JP3723353B2 - 建設機械 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば土砂等の掘削作業を行うのに好適に用いられる油圧ショベル等の建設機械に関し、左,右の走行装置の間隔を調整するスパンシリンダと、排土作業等に用いられるブレードを昇降させるブレードシリンダとを備えた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、小型の油圧ショベル等では、左,右の走行装置の間隔が狭いため、車体の安定性が悪いという問題があった。このため、走行装置の間隔が拡張可能となった建設機械が知られている(例えば、実開平6−85448号公報)。
【0003】
ここで、このような従来技術による建設機械として油圧ショベルを例に挙げ図3ないし図5に従って説明する。
【0004】
図において、1は油圧ショベルの下部走行体で、該下部走行体1上には上部旋回体2が旋回可能に設けられている。そして、上部旋回体2は、旋回フレーム3上に設けられた運転室4と、該運転室4の後側に配設された建屋カバー5等とから構成されている。また、上部旋回体2の前部略中央には土砂等の掘削作業を行うための作業装置6が俯仰動可能に設けられている。
【0005】
そして、上部旋回体2の旋回フレーム3には下部走行体1との間には旋回モータ等からなる旋回装置(図示せず)が設けられ、この旋回装置によって上部旋回体2は下部走行体1上で旋回駆動する構成となっている。また、建屋カバー5内には、旋回モータ等に圧油を給排する後述の油圧ポンプ23等が収容されている。
【0006】
7は下部走行体1の本体を構成するトラックフレームで、該トラックフレーム7は、センタフレーム8と、該センタフレーム8の左,右両側に配設され前,後方向に延びる一対のサイドフレーム9,9とから構成されている。そして、トラックフレーム7は、センタフレーム8とサイドフレーム9とによって平面形状が略H字状をなすように形成されている。また、センタフレーム8の中央部上側には、上部旋回体2を旋回可能に支持するための大径円筒状の丸胴10が設けられている。そして、それぞれのサイドフレーム9には、センタフレーム8側に向けて突出した2個の脚部9A,9Aが設けられ、該各脚部9Aはセンタフレーム8に左,右方向に貫通して設けられた差込み部8Aに変位可能に挿入されている。
【0007】
11,11は左,右一対の走行装置で、該各走行装置11は、サイドフレーム9と、該サイドフレーム9の一端側(後側)に設けられた走行用の油圧モータ12と、該油圧モータ12によって回転駆動するスプロケット13と、サイドフレーム9の他端側(前側)に回転可能に設けられたアイドラ14と、スプロケット13とアイドラ14との間に巻装された履帯15とから構成されている。そして、走行用の油圧モータ12は、センタジョイント16を介して油圧配管(図示せず)が接続されている。
【0008】
17はセンタフレーム8内に設けられたスパンシリンダで、該スパンシリンダ17のチューブ17A,ロッド17Bは、左,右のサイドフレーム9,9にそれぞれ連結されている。そして、スパンシリンダ17を伸長させることによって、サイドフレーム9,9の間隔は拡大し、スパンシリンダ17を縮小させることによって、サイドフレーム9,9の間隔は縮小するものである。
【0009】
18,18は基端側がセンタフレーム8の前側に回動可能にピン結合されたアームで、該アーム18の先端側には油圧ショベルのジャッキアップ、排土作業等を行うためのブレード19が取付けられている。
【0010】
20はブレード19とセンタフレーム8との間に設けられたブレードシリンダで、該ブレードシリンダ20は、図4に示すようにチューブ20Aがブレード19の背面側にピン結合され、ロッド20Bがセンタフレーム8の前側中央にピン結合されている。そして、ブレードシリンダ20が伸長することにより、ブレード19は降下し、ブレードシリンダ20が縮小することにより、ブレード19は上昇するものである。
【0011】
次に、図5に基づき従来技術によるスパンシリンダ17、ブレードシリンダ20を駆動するための油圧回路について説明する。
【0012】
21,22は一対の主管路で、該主管路21,22は、一側が油圧源としての油圧ポンプ23、タンク24に接続され、他側がスパン用分岐管路21A,22Aとブレード用分岐管路21B,22Bとに分岐してスパンシリンダ17とブレードシリンダ20とそれぞれ並列接続されている。
【0013】
即ち、主管路21,22のうち一方の主管路21は、スパンシリンダ17のロッド側油室Aに接続されるスパン用ロッド側分岐管路21Aと、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cに接続されるブレード用ロッド側分岐管路21Bとに分岐している。そして、スパン用ロッド側分岐管路21Aとブレード用ロッド側分岐管路21Bとは、後述の選択弁27によって選択的に上流側の主管路21に接続されている。
【0014】
