JP2001086098A - 光信号伝送装置 - Google Patents
光信号伝送装置Info
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- JP2001086098A JP2001086098A JP25894899A JP25894899A JP2001086098A JP 2001086098 A JP2001086098 A JP 2001086098A JP 25894899 A JP25894899 A JP 25894899A JP 25894899 A JP25894899 A JP 25894899A JP 2001086098 A JP2001086098 A JP 2001086098A
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- optical
- transmission
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- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光伝送方式による光信号の多重伝送を行う。
【解決手段】 光信号伝送装置10では、光信号送信部
14の偏光制御部30に設けているツイストネマテック
液晶を制御して、偏光方向の異なる光信号を送信ノード
20から拡散させながら光伝送媒体12に入射する。光
信号受信部では、ツイストネマテック液晶と偏光板を供
えた偏光分離部36によって所望の偏光方向の光信号を
受光可能となっている。これにより、光信号伝送装置で
は、互いに異なる方向に偏光された光信号を光伝送媒体
に重畳して、光信号の多重伝送が可能となっている。
14の偏光制御部30に設けているツイストネマテック
液晶を制御して、偏光方向の異なる光信号を送信ノード
20から拡散させながら光伝送媒体12に入射する。光
信号受信部では、ツイストネマテック液晶と偏光板を供
えた偏光分離部36によって所望の偏光方向の光信号を
受光可能となっている。これにより、光信号伝送装置で
は、互いに異なる方向に偏光された光信号を光伝送媒体
に重畳して、光信号の多重伝送が可能となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号を用いてデ
ータの送受信を行うための光信号伝送装置に関する。
ータの送受信を行うための光信号伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超大規模集積回路(VLSI)の開発に
より、データ処理システムで使用する回路基板の回路機
能を大幅に増加させることが可能となっている。回路基
板の回路機能を増加させるときには、各回路基板間をバ
ス構造で接続するマザーボードに、多数の接続コネクタ
と接続線を用いる並列アーキテクチャが採用されてきて
いる。
より、データ処理システムで使用する回路基板の回路機
能を大幅に増加させることが可能となっている。回路基
板の回路機能を増加させるときには、各回路基板間をバ
ス構造で接続するマザーボードに、多数の接続コネクタ
と接続線を用いる並列アーキテクチャが採用されてきて
いる。
【0003】このような並列アーキテクチャでは、接続
線の多層化と微細化によって並列化を進めることにより
バスの動作速度の向上が図られてきたが、接続配線間容
量や接続配線抵抗に起因する信号遅延によりシステムの
処理速度をバスの動作速度が制限してしまうと共に、消
費電力の増大に伴う装置の発熱の問題も生じる。
線の多層化と微細化によって並列化を進めることにより
バスの動作速度の向上が図られてきたが、接続配線間容
量や接続配線抵抗に起因する信号遅延によりシステムの
処理速度をバスの動作速度が制限してしまうと共に、消
費電力の増大に伴う装置の発熱の問題も生じる。
【0004】また、バスの占有による伝送待機時間もシ
ステムの処理速度に影響を与えるため、同時に複数の回
路基板間での伝送が望まれている。さらに、バス接続配
線の高密度化による電磁ノイズ(EMI:Electromagne
tic Interference)の問題がシステムの処理速度向上
を図る上での制約となる。
ステムの処理速度に影響を与えるため、同時に複数の回
路基板間での伝送が望まれている。さらに、バス接続配
線の高密度化による電磁ノイズ(EMI:Electromagne
tic Interference)の問題がシステムの処理速度向上
を図る上での制約となる。
【0005】すなわち、通信データの伝送量が増加する
と、バスの動作速度には限界があるため、バスの配線本
数を増やす必要があるが、配線本数が増えると消費電力
が増加したり、配線間のスキューによる伝送速度の問
題、さらには配線スペースの問題が生じる。
と、バスの動作速度には限界があるため、バスの配線本
数を増やす必要があるが、配線本数が増えると消費電力
が増加したり、配線間のスキューによる伝送速度の問
題、さらには配線スペースの問題が生じる。
【0006】このため、特開昭64−14631号公報
ならびに特開平8−328707号公報には、装置間の
配線本数を少なくし、配線を容易にするアナログバス接
続方式が提案されている。
ならびに特開平8−328707号公報には、装置間の
配線本数を少なくし、配線を容易にするアナログバス接
続方式が提案されている。
【0007】しかし、アナログバス接続方式では、アナ
ログバスを通る信号が多値レベルのアナログ信号である
ため、バスラインの抵抗成分やリーク電流等によるレベ
ルの変動を生じる。すなわち、アナログバス接続方式で
は、アナログバスのバスラインが長くなったり、アナロ
グバスに多数の装置が接続されることにより信号のレベ
ルの変動が生じて、データを正しく伝送することが困難
となる。
ログバスを通る信号が多値レベルのアナログ信号である
ため、バスラインの抵抗成分やリーク電流等によるレベ
ルの変動を生じる。すなわち、アナログバス接続方式で
は、アナログバスのバスラインが長くなったり、アナロ
グバスに多数の装置が接続されることにより信号のレベ
ルの変動が生じて、データを正しく伝送することが困難
となる。
【0008】このような問題を解決するために、特開平
8−328707号公報では、アナログバスのレベル変
動を補償する回路を提案している。しかし、この提案
は、配線抵抗に起因するレベル変動を抑えるものではな
く、また、バスを高速に駆動しようとした場合の消費電
力の増大や、大容量伝送をしようとしたときの配線の並
列化によるスキュー等の問題を解決し得たものではな
い。
8−328707号公報では、アナログバスのレベル変
動を補償する回路を提案している。しかし、この提案
は、配線抵抗に起因するレベル変動を抑えるものではな
く、また、バスを高速に駆動しようとした場合の消費電
力の増大や、大容量伝送をしようとしたときの配線の並
列化によるスキュー等の問題を解決し得たものではな
い。
【0009】一方、バスラインに電気配線を用い場合、
多値論理のアナログバスを用いることにより、同時に同
方向への多重伝送はできるが、双方向への同時伝送はで
きない。また、マイクロコンピュータなどでは多数の機
能ブロックが接続されるばかりでなく、複数のバスが使
用されていることが多いが、アナログバス接続方式で
は、複数のバス間の通信ができなくなるため実用性は低
下している。
多値論理のアナログバスを用いることにより、同時に同
方向への多重伝送はできるが、双方向への同時伝送はで
きない。また、マイクロコンピュータなどでは多数の機
能ブロックが接続されるばかりでなく、複数のバスが使
用されていることが多いが、アナログバス接続方式で
は、複数のバス間の通信ができなくなるため実用性は低
下している。
【0010】ところで、近年、電気配線を用いたときに
実現し得なかった高速伝送の領域を、光インターコネク
ションと呼ばれるシステム内光接続技術を用いることに
より実現可能となり、様々な形態の光インターコネクシ
ョン技術が提案されている。
実現し得なかった高速伝送の領域を、光インターコネク
