JP3724271B2 - 光信号伝送装置及び光信号発生装置 - Google Patents

光信号伝送装置及び光信号発生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号伝送装置に係り、より詳しくは、高品質な伝送を行うことができる光信号伝送装置及び光信号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
超大規模集積回路(VLSI)の開発により、データ処理システムで使用する回路基板(ドーターボード)の回路機能が大幅に増大してきている。回路機能が増大するにつれて各回路基板に対する信号接続数が増大する為、各回路基板(ドーターボード)間をバス構造で接続するデータバスボード(マザーボード)には多数の接続コネクタと接続線を必要とする並列アーキテクチャが採用されてきている。
【0003】
接続線の多層化と微細化により並列化を進めることにより並列バスの動作速度の向上が計られてきたが、接続配線間容量や接続配線抵抗に起因する信号遅延により、システムの処理速度が並列バスの動作速度によって制限されることもある。また、並列バス接続配線の高密度化による電磁ノイズ(EMI:Electromagnetic Interference)の問題もシステムの処理速度向上に対しては大きな制約となる。
【0004】
この様な問題を解決し、並列バスの動作速度の向上を計る為に、光インターコネクションと呼ばれる、システム内光接続技術を用いることが検討されている。光インターコネクション技術の形態は、『内田禎二、第9回回路実装学術講演大会 15C01,pp.201〜202』や『富室 久他.,“光インタコネクション技術の現状と動向”,IEEE Tokyo Section Denshi Tokyo No.33 pp.81〜86,1994』等に記載されている様に、システムの構成内容により様々な形態が提案されている。
【0005】
従来提案されている光インターコネクション技術のうち、信号光を拡散伝播する方式として特開平10−123350号公報に開示されているシート状の光バスがある。この方式は、伝送媒体である共通信号路に入射した信号光を拡散して伝搬するものであるため、受発光部を有した複数の回路基板を簡易な取付けで確実に光結合させることができ、精密な光学的位置合わせを必要としない。また、複数の回路基板を設ける事ができ、その数や取付け位置を自由に変えることができるため、拡張性に富んだ自由度の高い光バスシステムを構築できる。また、伝送媒体を用いるため、埃などに対する耐環境性を有し、光学的位置合わせを必要としないため、温度変化等にも強い、という長所を備えている。
【0006】
しかしながら、上記光バスにおいては、あらゆる方向に光を拡散させているため、光の大半を受光素子の無いところへ放出してしまう。従って、受光部での光強度は非常に弱いものとなってしまい、高速化や低消費電力化には問題があった。
【0007】
この問題を解決するために、特開平10−62657号公報に開示されている様に、シート状光バスの任意の辺に設けられた信号光入射部より入射した信号光を、各入射部に対応した光拡散部に於て拡散し、該光学的バスを形成してなる光伝送層を介して対向して配置された信号光出射部に伝搬する方式が提案されている。この方式では、シート状の光伝送路を介して信号光を出射部方向に有効に導光可能とする為、シート状光バスにおける伝送効率が向上し、高速化や低消費電力化が可能となっている。
【0008】
また、特開平11−196069号公報に示される伝送方法を併用することにより、同一の伝送媒体を用いて光強度レベルの異なった複数の信号光の送受信が可能となるため、複数の回路基板間での通信の自由度を向上することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平10−62657号公報記載の技術では、信号光出射部において、光拡散部における拡散分布に応じて信号光強度の分布を生じてしまうため、信号光入射部、信号光出射部の配置により、信号光受信部での受光量に差が生じてしまう、という問題点があった。
【0010】
例えば、図9に示すような4対4の送受信ノード間での送受信を行う場合、光拡散部113における拡散分布に応じて、例えば図10に示すような受光分布を生じてしまう。これは、送信ノードの対向する正面の受信ノードでは受光量が多く、正面からずれるに従って受光量が減少してしまうことに起因する。一般に伝送の品質は、ビットエラーレートで表される。このビットエラーレート(BER)は、図11に示すように、信号光受信部における受光量に依存し、受光量が多ければ高い伝送品質が得られる。そのため、送信ノードの対向する正面の受信ノードでは、高い伝送品質が得られるが、受信ノードが送信ノードの正面からずれるに従って伝送品質が劣化してしまう。
【0011】
また、上記特開平11−196069号公報に示される伝送方法を併用する技術では、信号光受信部における光強度の分布のため、信号光入射部と信号光出射部の配置により、複数の光強度レベルの差が狭くなってしまう、という問題点があった。
【0012】
