JP3727625B2 - 撤去作業装置及び撤去工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高架橋などの構造物について行われる撤去作業に使用されるものであって、特に橋脚など構造物を支持する脚柱の撤去作業に適した撤去作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
老朽化や事業見積もりの誤りなどの原因により、高架橋を撤去しなければならない場合がある。こうした場合、従来は、構造物である橋脚の形状に合わせて総足場及び支保工を設置したあとで、ワイヤーソーにより切断して大型クレーンで撤去したり、手斫りやブレーカ破壊で上部から順に撤去していた。
【0003】
しかし、上空には橋梁の橋桁があったり、また両サイドに一般道路や民家等が隣接しているところでは、構造物を撤去するための大型クレーンが配置できない。一方、大型クレーンが配置できる場所を確保できたとしても、構造物が大型であり、撤去塊を大きくすれば揚重機械費が増大してしまい、小さくすれば切断工事費が増すこととなり、いずれにしても工事費が高く付く。手斫りやブレーカでコンクリートを破壊する方法では上部から作業を行うこととなるが、飛散養生設備や粉塵養生設備を下から上まで全面的に設ける必要が生じる。また、斫り作業員の足場もかなりの頻度で盛り替える必要があるため、高所での危険作業が増える傾向にある。
【0004】
そこで、主な解体作業を地上近くの低所で行うようにした撤去工法が特開平9−125710号公報に記載されている。図15は同公報に記載された、橋脚と橋梁の橋桁からなる高架橋構造物を解体する場合の撤去作業装置を示す側面図、図16は同上正面図、図17は同上斜視図である。同公報による撤去工法は、概ね基礎工−架台組立工−切断準備工−切断撤去工−架台解体工−撤去塊割砕工という工程からなる。
【0005】
基礎工では、橋脚仮り受け架台の基礎用にコンクリートが打設され、周辺障害物撤去、地盤掘削工、基礎コンクリート工、アンカー工と進行し、橋脚の基礎のフーチングに基礎コンクリートが打設される。
次に、架台組立工では、撤去しようとする部位である橋脚100に沿って、ベースフレーム111、中間フレーム112、マストフレーム113、トップフレーム114からなる支持用架台110が組立てられる。特に、橋脚100の前後側(桁が伸びる方向)にこの橋脚100を挟み込むように組立て、橋脚100に対してはガイドローラを取り付け、これで当接する。そして、支持用架台110には左右の橋脚100が並ぶ方向に水平に伸びる搬送架台122が組まれ、この搬送架台122上に搬送台車123が移動可能に設置される。
【0006】
続く切断準備工では、墨出しの後、橋脚100の上部にピン用コアボーリングを行い吊下げ用コアを穿設してジャッキ装置125が設置される。また、橋脚100の下部を切断して縁切りした直後の安定度を確保するため、控えワイヤー126などの鋼材等で振止めが設けられる。吊下げ用コアに吊下げピン127が挿入設置される。ジャッキ装置125はトップフレーム114上に設置したCH型ジャッキ(中空ジャッキ)にテンションロッド128が通され、ラムチェア129内およびジャッキ上に設置された反力ナット130を交互に盛替えし、ジャッキダウンが行われる。
このテンションロッド128は、クレビスを介して吊下げピン127の左右端に結合され、撤去しようとする部位である橋脚100の上部に結合されてジャッキ装置125で吊支(プレーロードジャッキアップ)する。橋脚100は、最下部の切断、縁切りの後、搬送台車123を設置してジャッキダウンが行われる。
【0007】
切断撤去工では、切断面をワイヤーソーを用いて切断する。橋脚100の下部はブロック状に切断され、橋脚100をジャッキアップし、搬送台車123上の切断ブロックがクレーン吊り下げ位置まで移される。
【0008】
