JP3719574B2 - Game nails for ball game machines and game boards for ball game machines - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機等のいわゆる弾球遊技機の遊技盤に打込む遊技釘及びこの遊技釘を打込んだ遊技盤に関し、木製合板製遊技盤のみならず合成樹脂製遊技盤にも適合する新規な構造に関わる。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの遊技盤は平板状の木製合板から成り、また、多くの遊技釘はその先端部に螺旋状の稜部が形成されている。螺旋状の稜部は、打込まれた遊技釘の抜けや回転を防止し、その保持強度を高める役目を担う。稜部の高さが高いと外方への出っ張りが大きく遊技盤への食らい付きが強固になるが、ハンマーでの打込み時、抵抗が大きく、遊技釘が曲がるおそれがある。このため、現状の木製合板製遊技盤用の遊技釘にはストレートなものか外方への出っ張りを一定限度に止めたものが使用され、その遊技盤には板厚15〜20mm程度の分厚い平合板が用いられ、遊技釘の打込み深さを比較的長く確保することにより保持強度をもたせている。
【0003】
一方、特開平4−354960号公報で提案されているように、水分の吸湿による遊技盤の反りやセル盤の剥離等が少なく品質の安定性に優れる等の利点から、木製合板製の遊技盤に代わり、ABS等の合成樹脂成形品から成る樹脂製遊技盤が注目されており、次第に適用機種も増えている。このような合成樹脂製遊技盤の場合、稜部の高さが高いと今度は遊技盤側に割れが生じ易くなる。このため、上記公報に示され且つ図8に示すように、遊技盤PLの基盤裏面には遊技釘の先端を受入れる円柱形のボスBOSを一体に設け、やはり、その打込み深さを大きく確保することにより保持強度をもたせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上のように従来の遊技釘はその先端部に螺旋状の稜部を形成しているが、木製合板製遊技盤に適用する場合は、板厚を分厚く確保しているのが現状であり、遊技盤全体の重量が嵩む問題がある。また、樹脂製遊技盤に適用する場合は、ボスBOSと組合せた運用が必要となり、遊技盤の成形が複雑になると共に、釘打ち箇所がボスBOSの位置に限定され、機種による釘パターンの変更のたびに新たな成形型を起こす必要があり、更に、遊技盤裏に多数の凹凸が付いて裏機構等の構成に制約がつく問題がある。
【0005】
本発明では、短い打込み深さで十分に抜けや回転を防止できると共に、打込み時の遊技釘の曲がりや遊技盤側の割れを防止でき、木製合板製遊技盤及び樹脂製遊技盤双方に良好に適合する遊技釘及びこの遊技釘の利点を生かした遊技盤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の遊技釘の発明は、遊技盤に立設する弾球遊技機の遊技釘において、打込み挿入部に、稜部の高さが異なる複数種類の螺旋体を混在させた多重螺旋部を設けるとともに、高さの低い稜部の頂の幅を、高さの高い稜部の頂の幅よりも広くした。すなわち、図2に例示するように、打込み挿入部に、稜部の高さが異なる複数種類の螺旋体71,72を混在させた多重螺旋部70を設けた。図示のものは第1螺旋体71と第2螺旋体72の2種類であるが、3種類以上設けてもよい。
【0007】
しかも、主として稜部の高さの低い螺旋体72による摩擦力を高めて保持強度を増すため、図3に例示するように、高さの低い稜部720の頂の幅W2は、高さの高い稜部710の頂の幅W1よりも広くした。
【0008】
請求項2記載の遊技釘の発明は、一の種類の螺旋体が中心に対し偏荷重を付与することなく、釘倒れ等を防止するため、螺旋体は種類毎に複数本備え、一の種類の螺旋体の隣接構成要素間を等間隔とした。図3の例では、第1螺旋体71の隣接構成要素間すなわち符号71aと71bとの間及び符号71bと71aとの間が何れも180°で等間隔であり、第2螺旋体72の隣接構成要素間すなわち符号72aと72bとの間及び符号72bと72aとの間が何れも180°で等間隔である点が該当する。例示のものは、各螺旋体71,72それぞれが2つの構成要素から成るが、それぞれが3要素以上でもよい。
【0009】
請求項3記載の遊技釘の発明は、中心に対して全体に力のバランスが良いものにするため、一の種類の螺旋体の隣接構成要素間の中間位置に、他の種類の螺旋体の構成要素を配置した。図3の例では、第1螺旋体71の隣接構成要素71a,71b間の中間位置すなわち90°変位した位置に、第2螺旋体72の構成要素72a又は72bを配置している点が該当する。
