JP3725193B2 - 液晶駆動装置及び液晶表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、液晶表示装置に利用されるRAM内蔵型の信号電極ドライバの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、単純マトリクス型液晶表示装置においては、MPU(マイクロ・プロセッサ・ユニット)側からLCDモジュール(液晶パネル、LCDパネル)内の信号電極駆動回路(Xドライバ)へ表示データを転送する手法として、RAM内蔵型Xドライバを用いる手法が知られている。この手法においては、表示データをシフトクロックにより順次Xドライバに転送し、この表示データを一旦内蔵RAMに書き込む。そして、この内蔵RAMから一走査ライン分の表示データを同時に読み出すことで表示動作が行われる。この手法によれば、Xドライバの内蔵RAMに表示データが記憶されている。従って、表示変化がない場合には、Xドライバに新たに表示データを転送しなくても、内蔵RAMから表示データを読み出すことで表示リフレッシュが行える。この結果、表示変化がない場合には、シフトクロックによる表示データの転送の必要が無くなり、低消費電力動作が可能となる。
【0003】
図14に、従来のRAM内蔵型Xドライバの構成の一例を示す。このXドライバは、ローアドレスカウンタデコーダ904、タイミング回路906、データ入力制御回路908、チップイネーブルコントロール回路910、双方向シフトレジスタ912、データレジスタ914、フレームメモリ(内蔵RAM)916、ラッチ回路918、レベルシフタ920、電圧セレクタ922を含む。ローアドレスカウンタデコーダ904は、フレームメモリ916の1ラインを順次選択する機能を有する。選択アドレスの初期化はYD信号に基づいて行われ、選択アドレスは、LP信号の立ち下がりエッジ後、フレームメモリ916へのデータ書き込みが終了するとインクリメントされる。タイミング回路906は、シフトクロックXSCLに基づいて、ローアドレスカウンタデコーダ904を制御する等の機能を有する。データ入力制御回路908は、MPUからの表示データD0〜Dnを取り込み、取り込んだデータをデータレジスタ914に転送する。チップイネーブルコントロール回路910は、複数チップ使用の場合のチップ単位の自動パワーセーブを、イネーブル信号CEI、CE0に基づき行うものである。双方向シフトレジスタ912は、表示データD0〜Dnをデータレジスタ914に書き込むためのコントロール信号をデータレジスタ914に出力する。データレジスタ914に書き込む表示データの順序はSHL信号により反転される。データレジスタ914は、フレームメモリ916への表示データの書き込みをコントロールするレジスタであり、フレームメモリ916へのデータ書き込みはLP信号の立ち下がりエッジで行われる。
【0004】
ラッチ回路918は、ローアドレスカウンタデコーダ904により選択されたローアドレスの表示データを、LP信号の立ち下がりエッジでフレームメモリ916から読み出し、レベルシフタ920へと出力する。レベルシフタ920は、信号の電圧レベルをロジック系電源レベル(VDD、VSS)から、液晶駆動系電源レベル(V0〜V5)に変換するための回路である。電圧セレクタ922は、信号電極X1〜Xmを駆動する液晶駆動電圧をV0〜V5から選択する機能を有する。V0〜V5のいずれを選択するかは、表示データと液晶駆動を交流化するための信号であるFR信号とにより決定される。
【0005】
上記従来例においては、図14に示すように、ローアドレスカウンタデコーダ904、タイミング回路906、データ入力制御回路908、チップイネーブルコントロール回路910、双方向シフトレジスタ912、データレジスタ914、フレームメモリ(内蔵RAM)916、ラッチ回路918は低電圧振幅動作部分901に配置されている。一方、レベルシフタ920、電圧セレクタ922は高電圧振幅動作部分902に配置されている。低電圧振幅動作部分901では、高電位側の電源電圧と低電位側の電源電圧との電圧差が小さく、高電圧振幅動作部分902では、高電位側の電源電圧と低電位側の電源電圧との電圧差が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
さて、上記従来例においては、LCDパネルの大型化とともにXドライバに内蔵するRAM(フレームメモリ916)も大容量化してきており、それはそのままチップ面積の増大につながる。チップ面積の増大化を防止するために、内蔵RAMに、フルCMOSタイプのRAMではなく、ハイレジタイプのRAMを採用する対策が考えられる。フルCMOSタイプのRAMセルでは、PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタとが含まれるが、ハイレジタイプのRAMセルでは、高抵抗素子とNチャンネルトランジスタとが含まれる。そして、ハイレジタイプのRAMでは、PチャネルトランジスタがRAMセル内に存在しないため、PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタとの素子分離の必要が無く、従って大幅な小面積化が図れる。このため、チップ面積を小規模化して装置のコストを低減するためには、内蔵RAMとしてハイレジタイプのRAMを採用することが望まれる。
【0007】
一方、液晶駆動装置は、携帯用の電子機器等における液晶表示装置に使用されるため、低消費電力か望まれており、このため使用される電源電圧も低電圧化される傾向にある。従って、Xドライバにおいても、低電圧振幅動作部分901の電源電圧の低電圧化が実現されつつある。そして、この低電圧化を完全なものとするためには、Xドライバの低電圧振幅動作部分901に配置される内蔵RAM(フレームメモリ916)の電源電圧も低電圧化する必要がある。
【0008】
以上のようにチップ面積の小規模化を図るためには内蔵RAMとしてハイレジタイプのRAMを採用する必要がある一方で、低電圧振幅動作部分901の電源電圧を低電圧化し装置の低消費電力化を図るためには内蔵RAMの電源電圧を低電圧化しなければならないという課題がある。
【0009】
しかしながら、ハイレジタイプのRAMセルにおいては、動作電源電圧が3.0Vよりも小さくなると書き込み動作不良や読み出し動作不良が発生し、1.5Vよりも小さくなるとデータの保持自体ができなくなるリテンション不良が発生しデータ化けが起こるという問題があった。この問題について、図15を用いて以下に詳細に説明する。
【0010】
