JP3724802B2 - 有機感光体、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
Double Scarlet,Indofast(登録商標) Violet Lake B,Indofast(登録商標) Brilliant Scarlet及びIndofast(登録商標) Orangeという商品名でAllied Chemical Corporationから購入可能)、キナクリドン類(MonastralTM Red,MonastralTM Violet及びMonastralTM Red Yという商品名でDuPontから購入可能)、ペリノン類を含むナフタレン1,4,5,8−テトラカルボン酸誘導体顔料、テトラベンゾポルフィリン類とテトラナフタロポルフィリン類、インディゴ系及びチオインディゴ系染料、ベンゾチオキサンテン誘導体、ペリレン3,4,9,10−テトラカルボン酸誘導体顔料、ビスアゾ−、トリスアゾ−及びテトラキスアゾ顔料を含むポリアゾ顔料、ポリメチン系染料、キナゾリン基を含む染料、3次アミン類、非晶質セレン、セレン−テルル、セレン−テルル−砒素及びセレン−砒素、カドミウムスルホセレナイド、カドミウムセレナイド、カドミウムスルフィド及びこれらの混合物のようなセレン合金を含む。いくつかの具現例で、電荷発生化合物はオキシチタンフタロシアニン(例えば任意の相も可能)、ヒドロキシガリウムフタロシアニンまたはこれらの組合せ物を含む。
Silica)、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア、またはこれらの組合せ物のような小さな無機粒子を含有することもある。障壁層は参照として本願に統合された未公開の米国特許出願第6,001,522号(発明の名称:有機重合体及びシリカを含む光導電要素用障壁層、出願人:Woo)にさらに詳細に記載されている。最上部にコーティングされた離型層は本発明の技術分野で公知の任意の離型層組成を含むことができる。望ましくは、離型層はフルオロ化重合体、シロキサン重合体、フルオロシリコン重合体、シラン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリレート、またはこれらの組合わせである。離型層は架橋された重合体を含むことができる。
(実施例1:電子輸送化合物の合成)
本実施例においては、いくつかの具現例で有機感光体の形成のための電子輸送化合物の塩を含む電子輸送化合物の合成または入手方法について記載する。
460gの濃縮硫酸(Sigma−Aldrich製品、Milwaukee、WI、4.7モル、分析級)と100gのジフェン酸(0.41モル、Acros Fisher Scientific Company Inc.製品、Hanover Park,IL)を温度計、機械的攪拌器及び還流コンデンサーが備えられた1リットルの3口の丸底フラスコに添加した。加熱マントルを使用して上記フラスコを135〜145℃で12分間加熱した後、室温に冷却させた。その後、この溶液を3リットルの水を入れた4リットルの三角フラスコに添加した。上記混合物を機械的に攪拌して1時間緩慢に加熱した。黄色固体をろ過した後、洗浄水のpHが中性になるまで熱い水で洗浄した。上記固体を空気中で一晩中乾燥させた。上記黄色固体は融点が223〜224℃のフルオレノン−4−カルボン酸(75g、80%収率)であった。フルオレノン−4−カルボン酸の1H−NMR スペクトルはBruker Instrumentの300MHz NMRでd6−DMSOで得た。ピークはδ=7.39〜7.50(m,2H);δ=7.79〜7.70(q,2H)、δ=7.74〜7.85(d,1H)、δ=7.88〜8.00(d,1H)、及びδ=8.18〜8.30(d,1H)で見つけられたが、ここでdは二重線、tは三重線、mは多重線であり、ddは復二重線、qは五重線である。
460gの濃縮硫酸(Sigma−Aldrich製品、Milwaukee、WI、4.7モル、分析級)と100gのジフェン酸(0.41モル、Acros Fisher Scientific Company Inc.製品、Hanover Park,IL)を温度計、機械的攪拌器及び還流コンデンサーが備えられた1リットルの3口の丸底フラスコに添加した。加熱マントルを使用して上記フラスコを135〜145℃で12分間加熱した後、室温に冷却させた。その後、この溶液を3リットルの水を入れた4リットルの三角フラスコに添加した。上記混合物を機械的に攪拌して1時間緩慢に加熱した。黄色固体をろ過した後、洗浄水のpHが中性になるまで熱い水で洗浄した。上記固体を空気中で一晩中乾燥させた。上記黄色固体は融点が223〜224℃のフルオレノン−4−カルボン酸(75g、80%収率)であった。フルオレノン−4−カルボン酸の1H−NMR スペクトルはBruker Instrumentの300MHz NMRでd6−DMSOで得られた。ピークはδ=7.39〜7.50(m,2H);δ=7.79〜7.70(q,2H)、δ=7.74〜7.85(d,1H)、δ=7.88〜8.00(d,1H)、及びδ=8.18〜8.30(d,1H)で見つけられたが、ここでdは二重線、tは三重線、mは多重線であり、ddは復二重線、qは五重線である。上記前駆体は、下記に記載された電子輸送化合物を合成するのに使用した。