【0010】
請求項4記載の遊技盤の発明は、基盤に遊技釘を立設した弾球遊技機の遊技盤において、遊技釘は、打込み挿入部に稜部の高さが異なる複数種類の螺旋体を混在させ、かつ高さの低い稜部の頂の幅を、高さの高い稜部の頂の幅よりも広くした多重螺旋部を具備し、この遊技釘を、全長に対する打込み深さが1/4〜2/5の範囲内で基盤に打込んでいる。すなわち、図1に例示するように、遊技釘7は、打込み挿入部に稜部の高さが異なる複数種類の螺旋体を混在させた多重螺旋部70を具備し、この遊技釘7を、全長L1+L2に対する打込み深さL1が1/4〜2/5(0.25〜0.4)の範囲内で基盤1に打込んだ。例示のものは、全長27mm、打込み深さ9.2mmであり、9.2/27=0.34である。
【0011】
請求項5記載の遊技盤の発明は、前記遊技釘は、螺旋体を種類毎に複数本備えるとともに、一の種類の螺旋体の隣接構成要素間を等間隔としている。また、請求項6記載の本発明では、前記遊技釘は、一の種類の螺旋体の隣接構成要素間の中間位置に、他の種類の螺旋体の構成要素を配置している。また、請求項7記載の本発明では、最も好ましい例として、全長に対する打込み深さを略1/3にした。例示のものは0.34で、略1/3=0.33である。
【0012】
請求項8記載の遊技盤の発明は、ボスを廃止して釘打ちの自由度等を向上させると共にコストダウンを図るため、基盤は樹脂製の平板から成るものにした。
【0013】
【発明の作用効果】
請求項1記載の遊技釘の発明では、遊技盤への打込み挿入部に、稜部の高さが高い螺旋体と高さが低い螺旋体が混在した多重螺旋部が設けられている。ところで、稜部の高さの高い螺旋体一種類のみで螺旋部を構成する場合には、遊技釘の打込み時の抵抗が大きくて打込みにくく、木製合板製遊技盤への打込み時には釘に曲がりが生じたり、樹脂製遊技盤への打込み時には遊技盤に割れが生じたりするおそれがある。また、穴が拡がり過ぎて、思ったよりも保持力が上がらないこともある。一方、稜部の高さの低い螺旋体一種類のみで螺旋部を構成する場合には、遊技釘の打込みがし易いが、概して保持力が不足気味になり、打込み深さを大きく確保しなければならなくなる。
【0014】
ところが、このものでは、両者が混在した多重螺旋部であるため、打込みの困難性を緩和できると共に、釘の曲がりや遊技盤の割れを防止できる。また、穴の拡がり過ぎも少なくでき、稜部の高い螺旋体の突っ張り力と稜部の低い螺旋体の摩擦力とを損失少なく良好に引き出すことができる。このため、打込み深さをあまり大きく確保しなくても十分な保持強度が得られ、遊技釘の抜けや回転を効果的に防止できる。従って、木製合板製遊技盤への適用時には、板厚を薄くして軽量化を図り得るし、樹脂製遊技盤への適用時には、ボスを廃止し得る。
【0015】
しかも、稜部の高さが低い螺旋体も、その稜部の頂の幅が広いため、遊技盤への打込み穴の内面に接触し易い。打込み時に主に抵抗となる高い方の稜部の頂の幅ではなく、低い方の幅を広くしているため、徒に打込み時の抵抗を増大することにもならない。このため、主に稜部の高さの低い螺旋体により摩擦力を高め得て、効果的に保持強度を増すことができる。
【0016】
請求項2記載の遊技釘の発明では、一の種類の螺旋体の隣接構成要素間は等間隔であるため、中心に対し、大きな捩れや倒れ等の偏荷重を作用させる恐れが少ない。このため、所定の打込み角度に対する直進性が良く、予定外の倒れ等を防止できる。
【0017】
請求項3記載の遊技釘の発明では、稜部の高さが異なる、種類の違う螺旋体相互間による偏荷重の影響を小さくでき、全体として、中心に対する力のバランスを一層良好に保ち得て、直線性を一層良好に引き出せると共に、その結合強度を高め得る。
【0018】
請求項4記載の遊技盤の発明では、全長に対する打込み深さが1/4〜2/5すなわち0.25〜0.4の範囲内で遊技釘を基盤に打込んでいる。遊技球の大きさから遊技釘の盤面突出長は規格上決まっているから、右範囲内の打込み深さによれば、従来のものよりも遊技釘の打込み深さは浅く、また遊技釘の全長も短いものとなる。本出願人の当社比であるが、従来釘を用いたボス付き樹脂製遊技盤は、遊技盤表面からボス裏面までの長さが15.5mmで実際の遊技釘の打込み深さは15.2mm、盤面突出長は規格上16.8mm(頭部を加えて17.8mm)だから全長は33mmであり、全長に対する打込み深さは15.2/33=0.46である。よって、打込み深さは15.2−9.2=6mm、全長も33−27=6mm短縮できた。このため、遊技盤側の基盤を薄くできると共に、遊技釘自体の軽量化も図れ、全体の軽量化が促進できた。しかも、遊技釘は、稜部の高さが低い螺旋体も、その稜部の頂の幅が広いため、遊技盤への打込み穴の内面に接触し易い。このように、打込み時に主に抵抗となる高い方の稜部の頂の幅ではなく、低い方の幅を広くしているため、徒に打込み時の抵抗を増大することにもならないことから、主に稜部の高さの低い螺旋体により摩擦力を高め得て、効果的に保持強度を増すことができる。
