JP3723393B2 - 文字表示装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、文字表示装置に関し、たとえば携帯型通信端末に適用され、一括表示が可能な文字数を超える入力文字列をディスプレイにスクロール表示する文字表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯型通信端末などの文字表示措置では、一括表示が可能な文字数を超えるメールなどの入力文字列を表示する場合に、文字情報をスクロールさせて表示していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は一定の速度でスクロールを行っていたため、文字情報の確認作業が単調となり、文字情報に含まれるオペレータにとって有用な文字列を見落としてしまうおそれがある。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、有用な文字列の見落としを防止することが可能な文字表示装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に従う文字表示装置は、一括表示が可能な文字数を超える文字を含む入力文字列をディスプレイにスクロール表示する文字表示装置において、入力文字列から名詞を表す文字を検出する検出手段、任意のキーワードを表す文字を保持する保持手段、検出手段によって検出された文字の中から保持手段によって保持された文字と一致する文字を特定する第1特定手段、第1特定手段によって特定された文字の少なくとも一部がディスプレイに表示されるとき入力文字列のスクロール速度を低下させる第1速度低下手段、書き換え可能な分野情報が各々に割り当てられた複数の文字を登録する分野解析辞書を記憶するメモリ手段、検出手段によって検出された文字に関連する分野を分野解析辞書を用いて解析する第1解析手段、保持手段によって保持された文字に関連する分野を分野解析辞書を用いて解析する第2解析手段、第1解析手段によって解析された分野の中から第2解析手段によって解析された分野と一致する分野を特定する第2特定手段、および第2特定手段によって特定された分野の解析元に相当する文字の少なくとも一部がディスプレイに表示されるとき入力文字列のスクロール速度を低下させる第2速度低下手段を備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】
入力文字列は、一括表示が可能な文字数を超える文字を含む。このような入力文字列をディスプレイにスクロール表示するとき、検出手段は、入力文字列から名詞を表す文字を検出する。保持手段には任意のキーワードを表す文字が保持される。
第1特定手段は、検出手段によって検出された文字の中から、保持手段によって保持された文字と一致する文字を特定する。入力文字列のスクロール速度は、第1特定手段によって特定された文字の少なくとも一部がディスプレイに表示されるとき、第1速度低下手段によって低下される。
また、メモリ手段は、分野解析辞書を記憶する。この分野解析辞書に登録された複数の文字の各々には、書き換え可能な分野情報が割り当てられる。第1解析手段は、検出手段によって検出された文字に関連する分野を分野解析辞書を用いて解析し、第2解析手段は、保持手段によって保持された文字に関連する分野を分野解析辞書を用いて解析する。
第1特定手段は、第1解析手段によって解析された分野の中から、第2解析手段によって解析された分野と一致する分野を特定する。入力文字列のスクロール速度は、第2特定手段によって特定された分野の解析元に相当する文字の少なくとも一部がディスプレイに表示されるとき、第2速度低下手段によって低下される。
【0008】
この発明の好ましい実施例では、第1強調手段が第1特定手段によって特定された文字を強調編集する。
【0011】
この発明の好ましい実施例では、第2強調手段が第2特定手段によって特定された分野の解析元に相当する文字を強調編集する。
【0012】
この発明の好ましい実施例では、キーワードを表す文字は操作キーから入力され、保持手段に保持される。
【0013】
