JP3727462B2 - 遊技機製造用釘打機の釘ホルダー機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機のような遊技機の遊技盤に釘を打ち込む遊技機製造用釘打機において、釘供給部より受け取った釘をハンマーで打ち込むまで保持する釘ホルダー機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機製造用釘打機の中には、例えば、特公平3−42908号公報で開示されているように、遊技盤の意匠盤面を上に向けて、遊技盤をテーブルに位置決め搭載し、このテーブルを釘打データーによる釘打位置と順序とに従って平面内で縦横に移動して、遊技盤の所定位置を釘ホルダー機構及びハンマー機構の下方に位置決め停止し、釘供給部から釘ホルダー機構に供給された釘を、ハンマー機構で遊技盤に打ち込むようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の釘ホルダー機構は、釘供給部より釘を受け取る際、釘ホルダーアームが釘供給部側のプッシャーで押し込まれる釘によりアームスプリングのばね力に抗して押し開かれながら釘を挿入装着しているが、釘は先端部側に遊技盤との保持力を高めるために螺旋部を有する。このため、図6のa図に示すように、釘ホルダーアーム90を構成する左右のアーム91,92の釘保持部93,94が仮想線示の釘95の図外の螺旋部との擦れにより、釘保持部93,94の一部が弧状96,97,98に摩耗する。そして、摩耗した釘保持部93,94で保持した釘95をハンマーで遊技盤に打ち込むと、ハンマーと釘95との軸心が微妙に狂う。即ち、図6のb図に示すように、例えば、釘保持の基準側としてのアーム91の釘保持部93が一点鎖線示のように摩耗していない正常な際には実線で示す釘95の軸心が位置P1に存在するのに対し、釘保持部93の一部が実線示のように深さdの弧状に摩耗した場合には仮想線で示す釘95の軸心が位置P2となり、正常時の釘95の軸心と摩耗時の釘95の軸心とが位置P1と位置P2との間隔dだけずれる。結果として、位置P2に軸心が存在する釘95を位置P1と同軸状に下降するハンマーで遊技盤に打ち込むこととなり、ハンマーから釘95に横方向の力が作用し、釘95が遊技盤に曲がって打ち込まれてしまい、釘打不良となる。このため、釘ホルダーアーム90に高価な耐摩耗性が有る材料を使用しているが、1枚の遊技盤には300本程度と多数の釘を打ち込むことから、釘ホルダーアーム90を数カ月から半年程度で交換しており、釘ホルダーアーム90の全体を交換するのは不経済であることは否めない。
【0004】
そこで、この発明は釘ホルダーアームの釘保持部を別体のアタッチメントとして交換して経済的に有利な遊技機製造用釘ホルダー機構を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機製造用釘打機の釘ホルダー機構は、釘持ち形態と釘離し形態とに開閉可能な釘保持部を有する釘ホルダーアームが釘供給部から釘を受け取るための釘受取位置と遊技盤に釘を打ち込むための釘打込位置とに移動するホルダーベースに装着された遊技機製造用釘打機の釘ホルダー機構において、釘ホルダーアームが、ホルダーベースに装着される固定側アームと、固定側アームに対して開閉するようにホルダーベースに装着される可動側アームと、可動側アームに閉じ力を与えるアームスプリングと、固定側アームの先端に着脱自在に取り付けられる釘保持アタッチメントと、可動側アームの先端に着脱自在に取り付けられる釘保持アタッチメントと、ホルダーベースの左右外側に立設された左右一対のアームストッパー固定部と、可動側アームおよび固定側アームのホルダーベースに対する位置を調整するために左右一対のアームストッパー固定部に回転操作により内側又は外側に移動させられることによって可動側アームおよび固定側アームに個別に当接するように個別にねじ嵌合された左右一対のアームストッパーと、アームストッパーをアームストッパー固定部に固定するようにアームストッパーに締結されるナットとを備えたことを特徴としている。本発明に係る遊技機製造用釘打機の釘ホルダー機構によれば、釘保持アタッチメントを交換した場合において、アームストッパーおよびナットを操作して可動側アームおよび固定側アームのホルダーベースに対する位置を調整することによって、釘ホルダーアームの釘を支持する姿勢調整を適切に行うことができる。本発明に係る遊技機製造用釘打機の釘ホルダー機構において、止めねじが位置調整された固定側アームよりホルダーベースに締結されて固定側アームをホルダーベースに固定的に取り付ければ、位置調整された固定側アームをホルダーベースに適切に固定することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は一実施形態であって、図1が釘ホルダー機構1及びハンマー機構60の外観を示し、図2が釘ホルダー機構1を分解して示し、図3が釘保持アタッチメント6,7の周りを分解して示し、図4が釘保持アタッチメント6,7の取付構造を示し、図5が遊技機製造用釘打機70の側面を示す。
