JP3727750B2 - 油圧制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば単動シリンダを自重で降下させるフォークリフトにおいてその降下速度を制御するのに最適な油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3、図4に示した従来の装置は、油圧ポンプPと単動シリンダCとの間に切換弁Vを設けている。
上記切換弁Vは、その弁本体1に、スプール2を組み込むとともに、単動シリンダCに連通するシリンダポート3を形成している。
上記スプール2は、その両端をパイロット室4、5に臨ませるとともに、このパイロット室4、5には、弁本体1に組み込んだ比例電磁弁6、7からの圧力を導くようにしている。そして、一方のパイロット室4には、センタリングスプリング8を設け、通常は、スプール2が図示の中立位置を保つようにしている。
この中立位置において、中立流路9が開放されるが、中立流路9が開放されると、油圧ポンプPからの圧油が、図示していない下流側の切換弁にそのまま流れるか、あるいはタンクTに戻されることになる(図3参照)。
【0003】
また、弁本体1には、チェック弁10を組み込んだ供給流路11を形成しているが、この供給流路11は中継溝12に連通している。
そして、図4においてスプール2が右方向に移動したとき、このスプール2に形成した環状溝13を介して、中継溝12とシリンダポート3とが連通する。
なお、上記のようにスプール2が右方向に移動すると、言い換えれば切換弁Vが図3の右側位置(r)に切り換わると、上記中立ポート9が閉じて、油圧ポンプPが、供給流路11→チェック弁10→中継溝12→環状溝13を介して、シリンダポート3に連通する。
【0004】
上記弁本体1には、さらにタンク流路14を形成しているが、このタンク流路14は、スプール2が、図4において左方向に移動したとき、言い換えれば、切換弁Vが図3の左側位置(l)に切り換わったとき、環状溝13を介してシリンダポート3に連通する構成にしている。このときの連通開度は、環状溝13とタンク流路14とのラップ量で決まる。ただし、この環状溝13にはノッチ15を形成しているので、このノッチ15とタンク流路14とのラップ量で、微少流量制御される。
【0005】
上記シリンダポート3と単動シリンダCのボトム側室16との間に流量制御弁Qを設けている。この流量制御弁Qは、図3に示すように、スプール17とオリフィス18とを備えている。そして、オリフィス18は、スプール17とボトム側室16との間に設けている。
また、上記スプール17を挟んで、その両側にパイロット室19、20を設けている。そして、一方のパイロット室19には、前記ボトム側室16とオリフィス18との間の圧油を導き、他方のパイロット室20には、オリフィス18とスプール17との間の圧油を導くようにしている。しかも、この他方のパイロット室20にはスプリング21を設け、そのバネ力をスプール17に作用させるようにしている。
【0006】
上記のようにした流量制御弁Qは、シリンダポート3から単動シリンダCのボトム側室16側への圧油の流れに対しては、それをそのまま通過させる。
ただし、ボトム側室16からシリンダポート3側への流れに対しては、オリフィス18前後の差圧が、スプリング21のバネ力に相当するように制御する。言い換えれば、オリフィス18前後の差圧を一定に保って、そこを流れる流量を一定に保つ。
そして、上記オリフィス18の開口面積は、切換弁Vのノッチ15の最大開度よりも大きくなるように設定している。
【0007】
いま、切換弁Vを図示の中立位置から右側位置(r)に切り換えると、油圧ポンプPの吐出油が、切換弁Vの供給流路11→チェック弁10→中継溝12→環状溝13→シリンダポート3→流量制御弁Qを経由して、単動シリンダCのボトム側室16に供給される。したがって、単動シリンダCは図示の負荷Wを上昇させる。
上記の状態から切換弁Vを図示の中立位置に戻せば、シリンダポート3が油圧ポンプPに対しても、タンクTに対しても閉じられるので、その中立位置復帰時の位置で負荷Wが保持される。
