるように、前記コイルバネ137により押圧せしめられるものであり、前記切替え用小径筒部116を前記六角形軸部91に沿って横移動させたときに、前記コイルバネ137の付勢力に逆らって前記ネジ筒部136内に入り込んで前記係合溝134、135を外れる。
【0042】
そして切替え用小径筒部116が、図13に示すように内方に完全に移動した状態において、図19に示すように、両係合凹凸部107,129が噛み合う。この際、前記係止球体133が前記外の係合溝135に嵌まり合い、該噛み合い状態が保持される。これにより、前記従動スプロケット106が前記チェーン113により回転せしめられると、両係合凹凸部107,129の係合によって、前記連結軸92が強制回転せしめられる。一方、前記切替え用小径筒部116を図14に示すように外方に引き出すと(この際、前記係止球体133と前記外の係合溝135との係合状態が解除される)、前記係合凹凸部107,129の係合が解除され、前記従動スプロケット106が回転しても連結軸92が回転することはない。この状態で、前記係止球体133が前記内の係合溝134に嵌まり合い、前記切替え用小径筒部116が不用意に内方に移動して前記係合凹凸部107,129が係合状態となるのが阻止される。
【0043】
又図13、図16に示すように、前記第1の連結軸部材81の前記円筒状保持部103に、前記内側の六角形軸部90を挿通させる六角形孔140が設けられた中間仕切り板141を有する円筒状覆体142の外側の端部分143が密接に外挿されている。この円筒状覆体142は、前記連結軸92に対する草等の絡みつきを防止するために該連結軸92をカバーする状態で装着されるものである。
【0044】
一方前記第2の連結軸部材82は、図15、図20に示すように、前記左の保持片部67に設けた開口145を貫通し且つ軸受146を収容する収容筒部147の外周面に、該保持片部67にその外側において取り外し可能にボルト149で固定される固定片150が周設された軸受保持部材151を具えている。該軸受保持片151は、前記軸受146で、連結軸152の外端側の円柱状部153を保持している。これにより該連結軸152は、その軸線回りに正逆回転自在である。
【0045】
又該連結軸152は、図15に示すように、その外端側を除いて六角形軸部154に形成されており、該六角柱軸部154の先側の例えば5〜6cm程度の長さ部分155が前記中間軸80の六角形孔部156に挿入せしめられ、これにより、該中間軸80と連結軸152とが周方向に一体化される。又、前記第2の連結軸部材82の前記連結軸152の中間部分には、前記六角形軸部154を挿通させる六角形孔157を有する中間仕切り板159が設けられた円筒状覆体160が外挿されると共に、前記収容筒部147の、前記左の保持片部67から内方に突出した部分158が、該円筒状覆体160の、中間仕切り板159の外側をなす空所161に嵌め入れられている。これにより、前記六角形軸部154が外側からカバーされ、該六角形軸部154に対する草等の絡みつきが防止される。
【0046】
次に、前記作業回転体73についてより具体的に説明する。本実施の形態においては、図21〜22に示す第1の作業回転体73aと、図24〜25に示す第2の作業回転体73bと、図26〜27に示す第3の作業回転体73cと、図28〜29に示す第4の作業回転体73dを用いる。
【0047】
該第1の作業回転体73aは、図21〜22に示すように、前記中間軸80に前記作業具85を固設してなり、該作業具85は、該中間軸の軸線方向で見て、逆方向に屈曲する爪部162,162を180度の角度を置いて具えている。該爪部162は、図22に示すように、外周縁163が突の円弧状をなす垂直板部115の先側に屈曲部166が連設されており、該第1の作業回転体73aが図1、図32に細い矢印で示すように、前記右の支持枠12側から見て時計回り(以下正回転という)に回転した場合、同図に示すように、前記突の円弧状をなす外周縁163が、その回転方向で見た前側から後側に向けて土に徐々に切り込み、前記屈曲部166が土を反転耕起させるように構成されている。
【0048】