また、他方の主管路22は、スパンシリンダ17のボトム側油室Bに接続されるスパン用ボトム側分岐管路22Aと、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dに接続されるブレード用ボトム側分岐管路22Bとに分岐している。そして、スパン用ボトム側分岐管路22Aとブレード用ボトム側分岐管路22Bとは、分岐点25によって接続されている。
【0015】
26は上部旋回体2に設けられた例えば4ポート3位置の方向切換弁からなる操作弁で、該操作弁26は、主管路21,22の途中に設けられ、スパンシリンダ17とブレードシリンダ20とに対して圧油を給排している。そして、操作弁26は油圧ショベルのオペレータが運転室4内で操作レバー(図示せず)等を傾転操作することによって、中立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換操作される。
【0016】
27は上部旋回体2に設けられた例えば3ポート2位置の方向切換弁からなる選択弁で、該選択弁27は、主管路21の途中であって操作弁26の下流側に設けられている。また、選択弁27は、切換位置(ニ)にあるときには、スパン用ロッド側分岐管路21Aを上流側の主管路21に接続し、切換位置(ホ)にあるときには、ブレード用ロッド側分岐管路21Bを上流側の主管路21に接続する。これにより、選択弁27は、スパン用ロッド側分岐管路21Aを通じてスパンシリンダ17に、またブレード用ロッド側分岐管路21Bを通じてブレードシリンダ20に選択的に圧油を給排するものである。
【0017】
そして、選択弁27の下流側に位置して主管路21から分岐した分岐管路21A,21Bと主管路22の途中にはセンタジョイント16が設けられている。また、センタジョイント16の下流側には分岐点25が位置している。このため、センタジョイント16には、スパン用ロッド側分岐管路21A、ブレード用ロッド側分岐管路21B、分岐前の主管路22の3つの管路が形成されている。
【0018】
従来技術による油圧ショベルは上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0019】
まず、オペレータが運転室4内に設けた操作レバー等を傾転操作することにより、走行装置11を駆動させ、油圧ショベルを走行させると共に、作業装置6を俯仰動させ、土砂等の掘削作業を行う。
【0020】
そして、油圧ショベルの左,右の走行装置11,11の間隔を拡げるときには、スパンシリンダ17に加わる負荷を小さくするために、ブレード19を下降させ、油圧ショベルをジャッキアップする。
【0021】
このため、オペレータは選択弁27を切換位置(ホ)に切換えると共に、操作弁26を切換位置(ハ)に切換える。これにより、油圧ポンプ23から吐出された圧油は、ブレード用ボトム側分岐管路22Bを介してブレードシリンダ20のボトム側油室Dに供給される。このとき、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cはブレード用ロッド側分岐管路21Bを介してタンク24に接続されるから、ロッド側油室C内の油液はタンク24に排出される。これにより、ブレードシリンダ20が伸長してブレード19は下降する。このため、下部走行体1の前側は地面から離間し、油圧ショベルはジャッキアップされる。
【0022】
次に、オペレータは、左,右の走行装置11,11の間隔を拡大するために、選択弁27を切換位置(ニ)に切換えると共に、操作弁26を切換位置(ハ)に切換える。これにより、油圧ポンプ23から吐出された圧油は、スパン用ボトム側分岐管路22Aを介してスパンシリンダ17のボトム側油室Bに供給される。このとき、スパンシリンダ17のロッド側油室Aはスパン用ロッド側分岐管路21Aを介してタンク24に接続されるから、ロッド側油室A内の油液はタンク24に排出される。これにより、スパンシリンダ17が伸長して走行装置11,11の左,右方向の間隔が拡大する。
【0023】
また、油圧ショベルの左,右の走行装置11,11の間隔を縮小するときには、油圧ショベルをジャッキアップした後に、選択弁27を切換位置(ニ)に切換えると共に、操作弁26を切換位置(ロ)に切換える。これにより、油圧ポンプ23から吐出された圧油は、スパン用ロッド側分岐管路21Aを介してスパンシリンダ17のロッド側油室Aに供給される。このとき、スパンシリンダ17のボトム側油室Bはスパン用ボトム側分岐管路22Aを介してタンク24に接続されるから、ボトム側油室B内の油液はタンク24に排出される。これにより、スパンシリンダ17が縮小し、左,右の走行装置11,11の間隔は縮小される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による建設機械では、油圧ショベルをジャッキアップした状態でスパンシリンダ17を縮小させるために、選択弁27を切換位置(ニ)に切換えると共に、操作弁26を切換位置(ロ)に切換える。このとき、ブレードシリンダ20は、油圧ショベルの重量を支持している。このため、ブレードシリンダ20には図5中の矢示F方向に向う荷重が作用しているから、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dは、高圧な状態になっている。