【0008】
次に、切換弁Vを前記左側位置(l)に切り換えると、シリンダポート3がタンク流路14に連通する。ただし、この場合に、切換弁Vの切り換え量、言い換えればスプール2の移動量に応じて、タンク流路14に連通する開度が異なる。すなわち、スプール2の移動量が少ないときには、タンク流路14とノッチ15とのラップ量によって、その開度が決まる。そして、このノッチ15を越えて環状溝13がタンク流路14とアンダーラップしたとき、シリンダポート3からタンクTへの戻り経路の開度が最大になる。
上記のように戻り経路の開度が最大になると、今度は流量制御弁Qが動作して、その戻り流量を一定に保つように制御する。戻り流量一定ということは、単動シリンダCの降下速度も一定に制御されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにした従来の制御装置では、流量制御弁Qは、単動シリンダCの降下時の戻り流量の最大流量だけを制御する。その最大流量以下の流量は、切換弁Vのノッチ15で制御されることになる。しかし、ノッチ15を通過する流量は、ノッチ15の前後の差圧に応じて変化する。例えば、ノッチ15の開度が同じでも、負荷Wが大きくなれば、ノッチ15を流れる流量も多くなり、その分、単動シリンダCの降下速度が速くなる。言い換えれば、負荷Wが大きくなればなるほど、ノッチ15によるメータリング範囲が狭くなってしまうという問題があった。
【0010】
また、上記のようにノッチ15の前後の差圧が大きいということは、それだけノッチ15を通過する油の流速も速くなる。この流速が速くなればなるほど、スプール2に作用する流体力も大きくなるので、その分、スプール2に対する操作力も大きくしなければならなくなる。操作力を大きくするためには、比例電磁弁6を大型化しなければならず、それだけコストアップの要因にもなるという問題があった。
さらに、流量制御弁Qを切換弁Vと単動シリンダCとの間に設けているので、単動シリンダCを上昇させるとき、流量制御弁Qのオリフィス18による圧力損失が、エネルギーロスになってしまう。
この発明の目的は、ノッチ全域でメータリング範囲を一定に保ち、かつ、流体力が小さく、圧力損失も少ない油圧制御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、油圧ポンプと、単動シリンダと、これら油圧ポンプと単動シリンダとの間に設けた切換弁と、単動シリンダからの戻り流量を制御する流量制御弁とを備え、切換弁の切り換え位置に応じて、単動シリンダにポンプからの圧油を供給したり、単動シリンダの自重による動作で排出される戻り油をタンクに戻したりする一方、この戻り油の最大流量を流量制御弁で制御する油圧制御弁装置を前提にする。
【0012】
上記の装置を前提にしつつ、第1の発明は、上記単動シリンダから切換弁を経由してタンクに戻される戻り経路であって切換弁とタンクとの間にオリフィスを備えた流量制御弁を設ける一方、この流量制御弁には一方のパイロット室と他方のパイロット室とを設け、この一方のパイロット室には単動シリンダと切換弁との間の圧力を導き、他方のパイロット室には流量制御弁に設けたオリフィスの下流側の圧力を導き、かつ、上記他方のパイロット室には上記一方のパイロット室の圧力作用に対向するスプリングを設け、さらに、上記切換弁には、その切り換え量に応じて戻り経路中の開度を変化させるノッチを設け、このノッチの最大開口面積よりも上記流量制御弁のオリフィスの開口面積を大きく構成した。
そして、上記流量制御弁は、上記切換弁の開度が上記ノッチの最大開度以内のときには切換弁前後の差圧を一定に保つように動作し、上記切換弁の開度がノッチの最大開度以上のときには上記オリフィス前後の差圧を一定に保つように制御する点に特徴を有する。
【0013】
上記におけるオリフィスの下流側とは、戻り経路の流れの中での下流側を意味する。したがって、切換弁とタンクという流路間では、タンクに向かって下流になる。