【0019】
請求項5記載の遊技盤の発明では、前記遊技釘は、螺旋体を種類毎に複数本備えるとともに、一の種類の螺旋体の隣接構成要素間を等間隔としていることから、所定の打込み角度に対する遊技釘の直進性が良く、予定外の倒れ等を防止でき、請求項6記載の遊技盤では、前記遊技釘は、一の種類の螺旋体の隣接構成要素間の中間位置に、他の種類の螺旋体の構成要素を配置しているので、遊技釘の螺旋体相互間による偏荷重の影響を小さくでき、全体として、中心に対する力のバランスを一層良好に保ち得て、直線性を一層良好に引き出せると共に、その結合強度を高め得ることができる。請求項7記載の遊技盤では、全長に対する打込み深さを略1/3にしたから、遊技釘の保持強度の確保と、打込み深さの短縮による基盤の薄肉化とが何れも良好に推し図れる。
【0020】
請求項8記載の遊技盤の発明では、基盤に樹脂製の平板を用いるから、遊技盤の成形が簡易であるし、基盤裏面にボスの飛び出しはなく、釘打ちの自由度を向上できるし、基盤裏面にディスプレイ装置を配置したり、セル画を貼ったり、入賞球通路を直付けしたりもでき、遊技盤裏の構成の自由度も向上できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1において、1は、遊技盤2を構成する透明な樹脂製の基盤である。厚みを例えば10mm程度とした平板を用いている。この基盤1の表側には、3〜5°程度の所定角度θだけ前上方に傾斜させた遊技釘7を立設している。基盤1上の釘打ち箇所には予め径の小さな傾斜状の下穴10を貫通状に開設してあり、この下穴10に自動釘打ち機等により遊技釘7を打込んでいる。打込み時に強制的に回転や捻りを加えてもよいが、軸方向の打込みで十分である。
【0022】
遊技釘7の全長は例えば27mm、打込み深さL1は9.2mm、盤面突出長さL2は頭部を加えて17.8mm程度である。21は、視覚的演出手段を構成する10インチ液晶ディスプレイ装置から成る特別図柄表示装置である。ディスプレイ装置の表示部分を打ち抜いたセル画80は基盤1の表面に貼っているが、平板とした基盤1の裏面に貼っても勿論よいし、表裏何れにも貼り、表に例えば主人公のアニメキャラクターを表わし、裏に背景画を表わす等してもよい。
【0023】
図2に示すように、遊技釘7の基盤1への挿入部には、稜部の高さが異なる複数種類の螺旋体71,72を混在させた多重螺旋部70を設けている。このものは、高さの高い稜部710をもつ第1螺旋体71と、高さの低い稜部720をもつ第2螺旋体72との2種類を具備する。また、各螺旋体71,72はそれぞれ2本の螺旋体構成要素71a,71b、72a,72bを備える。
【0024】
図2において、遊技釘7の先端の円錐部7aの長さLaは3.5mm、径Daは2.15mm、多重螺旋部70の長さL0は5mm、第1螺旋体71の径D1は2.2mm、第2螺旋体72の径D2は2mm、盤面突出側の円柱部7bの長さLbは17.5mm、径Dbは1.85mm、頭部7cの長さLcは1mm、径Dcは4.3mm程度である。第1、第2螺旋体71,72のねじり角は何れも720°(2回転)である。全体の材質はC2700W[BS]である。
【0025】
図3に示すように、第2螺旋体72に具備する高さの低い稜部720の頂の幅W2は、第1螺旋体71に具備する高さの高い稜部710の頂の幅W1よりも広くしている。例えばW1は0.3mm、W2は0.4mm程度としている。これにより、主に第2螺旋体72による摩擦力を向上させている。
【0026】
また、第1螺旋体71の隣接構成要素71a,71b間は等間隔にしている。すなわち構成要素は2つだから、180°隔てて対向配置している。螺旋の始端を180°変位させているのと同じである。同様に、第2螺旋体72の隣接構成要素72a,72b間は等間隔、つまり180°隔てて対向配置している。これらにより、各螺旋体1,2は、それぞれ、中心に対し、大きな捩れや倒れ等の偏荷重を作用させる恐れも少なく、力のバランスが保たれる。
【0027】