該作業具85は、図21〜23に示すように、相互間に間隔保持用の円筒体167と円板状支持リング169,169とを介在させて、前記中間軸80の長さ方向に並設され、各作業具85と各円板状支持リング169の全体が、長ボルト170とその両端にねじ込まれるナット171,171とを用いて一体化され、中間軸80に対して横移動せず且つ周方向にスリップしないように一体化されている。この周方向のスリップ防止は、該作業具85の中央部に設けた六角形孔172に六角形状パイプとして形成された前記中間軸80が挿通されることによる係合作用により行われる。そして前記中間軸80の両端部分173,173は、図22に示すように、端部に位置する作業具85a,85aから外方に例えば2cm程度突設されている。又前記横移動防止は、例えば、スナップリング等を用いて行うことができる。
【0049】
かかる構成の第1の作業回転体73aによるときは、これが正回転、即ち、前記右の支持枠12側から見て時計回りに回転することにより荒起こしを行い、逆回転、即ち反時計回りに回転することにより、播種後の覆土を行うことができる。
【0050】
又前記第2の作業回転体73bは、図24〜25に示すように、前記中間軸80の両端から内方に稍退いた状態で(例えば2cm程度退いた状態で)両端の作業具85a1,85a2が固設されると共に、該両作業具85a1,85a2間には、中間の作業具85b,85c,85dが、相互間に間隔保持用の円筒体167及び前記と同様構成の円板状支持リング169を介在させて、前記中間軸80の長さ方向に並設され、前記と同様に、各作業具85と各円板状支持リング169の全体が、長ボルト170とその両端にねじ込まれるナット171,171を用いて一体化され、中間軸80に対して横移動せず且つ周方向にスリップしないように一体化されている。
【0051】
前記一端の作業具85a1は、前記回転作業軸の軸線方向で見て、内方に屈曲する爪部162,162を180度の角度を置いて有しており、全体の直径が例えば55cmに設定されている。また中間の作業具85b,85c,85dは、その直径が例えば40cmに設定されており、180度の間隔を置いて爪部162,162を有している。特に、中央に位置する小径の作業具85bにあっては、爪部162,162が逆方向に屈曲すると共に、該中央の作業具85bを境にして左側に存する小径の作業具85c,85c,85cは、右方に屈曲される一方、中央の作業具85bを境として右側に存する小径の作業具85d,85d,85dは、左方に屈曲している。
【0052】
前記爪部162は、前記第1の作業回転体73aにおける場合と同様に、外周縁163が突の円弧状をなす垂直板部165の先側に屈曲部166が連設された構成を有し、前記と同様の作用を呈する。特に、両端に位置する大径の作業具85a1,85a2にあっては、前記時計回りの回転により、その屈曲部166が、屈曲された側に向けて土を撥ね上げる作用を呈する。
【0053】
かかる構成の第2の作業回転体73bによるときは、その正回転、即ち、前記右の支持枠12側から見て時計回りに回転することによって、図24に二点鎖線で示し、又図33に示すように畝174を形成できる。このように形成された畝174には、例えば次に述べるように播種用等の溝が形成される。
【0054】
又前記第3の作業回転体73cにおける作業具85は、図26〜27に示すように、溝深さが浅い播種用の浅溝175(図38)を形成する浅溝形成刃176と、溝深さの深い播種用又は排水用の深溝177(図37〜38)を形成する深溝形成刃179として形成されている。該深溝形成刃179は例えば、溝切り部分180が、先細化するV字状形態に形成されており、又前記浅溝形成刃176は、溝切り部分181が、例えばU字状に形成されている。そして、前記中間軸80の両端部分は、外方に例えば2cm程度突設されている。
【0055】
かかる構成の第3の作業回転体73cによるときは、その正回転、即ち、前記右の支持枠12側から見て時計回りに回転することによって、図38に示すように、播種用の浅溝(例えば4cm程度の深さの浅溝)175と、図37〜38に示すように、播種用又は排水用の深溝(例えば12cm程度の深さの深溝)177を形成することができる。
【0056】
又前記第4の作業回転体73dは、図28〜29に示すように、前記第2の作業回転体73bにおいて、前記中央の作業具85eを、前記第2の作業回転体73bにおける前記両端の大径の作業具85a1,85a2を背中合わせ状態に一体化してなる作業具に変更した構成を有している。そして、前記中間軸80の両端部分は、両端に位置する作業具85f,85fから外方に例えば2cm程度突設されている。
