JP3718346B2 - 車両のステアリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行中の車両が、他車両やガードレール等の障害物に衝突するのを防止するためのステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーンチェンジ等の際に車両が側方や後側方の障害物と衝突するのを防止することを目的として、車両と障害物との衝突可能性に基づき操舵抑制を行なうステアリング装置の開発が進められている。これは、操舵方向における障害物の検出時に、操舵方向と逆方向に操舵抑制力を作用させることで、障害物の存在をドライバーに認識させるものである。
【0003】
その操舵抑制力が小さ過ぎると障害物の存在をドライバーに認識させることができず、過大になると車両挙動を不安定にしてしまう。そこで、ドライバーが作用させる操舵トルクを検出し、その操舵トルクに対して一定の比率の操舵抑制力を作用させることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、操舵トルクに対して一定の比率の操舵抑制力を作用させても、ドライバーによっては障害物の存在を認識することなく操舵抑制力に抗して操舵を行う場合や、操舵抑制力の作用が過大であると感じる場合がある。また、操舵トルクが小さい場合は操舵抑制力が小さくなるため、障害物の存在をドライバーに認識させるのが困難になる。
【0005】
本発明は、上記問題を解決することのできる車両のステアリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による車両のステアリング装置の第1の特徴は、操舵方向における障害物との衝突可能性がある時に、操舵抑制力を作用させる手段を備える車両において、前記操舵抑制力の大きさを、車両の方向変換時における制動操作に対する操舵の優先度に対応する操舵依存度に対応させることが可能とされている点にある。
【0007】
本発明による車両のステアリング装置の第1の特徴は、操舵抑制の最適化にドライバーの操舵依存度が影響することに着目したことに基づくものである。先ず、操舵依存度について説明する。
図6に示すようにパイロンPを並べることで、幅3.5mの走行路を形成した。その走行路は、図において破線矢印で示すように、車両10が一台のみ走行できる幅を有し、途中で進路変更のために操舵が必要とされている。また、その進路変更できる距離は10mとされ、進路変更が遅れたり、進路変更が早すぎる場合はパイロンPに車両10が衝突するものとされている。
その走行路において複数のドライバーにより時速50kmでの車両10の走行試験を行った。なお、操舵依存度を明確に判断できるように、その走行路での進路変更は急操舵により行うようにした。
図7、図8は、その走行試験結果であり、図中△印はパイロンPを倒すことなく車両10が通過でき、図中○印は車両10が停止し、図中□はパイロンPに車両10が衝突した場合である。図7における横軸は操舵の優先度に対応する最大操舵トルクであり、縦軸は制動操作の優先度に対応する平均減速度である。図8における横軸は操舵の優先度に対応する最大舵角であり、縦軸は制動操作の優先度に対応する平均減速度である。
この走行試験から、車両の方向変換時における制動操作に対する操舵の優先度が高過ぎる場合、すなわちドライバーの操舵依存度が過大であるとパイロンPに車両10が衝突する。その制動操作に対する操舵の優先度が低過ぎる場合、すなわちドライバーの操舵依存度が小さくなり過ぎると車両10は停止する。その制動操作と操舵とがバランスする場合、すなわちドライバーの操舵依存度が適正範囲であればパイロンPを倒すことなく車両10は通過できる。
以上のことから、車両の方向変換を行う場合、制動操作に対する操舵の優先度に対応する操舵依存度の適正範囲には幅があり、操舵と制動操作の何れを優先するかはドライバー毎に異なることを確認できる。
【0008】