更に、第1螺旋体71の隣接構成要素71a,71b間の中間位置すなわち90°変位した位置には、第2螺旋体72の構成要素72a又は72bを配置している。これにより、全体として、中心に対する力のバランスを一層良好に保ち得て、遊技釘7の打込み穴(この場合は下穴10)に対する直線性を良好に引き出し得ると共に、その結合強度を高め得るようにしている。以上、本例の多重螺旋部70は、第1,第2螺旋体71,72の相互間で螺旋の始端角を90°違えて、同一ねじり角で、同一長さにわたり、それぞれ180°変位する2本の構成要素について巻回して成るものである。
【0028】
図4は、基盤1に、発射装置から打ち出す遊技球を盤面に導くガイドレール20、視覚的演出手段たる裏配置の特別図柄表示装置21、その可変表示を起動する第1種始動口上22U、同じく可変表示を起動する電動チューリップから成る第1種始動口下22D、始動入賞を4つまで記憶する記憶LED23、特別図柄表示装置21上で数字等が3列全て揃う大当たりが発生した時に開放されるアタッカ24、第1種始動口下22Dを開成させる抽選を起動するゲート右25R及びゲート左25L、上下左右4個の一般入賞口26A〜D、盤面サイドランプ27R,L、4個の風車28A〜D、アウト口29を設けている。遊技釘7は多数にのぼるため、一部のみ描いている。
【0029】
図5は、以上の遊技盤2を組込んだパチンコ遊技機である。盤面を流下する遊技球を封入式にして遊技者の手元球と分離し、クレジット機能により手元球を遊技球に変換して遊技を楽しむものである。遊技機本体100に隣接する現金サンド200の紙幣投入口201又は硬貨投入口202に現金を投入すると、所定個数の貸球が供給ノズル203、投入口6を経て下皿4に払い出される。例えば500円なら125個の貸球を受け得る。いわゆるCR仕様の場合、現金サンドに代わるCRサンドにカードを挿入し、操作パネル110の第1表示部111に表れるカード残度数の範囲内で、貸球スイッチ120を一回押すごとに500円分の貸球を下皿4に受け得る。返却スイッチ130を押すと、CRサンドからカードが返却される。
【0030】
操作パネル110上の自動供給スイッチ150又は手動供給スイッチ160を押すと、下皿4の奥行方向内方に設ける排出装置5が作動し、下皿4の球が島に強制排出される。この排出する球数に等しい数だけクレジット度数が増加し、第3表示部113に表示される。自動供給の場合、クレジットが10以下であると、最大250になるまで下皿4からの排出球を自動的にカウントし、クレジットを増加させる。手動供給の場合、手動供給スイッチ160を押している間だけ或は押した回数に所定の倍数を乗じた数だけ排出球をカウントし、同じく最大250の範囲内でクレジットを増加させる。
【0031】
遊技機本体100内の封入遊技球数は25〜30個であるが、クレジット度数に応じたのべ個数の封入遊技球を用いて遊技をすることができる。発射ハンドル10の操作により内蔵するソレノイド式の発射装置から球を打ち出し、二重構造のフロントガラス2A,2Bの内方に設ける遊技盤2に球を流下させる。そして、入賞球或はアウト球となった遊技球は内蔵する球循環装置により再び発射装置に循環させる。図5中、a26は発射停止スイッチ、112はトラブル時のエラー符号を表示する第2表示部、140はクレジット残分に見合う数の球を下皿4に払い出す清算スイッチ、9は灰皿、40は受皿4の球を遊技者の手元側のドル箱に入れる押ボタン式の球抜操作具、183はドア鍵部である。
【0032】
図6に示すように、遊技機本体100は、平面的に見て中央が前方に張り出すように丸みを帯びている。ドア鍵の正回し逆回しによって、遊技機本体は全体が固定枠180に対して扉状に開くと共に、フロントカバー170が遊技機本体100に対して扉状に開く。扉を開くと、中の遊技盤2がむき出しになる。
【0033】
図7に示すように、遊技盤2の裏には、特別図柄表示装置21を配置する他、入賞球通路及び集合樋220を設けている。各一般入賞口26A〜Dの入賞球は、流下樋221〜224及び入賞球検知スイッチ1〜4(a4〜7)を通って集合樋220に開放される。始動口上22Uに入賞した球は、流下樋226から第1種始動口上スイッチa1を通過した後、集合樋220に開放される。始動口下22Dに入賞した球は、電チュー検知スイッチa3を経て流下樋227から第1種始動口下スイッチa2を通過した後、集合樋220に開放される。アタッカ24に入賞した球はカウントスイッチa11を通過した後、流下樋228から集合樋220に開放される。
【0034】