208gの9−フルオレノン−4−カルボン酸(0.93モル)、3リットルのメタノール(Across Fisher Scientific Company Inc.製品、Hanover Park,IL)、237.8gのマロニトリル(3.6モル、Aldrich Chemicals Co.から購入)及び2.81gのピペリジン(0.033モル、Aldrich Chemicals Co.から購入)を機械的攪拌器及び還流コンデンサーを具備した5リットルの3口の丸底フラスコに添加した。この溶液を一晩中還流させた。その後、上記フラスコを室温に冷却させ、オレンジ色の生成物をろ過した。このオレンジ色の生成物を1リットルのメタノールで攪拌し、30分間沸かしてろ過した後、100mlのメタノールで洗浄した後、60℃で8時間真空オーブンで乾燥した。上記化合物は上記化学式1の陰イオンを有する塩を形成するのに使われる。
5gの(4−カルボキシ−9−フルオレニリデン)マロニトリル及び95gの蒸溜水を8ozの広口びんに添加した。固形の水酸化ナトリウムをあらゆる固形分が溶解されるまで過量添加した。1N HClの溶液をpHが10〜11から7〜8に落ちるまで添加した。その後に上記溶液をろ過し、上記ろ過液は以後の評価及び感光体を構成するのに使用した。
1gの(4−カルボキシ−9−フルオレニリデン)マロニトリル及び99gの蒸溜水を8ozの広口びんに添加した。その後、過量の水酸化アンモニウム溶液をあらゆる固形分が溶解されるまで添加した。1N HClの溶液をpHが10〜11から7〜8に落ちるまで添加した。その後、上記溶液をろ過し、ろ過液は以後の評価及び感光体を構成するのに使用した。
2,7−ジニトロフルオレノン−4−カルボン酸は下記の方法により製造される。9−フルオレノン−4−カルボン酸(11.2g、0.05モル)を500mlの丸いフラスコに置く。その後、300mlの赤い蒸気を有する硝酸を10分間常温で上記フラスコに添加する。それから50mlの濃縮硫酸を5分間添加する。その結果、溶液を10分間常温で攪拌した後、一定に攪拌しながら1.5リットルの氷水に徐々に注ぐ。そして固形生成物をろ過により収集して5%塩酸水溶液で洗浄し、その後、24時間60℃で真空で乾燥する。
1モルの2,7−ジニトロフルオレノン−4−カルボン酸、3リットルのメタノール、3.6モルのマロニトリル(Aldrich Chemicals Co.から購入)及び2.81gのピペリジン(0.033モル、Aldrich Chemicals Co.から購入)を機械的攪拌器及び還流コンデンサーを具備した5リットルの3口の丸底フラスコに添加した。この溶液を一晩中還流させた。その後、上記フラスコを室温に冷却させて、オレンジ色の生成物をろ過した。このオレンジ色生成物を1リットルのメタノールで攪拌し、30分間沸かしてろ過した後、100mlのメタノールで洗浄した後に60℃で8時間真空オーブンで乾燥した。その結果、(2,7−ジニトロフルオレノン−4−カルボン酸)マロニトリル生成物が得られた。上記生成化合物は上記化学式2の陰イオンを有する塩を形成するのに使われる。
(2,7−ジニトロフルオレノン−4−カルボン酸)マロニトリルのナトリウム塩は下記の方法により製造される。5gの(2,7−ジニトロフルオレノン−4−カルボン酸)マロニトリル及び95gの蒸溜水を8ozの広口びんに添加する。固形の水酸化ナトリウムをあらゆる固形分が溶解されるまで過量添加する。1N HClの溶液をpHが10〜11から7〜8に落ちるまで添加した。その後、この溶液をろ過し、ろ過液は以後の評価及び感光体を構成するのに使用した。
1gの(2,7−ジニトロフルオレノン−4−カルボン酸)マロニトリル及び99gの蒸溜水を8ozの広口びんに添加する。水酸化アンモニウム溶液をあらゆる固形分が溶解される時まで過量添加する。1N HClの溶液をpHが10〜11から7〜8に落ちるまで添加した。その後、この溶液をろ過し、ろ過液は以後の評価及び感光体を構成するのに使用した。
2,4−ジニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(カタログ番号25,993−4)の製品はAldrich(Milwaukee,WI)から購入できる。上記生成化合物は上記化学式3の陰イオンを有する塩を形成するのに使われる。
本実施例は5個の有機感光体サンプル及び3個の比較サンプルの製造について記載している。これらサンプル及び比較サンプルは下記の実施例で評価した。
