JP3722291B2 - Polypropylene resin foam sheet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ポリプロピレン系樹脂発泡シートに関する。さらに詳しくは、各種の包装容器製造用に好ましく使用され、美麗で独立気泡率が高く、成形性、断熱性、緩衝性などに優れたポリプロピレン系樹脂発泡シート、特に二次成形法によってボウル、皿、容器などを製造するのに適したポリプロピレン系樹脂発泡シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
熱可塑性樹脂からなる発泡シートは、一般に、軽量で断熱性や、外部からの応力の緩和性が良好であり、真空成形、圧空成形などの熱成形法により、多くの二次成形品(製品)を得ることができることから、ポリスチレン系樹脂やポリエチレン系樹脂を中心に、緩衝材や食器容器、断熱材、自動車部品などの用途に、幅広く利用されている。
【0003】
しかしながら、ポリプロピレン系樹脂は、結晶性樹脂であり、溶融時の粘度および抗張力が低いため、発泡時に気泡壁の強度が十分に保持されず、外観が優れた、独立気泡率が高い発泡シートを得ることが困難であった。
【0004】
ポリプロピレン系樹脂からなる発泡シートを製造する手法としては、従来、原料のポリプロピレン系樹脂に架橋剤と架橋助剤および熱分解型発泡剤を添加して成形し、加熱することにより架橋と発泡を行わせる方法(特許文献1)、ポリプロピレン系樹脂に架橋剤、架橋助剤および分解型発泡剤を添加して成形し、放射線架橋させた後に加熱発泡させる方法(特許文献2)、また、近年ではシリル基を有するポリプロピレン系樹脂に熱分解型発泡剤を添加して成形し、水架橋の後に加熱発泡させる方法(特許文献3)などの架橋発泡法が提案されている。しかしながら、架橋によりポリプロピレン系樹脂に発泡性を付与する方法は、架橋工程を必要とし、連続的な発泡体の製造が困難であるばかりでなく、架橋度の制御が困難であるため、均一で美麗な発泡シートの製造が困難である。さらに架橋しているため、容器などの製品として使用したあと、リサイクルして再使用することが困難であるなどの欠点がある。
【0005】
一方、日本特許第2521388号公報(特許文献4)には、特定の分子量と分子量分布、および特定のレオロジー特性を合わせ持つポリプロピレン系樹脂発泡シートが提案されている。しかしながら、この特許で規定されている平衡コンプライアンスJeoが1.2×10-3Pa-1を超えるポリプロピレン系樹脂の発泡シートは、発明者らの実験に依れば、発泡シート製造時のモーター負荷が大きくなり、押出特性が悪いという欠点があった。
【0006】
【特許文献1】
特公昭45−40420号公報
【特許文献2】
特公昭42−26953号公報
【特許文献3】
特開平9−132662号公報
【特許文献4】
日本特許第2521388号公報
【特許文献5】
特開2000−290416号公報
【特許文献6】
特開2001−335666号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、特定の物性を有するポリプロピレン系樹脂からなり、発泡シート製造時の押出特性に優れ、衝撃強さ、弾性率、断熱性、緩衝性などに優れ、トレー、カップ、ボウル、皿、容器、および、食品業務に使用できる他の製品に二次加工できる、ポリプロピレン系樹脂発泡シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、MFRが15〜25g/10minのポリプロピレン系樹脂(A)を60〜70重量%と、MFRが1〜10g/10minのポリプロピレン系樹脂(B)を30〜40重量%とを含み、かつ、この樹脂脂組成物のMFRが7〜13g/10min、溶融張力(MT)が8〜15g、温度210℃で測定した平衡コンプライアンス(Jeo)が1.2×10-3Pa-1未満のポリプロピレン系樹脂組成物よりなり、発泡シートの密度が45〜600kg/m3であることを特徴とする、ポリプロピレン系樹脂発泡シートを提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るポリプロピレン系樹脂発泡シートの原料樹脂は、MFR(JISK7210に準拠して測定。以下、同じ意味である)が15〜25g/10min のプロピレン系樹脂(A){以下成分(A)と記載する}60〜70重量%と、MFRが1〜10g/10min のポリプロピレン系樹脂(B){以下成分(B)と記載する}を30〜40重量%を含むポリプロピレン系樹脂組成物より構成される。上記のようなポリプロピレン系樹脂組成物は、(1)
別々に製造した成分(A)と成分(B)を混合する方法、(2) 同じ重合装置を使用し成分(A)または成分(B)の重合を行い、次いで成分(B)または成分(A)の重合を行う方法、のいずれの方法で製造したものであってもよい。
【0010】
上記(1) の方法により製造する場合は、成分(A)と成分(B)の双方とも、経済性の観点からはプロピレン単独重合体が好ましく、剛性および耐衝撃性が共に高いという観点からは、プロピレンとプロピレン以外のオレフィン系単量体との共重合体が好ましい。プロピレンと他の単量体との共重合体は、ブロック共重合体、ランダム共重合体のいずれであってもよい。成分(A)と成分(B)の双方とも、他の単量体との共重合体である場合、ポリプロピレン系樹脂の特徴である高結晶性、高い剛性および良好な耐薬品性を保持する観点から、共重合体に含まれるプロピレン単量体成分が、全体の75重量%以上が好ましく、より好ましいのは90重量%以上である。プロピレンと共重合させることができる他の単量体としては、プロピレン以外のオレフィン系単量体が挙げられる。プロピレン以外のオレフィン系単量体の具体例としては、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどを挙げることができる。
【0011】
成分(A)は、例えばヘキサン、ヘプタンなどの不活性溶媒の存在下、液体のプロピレンを重合させる方法(液相重合法)、または、不活性溶媒の不存在下に、気体のプロピレンを重合させる方法(気相重合法)によって、チーグラーナッタ触媒で、分子量調節剤として水素を使用し、重合圧力30〜50kg/cm2、重合温度70〜80℃の条件下で製造することができる。成分(B)は、液相重合法または気相重合法によって、チーグラーナッタ触媒で、分子量調節剤として水素を使用し、水素濃度0〜0.008モル%、重合圧力30〜50kg/cm2、重合温度70〜80℃の条件下で製造することができる。
【0012】
上記(2) の同じ重合装置を使用して製造する例を詳述する。成分(A)は、液相重合法または気相重合法によって、製造することができる。成分(A)は、経済性の観点からはプロピレン単独重合体が好ましく、剛性および耐衝撃性が共に高いという観点からは、プロピレンとプロピレン以外のオレフィン系単量体との共重合体が好ましい。プロピレン以外のオレフィン系単量体の含量は、1重量未満が好ましい。プロピレン以外のオレフィン系単量体としては、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどを挙げることができる。