その後、橋脚100はジャッキダウンされてブロックの切断が繰り返えされる。数ダウン後に、吊下げピン127が上段に盛替えられ、ジャッキ装置125による撤去部位である橋脚100の降下、その下部のブロック状の切断、および切断ブロックの搬出が繰り返されて解体が進行する。このようにして橋脚100が切断撤去されたならば、架台解体工に移行してジャッキ装置125が取り外され、トップフレーム114、マストフレーム113、中間フレーム112、ベースフレーム111という順で支持用架台110が解体され、また搬送架台122が解体され次の橋脚100に盛替える。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−125710号公報(第3−4頁、図1−3)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした特許文献1の撤去工法では、1箇所の橋脚を撤去するのに基礎工として橋脚仮り受け架台の基礎用にコンクリートを打設し、その橋脚100に沿ってベースフレーム111、中間フレーム112、マストフレーム113、トップフレーム114からなる支持用架台110を組み立てなければならない。また、この撤去工法は、該当区間の一群の橋脚群における各橋脚撤去の度に、支持用架台110の組み立て及び解体を繰り返さなければならず、非常に手間のかかるものであり、作業効率が良くなかった。特に支持用架台110を安定させるために、基礎用コンクリートの打設まで行わなければならず、更に橋脚撤去作業の最後にこの基礎用コンクリートの撤去までもが加わり、基礎用コンクリートの無駄や作業工程の増加により工事費用が著しく増大した。
【0011】
そこで本発明は、かかる課題を解決すべく、構造物の脚柱部分から撤去塊を段階的に切り出しする撤去作業を効率よく行うための撤去作業装置及び撤去工法を提供することを目的とする。
【0012】
本発明に係る撤去作業装置は、脚柱に支えられた構造物について主な解体作業を地上近くの低所で行わせるべく、脚柱から撤去塊を段階的に切り出して取り除くことにより当該脚柱を短くして構造物の高さを下げるための撤去作業装置であって、前記脚柱に沿って昇降動作を行う昇降手段が、撤去塊となる部分を挟んだ上下の2箇所で前記脚柱に固定され、撤去塊を取り除いた後に構造物を支えながら当該上下2箇所の間で昇降動作を行い、切断上部を切断下部まで下降させるようにしたものであることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る撤去作業装置は、前記撤去塊部分を囲んでその撤去塊部分下方にて脚柱に固定部材を介して固定された枠体と、その撤去塊部分上方にて脚柱に固定された当該脚柱の側面に沿った環状の固定部材とを有し、前記昇降手段が油圧シリンダであって、撤去塊部分の上下にて脚柱に固定された前記固定部材による固定部分どうしを連結するものであることが望ましい。
また、本発明に係る撤去作業装置は、前記昇降手段が多段式油圧シリンダであることが望ましい。
【0014】
一方、本発明に係る撤去工法は、脚柱に支えられた構造物について主な解体作業を地上近くの低所で行わせるべく、脚柱から撤去塊を段階的に切り出して取り除くことにより当該脚柱を短くして構造物の高さを下げる撤去工法であって、当該撤去塊の下側に位置する脚柱下部と上側に位置する脚柱上部とを昇降手段を介して連結し、前記脚柱から撤去塊を切り出して取り除いた場合、前記昇降手段を介して構造物全体を上下に分割された前記脚柱によって支持し、前記昇降手段によって構造物全体を下降させて脚柱上部を脚柱下部に突き合わせ、脚柱下部をそのままにして脚柱上部に対する前記昇降手段の連結の掴み替えを行い、撤去塊の切断及び取り除きと、脚柱上部を脚柱下部に突き合わせる構造物の下降とを繰り返すことを特徴とする。
【0015】
よって、本発明の撤去作業装置や当該装置を使用して行われる撤去工法では、脚柱を切断して撤去塊を取り除いた場合でも、もともと構造物全体を支持できるように打ち込まれた脚柱であって、その脚柱下部に撤去作業装置を介して連結した脚柱上部から上の構造物を支持させるようにしたので、従来例のように撤去作業に際して基礎コンクリートの打設や橋脚仮り受け架台の組み立てなど、基礎工事やその撤去作業が必要なくなり、構造物の脚柱部分から撤去塊を段階的に切り出しする撤去作業を効率よく行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる構造物の撤去作業装置及びその撤去工法について、その一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態の撤去作業装置及びその撤去工法は、前記従来例と同様に高架橋の撤去を行う場合について、高所での危険作業を避けて主な撤去作業を地上近くの低所で行うようにするためのものである。図1乃至図3は、こうした撤去工法において本実施形態の撤去作業装置を橋脚に取り付けた状態を示した図であり、図1は橋脚の側面(橋桁の長手方向を前後方向とする)を、図2は正面を(撤去作業装置10はA−A断面)、そして図3は平面での各位置関係を示した図である。