【0057】
かかる構成の第4の作業回転体73dによるときは、その正回転、即ち、前記右の支持枠12側から見て時計回りに回転することによって、図44に示すように左右2つの畝174,174を形成できる。
【0058】
図1〜3は、前記構成を有する第1の作業回転体73aと第2の作業回転体73bと第3の作業回転体73cを、左右対向する保持片部67,70間に装着した状態を示すものであり、該第1の作業回転体73aと第2の作業回転体73bが、正三角形の底片の前後に位置するように配置されると共に、前記第3の回転作業体73cが、正三角形の頂点に位置するように配置されている。
【0059】
これらの作業回転体73a,73b,73cの装着要領及び、前記切替え用小径筒部116による前記係合凹凸部107,129の係合作用及び係合解除作用は同様である。そこで、これを第1の作業回転体73aに代表させて説明する。
【0060】
先ず、該装着要領について説明すれば、図30に示すように、左側に位置する前記第2の連結軸部材82を、前記保持片部67から取り外した状態で、図13に示すように、前記中間軸80の右端側の六角形孔部97に、右側に位置する前記第1の連結軸部材81を構成する連結軸92の内側の六角形軸部90を挿入する。然る後、図15に示すように、前記第2の連結軸部材82の連結軸152を、前記左の保持片部67の開口145を通して内側に向け挿通せしめ、六角形軸状をなす連結軸152の先側の部分155を前記中間軸80の左端側の六角形孔部156に挿入する。この状態で、第2の連結軸部材82の前記固定片150を保持片部67にボルト149で固定する。これにより、中間軸80が左右の連結軸152,92に連結された状態となり、該中間軸80と左右の連結軸152,92とによって前記回転作業軸83が構成され、第1の作業回転体73aが構成される。
【0061】
次に前記切替え用小径筒部の作用について説明すれば、外側に位置する前記切替え用小径筒部116を図13に示すように、内方に向けて押し込み、該切替え用小径筒部116に設けられた係合凹凸部129を、前記従動スプロケット106の係合凹凸部107と噛み合わせると、駆動軸25の回転に伴い、チェーン113を介して従動スプロケット106が回転せしめられ、且つ、両係合凹凸部107,129の噛み合いによって、前記第1の作業回転体73aが回転せしめられ、作業具85が所要の農作業を行う。そして、前記切替え用小径筒部116を図14に示すように外方に引っ張ると、前記両係合凹凸部107,129の係合が解除される。これにより、駆動軸25が回転しても、従動スプロケット106が空回りするだけであり、第1の作業回転体73aは回転しない。
【0062】
前記のように装着された第1の作業回転体73aは、前記左側の第2の連結軸部材82を、前記ボルト149を取り外すことにより左の保持片部67から取り外し、図30に示すように前記連結軸152を前記中間軸80から外して後、第1の作業回転体73aを図30に矢印で示す左方向に移動させて、図31に示すように前記第1の連結軸部材81の連結軸92を中間軸80から外せば、該第1の作業回転体73aを左右の保持片部67,70から分離できる。
【0063】
図1〜2において符号182は、回転保持体に装着された作業回転体73a,73b,73cを上側から略覆うカバー部材である。なお、図3においては、該カバー部材182を省略している。該カバー部材182は、図1〜2に示すように、前記前板部7,7と前記アーム部15,15とに固定される垂直板部183と、該垂直板部183の上端で回動可能に連結されるカバー板部185とから構成されており、該カバー板部185が、上端に位置する作業回転体と接触しない状態で、前記左右の後板部6,6の前記固定孔75,76において下端部分がボルト固定された支持杆186により支持されている。そして図34に示すように、前記カバー板部185の後端部184において、播種用の支持台187が、その上端部188で、走行機2の進行方向後方に突出する状態で着脱可能に設けられ、左右の後板部6,6に取り付けられた、前記とは別の支持杆189で支持されている。
【0064】