図15には、ハイレジタイプ(高抵抗負荷型)のRAMセルの構成の一例が示される。このRAMセルは、ドライブ用のNチャンネルトランジスタ801、802(T1、T2)と、高抵抗805、806(R1、R2)とを含む。これらのT1、T2、R1、R2がデータ保持部分を構成している。また、このRAMセルは、トランスミッションゲート用のNチャンネルトランジスタ803、804(T3、T4)も含む。T3、T4は、ワードラインWL807が”H”でオン状態になり、ビットラインBL808、ビットラインバーBL809の電位を、T1、T2、R1、R2で構成されるデータ保持部分に伝達する。
【0011】
次に、このRAMセルの基本動作について説明する。データ書き込み時は、トランスミッションゲートT3およびT4がオンして、BLおよびバーBL(BLの反転信号)の電位がデータ保持部分に伝達される。今、仮にBL=”H”、バーBL=”L”とすると、M1およびM2の電位がそれぞれ”H”および”L”になる。M1の電位が”H”になるとトランジスタT2がオンしてM2の電位が”L”に安定する。また、M2の電位は”L”なのでトランジスタT1はオフとなり、M1の電位は”H”に安定する。この後、トランスミッションゲートT3およびT4をオフしても、M1の電位は高抵抗R1によりHレベルにプルアップされ、M2の電位はトランジスタT2によりLレベルに固定されるため、M1およびM2の電位が保持される。これによりデータの書き込み動作が実現される。また、読み出し時は、トランスミッションゲートT3およびT4がオンし、M1およびM2の電位がBLおよびバーBLに伝達される。そして、この電位をセンスアンプ等により検出することでデータの読み出し動作が実現される。
【0012】
次に、書き込み動作不良について説明する。書き込み時においては、トランスミッションゲートT3、T4を介して書き込み信号が伝達される。この際に、トランスミッションゲートのNチャンネルトランジスタのスレッシュホルド電圧Vth分だけ、書き込み信号の電圧が低くなる事態が生じる。仮に、BL=”H”、バーBL=”L”を書き込む場合を考えると、M1の電位がHレベルよりもT3のしきい値電圧Vth分だけ低くなる。この時、M1の電位がトランジスタT2をオンできるレベルであれば問題は生じない。しかし、動作電源電圧の低下とともにM1の電位も低下し、動作電源電圧が所定電圧以下になるとM1の電位によりT2をオンできなくなる。その結果、バーBL側によりM2に”L”を書き込んでも、M2の電位は安定的に”L”にはならず、これにより書き込み動作不良が生じる。
【0013】
次に、読み出し動作不良について説明する。読み出し時においては、読み出し前にBLおよびバーBLを”H”にプリチャージした後にトランスミッションゲートT3およびT4がオンする。ここで、今、仮にM1=”H”、M2=”L”であったとする。すると、M1の電位がT3のVth分だけ低下するとともに、M2の電位がバーBLによって若干上昇する。この結果、オン状態であったT2が少しだけオフ状態に移行するとともに、オフ状態であったT1も少しだけオン状態に移行する。そして、動作電源電圧が低下すると、T2がさらに大きくオフ状態に移行し、T1がさらに大きくオン状態に移行し、これによりオン・オフの状態が反転する現象が起き、読み出し動作不良が生じる。このように動作電源電圧が低電圧化すると、負荷R1、R2とトランジスタT1、T2とのインピーダンスバランスが崩れるとともに、トランジスタのVthの変動が安定動作に大きく影響するようになる。このため動作電源電圧を低電圧化すると、広い動作マージンを確保しにくくなる。
【0014】
以上のように従来例においては、ハイレジタイプのRAMを採用することによるチップ面積の小規模化の課題と、低電圧振幅動作部分901を低電圧化することによる装置の低消費電力化の課題とを両立できないという問題があった。
【0015】
この問題は、複数ライン同時選択駆動手法と呼ばれる手法においても同様に起こる問題である。複数ライン同時選択駆動手法については、特願平5−515531、特願平5−152533において本出願人により説明されている。
【0016】
本発明は、以上述べたような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、内蔵される表示データ記憶手段に対する電源の供給手法を改善することにより、小規模化が可能な表示データ記憶手段を採用しながら該表示データ記憶手段の正常動作を確保すると共に、低電圧振幅動作部分の更なる低電圧化を実現することにある。
【0017】
また、本発明の他の目的は、複数ライン同時選択駆動手法を採用する液晶駆動装置において、該駆動手法において液晶駆動電源電圧が低電圧化されることを利用して、内蔵される表示データ記憶手段に対する電源の供給手法を改善することにある。
【0018】
また、本発明の他の目的は、内蔵される表示データ記憶手段に対する電源の供給手法を改善する場合において、該表示データ記憶手段に供給される電源電圧の安定化を図ることにある。
【0019】
また、本発明の他の目的は、内蔵される表示データ記憶手段に対する電源の供給手法を改善した場合に、供給される電源電圧の異常事態を監視すると共に、異常事態が発生した場合に表示データ記憶手段に記憶された表示データが破壊されるのを有効に防止することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記課題を解決するために、本発明は、コントロールロジック部を少なくとも有し第1の電源電圧群が供給されて動作する低電圧振幅動作部分と、液晶パネル上にマトリクス状に配置される液晶素子を駆動するために使用される第2の電源電圧群が供給されて動作する高電圧振幅動作部分とを含む液晶駆動装置であって、
前記第2の電源電圧群に含まれる少なくとも1対の高電位側電源電圧と低電位側電源電圧との電圧差が、前記第1の電源電圧群に含まれる高電位側電源電圧と低電位側電源電圧との電圧差よりも大きく設定され、
前記液晶パネルに画像表示を行うための表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
前記第2の電源電圧群、あるいは、該第2の電源電圧群を電源変換手段により変換することで得られる第3の電源電圧群を、前記表示データ記憶手段の動作電源として供給する手段とを含み、
前記表示データ記憶手段が、
その正常な動作が保証される電源電圧差の下限値が、前記低電圧振幅動作部分に供給される前記第1の電源電圧群の電圧差を上回るRAMであり、
前記RAMである前記表示データ記憶手段が、随時書き込み読み出し可能な複数のRAMセルを含み、該RAMセルが、データを保持するための少なくとも1対のトランジスタと、該1対のトランジスタの各々に接続され該トランジスタに動作電流を供給するための高抵抗素子とを含むことを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、表示データ記憶手段は高電圧振幅動作部分に配置され、その動作電源は第2又は第3の電源電圧群から供給される。従って、低電圧振幅動作部分に配置されると書き込み・読み出し動作不良等を起こすような表示データ記憶手段であっても、これを高電圧振幅動作部分に配置することで正常な動作を確保することができる。一方、低電圧振幅動作部分に配置され高速に動作するロジックコントロール部に関しては、表示データ記憶手段の動作電圧とは無関係に低電圧化することが可能となる。
