JP3724527B2 - 受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばRDSデータを利用する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヨーロッパにおけるFM放送局の中には、RDSサービスを行っている放送局がある。このRDSサービスは、本来のオーディオ信号にRDSデータと呼ばれるデータを付加して放送するものである。そして、そのRDSデータは、放送局や番組などに関するデジタルデータの集まりであり、このRDSデータには、
PTYコード ‥‥‥ 番組の内容を示す識別コード
TAコード ‥‥‥ 交通情報アナウンス識別コード
TPコード ‥‥‥ 交通情報番組識別コード
AFリスト ‥‥‥ 代替周波数のリスト
などがある。
【0003】
ここで、PTYコードは、ニュース、ポップス、教育、スポーツ、インフォメーションなど、番組の内容あるいは種類を5ビットで示すコードである。また、TAコードは、交通情報の放送中は“1”となるデータであり、TPコードは、交通情報局では“1”に設定されるコードである。さらに、AFリストは、現在受信している番組と同一の番組を放送している放送局の周波数のリストであり、最大25局分のデータを有する。
【0004】
そして、このRDSデータにエラー訂正用のエンコード処理が行われ、このエンコード処理の行われたRDSデータにより、周波数が57kHz(これは、ステレオパイロット信号の周波数19kHzの3倍の値)のサブキャリア信号が平衡変調され、その被変調信号が、主信号であるモノラル信号あるいはステレオコンポジット信号に加算されて周波数多重化され、この多重化信号により主搬送波信号がFM変調されて送信される。
【0005】
そこで、自動車に搭載して使用する受信機、すなわち、いわゆるカーラジオにおいて、RDSデータとタイマとを組み合わせ、交通情報を自動的に録音することが考えられている。すなわち、タイマに設定された時刻になったら、カーラジオの電源をオンにして交通情報の放送を待機し、TAコードにより交通情報の放送が通知されたら、その交通情報を録音するものである。
【0006】
このようにすれば、例えば車で出かけるとき、あらかじめ最新の交通情報を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようにして交通情報を自動録音する場合には、カーラジオの電源を2〜4時間オンのままにしておくことになる。つまり、そのようにすれば、交通情報を確実に録音することができ、あるいは時間をおいて交通情報を2回以上録音できるので、交通状況の変化を知ることができる。
【0008】
ところが、交通情報を自動録音する場合、車のいる場所によっては、あらかじめ設定してある周波数では、放送を正常に受信できないことがある。そして、カーラジオは、機種にもよるが、300mA程度の電流を消費する。
【0009】
したがって、交通情報を録音する時刻になったとき、車の走行している場所あるいは駐車している場所によっては、交通情報を録音できないにもかかわらず、カーラジオが比較的大きな電流を数時間にわたって消費してしまうことがある。
【0010】
この発明は、このような問題点を解決しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明においては、
主信号が交通情報を伝える番組のオーディオ信号であって、この主信号に、上記番組の開始および終了を示すデータが多重化されて放送される放送の受信機において、
上記放送を受信する受信回路と、
オーディオ信号を録音・再生する録音再生回路と、
上記受信回路から出力される信号のうち、上記データを取り出す回路と、
時計回路と
を有し、
上記時計回路の示す時刻があらかじめ設定してある時刻になったとき、上記受信回路の電源をオンにし、
その後、上記受信回路の受信周波数を第1の受信周波数に設定し、
この設定された受信周波数で上記データを正常に受信できるかどうかをチェックし、
このチェックの結果、上記データを正常に受信できるときには、上記データが上記番組の開始を示したとき、上記録音再生回路において、上記番組のオーディオ信号の録音を開始し、
上記データが上記番組の終了を示したとき、上記録音再生回路における上記番組のオーディオ信号の録音を終了して上記受信回路の電源をオフとし、
上記チェックの結果、上記データを正常に受信できないときには、上記受信回路の受信周波数を次の受信周波数に設定し、
この設定により受信周波数がすべての受信周波数について1周していないときには、その設定後の受信周波数で上記データの受信のチェックおよびこのチェック以降の処理を再び実行し、