上記本発明の構成によれば、操舵方向において障害物との衝突可能性がある時に作用させる操舵抑制力を、操舵依存度の増大により増大させ、操舵依存度の減少により減少させることができる。これにより、ドライバーの操舵依存度に対応した操舵抑制力を作用させ、ドライバーに確実に障害物の存在を認識させて障害物との衝突を回避でき、且つ、過大な操舵抑制力の作用を防止してドライバーに違和感を与えるのを防止できる。
【0009】
本発明において、操舵トルクを検知する手段と、その検知された操舵トルクと前記操舵依存度に対応して操舵抑制力を演算する手段とを備え、その操舵トルクに対する操舵抑制力の比率は、その操舵依存度に対応するように定められているのが好ましい。
これにより、操舵抑制力を、障害物に向かう操舵トルクの増大により増大させ、その操舵トルクの減少により減少させると共に、ドライバーの操舵依存度に対応させることができるので、ドライバーに違和感を与えることなく速やかに障害物の存在を認識させることができる。
【0010】
その操舵依存度に相関するパラメータを求める手段と、そのパラメータと操舵依存度の関係を記憶する手段と、その求めたパラメータと記憶した関係とに基づき操舵依存度を演算する手段とを備えるのが好ましい。
その操舵依存度をパラメータに基づき演算することで、時々刻々変化する状況に対応した操舵抑制力を作用させることができる。
その操舵依存度に相関するパラメータとして、操舵トルクの大きさ、車両の減速度、ブレーキペダルの踏力、操舵の開始時点に対するブレーキ操作の開始時点の遅れ等を求めることができる。
そのパラメータと操舵依存度の関係は、その関係に従うことで、そのパラメータから操舵依存度を求めることができるように定めればよく、具体的な関係は実験的に求めればよい。
【0011】
その操舵依存度の設定値の入力装置を備えるのが好ましい。
これにより、ドライバーの意思により操舵依存度を予め任意の値に設定することができ、ドライバー自身が最適と考える操舵抑制力を作用させることができる。
【0012】
本発明による車両のステアリング装置の第2の特徴は、操舵方向における障害物との衝突可能性がある時に、操舵抑制力を作用させる手段を備える車両において、操舵トルクが零の時は一定の操舵抑制力が付与され、且つ、操舵トルクが設定値未満の場合は設定値以上の場合よりも、操舵トルクに対する操舵抑制力の増加率が小さくされている点にある。
これにより、操舵トルクが大きな場合だけでなく、操舵トルクが小さい場合にも、操舵抑制力をドライバーに障害物の存在を認識させるのに充分な大きさにできる。操舵トルクが零の時の一定の操舵抑制力の大きさや、操舵トルクに対する操舵抑制力の増加率は、操舵抑制力の値が、ドライバーに障害物の存在を認識させるのに充分な大きさになるように定めればよく、具体的な値は実験的に求めればよい。
本発明のステアリング装置は、この第2の特徴と上記第1の特徴とを併せ持つのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示すラックピニオン式電動パワーステアリング装置1は、車両10のステアリングホイールHに連結される入力シャフト2と、この入力シャフト2にトルクセンサ3を介して連結される出力シャフト4とを有するステアリングシャフトを備えている。その出力シャフト4はジョイント5を介してピニオン6に接続され、そのピニオン6に噛み合うラック7に操舵用車輪8が連結される。これにより、操舵トルクがステアリングホイールH、入力シャフト2、トルクセンサ3、出力シャフト4、およびピニオン6を介してラック7に伝達され、そのラック7の移動により車両10の操舵がなされる。その出力シャフト4の外周にベベルギヤ12が設けられ、このベベルギヤ12に噛み合うベベルギヤ15がモータ(アクチュエータ)13により回転駆動される。
【0014】
そのトルクセンサ3は、その入力シャフト2から出力シャフト4へ伝達される操舵トルクを出力するもので、公知の構成のものを用いることができる。そのトルクセンサ3は、コンピューターにより構成されるコントローラー50に接続される。
【0015】
そのコントローラー50に、上記モータ13、車速検知センサ51、車両10に取り付けられた複数の障害物検知センサ53、54、55、56、ブレーキペダルの踏力検知センサ64、舵角センサ65、入力装置70が接続される。
