JP3727871B2 - 太陽電池パネル用架台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池パネルを支持する太陽電池パネル用架台に関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽電池は地球環境を汚染しないクリーンエネルギーの代表格として今世紀前半には広範囲に普及することが期待されている。これまで太陽光発電システムは住宅設置型及び平坦地設置型を中心に開発されてきているが、今後はこれらの形態のみに限られずあらゆる形態の設置型を模索し、太陽電池の世界的な普及に貢献することが要請されている。
【0003】
図20に従来の太陽電池パネル用架台の概要を示す。架台103は、太陽電池パネル2を平坦地100に傾斜保持する平坦地設置型であり、溶融亜鉛メッキされた鉄骨フレームを溶接やボルト・ナットにより組み立てたものである。この鉄骨フレーム製の架台103は、大半が地中に埋設されたコンクリート基礎107の上にしっかりと固定され、強風にも耐えられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の架台においては、次に述べるような太陽電池パネル側の問題と設置場所の問題とが存在する。前者は、パネルを架台に取り付けやすくするためにパネル周囲をアルミニウム枠のような枠材で囲う必要があり、太陽電池パネルの製造コストが上昇するという問題である。後者は、架台が風で吹き倒されないようにするためにコンクリートを地中に打ち込む基礎工事と、さらにパネルが風で吹き飛ばされないようにするためにパネルを架台に固定する取り付け工事とがあるために、施工コストが高くなるという問題である。
【0005】
また、後者の問題として、太陽電池パネルを他の場所に移設することが不可能であるか又は困難であり、移設可能であるとした場合であってもコンクリート基礎の撤去工事に多大の労力を要する。
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであって、架台用の基礎を不要とし、太陽電池パネルの周囲枠材を不要にすることができる太陽電池パネル用架台を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る太陽電池パネル用架台は、太陽電池パネルの受光面上に異物が付着堆積し難くするとともに受光面が太陽光を受け易くするために、太陽電池パネルの一辺が対辺よりも高いところに位置するように太陽電池パネルを水平面に対して所定の角度に傾けて保持するホルダ部と、このホルダ部に保持された太陽電池パネルが風荷重に耐え得るようにするために、太陽電池パネルの周縁部の少なくとも一部に直接又は間接に接触して、太陽電池パネルを前記ホルダ部に押さえ付ける押さえ部材と、前記ホルダ部と一体に形成され、前記ホルダ部の一辺を対辺よりも高く持ち上げて支持する脚を有し、コンクリート基礎を打設することなくパネル設置場所の上に載置されるか又はその一部がパネル設置場所に埋設され、加算荷重として流体が収容される中空の流体収容部を有し、外部から荷重が掛かった場合であっても自重と前記加算荷重との合計重量により太陽電池パネルがパネル設置場所から動かないように安定させる基礎部とを具備し、上記一体に形成されたホルダ部および基礎部はコンクリートからなることを特徴とする。
【0008】
本発明では基礎部およびホルダ部をコンクリートで一体成形してつくることにより、従来のコンクリート基礎上に設けていた鉄骨製架台が不要になるとともに、さらに風荷重に対する安定性が向上する。また、基礎部およびホルダ部をガラス繊維強化プラスチックで一体成形してつくる場合は、加算荷重として流体が収容される中空の流体収容部を形成する。このようにすると設置前は空の状態(軽量)で運搬が容易であり、設置後は流体を充填収容して重量化することができる。
【0009】
また、基礎部はホルダ部を支持する高さが異なる長脚および短脚を有するようにすることができる。この場合に、長脚および短脚には杭打ち用の孔をもつ張出部を形成し、この張出部の孔に杭を打ち込んで動かないように固定するようにしてもよいし、また、長脚および短脚の先端部を杭打ち可能に尖らせてもよい。
【0010】
また、基礎部は、ホルダ部の一辺を対辺よりも高く持ち上げて支持する脚を有することが好ましい。高層ビルやマンションの屋上では最大風荷重が一般住宅よりも大きくなるので、脚により高所のみを設置場所から持ち上げ、低所はホルダ部を設置場所の上に直接置くようにする。このような構造を採用することにより、架台全体の重心を低くするとともにパネル裏面側への風の吹き込みを少なくし、架台の安定性を向上させる。