次に、前記構成を有する農作業機1を用いて行うことのできる一連の農作業の一例を説明する。その第1の作業態様は、図1、図32に示すように、走行機2の進行方向(進行方向を太い矢印で示す)で見て、正三角形の底辺の前側に、荒起しを行う前記第1の作業回転体73aが配置されると共に、その後側に、畝立を行う前記第2の作業回転体73bが配置される。そして該前後の作業回転体73a,73bに関しては、前記切替え用小径筒部116が図13に示すように押し込まれて前記係合凹凸部107,129が係合し、前記従動スプロケット106の回転により前記連結軸92が回転し得る状態(以下、切替え用小径筒部116のオン状態という)にある。又、正三角形の頂点に位置する前記第3の作業回転体73cに関しては、前記切替え用小径筒部116が図14に示すように引き出されて、前記係合凹凸部107,129の係合が解除され、前記従動スプロケット106が回転しても前記連結軸92が回転しない状態(以下、切替え用小径筒部116のオフ状態という)にある。この状態で、前記走行機2を走行させると共に、前記正逆駆動装置29の前記クラッチ51を操作レバー60により正回動操作して前記出力軸30を回転させると、前記チェーン39を介して前記駆動軸25が回転し、前記駆動スプロケット110の回転に伴い、前記チェーン113を介して前記従動スプロケット106,106,106が回転するのであるが、前記のように第1、第2の作業回転体73a.73bのみが強制的に正回転せしめられる。
【0065】
この正回転状態において、前記間隔保持用の円筒体167が地面168に食い込み状態に接触し乃至稍浮き上がった状態となるように、前記回転保持体3の高さが調節される。その後、走行機2を前進させるに伴い、前記第1の回転作業体73aの正回転(図32に細い矢印で示す方向に毎分100〜150回転させる)により前記作業具85が、150mm程度土に食い込んで耕耘(荒起し)を行う。続いて、前記第2の作業回転体73bの正回転(図32に細い矢印で示す方向に毎分100〜150回転させる)により、図24に示す中間の作業具85b,85c,85dが、荒起しされた土をより細かく砕いて整地すると共に、両端に位置する大径の作業具85a1,85a2が、200mm程度土に食い込んで、内方に向け土を撥ね上げ、これにより図33に示すような畝(例えば1500mmの畝幅を有する)174が形成される。同時に溝190も形成される。なお図24においては、前記大径の作業具85a1,85a2が240度回転した状態を一点鎖線で示している。
【0066】
その後、左右の保持板部61,62に関して前記固定ボルト77,78を取り外し、前記回転保持体3を、前記右の支持枠12側から見て、図1に矢印で示す反時計回りFに120度回転させる。その後、前記固定ボルト77,78及びナット79を用いて、図34に示し又図3に示すと同様にして、左右の円板部66,69を左右の支持枠の後板部6,6にボルト固定する。
【0067】
この状態で、前記支持台187の上端部188を前記カバー板部185の後端部184に取り付け、該支持台187を、左右の後板部6,6の周縁に設けられた前記固定孔76にボルト固定される、前記支持杆186とは別個の支持杆189で支持する。そして該支持台187の略水平な支持部191に、例えば、播種機192の4台を並べて設置し、図34〜35に示すように、これらに共通する回転軸193の端部に固設したスプロケット195と前記第1の作業回転体73aを支持する回転作業軸83の端部に固設した図35に示すスプロケット(本実施の形態おいては、前記第1の連結軸部材81の連結軸92に固設したスプロケット)196とに、切離し可能のチェーン197を巻装する。又、各播種機192から延長される蛇腹状部を具えた播種管199を、図37に示すように、前記深溝形成刃179が形成する深溝177に対応させて配置し、或いは図38に示すように、前記浅溝形成刃176が形成する浅溝175に対応させて配置する。深溝177に対応させて配置するか、浅溝175に対応させて配置するかの選択は、例えば図36〜38に示すような、固定受板200とその上に設けたスライド受板201とを組合せた選択装置202によって行うことができる。該固定受板200には長孔203が設けられると共に該スライド受板201には、前記播種管199を支持する支持孔205が設けられており、該スライド受板201を前記長孔203の長さの範囲で、図36に矢印で示すようにスライドさせることにより、該播種管199を、深溝177に対応させるか浅溝175に対応させるかの選択を容易に行うことができる。なお図36は、固定受板200とスライド受板201を上下に分解して示す斜視図である。その他この選択は、図39に示すように、播種杆受板206に隣り合わせて設けた深溝用受孔207と浅溝用受孔209の選択によって行うこともできる。