【0025】
この状態で、スパンシリンダ17を縮小するために、スパンシリンダ17のボトム側油室Bをタンク24に接続すると、ボトム側油室Bは分岐点25を通じてブレード用ボトム側分岐管路22Bに接続されているから、この分岐管路22B内の圧力がブレードシリンダ20のボトム側油室B内の圧力よりも低下する。このため、ブレードシリンダ20のボトム側油室B内の圧油がブレード用ボトム側分岐管路22Bを通じてタンク24へと漏洩することになる。この結果、ブレードシリンダ20が縮小し、ジャッキアップ状態を保持することができないという問題がある。
【0026】
また、分岐点25を設けず、スパンシリンダ17用の油圧回路とブレードシリンダ20用の油圧回路とを独立して構成することによって、ブレードシリンダ20が縮小するという誤動作を防止することができる。しかし、小型の油圧ショベル等の建設機械にあっては、下部走行体1、上部旋回体2内に主管路21,22等の油路を確保するための空間が取りにくいため、油路数を極力減らす必要がある。また、センタジョイント16も小型化する必要があるため、センタジョイント16内の油路数も減少させる必要があり、スパンシリンダ17用の油圧回路とブレードシリンダ20用の油圧回路とを独立して設けることができないという問題がある。
【0027】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明は、スパンシリンダに圧油を給排するときでも、ブレードシリンダに誤作動が生じることのない建設機械を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、左,右方向の両側の間隔が調整可能な左,右の走行装置を有する下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記下部走行体に設けられ一端を左の走行装置に他端を右の走行装置にそれぞれ連結され前記左,右の走行装置の間隔を調整するスパンシリンダと、前記下部走行体の前側に回動可能に設けられたブレードと、前記下部走行体とブレードとの間に設けられ該ブレードを昇降させるブレードシリンダと、一側が油圧源に接続された給排一対の主管路と、該一対の主管路の他側をそれぞれ2つに分岐し、前記スパンシリンダとブレードシリンダとに接続したそれぞれ給排一対のスパン用分岐管路およびブレード用分岐管路と、前記主管路の途中に設けられ、前記スパンシリンダとブレードシリンダとに対して圧油を給排する操作弁と、該操作弁の下流側に位置して前記一対の主管路のうち一方の主管路と前記一対のスパン用分岐管路およびブレード用分岐管路のうち一方のスパン用分岐管路およびブレード用分岐管路との間に設けられ、前記一方の主管路を前記一方のスパン用分岐管路と一方のブレード用分岐管路とに選択的に接続する選択弁とからなる建設機械に適用される。
【0029】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記一対の主管路のうち他方の主管路は分岐点を介して他方のスパン用分岐管路と他方のブレード用分岐管路とに常時接続し、該他方のブレード用分岐管路の途中には、前記ブレードシリンダと分岐点との間に位置してブレードシリンダに圧油を供給するときのみ開弁するパイロット式チェック弁を設けたことにある。
【0030】
このように構成したことにより、選択弁によって一方の主管路を一方のスパン用分岐管路と一方のブレード用分岐管路とに対して選択的に接続し、他方の主管路を分岐点を介して他方のスパン用分岐管路と他方のブレード用分岐管路とに常時接続することができ、一対のブレード用分岐管路または一対のスパン用分岐管路を通じて、スパンシリンダとブレードシリンダとに対して選択的に油圧源からの圧油を給排することができる。そして、選択弁によってスパンシリンダに圧油を給排するときには、ブレードシリンダに圧油を給排していないので、他方のブレード用分岐管路の途中に設けられたパイロット式チェック弁は閉弁している。このとき、油圧源からの圧油をスパンシリンダに給排することによって、スパンシリンダが伸縮し、左,右の走行装置の間隔を調整することができる。また、パイロット式チェック弁が閉弁しているから、ジャッキアップ等によってブレードシリンダ内に高圧の圧油が充填された状態であっても、ブレードシリンダ内から圧油が他方のブレード用分岐管路と他方の主管路とを通じてタンク内に漏洩することがなく、ブレードシリンダを停止状態に保持することができる。
【0031】