この発明の好ましい実施例では、入力文字列とキーワードを表す文字とが、受信手段によって受信される。保持手段は、受信されたキーワードを表す文字を保持する。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、オペレータがキーワードを見落とすのを防止できる。
【0015】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】
図1にこの発明の実施例としての携帯電話機のブロック図を示す。携帯電話機10は、操作キー14を含んでおり、操作キー14から出力された操作信号はCPU12に与えられ、CPU12は与えられた操作信号に応じた処理を実行する。たとえば、オペレータが操作キー14から電話番号を入力すると、CPU12がドライバ16を制御してディスプレイ18に電話番号を表示する。このあと、オペレータが操作キー14から発呼操作を行うと、CPU12は通信回路24を制御して相手方への発呼処理処理を行う。そして、相手方との接続状態が確立されると、CPU12は通信処理を行う。また、相手方から着呼があると、CPU12は着呼処理を行い、接続状態を確立して通信処理を行う。
【0017】
相手方からメールなどの文字情報が送られてくる場合は、CPU12が着呼処理を行った後、文字情報がアンテナ26および通信回路24を通してCPU12に与えられ、CPU12は文字情報をメモリ20に格納する。さらに、CPU12はドライバ16を制御してディスプレイ18上にメールを受信した旨を表示する。オペレータが操作キー14から受信したメールを閲覧するためのキー操作を行うと、その操作信号に応じてCPU12は文字情報をメモリ20から取得してドライバ16に与える。つぎに、CPU12は、ドライバ16に所定の制御信号を与える。さらに、ドライバ16はCPU12からの制御信号に応じて文字情報をディスプレイ18に表示する。
【0018】
ディスプレイ18は、一括して表示できる文字列に制限がある。そのため、メール等に含まれる文字情報の文字数がディスプレイ18の一括表示能力を超える文字列である場合には、ディスプレイ18に文字列をスクロールさせて表示する。
【0019】
携帯電話機10は、文字列をディスプレイ18に表示するときに、特定の文字列を強調編集し、さらに、強調編集された特定の文字列をディスプレイ18上に表示する間はスクロール速度を通常よりも低下させる。表示文字列の例と、スクロール速度を変化させて強調編集された文字列がディスプレイ18に表示される様子を図2に示す。
【0020】
強調編集する文字列は、ユーザにより予め登録されたキーワードに基づいて決定される。ユーザは自分が興味や嗜好を示す名詞をキーワードとして登録する。ユーザによるキーワードの登録は、図3のフロー図に示す手順で行われる。ステップS1で、ユーザが操作キー14の登録開始キー14aを押すと、操作信号がCPU12に与えられ、キーワード登録モードとなる。ステップS3では、ユーザが操作キー14の登録用キー群14dからキーワードを入力する。登録用キー群14dは、複数のキーを有しており、キーの押し下げ回数や押し下げるキーの組み合わせなどにより、ひらがな、片仮名、および、漢字などが入力できるようになっている。登録用キー群14dから入力されたキーワードは、操作信号としてCPU12に送られる。ステップS5では、ユーザが登録終了キー14bを押すことにより、CPU12に送られたキーワードがメモリ20に格納されるとともに、キーワード登録モードが終了する。
【0021】
上述のように、携帯電話機10がメールなどの文字情報を受信すると、ディスプレイ18上にその旨が表示される。ユーザが、ディスプレイ18に表示された文字情報を受信した旨の表示に促され、受信した文字情報を表示キー14cを押し下げる。これにより、文字情報表示の操作信号が操作キー14からCPU12に与えられ、文字情報表示モードとなる。
【0022】
