JP3726354B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁気ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスク装置のダウンサイジング化に伴い、小型の磁気ディスク装置が要求されている。同時に、低コスト化への要求も非常に高まっている。
小型化、低コスト化のためには、磁気ディスク装置の記録密度及びトラック密度を向上させ、記録媒体や磁気ヘッドの部品点数を極力減らさなければならない。
【0003】
また、磁気ディスク装置にあっては、ディスクに記録された情報を読み書きする場合に、電磁気的なノイズが発生する。記録密度を高くした場合には、このノイズを軽視する事ができず、これを除去する必要が生じる。
この種のノイズとしては、例えば、AC電源・プリント板等から伝播するものが知られている。また、他ヘッドでのリード・ライトに伴う電気信号の変化によって発生する、回り込みノイズも知られている。近年は、装置の小型化に伴い、特に回り込みノイズの問題が大きくなっている。具体的には、情報を媒体上に記録、あるいは情報を媒体から読みだすときに、その信号がヘッドの位置決め情報を読み取るサーボヘッドに回り込み、ヘッドの高精度な位置決めを困難にさせる場合がある。
【0004】
従来、ノイズ除去のためには、ヘッドICや磁気ヘッドに、フィルター回路等の特別な構造を付加していた。しかし、磁気ディスク装置の小型化を実現するためには、当然にヘッドノイズ低減手段も小型化しなければない。このため、ヘッドノイズ低減手段に最新のテクノロジーを使用する必要が生じ、コストが上がるという問題がある。
【0005】
また、ヘッドノイズ低減手段の小型化に成功すれば、磁気ディスク装置本体の更なる小型化が進み、より高度なヘッドノイズ低減手段が必要となる。
この新たなヘッドノイズ除去対策の為に、ヘッドノイズ低減手段の改善が必要となる。これによる回路量の増大が、機構の大型化を促し、再び小型化への障害となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来ノイズ除去の対策を実施する場合には、コスト面での問題や、ヘッドを位置決めするアクチュエータのスペース的な制限により、効率的なノイズ除去対策が困難であった。
磁気ディスク装置の小型化と、それに伴う記録密度及びトラック密度の向上を達成するには、いかに効率よくノイズを除去するかが鍵となっている。
【0007】
更に、従来は、リード線をキャリッジアームに固定するために、接着剤を用いていた。この場合、接着作業者に精神的な緊張を促し、また、リード線がキャリッジアームに固定されるまでに相当の時間を要していた。
しかし、スプリングアームは、一般的に構造上脆弱で、人の力程度で変形してしまうこともあり、スプリングアーム上で複雑な作業を行うことは困難である。また、磁気ヘッドは磁気ディスク板上に浮上して動作するという特性がある。このため、スプリングアームへの加重は極力減らすべきである。更に、磁気ヘッドの位置決め性能を向上させるためには、慣性モーメントを小さくする必要がある。したがって、キャリッジアームへの加重は可能な限り少なくするか、あるいは可能な限り回転軸に近づけるほうが望ましい。
【0008】
また、接着剤を用いた固定方法では、接着作業中に接着剤が接着面以外の場所に付着したり、揮発性のガスの発生によりプラスチック部品が変形したりして、製品の品質劣化を招くという問題があった。さらに、接着剤が乾くまでの間、接着したリード線をマスキングテープなどで固定しておく必要があり、時間と手間がかかるという問題もあった。
【0009】
更に、高周波のノイズに対してはリード線の線長が長くなると線間容量が無視できなくなる場合がある。このため、リード線をコイル状に成形する構造では、リード線の線長が問題となる場合がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、前記問題点を解決するものである。すなわち、ヘッドIC及び磁気ヘッドに特別な構造を付加することなく、かつ、コストがかからず、製造作業が簡単で、安定したヘッドの位置づけが可能な、ヘッドノイズ低減手段を備えた磁気ディスク装置を実現する。さらには、このヘッドノイズ低減手段を備え、接着剤を用いないでリード線をキャリッジアームに固定できる、磁気ディスク装置を実現する。
【0011】
