JP3728176B2 - 袋包装納豆の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は袋包装納豆の製造方法に関するものである。
さらに具体的には、通気性のある袋に納豆と未包装のたれ(調製調味料)が封入され、袋ごと手で揉むようにして(又は手でこねて)納豆を調製(豊かな糸引き状態にする)することができるようにした袋包装納豆の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば実開昭58−82390号公報には、液を通過させないで微細な通気孔が多数形成された熱可塑性樹脂製の多孔質フィルムからなる袋状の納豆容器が提案されている。
この袋状容器に蒸し豆(大豆)と培養した納豆菌とを封入し、蒸し豆を恒温室で発酵させて納豆を製造すれば、納豆を包装容器からとり出して箸などにより糸引き状態になるようにかき混ぜる必要がなく、袋状容器に包装されたままの状態で手でこね、容易にかつ迅速に豊かな糸引き状態に調製することができるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多孔質フィルムからなる袋を使用して前述のように袋包装納豆を製造しても、たれ(醤油、味醂、酒、砂糖、辛子その他の呈味物質を混ぜて煮詰めた調製調味料)や辛子類を納豆に混ぜるときは、袋を一旦開封してたれ等を投入しなければならず、袋への封入状態によっては一度開封すると手揉みできるように再封するのが困難になる。
また、前述のような多孔質フィルムからなる袋に、納豆と未包装のたれ等を封入するのは、納豆の性状からその定量封入が困難である。
さらに、前述のような多孔質フィルムからなる袋に、蒸し豆と培養された納豆菌及び未包装のたれ等を投入し、袋を密閉して納豆を発酵させようとしても、納豆菌がたれの塩分と接触して死滅するか、あるいは発酵が進行しないため、納豆を製造することができない。
【0004】
本発明の目的は、少なくとも一面が通気性を有する柔軟な剛性樹脂からなる袋を使用し、この袋に蒸し豆と培養された納豆菌及びたれ類を封入した場合でも、納豆菌により蒸し豆を円滑に発酵させることができる袋包装納豆の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る袋包装納豆の製造方法は、前述の課題を解決するため以下のように構成したものである。
すなわち、請求項1に記載の袋包装納豆の製造方法は、
少なくとも一面が通気性を有する軟質合成樹脂フィルムからなり、一部に狭い通水路12aを有する隔離シール部12を介して小容量で下層のポケット部11と大容量で上層の納豆収容部10とに区分され、かつ上部に開口13が形成された非通水性の袋1を、ポケット部11が納豆収容部10よりも下位に位置する適正状態に維持し、
前記開口13から袋1内に適量のたれ3を注入することにより前記ポケット部11内に当該たれ3を導入する工程と、
前記納豆収容部10内に適量の蒸し豆2を投入した後当該蒸し豆2に納豆菌を添加する工程、又は前記納豆収容部10内に納豆菌を添加した蒸し豆2を投入する工程と、
前記袋1の開口13をシールする工程と、
前記蒸し豆2を発酵させる工程とを含むことを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載の袋包装納豆の製造方法は、
少なくとも一面が通気性を有する軟質合成樹脂フィルムからなり、一部に狭い通水路12aを有する隔離シール部12を介して小容量で下層のポケット部11と大容量で上層の納豆収容部10とに区分され、かつ上部に開口13が形成された非通水性の袋1を、ポケット部11が納豆収容部10よりも下位に位置する適正状態に維持し、
前記開口13から袋1内に適量のたれ3を注入することにより前記ポケット部11内に当該たれ3を導入する工程と、
前記納豆収容部10内に適量の蒸し豆2を投入した後当該蒸し豆2に納豆菌を添加する工程、又は前記納豆収容部10内に納豆菌を添加した蒸し豆2を投入する工程と、
前記蒸し豆2を発酵させる工程と、
