JP3720006B2 - 粉体ブレーン値自動測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉体ブレーン値の自動測定装置、特にセメント、フライアッシュ等のブレーン値の測定に好適な粉体ブレーン値自動測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、セメントの製造に際しては、セメント原料及び製品の粉末度管理が行われている。また、火力発電所等においては、石炭燃焼ボイラで発生するフライアッシュをセメント原料として再利用するためのフライアッシュ処理が行われている。この場合、回収されたフライアッシュは、粉末度管理された上で分級され、再利用するものと再利用しないものとに分類される。
特にフライアッシュをセメント原料として再利用するときは、粉体ブレーン値が粉末度管理の指標として重要とされる。セメントやフライアッシュなどのブレーン値測定には、例えば、日本工業規格に定められているブレーン法(JIS−R5201)を適用したブレーン空気透過装置が用いられている。
【0003】
ブレーン空気透過装置は、マノメータ液を満たしたマノメータと、マノメータの上部に取り付けられる測定セルとからなる。粉末度の測定時には、所定量の試料粉体を底に空気透過層を有する測定セル内に導入し、所定のプランジャを測定セル内に挿入することにより、測定セル内の試料粉体を所定の厚さに圧縮してベッドを形成する。この状態で測定セルをマノメータに装着し、マノメータ内のマノメータ液を最上位の標線Aまで吸い上げる。その後コックを閉じて、空気が測定セル中の試料粉末のベッドを透過してマノメータ内の圧力を上昇させ、下降するマノメータ液の液頭が、所定の標線Bから標線Cまでを通過するのに要した時間、つまり空気透過時間を測定する。
【0004】
このようにして測定された空気透過時間と既知の装置定数等とから、試料粉体の比表面積を求めるものである。粉体の粒子が細かい程、表面積の合計値が大きくなり、空気抵抗が増えて空気透過時間は長くなるという原理に基づくものである。
たとえば、特開平2000−19096号に開示された粉体ブレーン値の自動測定装置は、上記説明したマノメータを利用した空気透過時間の測定を自動化するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の粉体ブレーン値自動測定装置は、マノメータを利用した空気透過時間の測定を自動化した。この粉体ブレーン値の算出には、粉体密度の測定が必要不可欠であるが、密度の測定は、従来の粉体ブレーン値自動測定装置においては自動化されておらず、別置きの測定装置等を用いて別途測定しなければならない。つまり、空気透過時間の自動測定だけでは、粉体ブレーン値の測定作業を完全に自動化することはできず、省力化の点で不十分である。
【0006】
また、従来の粉体ブレーン値自動測定装置においては、マノメータを用いて空気透過時間を測定しているが、マノメータには、経年劣化により、マノメータ液の液漏れ、汚れ等や液位検出用光電スイッチの位置ずれ等の不具合が発生する可能性があり、その操作に相応の注意力を必要とし、またその保守、整備にコストを要するという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、粉体ブレーン値の測定作業の一層の省力化を図り、併せて測定装置の運転、保守、整備を容易にして大幅なコスト削減を図ることができるような、粉体ブレーン値自動測定装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために本発明が採用する手段は、空気が透過可能で粉体を支持する空気透過部を底部に有する測定セルと、測定セルの空気透過部上に投入された粉体のブレーン値を算出するブレーン値測定部とを備えた粉体ブレーン値自動測定装置において、粉体が投入された測定セルを密封して測定セル内の空気を圧縮する空気圧縮手段と測定セル内の圧力を測定する圧力測定手段とを有し、圧力測定手段が測定した圧縮前後の測定セル内の圧力に基づいて粉体の密度を算出する密度測定部を備えたことにある。
【0008】
本発明の粉体ブレーン値自動測定装置では、密度測定部が設けられ圧縮前後の測定セル内の圧力に基づいて粉体の密度を算出するから、粉体ブレーン値の測定に必要な操作をすべて自動化することが可能となる。
好ましくは、ブレーン値測定部は、測定セル内の粉体を圧縮してベッドを形成する粉体圧縮手段と空気透過部を通して測定セル内と気密に連通する減圧室と減圧室内の空気を減圧する減圧手段と減圧室内の圧力を検出器の弾性によって測定する真空測定手段とを有し、減圧手段により減圧された減圧室内の圧力がベッドを透過した空気により所定差圧力分だけ上昇するのに要した空気透過時間を測定し空気透過時間に基づいて粉体のブレーン値を算出するようにする。