一方、選択弁によってブレードシリンダに圧油を給排するときには、他方のブレード用分岐管路の途中に設けられたパイロット式チェック弁は開弁する。このため、油圧源からの圧油を一対のブレード用分岐管路を通じてブレードシリンダに給排することによって、ブレードシリンダが伸縮し、ブレードを昇降させることができる。また、スパンシリンダに重力に伴う荷重が作用することはないから、スパンシリンダを停止状態に保持することができる。
【0032】
また、請求項2の発明は、パイロット式チェック弁を、ブレードシリンダのロッド側油室とボトム側油室とにそれぞれ接続される給排一対のブレード用分岐管路のうち、ロッド側油室に接続されるブレード用ロッド側分岐管路に設けると共に、ブレード用ボトム側分岐管路中の圧力をパイロット圧として導き開弁する構成としたことにある。
【0033】
これにより、パイロット式チェック弁は、ブレードシリンダのロッド側油室に圧油を供給するときには、ブレード用ロッド側分岐管路中の圧力によって開弁すると共に、ブレードシリンダのボトム側油室に圧油を供給するときには、ブレード用ボトム側分岐管路中の圧力がパイロット圧になって開弁する。
【0034】
一方、スパンシリンダに圧油を供給するときには、一対のブレード用分岐管路のいずれも圧力が生じないから、パイロット式チェック弁が開弁することがない。このため、パイロット式チェック弁は、ブレードシリンダに圧油を供給するときのみ開弁する。
【0035】
また、請求項3の発明は、前記一方の主管路から前記選択弁を介して分岐した一方のスパン用分岐管路は、スパンシリンダのロッド側油室に接続し、前記一方の主管路から前記選択弁を介して分岐した一方のブレード用分岐管路は、ブレードシリンダのボトム側油室に接続し、前記他方の主管路から前記分岐点を介して分岐した他方のスパン用分岐管路は、スパンシリンダのボトム側油室に接続し、前記他方の主管路から前記分岐点を介して分岐した他方のブレード用分岐管路は、ブレードシリンダのロッド側油室に接続し、前記パイロット式チェック弁は、他方の主管路から分岐しブレードシリンダのロッド側油室に接続されるブレード用ロッド側分岐管路に設けると共に、一方の主管路から分岐しブレードシリンダのボトム側油室に接続されるブレード用ボトム側分岐管路中の圧力をパイロット圧として導き開弁する構成としたことにある。
【0036】
これにより、スパン用ロッド側分岐管路とブレード用ボトム側分岐管路とを選択弁によって一方の主管路の上流側に選択的に接続するから、選択弁によってブレードシリンダのボトム側油室からタンク内に圧油が漏洩するのを防止することができる。一方、ブレード用ロッド側分岐管路の途中にはパイロット式チェック弁が設けたから、スパンシリンダを伸縮させるときには、パイロット式チェック弁によってブレードシリンダのロッド側油室からブレード用ロッド側分岐管路を通じてタンク内に圧油が漏洩するのを防止することができる。
【0037】
また、請求項4の発明は、パイロット式チェック弁にはチェック弁の上流と下流とに接続して止め弁または絞り弁を並列接続したことにある。
【0038】
これにより、止め弁、絞り弁を閉弁することによって、パイロット式チェック弁は、ブレードシリンダに圧油を給排するときには開弁し、スパンシリンダに圧油を給排するときには閉弁する。また、パイロット式チェック弁が閉弁した状態であっても止め弁等を開弁することによって、チェック弁の上流と下流とを連通させることができる。このため、油圧源の駆動が停止している状態であっても、止め弁等を開弁し、操作弁を操作することによって、ブレードシリンダ内の高圧の圧油をタンク内に排出することができ、ブレードが地面の接触しブレードシリンダに負荷が加わらない状態にすることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による建設機械として油圧ショベルを例に挙げて図1に従って詳述する。なお、本実施の形態では、前記従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0040】
31,32は本実施の形態による一対の主管路で、該主管路31,32は、一側が油圧源としての油圧ポンプ23、タンク24に接続され、他側がスパン用分岐管路31A,32Aとブレード用分岐管路31B,32Bとに分岐してスパンシリンダ17とブレードシリンダ20とそれぞれ並列接続されている。
【0041】
即ち、主管路31,32のうち一方の主管路31は、スパンシリンダ17のロッド側油室Aに接続されるスパン用ロッド側分岐管路31Aと、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dに接続されるブレード用ボトム側分岐管路31Bとに分岐している。そして、スパン用ロッド側分岐管路31Aとブレード用ボトム側分岐管路31Bとは、選択弁27によって選択的に上流側の主管路31に接続されている。
【0042】
また、他方の主管路32は、スパンシリンダ17のボトム側油室Bに接続されるスパン用ボトム側分岐管路32Aと、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cに接続されるブレード用ロッド側分岐管路32Bとに分岐している。そして、スパン用ボトム側分岐管路32Aとブレード用ロッド側分岐管路32Bとは、分岐点33を通じて上流側の主管路32に常時接続されている。