【0013】
上記方法によりポリプロピレン系樹脂組成物を製造する場合は、触媒系として、チタン含有固体触媒成分と、有機アルミニウム化合物を主体とするもの、または、π電子共役配位子を少なくとも1個有するメタロセン系の遷移金属化合物などを使用して、製造することができる。チタン含有固体触媒成分は、固体のマグネシウム化合物、四ハロゲン化チタン、および、電子供与性化合物を接触させて得られる公知の担持型触媒成分、三酸化チタンを主成分とする公知の触媒成分から選ばれる。
【0014】
助触媒として作用する有機アルミニウム化合物は、一般式、AlRnX3-n、(一般式において、Rは炭素数2〜10の炭化水素基を表し、nは3≧n>1.5の数を表す)で表される。チタン含有固体触媒成分が、固体のマグネシウム化合物を含有する担体担持型触媒成分である場合は、AlR3またはAlR3とAlR2Xとの混合物を使用するのが好ましい。一方、三塩化チタンまたは三酸化チタンを主成分として含む触媒成分である場合は、AlR2Xを使用するのが好ましい。
【0015】
重合反応は、一基の反応槽を用いて回分式で行うことができるし、二基以上の反応槽を直列に繋いで配置し、連続的に行うことができる。重合反応の順序は、目的を達する限り特に制限はないが、最初に成分(A)を重合し、次いで成分(B)を重合するのが一般的である。従って、重合反応は二段階で行われるのが一般的であるが、付加的重合を行い、三段階、四段階で行ってもよい。触媒は、第一段階で重合前に重合系に添加するのが一般的である。後段における触媒の追加添加を排除するものではないが、別々に製造した成分(A)と成分(B)とを混合する方法では得られない特性を得るには、第一段階で重合前に重合系に添加するのが好ましい。
【0016】
成分(A)を得るための第一段階は、プロピレンまたはプロピレンと少量の他のオレフィンを、水素の存在下に重合する。水素は、第一段階で得られる重合体のMFRが、15〜25g/10min の範囲になるように制御される。一般には、水素濃度(液相重合法においては気相部の濃度、液状プロピレン中の重合または気相重合法にあっては単量体中の含有量を指す)が30重量%まで、好ましくは10重量%まで添加される。プロピレンと共重合される他のオレフィンとしては、上に挙げたものと同じである。プロピレンと共重合される他のオレフィンは、重合系に間欠的に添加することができるし、プロピレンと共に連続的に添加することもできる。第一段階の重合系の温度は、一般的には40〜90℃であり、第一段階で重合させる割合は、全ポリプロピレン系樹脂組成物の60〜70重量%とする。
【0017】
成分(B)を得るための第二段階は、高分子量成分を得るための重合反応であり、水素濃度は0.1モル%以下の実質的に無水素状態で重合を進行させる。第二段階の重合系の温度範囲は、一般的には40〜90℃で選ばれ、中でも好ましいのは50〜80℃である。成分(B)を得るため共重合される他のオレフィンは、上に挙げたものと同じである。共重合される他のオレフィンの量は15重量%以下の範囲で選ばれる。他のオレフィンの量は15重量%を超えても、最終的に得られるポリプロピレン系樹脂組成物中での高分子量成分の分散が悪くなり、溶融状態での張力が低下する。他のオレフィンの好ましい範囲は、0.5〜8.5重量%であり、特に好ましいのは1.0〜5.0重量%である。第二段階で重合させる割合は、全ポリプロピレン系樹脂組成物の30〜40重量%である。成分(B)は、MFRが1〜10g/10min の範囲で選ぶものとする。
【0018】
成分(A)と成分(B)とを、上記割合で含む原料樹脂組成物は、MFRが7〜13g/10min 、溶融張力(MT)が8〜15g、210℃で測定した平衡コンプライアンス(Jeo)が1.2×10-3Pa-1未満であることを必須とする。原料樹脂組成物のMFRが7g/10min
未満では発泡シートを能率的に製造することが難く、13g/10min を超えると、溶融状態での張力が低下し易く、いずれも好ましくない。原料樹脂組成物の溶融張力(MT)が8未満では発泡シートを製造し難く、15を超えると溶融状態での張力が低下し易く、いずれも好ましくない。
【0019】
さらに、原料樹脂組成物の210℃で測定した平衡コンプライアンスJeoが1.2×10-3Pa-1以上であると、発泡シート製造時の押出成形性が劣り、かつ、得られた発泡シートの熱成形性が劣り、好ましくない。この平衡コンプライアンスJeoの下限値には特に制限はないが、通常、0.2×10-3Pa-1以上が好ましい。
【0020】
平衡コンプライアンスJeoは、以下の方法で測定される。原料樹脂組成物の成形品を試料とし、この試料を二枚の平行円板にはさみ、温度を210±1℃に保持して試料を溶融させる。試料を充分溶融させた後、平行円板の間隔を1.4mmに調整し、円板からはみ出した試料を取り除く。ついで、時間t=0において、試料に与えられる応力σcが100N/m2の一定の値に維持されるように、一方の円板を他方の円板に対して回転させ、300秒間にわたり経時的に歪み量γ(t)を測定する。次に、上記応力σcを与え始めてからの時間tに対して、次式で定義されるクリープコンプライアンスJ(t)、すなわち、J(t)=τ(t)/σc=Jeo+t/η、によって算出されるJ(t)をプロットする。充分な時間が経過した後、クリープコンプライアンスJ(t)は時間tに対して直線関係を与えるようになり、平衡コンプライアンスJeoは、クリープコンプライアンスJ(t)と時間tとをプロットすることにより、両者が直線関係を与える部分を時間t=0に補外したときの切片として与えられる。
【0021】
上に記載した重合方法で製造した原料樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、必要に応じて、酸化防止剤、金属不活性剤、燐系安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光増白剤、金属石鹸、制酸吸着材などの安定剤、架橋剤、連鎖移動剤、造核剤、滑剤、可塑剤、充填剤、強化剤、顔料、染料、難燃材、帯電防止剤などの各種樹脂添加剤を配合することができる。
【0022】
原料樹脂組成物に上記樹脂添加剤を配合するに方法は、溶融混練法によるのが一般的であるが、混合・溶融順序およびその方法には特に制限されるものではない。溶融混練する際の加熱温度は、原料樹脂の種類により異なるが、通常、150〜300℃の範囲で選ぶと、原料樹脂組成物が十分に溶融し、かつ、熱分解せず、十分に発泡性を得ることができる点で好ましい。原料樹脂組成物を溶融混練する際の装置としては、コニーダー、バンバリーミキサー、ブラベンダー、単軸押出機、二軸押出機などが挙げられる。
【0023】
次に、上記原料樹脂組成物から本発明に係る発泡シートを製造する方法を説明する。発泡シートは、粒状ポリプロピレン系樹脂と造核剤とを混合する工程、混合物を押出機内で可塑化する工程、可塑化した混合物中に発泡剤を導入し、発泡性混合物を調製する工程、発泡性混合物を発泡させて押出機ダイから押出し、連続発泡シートを製造する工程、の各工程を含む方法によって製造する。