【0007】
図5において、遊技機製造用釘打機70は、遊技盤71の意匠盤面を上に向けて、遊技盤71がテーブル72に位置決め搭載されたことを検出する図外の遊技盤センサー、又は、遊技盤センサーに代えて作業者の操作でオン動作される図外のマニュアルスイッチの何れかが、遊技盤71種別信号と釘打開始信号とを、コンピューターが内蔵された制御部73に出力する。すると、コンピュータが制御部73の記憶装置に予め記憶された当該遊技盤71の機種に対応する釘打データより釘打位置と順序とを抽出し、それらの釘打位置と順序とに従ってX方向駆動機構74のモーター75とY方向駆動機構76のモーター77とを制御して、テーブル72を平面内の縦横のX方向とY方向とに移動することで、テーブル72の上の遊技盤71の所定位置を、それよりも上方に離隔配置された釘ホルダー機構1及びハンマー機構60の下方に位置決め停止し、パーツフィーダーのような釘供給部78から釘ホルダー機構1に供給された遊技釘や障害釘と呼ばれる釘80を、ハンマー機構60で遊技盤71に打ち込むことにより、1枚の遊技盤71に打つべき多数の釘80を、遊技盤71に1本ずつ自動的に打ち込む。
【0008】
図1及び図2に示すように、この実施形態の釘ホルダー機構1は、ホルダーベース2の上に釘ホルダーアーム3を備える。ホルダーベース2は前記釘供給部78から釘80を受け取るための釘受取位置L1と、遊技盤71に釘80を打ち込むための釘打込位置L2とに移動するように、前記遊技機製造用釘打機70に図外の駆動機構を介して取り付けられるものである。釘ホルダーアーム3は、釘保持の基準としてホルダーベース2に固定的に装着したアームとしての固定側アーム4と、この固定側アーム4に対して開閉するようにホルダーベース2に装着したアームとしての可動側アーム5とを備える。これらの固定側アーム4及び可動側アーム5は、アーム支持具37より前方に突出する先端に、別体のアタッチメントとしての釘保持アタッチメント6,7を、横方向外側より操作する複数の止めねじ8,9(止めねじ9は図3参照)により着脱自在に取り付けた、形態に形成されている。
【0009】
固定側アーム4と釘保持アタッチメント6,7との取付構造、又、可動側アーム5と釘保持アタッチメント6,7との取付構造について図3及び図4を用いて説明する。先ず、図3に示すように、固定側アーム4及び可動側アーム5は、先端部にアタッチメント取付部10,11を当該先端部の内側面より先端面にかけて平面視鉤手形に切除した残余部として有し、アタッチメント取付部10,11の内側面に前面視コ字形の前後方向に延びる収容溝12,13を備え、収容溝12,13の底面より固定側アーム4及び可動側アーム5の外側面に貫通する複数のねじ挿入孔14,15(ねじ挿入孔15は図4参照)を前後方向に所定間隔を置いて並設し、ねじ挿入孔14,15の固定側アーム4及び可動側アーム5の外側面にねじ頭部格納用凹部16,17を形成している。釘保持アタッチメント6,7は、前記アタッチメント取付部10,11より内側の切除部に整合する平面視長方形の基部18,19と、基部18,19より前方に行くに従って外側面が徐々に内側面側に近づく平面視截頭三角形の先端部20,21とを有し、基部18,19の外側面に前後方向に延びる凸条22,23を収容溝12,13に前方より内接嵌合可能な形態に設け、凸条22,23の外側面に複数のねじ孔24,25(ねじ孔25は図4参照)を固定側アーム4及び可動側アーム5のねじ挿入孔14,15と対応する位置に形成している。
【0010】
そして、図4に示すように、釘保持アタッチメント6,7は、凸条22,23を収容溝12,13に嵌め込み、基部18,19及び先端部20,21をアタッチメント取付部10,11に当接し、複数の止めねじ8,9を固定側アーム4の外側及び可動側アーム5の外側よりねじ挿入孔14,15を経てねじ孔24,25に締結することにより、固定側アーム4の先端部及び可動側アーム5の先端部にそれらより前方に直線的に延びるように取り付けられる。止めねじ8,9の頭部はねじ頭部格納用凹部16,17に収納されて固定側アーム4の外側面及び可動側アーム5の外側面より非突出な形態になる。これらの釘保持アタッチメント6,7の内側面には、平面視平坦な釘保持部26と平面視V字形の釘保持部27とを左右対称位置に有し、これらの釘保持部26,27より後方に逃げ用凹部28,29を有する。