文字情報表示モードで行われるCPU14の処理を図4および図5のフロー図を用いて説明する。文字情報表示モードになると、ステップS11でCPU14は先ず、表示する文字列をメモリ20から取得する。つぎに、ステップS12で、形態素解析辞書に基づいて表示文字列中に含まれる名詞(以下、「名詞文字列」と呼ぶ)を抽出し、さらに、名詞文字列について分野解析辞書に基づいた分野別キーワードの抽出を行う。名詞文字列が、文字情報表示の際に強調編集される文字列の候補となる。強調編集の候補となった名詞文字列が実際に強調編集されるか否かは、図3のフロー図に示した手順に従って登録されたキーワード(以下「登録キーワード」と呼ぶ)との関係により決定される。ステップS12における処理の内容を図6のフロー図および図8を用いてさらに詳細に説明する。
【0023】
図8に示す文字列を用いて説明する。先ず、ステップS41で、表示文字列に対して辞書用ROM22(図1)に記憶されている形態素解析辞書30を用いて形態素解析を行い、文字列を品詞に分解し、さらに、品詞に分解した各文字列に対して品詞の分類を割り当てる。表示文字列を品詞に分解した結果を、図8の品詞分解結果34に示し、品詞に分解された各文字列に対して品詞を割り当てた結果を品詞割り当て結果36に示す。なお、品詞分解結果34の各文字列と品詞割り当て結果36の各品詞とは行方向に対応している(以下同じ)。
【0024】
つぎに、ステップS43で、品詞割り当て結果に基づいて品詞に分解された文字列から名詞(名詞文字列)を抽出する。名詞文字列に対しては、○印を付して名詞抽出結果38に示す。
【0025】
ステップS45では、辞書用ROM22(図1)に記憶されている分野解析辞書32を用いて、各名詞文字列に対する分野別キーワードを求める分野解析を行う。分野別キーワードとは、ある名詞文字列の意味を包含するような概念分野や関連分野を表すキーワードのことであり、名詞文字列に対してこの分野別キーワードを決定することを分野解析と呼ぶ。分野別キーワードとしては、図8の分野解析辞書32に示すように、「情報」、「経済」、「文学」、「歴史」などが考えられるが、これらに限らず必要に応じて適宜追加変更することができる。この分野解析を行った結果を、分野解析結果40に示す。分野解析結果40に示すように、「機械翻訳」および「コンピュータ」のように異なる名詞であっても、概念分野や関連分野が同じと考えられる場合には、同じ分野別キーワード「情報」が割り振られる。分野解析結果40では、1つの名詞文字列に対して1つの分野別キーワードが求められているが、複数の分野別キーワードが求まるようにしてもよい。
【0026】
つぎに、ステップS47で、求まった分野別キーワードと各名詞文字列とを対応付けてメモリ20に格納して図4のステップS12を終了する。
【0027】
表示文字列から名詞を抽出し、分野別キーワードが求まると、図4のステップS13で、CPU14は登録キーワードをメモリ20から取得する。つぎに、ステップS14で登録キーワードに対する分野別キーワードを求める。ここでの分野別キーワードの意味は、名詞文字列に対して求められた分野別キーワードと同じ意味である。ステップS14での処理を、図7のフロー図を用いて詳しく説明する。ユーザによって、図9のキーワード42に示すキーワードが予め登録されているものとする。
【0028】
ステップS61で、分野別解析辞書32を用いて登録キーワードの分野解析を行う。分野別解析辞書32は、表示文字列の分野解析に用いられたものと同じ辞書である。したがって、登録キーワードと名詞文字列とが同一でなくとも、同じ概念分野や関連分野に含まれる場合には、互いに同じ分野別キーワードが求まることになる。登録キーワードの分野解析結果を図9の分野解析結果44に示す。分野解析結果44に示すように、表示文字列に対する分野解析結果40と登録キーワードに対する分野解析結果44とには同一の分野別キーワードが含まれ得る。
【0029】
つぎに、ステップS63で、登録キーワードとこれに関連するキーワードの分野別キーワードとを対応付けてメモリ20に格納しステップS14の処理を終了する。
【0030】
登録キーワードの分野解析が終了すると、CPU14はステップS15以降に示す名詞文字列と登録キーワード、および名詞文字列の分野別キーワードと登録キーワードの分野別キーワードとのマッチングを行う。
【0031】