そして、切換弁を通過した圧油は、流量制御弁の作用で、その流量を制御されながら、タンクに戻される。しかも、この流量制御弁は、切換弁の開度さえ決まれば、負荷圧の変化に関係なく一定の流量をタンクに流す。タンクに戻される流量が一定ということは、結局、切換弁の開度に応じてそのメータリング範囲が一定になることを意味する。
【0014】
第2の発明は、上記第1の発明を前提とし、単動シリンダと切換弁とを結ぶ流路過程に、ロードチェック弁を設け、このロードチェック弁と切換弁との間の圧力を、流量制御弁の一方のパイロット室に導く構成にした点に特徴を有する。
このように構成したので、負荷保持時の負荷圧が、流量制御弁のパイロット室に作用しなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1、図2に示した実施例は、その切換弁Vの弁本体1に従来と同様のスプール2を組み込んでいる。そして、このスプール2及び両端のパイロット室などの構成は、従来と同じである。そこで、従来と同一の構成要素については図3、図4と同一符号を用いるとともに、その詳細な説明を省略する。
【0016】
上記弁本体1に形成したシリンダポート22には、ロードチェック弁Lを設けて、環状溝13側の第1ポート部22aと単動シリンダC側の第2ポート部22bとに区分けしている。そして、この第2ポート部22bは、単動シリンダCのボトム側室16に連通している。
上記ロードチェック弁Lは、そのポペット23とプラグ24との間に背圧室25を形成するとともに、この背圧室25にスプリング26を設けている。そして、通常は、このスプリング26の作用で、ポペット23がシート部27に圧接して、第1ポート部22aと第2ポート部22bとの連通を遮断する構成にしている。
【0017】
また、上記ポペット23には、第2ポート部22bと背圧室25とを連通させるオリフィス28を形成している。なお、図中符号29は弁本体1に形成したオリフィスで、これらオリフィス28、29は、第2ポート部22bと背圧室25との間で並列にしている。
上記背圧室25は、図2に示すように、弁本体1に形成した通路30を介して、スプール2を囲む環状凹部31に連通している。この環状凹部31は、図2においてスプール2が左方向に移動したとき、スプール2に形成した連通溝32を介してタンク流路33に連通する構成にしている。
なお、図中符号34は、通路30をタンク流路33に連通させるための手動開閉弁である。また符号35はプラグである。
【0018】
上記のようにしたロードチェック弁Lは、スプール2が図示の中立位置にあるとき、ポペット23でシート部27を閉じる。このとき環状凹部31とタンク流路33との連通も遮断された状態を保つので、このロードチェック弁Lでシリンダポート22が閉鎖される。この状態で単動シリンダCに負荷Wが作用していれば、そのときの負荷圧が背圧室25に導かれるので、ポペット27がスプリング26のバネ力と負荷圧の作用力とでシート部27に密着し、単動シリンダCの負荷を確実に保持する。
【0019】
なお、この実施例のタンク流路33は、従来の切換弁のタンク流路14と異なり、シリンダポート22側には連通させない構成にしている。
ただし、上記シリンダポート22の第1ポート部22aは、スプール2の移動位置に応じて、戻り経路36に連通する。この戻り経路36は、図2の弁本体1において環状凹溝36aとして現れる。そして、この環状凹溝36aは、シリンダポート22の第1ポート部22aよりも外側に位置するとともに、スプール2が図2において左側に移動したとき、環状溝13あるいはそのノッチ15を介して上記第1ポート部22aに連通する構成にしている。
【0020】
上記戻り経路36は、図1に示すように、流量制御弁Qを介してタンクTに連通している。そして、この流量制御弁Qは、図1に示すように、スプール37とオリフィス38とを備えている。そして、オリフィス38は、スプール37と切換弁Vとの間に設けている。このオリフィス38の開口面積は、環状凹溝36aに対するスプール2のノッチ15の最大開口面積よりも大きくしている。