【0011】
図1及び図2に戻り、釘ホルダーアーム3のホルダーベース2への取付構造を説明する。固定側アーム4が、前後方向中間部に形成された位置決め孔30をホルダーベース2に立設された位置決めピン31に上方より挿入すると共に、ホルダーベース2の後部左右外側に立設された左右一対のアームストッパー固定部32,33の間に位置するようにホルダーベース2に搭載される。又、可動側アーム5が、固定側アーム4とアームストッパー固定部32,33の一方との間に位置するようにホルダーベース2に搭載される。可動側アーム5の前後方向中間部の内側に突設した軸受部34が可動側アーム5の開閉中心を構成する軸部材35を介してホルダーベース2に取り付けられる。そして、アーム支持具37の下面に形成した溝38が固定側アーム4の中間部及び可動側アーム5の中間部を取り込み、アーム支持具37の左右側壁部が複数の止めねじ39によりホルダーベース2に締結されることにより、アーム支持具37が固定側アーム4及び可動側アーム5を上下方向にがたつかないようにかつ横方向に移動し得るように被覆支持する。
【0012】
固定側アーム4及び可動側アーム5がホルダーベース2に装着された以降において、作業者が釘ホルダーアーム3の姿勢調整を行う。つまり、作業者が固定側アーム4の先端部及び可動側アーム5の先端部を位置決めピン31及び軸部材35を中心として互いに近づくように閉じることにより、釘保持アタッチメント6,7の釘保持部26,27がホルダーベース2の先端部に半円弧状に形成された切欠部40より前方近傍に突出し、逃げ用凹部28,29がホルダーベース2に立設されたハンマーストッパー36の外周を離隔して囲む。又、作業者が、上記固定側アーム4及び可動側アーム5を閉じる際に、双方の釘保持部26,27との間に釘80の頭部81と螺旋部83との間の軸部82を挟み込ませる。この釘80が保持された状態において、釘保持アタッチメント6,7を含む固定側アーム4と釘保持アタッチメント6,7を含む可動側アーム5とがそれらの間に僅かな隙間を形成する。そして、作業者が、釘80を挟持させたまま、固定側アーム4及び可動側アーム5を一緒に横方向に移動し、釘80の軸部82とホルダーベース2の切欠部40との間に周方向に略同一の半円形の隙間を形成し得る調整位置で、上記固定側アーム4及び可動側アーム5の一緒の移動を停止する。それから、作業者が、上記停止形態を保持したまま、アームストッパー固定部32,33にねじ嵌合したアームストッパー41,42を回転操作により内側又は外側に移動させて固定側アーム4の外側面及び可動側アーム5の外側面に当接させる。この状態において、作業者が、アームストッパー41,42にナット43,44を締結して、アームストッパー41,42をアームストッパー固定部32,33に固定後、釘ホルダーアーム3の釘保持部26,27より釘80を取り外す。又、固定側アーム4の後端部を上記位置調整されたアームストッパー41に当接後、止めねじ45を固定側アーム4よりホルダーベース2に締結して、固定側アーム4をホルダーベース2に固定的に取り付けることにより、釘ホルダーアーム3の姿勢調整を終了する。
【0013】
又、固定側アーム4の後端部の内側面と可動側アーム5の後端部の内側面との間にコイルスプリングのようなアームスプリング46が挿入され、アームスプリング46の両端部が固定側アーム4の内側面に形成した図外のスプリング受凹部と可動側アーム5の内側面に形成した図外のスプリング受凹部とに収納されることにより、アームスプリング46が可動側アーム5に閉じ力を与える。この閉じ力により、可動側アーム5の先端部が軸部材35を中心として内側に閉じ、釘保持アタッチメント6,7の釘保持部26,27が釘80の軸部82の直径より小さな内接円を描けるような閉じた形態になる。
【0014】