比較サンプルAは蒸気コーティングされたアルミニウム層(CP Films,Martinsville,VAから商業的に購入)を有する76.2ミクロン(3mil)厚さのポリエステル支持体を具備した単一層の有機感光体である。単一層の有機感光体用コーティング溶液は、テトラヒドロフラン(Sigma−Aldrich,Milwaukee,WIから商業的に購入)に溶解された20%(4−n−ブトキシカルボニル−9−フルオレニリデン)マロノニトリル892.5g、テトラフランに溶解された25%MPCT−10(三菱製紙から商業的に購入した電荷輸送化合物)2475.2g、テトラヒドロフランに溶解された14%ポリビニルブチラル樹脂(積水化学から商業的に購入したBX−1)2128.9g、テトラヒドロフランに溶解された15%Tinuvin(登録商標)−292 158.67g、15%Tinuvin(登録商標)−928 130.9g(二つともCiba Specialty Chemicals,Inc.,Terrytow N,NYから商業的に購入)、及びテトラヒドロフラン939.9gを予備混合して製造する。その次に上記混合物に、19%チタニルオキシフタロシアニン(H.W.Sands Corp.,Jupiter,FLから商業的に購入)及びポリビニルブチラル樹脂(積水化学から商業的に購入したBX−5)を2.3:1の重量比で含むCGM顔料分散液(mill−base)273.9gを添加する。上記CGM顔料分散液は、水平サンドミル(Netzsch Incorporated,Exon,PAから商業的に購入したモデルLMC12 DCMS)でメチルエチルケトン651g内のポリビニルブチラル樹脂(BX−5)49g及びチタニルオキシフタロシアニン(H.W.Sands Corp.、Jupiter、FL)112.7gを、1ミクロンのジルコニウムビードを使用してリサイクルモードによって6時間ミーリングすることによって得られる。あらゆるコーティング成分を混合した後に、コーティング溶液は40ミクロンフィルターを通じてろ過される。ろ過された溶液は分当り10フィートのウェブ速度でウェブコーティング器により上述された支持体にコーティングされ、その次に110℃の温度で20フィートのオーブンで乾燥(すなわち、110℃で2分間乾燥)する。乾燥されたコーティングの厚さは約13ミクロンであることが分かった。
比較サンプルBは比較サンプルAの有機感光体の上部にコーティングされたオーバーコート層を有する。オーバーコート層用コーティング溶液は、助溶剤であるARCOSOLV(登録商標)DPNB(すなわち、Lyondell Chemical,Newtown Square,PAから商業的に購入したジプロピレングリコールノルマルブチルエーテル)の47.4g内で界面活性剤であるBYK(登録商標)−333(すなわち、BYK(登録商標)−Chemie USA,Walling ford,CTから商業的に購入したポリエーテルモディファイポリ−ジメチル−シロキサン)1.0gを予備混合することによって製造された。オーバーコート層用コーティング溶液を製造するために、別個の容器でMacekote(登録商標)−8539(すなわち、Mace Adhesives&Coatings Co.,Inc.,Dudley,MAから商業的に購入した水分散されたポリウレタン)71.4gを脱イオン水404.8gで希釈させ、その次に予備混合溶液24.2gを添加した。混合後に、上記コーティング溶液は50ミクロンの間隔を有するナイフコーターを使用することによって比較サンプルAの光導電要素上にコーティングされ、その後95℃のオーブンで5分間乾燥された。
比較サンプルCは、オーバーコートのためのコーティング溶液がさらに多くの固形分の含量を有するという点を除いては比較サンプルBとほとんど類似に製造され、蒸気コーティングされたアルミニウム層(CP Films,Martinsville,VAから商業的に購入)を有する76.2ミクロン(3mil)厚さのポリエステル支持体上部にコーティングされた。上記最終サンプルは光伝導層を有していないため、抵抗度の測定が要らない。上記予備混合溶液は、助溶剤であるARCOSOLV(登録商標)DPNB(すなわち、Lyondell Chemical,Newtown Square,PAから商業的に購入したジプロピレングリコールノルマルブチルエーテル)の22.5g内で界面活性剤であるBYK(登録商標)−333(すなわち、BYK(登録商標)−Chemie USA,Wallingford,CTから商業的に購入したポリエーテルモディファイポリ−ジメチル−シロキサン)の0.5gを予備混合することによって製造された。コーティング溶液を製造するために、別個の容器でMacekote(登録商標)−8539(すなわち、Mace Adhesives&Coatings Co.,Inc.,Dudley,MAから商業的に購入した水分散されたポリウレタン)7.14gを脱イオン水16.7gで希釈させ、その次に予備混合溶液1.15gを添加した。上記コーティングの厚さは、Fischerscope(登録商標) Multi Measuring System(Version−Permascope by Fischer Technology,Inc.,Windsor,CT)を使用して測定した結果3.1ミクロンであった。