【0023】
また本発明によれば、表示データ記憶手段がハイレジタイプのRAMセルにより構成される。そして、このようにハイレジタイプのRAMセルを採用しても、これらのRAMセルは高電圧振幅動作部分に配置されることになるため、書き込み・読み出し動作不良の発生が防止される。そして、ハイレジタイプのRAMセルを採用すると、従来のフルCMOSタイプのRAMセルを採用する場合に比べて、大幅にチップ面積を小規模化することができる。
【0024】
また、本発明は、前記液晶パネルが複数の走査電極とこれらと交差する複数の信号電極を含み、
前記表示データ記憶手段から読み出される表示データをラッチする手段と、ラッチされた表示データの電圧レベル変換を行うレベルシフト手段と、電圧レベル変換された表示データに基づいて前記第2の電源電圧群から液晶駆動電圧を選択し、該液晶駆動電圧を前記信号電極に出力する電圧セレクト手段とを含み、
前記ラッチ手段、前記レベルシフト手段、前記電圧セレクト手段が前記高電圧振幅動作部分に配置されていることを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、電圧平均化法を採用する液晶駆動装置に対して本発明の原理を適用することが可能となる。これにより、低電圧振幅動作部分に配置されると書き込み・読み出し動作不良等を起こすような表示データ記憶手段を正常に動作させることができると共に、低電圧振幅動作部分の更なる低電圧化が可能となる。なお、電圧平均化法に本発明の原理を適用する場合には、表示データ記憶手段等には、第2の電源電圧を降圧した電圧を供給することが望ましく、また、レベルシフト手段により、この降圧された電圧を第2の電源電圧のレベルまで昇圧する変換を行うことが望ましい。
【0026】
また、本発明は、前記液晶パネルが複数の走査電極とこれらと交差する複数の信号電極を含み、
前記表示データ記憶手段から読み出される表示データと複数本が同時に選択される前記走査電極の電圧状態とから前記信号電極への駆動電圧の情報を割り出す駆動信号決定手段と、該駆動信号決定手段の出力である駆動電圧情報をラッチする手段と、ラッチされた駆動電圧情報に基づいて前記第2の電源電圧群から液晶駆動電圧を選択し、該液晶駆動電圧を前記信号電極に出力する電圧セレクト手段とを含み、
前記駆動信号決定手段、前記ラッチ手段、前記電圧セレクト手段が前記高電圧振幅動作部分に配置されていることを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、複数ライン同時選択駆動手法を採用する液晶駆動装置に対して本発明の原理を適用することが可能となる。そして、複数ライン同時選択駆動手法によれば、第2の電源電圧を電圧平均化法に比べて低い電圧とすることができる。従って、第2の電源電圧を降圧することなく、表示データ記憶手段に対して適正な電源電圧を供給することが可能となる。更に、表示データ記憶手段、駆動信号決定手段、ラッチ手段、電圧セレクト手段を高耐圧のプロセスで製造する必要もなくなる。
【0028】
また、本発明は、前記電源変換手段が、前記第2の電源電圧群から定電圧の前記第3の電源電圧群を得る定電圧生成手段を含み、前記表示データ記憶手段は、該定電圧生成手段により定電圧化された第3の電源電圧群が供給されて動作することを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、表示データ記憶手段に対して定電圧の電源電圧を供給できる。これにより、例えば電圧セレクト手段のスイッチ動作による電圧レベルの変動等が、表示データ記憶手段の安定動作に影響を与えることが防止される。
【0036】
また、本発明の液晶表示装置は、上記液晶駆動装置と、液晶素子がマトリクス状に配置された液晶パネルとを少なくとも含むことを特徴とする。
【0037】
本発明によれば、液晶駆動装置のチップ面積を小規模化し、消費電力を低く抑えることができるため、この液晶駆動装置を含む液晶表示装置のコスト、消費電力を低く抑えることが可能となる。
【0038】
【実施例】
次に、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
【0039】
(第1の実施例)
1.構成及び動作
図1は、本発明の第1の実施例に係る信号電極駆動回路(Xドライバ)の全体構成を示すブロック図である。図1に示すXドライバは、第1の電源電圧群によって動作する低電圧振幅動作部分101と、第2の電源電圧群によって動作する高電圧振幅動作部分102とに分けられている。 そして、第2の電源電圧群に含まれる少なくとも1対の高電位側電源電圧と低電位側電源電圧との電圧差、例えばV2とVCの電圧差が、第1の電源電圧群に含まれる高電位側電源電圧VDDと低電位側電源電圧VSSとの電圧差よりも大きく設定されている。
【0040】
さて、図1に示すXドライバは、チップイネーブルコントロール回路103、タイミング回路104、データ入力制御回路105、入力レジスタ106、書き込みレジスタ107、レベルシフタ108、フレームメモリ(内蔵RAM)109、行アドレスレジスタ110、駆動信号決定回路(MLSデコーダ)111、ラッチ回路112、電圧セレクタ113を含む。ここで、チップイネーブルコントロール回路103は、複数チップを使用する場合のチップ単位の自動パワーセーブを、イネーブル信号CEI、CEOに基づいて行うものである。タイミング回路104は、シフトクロックXSCL、YD信号、LP信号等に基づいて所要のタイミング信号を形成等するものである。データ入力制御回路105は、イネーブル信号Eの発生を契機にMPUからXドライバに対して転送される表示データD0〜Dnを取り込み、取り込んだデータを入力レジスタ106に出力するものである。入力レジスタ106は、表示データをシフトクロックXSCLの立ち下がりエッジで順次取り込み、1走査ライン分の表示データを格納するものである。書き込みレジスタ107は、入力レジスタ106からの1走査ライン分の表示データをラッチパルスにより一括にラッチし、例えば2走査ライン分の表示データがラッチされた段階で、これらの表示データを出力しレベルシフタ108を介してフレームメモリ109内のメモリセルに書き込むものである。
【0041】