前記袋1の開口13をシールする工程とを含むことを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載の袋包装納豆の製造方法は、請求項1の製造方法において、前記袋1を、所定幅の側部シール部14を介して多数連続して形成するとともに、適正状態に維持された状態で連続長さ方向に沿って間欠的に搬送し、連続した袋1が間欠的に搬送される過程の停止時に一又は複数の袋1毎に前記開口13をシールする工程までを処理し、各袋1を、開口13をシールする工程の直後に側部シール部14の部分で搬送方向下流側より順に切り離す工程を含むことを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載の袋包装納豆の製造方法は、請求項1〜3のいずれかの製造方法において、袋1の隔離シール部12における納豆収容部10側の縁線を、前記通水路12aへ向かって先下がり状に傾斜させたことを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載の袋包装納豆の製造方法は、請求項4の製造方法において、袋1の隔離シール部12における通水路12aを袋1内の幅方向の両端部に位置させ、隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線を袋1の一面側から見てほぼ山形に形成したことを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載の袋包装納豆の製造方法は、請求項4の製造方法において、袋1の隔離シール部12における通水路12aを袋1内の幅方向の一端部に位置させ、隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線を袋1内の幅方向の他端部から通水路12aに向かって先下がり状に傾斜させたことを特徴としている。
【0011】
請求項7に記載の袋包装納豆の製造方法は、請求項4の製造方法において、袋1の隔離シール部12における通水路12aを袋1内の幅方向の間に位置させ、隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線を袋1の幅方向の両端部から通水路12aに向かって先下がり状に傾斜させたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら、本発明に係る袋包装納豆の製造方法の好ましい実施形態を説明する。
第1実施形態
図1は第1実施形態における一部の工程を説明するための部分斜視図、図2は第1実施形態における他の部分の工程を説明するための部分斜視図、図3は第1実施形態におけるさらに他の部分の工程を説明するための部分斜視図、図4は第1実施形態により製造された袋包装納豆の概略斜視図、図5の(A)図は第1実施形態の方法で使用される袋の正面図である。
【0013】
通水性がなくてある程度の通気性を有するポリエチレンシートからなる幅300mmの帯状の原反を、リールから繰り出しながら長さ方向に沿って二重の重ね折り状に折り畳む。次いで図5の(A)図のように、長さ100mm毎に幅10〜15mmの側部シール部14を順次形成する状態に熱シールするとともに、側部シール部14相互の間には、両側に通水路12aを残して隔離シール部12を順次形成する状態に熱シールする。
原反の折り畳みの際、側部シール部14相互の間に相当する部分には、開放側より図示しないガイドが案内される。
このようにして、一側部に開口13を有し、側部シール14を介して連続した幅100mm,長さ15mmの多数の横ピロー形態の袋1が順次形成される。
【0014】
前述のように連続的に形成される各袋1の内部は、両側部に狭い通水路12aを有する隔離シール部12を介して小容量で下層のポケット部11と大容量で上層の納豆収容部10とに区分される。隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線は、一面側から見てほぼ山形に形成されていて、両側の通水路12aに向かって先下がり状に傾斜している。
前述のように連続形成された多数の袋1は、各側部シール部14の開口13側の端部が、図示しない二股状の一対のピックアップ片により挟まれて吊り下げられ、同時に内部から前述のガイドが除去される。この状態で図示しない搬送装置により、図1〜図3の矢印aの方向(連続長さ方向)に沿って連続した三つの袋1に相当する長さ毎間欠的に搬送される。したがって、この搬送中袋1はポケット部11が納豆収容部10よりも下位に位置する適正状態に維持される。
【0015】
連続した各袋1の内部には、前述のように間欠的に搬送される過程における停止の都度、搬送方向下流側から順次袋三つ毎に、上方より昇降する注入ノズル4により調製調味料であるたれ3が一袋当たり5〜10cc(たれ3の塩加減によって量が異なる)注入される。注入後、各注入ノズル4は元位置(搬送装置とは干渉しない位置)に上昇復帰する。
注入されたたれ3は、隔離シール部12の上部縁線に沿って通水路12a側へ流れ、通水路12aを通じて下部のポケット部11内へ導入される。