集合樋220に集められた入賞球は、入賞球検知スイッチ5(a8)を通過した後、球循環装置側に落ちる。アウト口29の球は直接球循環装置側に落ちる。カウントスイッチa11は、アタッカ24への入賞球が10個になるとアタッカ24を閉じる機能をもつと共に、アタッカ24の最大開放時間30秒のうち、開放当初の5秒間、開放後15秒〜20秒の5秒間に設定したV入賞タイミングに1球でも入賞があると、アタッカ24を最大16回の繰り返しを限度に再開放させる機能をもつ。アタッカ24への入賞球1個当たりの賞球数は例えば15個、その他は例えば6個に設定している。尚、各入賞口26A〜Dに対応させた個別の入賞検知スイッチ1〜4(a4〜a7)は省略することもできる。
【0035】
図7中、LLBはサイドLED左基板、LRBはサイドLED右基板、LMBは記憶LED基板、LEBは電チュー用LED基板、LVBはV−LED基板、LABは大入賞口LED左基板、LBBは大入賞口LED右基板である。また、a9はゲート右25Rのスイッチ、a10はゲート左25Lのスイッチである。
【0036】
以上の実施形態では、封入球式のパチンコ遊技機の遊技盤及びその遊技釘に適用したが、上皿と下皿をもち、上皿の遊技球を発射ソレノイドに導いて遊技盤に打ち出す通常のパチンコ遊技機のものに適用しても勿論よい。また、パチンコ遊技機に限らず、アレンジボール遊技機、雀球遊技機等の他の弾球遊技機の遊技盤及びその遊技釘に適用しても勿論よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明遊技盤の断面図。
【図2】本発明遊技釘の拡大図。
【図3】図2のX−X線での断面図。
【図4】遊技盤全体の正面図。
【図5】遊技盤を組込んだ弾球遊技機の正面図。
【図6】図5の扉開放状態を示す断面図。
【図7】遊技盤全体の背面図。
【図8】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1;基盤、2;遊技盤、7;遊技釘、70;多重螺旋部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a game nail to be driven into a game board of a so-called bullet ball game machine such as a pachinko game machine, an arrangement ball game machine, or a sparrow ball game machine, and a game board in which this game nail is driven, and only a wooden plywood game board It is also related to a new structure that is compatible with synthetic resin game boards.
[0002]
[Prior art]
Currently, many game boards are made of flat wooden plywood, and many game nails have a spiral ridge at the tip. The spiral ridge portion serves to prevent the inserted game nail from being pulled out and rotated and to increase its holding strength. If the height of the ridge is high, the protrusion to the outside is large and the biting on the game board is strong, but when driving with a hammer, the resistance is large and the game nail may be bent. For this reason, the current game pegs for wooden plywood game boards are either straight or ones with a certain amount of outward protrusion, and the game board has a thick flat plate with a thickness of about 15 to 20 mm. Plywood is used, and holding strength is provided by securing a relatively long depth of game nail.