例えば、図9に示すような4対4の送受信ノード間での送受信を行う場合に、送信ノード1では光強度1の信号光が入射され、送信ノード4では光強度2の信号光が入射された場合の、光強度レベルによる2多重の伝送を行ったときの各受信ノードでの各々の信号成分による受光量を図12に示す。
【0013】
信号光強度1及び信号光強度2の信号光は光伝送媒体で加算され、図12に示すように、受信ノードでは強度レベル1、強度レベル2、及び強度レベル3の受信信号レベルが得られる。この3つの強度レベルを識別することにより、2つの信号成分を抽出することができる。ここで、受信ノード1では、強度レベル2と強度レベル3の区別は容易につくが、強度レベル1と強度レベル2の区別が困難となってしまう。また、受信ノード4では、強度レベル1と強度レベル2の区別は容易につくが、強度レベル2と強度レベル3の区別は困難となってしまう。そのため、受信ノード2及び受信ノード3に比べ、受信ノード1及び受信ノード4では、伝送品質が悪くなっていた。更に、3多重以上の伝送を行うと、図12に示すグラフから容易に類推できるように、光強度レベルが逆転してしまい、正しい伝送ができなくなってしまう、という問題点があった。
【0014】
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、多数の端末(装置、回路基板等)を接続可能で、複数端末間での自由な通信を高い伝送品質で可能とする光信号伝送装置及び光信号発生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の光信号伝送装置は、光信号の伝送を担う光伝送媒体であって、該光伝送媒体への光信号の入射を担う送信ノード及び該光伝送媒体からの光信号の出射を担う受信ノードを備え、一方のノードが少なくとも1つ設けられ、かつ他方のノードが複数設けられると共に、前記送信ノードから入射した光信号を拡散して該光伝送媒体内に伝達する光拡散手段を備えた光伝送媒体と、前記送信ノードに対応して備えられた、光信号を生成し対応する送信ノードから前記光伝送媒体内へ入射する光信号送信部と、前記光信号送信部によって生成する光信号の光強度レベルを制御する光強度制御手段と、前記受信ノードに対応して備えられた、対応する受信ノードから出射した光信号を受信する光信号受信部と、を備えた光信号伝送装置であって、伝送が行われる前記送信ノードと前記受信ノードの組み合わせによる受光強度の相対情報が予め記憶されている記憶手段を更に備え、前記光強度制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記受光強度の相対情報に基づき、前記受信ノードでの光強度レベルが一定値以上となるように前記光信号の光強度レベルを制御することを特徴としたものである。
【0016】
請求項1に記載の光信号伝送装置には、図9に示したような光信号の伝送を担う光伝送媒体であって、該光伝送媒体への光信号の入射を担う送信ノード及び該光伝送媒体からの光信号の出射を担う受信ノードを備え、一方のノードが少なくとも1つ設けられ、かつ他方のノードが複数設けられると共に、上記送信ノードから入射した光信号を拡散して該光伝送媒体内に伝達する光拡散手段を備えた光伝送媒体が備えられている。
【0017】
また、請求項1に記載の光信号伝送装置によれば、上記送信ノードに対応して備えられた光信号送信部によって、光信号が生成され対応する送信ノードから上記光伝送媒体内へ入射され、このときの上記光信号送信部によって生成される光信号の光強度レベルが光強度制御手段によって制御され、更に上記受信ノードに対応して備えられた光信号受信部によって、対応する受信ノードから出射された光信号が受信される。
【0018】
ここで、請求項1記載の光信号伝送装置では、伝送が行われる前記送信ノードと前記受信ノードの組み合わせによる受光強度の相対情報を予め記憶した記憶手段を更に備えており、上記光強度制御手段によって、記憶手段に記憶されている受光強度の相対情報に基づき、受信ノードでの光強度レベルが一定値以上となるように光信号の光強度レベルが制御される。
【0019】
このように、請求項1に記載の光信号伝送装置によれば、記憶手段に記憶されている受光強度の相対情報に基づき、受信ノードでの光強度レベルが一定値以上となるように光信号の光強度レベルを制御しているので、光拡散による光強度の分布があったとしても、複数端末間での自由な通信を高い伝送品質で可能とすることができる。
【0020】
すなわち、請求項1記載の発明では、伝送が行われる前記送信ノードと前記受信ノードの組み合わせによる受光強度の相対情報が予め記憶されている記憶手段を更に備えると共に、前記光強度制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記受光強度の相対情報に基づき、前記光信号送信部に備えられた異なる発光強度を持つ複数の発光素子の発光を制御することによって前記光信号の光強度レベルを制御することができる。
【0021】