このように、真空測定手段をダイヤフラムや圧電素子などを使用する弾性式圧力計とすることができるので、従来の自動測定装置において必要とされた液体式のマノメータを排除することができる。
【0009】
さらに、ブレーン値測定部は、密度測定部が算出した密度に基づいて粉体のブレーン値を算出することが好ましい。
また、密度測定部は、大気圧を測定する気圧測定手段を備え、圧縮前後の圧力の逆数と大気圧に基づいて粉体体積を求めて密度を算出するか、又は、圧力測定手段が測定した圧縮前後の測定セル内の圧力と圧縮後の容器の容積に基づいて求めた粉体体積により密度を算出することができる。後者の場合には、大気圧を測定するための気圧測定手段が不要となり、また試料粉体を取り除いたときの測定値を用いないので、装置及び操作の大幅な簡素化を図ることができる。
さらに好ましくは、ブレーン値測定部が、ベッドの厚さから粉体体積を測定する体積測定手段を有し、測定した粉体体積に基づいてブレーン値を補正する。つまり、ブレーン値(比表面積)を標準試料との体積比に基づいて補正する。
【0010】
好ましくは、粉体ブレーン値自動測定装置は、外部から粉体を測定セル内に投入する粉体投入部と、粉体の質量を秤量する粉体秤量部と、測定セル内の粉体を回収する粉体回収部と、測定セルを粉体秤量部及び密度測定部及びブレーン値測定部及び粉体回収部へ搬送する搬送部と、粉体投入部及び粉体秤量部及び密度測定部及びブレーン値測定部及び粉体回収部及び搬送部の作動を制御する制御部とを備える。
これにより、粉体の秤量、測定セルの搬送、密度の測定、ブレーン値の測定、粉体の回収という一連の作業がすべて自動化される。したがって、この粉体ブレーン値自動測定装置は、粉体を処理する粉体処理設備の自動化ラインに組み込むことも可能になり、各種粉体処理設備で処理されている粉体の粉末度を測定する場合に、粉体のサンプリングを自動的に行うことができる。
【0011】
さらに好ましくは、粉体回収部は、回転ブラシと圧縮空気を噴出するノズルと粉体を回収する粉体回収庫とを備え、ブラシは、搬送部が上下逆さまに反転させた測定セル内の粉体を粉体収容庫内に落下させ、ノズルは、空気透過部の上方から圧縮空気を噴出して粉体を粉体収容庫内に落下させる。
好ましくは、粉体投入部及び粉体回収部を収容する準備室と、粉体秤量部及び密度測定部及びブレーン値測定部を収容する測定室と、測定室を準備室から遮蔽する遮蔽壁とを備え、遮蔽壁は、搬送部により搬送される測定セルが移動可能に開閉する開閉手段を備える。これにより、測定室の防塵化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照した実施例に基づいて本発明の粉体ブレーン値自動測定装置を詳細に説明する。
【0013】
【実施例1】
本発明に係る粉体ブレーン値自動測定装置の第1の発明の実施の形態を、図1ないし図7を参照して詳細に説明する。
図1は本実施例に係る粉体ブレーン値自動測定装置を示す構成図である。
本実施例の粉体ブレーン値自動測定装置は、セメント工場の粉体処理設備や火力発電所のフライアッシュ処理設備における粉末度管理等に有用なものであり、いわゆるブレーン法に対応するように粉体の粉末度を測定するものである。
【0014】
本粉体ブレーン値自動測定装置は、各種粉体処理設備等からの検査粉体Fを後述する測定セル20内に投入する粉体投入部10と、検査粉体Fを収容する測定セル20と、測定セル20内に投入する粉体の量を秤量する粉体秤量部30と、粉体Fの体積を測定して粉体自体の密度を測定する密度測定部40と、粉体Fのベッドにおける空気透過時間tを測定してブレーン値を算出するブレーン値測定部60と、測定後の粉体Fを回収する粉体回収部90と、測定セル20を各測定位置と粉体回収部に搬送する搬送部80と、これらの作動を制御する制御部100とから構成される。
【0015】
粉体投入部10は、粉体投入管11とフィーダ12と搬送機構15とから構成される。各種粉体処理設備からの検査粉体Fは、筒状の粉体投入管11を通してフィーダ12内に投下される。フィーダ12は、漏斗状にしかも内面が滑らかに形成され、粉体投入管11から投入された粉体Fはフィーダ12の底部にスムーズに集積される。フィーダ12の側部には、フィーダ12内の粉体Fのブリッジ現象防止のため、電動バイブレータ14が配設される。フィーダ12の底部には、粉体Fを測定セル20内に投下可能なように、スリット状の開口部を有するシャッタ13が配設され、このシャッタ13の開度は図示しないパルスモータで精密に制御される。
【0016】