このマッチング処理では、第1に各名詞文字列を各登録キーワードと比較し、登録キーワードとマッチする名詞文字列を求める。さらに、第2に名詞文字列の分野別キーワードを各登録キーワードの分野別キーワードと比較し、マッチする名詞文字列の分野別キーワードに対応する名詞文字列を求める。第1および第2の検索の結果求まるのは、いずれも名詞文字列であり、この名詞文字列を「マッチ名詞」と呼ぶ。つまり、マッチ名詞とは、登録キーワードと一致する名詞(一致名詞)ならびに登録キーワードに関連する分野別キーワードと一致する名詞(関連名詞)を含む概念である。なお、ここで言う一致とは、完全一致を意味する。
【0032】
先ず、ステップS15で、名詞文字列があるか否かを確認する。文字列名詞が存在する場合は、ステップS16に進んで、名詞文字列と登録キーワードとの比較を行う。名詞文字列と登録キーワードとが一致する場合は、ステップS18に進み、当該名詞文字列をマッチ名詞として特定してメモリ20に保存する。つぎに、ステップS15に戻って次の名詞文字列が存在するか否かを確認する。ステップS16で、名詞文字列と登録キーワードとが一致しない場合は、ステップS17に進み、当該名詞文字列の分野別キーワードと登録キーワードの分野別キーワードとの比較を行う。当該名詞文字列の分野別キーワードと登録キーワードの分野別キーワードとが一致する場合は、ステップS18に進み当該名詞文字列をマッチ名詞として特定してメモリ20に保存する。つぎに、ステップS15に戻る。ステップS17で、当該名詞文字列の分野別キーワードと登録キーワードの分野別キーワードとが一致しない場合は、当該名詞文字列を保存せずに、ステップS15に戻って次の名詞文字列についての処理を行う。このようにして、名詞文字列がなくなるまでステップS15からステップS18の処理を繰り返し、すべてのマッチ名詞を求める。
【0033】
つぎに、すべてのマッチ名詞が求まるとCPU14は、表示文字列とマッチ名詞とを表示用の制御信号とともにドライバ16に与える。
【0034】
ステップS21以降でディスプレイ18に表示文字列を表示するための処理を行うが、ディスプレイ18に一度に表示できる文字は10文字であり、図2に示したように表示文字列をディスプレイ18の右側から順次スクロールして表示する。
【0035】
先ず、ステップS21で、表示文字列が存在するか否かを確認する。二回目以降のステップS21では、続いて新たに表示する後続文字列があるか否かを確認する。表示文字列または後続文字列が存在する場合にはステップS21から、ステップS25に進み、ディスプレイ18に表示するための文字列をドライバ16の表示用ワークエリア内(不図示)で1文字だけ左にシフトする。つぎに、ステップS27で、表示ディスプレイ18上にマッチ名詞が表示されるか否かを確認する。マッチ名詞の一部の文字だけでも表示される場合にはステップS27から、ステップS29に進み、ディスプレイ18に表示されるべき文字列に含まれるマッチ名詞を強調編集してドライバ16がディスプレイ18に文字列を表示する。表示文字列の第1文字目がマッチ名詞である場合には、ディスプレイ18の表示は図2の(A)に示す状態となる。強調編集とは、マッチ名詞を他の文字列よりも視覚的に認識しやすいフォントを用いて表すことを指し、図2の例では、マッチ名詞の太字修飾、斜体修飾、下線修飾を行うとともに大きなポイント数で表示されている。ただし、強調編集はこれらの編集に限らず、反転表示などマッチ名詞を認識しやすくするものであればどのようなものでもよい。
【0036】
つぎに、ステップS31で、ディスプレイ18の表示時間としてタイマに1秒をセットする。タイマをセットすると、ステップS37でタイマが0であるか否かを確認する。タイマが0でない場合はステップS37から、ステップS39に進みタイマをカウントダウンして、ステップS37に戻る。ステップS37とステップS39とをタイマが0になるまで繰り返し、タイマが0になるとステップS37でYesと判断し、後続文字列を表示するためにステップS21に戻る。このように、ディスプレイ18にマッチ名詞が表示される場合には、1秒間文字列がディスプレイ上に表示される。
【0037】