一方、請求項2記載の光信号伝送装置は、光信号の伝送を担う光伝送媒体であって、該光伝送媒体への光信号の入射を担う複数の送信ノード及び該光伝送媒体からの光信号の出射を担う少なくとも1つの受信ノードを備えると共に、前記送信ノードから入射した光信号を拡散して該光伝送媒体内に伝達する光拡散手段を備えた光伝送媒体と、前記送信ノードに対応して備えられた、前記光信号として各々光強度レベルの異なる光信号を生成し対応する送信ノードから前記光伝送媒体内へ入射する複数の光信号送信部と、前記光信号送信部によって生成する光信号の光強度レベルを制御する光強度制御手段と、前記受信ノードに対応して備えられた、対応する受信ノードから出射した光信号を受信して受信信号を得、該受信信号に含まれる、前記複数の光信号送信部で生成された複数の光信号に対応する複数の信号成分の中から所望の光信号送信部で生成された光信号に対応する信号成分を分離する少なくとも1つの光信号受信部と、を備えた光信号伝送装置であって、伝送が行われる前記送信ノードと前記受信ノードの組み合わせによる受光強度の相対情報が予め記憶されている記憶手段を更に備え、前記光強度制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記受光強度の相対情報に基づき、前記受信ノードでの前記複数の信号成分の持つ光強度レベルの差が一定値以上となるように前記光信号の光強度レベルを制御することを特徴としたものである。
【0022】
請求項2に記載の光信号伝送装置には、図9に示したような光信号の伝送を担う光伝送媒体であって、該光伝送媒体への光信号の入射を担う複数の送信ノード及び該光伝送媒体からの光信号の出射を担う少なくとも1つの受信ノードを備えると共に、上記送信ノードから入射した光信号を拡散して該光伝送媒体内に伝達する光拡散手段を備えた光伝送媒体が備えられている。
【0023】
また、請求項2に記載の光信号伝送装置によれば、送信ノードに対応して備えられた複数の光信号送信部によって、光信号として各々光強度レベルの異なる光信号が生成され対応する送信ノードから上記光伝送媒体内へ入射され、このときの上記光信号送信部によって生成される光信号の光強度レベルが光強度制御手段によって制御され、更に受信ノードに対応して備えられた少なくとも1つの光信号受信部によって、対応する受信ノードから出射された光信号が受信されて受信信号が得られ、該受信信号に含まれる、上記複数の光信号送信部で生成された複数の光信号に対応する複数の信号成分の中から所望の光信号送信部で生成された光信号に対応する信号成分が分離される。
【0024】
ここで、請求項2に記載の光信号伝送装置では、伝送が行われる前記送信ノードと前記受信ノードの組み合わせによる受光強度の相対情報が予め記憶されている記憶手段を更に備え、上記光強度制御手段によって、記憶手段に記憶されている受光強度の相対情報に基づき、受信ノードでの複数の信号成分の持つ光強度レベルの差が一定値以上となるように光信号の光強度レベルが制御される。
【0025】
このように、請求項2に記載の光信号伝送装置によれば、光信号送信部によって記憶手段に記憶されている受光強度の相対情報に基づき、受信ノードでの複数の信号成分の持つ光強度レベルの差が一定値以上となるように光信号の光強度レベルを制御しているので、光強度レベルの異なった光信号を同一の光伝送媒体を用いて重畳して送信した場合等においても、複数の信号成分の持つ光信号における各信号成分の区別を容易に行うことが可能となり、この結果として多数の端末(装置、回路基板等)の接続が可能であって、かつそれらの端末間での通信の自由度を向上することができる。
すなわち、請求項2記載の発明では、伝送が行われる前記送信ノードと前記受信ノードの組み合わせによる受光強度の相対情報が予め記憶されている記憶手段を更に備えると共に、前記光強度制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記受光強度の相対情報に基づき、前記光信号送信部に備えられた異なる発光強度を持つ複数の発光素子の発光を制御することによって前記光信号の光強度レベルを制御することができる。
【0026】
なお、請求項2記載の発明において、前記光信号受信部で受信される複数の光信号の光強度レベルが相互に異なるように、前記複数の光信号送信部の間の調停を行なう調停部を備えることが好ましい。
【0027】
また、請求項2記載の発明において、前記光信号送信部による光信号の生成に先立って、光信号を出射する光信号送信部における光信号の光強度レベルと当該光信号送信部が複数の光信号送信部のうちのどれであるのかを前記光信号受信部に通知する通知手段を備えることが好ましい。
【0028】
一方、請求項3記載の光信号発生装置は、光伝送媒体と、少なくとも 1 つの光信号発生部と、複数の光信号受信部を有する光伝送装置に用いられる光信号発生装置であって、受光位置による光強度の相対情報を予め記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記光強度の相対情報に応じて定められる光強度レベルの光信号を、入力信号に応じて生成する光信号生成手段と、を有することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0030】
〔第1実施形態〕
まず、図1を参照して、本第1実施形態に係る光信号伝送装置10Aの構成について説明する。同図に示すように、本第1実施形態に係る光信号伝送装置10Aは、光伝送媒体11と、光信号送信部12と、光信号受信部13と、複数の送受信ノード間における受光強度の相対情報が格納されているルックアップテーブル(LUT)15と、を備えている。