フィーダ12は、搬送機構15により粉体投入管11から密度測定部40の間を移動可能である。搬送機構15は、水平アームの両端に配設された2つのプーリと、一方のプーリを駆動するパルスモータと、2つのプーリ間に巻回された平行ベルトとにより構成され、フィーダ12はこのベルトに装着されて水平に移動可能である。リミットスイッチにより、フィーダ12を所定位置に停止することができる。
【0017】
図2は、密度測定部40の一部を詳細に示す断面図である。図1及び図2に示すように、測定セル20はその形状が略円筒形であり、底部に焼結金属製のフィルタ(空気透過部)21が着脱可能に嵌装される。フィルタ21は微小多孔層を有し、空気だけを透過する。焼結金属製のフィルタ21の代わりに、一般的な濾紙等を用いることもできる。濾紙等を用いる場合はブレーン値の測定毎にこの濾紙等の交換が必要となる。測定セル20の底部および上部には、それぞれフランジ22,23が形成される。上部フランジ23から上方に突出した部分は、内外側ともテーパ状に形成され、後述する密度測定部40のシリンダ45やブレーン値測定部60のプランジャ(粉体圧縮手段、体積測定手段)70等がスムーズに測定セル20に嵌合し、又は挿入されるようになっている。
【0018】
図1に示すように、粉体秤量部30は電子天秤31を有し、フィーダ12から測定セル20内に投入される粉体Fの質量を秤量して、所定量の粉体Fを測定セル20に受け入れさせる。
密度測定部40は、リフタ41と、ピストン付きシリンダ45と、圧力計(気圧測定手段)PX1と、密度を算出するパソコン101とから構成される。リフタ41は、空気シリンダで駆動されて上下に移動可能であり、その上部には測定セル20設置用のテーブル42が配設される。図2に示すように、テーブル42の上面中央部には、測定セル20の底部のフランジ22に合わせた凹部43が形成され、これにより測定セル20をテーブル42上に設置するための位置決めが行われる。
【0019】
また、測定セル20をテーブル42上に設置したとき、測定セル20とテーブル42は、テーブル42上に埋め込まれたO−リング44により気密となる。O−リング44が埋め込まれるテーブル42上のO−リング溝は、その縦断面が台形状をなしており、O−リング44が外れにくい形状をなしている。後述する他のO−リング48,65についても同様である。
【0020】
図1に示すように、ピストン付きシリンダ45が、リフタ41の上方に配設される。シリンダ45に、シリンダ45内の圧力を測定するための圧力計(圧力測定手段)PX2を接続する。ピストン(空気圧縮手段)46は、パルスモータ47により図示しないボールネジを介して駆動され、シリンダ45の内部を上下に気密に移動して、高精度にかつ確実に圧縮する。
テーブル42上に設置された測定セル20がリフタ41の作動により上昇すると、図2に示すように、測定セル20の上部がシリンダ45内に挿入される。シリンダ45の先端部にはO−リング48が取り付けられており、シリンダ45の先端部が測定セル20のフランジ23上に気密に当接する。
【0021】
ブレーン値測定部60は、図1に示すように、リフタ61と、リフタ61上に配設されたロードセル62と、ロードセル62上に配設されたスタンド63と、スタンド63の上方に配設されたプランジャ70と、測定セル20を側方から叩いて内部の粉体Fを均一に圧縮するための電動ノッカ75と、ブレーン値を算出するパソコン101とから構成される。
リフタ61は、空気シリンダで駆動されて上下に移動可能である。ロードセル62は、プランジャ70が測定セル20内の粉体Fを圧縮するときの圧縮荷重を測定する。
【0022】
図3は、ブレーン値測定部60の一部を拡大して詳細に示す断面図である。
図3に示すように、スタンド63の上面中央部には、測定セル20の底部のフランジ22に合わせた凹部64が形成され、これにより測定セル20をスタンド63上に設置するときの位置決めが行われる。
スタンド63の内部は減圧室66を形成し、減圧室66には、図1に示すように、ダイヤフラムや圧電素子などを使った弾性式の真空計(真空測定手段)PX3と電磁式の大気開放弁67と真空ポンプ(減圧手段)68とがこの順に接続される。
大気開放弁67を開弁すると減圧室66は大気に開放され、大気開放弁67を閉弁すると減圧室66は真空ポンプ68と連通する。
【0023】
また、円筒形のガイド71を有するプランジャ70は、パルスモータ(体積測定手段)72により図示しないボールネジを介して駆動され、ガイド71の内部を上下に移動可能である。