上記設定により上記受信周波数がすべての受信周波数について1周したときには、上記受信回路の電源をオフとし、
この電源をオフにしてから所定の期間の経過を待ち、
この所定の期間が経過したとき、上記受信回路の電源を再びオンとし、
この電源を再びオンとした後、上記受信周波数を上記第1の受信周波数に設定し、
以後、上記データの受信のチェックおよびこのチェック以降の処理を繰り返す
ようにした受信機
とするものである。
したがって、タイマの期間であっても、交通情報を受信できないときには、受信回路の電源がオフとなって電流消費が抑えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明をカーラジオに適用した場合の一例を示す。すなわち、図1において、符号10はFM受信回路を示し、アンテナ11により受信された放送波信号がチューナ回路12に供給される。このチューナ回路12は、アンテナ入力回路からFM復調回路までを有してスーパーヘテロダイン方式に構成されているとともに、PLLシンセサイザ回路により選局を行うように構成されている。
【0013】
こうして、チューナ回路12からは、オーディオ信号(モノラル信号あるいはステレオコンポジット信号)と、RDSデータにより変調された信号との多重化信号が復調されて取り出される。
【0014】
そして、このチューナ回路12からの復調出力のうちのオーディオ信号が、ローパスフィルタ13→スイッチ回路14→出力アンプ15の信号ラインを通じてスピーカ16に供給される。
【0015】
また、チューナ回路12からの復調出力が、バンドパスフィルタ21を通じてRDS復調回路22に供給されてRDSデータが復調され、このRDSデータがデコーダ回路23に供給され、デコーダ回路23からエラー訂正の行われたRDSデータが取り出される。
【0016】
さらに、放送によるオーディオ信号の録音再生回路30が設けられる。この録音再生回路30は、図1のカーラジオの場合、オーディオ信号を半導体メモリに録音・再生するように構成されている。
【0017】
すなわち、この録音再生回路30は、メモリ31と、録音再生制御回路32とから構成される。そして、メモリ31は、1チップIC化されているとともに、例えば8Mビットの容量を有する。また、制御回路32も1チップICされているものであるが、これは、A/Dコンバータ、ADPCMのエンコーダおよびデコーダ、D/Aコンバータ、アドレスコントローラなどを有する。
【0018】
そして、録音モードのときには、制御回路32により、ローパスフィルタ13からのオーディオ信号が、デジタルオーディオデータにA/D変換されてからADPCM方式によりデータ圧縮され、この圧縮されたデータがメモリ31に書き込まれていく。また、再生モードのときには、制御回路32により、メモリ31に書き込まれているデータが順に読み出されるとともに、もとのデジタルオーディオデータにデータ伸長されてからもとのアナログのオーディオ信号にD/A変換され、このアナログ信号がスイッチ回路14に供給される。
【0019】
この場合、データをメモリ31に書き込むときのモードは、前回の書き込みの最終アドレスの次のアドレスから書き込みを開始する追加モードとされる。また、メモリ31の最終アドレスまで書き込みが進んだときには、再び先頭アドレスから書き込みが行われる。
【0020】
なお、一例として、A/D変換時のサンプリング周波数は5.3 MHz/1024とされ、ADPCM後のビット長は3ビットとされる。したがって、メモリ31に録音できる時間は、
8Mビット/(5.3 MHz/1024×3ビット)=約528 秒
となり、合計で9分近い録音ができることになる。
【0021】
さらに、この例においては、チューナ回路12の選局および録音再生回路30の処理が、マイクロコンピュータ40により制御される。このマイクロコンピュータ40は、CPU41、各種の処理ルーチンの書き込まれているROM42、ワークエリア用のRAM43、入出力用のポート44〜46、キーインターフェイス回路47を有し、これら回路42〜47はシステムバス49を通じてCPU41に接続されている。
【0022】
この場合、ROM42は、各種のルーチンの一部として、例えば図2に示す自動録音ルーチン100を有する。このルーチン100の詳細については、後述するが、図2においては、簡単のため、この発明に関係する部分だけを抜粋して示している。
【0023】
また、ポート44はチューナ回路12に接続され、CPU41からポート44を通じてチューナ回路12に受信周波数を指定するデータが供給されて選局が行われる。さらに、デコーダ回路23からのRDSデータがポート45を通じてCPU41に取り込まれる。また、ポート46からスイッチ回路14にその制御信号が供給されるとともに、ポート46からアンプ15にミューティング信号が供給される。さらに、インターフェイス回路47には、選局キーなどの各種の操作キー(操作スイッチ)48が接続される。