【0068】
この状態で、前記第1の作業回転体73aと第2の作業回転体73bと第3の作業回転体73cに係る前記切替え用小径筒部116を前記オン状態にする。そして、走行機2を前進させると共に出力軸30を正回転させると、図34、図40に示すように、前記第2の作業回転体73bと第3の作業回転体73cを矢印で示す方向に正回転させることができる。これにより、前記第2の作業回転体73bが、既に形成されている畝の形状を整えると共に、前記第3の作業回転体73cの回転によって、前記深溝形成刃179と前記浅溝形成刃176で、図37に示すように、12cm程度の深さを有する深溝177と4cm程度の深さを有する浅溝175が形成される。
【0069】
このように形成された深溝177に、図37に示すように前記播種管199を対応させて、前記播種機192により球根状の種子204を播種する。該播種機192は、前記第1の作業回転体73aの回転によって前記チェーン197を介して駆動せしめられる。或いは図38に示すように、形成された浅溝175に前記播種管199を対応させて、前記播種機192により、麦や豆、籾等の小粒の種子204を播種する。この場合は、前記深溝177が排水溝として機能する。
【0070】
このように播種した後、前記回転保持体3を図34に矢印Fで示すように、右の支持枠12から見て時計回りに180度回転させ、各第1、2、3の作業回転体73a,73b,73cを図41に示す逆三角形状配置とし、この状態を前記固定ボルト77,78で固定する。且つ、該第1の作業回転体73aに関し、前記切替え用小径筒部116をオン状態にし、該作業回転体73aを回転可能とする。一方、前記第2、第3の作業回転体73b,73cに関し、前記切替え用小径筒部116を前記オフ状態にし、該第2、第3の作業回転体73b,73cを停止させる。
【0071】
然る後、前記操作レバー60を逆回動操作し、前記出力軸30を逆回転させると、チェーン39を介して駆動軸25が逆回転する。これにより前記第1の作業回転体73aが図41に矢印で示すように逆回転する。なおこの際、回転保持体3の高さを、該第1の作業回転体73aの爪部162が30mm程度土に食い込むように設定する。これにより各作業具の爪部162が、前記深溝177の、播種された部分に覆土208する。
【0072】
これにより、荒起しした後に畝174を形成し、その後、該畝174を整えて播種し、然る後、覆土する工程を一連に行うことができる。なお、前記浅溝175に播種したときは、前記第1の作業回転体73aの爪部162が10mm程度食い込むようにして覆土する。
【0073】
図42は、本発明に係る農作業機1による他の作業態様を示すものであり、除草した後に荒起しをし、その後、畝を形成する一連の作業を行う場合である。そのために、前記回転保持体3が具える3本の作業回転体73a,73b,73cを、前記第1の作業回転体73aが最下端に位置する逆三角形配置状態にし、この状態で回転保持体3を固定する。併せて、第1の作業回転体73aに関する前記切替え用小径筒部116をオン状態にする。又第2、第3の作業回転体73b,73cに関する前記切替え用小径筒部116をオフ状態にする。
【0074】
然る後、走行機2を前進させると共に、前記操作レバー60を逆回動操作して出力軸30を逆回転させる。これにより、チェーン39を介して前記駆動軸25が逆回転し、前記第1の作業回転体73aが図42に矢印で示すように逆回転する。この際、前記作業具の爪部162が例えば地面に稍食い込んだ状態とすることにより、草むしり(除草)を行うことができる。
【0075】
除草後、草を処分し、前記回転保持体3を、図42に矢印Fで示すように、右の支持枠12から見て時計回りに120度回転させ、この状態を固定する(図32に示すと同様の状態であるため図示を省略する)。そして、第1の作業回転体73aと第2の作業回転体73bに関する切替え用小径筒部116,116をオン状態にし、又、第3の作業回転体73cに関する切替え用小径筒部116をオフ状態にする。
【0076】
