JP3723528B2 - 乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置 - Google Patents

乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アスファルト乳剤をアスファルト合材を敷き均す下層路面上に散布する乳剤散布装置を備えたアスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乳剤散布装置を備えたアスファルトフィニッシャとして、走行車両の幅方向に配設されたスプレーバーに複数個の散布ノズルを間隔をあけて設け、前記走行車両に搭載された乳剤タンクから前記スプレーバーに供給されたアスファルト乳剤を、前記散布ノズルによって、未舗装の路盤やアスファルト舗装体、またはコンクリート舗装体等の下層路面上に散布しながら、ホッパ内に投入されたアスファルト合材を送り出し装置により、前記散布されたアスファルト乳剤の上に送り出してスクリードで敷き均すようにすると共に、前記散布ノズル内にアスファルト乳剤が固着して散布ノズルの目詰まりが起るのを防止するため、散布ノズル内に洗浄エアを供給するようにしたものが知られている(特開平11−256511号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記乳剤散布装置を備えたアスファルトフィニッシャにおいては、舗装作業中、機械のオペレータが、前記各散布ノズルに設けた目詰まり監視センサからの信号により常時散布ノズルによるアスファルト乳剤の散布状況を監視し、散布ノズルに目詰まりがあったときは、随時、スイッチ操作により洗浄エアを前記散布ノズルに送ってエア洗浄を行わねばならず、オペレータにとって作業負担が大きいばかりでなく、各散布ノズルに高価な目詰まり監視センサを設けねばならず、製造コストが嵩む難点があった。
また、前記各散布ノズルに洗浄エアを圧縮エア供給源から供給する回路には、上流側に開閉バルブが設けられ、該開閉バルブを開くと一斉に全ての散布ノズルに洗浄エアが供給されるようになっているので、洗浄不要の散布ノズルにまで洗浄エアが供給されてしまい、洗浄の必要な詰まっている散布ノズルのみを選択して集中して洗浄エアを送ることにより、効率的に散布ノズルの洗浄を行うことができない不満があった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、散布ノズルを定期的にエア洗浄して、散布ノズルによるアスファルト乳剤の散布が常に良好に行えると共に、必要な散布ノズルを選択的に効率よく洗浄することができる乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置は、走行車両の幅方向に配設されたスプレーバーに複数個の散布ノズルを間隔をあけて設け、前記走行車両に搭載された乳剤タンクから前記スプレーバーに供給されたアスファルト乳剤を、アスファルト合材を敷き均す下層路面上に前記各散布ノズルによって散布する乳剤散布装置を備えたアスファルトフィニッシャにおいて、前記各散布ノズルには、前記走行車両に搭載された圧縮エア供給源から前記散布ノズル内に洗浄エアを個々に供給する流路を開閉する複数の洗浄バルブが設けられ、各洗浄バルブは制御装置によって周期的に所定時間だけ開動作されるようになっていることを特徴としている。
【0006】
請求項2に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置は、請求項1に記載の乳剤散布装置において、前記各洗浄バルブは前記制御装置に設けた洗浄周期設定器によって開動作される周期を変更調節を可能とされていることを特徴としている。
【0007】
請求項3に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置は、請求項1または2に記載の乳剤散布装置において、前記各洗浄バルブは、それぞれに対応して設けた洗浄用切換スイッチによって個々に開動作を可能とされていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャの乳剤散布装置について図面を参照して説明する。
図1、図2において、1は乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャである。この乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャ1は、前輪(操舵輪)2aと後輪(駆動輪)2bに支持された車体2を有し、車体2に搭載されたパワーユニット3内のエンジンの動力によって走行する自走式の車両(走行車両)4と、該車両4の前部に設けたアスファルト合材を収容するためのホッパ5と、前記車両4の後部に車両2の幅方向(図1で紙面に垂直な方向、図2で上下方向)に向けて支持しされたスプレッディングスクリュ(送出装置)6と、前記ホッパ5の底部とスプレディングスクリリュ6との間において車体2にその前後方向(図1、図2で左右方向)に沿って設けられているバーフィーダ(送出装置)7と、前端を車両4の前後方向における中央の両側部に回動自在に支持され、後端部をシリンダ8aで車体2に上下動可能に支持されているレベリングアーム8と、該レベリングアーム8の後端に支持されてシリンダ8aで上下に回動可能となっている車両4の幅方向に伸縮自在のスクリード9と、乳剤散布装置10と、操縦装置11を有する運転席12とを備えている。この構成は、従来の乳剤散布装置を備えたアスファルトフィニッシャの構成と基本的に同様となっている。