【0016】
それら障害物検知センサ53、54、55、56は、例えば、車両10の左右側方と左右後側方における障害物を検知するもので、車両からレーザや超音波等のレーダ波を発射する発信器と、そのレーダ波の受信器と、その受信したレーダ波の増幅器とを有するものにより構成できる。そのレーダ波の発信から受信までの時間差からコントローラー50は障害物までの距離を演算する。
【0017】
そのコントローラー50により、車両の方向変換時における制動操作に対する操舵の優先度に対応する操舵依存度に相関するパラメータとして、トルクセンサ3により検知される操舵トルクと、車速検知センサ51により検知される車速の時間変化から求められる減速度と、踏力検知センサ64により検知されるブレーキペダルの踏力と、舵角センサ65による舵角検出開始時点と踏力検知センサ64の踏力検出開始時点との差から求められる操舵の開始時点に対するブレーキ操作の開始時点の遅れとが求められる。
【0018】
そのコントローラー50は、そのパラメータと操舵依存度の関係を記憶し、その求めたパラメータと記憶した関係とに基づき操舵依存度を演算する。この演算式は、操舵トルクが大きく、車両の減速度が小さく、ブレーキペダルの踏力が小さく、操舵の開始時点に対するブレーキ操作の開始時点の遅れが大きい程に、操舵依存度が大きくなるように定められ、具体的には実験により求めればよい。
【0019】
その入力装置70は、操舵依存度の設定値をドライバーによる入力操作によってコントローラー50に入力するもので、その操舵依存度を所望の値に設定することが可能とされている。この入力装置70は、例えばキーボードにより構成できる。その操舵依存度の入力値はコントローラー50により記憶される。また、その入力装置70から、操舵依存度の選択信号がコントローラー50にドライバーの操作により入力可能とされ、操舵依存度として入力装置70により設定された値と上記のようにコントローラー50により演算されることで自動設定された値の何れを用いるかを選択することが可能とされている。
【0020】
上記コントローラー50の制御プログラムに基づくステアリング装置の制御手順を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0021】
まず、トルクセンサ3、車速検知センサ51、障害物検知センサ53、54、55、56、踏力検知センサ64、舵角センサ65からの信号を読み込む(ステップ1)。次に、モータ13の駆動電流に対応する制御値Iを演算する(ステップ2)。その制御値Iは、検知された操舵トルクに対応するものであり、操舵トルクが大きくなる程に大きな操舵補助力を発生するように定められる。本実施形態では、その制御値Iは検知された車速によっても変化し、低速状態では操舵補助力を大きくして車両の旋回性を向上し、高速状態では操舵補助力を小さくして高速走行時の安定性を向上する。
【0022】
次に、検知された操舵トルクから操舵方向を判断し、その操舵方向におけるセンサ53、54、55、56からの障害物検知信号により、車両10と障害物との衝突可能性を判断する(ステップ3)。例えば、その操舵方向において予め定めた一定距離内に障害物が検知された場合は衝突可能性があると判断する。
【0023】
その衝突可能性が無い場合、ステップ2において演算した制御値Iを出力してモータ13を駆動することで操舵補助力を作用させ(ステップ4)、ステップ1に戻る。
【0024】
ステップ3において衝突可能性が有ると判断された場合、操舵依存度として、コントローラー50により演算されることで自動設定される値を用いるか否かが、上記入力装置70から入力される選択信号に基づいて判断される(ステップ5)。
【0025】
ステップ5において、操舵依存度として自動設定される値が用いられる場合、上記のように操舵依存度に相関するパラメータと、そのパラメータと操舵依存度の記憶した関係とに基づき操舵依存度を演算し、その演算した値を操舵依存度として設定する(ステップ6)。
【0026】
ステップ5において、操舵依存度として自動設定される値を用いない場合、入力装置70によりドライバーにより操舵依存度として設定された値を読み出し(ステップ7)、その値を操舵依存度として設定する。