また、上記スプール37を挟んで、その両側にパイロット室39、40を設けている。そして、一方のパイロット室39には、前記ロードチェック弁Lと切換弁Vとの間の圧油を導き、他方のパイロット室40には、オリフィス38とスプール37との間の圧油を導くようにしている。しかも、この他方のパイロット室40にはスプリング41を設け、そのバネ力をスプール37に作用させるようにしている。
【0021】
上記のようにした流量制御弁Qは、上記環状凹溝36aに対する開度がノッチ15で制御されている範囲では、このノッチ15前後の差圧が、スプリング41のバネ力に相当するように制御する。言い換えれば、ノッチ15前後の差圧を一定に保って、そこを流れる流量を一定に保つ。
また、環状凹溝36aに対する開度が、ノッチ15の最大開口面積以上になると、今度は、オリフィス38前後の差圧が、スプリング41のバネ力に相当するように制御し、この流量制御弁Qを流れる流量を一定に保つ。
【0022】
次に、この実施例の作用を説明する。
切換弁Vを図示の中立位置から、スプール2を図2の右方向に移動して、図1の右側位置(r)に切り換えると、従来と同様にして油圧ポンプPの圧油がシリンダポート22の第1ポート部22aに供給される。この第1ポート部22aに供給された圧油の圧力作用で、ロードチェック弁Lが開弁するので、その圧油は第2ポート部22bから単動シリンダCのボトム側室16に供給される。したがって、単動シリンダCが伸長して、負荷Wを上昇させる。
【0023】
切換弁Vのスプール2を上記とは反対側である左方向に移動して左側位置(l)に切り換えると、まず最初にスプール2に形成した連通溝32が環状凹部31に連通する。連通溝32と環状凹部31とがこのように連通すれば、ロードチェック弁Lの背圧室25がタンク流路33に連通する。このようにして背圧室25がタンク流路33に連通すれば、背圧室25側の圧力が低くなるので、ポペット23はその周囲の受圧面に対する圧力作用で開弁する。
なお、上記のようにノッチ15が開く前に、背圧室25の圧力を低くして、ロードチェック弁Lを開弁させるようにしたのは、このロードチェック弁Lの開弁時のショックをできるだけ小さくするためである。
【0024】
ロードチェック弁Lを開弁してから、スプール2をさらに左方向に移動すると、そのノッチ15が環状溝36aに対して開口する。このようにノッチ15が開口すれば、単動シリンダCのボトム側室16の圧油が、シリンダポートC→環状溝13→ノッチ15→環状凹溝36a→タンク経路36→流量制御弁Qを経由してタンクTに戻される。したがって、単動シリンダCは、負荷Wの自重で収縮することになる。
【0025】
そして、環状凹溝36aに対するノッチ15の開度が、オリフィス38の開度よりも小さければ、流量制御弁Qはノッチ15前後の差圧を一定に保つように制御する。したがって、ノッチ15の開度が一定である限り、そこを通過する流量も一定になる。このことは、負荷Wの大きさに関係なく、ノッチ15によるメータリング範囲も一定になり、従来のように負荷の大きさによってメータリング範囲が変化したりしない。
スプール2が上記よりもさらに移動して、そのノッチ15の開度がオリフィス38の開口面積よりも大きくなれば、今度は、このオリフィス38によって戻り流量が制御されることになる。そして、このときにも、流量制御弁Qが、オリフィス38前後の差圧を一定に保つように動作し、負荷Wの降下速度を一定に保つ。
【0026】
この実施例は、上記のように流量制御弁Qを戻り経路36側に設けたので、油圧ポンプPから単動シリンダCに圧油を供給するとき、この流量制御弁Qが圧力損失の要因になったりしない。したがって、従来の装置に比べて、エネルギー効率が向上する。
また、流量制御弁Qで圧力補償する構成にしたので、このノッチ15を通過する油の流速が、従来の装置に比べて遅くできる。このようにノッチ15を通過する油の流速を遅くすればするほど、流体力を軽減できるので、この実施例では、従来の装置よりも、スプール2の操作性を向上させることができるし、スプール2を移動するための比例電磁弁7を小型化できる。
【0027】