【0024】
また、バス49には、時計回路51および表示制御回路52が接続される。そして、時計回路51により現在の時刻が計時されるとともに、その現在時刻のデータがバス51に供給される。また、表示制御回路52には、表示素子として例えばLCD53が接続され、表示制御回路52に所定の文字データが供給されると、その文字データに対応した文字(数字や記号を含む)がLCD53に表示される。
【0025】
さらに、図示はしないが、マイクロコンピュータ40は(例えば、車のキーが抜いてあっても)常に電源が供給されるとともに、受信回路10の電源は、マイクロコンピュータ40によりオンオフ制御されるように構成されている。
【0026】
このような構成によれば、カーラジオの電源をオフにした場合には、受信回路10の電源がオフであるとともに、マイクロコンピュータ40は低消費電力の待機モードとなっている。そして、マイクロコンピュータ40は、待機モードのときには、時計回路51の計時を行うとともに、キー48の入力に応答するだけの状態となっている。したがって、電源がオフの場合には、マイクロコンピュータ40がわずかな、例えば3mA程度の電流を消費するだけである。
【0027】
しかし、キー48に対して、電源をオンにするキー操作を行うと、マイクロコンピュータ40が通常の動作モードになるとともに、受信回路10の電源がオンとされる。
【0028】
また、キー48に対して選局に関するキーを操作すると、CPU41からポート44を通じてチューナ回路12に受信周波数を指定するデータが供給され、そのキー操作に対応した放送局が選局される。そして、このとき、スイッチ回路14は、ポート46の出力信号により図の状態に接続されるとともに、アンプ15のミューティングがオフとされる。したがって、キー操作により選局された放送局の放送をスピーカ16を通じて聴くことができる。
【0029】
また、このとき、受信している放送局がRDSサービスを行っている放送局であれば、デコーダ回路23からRDSデータが出力されるとともに、これがポート45に供給される。この結果、LCD53には、そのとき受信している放送局の局名などが表示される。
【0030】
さらに、交通情報の自動録音を行う場合には、その交通情報を放送する放送局をキー48により選局しておく。また、タイマの開始時刻、すなわち、自動録音の開始時刻をキー48により設定しておく。例えば、午前5時から午前9時までの間に放送される交通情報を録音するのであれば、その開始時刻の「午前5時」を設定しておく。なお、この例においては、開始時刻から4時間後が自動的に終了時刻となるので、終了時刻の「午前9時」は設定しなくてよい。さらに、その交通情報の自動録音の実行をキー48により指示する。
【0031】
すると、そのキー入力した放送局の受信周波数を指定するデータと、自動録音の開始時刻のデータとが、RAM43に保存されるとともに、交通情報の自動録音の要求を示すフラグがRAM43に保存される。
【0032】
そして、交通情報の自動録音は、CPU41がルーチン100を実行することにより以下のように行われる。すなわち、電源がオフの場合、時計回路51の計時により、例えば5分ごとにCPU41の処理がルーチン100のステップ101からスタートしてマイクロコンピュータ40は通常の動作モードとなり、次にステップ102において、時計回路51の計時している現在時刻がRAM43に保存した自動録音の開始時刻になっているかどうかがチェックされる。そして、なっていないときには、処理ステップ102からステップ132に進み、このステップ132において、マイクロコンピュータ40は待機モードになってからルーチン100を終了する。
【0033】
しかし、ステップ102において、時計回路51の計時している現在時刻がRAM43に保存した自動録音の開始時刻になっているときには、処理はステップ102からステップ103に進む。そして、このステップ103において、RAM43に保存されているフラグをチェックすることにより、交通情報の自動録音が要求されているかどうかがチェックされ、要求されていないときには、処理はステップ103からステップ132に進み、このルーチン100を終了する。
【0034】
さらに、ステップ103において、交通情報の自動録音が要求されているときには、処理はステップ103からステップ111に進み、このステップ111において、受信回路10の電源がオンにされるとともに、アンプ15のミューティングがオンにされる。続いて、ステップ112において、RAM43に保存してある受信周波数を指定するデータがチューナ回路12に供給され、したがって、交通情報を録音するはずの放送局が選局される。