【0017】
高架橋1は、図示するように左右2本ずつの橋脚2,2が前後方向に複数配置され、その上に橋桁3が架けられている。本実施形態では、前後方向に3本の橋脚2,2…で支えられた部分の橋桁3について撤去作業を行う場合について説明する。すなわち、この撤去工法では、高架橋を橋脚2,2…の本数によって範囲を区切り、その区間の高架橋1について一度に撤去作業を行うようにしたものである。そこで、今回撤去する部分は橋脚2,2…が合計6本の範囲であり、その全ての橋脚2,2…に撤去作業装置10が取り付けられる。撤去作業装置10は、6本の橋脚2,2…について全て同じものが使用され、各撤去作業装置10に設けられた昇降手段である油圧シリンダ30,30…が油圧ユニット50に接続される。
【0018】
撤去作業装置10は、橋脚2を囲む横梁11a、側梁11b、縦梁11cが、図4に示すように組まれた添え枠フレーム11によって構成されている。本実施形態の撤去工法は、この添え枠フレーム11内に納まった部分で橋脚2を切断し、その切断ブロックBを順次切り出し、撤去していくようにしたものである。特に本撤去工法では、切断ブロックBを挟んで下の橋脚下部2Pと上の橋脚上部2Qとを撤去作業装置10で連結し、高架橋全体を下降させるようにしたものである。そのため撤去作業装置10には、橋脚2に固定するための固定金具12,13と固定金具15とが上下に設けられ、上方の固定金具15を下降させるための油圧シリンダ30が備えられている。
【0019】
ここで先ず図4は、固定金具12,13を取り付けた添え枠フレーム11を示す斜視図であるが、この添え枠フレーム11は、その側梁11b,11b…によって橋脚2を上下2箇所で挟み込むようにしており(図2参照)、下方の側梁11b,11bに対してその上下に固定金具12,13がそれぞれ溶接固定されている。この固定金具12,13は、ともに同じ形状のものであり、横幅が橋脚2の横幅と同じ長さの固定板21にボルトを通すボルト孔21aが横に3カ所あけられ、その固定板21に三角形状の添え板22が溶接されて一体に形成されたものである。
【0020】
各一対の固定金具12,12及び固定金具13,13は、それぞれ固定板21,21が橋脚2の側面に沿うように添え板22,22…を外側に向けて側梁11bに溶接固定される。そして、添え枠フレーム11は、この固定金具12,12と固定金具13,13とによって橋脚2に固定されるが、橋脚2を両側から挟み込むようにして配置された各一対の固定金具12,12と固定金具13,13とが、それぞれ橋脚2を貫通したボルトによって固定される。特にその固定箇所は、図2に示すように橋脚2から切り出される切断ブロックBの下側に位置する橋脚下部2Pである。そのため橋脚2には、橋脚下部2Pに相当する部分に予め図7に示すようなボルト貫通孔2a,2a…が穿設されている。
【0021】
また、添え枠フレーム11には、橋脚2を挟む2箇所に油圧シリンダ30,30を取り付けるための取付フランジ14,14が設けられ、図5に示すように、固定金具12,13を固定した両側の側梁11b,11bにボルト締めして固定されている。図5は、取付フランジ14,14の取り付け状態を示した斜視図であり、添え枠フレーム11の側梁11bだけを抜き出して示している。この取付フランジ14,14には油圧シリンダ30,30が球面軸受けを介して軸着され、図1及び図2に示すように、シリンダチューブが下になりピストンロッドが上向きに突き上げられる。そして、そのピストンロッド先端に固定金具15が取り付けられる。
【0022】
図6は、固定金具15を示した斜視図である。固定金具15は、橋脚2の側面に沿ってはまるようにした四角い固定環であり、下方の固定金具12,13と同じ辺にボルト孔15aが横に3箇所、上下2段にあけられている。従って、この固定金具15を橋脚2へ固定する場合にも、一方から橋脚2を貫通してボルトが通され、反対側のナットとの締め付けによって固定される。そのため、橋脚2には図7に示すように固定金具15を固定するためのボルト貫通孔2b,2b…が予め穿設されており、特に切断ブロックB(B1,B2…)の間隔で上下2段ずつのボルト貫通孔2b,2b…が穿設されている。