レベルシフタ108は、低電圧振幅動作部分101からの信号を高電圧振幅動作部分102に伝達する場合に、信号のレベル変換を行う機能を有する。フレームメモリ109は、マトリクス状に配置されたメモリセルおよびその周辺回路を含んでおり、書き込みレジスタ107から入力される表示データを蓄積する。行アドレスレジスタ110は、信号走査スタート信号YDおよび後述するフィールド識別信号FISにより初期化され、タイミング回路104から書き込み制御信号WRあるいは読み出し制御信号RDが印加される毎にフレームメモリ109のライン(ワード線)を順次選択する。これによりフレームメモリ109からは2ライン分ずつの表示データが駆動信号決定回路111に出力される。駆動信号決定回路(MLSデコーダ)111は、FIS信号、交流化信号FRおよびフレームメモリ109からの表示データ(2ライン分)との組み合わせから、信号電極の駆動電圧情報を割り出す。ラッチ回路112は、駆動信号決定回路111からの駆動電圧情報をLP信号の立ち下がりエッジにより一括ラッチする。電圧セレクタ113は、ラッチ回路112からの駆動電圧情報に基づき、第2の電源電圧群V2、VC、−V2から液晶駆動電圧を選択し、該液晶駆動電圧を各信号電極X1〜Xmに印加するものである。
【0042】
なお、図1においてタイミング回路104から出力されるラッチパルスLP’およびシフトクロックXSCL’は、それぞれXドライバに与えられるコントロール信号LPおよびXSCLから生成されるものであるが、これらの信号はLCDパネル上の表示変更がともなう場合にのみ出力する信号であるため、LP、XSCLと区別して’を付してある。
【0043】
次に、本実施例における電源電圧の供給手法について説明する。本実施例では、低電圧振幅動作部分101に対しては、端子VDD、VSSにより第1の電源電圧群が供給され、高電圧振幅動作部分102に対しては、端子V2、VC、−V2により第2の電源電圧群が供給される。これらの電源の電位の関係は、VDDとV2を共通電位として図2に示すような関係となっている。即ち、VDD=V2=0Vとし、VSS=−2.7V、VC=−4.0V、−V2=−8.0Vとなっている。Xドライバ内部の各ブロックへの電源電圧の供給について、再度、図1を用いて説明する。低電圧振幅動作部分101内の行アドレスレジスタ110、タイミング回路104、データ入力制御回路105、書き込みレジスタ107、入力レジスタ106、チップイネーブルコントロール回路103の各ブロックの電源端子VDD、VSSは、第1の電源電圧群が供給される端子VDD、VSSと接続される。これにより、各ブロックのVDD端子には0V、VSS端子には−2.7Vが供給される。この結果、これらの各ブロックは電圧差2.7Vの電源電圧で動作することになる。また、高電圧振幅動作部分102内の電圧セレクタ113の電源端子V2、VC、−V2は、第2の電源電圧群が供給される端子V2、VC、−V2が接続される。これにより、V2端子には0V、VC端子には−4.0V、−V2端子には−8.0Vが供給される。そして、これらの電圧を電圧セレクタ113により選択することでXドライバの出力X1〜Xmが形成される。高電圧振幅動作部分102内のラッチ回路112、駆動信号決定回路111、フレームメモリ109、レベルシフタ108の各ブロックの電源端子VDD、VSSは、第2の電源電圧群が供給される端子V2、VCが接続される。これにより、VDD端子には0V、VSS端子には−4.0Vが供給される。この結果、これらの各ブロックは電圧差4.0Vの電源電圧で動作することになる。
【0044】
以上説明したように、本実施例のXドライバによれば、フレームメモリ109には、第2の電源電圧V2、VCにより、4.0Vの電圧差を持つ電源電圧が供給される。これにより、フレームメモリ109をハイレジタイプ(高抵抗負荷型)のRAMで構成しても(図15参照)、RAMの安定動作が確保される。そして、フレームメモリ109をハイレジタイプのRAMで構成することで、チップ面積の小規模化が図れる。一方、高速に動作するロジックコントロール部を含む低電圧振幅動作部分101には、フレームメモリ109を配置する必要が無くなる。このため、低電圧振幅動作部分101に供給される第1の電源電圧群を、例えばVDD=0V、VSS=−2.7Vというようにその電圧差を低電圧化することが可能となる。これにより、高速クロック(例えば高電圧振幅動作部分のm倍)で動作する部分の電源電圧を低電圧化できることになるため、消費電力を大幅に減少できる。そして、更に、このような低電圧化が可能になると、低電圧振幅動作部分101を構成するトランジスタを微細プロセスで製造することも可能となり、よりいっそうのチップ面積の小規模化が図れる。
【0045】
さて、本実施例では、フレームメモリ109に対する電源電圧の供給手法を改善するのみならず、レベルシフタ108の配置位置についても改善している。図3には、低電圧振幅動作部分101から高電圧振幅動作部分102に信号を伝達する場合に、信号のレベル変換を行うレベルシフタ108の構成の一例が示される。このレベルシフタ108は、入力信号Iを反転するインバータ301、入力信号Iによってオン・オフするNチャンネルトランジスタ302、303、これらのトランジスタのドレイン領域の電位状態によりオン・オフするPチャンネルトランジスタ304、305を含んでいる。電源VDD、VSSは第2の電源電圧群から供給されている。次に、このレベルシフタ108の動作を説明する。まず、入力信号Iが例えば、”L”であるとトランジスタ302、303のゲート電極の電圧レベルは、それぞれ”L”および”H”となる。これによりトランジスタ302がオフ、トランジスタ303がオンとなる。従って、トランジスタ304のゲート電極の電圧レベルは”L”となり、トランジスタ304はオンする。一方、トランジスタ305のゲート電極の電圧レベルは”H”となり、トランジスタ305はオフする。この結果、出力OおよびバーO(Oの反転信号)は、それぞれ”L”および”H”となり、入力Iがレベル変換されて出力Oに伝達されることになる。入力Iが”H”の場合は、トランジスタ302、303、トランジスタ304、305のオン・オフの関係は、それぞれ逆になる。
【0046】
次に、本実施例におけるレベルシフタ108の挿入位置について説明する。高電圧振幅動作部分102に配置されるラッチ回路112、駆動信号決定回路111については、図4に示すように低電圧振幅動作部分101に配置して、第1の電源電圧群で動作させることも可能である。しかしながら、この2つの回路を低電圧振幅動作させる構成とした場合、図4に示すように、信号LP、FR、FISをレベル変換する必要がなくなる反面、次のように複数のレベルシフタが必要になるという欠点が生じる。即ち、図4の場合には、書き込みレジスタ107からフレームメモリ109への信号伝達にはレベルアップのためのレベルシフタ120が、フレームメモリ109から駆動信号決定回路111への信号伝達にはレベルダウンのためのレベルシフタ122が、ラッチ回路112から電圧セレクタ113への信号伝達にはレベルアップのためのレベルシフタ124が必要になる。これらのレベルシフタ120、122、124を通過する信号は、ドライバの出力数(m本)分だけ必要になるため、レベルシフタの占める面積が大幅に増加してドライバのチップ面積を増大化させる。そこで、本実施例では、図1に示すようにレベルシフタ108を配置して、レベル変換は1回のみとし、ラッチ回路112と駆動信号決定回路111とを高電圧で動作させる構成とした。高電圧振幅動作部分102には、低電圧振幅動作部分101内のコントロールロジック部のように高速クロックXSCLで動作する部分がない。従って、このような構成としても、このことがXドライバ全体の消費電力の増加に大きな影響を与えることはない。