【0024】
造核剤は気泡開始部を作り出し、発泡シートの気泡の大きさに影響する。好ましい造核剤としては、クエン酸、重炭酸ナトリウム、クエン酸と重炭酸ナトリウム混合物、タルクと二酸化チタン混合物などが挙げられる。造核剤は、平均粒径が0.3〜5.0μmであって、原料樹脂組成物に対して、0.01〜1重量%の範囲で選ぶのが好ましい。造核剤は、上記の各種樹脂添加剤と共に混合して、溶融混練して粒状化するか、得られた粒状ポリプロピレンとドライブレンドするのが好ましい。
【0025】
発泡剤は、溶融混練機内で溶融状態にされている原料樹脂組成物に圧入し、気体または液体から気体に相変化するものであり、主として発泡シートの密度を制御するために使用される。高い圧力と温度によって、原料樹脂組成物に溶解した発泡剤は、圧力と温度を下げると溶液から気泡を生じる。発泡剤は、原料樹脂組成物の粘度を下げる可塑剤として作用し、原料樹脂組成物を可塑化状態を維持するために必要な温度を低くする。
【0026】
発泡剤としては、例えば、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素類;シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素類;クロロジフルオロメタン、ジフロオロメタン、トリフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、ジクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、クロロメタン、クロロエタン、ジクロロトリフルオロエタン、ジクロロペンタフルオロエタン、テトラフルオロエタン、ジフルオロエタン、ペンタフルオロエタン、トリフルオロエタン、ジクロロテトラフルオロエタン、トリクロロトリフルオロエタン、テトラクロロジフルオロエタン、パーフルオロシクロブタンなどのハロゲン化炭化水素類;二酸化炭素、チッ素、空気などの無機ガス;水などが挙げられる。これら発泡剤は、一種でも二種以上の混合物であってもよい。
【0027】
上記発泡剤の添加量は、発泡剤の種類、発泡シートの目標発泡倍率などにより異なるが、ポリプロピレン系樹脂組成物に対して、1〜20重量%の範囲で選ぶのが好ましい。発泡剤の導入(添加)量が多いほど、気泡内のより高い圧力、および発泡剤の可塑化作用による変形に対して、より低い気泡壁の抵抗性が組合わされた効果のため、フォームの密度が低くなる。発泡剤の好ましい導入量は、2〜15重量%である。
【0028】
本発明に係るポリプロピレン発泡シートを製造するには、次の手順による。すなわち、原料の粒状ポリプロピレンと造核剤とを混合する工程、混合物を押出機内で可塑化する工程、可塑化した混合物中に発泡剤を導入し、発泡性混合物を調製する工程、発泡性混合物を発泡させて押出機ダイから押出し、連続発泡シートを製造する工程の各工程を含む。
【0029】
発泡性混合物を調製する工程と、発泡性混合物を発泡させる工程は、押出機内で行うことができる。すなわち、造核剤を配合したポリプロピレン系樹脂組成物を押出機で溶融し、押出機シリンダーの途中から導入(圧入)する。押出機は、一軸押出機、二軸押出機のいずれであってもよい。押出機ダイは、Tダイでもよく、円形(サーキュラー)ダイでもよい。
【0030】
上記方法によって製造されるポリプロピレン発泡シートは、密度が45〜600kg/m3 の範囲とする。発泡シートの密度が45kg/m3未満であると、熱成形法により二次加工して容器を製造する際に、製品容器が衝撃強さ、弾性率などに劣り、600kg/m3
を超えると、断熱性、緩衝性などに劣り、いずれも好ましくない。ボウル、皿、容器などを製造用には、密度が100〜400kg/m3の範囲のものが好ましい。なお、本発明において発泡シートの密度は、JISK6767に準拠して測定した値をいう。
【0031】
上記方法によって製造されるポリプロピレン発泡シートは、発泡倍率が1.5〜20倍の範囲が好ましい。発泡倍率が1.5未満であると、二次加工した製品は剛性、断熱性、緩衝性に劣り、20.0を超えると剛性に劣り、いずれも好ましくない。ボウル、皿、容器などを製造用好ましいのは、発泡倍率が3〜10倍のものである。ポリプロピレン発泡シートの厚さは0.5〜5.0mmが好ましい。厚さが0.5mm未満では、二次加工した製品は剛性、断熱性、緩衝性に劣り、5.0mmを超えると二次加工性に劣り、いずれも好ましくない。
【0032】
本発明に係るポリプロピレン発泡シートは、原料のポリプロピレン系樹脂の物性、および発泡シートの特性を規定することにより、二次加工性、すなわちプラグ成形法や真空成形法、圧空成形法などの熱成形法によって最終製品を得る際の加工性に優れ、厚さ斑のない成形品を得ることができる。
【0033】
熱成形法の例としては、プラグ成形法、マッチド・モールド成形法、ストレート成形法、ドレープ成形法、プラグアシスト成形法、プラグアシスト・リバースドロー成形法、エアスリップ成形法、スナップバック成形法、リバースドロー成形法、プラグ・アンド・リッジ成形法、リッジ成形法などが挙げられる。
【0034】
本発明に係るポリプロピレン発泡シートは、表面性や剛性、加熱成形性などを改良する目的で、発泡シートの片面または両面に、熱可塑性樹脂からなる非発泡層を積層することもできる。積層用熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン系樹脂、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などが挙げられる。発泡シートに非発泡層を積層する方法としては、特に限定されるものではなく、(1) 発泡シートを製造した後に、別途作成した非発泡フィルムを、加熱法または接着剤を用いる方法によって積層する方法、(b) 発泡シート表面に直接Tダイから非発泡フィルムを押出して積層する方法、などが挙げられる。特に好ましいのは、非発泡樹脂をポリプロピレン系樹脂とし、上記(2)
の方法で積層する方法である。
【0035】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明は以下の記載例に限定されるものではない。なお、以下の記載例において、原料樹脂の各種物性の評価、および、ポリプロピレン発泡シートの各種特性は、以下に記載の方法で行った。
(a) MFR:JIS K7210に準拠して測定した。
(b) MT(溶融張力):東洋精機製作所社製のキャピログラフを使用し、シリンダー温度190℃、オリフィスL/D=8.1/2.095mm、ピストンスピード10mm/min
、引取速度3.9mm/min の条件で測定した。単位はg(グラム)である。
【0036】