【0016】
次の工程において、前述のようにたれ3が注入された各袋1の納豆収容部10内には、図2で示すように、搬送装置が停止した際に袋1の開口13に向けて昇降する各投入シリンダ5により、蒸し豆(大豆)2がそれぞれ約80g投入される。この投入後各投入シリンダ5は元位置(搬送装置とは干渉しない位置)まで上昇復帰する。
【0017】
その次の工程において、前述のように蒸し豆2が投入された各袋内には、図3で示すように、搬送装置が停止した際に袋1の開口13に向けて昇降する各散布ノズル6により、各袋1内の蒸し豆2へ純水培養された必要十分な量の納豆菌が散布・添加される。蒸し豆2へ納豆菌を添加した後、各散布ノズル6は搬送装置とは干渉しない元位置へ上昇復帰する。
【0018】
さらにその次の工程において、前述のように蒸し豆2へ納豆菌が添加された各袋1は、搬送装置が停止した際に作動する図示しないシール機により上部の開口13がシールされ、その後、各袋1は側部シール部14のほぼ中央部が図示しないカッタにより長さ方向に沿ってカットされて順次切り離される。このとき、図4のように、各袋1の一方の側部シール部14の上部寄り位置へ同時にノッチ15が形成される。
【0019】
連続状態から切り離された各袋1は、搬送装置の終端近傍において当該搬送装置のピックアップ片から解放され、下方に待機している図示しない仕込み箱内へ順次投入される。仕込み箱内へ投入される各袋1は、ポケット11が納豆収容部10よりも下位に位置する適正状態で傾斜し、この状態で上部の一部を除く部分が互いに重なるように順次並列整頓される。
【0020】
前述の包装済の袋1により満たされた仕込み箱は、各袋1が前述の適正状態を維持した姿勢のまま、温度約40℃,湿度約80%程度に保たれた醗酵室へ搬送され、この醗酵室で約24時間保存されている。この間に各袋1内の蒸し豆2は納豆菌により醗酵して袋包装納豆が製造される。
【0021】
前述のように製造された袋包装納豆は、市場に提供されるか、あるいは長期保存する場合には瞬間冷凍するか又は冷蔵保管する。
製造後の袋包装納豆の袋1は、内部の蒸し豆2が既に醗酵済で納豆になっているので、前述のような適正状態に維持される必要はない。
納豆を食する場合には、袋1を納豆収容部10よりもポケット部11が上位に位置する状態に保ち、ポケット部11から納豆収容部10内へたれ3を指で押し込み、袋1を満遍なく指でこねるように手揉みし、ノッチ15の部分から袋1を開封して納豆を取り出す。
【0022】
第1実施形態に係る袋包装納豆の製造方法によれば、袋1を底部のポケット部11が納豆収容部10よりも下位に位置する適正状態を維持した状態で、たれ3のポケット部11内への導入⇒蒸し豆2の納豆収容部10内への投入⇒蒸し豆2に対する納豆菌の添加⇒開口13のシール⇒側部シール部14からの切り離し⇒蒸し豆2の納豆菌による醗酵が順次行われる。
このように、袋1内に充填された蒸し豆2が醗酵して納豆になるまでの間、蒸し豆2へ添加された納豆菌とたれ3が接触することがないので、納豆菌による醗酵は阻害されることなく袋包装納豆が円滑に製造される。
また、袋1の隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線は、通水路12aへ向けて先下がり傾斜するように形成されているので、納豆収容部10内に供給されたたれ3は重力により下方のポケット部11へ円滑に導入される。
【0023】
第2実施形態
図5の(B)図は袋の他の変形形態を示す部分正面図である。
側部シール部14を介して連続した各袋1の隔離シール部12には、一方の側部シール部14側に一つの狭い通水路12aが形成されており、隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線は、他方の側部シール部14から通水路12aに向かって先下がり状に傾斜している。
この形態においても、開口より袋1内へ注入されたたれ3は、隔離シール部12の上部縁線に沿って通水路12a側へ流れ、通水路12aを通じて下部のポケット部11内へ導入される。
【0024】
第3実施形態
図5の(C)図は袋のさらに他の変形形態を示す部分正面図である。
側部シール部14を介して連続した各袋1の隔離シール部12には、幅方向の中央部に狭い通水路12aが形成されており、隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線は、両側の側部シール部14から通水路12aに向かって先下がり状に傾斜している。