【0031】
光伝送媒体11は、この光伝送媒体11を介在させた一方の光伝送端(図1では、光伝送媒体11の左側の端)に、光伝送媒体11への光信号の入射を担う複数(ここでは4つ)の送信ノード111A〜111Dを有し、他方の光伝送端(図1では、光伝送媒体11の右側の端)には、光伝送媒体11内を伝送されてきた光信号の出射を担う複数(ここでは4つ)の受信ノード112A〜112Dを備えており、各送信ノード111A〜111Dには、光拡散部113が設けられている。この光伝送媒体11は、送信ノード111から入射された光信号を光拡散部113により光拡散して複数の受信ノード112に伝播し、該受信ノード112から出射する。
【0032】
また、光信号送信部12は、各送信ノード111A〜111Dに対応して備えられ(図1では、送信ノード111Bについてのみ図示)、光信号を生成して生成した光信号を対応する送信ノード111から光伝送媒体11内に入射する。この光信号送信部12は、光信号を出射する発光器121と、該発光器121から出射される光信号の基になる電気信号を生成して該発光器121に伝達する送信回路122を備えており、送信回路122では、パルス列電気信号が生成されて発光器121に入力され、該発光器121では、入力されたパルス列電気信号に応じたパルス列光信号が出射される。
【0033】
各光信号送信部12の発光器121から出射した各光信号は、各送信ノード111から光伝送媒体11に入射し、光拡散部113によって光伝送媒体11内を拡散伝播して複数の受信ノード112から出射する。
【0034】
この受信ノード112に対応して光信号受信部13が備えられており(図1では、受信ノード112Bについてのみ図示)、受信ノード112から出射した光信号は対応する光信号受信部13に備えられた受光器131に入射して電気的な受信信号に変換され、受信回路132により、送信回路122で生成されたパルス列電気信号が復元され、複数の送受信ノード間での伝送が行われる。
【0035】
図2は、本第1実施形態に係る光信号送信部12の具体的な構成例を示す模式図である。同図に示すように、本第1実施形態に係る光信号送信部12は、発光器121として複数のレーザダイオードをアレイ状に備えたレーザダイオードアレイ121aを備え、送信回路122内にレーザダイオード制御部122aを備えている。
【0036】
ここで、レーザダイオード制御部122aの図2紙面左側にある配線からデータ送信要求があるとする。レーザダイオード制御部122aは、送受信ノード間における受光強度の相対情報が格納されているルックアップテーブル15を参照し、レーザダイオードアレイ121aを駆動制御する。
【0037】
表1には、本実施形態に係るルックアップテーブル15に格納されている受光強度の相対情報の一例が示されており、以下の説明では、表1に示す相対情報が格納されている場合について説明する。なお、該受光強度の相対情報が本発明の光強度分布に、上記レーザダイオード制御部122aが本発明の光強度制御手段に、各々相当する。
【0038】
【表1】
Figure 0003724271
【0039】
表1に示すように、受光強度の相対情報として、送信ノード111の正面に有る受信ノード112では1の光強度、正面から1つずれた受信ノード112では0.95の光強度、正面から2つずれた受信ノード112では0.85の光強度、正面から3つずれた受信ノードでは0.65の光強度であることが示されることに対応して、本実施形態に係るレーザダイオードアレイ121aは、光強度1で発光するレーザダイオード121a10(図2も参照)と、光強度0.05で発光するレーザダイオード121a1と、0.1で発光するレーザダイオード121a2と、0.2で発光するレーザダイオード121a3を備えている。
【0040】
一方、図3には、本第1実施形態に係る光信号受信部13の具体的な構成例が示されている。同図に示すように、本第1実施形態に係る光信号受信部13は、受光器131として受光素子131aとアンプ131bを備えており、受信回路132として復号器132aを備えている。
【0041】
次に、本第1実施形態に係る光信号伝送装置10Aの作用について説明する。
【0042】
本第1実施形態に係る光信号伝送装置10Aでは、レーザダイオード制御部122aにより、表1に示す受光強度の相対情報に基づいて、受信ノード112における光強度レベルが一定値以上となるように、対応する発光器121により生成される光信号の光強度が制御される。
【0043】
例えば、上記一定値が1であり、送信ノード111Bから受信ノード112Bへの光伝送が行われる場合は、光強度1で発光するレーザダイオード121a10のみを駆動するように制御し、同様に、送信ノード111Bから受信ノード112Cへの光伝送が行われる場合は、光強度1で発光するレーザダイオード121a10と、0.1で発光するレーザダイオード121a2を駆動するように制御することにより、受信ノードにおける光強度を一定値(ここでは1)以上とすることができる。
【0044】
一方、光信号受信部13では、受信ノード112から出射された光信号に応じた受光素子131aの出力を、アンプ131bを通して復号器132aに入力する。
【0045】