然る後、前記第1の作業回転体73b及び第2の作業回転体73bに関して、前記間隔保持用の円筒体167が地面に食い込み状態に接触し乃至は若干浮き上がった状態にして、走行機2を前進させると共に、前記操作レバー60を正回動操作して出力軸30を正回転させ、チェーン39を介して駆動軸25を正回転させる。これにより、該第1の作業回転体73aにより荒起しを行うことができ、前記第2の作業回転体73bにより畝立を行うことができる。その後、前記の第1の作業態様におけると同様にして、播種と覆土を行うこともできる。
【0077】
図43は、本発明に係る農作業機1の第3の作業態様を示すものであり、前記第2の回転作業体73bを前記第4の作業回転体73dに変更した場合を示すものである。第1の回転作業体73aと第4の回転作業体73dが前後に配置されているため、該第1の回転作業体73aによって荒起しを行って後、図44に示すように、該第4の回転作業体73dによって2列の畝174,174を形成できる。この2列の畝立は、図28に示すように、作業回転体の中央に位置する前記作業具85eが、第2の作業回転体73bにおける両端の大径の作業具85a1,85a2を背中合わせ状態にして設けられているため、4つの大径の作業具85e,85a1,85e,85a2の土寄せ作用によって、図28に二点鎖線で示し、又図44に示すように、左側と右側に畝174を形成できるのである。このように形成された畝174には、トマトやきゅうり、なす、すいか等の苗を植えることができる。
【0078】
〔その他の実施の形態〕
本発明は、前記実施の形態で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
【0079】
(1) 本発明に係る農作業機1において、前記回転保持体3に設けられる作業回転体73の本数は、複数本であればよく、前記した3本の他、2本や4本等も考えられる。又、回転体の周方向に配設される作業回転体は、必ずしも同心円状で配設されるとは限らない。又、作業回転体が同角度を置いて配設されるとは限らない。例えば2本の作業回転体を配設する場合、180度ではなく、120度の角度を置いて配設されることもある。
【0080】
(2) 前記回転作業軸83(作業回転体73の一部分)に固設される作業具85は、目的の農作業に合わせて所要のものを選択でき、又、作業回転体83の回転方向の選択(正逆回転の選択)によって、行い得る農作業の幅を拡大できる。
作業具の選択や作業回転体の回転方向の選択によって、例えば、前記した一連の農作業の他、畝を崩す作業や溝掘り作業等を行わせることができる。
【0081】
(3) 前記作業回転体73は、その作業具による農作業のために用いられることの他、該作業回転体を構成する前記回転作業軸83を、前記した播種機や、肥料や消毒剤の散布機等を駆動する動力発生軸として用いることも可能である。
【0082】
(4) 本発明に係る農作業機において、回転保持体3の周方向に所要角度ピッチで作業回転体を配設する際、周方向に配設される作業回転体73は、回転保持体の中心に対して同心円上に配置されるとは限らない。
【0083】
(5) 前記回転保持体を回転動作させ、所要の回転状態で固定する構成は、手動操作によって行うことの他、チェーンや歯車等の運動機構を用いて機械的に行わせることもできる。
【0084】
(6) 本発明に係る農作業機は、回転保持体に設けられる各作業回転体の回転速度を個別的に設定することも可能である。
【0085】
(7) 前記作業回転体は、正逆回転可能に構成されず、一方向にのみ回転可能に構成されることもある。
【0086】
(8) 必要な作業回転体のみを回転させ、不要な作業回転体を回転させない構成を採用する場合、これを、前記した切替え用小径筒部116の引き出し操作と押し込み操作によって行わせることの他、各種のクラッチ機構を用いて行わせることができる。
【0087】
(9) 前記実施の形態においては、作業回転体を回転保持体に対して着脱可能としているが、該作業回転体を着脱可能に構成することは必ずしも必要でない。
【0088】
【発明の効果】
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る農作業機によるときは、荒起し作業や、荒起しされたものをより細かく砕く耕耘作業、畝立作業、播種作業等の一連の農作業を、回転保持体の所要の回転とその回転状態の固定によって簡易に行うことができる。