前記課題を解決するために、本発明では、磁気ヘッド(11)と、該磁気ヘッドをその一端に有するスプリングアーム(15)と、該スプリングアーム(15)の他端がその一端に取り付けられたキャリッジアーム(14)と、前記磁気ヘッド(11)から前記スプリングアーム(15)を経由して前記キャリッジアーム(14)まで延びるリードワイヤ(16)と、前記リードワイヤ(16)から延びており、前記キャリッジアーム(14)の一端からその他端に渡って延びているリード線(13)と、を備えて構成した磁気ディスク装置であって、キャリッジアーム(14)に沿って延びている前記リード線(13)が、ノイズ低減機構を備えて成る、磁気ディスク装置実現する。
【0012】
ノイズ低減機構は、電気回路でいうコイルの役目を担い、これにより、必要とする帯域以上のノイズを防止することが可能である。また、スプリングアーム(15)は、一般的に構造上脆弱で、人の力程度で変形してしまうこともあるが、キャリッジアーム(14)はスプリングアーム(15)よりはるかに頑丈で、人の力程度では変形されない。このため、ノイズ除去機構をキャリッジアーム部分に備えることで、その製造作業が簡単になる。しかも、磁気ヘッドに余分な加重がかからないので、スプリングアームの安定性を担保できる。そのうえ、キャリッジアームへの加重が回転軸に近いので、慣性モーメントが小さくなり磁気ヘッドの位置決め性能を向上させることができる。
【0013】
また、組み立て後においては、キャリッジアーム(14)は、スプリングアーム(15)よりディスク板との間隔も広い。このため、リード線をアームに巻き付けてノイズ除去機構を実現するような構造にした場合は、リード線がディスク板に接触する危険性が減り、磁気ディスク装置の信頼性が向上する。
更に、キャリッジアーム(14)は磁気ヘッドから十分に離れている。このため、強磁性体を併用してノイズ除去機構を実現するような構造にした場合は、磁気ヘッドに与える外来磁界の影響を十分に緩和することができる。
【0014】
また、本発明は、
リード線がキャリッジアームに巻き付けられて固定されて成る磁気ディスク装置を実現する。
リード線をキャリッジアームに巻き付けて固定するために、接着剤を使用する必要がなくなる。
【0015】
このため、接着剤が接着面以外の場所に付着したり、揮発性のガスの発生によりプラスチック部品が変形したりするために発生する、製品の品質劣化を防ぐことが可能となる。これにより、ノイズ除去機構の製作作業者の精神的負担が軽減される。さらに、接着剤が乾くまでの待ち時間が省け、生産性が向上する。
更に、本発明は、
キャリッジアームに固定された強磁性体を含み、当該強磁性体にリード線が巻き付けられて構成されている磁気ディスク装置を実現する。
【0016】
強磁性体を付加することで、同一のコイル効果を得るためのリード線の巻き数を減らすことが可能となり、リード線の全長を短くすることができる。このため、高周波のノイズに対して、線間容量が問題にならない程度までリード線の線長を短くすることが可能である。
また、近年は印刷配線の技術の向上も目覚しいものがあり、印刷配線によってスプリットライン状のリードワイヤを作成し、これをスプリングアーム上に備えることも可能である。
【0017】
印刷配線は、周知のように、その取り扱いが容易でかつ軽量に保つことが可能であり、リードワイヤをスプリットライン状の印刷配線に変更しても、本願で述べているような、取り付け作業上の不具合や、慣性モーメントの増加による位置決め制御性能の劣化等の問題は生じない。このため、スプリットライン状の印刷配線で作成したリードワイヤをスプリングアーム上に備えることでも、本発明の目的を達成できることは、言うまでもない。
【0018】
【実施の形態】
【0019】
【実施例】
実施例1
図10は本発明に係る磁気ディスク装置全体を表す斜視図、
図11は本発明に係る磁気ディスク装置における、磁気ヘッド位置決め機構部を表す斜視図である。また、全図を通して、同一部品には同一番号を付す。
【0020】
図において、11は磁気ヘッド、
15は前記磁気ヘッドをその一端に有するスプリングアーム、
14は前記スプリングアーム(15)の他端がその一端に取り付けられ、軸31を中心に回動するキャリッジアーム、
32は、前記キャリッジアームを駆動するアクチュエータ、
33は、磁気ディスク板である。
【0021】
この装置において、アクチュエータ(32)が、キャリッジアーム(14)を、軸(31)を中心に回動させることで、磁気ヘッド(11)は磁気ディスク板(33)の半径方向に移動され、目的のトラックにシークされる。