【0035】
次に処理はステップ113に進み、デコーダ回路23から出力されるRDSデータのTPコードをチェックすることにより、ステップ112により設定された周波数で、交通情報局を正常に受信できるかどうかがチェックされる。そして、正常に受信できるときには、処理はステップ113からステップ120に進み、このステップ120において、デコーダ回路23から出力されるRDSデータのTAコードにしたがって交通情報が録音される。
【0036】
すなわち、ステップ120においては、ステップ102によりチェックした開始時刻から4時間以内であっても、TAコードが“0”のときには、録音再生回路30は待機モードとされる。
【0037】
そして、この待機モードのときに、TAコードが“1”になると、CPU41から制御回路32に録音を指示するコマンドが供給され、録音再生回路30は録音モードとなる。そして、この録音モードでは、ローパスフィルタ13からのオーディオ信号、すなわち、今の場合は、交通情報を伝えるオーディオ信号が、上記のようにA/D変換およびデータ圧縮されてからメモリ31に書き込まれていく。すなわち、交通情報が録音されていく。
【0038】
また、交通情報が終了すると、このとき、TAコードが“0”になるが、TAコードが“0”になると、CPU41から制御回路32に待機を指示するコマンドが供給され、録音再生回路30は再び待機モードとなる。
【0039】
こうして、ステップ102によりチェックした開始時刻から4時間以内であれば、TAコードが“1”になるごとに、そのときの交通情報が録音再生回路30に録音されていく。
【0040】
そして、ステップ102によりチェックした開始時刻から4時間を経過すると、(このとき、録音モードであれば、これが解除されてから)ステップ120を終了し、次にステップ131において受信回路10の電源がオフとされ、その後、ステップ132によりこのルーチン100を終了する。
【0041】
以上のようにして、ステップ120によれば、TAコードが“1”のとき、そのときの交通情報が録音再生回路30に録音されていく。
【0042】
一方、ステップ113において、ステップ112により設定された周波数で、交通情報局として放送を正常に受信できないときには、処理はステップ113からステップ114に進む。そして、このステップ114において、AFリストを参照することにより代替周波数の交通情報局が選局され、その後、ステップ115において、チューナ回路12の受信周波数がAFリストの代替周波数を1周したかどうかがチェックされる。
【0043】
そして、1周していないときには、処理はステップ115からステップ113に戻り、再び受信状態がチェックされる。したがって、ステップ113〜115によれば、あらかじめ指定しておいた放送局あるいはその代替周波数の放送局が選局され、ステップ120により交通情報が録音される。
【0044】
しかし、どの代替周波数の放送局であっても、その放送を正常に受信できないときには、ステップ115において、チューナ回路12の受信周波数がAFリストの代替周波数を1周してしまう。すると、処理はステップ115からステップ116に進み、このステップ116において、受信回路10の電源がオフとされ、その後、ステップ117において、例えば5分間の時間待ちが行われる。
【0045】
そして、その5分間がたつと、処理はステップ117からステップ111に戻り、ステップ111以降が再び実行される。
【0046】
そして、以上のようにして録音再生回路30に交通情報が録音されている場合には、電源がオンのときに、キー48のうち、再生を指示するキーを操作すると、ポート46からの制御信号によりスイッチ回路14は図とは逆の状態に接続される。また、CPU41から制御回路32に再生を指示するコマンドが供給され、メモリ31に書き込まれているデジタルオーディオデータが順に読み出されていく。
【0047】
そして、この読み出されたデジタルオーディオデータが、データ伸長およびD/A変換されてもとのアナログのオーディオ信号、すなわち、交通情報を告げるオーディオ信号が取り出され、このオーディオ信号が、スイッチ回路14およびアンプ15を通じてスピーカ16に供給される。したがって、ユーザは、メモリ31にデジタル録音されている交通情報を聴くことができる。
【0048】
また、この再生中、キー48のうち、停止を指示するキーを操作すると、ポート46からの制御信号によりスイッチ回路14は図の状態に接続される。さらに、CPU41から制御回路32に読み出しの終了を指示するコマンドが供給される。この結果、メモリ31の読み出しは行われなくなり、交通情報の再生を終了する。
【0049】