【0043】
34は主管路32の下流で分岐した分岐点33よりもさらに下流側に位置してブレード用ロッド側分岐管路32Bの途中に設けられたパイロット式チェック弁で、該パイロット式チェック弁34は、油圧ポンプ23からの圧油がブレードシリンダ20のロッド側油室Cに向けてブレード用ロッド側分岐管路32B内を流通するのを許し、逆向きの流れを阻止するチェック弁34Aと、ブレード用ボトム側分岐管路31B内の圧力をパイロット圧としてチェック弁34Aに作用させるパイロット油路34Bとから構成されている。
【0044】
そして、ブレード用ロッド側分岐管路32Bを介して油圧ポンプ23からブレードシリンダ20のロッド側油室Cに圧油を供給するときには、チェック弁34Aは、ブレード用ロッド側分岐管路32B内の圧油の圧力によって開弁する。これにより、チェック弁34Aは、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cに圧油が流入するのを許すから、ブレードシリンダ20は縮小し、ブレード19は上昇する。
【0045】
また、ブレード用ボトム側分岐管路31Bを介してブレードシリンダ20のボトム側油室Dに圧油を供給するときには、パイロット式チェック弁34は、ブレード用ボトム側分岐管路31Bからパイロット油路34Bを介して高圧のパイロット圧が作用することによって強制開弁する。これにより、チェック弁34Aは、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cから圧油が流出するのを許すから、ブレードシリンダ20は伸長し、ブレード19は降下する。
【0046】
一方、スパン用ロッド側分岐管路31Aを介して油圧ポンプ23からスパンシリンダ17のロッド側油室Aに圧油を供給するときには、ブレード用ボトム側分岐管路31B、ブレード用ロッド側分岐管路32Bに圧油が供給されることがないから、パイロット式チェック弁34は閉弁状態に保持される。同様に、スパン用ボトム側分岐管路32Aを介して油圧ポンプ23からスパンシリンダ17のボトム側油室Bに圧油を供給するときも、パイロット式チェック弁34は閉弁状態に保持される。このため、パイロット式チェック弁34は、ブレードシリンダ20に圧油を供給するときのみ開弁する。
【0047】
また、パイロット式チェック弁34は、チェック弁34Aに並列接続された止め弁35を有している。そして、止め弁35の両端側は、チェック弁34Aの上流側と下流側とに位置してブレード用ロッド側分岐管路32Bに接続されている。また、止め弁35は、常時は閉弁されており、必要なときに手動操作等によって開弁するものである。
【0048】
本実施の形態による油圧ショベルは上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0049】
まず、油圧ショベルの左,右の走行装置11,11の間隔を拡大するときには、オペレータは選択弁27を切換位置(ホ)に切換えると共に、操作弁26を切換位置(ロ)に切換える。このとき、パイロット式チェック弁34Aは開弁するから、油圧ポンプ23から吐出された圧油はブレードシリンダ20のボトム側油室Dに供給されると共に、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cから排出された油液はタンク24へと流出する。これにより、ブレードシリンダ20が伸長してブレード19は下降するから、油圧ショベルはジャッキアップされる。
【0050】
次に、オペレータは、走行装置11,11の間隔を拡げるために、選択弁27を切換位置(ニ)に切換えると共に、操作弁26を切換位置(ハ)に切換える。これにより、油圧ポンプ23から吐出された圧油はスパンシリンダ17のボトム側油室Bに供給されると共に、スパンシリンダ17のロッド側油室Aから排出された油液はタンク24へと流出する。このため、スパンシリンダ17が伸長して油圧ショベルの左,右の走行装置11,11の間隔は拡大される。
【0051】
このとき、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dは、油圧ショベルの重量を支持しているから、高圧な状態になっている。しかし、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dに連通するブレード用ボトム側分岐管路31Bは、選択弁27を切換位置(ニ)に切換えたときに、選択弁27によってオイルロック状態となっている。このため、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dから圧油が漏洩することはない。また、パイロット式チェック弁34は閉弁状態に保持されているから、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cに圧油が給排されることもない。このため、ブレード19は停止状態に保持される。