この形態においても、開口より袋1内へ注入されたたれ3は、隔離シール部12の上部縁線に沿って通水路12a側へ流れ、通水路12aを通じて下部のポケット部11内へ導入される。
【0025】
その他の実施形態−1
前述の第1実施形態では、袋1のポケット部11内へたれ3を導入し、袋1の納豆収容部10内に適量の蒸し豆2を投入した後当該蒸し豆2に納豆菌を添加すしたが、納豆収容部10内に蒸し豆2を投入する前にあらかじめ蒸し豆2へ培養した納豆菌を添加し、この蒸し豆2を納豆収容部10内に投入しても実施することができる。
【0026】
その他の実施形態−2
袋包装納豆をより効率的に製造するには、袋1を底部のポケット部11が納豆収容部よりも下位に位置する適正状態を維持した状態で、たれ3のポケット部11内への導入⇒蒸し豆2の納豆収容部10内への投入した後蒸し豆2に対する納豆菌の添加、又はあらかじめ納豆菌を添加してある蒸し豆の納豆収容部10内への投入⇒開口13のシール⇒側部シール部14からの切り離し⇒蒸し豆2の納豆菌による醗酵、の順序で実施されるのが好ましい。
ただし、袋1を適正状態を維持した状態で、たれ3のポケット部11内への導入⇒蒸し豆2の納豆収容部10内への投入した後蒸し豆2に対する納豆菌の添加、又はあらかじめ納豆菌を添加してある蒸し豆の納豆収容部10内への投入⇒蒸し豆2の納豆菌による醗酵⇒開口13のシール⇒側部シール部14からの切り離し、の順序によっても、蒸し豆の醗酵前の納豆菌とたれとの接触を阻止した状態で実施することができる。
【0027】
その他の実施形態−3
前述の実施形態では、各袋1が側部シール部14によって連続しているが、袋1はそれぞれ分離していても実施することができる。
袋1がそれぞれ分離している場合には、当然ながら袋1相互を切り離す工程は不要である。
【0028】
その他の実施形態−4
本発明方法においては、例えば、袋1の一面にはアルミ箔に合成樹脂フィルムをラミネートしたラミネートを使用した、袋1の他の面には通水性がなく通気性のある柔軟な合成樹脂シートを使用し、両側部と底部をシールした袋を用いることができる。この場合にも、袋の一方の面には通気性があるので蒸し豆を醗酵させることができるし、通気性のある柔軟なフィルムの部分を指でこねることにより納豆を糸引き状態にすることができる。
【0029】
その他の実施形態−5
袋1の隔離シール部12における納豆収容部10側の縁線を、通水路12aへ向かって先下がり状に傾斜するように形成することに代えて、通水路12aを袋1の一方の側部シール部14へ近接するように形成し、ポケット部11内へたれ3を導入する際に当該袋1を通水路12a側へ傾けるようにしても実施することができる。
【0030】
その他の実施形態−6
製造した袋包装納豆を所定期間保存しないでそのまま市場に提供する場合には、開口13をシールして切り離した包装済の袋1を前述のように仕込み箱に詰めるのに代えて、例えば段ボール箱等の包装箱へ包装済の袋1をポケット部11が納豆収容部10よりも下位に位置する適正状態に詰め、当該包装箱を前述のような醗酵室に保存し、蒸し豆2が醗酵して納豆になったならば当該包装箱ごと出荷するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
請求項1又は2の発明に係る袋包装納豆の製造方法によれば、袋1内に充填された蒸し豆2が醗酵して納豆になるまでの間、蒸し豆2に添加された納豆菌と未包装のたれ3とが接触しないので、納豆菌による蒸し豆2の醗酵は阻害されることなく袋包装納豆が円滑に製造される。
【0032】
請求項3の発明に係る袋包装納豆の製造方法によれば、袋1は所定幅の側部シール部14を介して多数連続して形成されているとともに、前記適正状態に維持された状態で連続長さ方向に沿って間欠的に搬送され、連続した袋1が間欠的に搬送される過程の停止時に一又は複数の袋1毎に前記開口13をシールする工程までが処理され、各袋1を開口13をシールする工程の直後に側部シール部14の部分で搬送方向下流側より順に切り離すので、より効率的に袋包装納豆を製造することができる。
【0033】
請求項4〜7のいずれかの発明に係る袋包装納豆の製造方法によれば、袋1の隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線は、通水路12aへ向けて先下がり傾斜するように形成されているので、納豆収容部10内に供給されたたれ3は重力により下方のポケット部11へ円滑に導入される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の袋包装納豆の製造方法における一部の工程を説明するための部分斜視図である。