後続文字列が存在する場合にはステップS21から、ステップS25に進み表示文字列をさらに1文字左にシフトする。図2の(B)に示すように、ディスプレイ18上にマッチ名詞の一部でも表示される場合はステップS27から、ステップS29、S31、S37、S39を処理して文字列を1秒間表示する。
【0038】
一方、図2の(C)に示すように、ディスプレイ18上にマッチ名詞が表示されない場合は、ステップS33で強調表示を施さないまま文字列を表示し、ステップS35でタイマを0.5秒に設定する。タイマが0でない場合はステップS37から、ステップS39に進みタイマをカウントダウンして、ステップS37に戻る。ステップS37とステップS39とをタイマが0になるまで繰り返し、タイマが0になると、後続文字列を表示するためにステップS21に戻る。このように、ディスプレイ上にマッチ文字列が表示されない場合は、マッチ文字列が表示される場合よりも短い0.5秒間文字列がディスプレイ18上に表示される。
【0039】
後続文字列が存在しない場合はステップS21から、ステップS23に進み、現在ディスプレイ18に表示されている文字列があるか否かを確認する。ディスプレイ18に表示されている文字列が存在する場合にはステップS23から、ステップS25に進み、ステップS25以降の処理を続ける。ディスプレイ18上に表示されている文字列が存在しない場合には、処理を終了する。上述の処理を行うことにより、表示文字列がディスプレイ18上に順次スクロールして表示され、マッチ名詞が表示される場合にはスクロール速度が低下される。なお、ディスプレイ18の表示時間は1秒もしくは0.5秒としたが、これに限定するものではなく、マッチ名詞を含む文字列を表示する場合の表示時間がマッチ名詞を含まない文字列を表示する場合の表示時間よりも、視覚的に違いが感知できるだけ十分に長ければよい。
【0040】
この発明の実施例によれば、受信した文字情報の中に、登録キーワードや登録キーワードに関連する名詞が含まれている場合には、その名詞を強調してディスプレイに表示するとともに、スクロール速度を低下させる。したがって、ユーザが、自身にとって重要な情報を見落とすことを防止でき、ユーザの文字列確認の労力を低減することができる。
【0041】
この発明は、上述の実施例に限らず種々変更して実施してもよい。たとえば、表示文字列を一通りディスプレイに表示すると表示処理を終了することとしたが、これにかえて表示文字列を複数回連続して表示するようにしてもよい。
【0042】
また、名詞文字列と登録キーワードとが一致する場合、および名詞文字列の分野別キーワードと登録キーワードの分野別キーワードとが一致する場合に当該名詞文字列をマッチ名詞としたが、名詞文字列と登録キーワードの分野別キーワードが一致する場合、および名詞文字列の分野別キーワードと登録キーワードとが一致する場合にも、当該名詞文字列をマッチ名詞とするようにしてもよい。
【0043】
さらに、マッチ名詞を決定するときには、完全一致を条件としたが、前方一致もしくは後方一致のように一部が一致することを条件としてもよい。この場合には、登録キーワードもしくは名詞文字列が「電子辞書」などのように名詞の組み合わせからなる場合に、登録キーワードをより有効に活用して文字表示装置のオペレータに注意を促すことができる。
【0044】
また、上述の実施例では、キーワードをユーザが登録することとしたが、これにかえて、所定の区切り情報により区切られたキーワードと表示文字列とを含んだ文字情報を受信し、受信したキーワード(以下、「受信キーワード」と呼ぶ)に基づいてマッチ名詞を決定するようにしてもよい。この場合に行われる処理は、図3、図4および図5に示すフロー図に代わって、図10、図11に示すフロー図に示す手順に従って行われる。これらのフロー図は、ステップS11(図4)に代えて受信キーワードと表示文字列を取得するステップS71を行い、文字情報から受信キーワードと表示文字列とを分離するステップS73を行い、キーワードをメモリ20から取得するステップS15(図4)を行わない点を除いて、図4、図5に示すフロー図と同じである。この場合には、表示文字列の送り手が強調して伝えたい文字列を指定し、ユーザが表示文字列を見る際に強調して伝えたい文字列に注意を向けることが可能となる。
【0045】