スタンド63上に設置された測定セル20がリフタ61の作動により上昇すると、図3に示すように、測定セル20の上部がガイド71内に挿入されると共に、ガイド71の先端部が測定セル20のフランジ23に当接してこれを下方に押し、測定セル20とスタンド63がスタンド63上に埋め込まれたO−リング65により気密となる。このとき測定セル20内は、測定セル20とプランジャ70との隙間及びガイド71の隙間を通して大気に通じるようにしてもよい。
【0024】
搬送部80は、測定セル20を後述する粉体回収部90と粉体秤量部30と密度測定部40とブレーン値測定部60との間で搬送するためものである。搬送部80は、上述したフィーダ12の搬送機構15と同様の搬送機構81からなり、搬送機構81は、水平アームの両端に配設された2つのプーリと、一方のプーリを駆動するパルスモータと、2つのプーリ間に巻回されたベルトとにより形成され、測定セル20はこのベルトに装着されて水平に移動可能である。リミットスイッチにより、測定セル20を所定位置に停止することができる。
【0025】
搬送部80には、測定セル20を上述した電子天秤31、リフタ41のテーブル42、そしてリフタ61のスタンド63上に載せるために、測定セル20をそのままの姿勢で上下移動させることができる図示しない空気シリンダが備えられている。また、搬送部80には、後述する粉体回収部90において、測定セル20を上下逆さまに反転させるための図示しない回転式の空気シリンダが配設されている。さらに、この搬送時や反転時に測定セル20が落下しないように、測定セル20の回りに巻回したワイヤを図示しない空気シリンダで引っ張り、測定セル20の固定を行っている。
【0026】
粉体回収部90は、回転ブラシ91と、圧縮空気を噴出するノズル95と、粉体Fを回収する粉体回収庫96とから構成される。ブラシ91は傘型のブラシを電動モータで回転させるものであり、空気シリンダで昇降する。ブラシ91が、搬送部80が上下逆さまに反転させた測定セル20内で回転して、付着していた粉体Fを粉体収容庫96内に落下させる。ノズル95が測定セル20の空気透過部21の上方から圧縮空気を噴出して、フィルタ21に付着していた粉体Fを粉体収容庫96内に落下させる。また、フィーダ12のシャッタ13を開くことにより、フィーダ12内に残存した検査粉体Fを粉体収容庫96内に落下させることができる。粉体回収庫96は、外部に引出して粉体Fを廃棄することができる。
【0027】
制御部100は、パソコン101と、シーケンサ102と、プリンタ103から構成される。シーケンサ102は、粉体投入部10と粉体秤量部30と密度測定部40とブレーン値測定部60と搬送部80と粉体回収部90の作動を制御する。パソコン101は各種演算、表示、操作を行い、プリンタ103は各種測定結果を出力する。
【0028】
本粉体ブレーン値自動測定装置は、上述した粉体投入部10及び粉体回収部90を収容する準備室110と、粉体秤量部30及び密度測定部40及びブレーン値測定部60を収容する測定室111とに区分けされる。準備室110と測定室111は遮蔽壁112(遮蔽手段)により仕切られ、上述したフィーダ12や測定セル20が準備室110と測定室111との間で移動可能なように、遮蔽壁112にはシャッタ(開閉手段)113が設けられている。これにより、測定室111の防塵化を図ることができる。
【0029】
上述したシャッタ13、電動バイブレータ14、搬送機構15、電子天秤31、リフタ41、パルスモータ47、リフタ61、ロードセル62、大気開放弁67、真空ポンプ68、パルスモータ72、電動ノッカ75、搬送機構81、ブラシ91、シャッタ113、圧力計PX1,PX2,PX3は、シーケンサ102を介してそれぞれパソコン101と電気信号的に接続される。
【0030】
次に、本粉体ブレーン値自動測定装置の作動を、図4ないし図6を参照して説明する。
セメント工場の粉体処理設備、火力発電所のフライアッシュ処理設備等の各種粉体処理設備から送られてきた検査粉体Fを、粉体投入管11を通して、フィーダ12内に投入する(ステップS2)。フィーダ12は、漏斗状にかつ内面が滑らかに形成されているから、粉体投入管11から投入された粉体Fは、フィーダ12の底部にスムーズに集積される。遮蔽壁112のシャッタ113を開き、搬送機構15により、フィーダ12を粉体秤量部30上へ移動する(ステップS4)。
【0031】
搬送部80は、測定セル20を電子天秤31の位置まで搬送すると測定セルを支持機構から開放して電子天秤の測定台の上に載置する。一方、搬送機構15がフィーダ12を電子天秤31上の測定セル20の位置まで搬送すると、フィーダ12のシャッタ13を開いて粉体Fを測定セル20内に徐々に投下する。バイブレータ14がフィーダ12内の粉体Fのブリッジ現象を防止する。粉体が投入される間、電子天秤31は測定セル内にたまる粉体Fの質量を測定していて、適当量が供給されたところでシャッタ13を閉じて、測定セル20中の実際の供給量Qを精密に測定する(ステップS6)。