【0009】
前記乳剤散布装置10は、前記車体2の前後方向のにおける中央の上部に搭載された乳剤タンク13と、車体2の前後方向における中央の一側下部に設置され、乳剤タンク13内のアスファルト乳剤を乳剤配管n(図3、図4参照)を介して吸引する乳剤ポンプ14と、前記後輪2bの後方であって前記スプレッディングスクリュ6の前方において車体2に支持されて、前記乳剤ポンプ14から乳剤配管nを介して供給されるアスファルト乳剤を下層路面に散布する乳剤散布機構15と、車体2の前後方向における中央の他側に設置され、前記乳剤散布機構15に洗浄エア(圧縮エア)を供給するコンプレッサ(圧縮エア供給源)16と、乳剤散布機構15へのアスファルト乳剤および洗浄エアの供給を制御する制御装置17(図3参照)とを備えている。
【0010】
前記乳剤散布機構15は、図3、図4に示すように、車両4の幅方向に沿って延長された四角筒状のスプレーバー18と、該スプレーバー18の長手方向(車両4の幅方向)に所定間隔をあけてスプレーバー18の下部に取り付けた複数個の散布ノズル19と、前記スプレーバー18から散布ノズル19にアスファルト乳剤を供給する流路20を開閉する乳剤バルブ21とを備えている。
前記散布ノズル19は、ノズル本体22の下端にノズル23を取り付けてなり、前記スプレーバー18にそれを上下に貫通して固定され、スプレーバー18の内部と通孔24aを介して連通する支持筒24の下端に前記ノズル本体22が接続されている。
【0011】
また、前記ノズル本体22の側部には、前記乳剤ポンプ14からのエア配管aがノズル本体22の内部22aに連通して接続されている。前記乳剤バルブ21は、前記支持筒24内に挿通された弁軸21aの下部に円錐形の弁体21bを備え、前記弁軸21aが前記支持筒24の上端部に固定したエアシリンダ21c内のピストンに連結されている。前記エアシリンダ21cには前記コンプレッサ16からのエア配管aが接続されており、エアシリンダ21c内に圧縮エアが供給されると、常時バネの付勢力で下方に押圧されているピストンによって、前記ノズル本体22の上方の内部に装着したスリーブ22bの上端の弁座22cに当接している弁体21bが上方に押し上げられ、スプレーバー18の内部とノズル本体22の内部22aを連絡する前記流路20が連通し、エアシリンダ21cへ圧縮エアの供給が停止されると、前記弁体22bが下降して弁座22cに当接することにより、前記流路20が閉鎖されるようになっている。
【0012】
前記制御装置17には、前記乳剤散布機構15における各散布ノズル19の乳剤バルブ21に個々に対応する乳剤用電磁開閉弁25が設けられており、各乳剤用電磁開閉弁25は、制御装置に設けられた図示しない操作スイッチ等を介して選択的に動作される乳剤用切換スイッチ26によって個々に作動され、該乳剤用切換スイッチ26がON動作の時に弁が開いて、コンプレッサ16からの圧縮エアが前記乳剤バルブ21のエアシリンダ21cに供給され、前記弁体22bが上昇されて前記流路20が開かれ、前記乳剤用切換スイッチ26がOFF動作の時に弁が閉じて、コンプレッサ16から前記乳剤バルブ21のエアシリンダ21cへの圧縮エアの供給が停止され、前記弁体22bが下降して流路20が閉じられるようになっている。
【0013】
また、前記制御装置17には、前記乳剤散布機構15における各散布ノズル19に個々に対応する洗浄用電磁開閉弁(洗浄バルブ)27が設けられており、各洗浄用電磁開閉弁27は、制御装置に設けられた図示しない操作スイッチ等を介して選択的に動作される洗浄用切換スイッチ28によって個々に作動され、該洗浄用切換スイッチ28がON動作の時に弁が開いて、コンプレッサ16からの洗浄エアが前記散布ノズル19のノズル本体19の内部22acに供給されてノズル23内がエア洗浄され、前記洗浄用切換スイッチ28がOFF動作の時に弁が開じて、コンプレッサ16から前記乳剤バルブ21のノズル本体19の内部22aへの洗浄エアの供給が停止され、ノズル23内のエア洗浄が停止されるようになっている。
なお、前記各乳剤用電磁開閉弁25と前記各洗浄用電磁開閉弁27は1つの電磁弁ブロックにまとめられ、又は個別の電磁弁ブロックにまとめられて、乳剤ポンプ14、コンプレッサ16、またはスプレーバー18の近くにおいて前記車体2に設置され、あるいはスプレーバー18に取り付けられる。
【0014】
さらに、前記制御装置17には、図示しないが前記洗浄用切換スイッチ28のON動作からOFF動作までの動作時間(散布ノズル19への洗浄エアの供給時間)を設定する動作時間タイマと、洗浄用切換スイッチ28のON動作が行われる周期を設定する周期タイマと、該周期タイマの周期を変更調節する洗浄周期設定器29と、前記動作時間タイマと周期タイマを動作させてエア洗浄を自動的に行うか否かを選択する自動洗浄切換スイッチ30と備えており、該自動洗浄切換スイッチ30がON動作時に、前記洗浄用電磁開閉弁27が周期的に開閉して、前記散布ノズル19に洗浄エアが供給され、前記洗浄周期設定器29によって定めた周期で散布ノズル19がエア洗浄されるようになっている。