【0052】
一方、油圧ショベルの左,右の走行装置11,11の間隔を縮小するときには、油圧ショベルをジャッキアップした後に、選択弁27を切換位置(ニ)に切換えると共に、操作弁26を切換位置(ロ)に切換えると、油圧ポンプ23から吐出された圧油は、スパン用ロッド側分岐管路31Aを介してスパンシリンダ17のロッド側油室Aに供給される。このとき、スパンシリンダ17のボトム側油室Bはスパン用ボトム側分岐管路32Aを介してタンク24に接続されるから、ボトム側油室B内の油液はタンク24内に排出される。これにより、スパンシリンダ17が縮小し、油圧ショベルの左,右の走行装置11,11の間隔は縮小する。
【0053】
このときも、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dは、選択弁27によってオイルロック状態となっている。また、チェック弁34Aは、閉弁状態に保持されているから、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cに圧油が給排されることもない。このため、ブレード19は、油圧ショベルの左,右の走行装置11,11の間隔を拡大するときと同様に停止状態に保持される。
【0054】
また、ブレード19を上昇させた状態のままでスパンシリンダ17を縮小するときには、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cは、ブレード19等の自重によって高圧な状態になる。このとき、スパンシリンダ17を縮小するためにスパンシリンダ17のボトム側油室Bがタンク24に接続されるから、分岐点33での圧力がブレードシリンダ20のロッド側油室C内の圧力よりも低下し、ロッド側油室C内の圧油はタンク24に向けて流出しようとする。
【0055】
しかし、パイロット式チェック弁34は閉弁状態に保持されているから、ロッド側油室C内から圧油が漏洩することはない。また、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dは、選択弁27によってオイルロック状態となっているから、ブレード19は、停止状態に保持される。
【0056】
また、ブレード19を上昇させた状態のままでスパンシリンダ17を伸長させるときも、パイロット式チェック弁34と選択弁27とによってブレードシリンダ20はオイルロック状態となっているから、ブレード19は停止状態に保持される。
【0057】
このように、本実施の形態によれば、ブレード19を上昇、降下させたいずれの状態であっても、スパンシリンダ17の伸縮に伴ってブレードシリンダ20に誤作動が生じることはなく、ブレード19を停止状態に保持することができる。
【0058】
さらに、ブレード19を上昇させた状態で油圧ポンプ23等が停止する場合がある。この場合、オペレータは止め弁35を開弁すると共に、操作弁26を切換位置(ロ)に切換える。このとき、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cはタンク24に連通するから、ブレード19等の自重によって高圧となったブレードシリンダ20のロッド側油室C内の圧油はタンク24へと排出される。これにより、ブレードシリンダ20は伸長するから、ブレード19を地面まで降下させることができる。
【0059】
かくして、本実施の形態によれば、ブレード用ロッド側分岐管路32Bの途中にはブレードシリンダ20の圧油を供給するときのみ開弁するパイロット式チェック弁34を設けたから、スパンシリンダ17を伸縮させるときにはパイロット式チェック弁34を閉弁し、ブレードシリンダ20に対して圧油が給排されるのを防止できる。この結果、スパンシリンダ17を伸縮させるときに誤ってブレードシリンダ20が作動するのを防止でき、ブレードシリンダ20を停止状態に保持することができる。これにより、ブレードシリンダ20によって油圧ショベルをジャッキアップした状態に保持でき、この状態でスパンシリンダ17を伸縮させることができる。
【0060】
また、パイロット式チェック弁34は、ブレード用ロッド側分岐管路32Bの途中に設けると共に、ブレード用ボトム側分岐管路31B内の圧力をパイロット圧として導く構成としている。このため、パイロット式チェック弁34は、ブレードシリンダ20に圧油を供給するときのみ開弁し、ブレードシリンダ20の誤作動を防止することができる。
【0061】
また、主管路31から分岐したスパン用ロッド側分岐管路31Aとブレード用ボトム側分岐管路31Bとを選択弁27によって主管路31の上流側と選択的に接続する構成としている。このため、選択弁27を切換えてスパンシリンダ17に圧油を供給するときには、選択弁27によってブレードシリンダ20のボトム側油室Dから圧油が漏洩するのを防止できる。これにより、スパンシリンダ17を伸縮させるときでも油圧ショベルをジャッキアップ状態に保持することができる。