【0011】
さらに、基礎部は、大部分が地中に埋設されるコンクリートブロックからなることが好ましい。このようなコンクリートブロック基礎部は斜面の土止めと兼ねて用いることに適している。
【0012】
上記の押さえ部材は、太陽電池パネルの四辺をホルダ部に押さえ付けるようにしてもよいし、太陽電池パネルの対向する二辺をホルダ部に押さえ付けるようにしてもよい。この場合に、太陽電池パネルの辺を一方端部から他方端部まで全長にわたり押さえ付けるようにしてもよいし、また、太陽電池パネルの辺の中央部分のみを押さえ付けるようにしてもよい。
【0013】
上記のホルダ部は、太陽電池パネルを位置決めし、パネルのずれ落ちを防ぐために、パネルの外周端部に当接する当て止めを有することが好ましい。この場合に、当て止めは、少なくともホルダ部の低所に設けられていることが望ましい。また、この場合に、ホルダ部は、太陽電池パネルの周縁部を保持する外周枠と、この外周枠の対向する辺から辺にわたり設けられた補強リブとを有することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の種々の好ましい実施の形態についてそれぞれ説明する。
【0015】
(第1の実施形態)
図1〜図6を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
【0016】
第1の実施形態の架台3は、平坦地100の上に設置されるタイプであり、太陽電池パネル2を傾斜して保持するためのコンクリート製のホルダ部33と、太陽電池パネル2の周縁部を押さえ付ける金属製又は樹脂製の押さえ部材4と、基礎部としてのコンクリート製のリブ脚37,38とを備えている。
【0017】
ホルダ部33は、パネル周縁の長辺部2aおよび短辺部2bを支持する部分と、適所適所に設けられてパネル2の中央部を支持する複数の補強リブ34と、太陽電池パネル2の外周端部に当接してパネル2が位置ずれしないように周囲を規定する当て止め36とを備えている。
【0018】
図3に示すように、当て止め36は架台3の四辺のそれぞれに設けられている。図4および図5に示すように、当て止め36にパネル2の外周端部が当接し、パネル2が架台3の上からずれ落ちないように傾斜保持される。当て止め36の高さは、パネル2の上面と架台3の上面とが面一になるように設定されている。ホルダ33はパネル2の裏面全面に接触してパネル2を支持するものではなく、リブ34と周縁支持部との間にはくり抜き35が存在する。このため、架台3をフォークリフト等で運搬するときに便利である。
【0019】
図1に示すように、押さえ部材4は断面L字形状の長辺部材と短辺部材とを組み合わせてなるものであり、パネル2の四辺全周をホルダ部33に押さえ付けるように設けられている。押さえ部材4には耐候性と耐食性に優れた材質を用いることが好ましく、例えばアルミニウム、アルミニウム系合金あるいは耐候性エンジニアリングプラスチック等を用いる。なお、短辺側の押さえ部材4は、長辺側の押さえ部材4との重なり合いを避けるためにコーナー部に切欠41が形成されている。
【0020】
図2に示すように、太陽電池パネル2は、モジュールの外周に枠材を取り付けないタイプであり、モジュールの裏面に絶縁性のEVAシートが貼り付けられている。ホルダ部33のコンクリート30と太陽電池パネル2との間には断熱材6が挿入されている。この断熱材6には、発泡ウレタン・発泡スチロール等が用いられる。押さえ部材4の下垂部はボルト5で架台本体のコンクリート30に締結されている。
【0021】
図4および図5に示すように、架台3は、後部31に複数のリブ長脚37を有し、前部32に複数のリブ短脚38を有し、パネル2を傾斜角θ1に傾けて支持している。図6に示すように、リブ短脚38は後部31に等ピッチ間隔に4箇所形成されている。同様にリブ長脚37は前部32に等ピッチ間隔に4箇所形成されている。なお、架台の前部32および後部31は幅方向端部から端部までそれぞれ連続している。
【0022】
本実施形態の架台3の各部サイズを次に列挙する。
【0023】
架台本体の長辺の長さ;1560mm
架台本体の短辺の長さ;1210mm
ホルダ部の長辺の長さ;1410mm
ホルダ部の短辺の長さ;1110mm
当て止めの高さ;30mm
当て止めの幅;50mm
リブ長脚の長さ;500mm
リブ短脚の長さ;230mm
リブ長脚の太さ;40〜60mm×40〜60mm