復号器132aは、予め設定された閾値THに基づく比較データと入力信号とを比較して、論理信号レベルを出力することにより、元の電気信号を出力する。このとき、受光素子131aが受ける光信号の受光量は、どの送信ノード111から入射された信号光においても同じ受光量であるため、安定した品質の伝送を行うことができる。例えば、ビットエラーレートが10-9以下が必要なシステムにおいては、図11に示した受光量とBERとの関係を示すグラフより、−21.5dBm以上の受光量が有れば良い。
【0046】
以上詳細に説明したように、本第1実施形態に係る光信号伝送装置では、光信号送信部によって生成された光信号の光信号受信部における光強度分布に基づき、受信ノードでの光強度レベルが一定値以上となるように光信号の光強度レベルを制御しているので、光拡散による光強度の分布があったとしても、複数端末間での自由な通信を高い伝送品質で可能とすることができる。
【0047】
なお、本第1実施形態では、本発明を送信ノード111及び受信ノード112が各々4つずつ備えられた光伝送媒体に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は送信ノード111及び受信ノード112の一方のノードが少なくとも1つ設けられ、かつ他方のノードが複数設けられた何れの形態の光伝送媒体にも適用することができる。
【0048】
〔第2実施形態〕
まず、図4を参照して、本第2実施形態に係る光信号伝送装置10Bの構成について説明する。
【0049】
本第2実施形態に係る光信号伝送装置10Bは、光伝送媒体11と、複数(ここでは2つ)の光信号送信部12と、1つの光信号受信部13と、調停部14と、ルックアップテーブル(LUT)15と、を備えている。
【0050】
光伝送媒体11は、この光伝送媒体11を介在させた一方の光伝送端(図4では、光伝送媒体11の左側の端)に、光伝送媒体11への光信号の入射を担う複数(ここでは4つ)の送信ノード111A〜111Dを備え、他方の光伝送端(図4では、光伝送媒体11の右側の端)に、光伝送媒体11内を伝送されてきた光信号の出射を担う複数(ここでは4つ)の受信ノード112A〜112Dを備えており、各送信ノード111A〜111Dには、光拡散部113が設けられている。この光伝送媒体11は、各送信ノード111から入射された光信号を光拡散部113により複数の受信ノード112に拡散伝播して、当該受信ノード112から出射する。
【0051】
また、光信号送信部12は、送信ノード111B及び111Dに対応して備えられており、光信号を生成して生成した光信号を対応する送信ノード111から光伝送媒体11内に入射する。この光信号送信部12は各々、光信号を出射する発光器121と、該発光器121から出射される光信号の基になる電気信号を生成して当該発光器121に伝達する送信回路122を備えており、送信回路122では、パルス列電気信号が生成されて発光器121に入力され、その発光器121では、入力されたパルス列電気信号に従ったパルス列光信号が出射される。
【0052】
複数(ここでは2つ)の光信号送信部12を構成する複数の発光器121からは、相互に異なる光強度レベルのパルス列光信号が出射される。各発光器121から相互に異なる光強度レベルの光信号を出射するに当たっては、各発光器121毎に予め出射する光信号の光強度レベルが固定的に異なるように定められたものであってもよいが、各光信号送信部12が、当該光信号送信部12で生成される光信号の光強度レベルの変更が自在なものであって、図4に示すように、各光信号送信部12で生成される光信号の光強度レベルが相互に異なるように、複数の光信号送信部12の間の調停を行なう調停部14を備えてもよい。
【0053】
すなわち、この図4に示す例では、光信号送信部12は2つのみであるため、調停部14を備えることなく、それら2つの光信号送信部12の各々から出射される光信号の光強度レベルを予め定めておいてもよいが、更に多数の光信号送信部12を備えた場合、各光信号送信部12から出射される光信号の光強度レベルを固定的に定めるよりも、調停部14を備え、消費電力やS/Nを考慮して最良の光強度レベルから順に割り当てた方が有利である。従って、本第2実施形態では、上記調停部14を備えた形態を適用している。
【0054】
ここで、光信号送信部12の数と、光信号の強度レベル数との関係は、光信号送信部12の数だけ光強度レベルを設けてもよいし、光信号送信部12の数よりも少ない光強度レベル数により伝送を行なってもよい。
【0055】
一方、上記調停部14は、データ信号の送信に先立って、光信号を出射する光信号送信部12における光信号の光強度レベルと当該光信号送信部12が複数の光信号送信部12のうちのどれであるのかを示す信号RFを光信号受信部13に通知する役割も有している。
【0056】
各光信号送信部12の発光器121から出射した各光信号は、各送信ノード111から光伝送媒体11に入射し、光拡散部113により当該光伝送媒体11内を拡散伝播して複数の受信ノード112から出射する。
【0057】
本実施形態では、受信ノード112Bに対応して光信号受信部13Bが備えられており、受信ノード112Bから出射した光信号は光信号受信部13Bに備えられた受光器131に入射して電気的な受信信号に変換され、受信回路132Bにより、その受光器131で得られた受信信号に含まれる、複数の光信号送信部12で生成された複数の光信号に対応する複数の信号成分の中から所望の光信号送信部12で生成された光信号に対応する信号成分が分離される。