【0023】
そして、固定金具15には、ボルト孔15a,15a…が形成された辺とは別の2辺に油圧シリンダ30,30を連結する取付フランジ16が形成され、そこには図1及び図2に示すようにピストンロッドの先端が球面軸受けを介して軸着される。従って、橋脚2は、切断ブロックBを挟んだ上下が2本の油圧シリンダ30,30によって連結される。本実施形態で使用されるこの油圧シリンダ30は、ピストンロッドが2段階に伸縮する2段式である。これは長いストロークを確保しながら撤去作業装置10の高さ寸法を低くし、この撤去作業装置10による橋脚2撤去終了後に行う橋桁3の撤去作業をより地上近くの低所で行えるようにするためである。
【0024】
そこで次に、この油圧シリンダ30の構成について説明する。図8乃至図10は、油圧シリンダ30を示した一部断面図であり、伸縮状態を段階的に示している。油圧シリンダ30は、先ずシリンダチューブ31の下方に上昇側ポート32が、上方に下降側ポート33が形成され、そのポート32,33から供給される作動油によって上下に摺動するピストン34が設けられている。そのピストン34には中空円筒のピストンロッド35が一体に固定され、シリンダチューブ31の上方に突き出されている。ピストンロッド35は、その中に内側シリンダチューブ36が固定された2重管であり、底板に上昇側ポート37が形成され、一方、ピストンロッド35の下方には下降側ポート38が、更に内側シリンダチューブ36の上方には下降側ポート39が形成されている。
【0025】
内側シリンダチューブ36内には、ポート37,39から供給される作動油によって上下に摺動するピストン40が設けられ、そのピストン40には中実のピストンロッド41が一体に固定され、シリンダチューブ31及びピストンロッド35から上方に突き出されている。そして、この油圧シリンダ30は、粉塵などがシリンダチューブ31,36に入り込まないようにベローズ42が取り付けられている。更に、油圧シリンダ30には、前述したように取付フランジ14,16に軸着するための軸受43,44が、シリンダチューブ31とピストンロッド41とにそれぞれ設けられている。
【0026】
次に、こうした油圧シリンダ30,30…を駆動させる油圧回路について説明する。図11は、油圧回路を示した回路図である。なお、図11では、6台の撤去作用装置10に対応する油圧シリンダ30や各種流体制御機器及びこれらをつなぐ流路など、同じパターンで構成されている部分については1セット分についてのみ符号を付し、他は省略している。
【0027】
6台の撤去作業装置10,10…は、それぞれ各一対の油圧シリンダ30,30がダウンセーフティバルブ51,51を介してカウンターバランスバルブ52に接続され、更に電動油圧ユニット50との間でクイックジョイントを介して油圧ホース53a,53bが接続されている。油圧ホース53aは伸長時の作動油供給側であり、油圧ホース53bが下降時の作動油供給側である。ダウンセーフティバルブ51は、伸長状態の油圧シリンダ30が荷重による作動油の押し出しによって収縮してしまわないように、その作動油の流出を止めるためのものであり、カウンターバランスバルブ52は、荷重を降ろすときに作動油が油圧シリンダ30,30から急激に流れ出ないように絞りを通してタンク55に逃がすようにしたものである。
【0028】
油圧ユニット50は、タンク55内の作動油を電動モータ56の駆動で送り出すオイルポンプ57を有し、油圧シリンダ30による上昇と下降を切り替えるための昇降切換用の方向制御ソレノイドバルブ(以下、「昇降切換バルブ」と記す)60に供給ライン71が接続されている。また昇降切換バルブ60には、作動油をタンク55に戻すリターンフィルタ58を備えた戻り流路72が接続され、二次側には上昇ライン73と下降ライン74とが接続されている。
【0029】
上昇ライン73は、6個の撤去作業装置10に設けられた油圧シリンダ30を同じ速度で伸縮するように、先ず1本の流路が6つの流路73aに分岐し、それぞれの流路が方向制御ソレノイドバルブ(以下、単に「制御バルブ」と記す)61を介して等量分配・集合装置62に接続されている。更に、等量分配・集合装置62を折り返して制御バルブ61から流路73bへと接続され、各撤去作業装置10に油圧ホース53aを介して接続されている。