【0062】
さらに、パイロット式チェック弁34には止め弁35を並列接続したから、止め弁35を開弁することによって、油圧ポンプ23が停止している状態であっても、ブレードシリンダ20のロッド側油室Cから圧油を排出し、ブレード19を地面に降下させ、安定な状態でブレード19を停止させることができる。
【0063】
なお、本実施の形態の変形例として、図2に示すように、一方の主管路31から分岐した2つの分岐管路31A,31B′は、スパンシリンダ17のロッド側油室Aとブレードシリンダ20のロッド側油室Cとにそれぞれ接続し、他方の主管路32から分岐した2つの分岐管路32A,32B′はスパンシリンダ17のボトム側油室Bとブレードシリンダ20のボトム側油室Dとにそれぞれ接続してもよい。この場合、パイロット式チェック弁34は、他方の主管路32から分岐し、ブレードシリンダ20のボトム側油室Dに接続されるブレード用ボトム側分岐管路32B′に設けると共に、一方の主管路31から分岐しブレードシリンダ20のロッド側油室Cに接続されるブレード用ロッド側分岐管路31B′中の圧力をパイロット圧として導き開弁する。
【0064】
また、前記実施の形態では、パイロット式チェック弁34に止め弁35を並列接続する構成としたが、止め弁35に替えて常時は閉弁される絞り弁を用いてもよい。そして、例えばブレード19を持ち上げた状態で油圧ポンプ23等が停止したときには、絞り弁を開弁することによって、ブレード19を徐々に降下させることができる。
【0065】
また、前記実施の形態では、油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば自走式クレーン等の建設機械に適用してもよいものである。
【0066】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、一方の主管路は選択弁を用いて一方のスパン用分岐管路と一方のブレード用分岐管路とに選択的に接続し、他方の主管路は分岐点を介して他方のスパン用分岐管路と他方のブレード用分岐管路とに常時接続すると共に、分岐点よりも下流に位置する他方のブレード用分岐管路の途中にはブレードシリンダに圧油を供給するときのみ開弁するパイロット式チェック弁を設ける構成としている。このため、スパンシリンダを伸縮させるときにはパイロット式チェック弁が閉弁するから、例えばジャッキアップ等によってブレードシリンダ内に高圧の圧油が充填された状態であっても、ブレードシリンダ内の圧油が他方のブレード用分岐管路と他方の主管路とを通じてタンク内に漏洩するのを防止することができる。この結果、スパンシリンダを伸縮させるときに誤ってブレードシリンダが作動するのを防止することができ、ブレードシリンダを停止状態に保持することができる。これにより、ブレードシリンダによって建設機械を確実にジャッキアップした状態でスパンシリンダを伸縮させることができる。
【0067】
また、請求項2の発明によれば、パイロット式チェック弁を、給排一対のブレード用分岐管路のうちブレードシリンダのロッド側油室に接続されるブレード用ロッド側分岐管路に設けると共に、ブレードシリンダのボトム側油室に接続されるブレード用ボトム側分岐管路中の圧力をパイロット圧として導き開弁する構成としている。これにより、パイロット式チェック弁は、ブレードシリンダに圧油を供給するときは開弁し、スパンシリンダに圧油を供給するときには閉弁する。このため、スパンシリンダの伸縮に伴って、他方の主管路に常時接続されたブレード用ロッド側分岐管路を通じてブレードシリンダ内の圧油が漏洩するのを防止でき、ブレードシリンダの誤作動を防止することができる。
【0068】
また、請求項3の発明によれば、一方の主管路から分岐した一方のスパン用分岐管路と一方のブレード用分岐管路とは、スパンシリンダのロッド側油室とブレードシリンダのボトム側油室とにそれぞれ接続し、他方の主管路から分岐した他方のスパン用分岐管路と他方のブレード用分岐管路とは、スパンシリンダのボトム側油室とブレードシリンダのロッド側油室とにそれぞれ接続し、パイロット式チェック弁を、他方の主管路から分岐しブレードシリンダのロッド側油室に接続されるブレード用ロッド側分岐管路に設けると共に、一方の主管路から分岐しブレードシリンダのボトム側油室に接続されるブレード用ボトム側分岐管路中の圧力をパイロット圧として導き開弁する構成としている。
【0069】
このため、スパン用ロッド側分岐管路とブレード用ボトム側分岐管路とを選択弁によって一方の主管路の上流側に選択的に接続するから、選択弁によってブレードシリンダのボトム側油室からタンク内に圧油が漏洩するのを防止することができる。一方、ブレード用ロッド側分岐管路の途中にはパイロット式チェック弁を設けたから、スパンシリンダを伸縮させるときには、パイロット式チェック弁によってブレードシリンダのロッド側油室からブレード用ロッド側分岐管路を通じてタンク内に圧油が漏洩するのを防止することができる。これにより、スパンシリンダを伸縮させるときでも確実にブレードシリンダの停止状態を維持することができる。