サンプル1は比較サンプルB用に製造された28.5gのコーティング溶液を1.5gの(4−カルボキシ−9−フルオレニリデン)マロニトリルのナトリウム塩と混合することによって製造されるという点を除いては、比較サンプルBに記載されたものと同じ方法によって製造された。
サンプル2は比較サンプルB用に製造された27.0gのコーティング溶液を3.0gの(4−カルボキシ−9−フルオレニリデン)マロニトリルのナトリウム塩と混合することによって製造されるという点を除いては、比較サンプルBに記載されたものと同じ方法によって製造された。
サンプル3は、オーバーコート層用コーティング溶液が4.1gの商品名Macekote(登録商標)−8539(すなわち、水分散されたポリウレタン、Mace Adhesives&Coatings Co.,Inc.,Dudley,MAから商業的に購入)を17.0gの脱イオン水で希釈した後、比較サンプルB用に製造された1.45gの予備混合溶液及び7.5gの(4−カルボキシ−9−フルオレニリデン)マロニトリルのアンモニウム塩を添加して製造されたという点を除いては比較サンプルBに記載されたものと同じ方法によって製造された。
サンプル4は、オーバーコート層用コーティング溶液が3.9gの商品名Macekote(登録商標)−8539(すなわち、水分散されたポリウレタン、Mace Adhesives&Coatings Co.,Inc.,Dudley,MAから商業的に購入)を9.7gの脱イオン水で希釈した後、比較サンプルB用に製造された1.45gの予備混合溶液及び15.0gの(4−カルボキシ−9−フルオレニリデン)マロニトリルのアンモニウム塩を添加して製造されたという点を除いては比較サンプルBに記載されたものと同じ方法によって製造された。
サンプル5は、オーバーコート層用コーティング溶液が4.0gの商品名Macekote(登録商標)−8539(すなわち、水分散されたポリウレタン、Mace Adhesives&Coatings Co.,Inc.,Dudley,MAから商業的に購入)を8.2gの脱イオン水で希釈した後、比較サンプルB用に製造された0.3gの予備混合溶液及び3.1gの(4−カルボキシ−9−フルオレニリデン)マロニトリルのナトリウム塩を添加して製造されたという点を除いては比較サンプルCに記載されたものと同じ方法によって製造された。上記乾燥されたコーティングの厚さは、Fischerscope Multi Measuring System(Version−Permascope by Fischer Technology,Inc.,Windsor,CT)を使用して測定した結果約3.1ミクロンであった。
本実施例は実施例2で記述された内容により製造された有機感光剤サンプルに対する静電気テストの結果を示す。
1)プロッドテスト
イレーズバーは診断テスト中にオンになり、サンプルは各サイクル当り回転初期に再帯電される(帯電器がオフと表示される場合は除外)。3回の完全なドラム回転(レーザーオフ状態)中にサンプルをコロナ帯電(イレーズバーは常にオン状態)し、第4回転でレーザーで放電(780nm及び600dpi、50TMスポットサイズ、60ナノセカンド/ピクセルの露光、1800ライン/秒のスキャン速度及び100%デューティーサイクル使用)し、次の3回転(レーザーオフ状態)間完全帯電し、第8回転(コロナ及びレーザーオフ状態)で720nmのイレーズランプだけで放電して残留電圧(Vres)を得、最後に最終3回(レーザーオフ状態)間完全帯電させた。コントラスト電圧VconはVaccとVdisとの差をいい、機能的なダークディケイVddは第1プローブ及び第2プローブにより測定された電荷収容電位差をいう。
このテストは固定された露光時間及び一定の初期電位を有するレーザー電力(露光持続時間50ns)の関数としてベルトの放電電圧をモニタリングして、多様なレーザー強度レベルに対する光導電体の光誘導された放電を測定する。上記の完全なサンプルは各ドラムの回転当り増加するレーザー電圧水準で帯電されかつ放電された。上記サンプルの機能的な感光度、S780nm、及び作動電力装置を確認した結果、セミログ的なプロット(Voltage versus log E)が生じる。
このテストは90秒間レーザーまたはイレーズ照射を行わずに経時的な暗所での電荷収容損失を測定し、i)電荷発生層から電荷輸送層への残留正孔の注入、ii)捕獲された電荷の熱放出、及びiii)表面またはアルミニウム底面から電荷の注入の指標として使われうる。上記サンプルは完全帯電された後に止められ、プローブは90秒の周期間表面電圧を測定した。初期電圧でディケイは経時的にプロットされた。