(c) Jeo(平衡コンプライアンス):試料ペレットを、厚さ1.5mm、直径25mmに円板に成形し、この円板について、応力制御型レオメータ(ReometoricScientific 社製、SR−2000)を使用し、210℃で、円板に与えられる応力σcが100N/m2に保たれるように一方の円板を他方に対して回転させ、300秒間にわたりその時の歪み両γ(t)を経時的に測定した。このとき、応力σcを与え始めてからの時間tに対して、以下に示す式で定義されるクリープコンプライアンスJ(t)が時間に対して直線関係を示したときの直線を時間t=0外挿したときの切片を、平衡コンプライアンスJeoとして求めた。
【0037】
(d) 押出特性:50mmφ、L/D=30の単軸押出機によって、40rpmで押出した際の、押出機モーターの負荷と、スクリュー先端樹脂の温度により評価した。押出機モーターの負荷が低い場合を○、押出機モーターの負荷が高い場合を×、とそれぞれ表示した。
(e) シートの密度:JIS K6767に準拠して測定した。
(f) シートの外観:ポリプロピレン系樹脂発泡シートを目視観察し、押出方向に平行のしわ(コルゲートの線)やケバが認められないものを○、押出方向に平行のしわ(コルゲートの線)ヤケバが認められるものを×、とそれぞれ表示した。
【0038】
(g) ドローダウン性:ポリプロピレン系樹脂発泡シートを、バッチ式差圧成形機(関西自動成形機社製、型式:PK450V)を使用し、50cm×50cmの寸法のクランプによって固定し、厚さが1.2mmの発泡シートの上下からヒータによって300℃に加熱し、可視光線レーザー変位センサー(キーエンス社製、型式:BL−300)によって、ドローダウン性を評価した。発泡シート中央部の垂れ下がり量が20mm未満のものを○、垂れ下がり量が20mm以上のものを×、とそれぞれ表示した。
【0039】
(h) 二次加工性:厚さが1.2mmの発泡シートを、300℃に加熱した熱板式ヒータによって1ショット分の大きさ(50cm×50cm)を加熱し、20cm×25cm×3cmの弁当箱型容器を、1個取り試験金型で差圧成形法によって成形した。得られた成形品につき、偏肉の有無、型決まり状況などの外観を目視観察し、全体として良好なものを○、劣るものを×、とそれぞれ表示した。
【0040】
[実施例1〜実施例3、比較例1〜比較例7]
<使用した原料樹脂の性質>
(1) A:MFRが20.0g/10min のポリプロピレンである。
(2) B:MFRが3.0g/10min のポリプロピレンである。
【0041】
<発泡シートの製造>
上記2種類の粒状ポリプロピレンを、表−1に示した割合で秤量し、リボンブレンダーで均一に混合し、混合物を得た。この混合物100重量部に対し、造核剤としての重曹−クエン酸(永和化成社製、セルボンSC/K)0.5重量部を、リボンブレンダーで均一に混合して配合物を得た。この配合物を、50mmφ、L/D=30の単軸押出機のホッパーに供給し、発泡剤としての炭酸ガスを、可塑化混合物100重量部に対して2重量%圧入・混合し、サーキュラーダイ(75mmφ)より大気圧下に押出し、マンドレルに引き取りつつ、マンドレルの内部に0.15m3/minで空気を吹き付けて延伸・冷却し、円筒型発泡シートを得、これをカッターで切り開くことによって700mm幅の発泡シートを得た。
【0042】
<混合樹脂成分と発泡シートの評価試験>
上記した方法によって、混合樹脂成分についての物性評価試験を行い、評価結果を表−1に示した。また、上記方法で得られた発泡シートについて、上記した方法によって評価試験を行い、評価結果を表−1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】
上記表−1より、次のことが明らかとなる。
(1) MFRが比較的高いポリプロピレンと、MFRが低いポリプロピレンとの配合割合が特許請求の範囲の要件を満たすものは、発泡シート製造時の押出特性に優れている(実施例1〜実施例3参照)。
(2) また、MFRが比較的高いポリプロピレンと、MFRが低いポリプロピレンとの配合割合が特許請求の範囲の要件を満たすものは、得られた発泡シートは外観が美麗で、成形性、断熱性、緩衝性などに優れている(実施例1〜実施例3参照)。
(3) これに対して、MFRが比較的高いポリプロピレンと、MFRが低いポリプロピレンとの配合割合が特許請求の範囲の要件を満たさないものは、発泡シート製造時の押出特性に劣る(比較例2〜比較性5参照)。
(4) また、MFRが比較的高いポリプロピレンと、MFRが低いポリプロピレンとの配合割合が特許請求の範囲の要件を満たさないものは、得られた発泡シートは外観が優れず、二次成形性にも劣り、総合的な評価は実施例のものに及ばない(比較例1〜比較性7参照)。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、以上詳細に説明したとおりであり、次のような特別に優れた効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。
1.本発明に係るポリプロピレン系樹脂発泡シートは、MFRが比較的高いポリプロピレンと、MFRが低いポリプロピレンとを特定の割合で配合したものを原料樹脂とするので、発泡シート製造時の押出特性に優れている。
2.本発明に係るポリプロピレン系樹脂発泡シートは、MFRが比較的高いポリプロピレンと、MFRが低いポリプロピレンとを特定の割合で配合したものを原料樹脂とするので、得られた発泡シートは外観が美麗で、成形性、断熱性、緩衝性などに優れている。
3.本発明に係るポリプロピレン系樹脂発泡シートは、耐薬品性、耐熱性などに優れているので、電子レンジにより加熱・調理する各種食品の収納用容器製造用として好適である。
4.本発明に係るポリプロピレン系樹脂発泡シートは、発泡させて密度が45〜600kg/m3 の範囲にされており材料樹脂の使用量が少なくできるので、製品のコストを低減することができる。
5.本発明に係るポリプロピレン系樹脂発泡シートから製造された容器は、材料樹脂の使用量が少ないので、回収後に焼却処理する際に、容量当りの燃焼カロリーが少なく焼却炉を損傷させ難く、また、焼却時に発生する容量当りの黒煙の量も少なく空気汚染も少なくできる。[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a polypropylene resin foam sheet. More specifically, it is preferably used for manufacturing various packaging containers, has a beautiful and high closed cell ratio, and is excellent in moldability, heat insulation, buffering properties, etc., and is particularly suitable for bowls and dishes by secondary molding methods. The present invention relates to a polypropylene resin foam sheet suitable for manufacturing containers and the like.
