JP3723605B2 - 煙感知器連動型ガードアーム受け - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、扉の開放角度を制限するガードアーム装置における煙感知器連動型のガードアーム受けに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガードアームが作動されて扉が開放された時、その扉を最大開放角度付近で開放状態に保持させるようにしたガードアーム装置におけるガードアーム受け(受座)は、例えば、実開平2−105472号公報等に開示され公知である。
【0003】
このような従来のガードアーム受けは、ガードアームと相俟って扉を開放状態に保持できるので、部屋内外の通気あるいは外来者の応対の際に便利であり、防犯上安全であるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のようなガードアーム受けによれば、ガードアームにより扉が開放状態に保持されている際に、火災が発生して扉が開放されたままにされていると、延焼や有毒ガスの流動等の問題があって危険である。
【0005】
この発明の煙感知器連動型ガードアーム受けは、火災の煙が煙探知機により感知されたときは、ガードアームにより開放状態に係止保持されている扉を、その扉に付設されたクローザの付勢力を利用して閉鎖できるようにすることを目的として提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明に係る請求項1のガードアーム受けは、扉の開放側端面部に設けられたガードアームに対設させるガードアーム受けであること;扉にはドアクローザを付設させること;ガードアーム受けの表面板にはガードアームの係合突起が係脱される受け孔とそれに連続する案内長孔とが設けてあること;案内長孔の終端部付近でガードアームの係合突起を選択的に係止保持させるために、先端側に係止部を有するセットレバーをガードアーム受けの内側に枢支すること;ガードアーム受けの内側でセットレバーの基端部に対向して摺動可能に第1摺動部材を設けること;第1摺動部材内でその第1摺動部材と同方向に摺動可能に第2摺動部材を設け、その前方側にはセットレバーの基端部に当接する押圧部を有すること;第1摺動部材は後方に向け付勢させると共に、第2摺動部材は、前方に向け付勢させること;第1摺動部材が前方位置又は後方位置を占めることができるように、第1摺動部材の前後の位置を制御できる揺動可能なストッパをガードアーム受けの内側に枢支すること;前記のストッパは第1摺動部材に係合させる方向に付勢させること;第1摺動部材に対するストッパの係合を解除させるため、建物内に設けた煙感知器からの信号により作動させるようにした電磁アクチュエータをガードアーム受けの内側に設けること;及び、電磁アクチュエータのプランジャを前記ストッパに連係させることを構成条件とする。
【0007】
また、請求項2の発明は、前記の構成条件に、第1摺動部材にガードアーム受けの表面板から外部へ露出させたつまみを設けたことを付加させたものである。
【0008】
【作用】
図1〜図3は、この発明に係るガードアーム受けが、ガードアーム10を介して扉を半開きで拘束保持させている状態を示しており、ガードアーム10の係合突起20は表面板11における案内長孔15の終端部に至り、セットレバー2の先端部で係止保持されている。
【0009】
この際、セットレバー2の基端側は、ストッパ5で係止され前方位置(図1、図3で左方位置)を占める第1摺動部材4内において、前方に付勢されている第2摺動部材8の押圧部82に押されており、セットレバー2の先端側係止部22がガードアーム10の係合突起20を係止している。
【0010】
このガードアーム作動状態で、扉を手で押し又は引けば、図4及び図5に示すように、ガードアーム10の係合突起20は、揺動するセットレバー2を介して第2摺動部材8を第1摺動部材4を基準とする付勢力に抗して押し込むことができるので、扉の係止保持は自由に解くことができ、また、逆に扉を開放すれば半開き状態に拘束させることもできる。
【0011】
図1〜図3に示された状態で、煙感知器(図示しない)が火災の煙を感知すると、図6及び図7に示すように、その信号を受けた電磁アクチュエータ6が没入方向に作動して、そのプランジャ61が連係されたストッパ5をその付勢力に抗して図6で右回りに揺動させるので、ストッパ5と第1摺動部材4との係合が解除される。
【0012】