上記サンプルを各サンプル−ドラム回転ごとに下記順序によって100回のドラム回転中に静電気的にサイクリングした。上記サンプルをコロナで帯電し、レーザーを周期的にオンオフして(80〜100゜セクション)サンプルの一部を放電させ、最後にイレーズランプは次のサイクルを準備するために前のサンプルを放電させた。レーザーは、サンプルの第1セクションは決して露光されず、第2セクションは常に露光され、第3セクションは決して露光されず、最後のセクションは常に露光されるようにサイクリングした。このパターンを総100回のドラム回転中に反復し、100サイクルのロングラン中に毎5回目のサイクル後に周期的にデータを記録した。
比較サンプルC及びサンプル5の体積抵抗率は参照として本願に統合されたASTMD−257テスト法(名称:Standard Test Methods for DC Resistance or Conductance of Insulating materials)により測定された。
Claims (24)
- 前記光導電要素は、正孔輸送化合物をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の有機感光体。
- 前記正孔輸送化合物は、スチルベニル基を含むことを特徴とする請求項2に記載の有機感光体。
- 前記光導電要素は、
前記電荷発生化合物を含有する光導電層と、
前記光導電層上部に位置して第1結合剤及び前記電子輸送化合物の塩を含有するオーバーコート層と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の有機感光体。 - 前記光導電層は、少なくとも一つの電子輸送化合物をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の有機感光体。
- 前記第1結合剤は、水性系高分子結合剤であることを特徴とする請求項4に記載の有機感光体。
- 前記オーバーコート層の塩の含量は、1〜50重量%であることを特徴とする請求項4に記載の有機感光体。
- 前記オーバーコート層の塩の含量は、5〜25重量%であることを特徴とする請求項4に記載の有機感光体。
- 前記光導電層は、第2結合剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の有機感光体。
- 前記導電性支持体及び前記光導電要素間に位置した下部層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の有機感光体。
- 前記オーバーコート層及び前記光導電要素間に位置した障壁層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の有機感光体。
- 前記光導電層は、少なくとも一つの電子輸送化合物をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記光導電層は、
前記電荷発生化合物と、
前記光導電層上部に位置して第1結合剤及び前記電子輸送化合物の塩を含有するオーバーコート層と、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記第1結合剤は、水性系高分子結合剤であることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
- 前記オーバーコート層の塩の含量は、1〜50重量%であることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
- 前記光導電要素は、第2結合剤をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記光導電要素は、電子輸送化合物をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
- 前記光導電要素は、正孔輸送化合物をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
- 前記光導電要素は、
前記電荷発生化合物を含有する光導電層と、
前記光導電層上部に位置して第1結合剤及び前記電子輸送化合物の塩を含有するオーバーコート層と、
を含むことを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。 - 前記第1結合剤は、水性系高分子結合剤であることを特徴とする請求項21に記載の画像形成方法。
- 前記オーバーコート層の塩の含量は、1〜50重量%であることを特徴とする請求項21に記載の画像形成方法。
- 光導電要素は、第2結合剤をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
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