【0047】
2.複数ライン同時選択駆動手法
本実施例のXドライバは、複数ライン同時選択(Multiple Lines Selection)駆動手法に適した構成となっている。複数ライン同時選択駆動手法では、従来の1ラインずつ選択して駆動する手法と同じオン・オフ比を実現した上で、Xドライバ側の駆動電圧を低く抑えることができる。例えば、液晶素子のしきい値Vthを2.1V、デューディ比1/240とした場合には、Xドライバの最大駆動電圧振幅は、従来の駆動手法では20V程度必要であったのに対し、複数ライン同時選択駆動手法では本実施例に示すように8.0V(V2〜−V2間)で足りる。従って、高耐圧部である電圧セレクタ113、レベルシフタ124をモノシリック化する必要が無くなる。これにより、集積度の高いRAMを製造できるプロセスを利用することが可能となり、大容量のRAMをXドライバに内蔵することが可能となる。また、複数ライン同時選択駆動手法を行うためには、電圧セレクタ113に対する給電に、(同時選択ライン数)+1の電源電圧が必要となる。本実施例では、同時選択ライン数を2ラインとしているため3つの電源電圧V2、Vc、−V2が必要となる。そして、これらの電源電圧の電圧差は、最大でも8.0Vと低いため、これらの電源電圧を降圧することなくRAMの動作電源として使用できる。本実施例では、V2とVCの電圧差4.0VをRAMの動作電源として使用している。
【0048】
次に、複数ライン同時選択手法について説明する。電圧平均化法による駆動手法では、図5(A)〜(D)に示すように、走査電極Y1,Y2〜Ynを1ラインずつ順次選択して走査電圧を印加すると共に、選択された走査電極上の各画素がオンかオフかによって、それに応じた信号電極波形を、各信号電極X1,X2〜Xmに印加する。しかし、この手法では、駆動電圧が比較的高くなり、また、コントラストが悪く、フレーム階調を行うとフリッカーが大きい等の問題がある。そこで、上記問題を解決する手法として複数ライン同時選択駆動手法が提案されている。
【0049】
図6(A)〜(D)には、複数ライン同時選択駆動手法を用いた場合の印加電圧波形の一例が示される。図6(A)〜(D)では、走査電極を順次3本ずつ同時に選択する場合が示される。例えば図7(A)に示すような画素表示を行う場合には、最初に3本の走査電極Y1,Y2,Y3を同時選択して、それらの走査電極Y1,Y2,Y3に図6(A)に示すような走査電圧を印加する。次に、走査電極Y4,Y5,Y6を選択して、それらの走査電極Y4,Y5,Y6に図6(B)に示す走査電圧を印加する。そして、このような同時選択を全ての走査電極Y1,Y2〜Ynについて順次行う。更に次のフレームでは電位を逆転し、液晶の交流化駆動を行う。複数ライン同時選択駆動手法では、走査電極の選択の正規直交性を保ちながら選択期間を時間的に1フレーム内に均等分散し、これと同時に走査電極を特定本数の組(ブロック)にして選択する。ここで「正規」とは、すべての走査電圧がフレーム周期単位で同一の実効電圧値(振幅値)を持つことを意味する。また「直交」とは、ある走査電極に与えられる電圧振幅が、他の任意の走査電極に与えられる電圧振幅を1選択期間毎に積和したときに、フレーム周期単位では0になることを意味する。この正規直交性は、単純マトリクス型LCDにおいては、各画素を独立してオン・オフ制御するための大前提となるものである。例えば図6(A)〜(D)で、選択時のV1レベルを「1」,−V1レベルを「−1」とし、1フレーム分の行列式をF=fijとした場合に、第1行目(Y1)と第2行目(Y2)との直交性は、
Σ(j=14)1j×f2j=1+(−1)+(−1)+1=0
と検証される。
【0050】
一方、信号側電圧波形は、例えばh本を同時選択する場合には、(h+1)個の離散的な電圧レベルの中から1つの電圧レベルを表示データに応じて選択することで決められる。電圧平均化法では、図5(A)〜(D)に示すように、1行の選択波形に対して信号電極(行)波形は1対1に対応していた。これに対してh本同時選択の場合は、h本の組になった行選択波形に対して等価的なオン・オフ電圧レベルを出力する必要がある。この等価的なオン・オフ電圧レベルは、オン表示データを「1」、オフ表示データを「0」としたとき、信号電極側データパターンと行列式F=fijの列パターン(走査電極選択パターン)との不一致数Cで決められる。例えば列パターンが(1,1,1)である場合を考えると、信号電極側データパターン及びXドライバ出力電圧は図7(B)に示すようになる。従って、列パターンが決まっていれば、Xドライバの出力電圧は、不一致数又は信号電極データパターンから直接Xドライバの出力電圧をデコードすることで決定される。即ち、駆動信号決定回路111が、フレームメモリ109からの3行分の信号電極データパターンと、FR信号と、FIS信号とに基づいて駆動電圧情報を求め、この駆動電圧情報に基づきXドライバの出力電圧が求められる。具体的な信号電極電圧波形は図6(C)に示すようになる。図7(A)における信号電極X1と走査電極Y1,Y2,Y3との交差画素の表示は、順に1(オン),1(オン),0(オフ)で、これに対する最初の△t内の走査電極の電圧値は、順に1(V1),1(V1),0(−V1)である。従って、不一致数は0であるから、信号電極X1の最初の△t内の出力電圧は、図7(B)より−V3となる。以下、同様にして信号電極の出力電圧波形が決められる。
【0051】
本出願人は、特願平5−515531において、上記複数ライン同時選択駆動手法の改良である均等分散型の複数ライン同時選択駆動手法について説明している。この均等分散型複数ライン同時選択駆動手法は、順次複数本の走査電極を同時に選択し、かつその選択期間を1フレームの中で複数回に分けて電圧印加を行うものである。即ち、1フレーム中に1回(まとめてh△tの期間)選択するのではなく、その選択期間を1フレーム中で複数回に分けて(分散して)電圧を印加する。これにより1フレーム中に、画素には複数回電圧が印加されることになるので、明るさが維持されコントラストを高めることができる。この場合、4つの列パターンを1つずつ4回に分けて電圧印加を行ってもよいし、例えば2つずつ2回に分けて電圧印加を行っても良い。