ションと呼ばれるシステム内光接続技術を用いることに
より実現可能となり、様々な形態の光インターコネクシ
ョン技術が提案されている。
【0011】光ファイバを用いた伝送は広く知られてい
るが、特開平9−98137号公報では、異なる波長の
光信号を用いることにより同一の光ファイバでの双方向
通信を提案している。
るが、特開平9−98137号公報では、異なる波長の
光信号を用いることにより同一の光ファイバでの双方向
通信を提案している。
【0012】また、特開平11−55186号公報は、
光線を空間に放射してデータを伝送する空間光伝送を提
案している。この空間光伝送は、偏光方向が互いに直交
する直線偏光を用いて実質上同一の光路で2系統のデー
タ伝送を行う。
光線を空間に放射してデータを伝送する空間光伝送を提
案している。この空間光伝送は、偏光方向が互いに直交
する直線偏光を用いて実質上同一の光路で2系統のデー
タ伝送を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−98137号公報では、同一の光ファイバを用いて
多重通信が可能となっていても、通信可能な範囲が、あ
る1つの波長の光を送信、受信することのできる発光
器、受光器を備えた端末同士の間に限られ、多数の端末
間で自由に通信できるようにするためには、各端末に様
々な波長の光を送信、受信することができるように波長
の異なる光を取り扱う複数の発光器、受光器を用意する
必要があり、装置が複雑化し、コスト高も避けられな
い。
9−98137号公報では、同一の光ファイバを用いて
多重通信が可能となっていても、通信可能な範囲が、あ
る1つの波長の光を送信、受信することのできる発光
器、受光器を備えた端末同士の間に限られ、多数の端末
間で自由に通信できるようにするためには、各端末に様
々な波長の光を送信、受信することができるように波長
の異なる光を取り扱う複数の発光器、受光器を用意する
必要があり、装置が複雑化し、コスト高も避けられな
い。
【0014】また、特開平11−55186号公報で提
案されている空間光伝送方式では、多重化により伝送帯
域幅を広帯域にすることはできるが、各ノードの偏光方
向が固定されており、多数のノード間で自由に通信する
ことができない。また自由空間伝送を基本としているた
め、各ノードが複数のチャネルを持つ場合、光線を平行
光にしないとチャネル間同士で同じ偏光方向の光の干渉
が起きてしまう。また完全な平行光を得ることは難し
く、ノード間の距離によって干渉量も異なってしまうた
め、チャネル間の光軸を接近させることができず、装置
のサイズが大きくなってしまう。また平行光を得るため
の光学系も必要となるため、装置が複雑化し、コスト高
も避けられない。さらにこの偏光光と光ファイバとを用
いて多重伝送する方法が考えられるが、この場合には光
ファイバの特性上、偏光方向を保持することができな
い。
案されている空間光伝送方式では、多重化により伝送帯
域幅を広帯域にすることはできるが、各ノードの偏光方
向が固定されており、多数のノード間で自由に通信する
ことができない。また自由空間伝送を基本としているた
め、各ノードが複数のチャネルを持つ場合、光線を平行
光にしないとチャネル間同士で同じ偏光方向の光の干渉
が起きてしまう。また完全な平行光を得ることは難し
く、ノード間の距離によって干渉量も異なってしまうた
め、チャネル間の光軸を接近させることができず、装置
のサイズが大きくなってしまう。また平行光を得るため
の光学系も必要となるため、装置が複雑化し、コスト高
も避けられない。さらにこの偏光光と光ファイバとを用
いて多重伝送する方法が考えられるが、この場合には光
ファイバの特性上、偏光方向を保持することができな
い。
【0015】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、光伝送方式を用いることにより、各種装置や回路
基板等の多数の端末間を接続し、複数の端末間での自由
な通信を可能とする光信号伝送装置を提案することを目
的とする。
あり、光伝送方式を用いることにより、各種装置や回路
基板等の多数の端末間を接続し、複数の端末間での自由
な通信を可能とする光信号伝送装置を提案することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シート形状に形成されて前記光信号が伝搬
する光伝送媒体と、前記光伝送媒体の光伝送端に設けら
れて光伝送媒体内を伝搬した前記光信号を射出する受信
ノードと、光拡散手段によって前記光信号を前記複数の
受信ノードへ向けて拡散させながら前記光伝送媒体へ入
射させる送信ノードと、前記送信ノードのそれぞれに対
して設けられ、発光手段によって送信ノードから前記光
伝送媒体へ入射させる光信号を発する光信号送信部と、
前記受信ノードのそれぞれに対して設けられ、受信ノー
ドから射出される光信号を受光手段によって受光する光
信号受信部と、前記光信号送信部のそれぞれに設けられ
て複数の光信号送信部の間で偏光方向の異なる光信号を
生成可能とする偏光制御手段と、前記光信号受信部のそ
れぞれに設けられて所望の方向に偏光された光信号が前
記受光手段で受光可能となるように分離する偏光分離手
段と、を含む。
に本発明は、シート形状に形成されて前記光信号が伝搬
する光伝送媒体と、前記光伝送媒体の光伝送端に設けら
れて光伝送媒体内を伝搬した前記光信号を射出する受信
ノードと、光拡散手段によって前記光信号を前記複数の
受信ノードへ向けて拡散させながら前記光伝送媒体へ入
射させる送信ノードと、前記送信ノードのそれぞれに対
して設けられ、発光手段によって送信ノードから前記光
伝送媒体へ入射させる光信号を発する光信号送信部と、
前記受信ノードのそれぞれに対して設けられ、受信ノー
ドから射出される光信号を受光手段によって受光する光
信号受信部と、前記光信号送信部のそれぞれに設けられ
て複数の光信号送信部の間で偏光方向の異なる光信号を
生成可能とする偏光制御手段と、前記光信号受信部のそ
れぞれに設けられて所望の方向に偏光された光信号が前
記受光手段で受光可能となるように分離する偏光分離手
段と、を含む。
【0017】本発明では、光伝送媒体をシート形状に形
成することにより、複数の送信ノードと受信ノードを設
けており、光信号送信部から発せられる光信号は、光拡
散手段によって拡散されながら入射されることにより、
全ての受信ノードへ向けて伝搬させる。
成することにより、複数の送信ノードと受信ノードを設
けており、光信号送信部から発せられる光信号は、光拡
散手段によって拡散されながら入射されることにより、
全ての受信ノードへ向けて伝搬させる。
【0018】偏光制御手段は、複数の光信号送信部から
発せられる光信号が互いに異なる方向へ偏光させてお
り、光信号受信部に設けている偏光分離手段が、所望の
方向に偏光されている光信号を分離する。
発せられる光信号が互いに異なる方向へ偏光させてお
り、光信号受信部に設けている偏光分離手段が、所望の
方向に偏光されている光信号を分離する。
【0019】これにより、複数の光信号送信部のそれぞ
れから発せられる光信号を重畳させて多重伝送を行うこ
とができる。
れから発せられる光信号を重畳させて多重伝送を行うこ
とができる。
【0020】また、本発明は、前記光信号送信部のそれ
ぞれに設けられて複数の光信号送信部の間で光強度レベ
ルの異なる光信号を生成可能とする強度制御手段と、前
記光信号受信部のそれぞれに設けられて所望の光強度レ
ベルの光信号成分を分離する信号分離手段と、を含むこ
とを特徴とする。
ぞれに設けられて複数の光信号送信部の間で光強度レベ
ルの異なる光信号を生成可能とする強度制御手段と、前
記光信号受信部のそれぞれに設けられて所望の光強度レ
ベルの光信号成分を分離する信号分離手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0021】この発明によれば、強度制御手段によって
光強度レベルの異なる光信号を発生させ、光信号受信部
似設けている信号分離手段によって所望の光強度レベル
の光信号を分離する。すなわち、光信号の光強度レベル