リブ短脚の太さ;40〜60mm×40〜60mm
補強リブの幅;60mm
補強リブの高さ;70mm
傾斜角θ1;10°
なお、架台3の総重量は約240kg、太陽電池パネル2の総重量は約20kg(サイズ1410mm×1110mm×30mm)である。
【0024】
また、傾斜角θ1は、風荷重が過大にならない範囲で、かつ塵埃や雨水が受光面上に溜まらないようにするために、5°〜15°の範囲とすることが好ましく、10°とすることが最も好ましい。
【0025】
本実施形態によれば、地中にコンクリートを打ち込む基礎工事が不要になり、コンクリート基礎が無い状態の強風下で最大風荷重約800N/m2に対して十分に耐えうる太陽光発電設備を平坦地上に設置することができる。
【0026】
(第2の実施形態)
図7を参照して第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態が上記実施形態と重複する部分の説明は省略する。
【0027】
第2の実施形態の架台3Aにおいては、当て止めを持たないホルダ33とし、押さえ部材4のみでパネル2の四辺をホルダ部33に押さえ付けている。押さえ部材4の幅サイズはパネル2のサイズに応じて種々変えることができるようになっている。
【0028】
また、本実施形態の架台3Aは、上記のリブ脚37,38の代わりにそれぞれが離れて独立した長脚37を後部31に備え、短脚38を前部32に備えている。ちなみに、本実施形態のコンクリート製の架台3Aは、総重量が約180kgであり、上記第1の実施形態の架台3よりも約60kg軽量化しているが、最大風荷重に耐えられる安定性を十分に備えている。
【0029】
本実施形態によれば、押さえ部材の幅サイズをパネルサイズに応じて種々変えることができるので、各種サイズの太陽電池パネルの設置に対応することが可能になる。
【0030】
また、本実施形態によれば、架台の可搬性がさらに向上する。
【0031】
(第3の実施形態)
図8を参照して第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態が上記実施形態と重複する部分の説明は省略する。
【0032】
第3の実施形態の架台3Bは、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)でつくられ、基礎部として容器状の流体収容部50を備えている。架台3Bの後部52に設けた注入口52から水を流体収容部50に注入し、架台3Bの重量が増加すると、満タン状態で総重量が約150kgになる。ちなみに、空状態での架台3Bの総重量は約40kgであるので、前部32および後部31に取手39をそれぞれ取り付け、複数の作業者により運搬可能としている。なお、取手39は、架台の前後部31,32のみでなく、両側部にも取り付けるようにしてもよい。なお、符号51は液体注入口52を塞ぐための栓である。なお、流体収容部50に注入される流体には一般的には水道水のような液体を用いるが、他の比重の大きい流体(例えば砂などの粉粒体)を用いるようにしてもよい。
【0033】
また、本実施形態では、ホルダ部の当て止め36を架台の前部32及び後部31のみに形成して、パネルの短辺2bは当て止め36に当接させて規定し、パネルの長辺2aは押さえ部材4によりホルダ部33に押さえ付けるようにしている。図では押さえ部材4はパネルの長辺2aの中央部のみを部分的に押さえ付けたものを示したが、パネルの長辺2aを全長にわたって押さえ部材で押さえ付けるようにしてもよい。
【0034】
本実施形態によれば、架台の基礎部をFRP製の容器としたことにより可搬性が大幅に向上する。
【0035】
また、本実施形態によれば、流体収容部に流体を満タンに充填すると、最大風荷重に対して十分に耐えられる安定性を備えている。
【0036】
(第4の実施形態)
図9〜図12を参照して第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態が上記実施形態と重複する部分の説明は省略する。
【0037】
高層ビルやマンションの屋上では最大風荷重が一般住宅よりも大きくなるので、架台の耐風荷重に対する設計思想が異なるものとなる。それに対応して本実施形態の架台3Cでは、後部31のみに脚37を設け、前部32においてはホルダ部33を設置面100上に直接置くようにする。
【0038】
また、最大風荷重(約1500N/m2)が通常よりも大きいことを考慮してホルダ部3の傾斜角θ2は、上記第1実施形態の架台の場合より小さくすることができ、5°〜10°とすることが好ましく、雨水の流れを考慮し最小傾斜角度を5°とする。