【0030】
また、上昇ライン73は分岐流路73cによって戻り流路72に接続され、その分岐流路73cには油圧シリンダ30による上昇速度を調節するフローコントロールバルブ63が配管されている。フローコントロールバルブ63は、絞りを調節することにより上昇ライン73を流れる油圧シリンダ30側への作動油の流量を調節できるようにしたものである。一方、下降ライン74は、1つの流路から各撤去作業装置10に対応した6つの流路に分岐し、油圧シリンダ30の伸縮を微調整するための方向制御ソレノイドバルブ(以下、「調節バルブ」と記す)64を介して油圧ホース53bに接続されている。
【0031】
続いて、本実施形態の撤去工法について具体的に説明する。先ず、撤去対象となる高架橋1には、全ての橋脚2,2…に撤去作業装置10が取り付けられるが、その取り付けに先だって橋脚2,2…には、予め図7に示すように橋脚下部2Pに相当する部分にボルト貫通孔2aが、そして橋脚上部2Qに相当する部分にはボルト貫通孔2bが切断ブロックBの大きさに合わせて穿設される。この橋脚2の場合には6個の切断ブロックB(B1〜B6)が切り出されるため、1段目を除く切断ブロックB2〜B6にボルト貫通孔2bが穿設される。
【0032】
撤去作業装置10は、こうした橋脚2を囲むように添え枠フレーム11が組み立てられ、これを橋脚2に固定するためボルト貫通孔2a,2a…と、固定金具12,13のボルト孔21a,21a…(図4、図5参照)との位置が合わせられる。そしてそれぞれ各一対の固定金具12,12と固定金具13,13とが橋脚2の橋脚下部2Pに相当する部分にボルト締めされ、添え枠フレーム11が固定される。そして、このとき添え枠フレーム11は、側梁11b,11b…によって橋脚2を上下で挟み込んでいる。
【0033】
次に、固定金具12,12,13,13によって橋脚下部2Pに固定された側梁11b,11bには、図5に示すように取付フランジ14,14がボルト締めされ、その取付フランジ14,14に対して油圧シリンダ30,30のシリンダチューブ側軸受43が軸着される。更にその油圧シリンダ30は、ピストンロッド41先端の軸受44が固定金具15の取付フランジ16,16に軸着される。固定金具15は、油圧シリンダ30,30が伸長状態のときに橋脚2に穿設された図7に示すB2部分のボルト貫通孔2b,2b…と、そのボルト孔15a,15a…との位置が合わせられ、一方から通されたボルトが橋脚2を貫通した反対側でナットに螺合し、ボルト締めによって固定される。
【0034】
以上のようにした撤去作業装置10,10…の取り付け作業が全ての橋脚2,2…について終了したところで切断準備が整う。そこで橋脚2は、固定金具12の上と固定金具15の下の2箇所がワイヤーソーによって輪切りにされ、切断ブロックB1が切り出される。切断ブロックB1は、リフトなどを使って横引きして橋脚2から取り除かれ、橋脚2は、図12に示すように橋脚下部2Pと橋脚上部2Qとで切り離される。しかし、本実施形態の撤去工法では、1本の橋脚2を上下に切り離しても撤去作業装置10が上下を連結しているため、橋脚として同様に橋桁3を支えている。
【0035】
全ての橋脚2,2…について切断ブロックB1が取り除かれた後、撤去作業装置10は、橋脚2の空いた部分を詰めるように油圧シリンダ30を収縮作動させて高架橋1全体を下降させる。橋脚2は、図13に示すように、油圧シリンダ30の収縮作動によって橋脚上部2Qが下降し、その下端が橋脚下部2P上端に突き当てられる。こうして高架橋1全体が橋脚下部2Pの上に載せられたところで、次に各撤去作業装置10の固定金具15が外され、フリーになった状態で再び油圧シリンダ30,30が伸長作動して、添え枠フレーム11内に位置する次のボルト貫通孔2bに固定金具15のボルト孔を合わせボルトで固定される。
【0036】
その後、切断ブロックBの残りB2〜B6について、切断ブロックBの切り出し及び取り除き、油圧シリンダ30,30の収縮差動、固定金具15の掴み替えが繰り返されて、図14に示すように橋桁3が撤去作業装置10のすぐ上の位置まで下降する。その後は、この状態で橋桁3及び残りの橋脚2,2…について撤去作業が行われる。