を変えることにより、光信号を重畳させて多重伝送を行
い、所定の光信号送信部と光信号受信部との間で通信を
行う。
光強度レベルの異なる光信号を発生させ、光信号受信部
似設けている信号分離手段によって所望の光強度レベル
の光信号を分離する。すなわち、光信号の光強度レベル
を変えることにより、光信号を重畳させて多重伝送を行
い、所定の光信号送信部と光信号受信部との間で通信を
行う。
【0022】この光信号の光強度レベルの変化に加え
て、光信号の偏向を行うことにより、単一の光伝送媒体
を用いて、より多数の光信号を重畳させながら多重通信
を行うことができる。
て、光信号の偏向を行うことにより、単一の光伝送媒体
を用いて、より多数の光信号を重畳させながら多重通信
を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1には、本発明の第1の実施の
形態に係る光伝送装置10の概略構成を示している。こ
の光伝送装置10は、光伝送媒体12、複数の光信号送
信部14、複数の光信号受信部16及び調停部18によ
って構成されている。
施の形態の一例を詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1には、本発明の第1の実施の
形態に係る光伝送装置10の概略構成を示している。こ
の光伝送装置10は、光伝送媒体12、複数の光信号送
信部14、複数の光信号受信部16及び調停部18によ
って構成されている。
【0024】光伝送媒体12は、シート形状に形成され
ており、これにより、通信端末として複数の光信号送信
部14と複数の光信号受信部16が接続されるようにな
っている。また、調停部18には、光信号送信部14と
光信号受信部16のそれぞれが接続されている。
ており、これにより、通信端末として複数の光信号送信
部14と複数の光信号受信部16が接続されるようにな
っている。また、調停部18には、光信号送信部14と
光信号受信部16のそれぞれが接続されている。
【0025】光伝送媒体12は、図1の紙面左右方向の
両端が光伝送端となっており、一方の光伝送端(図1で
は一例として紙面左側)に複数の送信ノード20が設け
られており、他方の光伝送端(図1では一例として紙面
右側)に複数の受信ノード22が設けられている。ま
た、送信ノード20には、拡散部24が設けられてい
る。
両端が光伝送端となっており、一方の光伝送端(図1で
は一例として紙面左側)に複数の送信ノード20が設け
られており、他方の光伝送端(図1では一例として紙面
右側)に複数の受信ノード22が設けられている。ま
た、送信ノード20には、拡散部24が設けられてい
る。
【0026】光送信部14は、送信ノード20に対応し
て設けられており、光信号受信部16は、受信ノード2
2に対応して設けらている。なお、本実施の形態では、
一例として光信号送信部14と送信ノード20及び光信
号受信部16と受信ノード22を2組ずつ設けており、
特に区別するときには、それぞれ光信号送信部14A、
14Bと送信ノード20A、20B及び光信号受信部1
6A、16Bと受信ノード22A、22Bとする。
て設けられており、光信号受信部16は、受信ノード2
2に対応して設けらている。なお、本実施の形態では、
一例として光信号送信部14と送信ノード20及び光信
号受信部16と受信ノード22を2組ずつ設けており、
特に区別するときには、それぞれ光信号送信部14A、
14Bと送信ノード20A、20B及び光信号受信部1
6A、16Bと受信ノード22A、22Bとする。
【0027】光伝送媒体12では、送信ノード20から
入射された信号光が光伝送媒体12内を伝播して、受信
ノード22から射出される。拡散部24は、送信ノード
20に入射される信号光を拡散するようになっており、
これにより、それぞれの送信ノード20から光伝送媒体
12に入射される信号光が、所定の広がりを持って光伝
送媒体12内を伝播し、複数の受信ノード22のいずれ
からも射出可能となっている。
入射された信号光が光伝送媒体12内を伝播して、受信
ノード22から射出される。拡散部24は、送信ノード
20に入射される信号光を拡散するようになっており、
これにより、それぞれの送信ノード20から光伝送媒体
12に入射される信号光が、所定の広がりを持って光伝
送媒体12内を伝播し、複数の受信ノード22のいずれ
からも射出可能となっている。
【0028】光信号送信部14は、光伝送媒体12の送
信ノード20に対応して設けられており、送信回路2
6、発光器28及び偏光制御部30によって構成されて
いる。送信回路26は、外部から入力される電気信号
(例えばパルス列電気信号)に基づいて発光器28を制
御する。これにより、発光器28は、パルス列電気信号
に基づいてオン/オフして光信号を発する。偏光制御部
30は、発光器28から発せられた光信号の偏光方向を
制御して、送信ノード20から光伝送媒体12へ入射さ
せる。
信ノード20に対応して設けられており、送信回路2
6、発光器28及び偏光制御部30によって構成されて
いる。送信回路26は、外部から入力される電気信号
(例えばパルス列電気信号)に基づいて発光器28を制
御する。これにより、発光器28は、パルス列電気信号
に基づいてオン/オフして光信号を発する。偏光制御部
30は、発光器28から発せられた光信号の偏光方向を
制御して、送信ノード20から光伝送媒体12へ入射さ
せる。
【0029】光信号送信部14のそれぞれは、偏光制御
部30が調停部18に接続されており、調停部18で
は、複数の光信号送信部14から光信号を発するとき
に、それぞれの光信号の偏光方向が互いに異なるように
偏光制御部30を制御する。なお、第1の実施の形態に
係る光信号伝送装置10としては、調停部18によって
それぞれの光信号送信部14から射出される光信号の偏
光方向を自在に可変するものであっても良いが、光信号
送信部14に調停部18を接続せずに、予め光信号送信
部14から射出される光信号の偏光方向を固定的に設定
しておいても良い。
部30が調停部18に接続されており、調停部18で
は、複数の光信号送信部14から光信号を発するとき
に、それぞれの光信号の偏光方向が互いに異なるように
偏光制御部30を制御する。なお、第1の実施の形態に
係る光信号伝送装置10としては、調停部18によって
それぞれの光信号送信部14から射出される光信号の偏
光方向を自在に可変するものであっても良いが、光信号
送信部14に調停部18を接続せずに、予め光信号送信
部14から射出される光信号の偏光方向を固定的に設定
しておいても良い。
【0030】光信号受信部16は、光伝送媒体12の受
信ノード22に対応して設けられており、受信回路3
2、受光器34及び偏光分離部36によって構成されて
いる。光信号受信部16では、光伝送媒体12内を伝播
して受信ノード22から射出される光信号が、偏光分離
部36を介して受光器34に入力される。受信回路32
は、受光器34に受光した光信号に応じた電気信号(パ
ルス列電気信号)を外部へ出力する。
信ノード22に対応して設けられており、受信回路3
2、受光器34及び偏光分離部36によって構成されて
いる。光信号受信部16では、光伝送媒体12内を伝播
して受信ノード22から射出される光信号が、偏光分離
部36を介して受光器34に入力される。受信回路32
は、受光器34に受光した光信号に応じた電気信号(パ
ルス列電気信号)を外部へ出力する。
【0031】このとき、偏光分離部36は、受光器34
へ向けて透過させる信号光の偏光方向を制御する。すな
わち、所定の偏光方向の光信号のみを分離して受光器3
4に達するように制御する。
へ向けて透過させる信号光の偏光方向を制御する。すな
わち、所定の偏光方向の光信号のみを分離して受光器3
4に達するように制御する。
【0032】光信号受信部16は、偏光分離部36が調
停部18に接続されており、調停部18では、所定の偏
光方向の信号光を分離するように偏光分離部36を制御
することにより、複数の光信号送信部14の中から特定
の光信号送信部14から発せられた光信号のみを受光す
るようにしている。