こうして、このFM受信機によれば、タイマを設定した期間に交通情報が放送されると、これがメモリ31に自動的に録音されるが、特に上述のFM受信機においては、受信状態が悪くて交通情報を正常に受信できないときには、例えば5分間、受信回路10の電源を切り、その後、再び交通情報の録音を試みるようにしているので、カーバッテリがむだに消費されることがない。
【0050】
しかも、そのための構成は、自動録音のルーチンをルーチン100に変更するだけでよく、すなわち、ソフトウエアだけで対応でき、ハードウエアの追加や変更の必要がない。
【0051】
なお、上述においては、交通情報のオーディオ信号をメモリ31にデジタル録音・再生するようにしたが、録音再生用のメディアは他のものでもよく、録音再生回路30もそのメディアに対応して変更すればよい。
【0052】
【発明の効果】
この発明によれば、タイマ設定した期間に交通情報が放送されると、これが自動的に録音される。また、受信状態が悪くて交通情報を正常に受信できないときには、所定の期間、受信回路の電源を切り、その後、再び交通情報の録音を試みるようにしているので、バッテリがむだに消費されることがない。しかも、そのための構成は、処理ルーチンを変更するだけでよく、ハードウエアの追加や変更の必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
10…FM受信回路、12…チューナ回路、13…ローパスフィルタ、16…スピーカ、21…バンドパスフィルタ、22…RDS復調回路、23…デコーダ回路、30…録音再生回路、31…半導体メモリ、32…録音再生制御回路、40…マイクロコンピュータ、41…CPU、100…自動録音ルーチン
Claims (3)
- 主信号が交通情報を伝える番組のオーディオ信号であって、この主信号に、上記番組の開始および終了を示すデータが多重化されて放送される放送の受信機において、
上記放送を受信する受信回路と、
オーディオ信号を録音・再生する録音再生回路と、
上記受信回路から出力される信号のうち、上記データを取り出す回路と、
時計回路と
を有し、
上記時計回路の示す時刻があらかじめ設定してある時刻になったとき、上記受信回路の電源をオンにし、
その後、上記受信回路の受信周波数を第1の受信周波数に設定し、
この設定された受信周波数で上記データを正常に受信できるかどうかをチェックし、
このチェックの結果、上記データを正常に受信できるときには、上記データが上記番組の開始を示したとき、上記録音再生回路において、上記番組のオーディオ信号の録音を開始し、
上記データが上記番組の終了を示したとき、上記録音再生回路における上記番組のオーディオ信号の録音を終了して上記受信回路の電源をオフとし、
上記チェックの結果、上記データを正常に受信できないときには、上記受信回路の受信周波数を次の受信周波数に設定し、
この設定により受信周波数がすべての受信周波数について1周していないときには、その設定後の受信周波数で上記データの受信のチェックおよびこのチェック以降の処理を再び実行し、
上記設定により上記受信周波数がすべての受信周波数について1周したときには、上記受信回路の電源をオフとし、
この電源をオフにしてから所定の期間の経過を待ち、
この所定の期間が経過したとき、上記受信回路の電源を再びオンとし、
この電源を再びオンとした後、上記受信周波数を上記第1の受信周波数に設定し、
以後、上記データの受信のチェックおよびこのチェック以降の処理を繰り返す
ようにした受信機。 - 請求項1に記載の受信機において、
上記データがRDSサービスにおけるデータである
ようにした受信機。 - 請求項2に記載の受信機において、
上記受信回路がカーラジオの受信回路である
ようにした受信機。
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JP09390497A JP3724527B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 受信機 |
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JPH10290172A JPH10290172A (ja) | 1998-10-27 |
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JP09390497A Expired - Fee Related JP3724527B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 受信機 |
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