【0037】
次に、こうした撤去作業装置10における油圧シリンダ30の動作について油圧ユニット50における作動油の流れとともに説明する。先ず、油圧シリンダ30を収縮状態から伸長作動させる場合、昇降切換バルブ60はAポートに切り換えられ、電動モータ56の駆動によりオイルポンプ57から送り出された作動油は、供給ライン71から上昇ライン73へと流れ、Aポートに切り換えられた制御バルブ61を通って等量分配・集合装置62へと送られる。作動油は、ここで各作業装置10,10…の油圧シリンダ30,30…へ同じ量が送られるように分配され、再び制御バルブ61,61…を通って流れる。そして、各流路を流れて油圧ユニット50から送り出された作動油は、油圧ホース33aからカウンタバランスバルブ52、ダウンセーフティーバルブ51を通って油圧シリンダ30へと送られる。油圧シリンダ30ではピストンが下方から加圧されて押し上げられ、後述するようにして伸長作動が行われる。
【0038】
一方、この伸長作動時に油圧シリンダ30から押し出された作動油は、逆にダウンセーフティーバルブ51、カウンタバランスバルブ52を通って油圧ホース33bを流れ、調節バルブ64を介して油圧ユニット50の下降ライン74に入り、昇降切換バルブ60を通って戻り流路72からタンク55へと流れる。
ところで、昇降切換バルブを通って上昇ライン73へ流れた作動油は、一部が分岐流路73cへと流れ、そこに配管されたフローコントロールバルブ63を通って戻り流路72からタンク55へと流れる。これにより上昇ライン73を流れる作動油の流量調整が行われ、油圧シリンダ30の伸長速度が調節される。橋脚2,2…にあけられたボルト貫通孔2bの高さに固定金具15のボルト孔15aを合わせるための微調整を行う場合には、調節バルブ64の操作によって作動油の供給が調整され、油圧シリンダ30の伸長が制御される。
【0039】
伸長作動時の油圧シリンダ30では、こうして上昇側ポート32から作動油がシリンダチューブ31内に供給されると、ピストン34が下方からの加圧によって押し上げられ、図8から図9に示すようにピストンロッド35が上方に突き出される。そして、ピストン34が上昇することでシリンダチューブ31内の作動油が下降側ポート33から押し出される。油圧シリンダ30は、こうした第1段階の後、上昇側ポート32からシリンダチューブ31内に入った作動油は、更に上昇側ポート37から内側シリンダチューブ36内に供給され、下方から加圧されたピストン40が上昇して図9から図10に示すようにピストンロッド41が突き出される。
【0040】
このとき内側シリンダチューブ36内の作動油は、下降側ポート39から押し出され、ピストンロッド35とその内側シリンダチューブ36との間の空間を通って下降側ポート38から流出し、更にシリンダチューブ31の下降側ポート33から吐出される。このように本実施形態の油圧シリンダ30では、ピストン34,40の2段階の上昇により、最終的に図10に示すようなピストンロッド35とピストンロッド41との突き出しによる伸長状態となる。
【0041】
次に、油圧シリンダ30を収縮作動させる場合には、昇降切換バルブ60がBポートに切り換えられる。これによってオイルポンプ57から送り出された作動油は、供給ライン71から下降ライン74へと流れ、分岐して各調節バルブ64から油圧ホース33b,33b…へと流れて油圧シリンダ30,30…へと供給される。油圧シリンダ30ではピストンが押し下げられ、後述するようにして収縮作動が行われる。そして、このとき油圧シリンダ30から押し出された作動油は、ダウンセーフティーバルブ51、カウンタバランスバルブ52を通って油圧ホース33aを流れて油圧ユニット50の上昇ライン73に入る。
【0042】
その後、作動油は等量分配・集合装置62を折り返してBポートに切り換えられた制御バルブ61を往復し、上昇ライン73を構成する1本の流路に合流する。このとき、高架橋1は橋桁3が水平状態を保って下降するように、各撤去作業装置10,10…の油圧シリンダ30,30…は同じ速度で収縮作動しなければならない。そのため等量分配・集合装置62では、各調節バルブ64を通って流れる作動油が同じ流量になるように調整が行われている。そして、合流した作動油は上昇ライン73を流れ、フローコントロールバルブ65を通り、昇降切換バルブ60を介して戻り流路72からタンク55へと作動油が流れ込む。