停部18に接続されており、調停部18では、所定の偏
光方向の信号光を分離するように偏光分離部36を制御
することにより、複数の光信号送信部14の中から特定
の光信号送信部14から発せられた光信号のみを受光す
るようにしている。
【0033】図2には、光信号送信部14の具体例を示
しており、図3には、光信号受信部16の具体例を示し
ている。図2に示されるように、光信号送信部14は、
発光器28としてレーザダイオード38を用いており、
送信回路26としてレーザダイオードドライバ40が設
けられている。また、光信号送信部14には、偏光制御
部30として、ツイストネマテック液晶(TN−LC:Twis
ted Nematic liquidcrystal、以下「TN−LC4
2」とする)を設けており、このTN−LC42が、調
停部18(図2では図示省略)からの制御信号RPtに
よって制御される。
しており、図3には、光信号受信部16の具体例を示し
ている。図2に示されるように、光信号送信部14は、
発光器28としてレーザダイオード38を用いており、
送信回路26としてレーザダイオードドライバ40が設
けられている。また、光信号送信部14には、偏光制御
部30として、ツイストネマテック液晶(TN−LC:Twis
ted Nematic liquidcrystal、以下「TN−LC4
2」とする)を設けており、このTN−LC42が、調
停部18(図2では図示省略)からの制御信号RPtに
よって制御される。
【0034】また、図3に示されるように、光信号受信
部16は、受光器34としてフォトダイオード44を用
いており、受信回路32としてアンプ46及びコンパレ
ータ48を用いている。フォトダイオード44から出力
される信号は、アンプ46によって増幅された後にコン
パレータ48を通過することにより、パルス列信号(デ
ジタル信号)として出力される。
部16は、受光器34としてフォトダイオード44を用
いており、受信回路32としてアンプ46及びコンパレ
ータ48を用いている。フォトダイオード44から出力
される信号は、アンプ46によって増幅された後にコン
パレータ48を通過することにより、パルス列信号(デ
ジタル信号)として出力される。
【0035】また、光信号受信部16には、偏光分離部
36としてツイストネマテック液晶(以下「TN−LC
50」とする)と偏光板52を設けており、TN−LC
50が、調停部18(図3では図示省略)からの制御信
号RPrによって制御される。
36としてツイストネマテック液晶(以下「TN−LC
50」とする)と偏光板52を設けており、TN−LC
50が、調停部18(図3では図示省略)からの制御信
号RPrによって制御される。
【0036】図4(A)及び図4(B)に示されるよう
に、TN−LC42、50は、ツイストネマテックセル
54を挟んで電極56A、56Bが設けられており、電
極56A、56Bの間に電圧が印加されていないオフ状
態では、入力された信号光の偏光方向を変えずに出力す
る。これに対して、TN−LC42、50は、電極56
A、56Bの間で所定の電圧が印加されたオン状態とな
ると、入力される光の偏光方向を回転する。この電極5
6A、56B間のオン/オフは、調停部18からの制御
信号RPt、RPrに基づいて行われる。
に、TN−LC42、50は、ツイストネマテックセル
54を挟んで電極56A、56Bが設けられており、電
極56A、56Bの間に電圧が印加されていないオフ状
態では、入力された信号光の偏光方向を変えずに出力す
る。これに対して、TN−LC42、50は、電極56
A、56Bの間で所定の電圧が印加されたオン状態とな
ると、入力される光の偏光方向を回転する。この電極5
6A、56B間のオン/オフは、調停部18からの制御
信号RPt、RPrに基づいて行われる。
【0037】なお、図4(A)及び図4(B)では、一
例としてレーザダイオード38から発せられる光信号の
偏光方向が紙面上下方向(矢印A方向)となっており、
TN−LC42がオンすることにより光信号が矢印A方
向と直交する紙面表裏方向に偏光されるものとしてい
る。また、偏光板52は、紙面上下方向に偏光された光
信号のみを透過するようにしている。
例としてレーザダイオード38から発せられる光信号の
偏光方向が紙面上下方向(矢印A方向)となっており、
TN−LC42がオンすることにより光信号が矢印A方
向と直交する紙面表裏方向に偏光されるものとしてい
る。また、偏光板52は、紙面上下方向に偏光された光
信号のみを透過するようにしている。
【0038】これにより、TN−LC42がオンされて
いると、レーザダイオード40から発せられる光信号が
TN−LC42を通過することにより偏光されて、光伝
送媒体12に入射される。
いると、レーザダイオード40から発せられる光信号が
TN−LC42を通過することにより偏光されて、光伝
送媒体12に入射される。
【0039】このとき、図4(A)に示されるように、
光信号受信部16のTN−LC50がオンされている
と、TN−LC50を透過する光信号が偏光され、偏光
板42の偏光方向とTN−LC50を透過した光信号の
偏光方向が一致していると、TN−LC50を透過した
光信号がフォトダイオード44に入射される。
光信号受信部16のTN−LC50がオンされている
と、TN−LC50を透過する光信号が偏光され、偏光
板42の偏光方向とTN−LC50を透過した光信号の
偏光方向が一致していると、TN−LC50を透過した
光信号がフォトダイオード44に入射される。
【0040】これに対して図4(B)に示されるよう
に、TN−LC50がオフしていると、光伝送媒体12
内を伝播してTN−LC50に入射される光信号は、偏
光されずにTN−LC50を透過する。これにより、T
N−LC50を透過した光信号の偏光方向と、偏光板5
2の偏光方向にずれが生じると、光信号が偏光板52に
吸収され、フォトダイオード44は、非受光状態とな
る。
に、TN−LC50がオフしていると、光伝送媒体12
内を伝播してTN−LC50に入射される光信号は、偏
光されずにTN−LC50を透過する。これにより、T
N−LC50を透過した光信号の偏光方向と、偏光板5
2の偏光方向にずれが生じると、光信号が偏光板52に
吸収され、フォトダイオード44は、非受光状態とな
る。
【0041】また、TN−LC42をオフして光信号送
信部14から光信号を発したときに、光信号受信部16
では、TN−LC50をオフすることにより、この光信
号の受光が可能となり、TN−LC50をオンすること
により非受光状態となる。
信部14から光信号を発したときに、光信号受信部16
では、TN−LC50をオフすることにより、この光信
号の受光が可能となり、TN−LC50をオンすること
により非受光状態となる。
【0042】調停部18は、TN−LC42、50を制
御することにより、特定の光信号送信部14と光信号受
信部16の間で光信号の送受信が行われるようにしてい
る。
御することにより、特定の光信号送信部14と光信号受
信部16の間で光信号の送受信が行われるようにしてい
る。
【0043】以下に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
る。
【0044】光信号伝送装置10では、複数の光信号送
信部14A、14Bのそれぞれに伝送するデータが電気
信号として入力される。光信号送信部14A、14Bの
それぞれは、調停部18によって互いに偏光方向の異な
る光信号を送信ノード20A、20Bを介して、シート
形状に形成された光伝送媒体12へ射出する。
信部14A、14Bのそれぞれに伝送するデータが電気
信号として入力される。光信号送信部14A、14Bの
それぞれは、調停部18によって互いに偏光方向の異な
る光信号を送信ノード20A、20Bを介して、シート
形状に形成された光伝送媒体12へ射出する。
【0045】また、光信号伝送装置10には、光伝送媒
体12に複数の受信ノード22A、22Bが設けられ、
複数の光信号受信部16A、16Bが設けられており、
光信号受信部16A、16Bに対する受信ノード22
A、22Bが光伝送媒体12に設けられている。