周知のように、磁気ディスク板(33)が複数枚装備された装置では、各ディスク面ごとに磁気ヘッド(11)が対向配置されている。また、隣接する二枚の磁気ディスク板の間では、単一のキャリッジアーム(14)の両面にスプリングアーム(15)が取り付けられ、上側の磁気ヘッド(11)は、上側の磁気ディスク板の下側面に対向し、下側の磁気ヘッドは下側の磁気ディスク板の上側面に対向し、それぞれ情報に記録、再生が行われる。
【0022】
図1及び図2は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例1の要部であるキャリッジアームを示す斜視図である。
これらの図において、
16は前記磁気ヘッド(11)から前記スプリングアーム(15)を経由して前記キャリッジアーム(14)まで延びるリードワイヤ、
13は前記リードワイヤ(16)から延びており、前記キャリッジアーム(14)の一端からその他端に渡って延びているリード線、
である。また、円17で示す範囲は発明の主要部、18は発明の主要部(17)の拡大図である。
【0023】
本実施例では、キャリッジアーム(14)に沿って延びているリード線(13)が、コイル状に成形され、キャリッジアーム(14)に、接着剤等で固定されている。このコイル上に成形された部分が、当然に、電気回路でいうコイルの役目を担っている。これにより、必要とする帯域以上のノイズを防止することが可能である。
【0024】
スプリングアームは、一般的に構造上脆弱で、人の力程度で変形してしまうこともあるが、キャリッジアームはスプリングアームよりはるかに頑丈で、人の力程度では変形されない。このため、ノイズ除去機構をキャリッジアーム部分に備えることで、その製造作業が簡単になる。また、磁気ヘッドに余分な加重がかからないので、スプリングアームの安定性を担保できる。更に、キャリッジアームへの加重が回転軸に近いので、慣性モーメントが小さくなり磁気ヘッドの位置決め性能を向上させる。
【0025】
また、ここでいうコイル状とは、図1に示すような立体的に形成されたコイル状のみをいうのではなく、図2に示すような平面的なスプリットライン状のものも含む。スプリットライン状のコイルは、FPCで作成できる。このため、リード線自体をコイル状に成形してキャリッジアームに固定するよりも、リード線をスプリットライン状に成形したFPCをキャリッジアームに固定するほうが、作業が簡単である。
実施例2
図3、図4、図5、図6、図7は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例2の要部であるキャリッジアームを示す斜視図である。
【0026】
特に図5において、19はキャリッジアーム(14)の一側面からその面の裏側に貫通させられた穴である。図6において、20はキャリッジアーム(14)の一側面に固定された棒状の突起である。
実施例2の磁気ディスク装置では、リード線(13)がキャリッジアーム(14)に巻き付けられている。このコイル状に成形された部分が、電気回路でいうコイルの役目を担い、これにより必要とする帯域以上のノイズを防止することが可能である。さらに、リード線(13)がキャリッジアーム(14)に巻き付けられることにより固定されている。このため、リード線(13)をキャリッジアーム(14)に固定するのに接着剤を用いる必要がない。したがって、接着作業中に、接着剤が接着面以外の場所に付着したり、揮発性のガスの発生によりプラスチック部品が変形したりして、製品の品質劣化を招くことがない。さらに、接着剤の乾燥待ち時間がなくなり生産効率の向上も図れる。
【0027】
また、リード線(13)の固定を、より確実なものにするため、図4に示すように、キャリッジアーム(14)に溝を設け、その溝を通る様にリード線(13)を配すことも考えられる。溝の代わりに、図5に示すように、キャリッジアーム(14)に穴(19)を開け、この穴(19)にリード線(13)を通して固定しても構わない。また、図6に示すように、キャリッジアーム(14)に棒状の突起(20)を設けて、これにリード線(13)を巻き付けて固定する構造も可能である。
【0028】
このような構造にすると、リード線で形作ったコイルの形状が強固に保たれ、コイルの安定性が向上し、ひいては、ヘッドノイズ低減機構の効果も安定する。また、当然、前記溝や前記穴(19)は、どの面に施しても構わない。更に、前記溝は何面に施しても構わない。
あるいは、図7に示すように、キャリッジアーム(14)のかしめ穴を代用することもできる。この構造では、キャリッジアーム(14)の加工をする必要がないので製造作業を単純化できる。
実施例3