【0058】
図5には、本第2実施形態に係る光信号伝送装置10Bの光信号受信部13Bの具体的な構成例が示されている。同図に示すように、光信号受信部13Bは、受光器131として受光素子131aとアンプ131bとを備え、受信回路132Bとして復号器132aとセレクタ132bとを備えている。
【0059】
なお、本第2実施形態に係る光信号送信部12及びルックアップテーブル15に格納されている受光強度の相対情報は各々上記第1実施形態に示したものと同様のものとされている。すなわち、光信号送信部12は図2に示すものとされており、受光強度の相対情報は表1に示すものとされている。
【0060】
以下、図6及び図7を参照して、本第2実施形態に係る光信号伝送装置10Bの動作について詳細に説明する。なお、図6は、本第2実施形態に係る光信号伝送装置10Bにおける2つの送信ノード111(送信ノード111B、送信ノード111D)から光伝送媒体11に入射する光信号の波形図であり、図7は、受信ノード112Bから出射した光信号の波形図である。
【0061】
ここで、送信ノード111Bにおける光信号の“1”レベルの光強度レベルを“H1”とし、送信ノード111Dにおける光信号の“1”レベルの光強度レベルを“H2”としている。また、送信ノード111Bにおける光信号の“0”レベルの光強度レベルを“L1”とし、送信ノード111Dにおける光信号の“0”レベルの光強度レベルを“L2”としている。実際には、“L1”及び“L2”は“H1”、“H2”に比較して無視することができる程度のものである。
【0062】
受信ノード112では、図7に示すように、図6に示す2つの光信号が光伝送媒体11内で加算された信号波形となる。ここで、“h1”、“h2”は各々、送信ノード111Bから入射された光信号の“1”レベルの光強度レベル、送信ノード111Dから入射された光信号の“1”レベルの光強度レベルを表している。
【0063】
本第2実施形態に係る光信号伝送装置10Bでは、レーザダイオード制御部122aによって、表1に示す受光強度の相対情報に基づいて、受信ノード112での複数の信号成分の持つ光強度レベルの差が一定値以上となるように、対応する発光器121により生成される光信号の光強度レベルが制御される。
【0064】
すなわち、本第2実施形態に係る光信号伝送装置10Bにおける受信ノード112Bから出射した光信号は、図7に示すように、“h1”、“h2”及び“h1+h2”における強度レベル差が何れも一定値以上となっている。ビットエラーレートとして10-9以下が必要なシステムにおいては、図11より、各々−21.5dBm以上の受光量差が有れば良い。
【0065】
ここで、“h1”、“h2”及び“h1+h2”の差が同じである、すなわち、相対的に“h1”のレベルが1、“h2”のレベルが2、“h1+h2”のレベルが3であるとすると、表1に示すような送受信ノード間における受光強度の相対情報が格納されているルックアップテーブル15に基づいて、“H1”及び“H2”は以下のようになる。
【0066】
送信ノード111Bは、受信ノード112Bの正面に有り、受光信号の強度レベルが1であるので、“H1”は1となる。また、送信ノード111Dは、受信ノード112Bから2つずれており、受光信号の強度レベルが2であるので、“H2”は2.353(=2/0.85)となる。
【0067】
従って、本第2実施形態に係るレーザダイオード制御部122aによって、送受信ノード間における受光強度の相対情報が格納されているルックアップテーブル15が参照され、受信ノード112Bの正面に位置し、受信ノード112Bでの相対強度が1である光信号が入射される送信ノード111Bでは、該送信ノード111Bに対応して備えられた光信号送信部12のレーザダイオードアレイ121aの光強度1で発光するレーザダイオード121a10が駆動されるように制御される。
【0068】
一方、受信ノード112Bから2つずれた位置に配置され、受信ノード112Bでの相対強度が2である信号光が入射される送信ノード111Dでは、該送信ノード111Dに対応して備えられた光信号送信部12のレーザダイオードアレイ121aの光強度2で発光するレーザダイオード121a20と、光強度0.05で発光するレーザダイオード121a1と、0.1で発光するレーザダイオード121a2と、0.2で発光するレーザダイオード121a3が駆動されるように制御される。これによって、送信ノード111Dから2つずれた受信ノード112Bでは、1.998とほぼ2の強度を受信することができる。このようにして、受信ノード112Bで受信される複数の光強度レベルが制御される。
【0069】
複数の受光信号の強度レベルの中から、所望の光信号送信部12で生成された光信号成分の抽出結果は、表2に示す論理テーブルで表すことができる。
【0070】
【表2】
Figure 0003724271
【0071】
表2に示すように、受信ノードがどの信号強度レベルを受信するかを予め決めておくことで、これらの加算された信号から、欲しい信号を容易に識別することができる。具体的には、以下に示すようにして欲しい信号が識別される。