【0015】
次に、前記実施の形態に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャの乳剤散布装置10の作用について説明する。
前記乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャ1によって道路を舗装する場合には、操縦装置11の起動スイッチを操作して乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャ1を動作可能な状態にした後、車両4を前進走行させて舗装運転を開始すると、制御装置17からの指令で各乳剤用切換スイッチ26がON動作して各乳剤用電磁開閉弁25が開き、コンプレッサ16から圧縮エアが乳剤散布機構15の各散布ノズル19のエアシリンダ21cに送られて各乳剤バルブ21が開くので、前記乳剤タンク13から前記スプレーバー18に送られているアスファルト乳剤が、支持筒24の通孔24aと流路20を通ってノズル23の先端から舗装すべき道路の下層路面F上に散布される。そして、車両4のホッパ5に投入されているアスファルト合材が、バーフィーダ7によってスプレッディングスクリュ6の前方に送られてアスファルト乳剤の散布された下層路面F上に落下されて、かつスプレッディングスクリュ6によって車両4の幅方向に広げられ、この下層路面F上に広げられたアスファルト合材がスクリード9で敷き均される。
【0016】
この舗装作業において、例えば、舗装すべき道路幅が狭くなって前記スプレーバー18の全長にわたる全ての散布ノズル19からアスファルト乳剤を散布する必要がなくなった場合には、制御装置17の図示しない操作スイッチ等によって、散布が不要となった散布ノズル(スプレーバー18の両側に位置する所要数の散布ノズル等)19に対応する乳剤用切換スイッチ26を個々に選択してそれらをOFF動作させると、選択された乳剤用切換スイッチ26に対応する乳剤用電磁開閉弁25が閉じて、コンプレッサ16から選択された乳剤バルブ21のシリンダ21cへのエア供給が停止されて、該乳剤バルブ21が閉じてスプレーバー18から散布不要の散布ノズル19におけるノズル23へのアスファルト乳剤の供給が停止される。これにより、アスファルト乳剤の無駄な消費を無くすることができる。
【0017】
なお、前記においてはスプレーバー18を車両4の幅方向に沿って一本設けた例を示したが、通常、前記スプレーバー18は、車両4の前後方向に位置をずらして設けた一対のスプレーバーが車両4の幅方向に相対的に移動するようにされた伸縮自在のスプレーバーとして構成される。この場合には、舗装すべき道路幅に応じてスプレーバーを伸縮させると、前後のスプレーバーは車両4の幅方向の中央で重なり合う部分が生じ、この部分にはアスファルト乳剤が重複して散布されることになるので、重なり合う部分に対応する一方のスプレーバーの散布ノズル19からのアスファルト乳剤の散布を、前記と同様にして選択的に停止させることにより、余剰のアスファルト乳剤が下層路面Fに散布させるのを防ぐことができる。このため、従来のように余剰のアスファルト乳剤を受皿に受けて乳剤タンク13に回収する余剰乳剤回収手段を設けなくて済む。
【0018】
次に、舗装作業を長時間継続することにより、前記乳剤散布機構15の散布ノズル19のノズル23に乳剤が付着して、その散布角度が狭くなるような不具合が生じた場合には、随時、前記制御装置17において、図示しない操作スイッチ等を操作して、不具合が生じた散布ノズル19に対応する洗浄用切換スイッチ28を個々に選択してON動作させると、選択された洗浄用切換スイッチ28に個々に対応する洗浄用電磁開閉弁27が開くので、コンプレッサ16から洗浄エアが選択された散布ノズル19のノズル本体22の内部22aに供給され、該エアがノズル23から強く噴射され、前記内部22aとノズル23内に付着されたアスファルト乳剤が外部へ排出されて選択された散布ノズル19の全部のエア洗浄を同時に行うことができる。
これにより、アスファルト乳剤が付着して詰まっている散布ノズル19のみに集中して洗浄エアを送って該散布ノズル19を優先的にエア洗浄することができ、該エア洗浄作業を効率的に行うことができる。
【0019】
また、上記のエア洗浄とは別に、前記制御装置17において自動洗浄切換スイッチ30をON動作させておくと、制御装置17内の前記動作時間タイマと周期タイマとが動作し、前記洗浄周期設定器29によって前記周期タイマに設定され時間周期、例えば舗装が所定の距離だけ進むまでの時間間隔で、周期的に前記周期タイマから出される指令で全ての洗浄用電磁開閉弁27が、前記動作時間タイマに設定されている所定時間だけ一斉に開き、コンプレッサ16から洗浄エアが全ての散布ノズル19に送られて、それらの散布ノズル19の自動によるエア洗浄が行われる。この自動のエア洗浄が行われるときは舗装作業が中断されることは言うまでもない。
なお、散布ノズルに対するアスファルト乳剤の付着条件が、アスファルト乳剤の種類、季節等の条件によって変化する場合があるが、前記周期タイマに指定する周期を洗浄周期設定器で適切に設定することにより、その条件変化に容易に対応することができる。