図8、図9は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例3の要部であるキャリッジアームを示す斜視図である。
【0029】
特に、図8において、21はキャリッジアーム(14)に設けた溝に固定された強磁性体である。図9において、22はキャリッジアーム(14)の一側面に固定され、中心にリード線(13)を貫通させられるような穴を開けた、強磁性体である。
図8のものは、キャリッジアーム(14)側面にキャリッジアーム(14)と水平に溝が設けられ、その溝に強磁性体(21)が入れ込まれるリード線(13)はその強磁性体を包むように、キャリッジアーム(14)に巻かれている。このため、コイルの巻き数の増やさなくても、コイルの特性を変更できる。
【0030】
実施例1及び実施例2のものでは、必要とされるコイルの特性によっては、巻き数を非常に大きなものにする必要が生じる場合も考えられる。高周波のノイズに対しては、リード線(13)の線長が長くなると線間容量が無視できなくなる場合があるが、強磁性体を付加することでリード線(13)の巻き数を減らすことが可能となる。このため、リード線(13)の全長が長くなることを防止できる。
【0031】
また、図9に示すように、リード線(13)をコイル状に成形することなく、ただ強磁性体(22)の中心を、貫通するようにしただけのものでもヘッドノイズ低減効果が得られる。
図6に示した、キャリッジアーム(14)に設けられた棒状の突起(20)を強磁性体にすることでも、同様の効果を得られる。
実施例4
実施例2〜3では、リード線(13)が四角柱のキャリッジアーム(14)に巻かれている。このため、巻き付けたリード線(13)が折り曲げられる部分に、大きな圧力がかかる。これを回避するために、キャリッジアーム(14)の角をC又はR面取りし、リード線(13)が折り曲げられる角度を緩やかにする事も考えられる。これにより、リード線(13)に加えられるストレスが緩和でき、より高度の信頼性を得ることができる。
実施例5
磁気ディスク装置に複数のキャリッジアームが存在する場合、各々のキャリッジアーム(14)に固定されるリード線(13)が扱う信号の周波数が異なる。例えば、サーボ用のリード線(13)が扱う信号は、リード・ライト用のリード線(13)が扱う信号よりも、一般に、周波数は低い。このように、各々のリード線(13)ごとに、必要となる帯域は異なる。
【0032】
そこで、各々のキャリッジアーム(14)に、異なる特性のノイズ除去機構を備えたリード線(13)を用い、効率的なノイズ除去を可能とする。
また、近接するヘッドノイズ低減手段が、お互いに、相互誘導による影響を与えないように、それぞれのヘッドノイズ低減手段の磁界の向きを異なる方向にすることも考えられる。
【0033】
【発明の効果】
請求項1〜4に係る発明は、従来のヘッドノイズ低減手段より構造が単純である。また、ヘッドノイズ低減手段を新たに磁気ディスク装置内に付加する必要がないので、スペース的な制限がなく、且つコストを大幅に下げることが可能な磁気ディスク装置である。
【0034】
更に、コイルは、スプリングアーム上ではなく、キャリッジアームに沿って延びる部分に成形される。スプリングアームは、一般的に構造上脆弱で、人の力程度で変形してしまうこともあるが、キャリッジアームはスプリングアームよりはるかに頑丈で、人の力程度では変形されない。このため、コイルの作成作業が簡単になる。また、キャリッジアームへの加重が回転軸に近くなるので、キャリッジアームの慣性モーメントを小さくすることが可能で、安定した磁気ヘッドの位置づけを実現できる。
【0035】
ノイズ問題が改善されることで、サーボヘッドの位置決め精度が向上し、ディスクの記録密度、トラック密度を高めることが可能となり、さらには磁気ディスク装置の小型化も促進される。
請求項に係る発明は、リード線がキャリッジアームに巻き付けられていることで、リード線の固定も兼ねる。このため、従来用いていた接着剤が不要になる。
したがって、接着作業中に接着剤が接着面以外の場所に付着したり、揮発性のガスの発生によりプラスチック部品が変形したりするために発生する、製品の品質劣化を防ぐことが可能となる。これにより、ノイズ低減機構作成者の精神的負担が軽減される。さらに、接着剤が乾くまでの待ち時間が省け、生産性が向上する。
【0036】
請求項に係る発明は、リード線で形成したコイルの中心に強磁性体を設置することによってリード線の巻き数を減らすことが可能である。高周波のノイズに対しては、リード線の線長が長くなると、線間容量が無視できなくなる場合があるが、強磁性体を付加することで、リード線の巻き数を減らすことが可能となり、リード線の全長が長くなることを防止できる。