[0003]
On the other hand, as proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 4-354960, a wooden plywood game board has advantages such as less warpage of the game board due to moisture absorption and peeling of the cell board and excellent quality stability. Instead, resin game boards made of synthetic resin molded products such as ABS are attracting attention, and the number of applicable models is gradually increasing. In the case of such a synthetic resin game board, if the height of the ridge portion is high, a crack is likely to occur on the game board side. For this reason, as shown in the above publication and as shown in FIG. 8, a cylindrical boss BOS for receiving the front end of the game nail is integrally provided on the back surface of the base of the game board PL, and the driving depth is also ensured to be large. This gives the holding strength.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, the conventional game nail has a spiral ridge at its tip, but when applied to a wooden plywood game board, it is currently ensured that the board is thick enough. There is a problem that the weight of the entire game board increases. In addition, when applied to a resin game board, operation in combination with the boss BOS is required, and the molding of the game board becomes complicated, and the nail driving location is limited to the position of the boss BOS. There is a problem that a new molding die needs to be raised each time, and there are many irregularities on the back of the game board, which restricts the structure of the back mechanism.
[0005]
In the present invention, with a short driving depth, it can be sufficiently prevented from coming off and rotating, and can be prevented from bending the game nail and cracking on the game board side at the time of driving, good for both wooden plywood game boards and resin game boards. It is an object of the present invention to provide a suitable game nail and a game board that takes advantage of this game nail.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention of the game nail according to claim 1 is the game nail of the ball game machine erected on the game board, wherein the multi-spiral portion in which a plurality of types of spiral bodies having different ridge heights are mixed in the driving insertion portion. While providing, the width | variety of the peak of a low ridge part was made wider than the width | variety of the peak of a high ridge part. That is, as illustrated in FIG. 2, a multiple
[0007]
In addition, in order to increase the holding strength by mainly increasing the frictional force by the
[0008]
The invention of the game nail according to
[0009]
In the game nail according to claim 3, in order to make the balance of the force good with respect to the center as a whole, the components of other types of spirals are arranged at intermediate positions between adjacent components of one type of spiral. Arranged. In the example of FIG. 3, the point which has arrange | positioned the
[0010]
The invention of the game board according to
[0011]
In the gaming board according to the fifth aspect of the present invention, the game nail includes a plurality of spiral bodies for each type, and equidistant between adjacent components of one type of the spiral body. In the present invention described in
[0012]
In the gaming board invention according to claim 8, the base is made of a resin flat plate in order to eliminate the boss and improve the degree of freedom of nailing and to reduce the cost.
[0013]
[Effects of the invention]
In the invention of the game nail according to the first aspect, the multi-helical portion in which the spiral body having a high ridge portion and the spiral body having a low height is mixed is provided in the insertion portion into the game board. By the way, when the spiral portion is composed of only one kind of spiral body with a high ridge, the resistance when the game nail is driven is large and difficult to drive, and the nail bends when driven into the wooden plywood game board. There is a risk that the game board will be cracked when it is driven into the resin game board. Also, the hole may expand too much, and the holding power may not increase as expected. On the other hand, in the case where the spiral portion is composed of only one kind of spiral body having a low ridge portion, it is easy to drive the game nail, but the holding force is generally insufficient, and a large driving depth must be secured. No longer.
[0014]
However, since this is a multiple spiral portion in which both are mixed, it is possible to alleviate the difficulty of driving and to prevent the bending of the nail and the cracking of the game board. In addition, it is possible to reduce the overexpansion of the hole, and it is possible to draw out the tension force of the spiral body having a high ridge portion and the friction force of the spiral body having a low ridge portion with little loss. For this reason, sufficient holding strength can be obtained without securing the driving depth so large that the game nail can be effectively prevented from coming off and rotating. Therefore, when applied to a wooden plywood game board, the board thickness can be reduced to reduce the weight, and when applied to a resin game board, the boss can be eliminated.
[0015]
In addition, the spiral body having a low ridge height is also easy to come in contact with the inner surface of the driving hole into the game board because the top width of the ridge portion is wide. Since the width of the lower side is widened rather than the width of the top of the higher ridge which mainly becomes resistance when driving, the resistance when driving is not increased. For this reason, the frictional force can be increased mainly by the spiral body having a low ridge height, and the holding strength can be effectively increased.