[0002]
[Prior art]
Foamed sheets made of thermoplastic resin are generally lightweight, have good heat insulation properties, and have good stress relaxation properties. Many secondary molded products (products) are produced by thermoforming methods such as vacuum forming and pressure forming. Therefore, it is widely used for applications such as cushioning materials, tableware containers, heat insulating materials, and automobile parts, centering on polystyrene resins and polyethylene resins.
[0003]
However, since the polypropylene resin is a crystalline resin and has a low viscosity and tensile strength when melted, the strength of the cell walls is not sufficiently maintained at the time of foaming, and a foam sheet having an excellent appearance and a high closed cell rate is obtained. It was difficult.
[0004]
As a method for producing a foam sheet made of a polypropylene resin, conventionally, a polypropylene resin as a raw material is molded by adding a crosslinking agent, a crosslinking aid and a pyrolytic foaming agent, and then crosslinked and foamed by heating. (Patent Document 1), a method of adding a crosslinking agent, a crosslinking aid and a decomposable foaming agent to a polypropylene-based resin, molding, radiation-crosslinking, and then heating and foaming (Patent Document 2). A crosslinking foaming method such as a method in which a thermally decomposable foaming agent is added to a polypropylene-based resin having a group, and then foamed by heating after water crosslinking (Patent Document 3) has been proposed. However, the method of imparting foamability to a polypropylene-based resin by crosslinking requires a crosslinking step, which not only makes it difficult to produce a continuous foam, but also makes it difficult to control the degree of crosslinking. It is difficult to produce a foam sheet. Further, since it is cross-linked, there is a disadvantage that it is difficult to recycle and reuse after being used as a product such as a container.
[0005]
On the other hand, Japanese Patent No. 2521388 (Patent Document 4) proposes a polypropylene resin foam sheet having a specific molecular weight and molecular weight distribution, and specific rheological characteristics. However, the equilibrium compliance Jeo specified in this patent is 1.2 × 10-3Pa-1According to the experiments by the inventors, a foamed sheet of polypropylene-based resin exceeding the above has a drawback that the motor load during the production of the foamed sheet increases and the extrusion characteristics are poor.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Examined Patent Publication No. 45-40420
[Patent Document 2]
Japanese Patent Publication No.42-26953
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-132626
[Patent Document 4]
Japanese Patent No. 2521388
[Patent Document 5]
JP 2000-290416 A
[Patent Document 6]
JP 2001-335666 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is made of a polypropylene resin having specific physical properties, excellent in extrusion characteristics when foamed sheets are manufactured, excellent in impact strength, elastic modulus, heat insulating property, buffering property, etc., tray, cup, bowl, dish Another object is to provide a polypropylene resin foam sheet that can be secondarily processed into containers and other products that can be used in food business.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the present invention, the polypropylene resin (A) having an MFR of 15 to 25 g / 10 min is 60 to 70% by weight, and the polypropylene resin (B) having an MFR of 1 to 10 g / 10 min is 30. The resin fat composition has an MFR of 7 to 13 g / 10 min, a melt tension (MT) of 8 to 15 g, and an equilibrium compliance (Jeo) measured at a temperature of 210 ° C. of 1.2 ×. 10-3Pa-1Less than the polypropylene resin composition, and the density of the foam sheet is 45 to 600 kg / m.ThreeA polypropylene-based resin foam sheet is provided.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The raw material resin of the polypropylene resin foam sheet according to the present invention is a propylene resin (A) whose MFR (measured according to JIS K7210, hereinafter the same meaning) is 15 to 25 g / 10 min {hereinafter referred to as component (A) and It is composed of a polypropylene resin composition containing 60 to 70% by weight and 30 to 40% by weight of polypropylene resin (B) {hereinafter referred to as component (B)} having an MFR of 1 to 10 g / 10 min. The The polypropylene resin composition as described above is (1)
Method of mixing component (A) and component (B) produced separately, (2) Polymerizing component (A) or component (B) using the same polymerization apparatus, then component (B) or component (A It may be produced by any method of polymerization).
[0010]
In the case of producing by the above method (1), both the component (A) and the component (B) are preferably propylene homopolymers from the viewpoint of economy, and from the viewpoint that both rigidity and impact resistance are high. A copolymer of propylene and an olefin monomer other than propylene is preferable. The copolymer of propylene and another monomer may be either a block copolymer or a random copolymer. When both component (A) and component (B) are copolymers with other monomers, the viewpoint of maintaining the high crystallinity, high rigidity and good chemical resistance that are characteristic of polypropylene resins From the above, the propylene monomer component contained in the copolymer is preferably 75% by weight or more, more preferably 90% by weight or more. Other monomers that can be copolymerized with propylene include olefinic monomers other than propylene. Specific examples of olefinic monomers other than propylene include ethylene, 1-butene, 1-hexene, 1-octene and the like.
[0011]
Component (A) is a method of polymerizing liquid propylene in the presence of an inert solvent such as hexane or heptane (liquid phase polymerization method), or polymerizing gaseous propylene in the absence of an inert solvent. Method (gas phase polymerization method) with Ziegler-Natta catalyst, using hydrogen as molecular weight regulator, polymerization pressure 30-50kg / cm2It can be produced under conditions of a polymerization temperature of 70 to 80 ° C. Component (B) is a Ziegler-Natta catalyst using a liquid phase polymerization method or a gas phase polymerization method, using hydrogen as a molecular weight regulator, a hydrogen concentration of 0 to 0.008 mol%, a polymerization pressure of 30 to 50 kg / cm.2It can be produced under conditions of a polymerization temperature of 70 to 80 ° C.
[0012]
An example of production using the same polymerization apparatus (2) above will be described in detail. Component (A) can be produced by a liquid phase polymerization method or a gas phase polymerization method. The component (A) is preferably a propylene homopolymer from the viewpoint of economy, and is preferably a copolymer of propylene and an olefin monomer other than propylene from the viewpoint of high rigidity and impact resistance. The content of olefinic monomers other than propylene is preferably less than 1 weight. Examples of olefinic monomers other than propylene include ethylene, 1-butene, 1-hexene, 1-octene and the like.