【0032】
搬送機構15によりフィーダ12を粉体投入部10へ戻し、フィーダ12のシャッタ13を開いて、フィーダ12内に残存する粉体Fを粉体回収部90の粉体収容庫96内に投下する。このとき、遮蔽壁112のシャッタ113を閉じておいて、測定室111を準備室110から遮蔽して、測定室111の防塵化を図る。以後、フィーダ12及び測定セル20が準備室110と測定室111との間を移動するときには、常にシャッタ113の開閉が行われる。
搬送部80の搬送機構81により、測定セル20を密度測定部40へ移動する(ステップS8)。リフタ41のテーブル42を上昇させて、図2に示したように、測定セル20をシリンダ45とテーブル42との間に気密に挟装する。圧力計PX1で大気圧Paを測定する(ステップS10)。
【0033】
図7は、粉体の体積を測定する原理を説明する図面である。
図7(a)に示すように、内部に測定対象とする粉体Vsを入れた状態で、ピストン46でシリンダ45の内部容積をΔVだけ圧縮する(ステップS12)。そのときのシリンダ45の内圧(第1圧力)P2 を圧力計PX2で測定する(ステップS14)。測定セル20を密度測定部40の装置に気密に装着した状態から開放する。
【0034】
搬送機構81により測定セル20をブレーン値測定部60へ移動する(ステップS16)。リフタ61を上昇させて、測定セル20をスタンド63とガイド71との間に挟装する。このとき、測定セル20とスタンド63との間は気密であり、測定セル20内はガイド71の隙間を通して大気に通じ、減圧室66は大気開放弁67を介して大気に通じている。プランジャ70を下降させて、測定セル20内の粉体Fに押し付ける。粉体Fに所定荷重をかけて適正ベッドを形成し、同時にノッカ75を作動させて粉体Fを均一に平坦化する(ステップS18)。このとき、荷重をロードセル62で測定しながら、プランジャ70の押し付けを数回繰り返して、粉体Fの圧縮を行なう。
【0035】
プランジャ70を下降させるときのパルスモータ72の駆動パルス数を測定してプランジャ70の位置を検出し、そのプランジャ70の位置からベッドの厚さを検出する(ステップS20)。このベッドの厚さから、粉体Fの粉体体積Vを算出する(ステップS22)。プランジャ70のストロークを測定した後、プランジャ70を上昇させる(ステップS24)。
次に、大気開放弁67の大気と通ずる口を閉じて、減圧室66と真空ポンプ68とを連通させる(ステップS26)。真空ポンプを作動させる(ステップS28)。
【0036】
真空圧力計PX3で所定真空圧Pvを検知したら(ステップS30)、真空ポンプ68を停止する(ステップS32)。
すると、粉体Fの層を測定セル20側から減圧室66側へ空気が透過して、減圧室66の圧力が徐々に上昇して内部の真空が大気圧に近づこうとする(ステップS34)。
圧力計PX3で所定圧Psを検知したとき、タイマをスタートさせる(ステップS36)。圧力計PX3で所定圧Pfを検知したとき、所定圧Psから所定圧Pfに至る時間、すなわち空気透過時間tを算出する(ステップS38)。その後、大気開放弁67を開く(ステップS40)。
【0037】
シャッタ113を開けて、搬送機構81により、測定セル20を粉体投入部10へ移動する(ステップS42)。測定セル20を上下逆さまに反転させて(ステップS44)、粉体Fを粉体回収庫96内に排出する(ステップS46)。
反転している測定セル20内をブラシ91により清掃し、ノズル95によりフィルタ21をエアバージする(ステップS48)。
【0038】
搬送機構81により、空の測定セル20を密度測定部40へ移動する(ステップS50)。
図7(b)に示すように内容物がない状態で、ステップS12と同様にして、ピストン46でシリンダ45の内部容積を先と同じΔVだけ圧縮する(ステップS52)。圧力計PX2で、このときのシリンダ45の内圧P1を測定する(ステップS54)。その後、測定セル20を粉体投入部10へ移動して(ステップS56)、次の測定に備える。
【0039】
この間に、制御部100は収集した情報から、粉体密度を算出しブレーン値を決定する。
ピストン46の中に容積Vsの粉末が入れられた状態を示す図7(a)を参照して、シリンダ内のピストン46をA位置からB位置まで駆動するとき、ピストンが圧縮前のA位置にあるとき容器の容積がVc+ΔVであるとし、大気圧Paにした空間をピストン46を駆動してB位置まで圧縮して圧縮容積ΔVだけ減少させて容積をVcにしたときの容器内の圧力をP2とする。なお、圧力計PX2は大気圧を基準として正圧P2を測定する。
【0040】