体12に複数の受信ノード22A、22Bが設けられ、
複数の光信号受信部16A、16Bが設けられており、
光信号受信部16A、16Bに対する受信ノード22
A、22Bが光伝送媒体12に設けられている。
【0046】光信号伝送装置10では、送信ノード20
A、20Bのそれぞれに対して拡散部24を設けること
により、送信ノード20A、20Bから光信号が拡散さ
れて光伝送媒体12に入射されるため、複数の受信ノー
ド22A、22Bのいずれからも送信ノード20A、2
0Bから光伝送媒体12に入射される光信号が射出され
る。
A、20Bのそれぞれに対して拡散部24を設けること
により、送信ノード20A、20Bから光信号が拡散さ
れて光伝送媒体12に入射されるため、複数の受信ノー
ド22A、22Bのいずれからも送信ノード20A、2
0Bから光伝送媒体12に入射される光信号が射出され
る。
【0047】光信号受信部16A、16Bは、光伝送媒
体12内に射出された光信号を、受信ノード22A、2
2Bを介して受光するようになっている。このとき、光
信号受信部16A、16Bでは、偏光分離部36によっ
て所望の方向に偏光されている光信号を抽出して受光で
きるようになっている。
体12内に射出された光信号を、受信ノード22A、2
2Bを介して受光するようになっている。このとき、光
信号受信部16A、16Bでは、偏光分離部36によっ
て所望の方向に偏光されている光信号を抽出して受光で
きるようになっている。
【0048】ここで図5を参照しながら光信号伝送装置
10での光伝送媒体12を介する光伝送方式による送受
信を説明する。なお、図5では、光信号送信部14Aか
ら送信される光信号を光信号受信部16Aで受信すると
共に、光信号送信部14Bから送信される光信号を光信
号受信部16Bで受信するように例示している。すなわ
ち、光信号送信部14Aと光信号受信部16Aの間及び
光信号送信部14Bと光信号受信部14Bの間でデータ
の伝送が行われる。
10での光伝送媒体12を介する光伝送方式による送受
信を説明する。なお、図5では、光信号送信部14Aか
ら送信される光信号を光信号受信部16Aで受信すると
共に、光信号送信部14Bから送信される光信号を光信
号受信部16Bで受信するように例示している。すなわ
ち、光信号送信部14Aと光信号受信部16Aの間及び
光信号送信部14Bと光信号受信部14Bの間でデータ
の伝送が行われる。
【0049】調停部18は、送信ノード20A、20B
から光伝送媒体12に入射される光信号の偏光方向が一
致しないように、一方の光信号送信部14(例えば光信
号送信部14A)に設けているTN−LC42をオン
し、他方の光信号送信部14(例えば光信号送信部14
B)に設けているTN−LC42をオフする。
から光伝送媒体12に入射される光信号の偏光方向が一
致しないように、一方の光信号送信部14(例えば光信
号送信部14A)に設けているTN−LC42をオン
し、他方の光信号送信部14(例えば光信号送信部14
B)に設けているTN−LC42をオフする。
【0050】一方、調停部18では、光信号送信部14
Aと送信ノード20Aを介して光伝送媒体12に入射さ
れる光信号の偏光方向に、光信号受信部16Aによって
受信する光信号の偏光方向と一致させるように、光信号
受信部16Aに設けているTN−LC50をオンすると
共に、光信号送信部14Bと送信ノード20Bを介して
光伝送媒体12に入射される光信号の偏光方向に、光信
号受信部16Bによって受信する光信号の偏光方向と一
致させるように、光信号受信部16Bに設けているTN
−LC50をオフする。
Aと送信ノード20Aを介して光伝送媒体12に入射さ
れる光信号の偏光方向に、光信号受信部16Aによって
受信する光信号の偏光方向と一致させるように、光信号
受信部16Aに設けているTN−LC50をオンすると
共に、光信号送信部14Bと送信ノード20Bを介して
光伝送媒体12に入射される光信号の偏光方向に、光信
号受信部16Bによって受信する光信号の偏光方向と一
致させるように、光信号受信部16Bに設けているTN
−LC50をオフする。
【0051】これにより、光信号送信部14Bでは、送
信回路26に入力される電気信号に基づいて、レーザダ
イオード38が点灯されて、図5の紙面上下方向に偏光
された光信号を発する。この光信号は、TN−LC42
を透過し、拡散部24及び送信ノード20Bから拡散さ
れながら光伝送媒体12に入射される。このとき、TN
−LC42がオフしているので、光信号は偏光方向が変
えられずにTN−LC42を透過し、受信ノード22
A、22Bのそれぞれへ向けて光伝送媒体12内を伝搬
する。
信回路26に入力される電気信号に基づいて、レーザダ
イオード38が点灯されて、図5の紙面上下方向に偏光
された光信号を発する。この光信号は、TN−LC42
を透過し、拡散部24及び送信ノード20Bから拡散さ
れながら光伝送媒体12に入射される。このとき、TN
−LC42がオフしているので、光信号は偏光方向が変
えられずにTN−LC42を透過し、受信ノード22
A、22Bのそれぞれへ向けて光伝送媒体12内を伝搬
する。
【0052】また、光信号送信部14Aでは、送信回路
26に入力される電気信号に基づいてレーザダイオード
38が点灯されて光信号を発する。この光信号は、調停
部18からの制御信号RPtによってオンされているT
N−LC42を透過するときに偏光方向が90°回転さ
れる。これにより、光信号送信部14Aから発せられた
光信号は、図5の紙面表裏方向に偏光されて光伝送媒体
12に入射され、受信ノード22A、22Bへ向けて伝
搬される。
26に入力される電気信号に基づいてレーザダイオード
38が点灯されて光信号を発する。この光信号は、調停
部18からの制御信号RPtによってオンされているT
N−LC42を透過するときに偏光方向が90°回転さ
れる。これにより、光信号送信部14Aから発せられた
光信号は、図5の紙面表裏方向に偏光されて光伝送媒体
12に入射され、受信ノード22A、22Bへ向けて伝
搬される。
【0053】一方、光信号受信部16Aでは、調停部1
8からの制御信号RPrによってTN−LC50がオン
されており、光信号送信部14A及び光信号送信部14
Bのそれぞれから発せられた光信号が入射されると、そ
れぞれの光信号の偏光方向を90°回転させて偏光す
る。
8からの制御信号RPrによってTN−LC50がオン
されており、光信号送信部14A及び光信号送信部14
Bのそれぞれから発せられた光信号が入射されると、そ
れぞれの光信号の偏光方向を90°回転させて偏光す
る。
【0054】光信号送信部14Bから発せられた光信号
は、偏光板52の偏光方向と直交する方向に偏光した光
信号となるために、偏光板52に吸収される。また、光
信号送信部14Aから発せられた光信号は、偏光板52
の偏光方向に一致するように偏光されるため、偏光板5
2を透過してフォトダイオード44に受光される。この
ように、光信号受信部16Aは、光信号送信部14Aか
ら発せられた光信号のみを選択して受信して、受信した
光信号に応じた電気信号を出力する。
は、偏光板52の偏光方向と直交する方向に偏光した光
信号となるために、偏光板52に吸収される。また、光
信号送信部14Aから発せられた光信号は、偏光板52
の偏光方向に一致するように偏光されるため、偏光板5
2を透過してフォトダイオード44に受光される。この
ように、光信号受信部16Aは、光信号送信部14Aか
ら発せられた光信号のみを選択して受信して、受信した
光信号に応じた電気信号を出力する。
【0055】これに対して光信号受信部16Bでは、T
N−LC50がオフされているため、光信号送信部14
A及び光信号送信部14Bのそれぞれから発せられた光
信号が入射されると、それぞれの光信号がTN−LC5
0を透過して偏光板52に至る。
N−LC50がオフされているため、光信号送信部14
A及び光信号送信部14Bのそれぞれから発せられた光
信号が入射されると、それぞれの光信号がTN−LC5
0を透過して偏光板52に至る。
【0056】光信号送信部14Aから発せられた光信号