さらに、マッチ名詞を決定するキーワードとして、登録キーワードと送信キーワードとの両方を用いるようにしてもよい。
【0046】
また、上述の実施例ではディスプレイにおける文字列のスクロール速度はマッチ名詞の有無によってのみ変更されることとしたが、これに加えて携帯電話機上に、たとえば操作キー部分にスクロールの速度をユーザが文字列の表示中に適宜変更することができる操作キーを設けるようにしてもよい。
【0047】
さらに、マッチ名詞が表示される場合とされない場合の各スクロール速度をユーザが予め設定して記憶させることができるようにしてもよい。
【0048】
また、上述の実施例ではディスプレイに表示される文字列のスクロール方向を右から左の方向としたが、スクロールの方向はこれに限らず、文字列をディスプレイにスクロールして表示させるものであればよく、左から右、上から下、下から上、さらには斜め方向であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した携帯電話機の概要を示すブロック図である。
【図2】この発明を適用した携帯電話機のディスプレイ表示の様子を示す図解図である。
【図3】キーワード登録の手順を示すフロー図である。
【図4】ユーザにより登録されたキーワードに基づいて表示文字列をディスプレイに表示する手順を示すフロー図である。
【図5】図4のフロー図に続くフロー図である。
【図6】表示文字列の形態素解析および分野解析の手順を示すフロー図である。
【図7】キーワードの分野解析の手順を示すフロー図である。
【図8】表示文字列と表示文字列の各解析結果を示す図解図である。
【図9】キーワードの分野解析結果を示す図解図である。
【図10】文字情報に含まれたキーワードに基づいて表示文字列をディスプレイに表示する手順を示すフロー図である。
【図11】図10のフロー図に続くフロー図である。
【符号の説明】
10 …携帯電話機
12 …CPU
14 …操作キー
16 …ドライバ
18 …ディスプレイ
20 …メモリ
24 …通信回路
26 …アンテナ
Claims (5)
- 一括表示が可能な文字数を超える文字を含む入力文字列をディスプレイにスクロール表示する文字表示装置において、
前記入力文字列から名詞を表す文字を検出する検出手段、
任意のキーワードを表す文字を保持する保持手段、
前記検出手段によって検出された文字の中から前記保持手段によって保持された文字と一致する文字を特定する第1特定手段、
前記第1特定手段によって特定された文字の少なくとも一部が前記ディスプレイに表示されるとき前記入力文字列のスクロール速度を低下させる第1速度低下手段、
書き換え可能な分野情報が各々に割り当てられた複数の文字を登録する分野解析辞書を記憶するメモリ手段、
前記検出手段によって検出された文字に関連する分野を前記分野解析辞書を用いて解析する第1解析手段、
前記保持手段によって保持された文字に関連する分野を前記分野解析辞書を用いて解析する第2解析手段、
前記第1解析手段によって解析された分野の中から前記第2解析手段によって解析された分野と一致する分野を特定する第2特定手段、および
前記第2特定手段によって特定された分野の解析元に相当する文字の少なくとも一部が前記ディスプレイに表示されるとき前記入力文字列のスクロール速度を低下させる第2速度低下手段を備えることを特徴とする、文字表示装置。 - 前記第1特定手段によって特定された文字を強調編集する第1強調手段をさらに備える、請求項1記載の文字表示装置。
- 前記第2特定手段によって特定された分野の解析元に相当する文字を強調編集する第2強調手段をさらに備える、請求項1または2記載の文字表示装置。
- 前記キーワードを表す文字を入力するための操作キーをさらに備え、
前記保持手段は前記操作キーによって入力された文字を保持する、請求項1ないし3のいずれかに記載の文字表示装置。 - 前記入力文字列と前記キーワードを表す文字とを受信する受信手段をさらに備え、
前記保持手段は前記キーワードを表す文字を保持する、請求項1ないし4のいずれかに記載の文字表示装置。
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