【0070】
さらに、請求項4の発明によれば、パイロット式チェック弁にはチェック弁の上流と下流とに接続して止め弁または絞り弁を並列接続したから、止め弁等を開弁し、操作弁を操作することによって、油圧源が停止している状態であっても、ブレードシリンダから圧油をタンク内に排出し、安定な状態でブレードを停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるスパンシリンダ、ブレードシリンダ、選択弁、操作弁、パイロット式チェック弁等の接続状態を示す油圧回路図である。
【図2】本実施の形態の変形例によるスパンシリンダ、ブレードシリンダ、選択弁、操作弁、パイロット式チェック弁等の接続状態を示す油圧回路図である。
【図3】従来技術による油圧ショベルを示す正面図である。
【図4】従来技術による下部走行体を拡大して示す横断面図である。
【図5】従来技術によるスパンシリンダ、ブレードシリンダ、選択弁、操作弁等の接続状態を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
11 走行装置
17 スパンシリンダ
19 ブレード
20 ブレードシリンダ
23 油圧ポンプ
24 タンク
26 操作弁
27 選択弁
31,32 主管路
31A スパン用ロッド側分岐管路
31B ブレード用ボトム側分岐管路
32A スパン用ボトム側分岐管路
32B ブレード用ロッド側分岐管路
33 分岐点
34 パイロット式チェック弁
35 止め弁
Claims (4)
- 左,右方向の両側の間隔が調整可能な左,右の走行装置を有する下部走行体と、
該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
前記下部走行体に設けられ一端を左の走行装置に他端を右の走行装置にそれぞれ連結され前記左,右の走行装置の間隔を調整するスパンシリンダと、
前記下部走行体の前側に回動可能に設けられたブレードと、
前記下部走行体とブレードとの間に設けられ該ブレードを昇降させるブレードシリンダと、
一側が油圧源に接続された給排一対の主管路と、
該一対の主管路の他側をそれぞれ2つに分岐し、前記スパンシリンダとブレードシリンダとに接続したそれぞれ給排一対のスパン用分岐管路およびブレード用分岐管路と、
前記主管路の途中に設けられ、前記スパンシリンダとブレードシリンダとに対して圧油を給排する操作弁と、
該操作弁の下流側に位置して前記一対の主管路のうち一方の主管路と前記一対のスパン用分岐管路およびブレード用分岐管路のうち一方のスパン用分岐管路およびブレード用分岐管路との間に設けられ、前記一方の主管路を前記一方のスパン用分岐管路と一方のブレード用分岐管路とに選択的に接続する選択弁とからなる建設機械において、
前記一対の主管路のうち他方の主管路は分岐点を介して他方のスパン用分岐管路と他方のブレード用分岐管路とに常時接続し、
該他方のブレード用分岐管路の途中には、前記ブレードシリンダと分岐点との間に位置してブレードシリンダに圧油を供給するときのみ開弁するパイロット式チェック弁を設けたことを特徴とする建設機械。 - 前記パイロット式チェック弁は、ブレードシリンダのロッド側油室とボトム側油室とにそれぞれ接続される給排一対のブレード用分岐管路のうち、ロッド側油室に接続されるブレード用ロッド側分岐管路に設けると共に、ブレード用ボトム側分岐管路中の圧力をパイロット圧として導き開弁する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
- 前記一方の主管路から前記選択弁を介して分岐した一方のスパン用分岐管路は、スパンシリンダのロッド側油室に接続し、
前記一方の主管路から前記選択弁を介して分岐した一方のブレード用分岐管路は、ブレードシリンダのボトム側油室に接続し、
前記他方の主管路から前記分岐点を介して分岐した他方のスパン用分岐管路は、スパンシリンダのボトム側油室に接続し、
前記他方の主管路から前記分岐点を介して分岐した他方のブレード用分岐管路は、ブレードシリンダのロッド側油室に接続し、
前記パイロット式チェック弁は、他方の主管路から分岐しブレードシリンダのロッド側油室に接続されるブレード用ロッド側分岐管路に設けると共に、一方の主管路から分岐しブレードシリンダのボトム側油室に接続されるブレード用ボトム側分岐管路中の圧力をパイロット圧として導き開弁する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。 - 前記パイロット式チェック弁にはチェック弁の上流と下流とに接続して止め弁または絞り弁を並列接続してなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
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