は、TN−LC42によって偏光板52の偏光方向と直
交する方向に偏光した光信号となるために、偏光板52
に吸収される。また、光信号送信部14Bから発せられ
た光信号は、偏光されていないために偏光方向が偏光板
52の偏光方向に一致している。したがって、光信号送
信部14Bから発せられた光信号のみが選択されて、偏
光板52を透過してフォトダイオード44に受光される
ことになり、光信号受信部16Bは、光信号送信部14
Bから発せられた光信号に応じた電気信号を出力する。
は、TN−LC42によって偏光板52の偏光方向と直
交する方向に偏光した光信号となるために、偏光板52
に吸収される。また、光信号送信部14Bから発せられ
た光信号は、偏光されていないために偏光方向が偏光板
52の偏光方向に一致している。したがって、光信号送
信部14Bから発せられた光信号のみが選択されて、偏
光板52を透過してフォトダイオード44に受光される
ことになり、光信号受信部16Bは、光信号送信部14
Bから発せられた光信号に応じた電気信号を出力する。
【0057】このように、光信号伝送装置10では、調
停部18によって複数の光信号送信部14のそれぞれか
ら発する光信号の偏光方向が一致しないように制御する
と共に、光信号受信部16が所望の偏光方向の光信号の
みを受光するように制御することにより、複数の送信ノ
ード20と受信ノード22の間で多重伝送を行うことが
できる。 [第2の実施の形態]以下に本発明の第2の実施の形態
を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、
前記した第1の実施の形態と同一であり、第2の実施の
形態で第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号
を付与してその説明を省略する。
停部18によって複数の光信号送信部14のそれぞれか
ら発する光信号の偏光方向が一致しないように制御する
と共に、光信号受信部16が所望の偏光方向の光信号の
みを受光するように制御することにより、複数の送信ノ
ード20と受信ノード22の間で多重伝送を行うことが
できる。 [第2の実施の形態]以下に本発明の第2の実施の形態
を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、
前記した第1の実施の形態と同一であり、第2の実施の
形態で第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号
を付与してその説明を省略する。
【0058】図6には、第2の実施の形態に係る光信号
伝送装置60の概略構成を示している。
伝送装置60の概略構成を示している。
【0059】光信号伝送装置60は、光伝送媒体12
と、光信号送信部62、光信号受信部64及び調停部6
6によって構成されている。光伝送媒体12には、複数
の送信ノード20及び受信ノード22が設けられてお
り、光信号送信部62は送信ノード20のそれぞれに対
応して設けられており、光信号受信部64は、受信ノー
ド22のそれぞれに対応して設けられている。なお、第
2の実施の形態においても、光信号送信部62と送信ノ
ード20及び光信号受信部64と受信ノード22をそれ
ぞれ2組ずつ設けており、特に区別するときには、光信
号送信部62A、62Bと送信ノード20A、20B及
び光信号受信部64A、64Bと受信ノード22A、2
2Bとする。
と、光信号送信部62、光信号受信部64及び調停部6
6によって構成されている。光伝送媒体12には、複数
の送信ノード20及び受信ノード22が設けられてお
り、光信号送信部62は送信ノード20のそれぞれに対
応して設けられており、光信号受信部64は、受信ノー
ド22のそれぞれに対応して設けられている。なお、第
2の実施の形態においても、光信号送信部62と送信ノ
ード20及び光信号受信部64と受信ノード22をそれ
ぞれ2組ずつ設けており、特に区別するときには、光信
号送信部62A、62Bと送信ノード20A、20B及
び光信号受信部64A、64Bと受信ノード22A、2
2Bとする。
【0060】光信号送信部62は、送信回路68、発光
器70及び偏光制御部30を備えており、光信号受信部
64は、受信回路72、受光器34及び偏光分離部36
を備えている。また、調停部66は、偏光制御部30及
び偏光分離部36と共に光信号送信部62の送信回路6
8及び光信号受信部64の受信回路72に接続されてい
る。
器70及び偏光制御部30を備えており、光信号受信部
64は、受信回路72、受光器34及び偏光分離部36
を備えている。また、調停部66は、偏光制御部30及
び偏光分離部36と共に光信号送信部62の送信回路6
8及び光信号受信部64の受信回路72に接続されてい
る。
【0061】図7に示されるように、例えば光信号送信
部62は、発光器70として多数のレーザダイオード3
8が緊密に配列されたレーザダイオードアレイ74が設
けられており、送信回路68として、レーザダイオード
アレイ74の個々のレーザダイオード38の点灯を個別
に制御するドライバ76が設けられている。
部62は、発光器70として多数のレーザダイオード3
8が緊密に配列されたレーザダイオードアレイ74が設
けられており、送信回路68として、レーザダイオード
アレイ74の個々のレーザダイオード38の点灯を個別
に制御するドライバ76が設けられている。
【0062】ドライバ76は、外部から入力される電気
信号(パルス列信号)に基づいてレーザダイオード38
を点灯させるときに、調停部66から入力される制御信
号Rltに基づいて、点灯するレーザダイオード38の
数、すなわち、光の強度(光強度レベル)を制御する。
これにより、光信号伝送装置60では、複数の光信号送
信部62から発せられる光信号の光強度レベルが互いに
異なるようにしている。
信号(パルス列信号)に基づいてレーザダイオード38
を点灯させるときに、調停部66から入力される制御信
号Rltに基づいて、点灯するレーザダイオード38の
数、すなわち、光の強度(光強度レベル)を制御する。
これにより、光信号伝送装置60では、複数の光信号送
信部62から発せられる光信号の光強度レベルが互いに
異なるようにしている。
【0063】なお、第2の実施の形態に係る光信号伝送
装置60としては、調停部18を用いて光信号送信部6
2から発せられる光信号の光強度レベルを自在に変更す
るものであっても良く、また、光信号送信部62の送信
回路68を調停部66に接続せずに、複数の光信号送信
部62の間で互いに光強度レベルが異なるように、予め
光信号送信部62ごとに光強度レベルを固定的に設定し
ても良い。
装置60としては、調停部18を用いて光信号送信部6
2から発せられる光信号の光強度レベルを自在に変更す
るものであっても良く、また、光信号送信部62の送信
回路68を調停部66に接続せずに、複数の光信号送信
部62の間で互いに光強度レベルが異なるように、予め
光信号送信部62ごとに光強度レベルを固定的に設定し
ても良い。
【0064】光信号送信部62から所定の光強度レベル
で発せられた光信号は、偏光制御部30として設けられ
ているTN−LC42を透過すると、拡散部24で拡散
されながら送信ノード20から光伝送媒体12内に射出
される。これにより、光信号送信部62では、偏光方向
に加えて光強度レベルの異なる光信号を、光伝送媒体1
2内へ射出することができるようになっている。
で発せられた光信号は、偏光制御部30として設けられ
ているTN−LC42を透過すると、拡散部24で拡散
されながら送信ノード20から光伝送媒体12内に射出
される。これにより、光信号送信部62では、偏光方向
に加えて光強度レベルの異なる光信号を、光伝送媒体1
2内へ射出することができるようになっている。
【0065】光信号送信部62に対して光信号受信部6
4は、偏光分離部36として設けられているTN−LC
50及び偏光板52を透過した光信号を、受光器34と
して設けているフォトダイオード44によって受光す
る。
4は、偏光分離部36として設けられているTN−LC
50及び偏光板52を透過した光信号を、受光器34と