[0016]
In the invention of the game nail according to the second aspect, since the adjacent components of one type of spiral body are equidistant, there is little possibility that a biased load such as a large twist or torsion acts on the center. For this reason, the linearity with respect to the predetermined driving angle is good, and unscheduled collapse can be prevented.
[0017]
In the invention of the game nail according to claim 3, it is possible to reduce the influence of the uneven load between the different types of spirals with different ridge heights, and as a whole, the balance of force against the center can be kept better, The linearity can be further improved and the bond strength can be increased.
[0018]
In the invention of the game board according to the fourth aspect, the game nail is driven into the base within a range where the driving depth with respect to the total length is 1/4 to 2/5, that is, 0.25 to 0.4. Since the length of the game nail surface is determined by the standard based on the size of the game ball, the game nail depth is shallower than the conventional one, and the total length of the game nail Will also be short. The ratio of the present applicant's our company is that a conventional bossed resin game board using a nail has a length of 15.5 mm from the surface of the game board to the back of the boss, and the actual game nail depth is 15.2 mm. Since the board surface protrusion length is 16.8 mm (17.8 mm including the head) according to the standard, the total length is 33 mm, and the driving depth with respect to the total length is 15.2 / 33 = 0.46. Therefore, the implantation depth was 15.2-9.2 = 6 mm, and the total length was shortened by 33-27 = 6 mm. For this reason, the base on the game board side can be made thin, the weight of the game nail itself can be reduced, and the overall weight reduction can be promoted. In addition, the game nail is easy to come into contact with the inner surface of the game board because the spiral of the ridge having a low height is wide at the top of the ridge. In this way, because the width of the lower side is widened, not the width of the top of the higher ridge that mainly becomes resistance at the time of driving, it does not increase the resistance at the time of driving, The frictional force can be increased mainly by the spiral body having a low ridge height, and the holding strength can be effectively increased.
[0019]
In the gaming board invention according to
[0020]
In the game board invention according to claim 8, since a resin flat plate is used for the base, it is easy to mold the game board, there is no protrusion of the boss on the back of the base, and the freedom of nailing can be improved. A display device can be placed on the back of the base, a cell image can be attached, and a winning ball passage can be directly attached, so that the degree of freedom of the configuration of the back of the game board can be improved.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a transparent resin base constituting the
[0022]
The total length of the
[0023]
As shown in FIG. 2, the insertion portion of the
[0024]
2, the length La of the
[0025]
As shown in FIG. 3, the top width W2 of the
[0026]
Further, the
[0027]
Furthermore, the
[0028]
FIG. 4 shows a
[0029]
FIG. 5 shows a pachinko gaming machine in which the
[0030]
When the
[0031]
Although the number of encapsulated game balls in the gaming machine
[0032]
As shown in FIG. 6, the gaming machine
[0033]
As shown in FIG. 7, a special
[0034]
The winning balls collected in the
[0035]
In FIG. 7, LLB is a side LED left board, LRB is a side LED right board, LMB is a memory LED board, LEB is an electric chew LED board, LVB is a V-LED board, LAB is a big prize opening LED left board, and LBB is This is the right board LED right board. Further, a9 is a gate right 25R switch, and a10 is a gate left 25L switch.
[0036]
In the above embodiment, the present invention is applied to a game board of a sealed ball type pachinko gaming machine and its game nails. Of course, it may be applied to a pachinko machine. Of course, the present invention is not limited to pachinko machines but may be applied to game boards and game nails of other ball game machines such as arrange ball game machines and sparrow ball game machines.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a game board of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of the game nail of the present invention.
3 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 4 is a front view of the entire game board.
FIG. 5 is a front view of a ball game machine incorporating a game board.
6 is a cross-sectional view showing the door open state of FIG. 5;
FIG. 7 is a rear view of the entire game board.
FIG. 8 is a perspective view of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1; base, 2; game board, 7; game nail, 70; multiple spiral part
Claims (8)
打込み挿入部に、稜部の高さが異なる複数種類の螺旋体を混在させた多重螺旋部を設けるとともに、高さの低い稜部の頂の幅を、高さの高い稜部の頂の幅よりも広くしたことを特徴とする弾球遊技機の遊技釘。In the game nails of the ball game machine standing on the game board,
The insertion portion implantation Rutotomoni provided a multiple helix height of the ridge portion is a mix of different types of helix, the width of the top of the low ridge height, high ridges of width of the top height A game nail of a ball game machine characterized by being wider than that .
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