【0020】
このように、スプレーバー18に取り付けた全ての散布ノズル19を周期的(定期的)にかつ自動的にエア洗浄することにより、全ての散布ノズル19は、そのノズル23による散布角がアスファルトの付着により狭まることなく、常に均一なアスファルト乳剤の散布を行うことができる。このため、機械のオペレータが舗装作業中、常時、散布ノズル19からのアスファルト乳剤の散布状況を監視して、散布ノズル19の目詰まりを見出すといった作業をする必要がなく、オペレータの作業負担を軽減することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャの乳剤散布装置によれば、乳剤散布機構の各散布ノズルに、走行車両に搭載された圧縮エア供給源から前記散布ノズル内に洗浄エアを個々に供給する流路を開閉する複数の洗浄バルブが設けられ、各洗浄バルブは制御装置によって周期的に所定時間だけ開動作されるようになっているので、定期的に散布ノズルのエア洗浄を自動的に行うことができて、常時、全ての散布ノズルから均一なアスファルト乳剤の散布を行うことができると共に、従来のように、散布ノズルに高価な目詰まり監視センサを付けたり、機械のオペレータが常時散布ノズルによるアスファルト乳剤の散布状況を監視する必要がなく、その作業負担を軽減することができる。
【0022】
請求項2に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャの乳剤散布装置によれば、各洗浄バルブが制御装置に設けた洗浄周期設定器によって開動作される周期を変更調節を可能とされているので、散布ノズルに対するアスファルト乳剤の付着条件が変化する場合であっても、前記周期を洗浄周期設定器で適切に設定することにより、その条件変化に容易に対応することができる。
【0023】
請求項3に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャの乳剤散布装置によれば、各洗浄バルブが、それぞれに対応して設けた洗浄切換スイッチによって個々に開動作を可能とされているので、各散布ノズルに対し個別に圧縮エアを供給することことにより、エア洗浄を要する散布ノズルを選択して、それに対し集中して圧縮エアを送って効率的にエア洗浄を行うことができ、突発的な散布ノズルの詰まりにも容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る乳剤散布装置を備えた乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャを示す側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 本発明の一実施の形態に係る乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置を示す系統図である。
【図4】 同じく乳剤散布装置の散布ノズル部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャ
2 車体
4 車両(走行車両)
5 ホッパ
6 スプレッディングスクリュ
7 バーフィーダ
9 スクリード
10 乳剤散布装置
13 乳剤タンク
14 乳剤ポンプ
15 乳剤散布機構
16 コンプレッサ(圧縮エア供給源)
17 制御装置
18 スプレーバー
19 散布ノズル
20 流路
21 乳剤バルブ
21b 弁体
21c エアシリンダ
22 ノズル本体
23 ノズル
25 乳剤用電磁開閉弁
26 乳剤用切換スイッチ
27 洗浄用電磁開閉弁(洗浄バルブ)
28 洗浄用切換スイッチ
29 洗浄周期設定器
30 自動洗浄切換スイッチ

Claims (3)

  1. 走行車両の幅方向に配設されたスプレーバーに複数個の散布ノズルを間隔をあけて設け、前記走行車両に搭載された乳剤タンクから前記スプレーバーに供給されたアスファルト乳剤を、アスファルト合材を敷き均す下層路面上に前記各散布ノズルによって散布する乳剤散布装置を備えたアスファルトフィニッシャにおいて、
    前記各散布ノズルには、前記走行車両に搭載された圧縮エア供給源から前記散布ノズル内に洗浄エアを個々に供給する流路を開閉する複数の洗浄バルブが設けられ、各洗浄バルブは制御装置によって周期的に所定時間だけ開動作されるようになっていることを特徴とする乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャの乳剤散布装置。
  2. 前記各洗浄バルブは前記制御装置に設けた洗浄周期設定器によって開動作される周期を変更調節を可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャの乳剤散布装置。
  3. 前記各洗浄バルブは、それぞれに対応して設けた洗浄用切換スイッチによって個々に開動作を可能とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の乳剤散布装置付アスファルトフィニッシャの乳剤散布装置。
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