【0052】
さて、以上説明した複数ライン同時選択手法では、3本の走査電極を同時に選択するため、第2の電源電圧群はV3、V2、−V2、−V3の4レベルになる。そして、VDD=V3=0Vとした場合には、フレームメモリ109等の電源端子VDD、VSSには、V3、V2あるいはV3、−V2あるいはV3、−V3のいずれかのペアが供給される。一方、VSS=−V3=0Vとした場合には、フレームメモリ109等の電源端子VDD、VSSには、−V2、−V3あるいはV2、−V3あるいはV3、−V3のいずれかのペアが供給される。いずれにせよ、これらのペア間における電圧差(例えばV3、−V3の電圧差)の少なくとも1つは、低電圧振幅動作部分101に供給されるVDD、VSS間の電圧差よりも大きくなっており、これによりフレームメモリ109の正常動作が保証される。以上のことは、同時に選択する本数が4本以上になり、第2の電源電圧群が5レベル以上になった場合も同様である。
【0053】
(第2の実施例)
図1に示す第1の実施例においては、高電圧振幅動作部分102のラッチ回路112、駆動信号決定回路111、フレームメモリ109、レベルシフタ108に対しては、第2の電源電圧群V2、VCが直接供給されていた。しかし、このように直接にV2、VCを供給すると、電圧セレクタ113のスイッチングによる電圧レベルの変動が、これらの回路、特にフレームメモリ109の安定動作に影響を与える。第2の実施例は、この点を考慮したもので、第2の電源電圧群を、直接にこれらの回路に供給せずに、定電圧回路を通じて供給するものである。図8に、第2の実施例に係るXドライバの全体構成のブロック図を示す。図8では、図1で示した構成ブロックと同じ番号を付したものは第1の実施例で説明したものと同じである。ここでは、新たに定電圧回路401が付加されている。この定電圧回路401には、第2の電源電圧群V2、VC、−V2が入力され、定電圧化された電圧VDD2=0V、VSS2=−4.0Vが生成されてラッチ回路112、駆動信号決定回路111、フレームメモリ109、レベルシフタ108に供給される。これにより、これらの回路の安定動作が保証される。
【0054】
図9に定電圧回路401の構成の一例を示す。この定電圧回路401は、Pチャンネルトランジスタ501、502(P1、P2)、Nチャネルトランジスタ503、504、505(N1、N2、N3)、同じ抵抗値を持つ抵抗506、507(R、R)、オペアンプ508(OP)を含む。次に動作を説明する。P1、P2、N1、N2から構成される基準電圧発生部では、P1とP2のVthが等しくしなっており、P1とP2、N1とN2のトランジスタ能力が等しくなっている。この構成により、A点に(Vth2−Vth1)の基準電圧が発生する。ここで、Vth1、Vth2はそれぞれN1およびN2のしきい値電圧である。今、仮にVth1=2.5V、Vth2=0.5Vとすると、A点の電圧はVcの変動に係わらず常に一定であり、−2.0Vとなる。そして、A点はオペアンプ508の反転入力端子に接続される。この時、トランジスタN3がオンして抵抗Rに電流が流れると、オペアンプ508のイマジナリショート機能により、C点の電圧が−2.0Vに固定される。抵抗506、507に流れる電流は等しく、抵抗506、507の抵抗値も同じである。従って、抵抗506、507における電圧降下は等しくなり、B点の電圧は−4.0Vとなる。この電圧は、−V2の変動に関わらず常に一定の定電圧となる。そして、この定電圧がVSS2としてフレームメモリ109等に供給される。VDD2に関しては、基準電圧であるV2=0Vがそのまま供給される。以上によりフレームメモリ109等の安定動作が保証される。
【0055】
(第3の実施例)
液晶表示システムにおいては、低消費電力化のために液晶駆動用電源をオフさせる場合がある。例えばディスプレイオフと呼ばれるモードでは、全ての液晶電源電圧が同電圧に固定される。液晶駆動用電源がオフすると、図1に示す第1の実施例及び図8に示す第2の実施例のXドライバでは、高電圧振幅動作部分102に供給される第2の電源がオフされることになる。すると、フレームメモリ109に記憶されている表示データがクリアされ、喪失される事態が生じる。
【0056】
第3の実施例は、この点を考慮したもので、第2の電源電圧群の電圧状態(オフ状態)を監視し、第2の電源がオフした場合には、第1の電源をフレームメモリに供給して表示データを保持するものである。図10に第3の実施例に係るXドライバの全体構成のブロック図を示す。図10では、図1、図8で示した構成ブロックと同じ番号を付したものは第1、第2の実施例で説明したものと同じである。ここでは、第2の実施例に比べて電源監視回路601が新たに付加されている。この電源監視回路601は、高電圧振幅動作部分102の中のフレームメモリ109、駆動信号決定回路111、ラッチ回路112に供給されているVDD2、VSS2の電圧差を監視する。そして、第2の電源がオン状態にあるかオフ状態にあるかを端子MONIを介して外部のMPU等に知らせる。従って、外部のMPU等は、Xドライバに表示データを送る際に、このMONI端子をモニタすることで表示データの転送の可否判断が可能となる。即ち、第2の電源がオフになると、フレームメモリ109はデータ書き込み不可になる。従って、外部のMPU等が無駄なデータをフレームメモリ109に書き込まないように、あるいは、実際にはデータを書き込めないのに書き込んだと誤判断しないように、MONI端子を用いて電源のオン・オフ状態を外部のMPU等に知らせるのである。
【0057】
更に、電源監視回路601は、第2の電源がオン状態の場合には正常に第2の電源電圧群VDD2、VSS2をフレームメモリ109に供給し、第2の電源がオフした場合には第1の電源電圧群VDD、VSSをフレームメモリ109に供給する。これにより、フレームメモリ109内の表示データが保持される。これは、ハイレジタイプのRAMでは、第1の電源電圧(電圧差2.7V)では書き込み動作、読み出し動作を行えないが、データの保持動作は可能であるという点を利用したものである。
【0058】