【0039】
また、パネルの長辺部2aは長尺の押さえ部材4により押さえ付けるが、パネルの短辺部2bは当て止め36に当接させるとともに短尺の押さえ部材4Cにより2箇所をそれぞれ押さえ付けている。
【0040】
図9および図10に示すように、短尺の押さえ部材4Cはボルト5Cにより架台のホルダ部33にそれぞれ固定されている。
【0041】
本実施形態によれば、架台全体の重心を低くするとともにパネル裏面側への風の吹き込みが少なくなり、ビル屋上などの最大風荷重の大きい設置場所においても架台の安定性が十分に確保される。
【0042】
(第5の実施形態)
図13〜図16を参照して第5の実施形態について説明する。なお、本実施形態が上記実施形態と重複する部分の説明は省略する。
【0043】
第5の実施形態の架台3Dは、図13の(a)に示すように、パネル2の各辺に短尺の押さえ部材4Aを2個ずつ用いて、ホルダ部63にパネル2を押さえ付けている。図13の(b)に示すように、ホルダ部63は4本の脚64により支持され、各脚64の先端部64aは地中に打ち込まれている。すなわち、脚64は、先端部64aを地中に打ち込めるように杭のように尖らせている。なお、脚64の材料には、架台3Dと同様のものを使用する。これらの脚64に支持されたホルダ部63は、後梁61、前梁62および側梁からなり、後梁61は前梁62よりも高所に位置している。これによりパネル2は水平設置面100に対して約10°傾いて保持される。なお、符号65は梁61,62,63と脚64とを補強する筋交い補強65である。
【0044】
図14に示すように、短尺の押さえ部材4Aはボルト5Aにより各梁61,62,63にそれぞれ締結され、押さえ部材4Aとパネル2との間には保護用の緩衝材6Aが挿入されている。緩衝材6Aには、ゴム・プラスチック等を用いる。
【0045】
脚を直接杭打ちする場合はホルダ部63のレベルを設計通りに揃えることが難しいので、図15及び図16に示すように、脚64Aの下端に張出部67を形成し、この孔67aに杭68を挿通させて地中に打ち込むようにしてもよい。なお、後梁61および前梁62には当て止め66がそれぞれ形成され、パネルの短辺部2bが当接するようになっている。
【0046】
本実施形態によれば、張出部67が基準となるので、ホルダ部63のレベルを設計通りに揃えることができる。
【0047】
(第6の実施形態)
図17および図18を参照して第6の実施形態について説明する。なお、本実施形態が上記実施形態と重複する部分の説明は省略する。
【0048】
第6の実施形態の架台3Eは、平坦地設置型であり、コンクリートでつくられている。架台3Eの構造は上記第1の実施形態の架台3に近似しており、押さえ部材4Bを除いて両者は実質的に同じであるといえるものである。
【0049】
押さえ部材4Bは、パネル2の対向する辺をそれぞれ2箇所押さえ付ける短尺物であり、コンクリート用ボルト5Bを用いて架台の本体にそれぞれ固定されている。なお、パネル2を保護するために押さえ部材4Bとパネル2との間には断熱材(図示せず)が挿入されている。
【0050】
太陽電池パネル2の裏面には端子箱22が取り付けられているが、架台3Eのホルダ部33にはくり抜き部35が存在するので、端子箱22と架台3Eとの干渉が回避されている。端子箱22からの正負極配線24はパワーコンディショナー側の配線26にそれぞれ接続され、各パネル2で発電された電力が集電されるようになっている。このようにして構築された太陽光発電システムの最大出力電流値は例えば15A、最大出力電圧値は例えばDC200Vである。なお、配線24,26は架台後部31の側に配線することが好ましい。後部31のほうが高くなっているので、風を避けるスペースが多くなり、配線しやすくなるからである。
【0051】
(第7の実施形態)
図19を参照して第7の実施形態について説明する。
【0052】
第7の実施形態の架台7は、傾斜地設置型であり、コンクリートでつくられたブロックからなるものである。コンクリートブロック架台7は、太陽電池パネル2の保持と斜面の土止めを兼ねて傾斜地101に並べて敷設されている。架台7は、パネル保持面74と、大径部71と、テーパー部72と、縮径部73と、底部75とを有する。パネル保持面74には四辺すべてに当て止めが形成され、パネルの各辺が当て止めにより規定されるようになっている。また、図示しない押さえ部材によりパネル2の各辺がパネル保持面74にそれぞれ押さえ付けられている。テーパー部72、縮径部73、底部75は完全に土中に完全に埋設され、大径部71の一部も土中に埋め込まれている。各部のサイズは、用途・地形により選定され、太陽電池パネルもコンクリートブロックに合わせ、寸法を決定することが可能である。