【0027】
次に、検知された操舵トルクと設定された操舵依存度に対応して操舵抑制力を演算し、上記制御値Iを、その演算された操舵抑制力を作用させることができる値I′に変化させる(ステップ8)。図3における破線A、実線B、2点鎖線Cは、その操舵抑制力と操舵依存度と操舵トルクとの関係を示す。本実施形態では操舵抑制力は操舵トルクに比例するものとされるが、操舵トルクに対応するように、操舵トルクの増大により増大し、操舵トルクの減少により減少すればよい。その操舵トルクに対する操舵抑制力の比率は、ステップ6あるいはステップ7において設定した操舵依存度に対応し、操舵依存度の増大により増大し、操舵依存度の減少により減少する。すなわち、図3において、操舵トルクに対する操舵抑制力の比率が最大の破線Aの場合は実線Bの場合よりも操舵依存度が大きく、その比率が最小の2点鎖線Cの場合は実線Bの場合よりも操舵依存度が小さくされ、操舵抑制力の大きさが操舵依存度に対応する。
【0028】
次に、その変化後の制御値I′を出力してモータ13を駆動することで操舵抑制力を作用させ(ステップ9)、ステップ1に戻る。これにより、車両と障害物との衝突可能性がある時に操舵抑制力を作用させることができる。
【0029】
上記構成によれば、操舵方向において障害物との衝突可能性がある時に操舵抑制力を作用させることができる。その操舵抑制力を、障害物に向かう操舵トルクの増大により増大させ、その操舵トルクの減少により減少させると共に、操舵依存度の増大により増大させ、操舵依存度の減少により減少させることができる。これにより、ドライバーの操舵依存度と操舵トルクに応じた操舵抑制力を作用させ、ドライバーに確実、速やかに障害物の存在を認識させて障害物との衝突を回避でき、且つ、過大な操舵抑制力の作用を防止し、ドライバーに違和感を与えるのを防止できる。また、その操舵依存度をパラメータに基づき演算することで、時々刻々変化する状況に応じた操舵抑制力を作用させることができる。その操舵依存度を入力装置70によって設定することで、ドライバーの意思により操舵依存度を予め任意の値に設定することができ、ドライバー自身が最適と考える操舵抑制力を作用させることができる。
【0030】
図4、図5を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同様部分は同一符号で示し、相違点を説明する。
【0031】
上記第1実施形態との相違は、操舵トルクが零の時は一定の操舵抑制力が付与され、且つ、操舵トルクが設定値未満の場合は設定値以上の場合よりも、操舵トルクに対する操舵抑制力の増加率が小さくされている点にある。すなわち、図4のフローチャートに示すように、この第2実施形態のコントローラー50による制御手順は、操舵依存度が設定されるまでは第1実施形態のステップ1〜7と同様とされる(ステップ1′〜7′)。
【0032】
ステップ6′あるいはステップ7′において操舵依存度が設定されたならば、トルクセンサ3により検知された操舵トルクTが設定値Ta以上か未満かが判断される(ステップ8′)。
【0033】
ステップ8′において検知された操舵トルクTが設定値Ta以上であれば、第1実施形態のステップ8、9と同様に、制御値Iを操舵抑制力を作用させることができる値I′に変化させ(ステップ9′)、その変化後の制御値I′を出力し、モータ13を駆動することで操舵抑制力を作用させ(ステップ10′)、ステップ1′に戻る。
【0034】
ステップ8′において検知された操舵トルクTが設定値Ta未満であれば、検知された操舵トルクTが設定値Ta以上の場合よりも、操舵トルクTに対する操舵抑制力の増加率が小さくなるように、制御値Iを操舵抑制力を作用させることができる制御値I″に変化させ(ステップ11′)、その変化後の制御値I″を出力し、モータ13を駆動することで操舵抑制力を作用させる(ステップ10′)。