すると、容器内の粉末を除いた気体の部分の体積変化は、圧縮前の状態で、Vc+ΔV−Vs、圧縮後が、Vc−Vs、また圧力の変化は、圧縮前がPa、圧縮後がPa+P2であるから、ボイルの法則により、Pa(Vc+ΔV−Vs)=(Pa+P2)(Vc−Vs)となる。したがって、PaΔV=P2(Vc−Vs)、結局、
Vc−Vs=ΔV(Pa/P2 ) ・・・(1)
と表される。なお、容積Vcの測定あるいは算定をするに当たっては、この容積にはシリンダにつながる導圧配管などデッドスペースの容積を含むことに注意しなければならない。
【0041】
また、粉末を入れない状態を示す図7(b)を参照して、シリンダ内のピストン位置をA位置からB位置まで駆動して大気圧下の容器内の気体容積Vc+ΔVから圧縮容積ΔVだけ圧縮してVcになったときの圧力をP1とする。
すると、ボイルの法則により、Pa(Vc+ΔV)=(Pa+P1 )Vcとなるので、PaΔV=P1Vc、すなわち、
Vc=ΔV(Pa/P1) ・・・(2)
と表される。
【0042】
式(2)を式(1)に代入して整理すると、
Vs=ΔV×Pa×(1/P1−1/P2 )・・・(3)
となる。
すなわち、上記大気圧Pa、粉末を入れていないときの圧縮後内圧P1 ,粉体を入れたときの圧縮後内圧P2 、圧縮容積ΔVを式(3)に代入して粉体自体の体積Vsを算出することができる。
さらに、この粉体体積Vsと電子天秤31で求めた粉体質量Qを下の式(4)に代入して粉体密度ρを算出する(ステップS58)。
ρ=Q/Vs ・・・(4)。
圧縮容積ΔVは、粉体密度ρと粉体体積Vsが既知な試料を用いて予め正確に求めておく。
また、上記粉体密度ρ、セル中の試料ベッドが占める粉体体積V、粉体質量QをJIS−R5201による次式(5)に代入して、ポロシティeを算出する(ステップS60)。
e=1−Q/(ρ×V) ・・・(5)。
【0043】
さらに、上記粉体密度ρ、空気透過時間t、ポロシティe、粉体体積Vを、JIS−R5201の修正式である次式(6)に代入して、比表面積Sを計算する(ステップS62)。
Figure 0003720006
ここで、SO 、ρO 、tO 、eO 、VO は、それぞれ校正用標準試料の比表面積、密度、空気透過時間、ポロシティ、粉体体積である。通常、比表面積と密度は標準試料購入時に提示されており、その他の値は装置を用いて実測した結果を使用する。
なお、本実施例の粉体ブレーン値自動測定装置においては、JIS−R5201の算出式を、粉体体積比(V/VO )で補正して使用する。採取試料量および成形荷重が一定でも、試料の密度やポロシティが試料により各々異なるため、試料ベッドの厚さが変化するためである。
測定結果をプリンタ103から出力して(ステップS64)、測定を終了する。
【0044】
このように、本粉体ブレーン値自動測定装置は、密度測定部40を設けて粉体Fの密度を自動測定できるようにしたから、粉体ブレーン値の測定に必要な操作のすべてを自動化することができ、測定作業の一層の省力化を図ることができる。これにより、粉体ブレーン値の測定装置を粉体処理設備の自動化ラインに組み込むことも可能になる。
また、本粉体ブレーン値自動測定装置においては、ブレーン値測定部60の弾性式真空圧力計PX3により空気透過時間tを測定するようにして、従来の測定装置において必要であった液体式のマノメータを排除したから、マノメータの経年劣化によるマノメータ液の液漏れ、汚れ等や液位検出用光電スイッチの位置ずれ等の発生もなくなる。したがって、測定装置の保守、整備が極めて容易となり、大幅なコスト削減を図ることができる。
なお、上記実施例では、測定の度に、密度測定部でシリンダに試料を入れない状態でシリンダ内圧を測定しているが、校正用に適当な間隔で測定して効率を向上させるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0045】
【実施例2】
本発明に係る粉体ブレーン値自動測定装置の第2の発明の実施の形態を、図8ないし図10を参照して説明する。
本実施例は、第1の実施例と比較すると、試料粉体の密度計測方法が異なるだけで、他の手順については差異がない。
したがって、本実施例の粉体ブレーン値自動測定装置には、上述した第1の実施例の粉体ブレーン値自動測定装置には設備されていた図1に示す圧力計PX1が配設されていない。
また、図8ないし図10のフローチャートに示す、ステップS102〜S108、S116〜S148、S158〜S164は、第1実施例の粉体ブレーン値自動測定装置における、ステップS2〜S8、S16〜S48、S58〜S64と同様である。
しかしながら、第1実施例のステップS10からS14が異なり、またステップS50からS56に当たるものがないところに差異がある。
【0046】