図11には、電源監視回路401の構成の一例が示される。この電源監視回路401は、Pチャンネルトランジスタ701、702(P1、P2)、Nチャンネルトランジスタ703、704、708(N1、N2、N3)、抵抗値の比が5:3である抵抗705、706(5R、3R)、コンパレータ707(COMP)を含む。次に、電源監視回路401の動作について図12に示す電圧波形図を用いて説明する。P1、P2、N1、N2で構成される部分が基準電圧発生部であり、動作は定電圧回路の説明で既に述べた通りである。この基準電圧発生部はVA=−2.0Vを発生し、このVAはコンパレータ707の反転入力端子に入力される。一方、コンパレータ707の非反転入力端子にはVBが入力される。ここで、V2=VDD=0Vであるため、第2の電源がオン状態の時は、VDDとVSS2間の電圧差4.0Vを抵抗5Rと3Rで分割した電圧がVB=−2.5Vとなる。従って、図12に示すように、VA>VBよりコンパレータ707の出力MONIは−2.7Vとなり、トランジスタN3はオフする。そして、N3に接続される端子VOUTはVSS2と接続されており、VSS2には−4.0Vが供給されている。従って、N3がオフの場合にはVOUTには−4.0Vが出力される。これにより、フレームメモリ109の電源端子VDD、VSSには0V、−4.0Vが入力され、フレームメモリ109の正常な読み出し・書き込み動作が保証される。
【0059】
一方、第2の電源がオフ状態の場合には以下のようになる。即ち、図9に示した定電圧回路401の構成を見れば理解されるように、VSS2は抵抗506、507を介してVDD(V2と同一)と接続される。従って、電源監視回路601の出力VOUTも抵抗506、507を介してVDDと接続される。しかし、コンパレータ707の非反転入力にはVB=0Vが入力されるため、コンパレータ707の出力MONIは0Vとなり、トランジスタN3がオンする。この結果、VOUTはVSS=−2.7Vに接続され、図12に示すようにVOUTには−2.7Vが出力される。これにより、フレームメモリ109の電源端子VDD、VSSには0V、−2.7Vが入力される。従って、フレームメモリ109は、書き込み動作・読み出し動作を行えないが、データの保持動作は可能となり、表示データのバックアップが可能となる。
【0060】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0061】
例えば、上記第1〜第3の実施例では、複数ライン同時選択駆動手法を採用したXドライバを例にとり説明を行ったが、本発明はこれに限らず電圧平均化法を用いたXドライバにも適用できる。図13には、この場合の構成の一例が示される。図14と異なるのは以下の点である、まず、高電圧振幅動作部分902には、レベルシフタ921、電圧セレクタ922以外に、フレームメモリ916、ラッチ回路918、レベルシフタ930が配置され、ローアドレスカウンタデコーダ904、データレジスタ914からの信号はレベルシフタ930によりレベル変換されフレームメモリ916に入力される。また、定電圧回路932が設けられ、高い電圧の第2の電源電圧群が、高集積化プロセスで作られるRAMが動作できる電圧VDD3、VSS3まで降圧され、フレームメモリ916等に供給される。また、ラッチ回路918と電圧セレクタ922との間には、ラッチ回路918の出力信号を第2の電源電圧群V0〜V5のレベルまで昇圧するためのレベルシフタ921が設けられている。この場合、フレームメモリ916に供給される電源電圧VDD3、VSS3間の電圧差は、例えばV0、V5間の電圧差よりも小さく、低電圧振幅動作部分901に供給されるVDD、VSS間の電圧差よりも大きく設定されている。このように設定することで、フレームメモリ916をハイレジタイプのRAMセルで構成できると共に、フレームメモリ916、ラッチ回路918を高耐圧のプロセスで製造する必要が無くなる。これにより、チップ面積の小規模化、装置の低消費電力化を図ることができる。但し、電圧平均化法を用いた場合の本発明の構成は、図13に示す構成に限られるものではない。更に、本発明は、単純マトリクス型の液晶表示装置のみならず、他のタイプの液晶表示装置にも適用できる。
【0062】
また、本実施例ではハイレジタイプのRAMを用いた例を示したが、本発明はこれに限らない。例えば、ハイレジタイプのRAMよりも低電圧で動作するTFT(thin film transistor)タイプのRAMを用いてもよい。この場合には、TFTで構成するRAMの正常な動作が保証される電源電圧差の下限値が、低電圧振幅動作部分に供給する第1の電源電圧群の電圧差を上回ればよい。更に、本発明は、これ以外にも、フレームメモリを構成するメモリとして、SRAM、DRAM、E2PROM等のメモリを採用することもできる。また、高抵抗素子の代わりにディプレッションタイプのトランジスタを用いる構成も考えられる。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、低電圧振幅動作では読み出し・書き込み不良となる表示データ記憶手段を正常に動作させることができると共に、低電圧振幅動作部分の動作電圧を低電圧化できる。これにより、表示データ記憶手段を小規模化することが可能になると共に、消費電力の低減化を図ることができる。この結果、装置のコスト低減を図れると共に、携帯用電子機器に採用される液晶表示装置に最適な液晶駆動装置を提供できる。
【0064】
また、本発明によれば、従来のフルCMOSタイプのRAMセルを採用する場合に比べて大幅にチップ面積を小規模化することができる。
【0065】
また、本発明によれば、電圧平均化法を採用する液晶駆動装置において、表示データ記憶手段を小規模化できると共に、消費電力の低減化を図ることができる。
【0066】
また、本発明によれば、複数ライン同時選択駆動手法を採用する液晶駆動装置において、表示データ記憶手段を小規模化できると共に、消費電力の低減化を図ることができる。そして、表示データ記憶手段、駆動信号決定手段、ラッチ手段、電圧セレクト手段を高耐圧のプロセスで製造する必要が無くなるため、チップ面積を更に小さくすることができる。
【0067】
また、本発明によれば、表示データ記憶手段の安定動作を保証でき、表示データが喪失したり、誤ったデータに化けることを防止できる。
【0068】
また、本発明によれば、例えばディスプレイオフ等により第2の電源がオフ状態になった場合等でも、データを正常に保持させておくことが可能となり、装置に表示データをバックアップする機能を持たすことが可能となる。
【0069】
また、本発明によれば、外部にあるMPU等の装置が、無駄なデータを表示データ記憶手段に書き込んだり、あるいは、実際にはデータが書き込まれていないのに書き込んだと誤判断するような事態を防止できる。
【0070】
また、本発明によれば、第2の電源の状態を監視すると共に、第2の電源等がオフとなった場合に確実に表示データ記憶手段に第1の電源電圧を供給することが可能となる。
【0071】
また、本発明によれば、液晶表示装置のコスト、消費電力を低く抑えることが可能となり、携帯用の電子機器等に最適な液晶表示装置を提供することができる。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る信号電極駆動回路(Xドライバ)の全体構成を表すブロック図である。
【図2】第2の電源電圧群の電位関係を表す図である。
【図3】レベルシフタの構成の一例を示す図である。