[0013]
When the polypropylene resin composition is produced by the above method, the catalyst system is mainly composed of a titanium-containing solid catalyst component and an organoaluminum compound, or a metallocene system having at least one π-electron conjugated ligand. It can be produced using a transition metal compound or the like. The titanium-containing solid catalyst component is selected from a known supported catalyst component obtained by contacting a solid magnesium compound, titanium tetrahalide, and an electron donating compound, and a known catalyst component mainly composed of titanium trioxide. It is.
[0014]
Organoaluminum compounds acting as cocatalysts have the general formula AlRnX3-n(In the general formula, R represents a hydrocarbon group having 2 to 10 carbon atoms, and n represents a number of 3 ≧ n> 1.5). When the titanium-containing solid catalyst component is a carrier-supported catalyst component containing a solid magnesium compound, AlRThreeOr AlRThreeAnd AlR2Preference is given to using mixtures with X. On the other hand, when the catalyst component contains titanium trichloride or titanium trioxide as a main component, AlR2X is preferably used.
[0015]
The polymerization reaction can be carried out batch-wise using a single reaction vessel, or can be carried out continuously by arranging two or more reaction vessels connected in series. The order of the polymerization reaction is not particularly limited as long as the purpose is achieved, but the component (A) is first polymerized and then the component (B) is generally polymerized. Therefore, the polymerization reaction is generally performed in two stages, but may be performed in three stages or four stages by performing additional polymerization. The catalyst is generally added to the polymerization system prior to polymerization in the first stage. Although it does not exclude the additional addition of the catalyst in the latter stage, in order to obtain characteristics that cannot be obtained by the method of mixing the component (A) and the component (B) produced separately, the polymerization is performed before the polymerization in the first stage. It is preferably added to the system.
[0016]
The first step to obtain component (A) polymerizes propylene or propylene and a small amount of other olefins in the presence of hydrogen. Hydrogen is controlled so that the MFR of the polymer obtained in the first stage is in the range of 15 to 25 g / 10 min. In general, the hydrogen concentration (concentration in the gas phase in the liquid phase polymerization method, or the content in the monomer in the polymerization in liquid propylene or in the gas phase polymerization method) is up to 30% by weight, preferably Add up to 10 wt%. Other olefins copolymerized with propylene are the same as those listed above. Other olefins copolymerized with propylene can be added intermittently to the polymerization system or can be added continuously with propylene. The temperature of the first stage polymerization system is generally 40 to 90 ° C., and the proportion of polymerization in the first stage is 60 to 70% by weight of the total polypropylene resin composition.
[0017]
The second stage for obtaining the component (B) is a polymerization reaction for obtaining a high molecular weight component, and the polymerization proceeds in a substantially hydrogen-free state with a hydrogen concentration of 0.1 mol% or less. The temperature range of the second-stage polymerization system is generally selected from 40 to 90 ° C, and preferably 50 to 80 ° C. The other olefins copolymerized to obtain component (B) are the same as those listed above. The amount of the other olefin to be copolymerized is selected in the range of 15% by weight or less. Even if the amount of the other olefin exceeds 15% by weight, the dispersion of the high molecular weight component in the finally obtained polypropylene resin composition is deteriorated, and the tension in the molten state is lowered. The preferable range of other olefins is 0.5 to 8.5% by weight, and particularly preferable is 1.0 to 5.0% by weight. The proportion of polymerization in the second stage is 30 to 40% by weight of the total polypropylene resin composition. The component (B) is selected in the range of 1 to 10 g / 10 min for MFR.
[0018]
The raw material resin composition containing the component (A) and the component (B) in the above proportions has an MFR of 7 to 13 g / 10 min, a melt tension (MT) of 8 to 15 g, and an equilibrium compliance (Jeo) measured at 210 ° C. Is 1.2 × 10-3Pa-1It must be less than. MFR of raw material resin composition is 7g / 10min
If it is less than the range, it is difficult to efficiently produce the foamed sheet, and if it exceeds 13 g / 10 min, the tension in the molten state tends to decrease, which is not preferable. When the melt tension (MT) of the raw material resin composition is less than 8, it is difficult to produce a foamed sheet, and when it exceeds 15, the tension in the molten state tends to decrease, which is not preferable.
[0019]
Further, the equilibrium compliance Jeo of the raw resin composition measured at 210 ° C. is 1.2 × 10-3Pa-1When it is above, the extrusion moldability at the time of foam sheet production is inferior, and the thermoformability of the obtained foam sheet is inferior. The lower limit value of the equilibrium compliance Jeo is not particularly limited, but is usually 0.2 × 10-3Pa-1The above is preferable.
[0020]
The equilibrium compliance Jeo is measured by the following method. Using a molded product of the raw resin composition as a sample, the sample is sandwiched between two parallel disks, and the temperature is maintained at 210 ± 1 ° C. to melt the sample. After the sample is sufficiently melted, the interval between the parallel disks is adjusted to 1.4 mm, and the sample protruding from the disk is removed. Next, at time t = 0, the stress σc applied to the sample is 100 N / m.2One disk is rotated with respect to the other disk so as to be maintained at a constant value, and the strain amount γ (t) is measured over time for 300 seconds. Next, the creep compliance J (t) defined by the following equation with respect to the time t from when the stress σc starts to be applied, that is, J (t) = τ (t) / σc = Jeo + t / η is calculated. Plot J (t). After a sufficient time has elapsed, creep compliance J (t) has a linear relationship with time t, and equilibrium compliance Jeo can be obtained by plotting creep compliance J (t) and time t. Is given as an intercept when extrapolating the portion giving the linear relationship at time t = 0.
[0021]
In the raw material resin composition produced by the polymerization method described above, an antioxidant, a metal deactivator, a phosphorus stabilizer, an ultraviolet absorber, a light are used as necessary, as long as the object of the present invention is not impaired. Stabilizers, fluorescent brighteners, metal soaps, antacid adsorbents, crosslinkers, chain transfer agents, nucleating agents, lubricants, plasticizers, fillers, reinforcing agents, pigments, dyes, flame retardants, Various resin additives such as an antistatic agent can be blended.
[0022]
The method for blending the resin additive in the raw material resin composition is generally based on a melt-kneading method, but the mixing / melting sequence and the method thereof are not particularly limited. The heating temperature at the time of melt-kneading varies depending on the type of the raw material resin, but if selected in the range of 150 to 300 ° C., the raw material resin composition is sufficiently melted and is not thermally decomposed and sufficiently foamable. Is preferable in that it can be obtained. Examples of the apparatus for melt kneading the raw material resin composition include a kneader, a Banbury mixer, a Brabender, a single screw extruder, a twin screw extruder, and the like.