【図2】第1実施形態の製造方法における他の部分の工程を説明するための部分斜視図である。
【図3】第1実施形態の製造方法におけるさらに他の部分の工程を説明するための部分斜視図である。
【図4】第1実施形態の製造方法により製造された袋包装納豆の概略斜視図である。
【図5】袋の形態を示す図で、(A)図は第1実施形態の方法で使用される袋の概略正面図、(B)図は袋の変形形態を示す部分正面図、(C)図は袋の他の変形形態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
a 袋の進行方法
1 袋
10 納豆収容部
11 ポケット部
12 隔離シール部
12a 通水路
13 開口
14 側部シール部
15 ノッチ
2 蒸し豆
3 たれ
4 注入ノズル
5 投入シリンダ
6 散布ノズル

Claims (7)

  1. 少なくとも一面が通気性を有する軟質合成樹脂フィルムからなり、一部に狭い通水路12aを有する隔離シール部12を介して小容量で下層のポケット部11と大容量で上層の納豆収容部10とに区分され、かつ上部に開口13が形成された非通水性の袋1を、ポケット部11が納豆収容部10よりも下位に位置する適正状態に維持し、
    前記開口13から袋1内に適量のたれ3を注入することにより前記ポケット部11内に当該たれ3を導入する工程と、
    前記納豆収容部10内に適量の蒸し豆2を投入した後当該蒸し豆2に納豆菌を添加する工程、又は前記納豆収容部10内に納豆菌を添加した蒸し豆2を投入する工程と、
    前記袋1の開口13をシールする工程と、
    前記蒸し豆2を発酵させる工程と、
    を含むことを特徴とする袋包装納豆の製造方法。
  2. 少なくとも一面が通気性を有する軟質合成樹脂フィルムからなり、一部に狭い通水路12aを有する隔離シール部12を介して小容量で下層のポケット部11と大容量で上層の納豆収容部10とに区分され、かつ上部に開口13が形成された非通水性の袋1を、ポケット部11が納豆収容部10よりも下位に位置する適正状態に維持し、
    前記開口13から袋1内に適量のたれ3を注入することにより前記ポケット部11内に当該たれ3を導入する工程と、
    前記納豆収容部10内に適量の蒸し豆2を投入した後当該蒸し豆2に納豆菌を添加する工程、又は前記納豆収容部10内に納豆菌を添加した蒸し豆2を投入する工程と、
    前記蒸し豆2を発酵させる工程と、
    前記袋1の開口13をシールする工程と、
    を含むことを特徴とする袋包装納豆の製造方法。
  3. 前記袋1は、所定幅の側部シール部14を介して多数連続して形成されているとともに、前記適正状態に維持された状態で連続長さ方向に沿って間欠的に搬送され、
    連続した袋1が間欠的に搬送される過程の停止時に一又は複数の袋1毎に前記開口13をシールする工程までが処理され、
    各袋1を、開口13をシールする工程の直後に側部シール部14の部分で搬送方向下流側より順に切り離す工程を含むことを特徴とする、
    請求項1に記載の袋包装納豆の製造方法。
  4. 前記袋1の隔離シール部12における納豆収容部10側の縁線は、前記通水路12aへ向かって先下がり状に傾斜していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の袋包装納豆の製造方法。
  5. 前記袋1の隔離シール部12における通水路12aは袋1内の幅方向の両端部に位置し、隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線は袋1の一面側から見てほぼ山形に形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の袋包装納豆の製造方法。
  6. 前記袋1の隔離シール部12における通水路12aは袋1内の幅方向の一端部に位置し、隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線は袋1内の幅方向の他端部から通水路12aに向かって先下がり状に傾斜していることを特徴とする、請求項4に記載の袋包装納豆の製造方法。
  7. 前記袋1の隔離シール部12における通水路12aは袋1内の幅方向の間に位置し、隔離シール部12の納豆収容部10側の縁線は袋1の幅方向の両端部から通水路12aに向かって先下がり状に傾斜していることを特徴とする、請求項4に記載の袋包装納豆の製造方法。
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