そして、第1摺動部材4は、それに付与された付勢力により第2摺動部材8と共に後方(図3で右方)の位置に移動するので、図6及び図7に示すように、第2摺動部材8の押圧部82によって拘束されていたセットレバー2の基端部が解放され、同時に、セットレバー2の先端側係止部22とガードアーム10の係合突起20との係合が解かれる。すなわち、セットレバー2の揺動が許容されたことになる。
【0013】
ここに、図示しないドアクローザによって閉鎖方向に付勢されている扉は、ガードアーム10を収納位置に折り畳みつつ閉鎖されることになる。
【0014】
なお、電磁アクチュエータ6に対する通電が断たれた際、後方位置に存する第1摺動部材4は、適当な工具又はつまみ42をもって手動で図6及び図7の位置から左方の前方位置に戻せば、ストッパ5は図1の状態に復帰しているので、第1摺動部材4、第2摺動部材8及びセットレバー2等の各部材はいずれも当初の位置に復帰する。
【0015】
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基いてこの発明について説明する。
図1〜図3において、符号10は図示しない扉の開放側端面部に設けられたガードアームで、ガードアーム10の基端はほぼ水平な枢軸で支承され、先端部にはフランジ及び軸部から成る係合突起20を有する。
【0016】
一般的には、ガードアーム10は扉の錠装置におけるサムターンの操作により扉のフロント板より突出入される。
【0017】
前記のガードアーム10に対向して設けられるガードアーム受け1は、裏板12を含む表面板11及びそれに固設された枠箱13から成り、扉枠30又は両開き扉の他方の扉にねじ91等で固設される。
【0018】
そして、ガードアーム受け1の表面板11には、ガードアーム10の係合突起20が係脱される受け孔14とそれに連続する案内長孔15とが形成されている。
【0019】
また、ガードアーム10が装着される扉にはドアクローザ(図示しない)を要する。ドアクローザは当然のことながらその扉を閉鎖方向に付勢させるものである。図1で符号17はデッドボルトの係入孔を示す。
【0020】
前述の構成は従来周知である。以下にこの発明の要部について説明する。
図1〜図3において、符号2は、ガードアーム受け1の内側に水平な枢軸21をもって揺動可能に枢支されたセットレバーで、22はセットレバー2の先端に縦断面V字状に屈曲させて設けた係止部、23はセットレバー2の中央部両側に設けた支持片である。
【0021】
前記のセットレバー2は、ガードアーム受け1における案内長孔15の終端部付近でガードアーム10の係合突起20を選択的に係止保持させるためのものである。
【0022】
ガードアーム受け1の内側において、セットレバー2の基端部に対向させた位置には、2つの中空部を有する箱状の第1摺動部材4を水平方向に摺動可能に設ける。
【0023】
第1摺動部材4は枠箱13に固定したガイドブロック41及び表面板11に設けた貫通孔16を利して摺動案内される。
【0024】
第1摺動部材4には、それが後方位置に至った後、前方位置に復帰させるために、手指で掴むことができるようにしたつまみ42が一体に設けてあり、そのつまみ42は貫通孔16から外部へ露出させてある。
【0025】
つまみ42と貫通孔16との嵌まり合いは、第1摺動部材4の摺動における案内手段の役割を果たす。
【0026】
第1摺動部材4の一方の中空部には、圧縮ばね等の押しばね43が装着してある。その押しばね43は、枠箱13に固定されたガイドブロック41と第1摺動部材4との間に圧縮状態で嵌め込まれていて、第1摺動部材4を後方(図1及び図3で右方)に向け付勢されている。
【0027】
第1摺動部材4の他方の中空部には、後方を開口した縦断面コ字状の第2摺動部材8及び圧縮ばね等の戻しばね81が装着してある。
【0028】
符号44は第2摺動部材8及び戻しばね81を第1摺動部材4内に封ずる底板で、第1摺動部材4の後面に固設してある。
【0029】
そして、前記の第2摺動部材8は第1摺動部材4内で摺動可能であり、後方の戻しばね81により前方に向け付勢させてある。
【0030】
常態では、後述のストッパ5との係合により前方位置を占める第1摺動部材4に対し、第2摺動部材8も前方位置を占め、第2摺動部材8の前方に一体に設けられた押圧部82がセットレバー2の基端部を押し付けて、そのセットレバー2の先端側の係止部22でガードアーム10の係合突起20を選択的に係止保持させる。
【0031】
図示例の押圧部82は半球状の突部として形成してあり、第1摺動部材4の前面部に設けた丸孔45に対し出没可能とされている。