可動側アーム5のアーム支持具37より前方に突出した外側縁部にはカムフォロア50を回転可能に装着した支柱51を立設している。カムフォロア50は、アーム支持具37に回転可能に取り付けられたカム52の先端部が釘打動作するハンマー機構60のハンマーヘッド61に装着したプランジャー62により押されて下降する過程で、カム52の側部により横方向外側に押される。このカムフォロア50がカム52で押されることにより、可動側アーム5の先端部がアームスプリング46のばね力に抗して軸部材35を中心として外側に開き、釘保持アタッチメント6,7の釘保持部26,27よりも先端部側の内側面が釘80の軸部82の直径より大きな内接円を描けるような開いた形態になる。その後、プランジャー62に押されて下降するカム52の先端部が、釘保持アタッチメント6,7の逃げ用凹部28,29より上方に突出したハンマーストッパー36の上端面に当接することにより、ハンマーヘッド61の下降が規制される。
【0015】
ハンマーヘッド61は、釘打込位置L2において上昇限度の待機位置(打込開始位置に相当)と下降限度の打込終了位置とに昇降駆動するように、前記遊技機製造用釘打機70に図外の駆動機構を介して取り付けられたものである。ハンマーヘッド61は、前記プランジャー62に加えて、ハンマー63と図外の被感知部材とを備える。ハンマー63は、釘打込位置L2において、釘ホルダー機構1の釘保持部26,27よりも上方で、釘保持部26,27と同軸状に位置する形態であって、下面に釘80の頭部81を受容する半球形の図外の受容凹部を有する。
【0016】
釘ホルダー機構1及びハンマー機構60の動作を、遊技機製造用釘打機70に搭載した遊技盤71に或る1本の釘80を打ち込む過程について説明する。先ず、釘ホルダー機構1が釘受取位置L1に停止した状態において、釘80が釘供給部78より釘保持部26,27に向けて下降して来る。そして、釘80が釘供給部78の図外のプッシャーで押し下げられることにより、釘80の先端が釘ホルダーアーム3の釘保持部26,27に取り込まれ、釘80の軸部82が固定側アーム4の側の釘保持部26からの反力を受けつつアームスプリング46のばね力に抗して可動側アーム5の側の釘保持部27を押し開きながら釘保持部26,27に挿入装着される。その後、ホルダーベース2がハンマーヘッド61の真下に向けて斜め下方へと前進する。次に、釘ホルダー機構1が釘打込位置L2に停止した状態において、ハンマーヘッド61が待機位置より打込終了位置に向けて下降する。そして、ハンマー63が、打込終了位置に下降する過程において、釘ホルダー機構1の釘80を押し下げて遊技盤71に打ち込む。釘80が遊技盤71に打ち込まれる過程において、ハンマーヘッド61のプランジャー62が釘ホルダー機構1のカム52を押し下げる。これにより、カム52がカムフォロア50を横方向外側に押して可動側アーム5を開く。その後、カム52がカムストッパー36に当たり、ハンマーヘッド61の下降が停止することにより、釘80が所定量だけ遊技盤71に打ち込まれた形態になる。更に、釘ホルダー機構1が釘打込位置L2より釘受取位置L1に向けて後退を開始すると、その後退初期においては、プランジャー62がカム52を押し下げたままカム52に摺接している。よって、可動側アーム5の釘保持アタッチメント6,7の釘保持部26,27が開いたまま釘80に干渉することなく斜め上方へと後退し、釘ホルダーアーム3の釘保持アタッチメント6,7が釘80より外れる位置に後退したら、ハンマーヘッド61が上昇する。そして、釘ホルダー機構1が釘受取位置L1まで後退して停止し、ハンマーヘッド61が待機位置まで上昇して停止する。又、上記釘保持アタッチメント6,7が釘80より外れる位置に後退したら、遊技盤71が釘打データーによる釘打位置と順序とに従って平面内で縦横に移動を開始する。それから、遊技盤71が次の釘打位置に停止した後、釘ホルダー機構1及びハンマー機構60が上記動作を繰り返して釘80を遊技盤71に打ち込む。
【0017】
この実施形態の構造によれば、釘ホルダーアーム2の釘保持部26,27が摩耗して使用に耐えなくなった場合、遊技機製造用釘打機70の釘打動作を中断し、遊技機製造用釘打機70をインチング動作させることにより、釘ホルダー機構1を釘受取位置L1又は釘打込位置L2或いは双方の中間位置の何れかの作業がやり易い位置に停止させる。そして、釘ホルダー機構1の側方より止めねじ8,9を取り外し、摩耗した釘保持アタッチメント6,7を取り外した後、新品の釘保持アタッチメント6,7の基部18,19をホルダーベース2の上に沿わせるようにして、基部18,19の凸条22,23を固定側アーム4及び可動側アーム5の収容溝12,13に嵌め込む。それから、釘保持アタッチメント6,7の基部18,19及び先端部20,21を固定側アーム4及び可動側アーム5のアタッチメント取付部10,11に当接した状態において、止めねじ8,9を固定側アーム4及び可動側アーム5の外側よりねじ挿入孔14,15を経てねじ孔24,25に締結し、新品の釘保持アタッチメント6,7を固定側アーム4及び可動側アーム5に取り付ける。これにより、釘保持アタッチメント6,7が新旧交換できる。