本実施例では、第1実施例における試料粉末を入れた測定セル20を挟持したシリンダ45を大気圧下のA位置から所定容積ΔVだけ圧縮したうえで前後の圧力を測定する操作(ステップS10〜S14)に代えて、ピストン46がA位置にある圧縮前のシリンダ45の内圧(第2圧力)P11を圧力計PX2で測定し(ステップS110)、ついで、ピストン46を所定量押し込んでB位置に移動してシリンダ45の内部容積を圧縮容積ΔVだけ圧縮して(ステップS112)、圧力計PX2で圧縮後のシリンダ45の内圧(第1圧力)P21を測定し、シリンダ45の容積Vc を測定して記録する(ステップS114)(図7(a)参照)。
ここで、容積Vcには、粉体体積Vs と、これを差し引いた気体体積が含まれている。
【0047】
これらの測定値を用いると、圧縮前後の気体の状態から、P11(Vc+ΔV−Vs)=P21(Vc−Vs)なる関係が成立するので、P21=P11+ΔPとおいて整理すると、P11ΔV=ΔP(Vc−Vs)の関係が成り立つ。
したがって、
Vs=Vc−ΔV(P11/ΔP) ・・・(6)
または、
Vs=Vc −ΔV×P11/(P21−P11) ・・・(7)
と表現することができる。
そこで、空の状態や大気圧の情報を用いなくても、上記圧縮前のシリンダ46の内圧P11及びシリンダ容積Vc と、圧縮後のシリンダ46の内圧P21及び圧縮容積ΔVとを、上記算出式(6)または(7)に代入することにより、粉体体積Vsを算出することができる(ステップS158)。
【0048】
したがって、本実施例では、第1の発明の実施の形態における測定セル20の清掃後に空の測定セル20を密度測定部40へ移動し、内部容積を圧縮する前後についてシリンダ45の内圧P1 を測定し、最後に測定セルを再び粉体投入部へ移動して次の受け入れ体制に戻す操作(ステップS50〜S56)は行う必要がない。
その他は、上述した第1の発明の実施の形態の粉体ブレーン値自動測定装置と同様である。
このように、本実施例の粉体ブレーン値自動測定装置は、第1実施例の測定装置で用いる気圧計PX1を装備せず、これにより大気圧Paの測定を行わないと共に、ステップS52〜S58の空の測定セル20の内圧P1 を測定する操作を行わないから、装置及び操作の大幅な簡略化を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の粉体ブレーン値自動測定装置は、空気が透過可能で粉体を支持する空気透過部を底部に有する測定セルと測定セルの空気透過部上に投入された粉体のブレーン値を算出するブレーン値測定部とを備えた粉体ブレーン値自動測定装置において、粉体が投入された測定セルを密封して測定セル内の空気を圧縮する空気圧縮手段と測定セル内の圧力を測定する圧力測定手段とを有し、圧力測定手段が測定した圧縮後の測定セル内の第1圧力に基づいて粉体の密度を算出する密度測定部を備える。
このように、本発明の粉体ブレーン値自動測定装置は、粉体の密度を算出する密度測定部を備えるから、粉体ブレーン値の測定に必要な操作のすべてを自動化することが可能となり、ブレーン値の測定作業の一層の省力化を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0050】
併せて、ブレーン値測定部は、測定セル内の粉体を圧縮してベッドを形成する粉体圧縮手段と空気透過部を通して測定セル内と気密に連通する減圧室と減圧室内の空気を減圧する減圧手段と減圧室内の圧力を測定する弾性式の真空測定手段とを有し、減圧手段により減圧された減圧室内の圧力がベッドを透過した空気により所定差圧力分だけ上昇するのに要した空気透過時間を測定し空気透過時間に基づいて粉体のブレーン値を算出する。
このように、本発明の粉体ブレーン値自動測定装置は、真空測定手段が弾性式の圧力計からなり、従来の自動測定装置において必要であったマノメータを排除したから、測定装置の保守、整備が容易となり、大幅なコスト削減を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉体ブレーン値自動測定装置の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】図1の密度測定部40の詳細を示す断面図である。
【図3】図1のブレーン値測定部60の詳細を示す断面図である。
【図4】図1の粉体ブレーン値自動測定装置の作動を示すフローチャートの前部である。
【図5】図4のフローチャートの後続中間部である。
【図6】図5のフローチャートの後続最後部である。
【図7】(a)は、粉体が投入された測定セルを示す簡略図であり、(b)は、粉体が投入されていない測定セルを示す簡略図である。
【図8】第2の実施例の粉体ブレーン値自動測定装置の作動を示すフローチャートの前部である。