さらに、ノッチ15の開度が一定である限り、そこを通過する流量も一定に保たれるので、ノッチ15によるメータリング範囲も一定に保てる。例えば、従来の装置の場合には、ノッチ15の開度が一定でも、単動シリンダCの負荷Wの大きさが異なれば、そこを流れる流量も異なるので、負荷Wが大きくなればなるほど、メータリング範囲が狭くなってしまう。しかし、この実施例の場合には、従来のような問題が発生しない。
【0028】
【発明の効果】
第1の発明は、流量制御弁を、切換弁とタンクとの間における戻り経路に設けたので、次のような効果を期待できる。
まず、単動シリンダの負荷を持ち上げるとき、ポンプと単動シリンダとの間の供給経路中にオリフィスを備えた流量制御弁がないので、供給経路における圧力損失を小さくできる。このように圧力損失が小さい分だけ、油圧ポンプのエネルギー効率を向上させることができる。
また、ノッチ全域にわたり流量制御弁で圧力補償するようにしたので、ノッチを通過する油の流速を遅くできる。このように流速を遅くできれば、その分、流体力も軽減されるので、スプールの操作性が向上するとともに、このスプールを移動するために比例電磁弁を用いた場合には、それを小型化できる。
さらに、切換弁の開度が一定である限り、そこを通過する流量も一定に保たれるので、切換弁によるメータリング範囲も一定に保てる。
【0029】
第2の発明によれば、負荷を保持しているときに、その負荷圧が流量制御弁の一方のパイロット室に作用しない。もし、負荷保持時に、負荷圧が上記一方のパイロット室に作用すると、このパイロット室から圧油が漏れてしまう可能性がある。特に、パイロット室は、負荷を保持する目的でシール性を維持するような手当をしていないので、パイロット室からの漏れがかなり多くなってしまう。しかし、第2の発明の場合には、このようなことがないので、負荷を確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回路図である。
【図2】切換弁の断面図である。
【図3】従来の装置の回路図である。
【図4】従来の装置の切換弁の断面図である。
【符号の説明】
P 油圧ポンプ
C 単動シリンダ
V 切換弁
Q 流量制御弁
T タンク
19 パイロット室
20 パイロット室
21 スプリング
L ロードチェック弁
36 戻り経路
38 オリフィス

Claims (2)

  1. 油圧ポンプと、単動シリンダと、これら油圧ポンプと単動シリンダとの間に設けた切換弁と、単動シリンダからの戻り流量を制御する流量制御弁とを備え、切換弁の切り換え位置に応じて、単動シリンダに油圧ポンプからの圧油を供給したり、単動シリンダの自重による動作で排出される戻り油をタンクに戻したりする一方、この戻り油の最大流量を流量制御弁で制御する油圧制御弁装置において、上記単動シリンダから切換弁を経由してタンクに戻される戻り経路であって切換弁とタンクとの間にオリフィスを備えた流量制御弁を設ける一方、この流量制御弁には一方のパイロット室と他方のパイロット室とを設け、この一方のパイロット室には単動シリンダと切換弁との間の圧力を導き、他方のパイロット室には流量制御弁に設けたオリフィスの下流側の圧力を導き、かつ、上記他方のパイロット室には上記一方のパイロット室の圧力作用に対向するスプリングを設け、さらに、上記切換弁には、その切り換え量に応じて戻り経路中の開度を変化させるノッチを設け、このノッチの最大開口面積よりも上記流量制御弁のオリフィスの開口面積を大きく構成し、上記流量制御弁は、上記切換弁の開度が上記ノッチの最大開度以内のときには切換弁前後の差圧を一定に保つように動作し、上記切換弁の開度がノッチの最大開度以上のときには上記オリフィス前後の差圧を一定に保つように制御する油圧制御装置。
  2. 単動シリンダと切換弁とを結ぶの流路過程に、ロードチェック弁を設け、このロードチェック弁と切換弁との間の圧力を、流量制御弁の一方のパイロット室に導く構成にした請求項1記載の油圧制御装置。
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