【0072】
図8は、本第2実施形態に係る光信号伝送装置10Bにおける光信号受信部13Bの受信回路132Bにおける信号弁別処理の説明に供する波形図である。
【0073】
受信ノード112Bに到達した、送信ノード111B及び送信ノード111Dからの光信号が重畳された光信号は、受光素子131a及びアンプ131bを介して復号器132aに入力される。復号器132aは予め設定された複数のしきい値THに基づく比較データと入力信号とを比較する。この様子を図8を用いて説明する。
【0074】
受光器131では、各時刻t1、t2、t3、・・・毎に信号レベルが変化する時系列的な信号が得られるが、光信号受信部13Bでは、この受信信号の時系列的な各信号レベルが複数のしきい値(ここでは3つのしきい値th1、th2、th3)と比較され、ある時点tiでの信号レベルStが(St>th3)であるか、或いは(St>th1)かつ(St<th2)であるか、の何れかの条件を満たす場合に送信ノード111Bから入射された論理“1”の光信号に分類され、(St>th2)を満たす場合に送信ノード111Dから入射された論理“1”の光信号に分類される。
【0075】
この分類の結果として、コード信号を図8に示す論理テーブルから得られる論理信号レベルとして出力する。その複数の論理信号レベルと、データ信号の送信に先立って調停部14によって通知された、光信号を出射する光信号送信部12における光信号の光強度レベルと当該光信号送信部12が複数の光信号送信部12のうちのどれであるのかを示す信号RFに基づいて、受信すべき信号を図8を参照して説明した論理に従って選択するセレクタ132bを用いることで、元の電気信号を出力する。
【0076】
以上詳細に説明したように、本第2実施形態に係る光信号伝送装置では、複数の光信号送信部によって生成されたパルス列光信号の光信号受信部における光強度分布に基づき、受信ノードでの複数の信号成分の持つ光強度レベルの差が一定値以上となるように上記パルス列光信号の光強度レベルを制御しているので、複数の信号成分の持つ光信号における各信号成分の区別を容易に行うことが可能となり、多数の端末(装置、回路基板等)の接続が可能であって、かつそれらの端末間での通信の自由度を向上することができる。
【0077】
なお、本第2実施形態では、本発明を送信ノード111及び受信ノード112が各々4つずつ備えられた光伝送媒体に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は送信ノード111が複数備えられ、受信ノード112が1つ以上備えられた何れの形態の光伝送媒体にも適用することができる。
【0078】
また、上記各実施形態では、本発明の光信号送信部における光信号を生成する部材としてレーザダイオードアレイ121aを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、LEDアレイ等を適用する形態とすることもできる。
【0079】
更に、上記各実施形態では、本発明の光強度制御手段を各光信号送信部12に各々備えた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、本発明の光強度制御手段を光信号送信部とは別個に1つのみ備え、該1つの光強度制御手段によって、各光信号送信部12における光強度レベルを制御する形態とすることもできる。この場合は、光強度制御手段を1つのみ備えればよいので、上記各実施形態に比較して、光信号伝送装置のコストを低減することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の発明によれば、光信号送信部によって生成された光信号の光信号受信部における光強度分布に基づき、受信ノードでの光強度レベルが一定値以上となるように光信号の光強度レベルを制御しているので、光拡散による光強度の分布があったとしても、複数端末間での自由な通信を高い伝送品質で可能とすることができる、という効果が得られる。
【0081】
また、請求項2記載の発明によれば、光信号送信部によって生成された光信号の少なくとも1つの光信号受信部における光強度分布に基づき、受信ノードでの複数の信号成分の持つ光強度レベルの差が一定値以上となるように光信号の光強度レベルを制御しているので、光強度レベルの異なった光信号を同一の光伝送媒体を用いて重畳して送信した場合等においても、複数の信号成分の持つ光信号における各信号成分の区別を容易に行うことが可能となり、この結果として多数の端末(装置、回路基板等)の接続が可能であって、かつそれらの端末間での通信の自由度を向上することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る光信号伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1、第2実施形態に係る光信号伝送装置における光信号送信部の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図3】 第1実施形態に係る光信号伝送装置における光信号受信部の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図4】 第2実施形態に係る光信号伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 第2実施形態に係る光信号伝送装置における光信号受信部の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図6】 第2実施形態に係る光信号伝送装置における2つの送信ノード111B、111Dから光伝送媒体に入射する光信号の波形の一例を示す波形図である。