【0018】
又、実施形態の固定側アーム4及び可動側アーム5と釘保持アタッチメント6,7との取付構造によれば、収容溝12,13と凸条22,23とが釘80を打ち込む方向と直行する方向で互いに嵌合しているので、収容溝12,13と凸条22,23とが固定側アーム4及び可動側アーム5と釘保持アタッチメント6,7との取付部に作用する釘の軸心方向に沿う方向の力を負担し、止めねじ8,9に無理が掛からず、固定側アーム4及び可動側アーム5に対する釘保持アタッチメント6,7の取付形態が安定する。
【0019】
又、実施形態の構造によれば、固定側アーム4及び可動側アーム5のがたつき防止用のアーム支持具37より外れた前方で止めねじ8,9を操作して、釘保持アタッチメント6,7の交換が行えるので、交換作業が容易である。
【0020】
前記実施形態ではハンマー63をカム52を介してカムストッパー36に当接したが、ハンマーヘッド61の昇降駆動としてカム機構を用いて、ハンマー63の下降限度位置をカムで釘ホルダー機構1と干渉しないように規制すれば、カムストッパー36を省略できる。
【0021】
前記実施形態ではプランジャー62がカム52を介してカムフォロア50を動作したが、プランジャ62でカムフォロア50を直接動作させれば、カム52を省略できる。
【0022】
前記実施形態ではプランジャー62をハンマーヘッド61と一緒に昇降させたが、プランジャー62をハンマーヘッド61と別駆動にしても良い。
【0023】
前記実施形態ではテーブル72を移動することで遊技盤71の所定位置を位置決め停止したが、テーブル72を静止しておき、釘ホルダー機構1及びハンマー機構60の組を平面内のXY方向に移動するか、又は、テーブル72をX方向、釘ホルダー機構1及びハンマー機構60の組をY方向に移動しても良い。
【0024】
前記実施形態では釘ホルダー機構1のホルダーベース2を釘受取位置と釘打込位置とに移動させたが、釘受取位置が釘打込位置に一致した1つの位置にホルダーベース2を静止状態にして置き、テーブル72をXY方向に移動して釘打を行う形態でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の釘ホルダー機構及びハンマー機構の斜視図。
【図2】 同実施形態の釘ホルダー機構を分解した斜視図。
【図3】 同実施形態の釘保持アタッチメント周りを分解した斜視図。
【図4】 図2のA−A線に沿い切断した端面図。
【図5】 同実施形態の遊技機製造用釘打機の側面図。
【図6】 従来の不具合を説明する模式図。
【符号の説明】
1 釘ホルダー機構
2 ホルダーベース
3 釘ホルダーアーム
4 固定側アーム
5 可動側アーム
6,7 釘保持アタッチメント
8,9 止めねじ
12,13 収容溝
18,19 凸条
26,27 釘保持部
L1 釘受取位置
L2 釘打込位置
Claims (2)
- 釘持ち形態と釘離し形態とに開閉可能な釘保持部を有する釘ホルダーアームが釘供給部から釘を受け取るための釘受取位置と遊技盤に釘を打ち込むための釘打込位置とに移動するホルダーベースに装着された遊技機製造用釘打機の釘ホルダー機構において、釘ホルダーアームが、ホルダーベースに装着される固定側アームと、固定側アームに対して開閉するようにホルダーベースに装着される可動側アームと、可動側アームに閉じ力を与えるアームスプリングと、固定側アームの先端に着脱自在に取り付けられる釘保持アタッチメントと、可動側アームの先端に着脱自在に取り付けられる釘保持アタッチメントと、ホルダーベースの左右外側に立設された左右一対のアームストッパー固定部と、可動側アームおよび固定側アームのホルダーベースに対する位置を調整するために左右一対のアームストッパー固定部に回転操作により内側又は外側に移動させられることによって可動側アームおよび固定側アームに個別に当接するように個別にねじ嵌合された左右一対のアームストッパーと、アームストッパーをアームストッパー固定部に固定するようにアームストッパーに締結されるナットとを備えたことを特徴とする遊技機製造用釘打機の釘ホルダー機構。
- 止めねじが位置調整された固定側アームよりホルダーベースに締結されて固定側アームをホルダーベースに固定的に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機製造用釘打機の釘ホルダー機構。
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