【0053】
本実施形態によれば、太陽電池パネルを平坦地ばかりでなく傾斜地にも設置することができるので、太陽電池パネルの普及を拡大することができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、コンクリート基礎がないので、架台を容易に移設することができるようになる。
【0055】
また、本発明によれば、コンクリート基礎工事が不要になるので、施工コストが大幅に削減される。
【0056】
さらに、本発明によれば、太陽電池パネルの周囲枠材を不要にすることができるので、パネルの製造コストをも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る太陽電池パネル用架台を示す分解斜視図。
【図2】第1実施形態の架台の押さえ部を示す拡大断面図。
【図3】第1実施形態の架台を示す平面図。
【図4】図3中の矢視A−Aから見た架台を示す側断面図。
【図5】図3中の矢視B−Bから見た架台を示す側断面図。
【図6】図3中の矢視C−Cから見た架台を示す側断面図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る太陽電池パネル用架台を示す分解斜視図。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る太陽電池パネル用架台を示す斜視図。
【図9】本発明の第4の実施形態に係る太陽電池パネル用架台を示す斜視図。
【図10】第4実施形態の架台を示す平面図。
【図11】図10中の矢視D−Dから見た架台を示す側断面図。
【図12】図10中の矢視E−Eから見た架台を示す側断面図。
【図13】(a)は第5実施形態の架台を示す平面図、(b)は第5実施形態の架台を示す側面図。
【図14】第5実施形態の架台の押さえ部を示す拡大断面図。
【図15】第5実施形態の架台を示す側面図。
【図16】第5実施形態の架台の基礎部を拡大して示す斜視図。
【図17】本発明の第6の実施形態に係る太陽電池パネル用架台を示す側面図。
【図18】第6実施形態の架台を示す斜視図。
【図19】第7実施形態の架台(斜面設置CB架台)を示す側面図。
【図20】従来の太陽電池パネル用架台を示す概略構成図。
【符号の説明】
2…太陽電池パネル、
22…端子箱、24,26…配線、
3,3A〜3E…架台、
30…コンクリート、
31…後部、
32…前部、
33…ホルダ部、
34…リブ、
35…くり抜き、
36…当て止め、
37…長脚、
38…短脚、
39…取手、
4,4A,4B,4C…押さえ部材、
41…切欠、
5,5A,5B,5C…ボルト、
50…流体収容部、
51…栓、
52…液体注入口、
6…断熱材、
6A…緩衝材、
61…後梁、
62…前梁、
63…ホルダ部、
64,64A…脚(長脚、短脚)、
65…補強、
66…当て止め、
67…張出部、67a…孔、
68…杭、
7…コンクリートブロック架台、
71…大径部、
72…テーパー部、
73…縮径部、
74…パネル保持面(ホルダ部)、
75…基礎部、
100…平坦地(水平設置面)、
101…傾斜地(傾斜設置面)。
Claims (1)
- 太陽電池パネルの受光面上に異物が付着堆積し難くするとともに受光面が太陽光を受け易くするために、太陽電池パネルの一辺が対辺よりも高いところに位置するように太陽電池パネルを水平面に対して所定の角度に傾けて保持するホルダ部と、
このホルダ部に保持された太陽電池パネルが風荷重に耐え得るようにするために、太陽電池パネルの周縁部の少なくとも一部に直接又は間接に接触して、太陽電池パネルを前記ホルダ部に押さえ付ける押さえ部材と、
前記ホルダ部と一体に形成され、前記ホルダ部の一辺を対辺よりも高く持ち上げて支持する脚を有し、コンクリート基礎を打設することなくパネル設置場所の上に載置されるか又はその一部がパネル設置場所に埋設され、加算荷重として流体が収容される中空の流体収容部を有し、外部から荷重が掛かった場合であっても自重と前記加算荷重との合計重量により太陽電池パネルがパネル設置場所から動かないように安定させる基礎部とを具備し、
上記一体に形成されたホルダ部および基礎部はコンクリートからなることを特徴とする太陽電池パネル用架台。
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