【図7】 第2実施形態に係る光信号伝送装置における受信ノード112Bから出射した光信号の波形の一例を示す波形図である。
【図8】 第2実施形態に係る光信号伝送装置における光信号受信部の受信回路における信号弁別処理の説明に供する波形図である。
【図9】 従来の光信号伝送装置の構成例を示すブロック図である。
【図10】 従来の光信号伝送装置の第1の問題点の説明に供する図であり、正面の送信ノードからの受光量を1としたときの各送信ノードからの受光量を示すグラフである。
【図11】 光信号の受信部における受光量とビットエラーレート(BER)との関係を示すグラフである。
【図12】 従来の光信号伝送装置の第2の問題点の説明に供する図であり、複数の受信ノードにおける複数の強度レベルの光信号に対する相対受光量の状態を示すグラフである。
【符号の説明】
10A、10B 光信号伝送装置
11 光伝送媒体
12 光信号送信部
13、13B 光信号受信部
14 調停部(通知手段)
15 ルックアップテーブル(記憶手段)
111A〜111D 送信ノード
112A〜112D 受信ノード
113 光拡散部(光拡散手段)
121 発光器
121a レーザダイオードアレイ
122 送信回路
122a レーザダイオード制御部(光強度制御手段)
131 受光器
132、132B 受信回路
132a 復号器
132b セレクタ

Claims (3)

  1. 光信号の伝送を担う光伝送媒体であって、該光伝送媒体への光信号の入射を担う送信ノード及び該光伝送媒体からの光信号の出射を担う受信ノードを備え、一方のノードが少なくとも1つ設けられ、かつ他方のノードが複数設けられると共に、前記送信ノードから入射した光信号を拡散して該光伝送媒体内に伝達する光拡散手段を備えた光伝送媒体と、
    前記送信ノードに対応して備えられた、光信号を生成し対応する送信ノードから前記光伝送媒体内へ入射する光信号送信部と、
    前記光信号送信部によって生成する光信号の光強度レベルを制御する光強度制御手段と、
    前記受信ノードに対応して備えられた、対応する受信ノードから出射した光信号を受信する光信号受信部と、
    を備えた光信号伝送装置であって、
    伝送が行われる前記送信ノードと前記受信ノードの組み合わせによる受光強度の相対情報が予め記憶されている記憶手段を更に備え、
    前記光強度制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記受光強度の相対情報に基づき、前記受信ノードでの光強度レベルが一定値以上となるように前記光信号の光強度レベルを制御することを特徴とする光信号伝送装置。
  2. 光信号の伝送を担う光伝送媒体であって、該光伝送媒体への光信号の入射を担う複数の送信ノード及び該光伝送媒体からの光信号の出射を担う少なくとも1つの受信ノードを備えると共に、前記送信ノードから入射した光信号を拡散して該光伝送媒体内に伝達する光拡散手段を備えた光伝送媒体と、
    前記送信ノードに対応して備えられた、前記光信号として各々光強度レベルの異なる光信号を生成し対応する送信ノードから前記光伝送媒体内へ入射する複数の光信号送信部と、
    前記光信号送信部によって生成する光信号の光強度レベルを制御する光強度制御手段と、
    前記受信ノードに対応して備えられた、対応する受信ノードから出射した光信号を受信して受信信号を得、該受信信号に含まれる、前記複数の光信号送信部で生成された複数の光信号に対応する複数の信号成分の中から所望の光信号送信部で生成された光信号に対応する信号成分を分離する少なくとも1つの光信号受信部と、
    を備えた光信号伝送装置であって、
    伝送が行われる前記送信ノードと前記受信ノードの組み合わせによる受光強度の相対情報が予め記憶されている記憶手段を更に備え、
    前記光強度制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記受光強度の相対情報に基づき、前記受信ノードでの前記複数の信号成分の持つ光強度レベルの差が一定値以上となるように前記光信号の光強度レベルを制御することを特徴とする光信号伝送装置。
  3. 光伝送媒体と、少なくとも 1 つの光信号発生部と、複数の光信号受信部を有する光伝送装置に用いられる光信号発生装置であって、
    受光位置による光強度の相対情報を予め記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記光強度の相対情報に応じて定められる光強度レベルの光信号を、入力信号に応じて生成する光信号生成手段と、
    を有することを特徴とする光信号発生装置。
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