図5における破線A′、実線B′、2点鎖線C′は、第2実施形態における操舵抑制力と操舵依存度と操舵トルクTとの関係を示す。その操舵トルクTが設定値Ta以上の場合、本実施形態では操舵抑制力は操舵トルクTに比例するものとされるが、操舵トルクTに対応するように、操舵トルクTの増大により増大し、操舵トルクTの減少により減少すればよい。その操舵トルクTが設定値Ta未満の場合、本実施形態では操舵抑制力は一定値とされるが、操舵トルクTに対応するように、操舵トルクTの増大により増大し、操舵トルクTの減少により減少してもよく、その操舵トルクTに対する操舵抑制力の増加率が、操舵トルクTが設定値以上の場合よりも小さければよい。その操舵トルクTに対する操舵抑制力の比率は、ステップ6′あるいはステップ7′において設定した操舵依存度に対応し、操舵依存度の増大により増大し、操舵依存度の減少により減少する。
【0035】
上記第2実施形態によれば、操舵トルクTが小さい場合でも、操舵抑制力をドライバーに障害物の存在を認識させるのに充分な大きさにできる。他は上記第1実施形態と同様である。
【0036】
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、障害物の検知手段は特に限定されず、CCDカメラによる車両周囲の映像を画像処理することで、車両に接近する障害物の有無を検知するようにしてもよい。また、操舵方向の検知手段も特に限定されず、例えば、ウィンカの操作信号により検知してもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、ドライバーの特性に応じた操舵抑制力の付与により、ドライバーに違和感を与えることなく障害物との衝突を確実に回避できる車両のステアリング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のステアリング装置の構成説明図
【図2】本発明の第1実施形態のステアリング装置の制御手順を示すフローチャート
【図3】本発明の第1実施形態のステアリング装置における操舵トルクと操舵抑制力との関係を示す図
【図4】本発明の第2実施形態のステアリング装置の制御手順を示すフローチャート
【図5】本発明の第2実施形態のステアリング装置における操舵トルクと操舵抑制力との関係を示す図
【図6】車両の走行試験の説明図
【図7】車両の走行試験の結果を示す最大操舵トルクと平均減速度との関係を示す図
【図8】車両の走行試験の結果を示す最大舵角と平均減速度との関係を示す図
【符号の説明】
1 パワーステアリング装置
3 トルクセンサ
10 車両
50 コントローラー
53、54、55、56 障害物検知センサ
70 入力装置
Claims (6)
- 操舵方向における障害物との衝突可能性がある時に、操舵抑制力を作用させる手段を備える車両において、
前記操舵抑制力の大きさを、車両の方向変換時における制動操作に対する操舵の優先度に対応する操舵依存度に対応させることが可能とされていることを特徴とする車両のステアリング装置。 - 操舵トルクを検知する手段と、
その検知された操舵トルクと前記操舵依存度に対応して操舵抑制力を演算する手段とを備え、
その操舵トルクに対する操舵抑制力の比率は、その操舵依存度に対応するように定められている請求項1に記載の車両のステアリング装置。 - その操舵依存度に相関するパラメータを求める手段と、
そのパラメータと操舵依存度の関係を記憶する手段と、
その求めたパラメータと記憶した関係とに基づき操舵依存度を演算する手段とを備える請求項1または2に記載の車両のステアリング装置。 - その操舵依存度の設定値の入力装置を備える請求項1〜3の中の何れかに記載の車両のステアリング装置。
- 操舵方向における障害物との衝突可能性がある時に、操舵抑制力を作用させる手段を備える車両において、
操舵トルクが零の時は一定の操舵抑制力が付与され、且つ、操舵トルクが設定値未満の場合は設定値以上の場合よりも、操舵トルクに対する操舵抑制力の増加率が小さくされていることを特徴とする車両のステアリング装置。 - 前記操舵抑制力の大きさを、車両の方向変換時における制動操作に対する操舵の優先度に対応する操舵依存度に対応させることが可能とされている請求項5に記載の車両のステアリング装置。
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