これにより、1本の作業回転体を具える一般の農作業機によってはもとより、2本の作業回転体を具える前記従来の農作業機によっても達成できなかった幾種類もの農作業を簡易に行うことができる。例えば、前記したような、荒起しした後に畝を形成し、その後、該畝を整えて播種し、然る後、覆土する一連の農作業や、除草した後に荒起しし、その後に畝立を行う一連の農作業を行うことができる他、畝を崩す作業や溝掘り作業等を行わせることができる。
これらによって、従来は日をずらさざるを得なかった農作業を一連に行うことが可能となり、作業効率の向上と作業コストの低減を達成できる利点がある。
なお、作業回転体を2本に設定した場合は、2本の作業回転体を前後に具えた前記特開2001−16907に係る農作業機と、本数の上では共通するが、本発明に係る回転保持体は、農作業を行わせる作業回転を2本とするか、1本とするかの選択を、回転保持体の所要の回転のみによって簡易に行うことができる。もしも、作業回転体軸を前後に具える従来の農作業機による場合において、例えば荒起しのみを行い、その後における農作業を後日に行わんとする場合は、前後いずれかの作業回転体のみを荒起しのために用い、他の作業回転体を取り外す必要が生ずるが、本発明によるときは、面倒な作業回転体の取り外し作業を必要とすることなく、回転保持体を例えば180度回転させてその状態を固定することにより、簡易に目的を達成できる利点がある。
【0089】
(2) 作業回転体を正逆回転可能とするときは、作業具の選択と相まって、一層多様な農作業を行うことができる。
【0090】
(3) 前記作業回転体は、それに固設された作業具による農作業のために用いられることの他、播種機や、肥料や消毒剤の散布機等を駆動するための動力発生源として用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る農作業機を、トラクタに付設された状態で示す側面図である。
【図2】本発明に係る農作業機を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る農作業機を、カバー部材を省略して示す斜視図である。
【図4】支持枠体の左側部分を示す斜視図である。
【図5】支持枠体の前後に配設された出力軸と駆動軸の構成を説明する断面図である。
【図6】出力軸を正逆回転操作させる正逆駆動装置を示す平面図である。
【図7】それを構成する出力軸の中央の六角軸部を、クラッチと共に示す平面図である。
【図8】正逆駆動装置の作用を説明する平面図である。
【図9】正逆駆動装置の作用を説明する平面図である。
【図10】回転保持体の構成を説明する斜視図である。
【図11】駆動軸の軸支状態を示す断面図である。
【図12】回転保持体のボルト固定状態を示す断面図である。
【図13】作業回転体を構成する第1の連結軸部材の構造を、切替え用小径筒部を押し込んだ状態で示す断面図である。
【図14】図13において、切替え用小径筒部を引き出した状態を示す断面図である。
【図15】作業回転体を構成する第2の連結軸部材の構造を説明する断面図である。
【図16】第1の連結軸部材を構成する内側軸部材を示す斜視図である。
【図17】第1の連結軸部材を構成する外側軸部材を示す斜視図である。
【図18】駆動軸と、その周囲に配置された連結軸をチェーンで駆動する構成を説明する断面図である。
【図19】第1の連結軸部材における切替え用小径筒部のオン状態を示す断面図である。
【図20】第2の連結軸部材の構成を説明する斜視図である。
【図21】第1の作業回転体を示す正面図である。
【図22】その斜視図である。
【図23】第1回作業回転体を説明する分解斜視図である。
【図24】第2の作業回転体を示す正面図である。
【図25】その斜視図である。
【図26】第3の作業回転体を示す正面図である。
【図27】その斜視図である。
【図28】第3の作業回転体を示す正面図である。
【図29】その斜視図である。
【図30】作業回転体を取り外す作業工程を示す正面図である。
【図31】作業回転体を取り外した状態を示す正面図である。
【図32】本発明に係る農作業機による荒起しと畝立の工程を説明する側面図である。
【図33】形成された畝を示す断面図である。
【図34】本発明に係る農作業機によって畝の整形と播種溝形成の工程を示す側面図である。
【図35】播種機の駆動構成を説明する平面図である。
【図36】播種溝選択装置を示す分解斜視図である。
【図37】深溝に播種する作業工程を説明する断面図である。
【図38】浅溝に播種する作業工程を説明する断面図である。