【0032】
符号5は、ガードアーム受け1内に水平な枢軸51で揺動可能に枢支されたストッパで、実施例では1枚の板材を適当に折り曲げて形成してある。
【0033】
符号52はストッパ5に設けられた転子で、前記の第1摺動部材4に設けた係合部46との間の係脱作動を円滑にするためのものである。
【0034】
前記のストッパ5は、セットレバー2がガードアーム10の係合突起20に対する係止可能位置又は解除位置を占めることができるように第1摺動部材4の位置を制御するもので、ストッパ5の第1摺動部材4に対する係合又は非係合の別により、その第1摺動部材4は前方位置又は後方位置を占めることができるようにされている。
【0035】
そのストッパ5はねじりばね等の復帰ばね53を備えており、図1で左回りに付勢させてある。
【0036】
符号6は、ガードアーム受け1の枠箱13内に設けた電磁アクチュエータで、通電時にはそのプランジャ61が復帰用の戻しばね62に抗して引き込まれ、非通電時にはプランジャ61が原位置に復帰するようにしてある。
【0037】
電磁アクチュエータ6のプランジャ61は、ばね止めを兼ねる作用片63を介して上記のストッパ5に連係してあり、該電磁アクチュエータ6は、建物内に設けた煙感知器(図示しない)からの信号により通電されて作動し、第1摺動部材4に対するストッパ5の係合を解除する。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したこの発明の煙感知器連動型ガードアーム受けによれば、通気の目的でガードアームにより扉が半開き状態に保持されていても、火災に際してはその煙を煙感知器により感知して、電磁アクチュエータの通電作動により係止状態にあるガードアームを自動的に解除して扉を閉鎖させることを可能にするので、延焼や有毒ガスの流動を防止し、安全性を高めるに極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の煙感知器連動型ガードアーム受けの実施例を、ガードアームにより扉を半開き位置に保持させた状態において、一部を切り欠いて示す部分正面図。
【図2】その縦断部分側面図。
【図3】図1のIII−III線による拡大断面図。
【図4】扉を手動で閉めている過程を示す図1の実施例における要部の拡大部分縦断側面図。
【図5】図4のV−V線による断面図。
【図6】非常時電磁アクチュエータの作動で扉を自動的に閉めている過程を示す図1の実施例における要部の拡大部分縦断側面図。
【図7】図6のVII−VII線による断面図。
【符号の説明】
10 ガードアーム
20 係合突起
1 ガードアーム受け
11 表面板
14 受け孔
15 案内長孔
2 セットレバー
22 係止部
4 第1摺動部材
42 つまみ
5 ストッパ
6 電磁アクチュエータ
61 プランジャ
8 第2摺動部材
82 押圧部

Claims (2)

  1. 扉の開放側端面部に設けられたガードアームに対設させるガードアーム受けであること;扉にはドアクローザを付設させること;ガードアーム受けの表面板にはガードアームの係合突起が係脱される受け孔とそれに連続する案内長孔とが設けてあること;案内長孔の終端部付近でガードアームの係合突起を選択的に係止保持させるために、先端側に係止部を有するセットレバーをガードアーム受けの内側に枢支すること;ガードアーム受けの内側でセットレバーの基端部に対向して摺動可能に第1摺動部材を設けること;第1摺動部材内でその第1摺動部材と同方向に摺動可能に第2摺動部材を設け、その前方側にはセットレバーの基端部に当接する押圧部を有すること;第1摺動部材は後方に向け付勢させると共に、第2摺動部材は、前方に向け付勢させること;第1摺動部材が前方位置又は後方位置を占めることができるように、第1摺動部材の前後の位置を制御できる揺動可能なストッパをガードアーム受けの内側に枢支すること;前記のストッパは第1摺動部材に係合させる方向に付勢させること;第1摺動部材に対するストッパの係合を解除させるため、建物内に設けた煙感知器からの信号により作動させるようにした電磁アクチュエータをガードアーム受けの内側に設けること;及び、電磁アクチュエータのプランジャを前記ストッパに連係させることを構成条件とする煙感知器連動型ガードアーム受け。
  2. 第1摺動部材にガードアーム受けの表面板から外部へ露出させたつまみを設けたことを特徴とする請求項1記載の煙感知器連動型ガードアーム受け。
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