[0023]
Next, a method for producing a foam sheet according to the present invention from the raw material resin composition will be described. The foam sheet is a process of mixing a granular polypropylene resin and a nucleating agent, a process of plasticizing the mixture in an extruder, a process of preparing a foamable mixture by introducing a foaming agent into the plasticized mixture, and a foaming property. The mixture is foamed and extruded from an extruder die to produce a continuous foam sheet.
[0024]
The nucleating agent creates a bubble start and affects the bubble size of the foam sheet. Preferred nucleating agents include citric acid, sodium bicarbonate, citric acid and sodium bicarbonate mixture, talc and titanium dioxide mixture, and the like. The nucleating agent has an average particle size of 0.3 to 5.0 μm and is preferably selected in the range of 0.01 to 1% by weight with respect to the raw material resin composition. The nucleating agent is preferably mixed with the above-mentioned various resin additives and melt-kneaded and granulated, or dry blended with the obtained granular polypropylene.
[0025]
A foaming agent press-fits into the raw material resin composition in a molten state in a melt-kneader and changes phase from gas or liquid to gas, and is mainly used to control the density of the foamed sheet. The foaming agent dissolved in the raw resin composition due to the high pressure and temperature generates bubbles from the solution when the pressure and temperature are lowered. The foaming agent acts as a plasticizer that lowers the viscosity of the raw resin composition, and lowers the temperature necessary to maintain the raw resin composition in a plasticized state.
[0026]
Examples of the blowing agent include aliphatic hydrocarbons such as propane, butane, pentane, hexane, and heptane; alicyclic hydrocarbons such as cyclobutane, cyclopentane, and cyclohexane; chlorodifluoromethane, difluoromethane, trifluoromethane, and trichlorofluoro Methane, dichloromethane, dichlorofluoromethane, dichlorodifluoromethane, chloromethane, chloroethane, dichlorotrifluoroethane, dichloropentafluoroethane, tetrafluoroethane, difluoroethane, pentafluoroethane, trifluoroethane, dichlorotetrafluoroethane, trichlorotrifluoroethane Halogenated hydrocarbons such as tetrachlorodifluoroethane and perfluorocyclobutane; inorganic gases such as carbon dioxide, nitrogen and air; And the like. These foaming agents may be one kind or a mixture of two or more kinds.
[0027]
The amount of the foaming agent to be added varies depending on the type of foaming agent, the target foaming ratio of the foamed sheet, etc., but is preferably selected in the range of 1 to 20% by weight with respect to the polypropylene resin composition. The higher the amount of blowing agent introduced (added), the higher the pressure in the cell and the lower the foam wall's resistance to deformation due to the plasticizing action of the blowing agent, the foam density Becomes lower. A preferable amount of the blowing agent introduced is 2 to 15% by weight.
[0028]
In order to manufacture the polypropylene foam sheet according to the present invention, the following procedure is used. That is, a step of mixing raw material granular polypropylene and a nucleating agent, a step of plasticizing the mixture in an extruder, a step of introducing a foaming agent into the plasticized mixture and preparing a foamable mixture, a foamable mixture Each step of foaming and extruding from an extruder die to produce a continuous foamed sheet is included.
[0029]
The step of preparing the foamable mixture and the step of foaming the foamable mixture can be performed in an extruder. That is, a polypropylene resin composition containing a nucleating agent is melted with an extruder and introduced (press-fit) from the middle of the extruder cylinder. The extruder may be either a single screw extruder or a twin screw extruder. The extruder die may be a T die or a circular (circular) die.
[0030]
The polypropylene foam sheet produced by the above method has a density of 45 to 600 kg / m.ThreeThe range. The density of the foam sheet is 45kg / mThreeIf it is less than 600 kg / m, the product container is inferior in impact strength, elastic modulus and the like when the container is manufactured by secondary processing by a thermoforming method.Three
Exceeding is inferior in heat insulating properties, buffering properties, etc., and neither is preferable. For manufacturing bowls, dishes, containers, etc., the density is 100-400 kg / mThreeThe thing of the range of is preferable. In the present invention, the density of the foam sheet refers to a value measured in accordance with JISK6767.
[0031]
The polypropylene foam sheet produced by the above method preferably has a foaming ratio in the range of 1.5 to 20 times. If the expansion ratio is less than 1.5, the secondary processed product is inferior in rigidity, heat insulating properties and buffering properties, and if it exceeds 20.0, it is inferior in rigidity, which is not preferable. It is preferable that the foaming ratio is 3 to 10 times for manufacturing a bowl, a dish, a container or the like. The thickness of the polypropylene foam sheet is preferably 0.5 to 5.0 mm. If the thickness is less than 0.5 mm, the secondary processed product is inferior in rigidity, heat insulating property and buffering property, and if it exceeds 5.0 mm, the secondary workability is inferior, which is not preferable.
[0032]
The polypropylene foam sheet according to the present invention provides secondary processability, that is, a thermoforming method such as a plug molding method, a vacuum molding method, and a pressure molding method, by defining physical properties of the raw material polypropylene resin and the properties of the foam sheet. Therefore, it is possible to obtain a molded product having excellent processability when obtaining a final product and having no thickness unevenness.
[0033]
Examples of thermoforming methods include plug molding, matched mold molding, straight molding, drape molding, plug assist molding, plug assist reverse draw molding, air slip molding, snapback molding, reverse Examples thereof include a draw molding method, a plug and ridge molding method, and a ridge molding method.
[0034]
In the polypropylene foam sheet according to the present invention, a non-foamed layer made of a thermoplastic resin can be laminated on one side or both sides of the foam sheet for the purpose of improving surface properties, rigidity, thermoformability and the like. As thermoplastic resins for lamination, polystyrene resins, modified polyphenylene ether resins, polyethylene resins, polypropylene resins, polyethylene terephthalate resins, polybutylene terephthalate resins, polyamide resins, acrylic resins, polyvinyl chloride resins And polycarbonate resins. The method for laminating the non-foamed layer on the foamed sheet is not particularly limited. (1) After the foamed sheet is produced, a separately created non-foamed film is laminated by a heating method or a method using an adhesive. And (b) a method of extruding a non-foamed film directly from a T-die on the surface of the foamed sheet and laminating. Particularly preferably, the non-foamed resin is a polypropylene resin, the above (2)
It is a method of laminating by this method.
[0035]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although this invention is demonstrated in detail based on an Example, this invention is not limited to the following description examples. In the following description examples, evaluation of various physical properties of the raw material resin and various properties of the polypropylene foam sheet were performed by the methods described below.
(a) MFR: Measured according to JIS K7210.