【0043】
ところで、油圧シリンダ30の収縮作動は、油圧シリンダ30にオイルポンプ57によって供給される作動油の加圧力よりも、支えている高架橋1の荷重によるところが大きい。従って、切断ブロックBを取り除いた場合、高架橋1の荷重によって油圧シリンダ30から急激に作動油が押し出されて収縮してしまわないように、切断ブロックBの切り出し時にはダウンセーフティバルブ51の切り換えによって作動油の流出が止められている。
【0044】
そして、高架橋1を下降させる場合には、この大きな荷重を受けて作動が油圧シリンダ30から急激に押し流されて急降下してしまわないように、カウンターバランスバルブ52によって作動油の急激な流出が防止されている。また、油圧シリンダ30の収縮時に上昇ライン73を逆流する作動油は、逆止弁66によって作動油はフローコントロールバルブ65を通るため、この絞り量を調節するこことによって下降速度が調整される。
【0045】
こうして収縮作動時の油圧シリンダ30は、高架橋1の荷重によってピストンロッド41が押し下げられ、ピストン40が下降することで図10から図9への第1段階の収縮が行われる。内側シリンダチューブ36内の作動油は、上昇側ポート37から押し出され、更にシリンダチューブ31からはポート32を通って吐出される。このとき、ピストン40の下降によって真空状態にならないように作動油が送り込まれる。作動油は、下降側ポート33から入り、下降側ポート38からピストンロッド35と内側シリンダチューブ36との隙間を通って下降側ポート39からピストン40の上方へ流れ込む。
【0046】
そして、ピストン40が押し下げられると、次に高架橋1の荷重はピストンロッド35側へと伝達され、ピストン34が下降して図9から図8に示す第2段階の収縮が行われる。シリンダチューブ31内の作動油はポート32が吐出され、その分、作動油は下降側ポート33からシリンダチューブ31内へ入りピストン34の上方へと流れ込む。
【0047】
以上、撤去作業装置10及びこれを使用した撤去工法について説明したが、本実施形態では、切断した橋脚2を撤去作業装置10によって連結することにより、従来例のように撤去作業に際して基礎コンクリートの打設や橋脚仮り受け架台の組み立てなど、基礎工事やその撤去作業が必要なくなった。すなわち、高架橋1は、これを支持することができるように橋脚2,2…が打設されているため、橋脚下部2Pと橋脚上部2Qを連結することで高架橋1全体を支持することができるからである。従って、撤去作業装置10の組み付け及び固定によって簡単に橋脚2を切断ブロックBごとに切り出して行う撤去作業を効率よく行うことができるようになった。
【0048】
また、本実施形態では、撤去作業装置10を構成する昇降手段に2段式の油圧シリンダ30を使用したことにより、十分なストロークを確保しながら収縮時の寸法を短くすることができ、撤去作業装置10の全高を低く抑えることが可能になった。そのため、橋脚2,2…から切断ブロックBを切り出しを終えた図14に示す状態で橋桁3の位置を低くすることができ、続く橋桁3の撤去作業を地上近くの低所で行うことができるようになった。
【0049】
なお、撤去作業装置の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では橋脚1の撤去作業について説明したが、高架橋以外の構造物で脚柱を有するものにすべてについて適用できる。
【0050】
本発明は、脚柱に支えられた構造物について主な解体作業を地上近くの低所で行わせるべく、脚柱から撤去塊を段階的に切り出して取り除くことにより当該脚柱を短くして構造物の高さを下げるための撤去作業装置であって、前記脚柱に沿って昇降動作を行う昇降手段が、撤去塊となる部分を挟んだ上下の2箇所で前記脚柱に固定され、撤去塊を取り除いた後に構造物を支えながら当該上下2箇所の間で昇降動作を行い、切断上部を切断下部まで下降させるようにしたので、構造物の脚柱部分から撤去塊を段階的に切り出しする撤去作業を効率よく行うための撤去作業装置を提供することが可能となった。
【0051】