【0037】
以上のように、本発明では、非常に効果的なヘッドノイズ低減手段を実現し、さらには、接着剤を使用しないで、リード線をキャリッジャアームに固定する事が可能な磁気ディスク装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例1の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図2】図2は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例1の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図3】図3は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例2の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図4】図4は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例2の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図5】図5は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例2の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図6】図6は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例2の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図7】図7は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例2の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図8】図8は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例3の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図9】図9は、本発明に係る磁気ディスク装置の実施例3の要部であるキャリッジアームを示す斜視図
【図10】図10は、磁気ディスク装置の全体を示す斜視図
【図11】図11は、磁気ディスク装置における磁気ヘッド位置決め機構部を表す斜視図である。

Claims (4)

  1. 磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドをその一端に有するスプリングアームと、
    前記スプリングアームの他端がその一端に取り付けられたキャリッジアームと、
    前記磁気ヘッドから前記スプリングアームを経由して前記キャリッジアームまで延びるリードワイヤと、
    前記リードワイヤから延びており、前記キャリッジアームの一端からその他端に渡って延びているリード線とを備えて構成され、
    前記リード線は、前記キャリッジアームに沿って延びる部分にノイズ低減機構を備えて成る
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 前記ノイズ低減機構は、所定の周波数帯域以上のノイズを低減するための特性を有するようにリード線を立体的にコイル状に形成したもの、または、平面的にスプリットライン状に形成したものを前記キャリッジアームに固定して構成することを特徴とした請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記ノイズ低減機構は、所定の周波数帯域以上のノイズを低減するための特性を有するようにリード線が、前記キャリッジアームにコイル状に巻き付けられることにより固定して構成されることを特徴とした請求項1記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記ノイズ低減機構は、強磁性体を包むように前記リード線が巻き付けられて構成されている、または、強磁性体の穴に前記リード線を貫通させて前記キャリッジアームに固定して構成されていることを特徴とした請求項1記載の磁気ディスク装置。
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