して設けているフォトダイオード44によって受光す
る。
【0066】また、例えば図8に示されるように、光信
号受信部64には、受信回路72としてアンプ46、復
号器78及びセレクタ80が設けられている。フォトダ
イオード44は、受信した光信号の光強度に応じたレベ
ルの電気信号を出力する。この電気信号はアンプ46に
よって増幅されて、復号器78に入力される。
号受信部64には、受信回路72としてアンプ46、復
号器78及びセレクタ80が設けられている。フォトダ
イオード44は、受信した光信号の光強度に応じたレベ
ルの電気信号を出力する。この電気信号はアンプ46に
よって増幅されて、復号器78に入力される。
【0067】復号器78には、アンプ46から出力され
た光強度レベルに応じた電気信号と共に、比較データと
して予め設定されている複数の閾値THが入力される。
復号器78は、この電気信号と閾値THに基づいて、光
強度レベルごとの論理信号を出力する。
た光強度レベルに応じた電気信号と共に、比較データと
して予め設定されている複数の閾値THが入力される。
復号器78は、この電気信号と閾値THに基づいて、光
強度レベルごとの論理信号を出力する。
【0068】セレクタ80は、調停部66に接続されて
おり、調停部66から受信すべき光強度レベルを示す制
御信号Rlrが入力される。セレクタ80は、この制御
信号Rlrに基づいて受信すべき信号を選択して、電気
信号として出力する。
おり、調停部66から受信すべき光強度レベルを示す制
御信号Rlrが入力される。セレクタ80は、この制御
信号Rlrに基づいて受信すべき信号を選択して、電気
信号として出力する。
【0069】このように構成された光信号伝送装置60
では、複数の光信号送信部62から発する光信号を偏光
方向のみならず、異なる光強度レベルで送信ノード20
から光伝送媒体12内へ入射する。それぞれの光信号送
信部62から光伝送媒体12に入射された光信号は、拡
散部24によって拡散されていることにより、複数の受
信ノード22のそれぞれへ向けて光伝送媒体12内を伝
播される。
では、複数の光信号送信部62から発する光信号を偏光
方向のみならず、異なる光強度レベルで送信ノード20
から光伝送媒体12内へ入射する。それぞれの光信号送
信部62から光伝送媒体12に入射された光信号は、拡
散部24によって拡散されていることにより、複数の受
信ノード22のそれぞれへ向けて光伝送媒体12内を伝
播される。
【0070】一方、光信号受信部64では、調停部66
によって偏光方向のみならず、受信する光信号の光強度
レベルも制御される。これにより、光信号受信部64で
は、所望の光信号送信部62から発せられた光信号のみ
を選択して受光し、受光した光信号に応じた電気信号を
出力することができる。
によって偏光方向のみならず、受信する光信号の光強度
レベルも制御される。これにより、光信号受信部64で
は、所望の光信号送信部62から発せられた光信号のみ
を選択して受光し、受光した光信号に応じた電気信号を
出力することができる。
【0071】このように、光信号伝送装置60では、光
信号の偏光方向のみならず光信号の光強度レベルを制御
することにより、光伝送媒体12を用いて複数の送信ノ
ードと受信ノードとの間で多重伝送を行うことができ
る。
信号の偏光方向のみならず光信号の光強度レベルを制御
することにより、光伝送媒体12を用いて複数の送信ノ
ードと受信ノードとの間で多重伝送を行うことができ
る。
【0072】なお、第1及び第2の実施の形態では、光
伝送媒体12に2個ずつの送信ノード20と受信ノード
22を設けて説明したが、光伝送媒体12に設ける送信
ノード及び受信ノードの数はこれに限定するものではな
く、送信ノードと受信ノードをそれぞれ3個以上設けた
ものであっても良い。この場合、送信ノードと受信ノー
ドのそれぞれに対応して光信号送信部と光信号受信部を
設ければ良い。
伝送媒体12に2個ずつの送信ノード20と受信ノード
22を設けて説明したが、光伝送媒体12に設ける送信
ノード及び受信ノードの数はこれに限定するものではな
く、送信ノードと受信ノードをそれぞれ3個以上設けた
ものであっても良い。この場合、送信ノードと受信ノー
ドのそれぞれに対応して光信号送信部と光信号受信部を
設ければ良い。
【0073】また、第1及び第2の実施の形態では、光
伝送媒体12の一方の光伝送端に送信ノードを設け、他
方の光伝送端に受信ノードを設けたが、それぞれの光伝
送端に複数の送信ノードと受信ノードを設けるようにし
ても良い。
伝送媒体12の一方の光伝送端に送信ノードを設け、他
方の光伝送端に受信ノードを設けたが、それぞれの光伝
送端に複数の送信ノードと受信ノードを設けるようにし
ても良い。
【0074】さらに、本実施の形態では、光伝送媒体の
互いに対向する両端を光伝送端にして、複数の送信ノー
ド20と受信ノード22を配置したが、例えば、光伝送
媒体を矩形シート状に形成したときに、4辺のそれぞれ
を光伝送端として送信ノード20及び受信ノード22を
設けるようにしても良い。
互いに対向する両端を光伝送端にして、複数の送信ノー
ド20と受信ノード22を配置したが、例えば、光伝送
媒体を矩形シート状に形成したときに、4辺のそれぞれ
を光伝送端として送信ノード20及び受信ノード22を
設けるようにしても良い。
【0075】すなわち、本発明では、拡散手段によって
光信号を拡散して送出するので、シート形状の光伝送媒
体を多角形状に形成して、それぞれの辺を光伝送端とし
て送信ノード及び受信ノードを設けることにより、多数
の光信号を光伝送媒体に重畳させながら異なる光伝送端
に設けた送信ノードと受信ノードの間で光通信を行うこ
とができる。
光信号を拡散して送出するので、シート形状の光伝送媒
体を多角形状に形成して、それぞれの辺を光伝送端とし
て送信ノード及び受信ノードを設けることにより、多数
の光信号を光伝送媒体に重畳させながら異なる光伝送端
に設けた送信ノードと受信ノードの間で光通信を行うこ
とができる。
【0076】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではなく、本発明は、シート形
状の光伝送媒体に設けている複数の送信ノードと受信ノ
ードとの間で、光信号の偏光方向ないし光信号の偏光方
向と光強度レベルを変えることにより、多重伝送を行う
種々の構成の光信号伝送装置に適用することができる。
明の構成を限定するものではなく、本発明は、シート形
状の光伝送媒体に設けている複数の送信ノードと受信ノ
ードとの間で、光信号の偏光方向ないし光信号の偏光方
向と光強度レベルを変えることにより、多重伝送を行う
種々の構成の光信号伝送装置に適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、単に
電気信号に応じて光信号を生成するのではなく、光信号
の偏光方向を制御することにより、シート形状の光伝送
媒体に光信号を重畳させて多重伝送を行うことができる
と言う優れた効果を有する。
電気信号に応じて光信号を生成するのではなく、光信号
の偏光方向を制御することにより、シート形状の光伝送
媒体に光信号を重畳させて多重伝送を行うことができる
と言う優れた効果を有する。
【0078】また、本発明は、光信号の偏光方向のみな
らず光信号の光強度レベルを制御することにより、光伝
送媒体により多数の光信号を重畳させて多重伝送を行う
ことができる。
らず光信号の光強度レベルを制御することにより、光伝
送媒体により多数の光信号を重畳させて多重伝送を行う
ことができる。
【図1】 第1の実施の形態に適用した光信号伝送装置
の概略構成を示す機能ブロック図である。
の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態に適用した光信号送信部の
要部を示すブロック図である。
要部を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態に適用した光信号受信部の
要部を示すブロック図である。
要部を示すブロック図である。