本発明は、脚柱に支えられた構造物について主な解体作業を地上近くの低所で行わせるべく、脚柱から撤去塊を段階的に切り出して取り除くことにより当該脚柱を短くして構造物の高さを下げる撤去工法であって、当該撤去塊の下側に位置する脚柱下部と上側に位置する脚柱上部とを昇降手段を介して連結し、前記脚柱から撤去塊を切り出して取り除いた場合、前記昇降手段を介して構造物全体を上下に分割された前記脚柱によって支持し、前記昇降手段によって構造物全体を下降させて脚柱上部を脚柱下部に突き合わせ、脚柱下部をそのままにして脚柱上部に対する前記昇降手段の連結の掴み替えを行い、撤去塊の切断及び取り除きと、脚柱上部を脚柱下部に突き合わせる構造物の下降とを繰り返すようにしたので、構造物の脚柱部分から撤去塊を段階的に切り出しする撤去作業を効率よく行うための撤去工法を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 撤去作業装置を橋脚に取り付けた状態を示した側面図である。
【図2】 撤去作業装置を橋脚に取り付けた状態を示した正面図である。
【図3】 撤去作業装置を橋脚に取り付けた平面での各位置関係を示した図である。
【図4】 添え枠フレーム11を示した斜視図である。
【図5】 添え枠フレーム11の下側固定部分を示した斜視図である。
【図6】 固定金具15を示した斜視図である。
【図7】 橋脚にあけるボルト貫通孔を示した図である。
【図8】 油圧シリンダを示した収縮状態の一部断面図である。
【図9】 油圧シリンダを示した伸長状態の一部断面図である。
【図10】 油圧シリンダを示した伸長状態の一部断面図である。
【図11】 油圧回路を示した回路図である。
【図12】 切断ブロックを撤去した直後の撤去作業装置を示した図である。
【図13】 高架橋を下降させて橋脚上部を橋脚下部に突き当てた状態の撤去作業装置を示した図である。
【図14】 撤去作業装置を利用して橋脚を撤去した後の状態を示した図である。
【図15】 橋脚と橋梁の橋桁からなる高架橋構造物を解体する場合の撤去作業装置を示す側面図である。
【図16】 橋脚と橋梁の橋桁からなる高架橋構造物を解体する場合の撤去作業装置を示す正面図である。
【図17】 橋脚と橋梁の橋桁からなる高架橋構造物を解体する場合の撤去作業装置を示す斜視図である

Claims (4)

  1. 脚柱に支えられた構造物について主な解体作業を地上近くの低所で行わせるべく、脚柱から撤去塊を段階的に切り出して取り除くことにより当該脚柱を短くして構造物の高さを下げるための撤去作業装置であって、
    前記脚柱に沿って昇降動作を行う昇降手段が、撤去塊となる部分を挟んだ上下の2箇所で前記脚柱に固定され、撤去塊を取り除いた後に構造物を支えながら当該上下2箇所の間で昇降動作を行い、切断上部を切断下部まで下降させるようにしたものであることを特徴とする撤去作業装置。
  2. 請求項1に記載する撤去作業装置において、
    前記撤去塊部分を囲んでその撤去塊部分下方にて脚柱に固定部材を介して固定された枠体と、その撤去塊部分上方にて脚柱に固定された当該脚柱の側面に沿った環状の固定部材とを有し、前記昇降手段が油圧シリンダであって、撤去塊部分の上下にて脚柱に固定された前記固定部材による固定部分どうしを連結するものであることを特徴とする撤去作業装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する撤去作業装置において、
    前記昇降手段は、多段式油圧シリンダであることを特徴とする撤去作業装置。
  4. 脚柱に支えられた構造物について主な解体作業を地上近くの低所で行わせるべく、脚柱から撤去塊を段階的に切り出して取り除くことにより当該脚柱を短くして構造物の高さを下げる撤去工法であって、
    当該撤去塊の下側に位置する脚柱下部と上側に位置する脚柱上部とを昇降手段を介して連結し、
    前記脚柱から撤去塊を切り出して取り除いた場合、前記昇降手段を介して構造物全体を上下に分割された前記脚柱によって支持し、
    前記昇降手段によって構造物全体を下降させて脚柱上部を脚柱下部に突き合わせ、
    脚柱下部をそのままにして脚柱上部に対する前記昇降手段の連結の掴み替えを行い、撤去塊の切断及び取り除きと、脚柱上部を脚柱下部に突き合わせる構造物の下降とを繰り返すことを特徴とする撤去工法。
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