【図39】播種溝選択装置の他の態様を示す斜視図である。
【図40】本発明に係る農作業機による畦整形と播種溝形成の作業工程を示す正面図である。
【図41】播種後における覆土工程を示す断面図である。
【図42】除草作業工程を示す側面図である。
【図43】2列の畝を形成する作業工程を示す側面図である。
【図44】形成された2列の畝を示す断面図である。
【図45】耕耘・畝溝形成作業を行う従来の農作業機を説明する断面図である。
【図46】その農作業機によって形成された畝溝を示す断面図である。
【図47】耕耘回転体と砕土回転体を前後に具えた従来の農作業機を示す側面図である。
【符号の説明】
1 農作業機
2 走行機
3 回転保持体
5 支持枠体
11 支持枠
12 支持枠
25 駆動軸
29 正逆回転装置
30 出力軸
61 保持板部
62 保持板部
67 保持片部
70 保持片部
73 作業回転体
81 第1の連結軸部材
82 第2の連結軸部材
83 回転作業軸
85 作業具
92 連結軸
107 係合凹凸部
129 係合凹凸部
152 連結軸
182 カバー部材
192 播種機

Claims (8)

  1. 走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に所要角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とする農作業機。
  2. 走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に且つ同心円上で所要角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とする農作業機。
  3. 走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に所要角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体の2本が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とする農作業機。
  4. 走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に且つ同心円上で、180度の角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体の2本が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、前記作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とする農作業機。
  5. 走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に所要角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体の3本が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、該所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とする農作業機。
  6. 走行機に付設されて、その進行方向に所要の農作業を行う農作業機であって、略水平な軸線回りに回転でき且つ所要に回転した状態で固定される回転保持体を具え、該回転保持体の周方向に且つ同心円上で、120度の角度を置いて、略水平な軸線を有する作業回転体の3本が配設され、夫々の作業回転体が、その軸線回りに強制回転せしめられることにより、該作業回転体の有する作業具が所要の農作業を行い得るものとなされており、所要の農作業を行わせる作業回転体は、前記回転保持体の回転状態を所要に設定することにより選択されるもので、この農作業の間、前記回転保持体が固定されることを特徴とする農作業機。
  7. 前記作業回転体は正逆に強制回転せしめられることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の農作業機。
  8. 前記作業回転体を前記回転保持体に対して着脱可能としたことする請求項1〜6のいずれかに記載の農作業機。
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