【図4】 (A)及び(B)は第1の実施の形態に係る
光信号の流れを示すブロック図であり、(A)は光信号
送信部から発せられた光信号が光信号受信部で受光可能
な状態の一例を示し、(A)は光信号送信部から発せら
れた光信号が光信号受信部で非受光状態となる一例を示
している。
光信号の流れを示すブロック図であり、(A)は光信号
送信部から発せられた光信号が光信号受信部で受光可能
な状態の一例を示し、(A)は光信号送信部から発せら
れた光信号が光信号受信部で非受光状態となる一例を示
している。
【図5】 第1の実施の形態に係る光信号伝送装置での
多重伝送の概略を示すブロック図である。
多重伝送の概略を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態に適用した光信号伝送装置概
略構成を示す機能ブロック図である。
略構成を示す機能ブロック図である。
【図7】 第2の実施の形態に適用した光信号送信部の
要部を示すブロック図である。
要部を示すブロック図である。
【図8】 第2の実施の形態に適用した光信号受信部の
要部を示すブロック図である。
要部を示すブロック図である。
【符号の説明】 10、60 光信号伝送装置 12 光伝送媒体 14、62 光信号送信部 16、64 光信号送信部 18、66 調停部(調停手段) 20 送信ノード 22 受信ノード 24 拡散部(光拡散手段) 38 レーザダイオード(発光手段) 42 TN−LC(ツイストネマテック液晶、偏光制
御手段) 44 フォトダイオード(受光手段) 50 TN−LC(ツイストネマテック液晶、偏光分
離手段) 52 偏光板(偏光分離手段) 74 レーザダイオードアレイ(発光手段、強度制御
手段) 76 ドライバ(強度制御手段) 78 復号器(信号分離手段) 80 セレクタ(信号分離手段)
御手段) 44 フォトダイオード(受光手段) 50 TN−LC(ツイストネマテック液晶、偏光分
離手段) 52 偏光板(偏光分離手段) 74 レーザダイオードアレイ(発光手段、強度制御
手段) 76 ドライバ(強度制御手段) 78 復号器(信号分離手段) 80 セレクタ(信号分離手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/10 10/22 H04J 15/00 (72)発明者 石田 裕規 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小関 忍 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 上村 健 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 山田 秀則 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 舟田 雅夫 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA02 AA12 BA02 CA08 DA08 KA18 KA19 5K002 AA01 AA03 BA02 BA31 CA09 DA31 FA01 FA03 GA07 5K022 GG00
Claims (4)
- 【請求項1】 光信号を伝送する光信号伝送装置であっ
て、 シート形状に形成されて前記光信号が伝搬する光伝送媒
体と、 前記光伝送媒体の光伝送端に設けられて光伝送媒体内を
伝搬した前記光信号を射出する受信ノードと、 光拡散手段によって前記光信号を前記複数の受信ノード
へ向けて拡散させながら前記光伝送媒体へ入射させる送
信ノードと、 前記送信ノードのそれぞれに対して設けられ、発光手段
によって送信ノードから前記光伝送媒体へ入射させる光
信号を発する光信号送信部と、 前記受信ノードのそれぞれに対して設けられ、受信ノー
ドから射出される光信号を受光手段によって受光する光
信号受信部と、 前記光信号送信部のそれぞれに設けられて複数の光信号
送信部の間で偏光方向の異なる光信号を生成可能とする
偏光制御手段と、 前記光信号受信部のそれぞれに設けられて所望の方向に
偏光された光信号が前記受光手段で受光可能となるよう
に分離する偏光分離手段と、 を含むことを特徴とする光信号伝送装置。 - 【請求項2】 前記光信号送信部のそれぞれに設けられ
て複数の光信号送信部の間で光強度レベルの異なる光信
号を生成可能とする強度制御手段と、 前記光信号受信部のそれぞれに設けられて所望の光強度
レベルの光信号成分を分離する信号分離手段と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の光信号伝送装
置。 - 【請求項3】 前記光信号受信部が、前記複数の光信号
送信部の中の任意の光信号送信部から発せられる光信号
を受光するように前記偏光分離手段または前記偏光手段
と偏光分離手段を制御する調停手段を含むことを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の光信号伝送装置。 - 【請求項4】 前記光信号受信部が、前記複数の光信号
送信部の中の任意の光信号送信部から発せられる光信号
成分を分離するように、前記調停手段が前記信号分離手
段または前記信号分離手段と強度制御手段を制御するこ
とを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光信号
伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25894899A JP2001086098A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 光信号伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25894899A JP2001086098A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 光信号伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001086098A true JP2001086098A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17327268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25894899A Pending JP2001086098A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 光信号伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001086098A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107612616A (zh) * | 2017-08-24 | 2018-01-19 | 河南中云创光电科技股份有限公司 | 一种减弱强光源干扰的可见光通信装置及方法 |
WO2024075869A1 (ko) * | 2022-10-06 | 2024-04-11 | 엘지전자 주식회사 | 불균일 편광 변조를 위한 방법 및 장치 |
-
1999
- 1999-09-13 JP JP25894899A patent/JP2001086098A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107612616A (zh) * | 2017-08-24 | 2018-01-19 | 河南中云创光电科技股份有限公司 | 一种减弱强光源干扰的可见光通信装置及方法 |
WO2024075869A1 (ko) * | 2022-10-06 | 2024-04-11 | 엘지전자 주식회사 | 불균일 편광 변조를 위한 방법 및 장치 |
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