【図9】第2実施例のフローチャートの中間部である。
【図10】第2実施例のフローチャートの後部である。
【符号の説明】
【発明の実施の形態】
10 粉体投入部
11 粉体投入管
12 フィーダ
13 シャッタ
14 バイブレータ
15 搬送機構
20 測定セル
21 フィルタ
22,23 フランジ
30 粉体秤量部
31 電子天秤
40 密度測定部
41 リフタ
42 テーブル
43 凹部
44 O−リング
45 シリンダ
46 ピストン
47 パルスモータ
48 O−リング
60 ブレーン値測定部
61 リフタ
62 ロードセル
63 スタンド
64 凹部
65 O−リング
66 減圧室
67 大気開放弁
68 真空ポンプ
70 プランジャ
71 ガイド
72 パルスモータ
75 ノッカ
80 搬送部
81 搬送機構
90 粉体回収部
91 回転ブラシ
95 ノズル
96 粉体回収庫
100 制御部
101 パソコン
102 シーケンサ
103 プリンタ
110 準備室
111 測定室
112 遮蔽壁
113 シャッタ
F 粉体
PX1,PX2,PX3 圧力計
Vc シリンダ容積
ΔV 圧縮容積

Claims (6)

  1. 空気を透過可能で粉体を支持する空気透過部を底部に有する測定セルと、前記測定セルの前記空気透過部上に投入された粉体のブレーン値を透過法により算出するブレーン値測定部とを備えた粉体ブレーン値自動測定装置において、前記測定セルを密封して前記測定セル内の空気を圧縮する空気圧縮手段と前記測定セル内の圧力を測定する圧力測定手段とを有し該圧力測定手段が測定した圧縮前後の前記測定セル内の圧力に基づいて充填した粉体自体の体積を求めてこれにより密度を算出する密度測定部を備え、外部から前記粉体を前記測定セル内に投入する粉体投入部と、前記粉体の前記質量を秤量する粉体秤量部と、前記測定セル内の前記粉体を回収する粉体回収部と、前記測定セルを前記粉体秤量部及び前記密度測定部及び前記ブレーン値測定部及び前記粉体回収部へ搬送する搬送部と、前記粉体投入部及び前記粉体秤量部及び前記密度測定部及び前記ブレーン値測定部及び前記粉体回収部及び前記搬送部の作動を制御する制御部とを備え、前記ブレーン値測定部は、前記測定セル内の前記粉体を圧縮してベッドを形成する粉体圧縮手段と前記空気透過部を通して前記測定セル内と気密に連通する減圧室と該減圧室内の空気を減圧する減圧手段と前記減圧室内の真空圧力を測定する真空測定手段と前記ベッドの厚さから粉体体積を測定する体積測定手段とを有し前記減圧手段により減圧された前記減圧室内の真空圧力が前記ベッドを透過した空気により所定差圧力分だけ上昇するのに要した空気透過時間を測定し前記空気透過時間に基づいて前記粉体のブレーン値を算出し、さらに前記体積測定手段が測定した前記粉体体積に基づいて前記ブレーン値を補正することを特徴とする粉体ブレーン値自動測定装置。
  2. 前記ブレーン値測定部は、前記密度測定部が算出した前記密度に基づいて前記粉体のブレーン値を算出することを特徴とする、請求項1記載の粉体ブレーン値自動測定装置。
  3. 前記密度測定部は、さらに、大気圧を測定する気圧測定手段を備え、前記大気圧の値を加えて前記粉体自体の体積を算出することを特徴とする、請求項1または2記載の粉体ブレーン値自動測定装置。
  4. 前記密度測定部は、前記圧力測定手段が測定した圧縮前後の前記測定セル内の圧力と圧縮後の容器の容積に基づいて前記粉体自体の体積を算出することを特徴とする、請求項1または2記載の粉体ブレーン値自動測定装置。
  5. 前記粉体回収部は、回転ブラシと圧縮空気を噴出するノズルと前記粉体を回収する粉体回収庫とを備え、前記ブラシは、前記搬送部が上下逆さまに反転させた前記測定セル内の前記粉体を前記粉体収容庫内に落下させ、前記ノズルは、前記空気透過部の上方から前記圧縮空気を噴出して前記粉体を前記粉体収容庫内に落下させることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の粉体ブレーン値自動測定装置。
  6. さらに、前記粉体投入部および前記粉体回収部を準備室に収容し、前記粉体秤量部および前記密度測定部および前記ブレーン値測定部を測定室に収容して、前記測定室を前記準備室から遮蔽する遮蔽壁を備え、前記遮蔽壁は、前記搬送部により搬送される前記測定セルが前記測定室と前記準備室の間を移動可能に開閉する開閉手段を備えたことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の粉体ブレーン値自動測定装置。
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