【図4】第1の実施例において駆動信号決定回路、ラッチ回路を低電圧振幅動作部分に配置した場合の信号電極駆動回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】図5(A)〜(D)は、電圧平均化法を用いた場合の走査電極、信号電極、液晶素子に印加される電圧の波形図である。
【図6】図6(A)〜(D)は、複数ライン同時選択駆動手法を用いた場合の走査電極、信号電極、液晶素子に印加される電圧の波形図である。
【図7】図7(A)は、画素のオン・オフ状態の一例を示す図であり、図7(B)は、不一致数と信号電極データパターンとデータパターン数とXドライバ出力電圧の関係を表す図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る信号電極駆動回路の全体構成を表すブロック図である。
【図9】定電圧回路の構成の一例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る信号電極駆動回路の全体構成を表すブロック図である。
【図11】電源監視回路の構成の一例を示す図である。
【図12】電源監視回路の動作を説明するための波形図である。
【図13】電圧平均化法を用いた場合の本発明の構成の一例を示すブロック図である。
【図14】従来の信号電極駆動回路の全体構成を示すブロック図である。
【図15】ハイレジタイプ(高抵抗負荷型)のRAMの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 低電圧振幅動作部分
102 高電圧振幅動作部分
103 チップイネーブルコントロール回路
104 タイミング回路
105 データ入力制御回路
106 入力レジスタ
107 書込みレジスタ
108 レベルシフタ
109 フレームメモリ
110 行アドレスレジスタ
111 駆動信号決定回路
112 ラッチ回路
113 電圧セレクタ
301 インバータ
302 Nチャンネルトランジスタ
303 Nチャンネルトランジスタ
304 Pチャンネルトランジスタ
305 Pチャンネルトランジスタ
401 定電圧回路
501 Pチャンネルトランジスタ
502 Pチャンネルトランジスタ
503 Nチャンネルトランジスタ
504 Nチャンネルトランジスタ
505 Nチャンネルトランジスタ
506 抵抗
507 抵抗
508 オペアンプ
601 電源監視回路
701 Pチャンネルトランジスタ
702 Pチャンネルトランジスタ
703 Nチャンネルトランジスタ
704 Nチャンネルトランジスタ
705 抵抗
706 抵抗
707 コンパレータ
708 Nチャンネルトランジスタ
801 Nチャンネルトランジスタ
802 Nチャンネルトランジスタ
803 Nチャンネルトランジスタ
804 Nチャンネルトランジスタ
805 抵抗
806 抵抗
807 ワードライン
808 ビットライン
809 ビットラインバー
901 低電圧振幅動作部分
902 高電圧振幅動作部分
904 ローアドレスカウンタデコーダ
906 タイミング回路
908 データ入力制御回路
910 チップイネーブルコントロール回路
912 双方向シフトレジスタ
914 データレジスタ
916 フレームメモリ
918 ラッチ回路
921 レベルシフタ
922 電圧セレクタ
930 レベルシフタ
932 定電圧回路

Claims (5)

  1. コントロールロジック部を少なくとも有し第1の電源電圧群が供給されて動作する低電圧振幅動作部分と、液晶パネル上にマトリクス状に配置される液晶素子を駆動するために使用される第2の電源電圧群が供給されて動作する高電圧振幅動作部分とを含む液晶駆動装置であって、
    前記第2の電源電圧群に含まれる少なくとも1対の高電位側電源電圧と低電位側電源電圧との電圧差が、前記第1の電源電圧群に含まれる高電位側電源電圧と低電位側電源電圧との電圧差よりも大きく設定され、
    前記液晶パネルに画像表示を行うための表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
    前記第2の電源電圧群、あるいは、該第2の電源電圧群を電源変換手段により変換することで得られる第3の電源電圧群を、前記表示データ記憶手段の動作電源として供給する手段とを含み、
    前記表示データ記憶手段が、
    その正常な動作が保証される電源電圧差の下限値が、前記低電圧振幅動作部分に供給される前記第1の電源電圧群の電圧差を上回るRAMであり、
    前記RAMである前記表示データ記憶手段が、
    随時書き込み読み出し可能な複数のRAMセルを含み、
    該RAMセルが、
    データを保持するための少なくとも1対のトランジスタと、該1対のトランジスタの各々に接続され該トランジスタに動作電流を供給するための高抵抗素子とを含むことを特徴とする液晶駆動装置。
  2. 請求項1において、
    前記液晶パネルが複数の走査電極とこれらと交差する複数の信号電極を含み、 前記表示データ記憶手段から読み出される表示データをラッチする手段と、ラッチされた表示データの電圧レベル変換を行うレベルシフト手段と、電圧レベル変換された表示データに基づいて前記第2の電源電圧群から液晶駆動電圧を選択し、該液晶駆動電圧を前記信号電極に出力する電圧セレクト手段とを含み、
    前記ラッチ手段、前記レベルシフト手段、前記電圧セレクト手段が前記高電圧振幅動作部分に配置されていることを特徴とする液晶駆動装置。
  3. 請求項1において、
    前記液晶パネルが複数の走査電極とこれらと交差する複数の信号電極を含み、
    前記表示データ記憶手段から読み出される表示データと複数本が同時に選択される前記走査電極の電圧状態とから前記信号電極への駆動電圧の情報を割り出す駆動信号決定手段と、該駆動信号決定手段の出力である駆動電圧情報をラッチする手段と、ラッチされた駆動電圧情報に基づいて前記第2の電源電圧群から液晶駆動電圧を選択し、該液晶駆動電圧を前記信号電極に出力する電圧セレクト手段とを含み、
    前記駆動信号決定手段、前記ラッチ手段、前記電圧セレクト手段が前記高電圧振幅動作部分に配置されていることを特徴とする液晶駆動装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記電源変換手段が、前記第2の電源電圧群から定電圧の前記第3の電源電圧群を得る定電圧生成手段を含み、前記表示データ記憶手段は、該定電圧生成手段により定電圧化された第3の電源電圧群が供給されて動作することを特徴とする液晶駆動装置。
  5. 請求項1乃至4の液晶駆動装置と、液晶素子がマトリクス状に配置された液晶パネルとを少なくとも含むことを特徴とする液晶表示装置。
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