(b) MT (melt tension): using a capillograph manufactured by Toyo Seiki Seisakusho, cylinder temperature 190 ° C., orifice L / D = 8.1 / 2.095 mm, piston speed 10 mm / min
The measurement was performed under the condition of a take-up speed of 3.9 mm / min. The unit is g (grams).
[0036]
(c) Jeo (equilibrium compliance): A sample pellet was formed into a disk having a thickness of 1.5 mm and a diameter of 25 mm, and a stress-controlled rheometer (SR-2000, manufactured by Reometoric Scientific) was used for this disk. At 210 ° C., the stress σc applied to the disk is 100 N / m2One disk was rotated relative to the other so that the strain was kept at, and the strain γ (t) at that time was measured over time for 300 seconds. At this time, the time t = 0 extrapolates the straight line when the creep compliance J (t) defined by the following expression shows a linear relationship with respect to the time t after the stress σc starts to be applied. The intercept was determined as equilibrium compliance Jeo.
[0037]
(d) Extrusion characteristics: Evaluated by the load of the extruder motor and the temperature of the screw tip resin when extruded at 40 rpm by a single screw extruder of 50 mmφ and L / D = 30. A case where the load on the extruder motor is low is indicated as ◯, and a case where the load on the extruder motor is high is indicated as X.
(e) Sheet density: measured in accordance with JIS K6767.
(f) Appearance of the sheet: Visual observation of the polypropylene-based resin foam sheet, ○ where there are no wrinkles (corrugated lines) or fluffs parallel to the extrusion direction, wrinkles parallel to the extrusion direction (corrugated lines) X is indicated for each of which is recognized.
[0038]
(g) Drawdown property: A polypropylene resin foam sheet is fixed with a clamp having a size of 50 cm × 50 cm using a batch type differential pressure molding machine (manufactured by Kansai Automatic Molding Machine Co., Ltd., model: PK450V). The 1.2 mm foam sheet was heated to 300 ° C. with a heater from above and below, and the drawdown property was evaluated with a visible light laser displacement sensor (manufactured by Keyence Corporation, model: BL-300). The case where the amount of sag in the center of the foam sheet was less than 20 mm was indicated as ◯, and the case where the amount of sag was 20 mm or more was indicated as x.
[0039]
(h) Secondary workability: A foam sheet with a thickness of 1.2mm is heated for one shot (50cm x 50cm) by a hot plate heater heated to 300 ° C, and a lunch box of 20cm x 25cm x 3cm A box-type container was molded by a differential pressure molding method using a single-piece test mold. The obtained molded product was visually observed for appearance such as the presence or absence of uneven thickness and the state of mold determination.
[0040]
[Example 1 to Example 3, Comparative Example 1 to Comparative Example 7]
<Properties of raw material resin used>
(1) A: Polypropylene having an MFR of 20.0 g / 10 min.
(2) B: Polypropylene having an MFR of 3.0 g / 10 min.
[0041]
<Manufacture of foam sheet>
The two types of granular polypropylene were weighed in the proportions shown in Table 1 and uniformly mixed with a ribbon blender to obtain a mixture. To 100 parts by weight of this mixture, 0.5 parts by weight of sodium bicarbonate-citric acid (manufactured by Eiwa Kasei Co., Ltd., Cellbon SC / K) as a nucleating agent was uniformly mixed with a ribbon blender to obtain a blend. This formulation is 50 mmφ, L / D =30Is supplied to the hopper of a single screw extruder, and carbon dioxide gas as a blowing agent is press-fitted and mixed by 2% by weight with respect to 100 parts by weight of the plasticized mixture, extruded from a circular die (75 mmφ) under atmospheric pressure, and into a mandrel. 0.15m inside the mandrel while taking overThreeAir was blown at / min to stretch and cool to obtain a cylindrical foam sheet, which was cut open with a cutter to obtain a foam sheet having a width of 700 mm.
[0042]
<Evaluation test of mixed resin component and foam sheet>
By the above-mentioned method, the physical property evaluation test about the mixed resin component was performed, and the evaluation results are shown in Table-1. Moreover, about the foamed sheet obtained by the said method, the evaluation test was done by the above-mentioned method and the evaluation result was shown in Table-1.
[0043]
[Table 1]
[0044]
From Table 1 above, the following becomes clear.
(1) The blending ratio of the polypropylene having a relatively high MFR and the polypropylene having a low MFR satisfies the requirements of the claims, and has excellent extrusion characteristics during the production of the foam sheet (Examples 1 to 3) reference).
(2) In addition, when the blending ratio of the polypropylene having a relatively high MFR and the polypropylene having a low MFR satisfies the requirements of the claims, the obtained foamed sheet has a beautiful appearance, moldability, heat insulation, Excellent buffering properties (see Examples 1 to 3).
(3) On the other hand, when the blending ratio of the polypropylene having a relatively high MFR and the polypropylene having a low MFR does not satisfy the requirements of the claims, the extrusion characteristics during the production of the foamed sheet are inferior (Comparative Example 2). -See Comparative 5).
(4) Also, if the blending ratio of polypropylene having a relatively high MFR and polypropylene having a low MFR does not satisfy the requirements of the claims, the resulting foamed sheet is not excellent in appearance and has a secondary formability. The overall evaluation does not reach that of the examples (see Comparative Examples 1 to 7).
[0045]
【The invention's effect】
The present invention is as described in detail above, and has the following particularly excellent effects, and its industrial utility value is extremely great.
1. Since the polypropylene resin foam sheet according to the present invention uses a material resin in which a polypropylene having a relatively high MFR and a polypropylene having a low MFR are blended in a specific ratio, it has excellent extrusion characteristics during foam sheet production. .
2. Since the polypropylene resin foam sheet according to the present invention is a raw material resin blended with a specific ratio of polypropylene having a relatively high MFR and polypropylene having a low MFR, the resulting foam sheet has a beautiful appearance, Excellent in moldability, heat insulation, and buffering properties.
3. Since the polypropylene resin foam sheet according to the present invention is excellent in chemical resistance, heat resistance and the like, it is suitable for producing containers for storing various foods to be heated and cooked with a microwave oven.
4). The polypropylene-based resin foam sheet according to the present invention is foamed to have a density in the range of 45 to 600 kg / m @ 3, and the amount of material resin used can be reduced, so that the cost of the product can be reduced.
5. Since the container manufactured from the polypropylene resin foam sheet according to the present invention uses a small amount of the material resin, when incineration is performed after recovery, the incinerator is less likely to damage the incinerator when it is incinerated. The amount of black smoke per volume that is sometimes generated is small and air pollution can be reduced.
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