JP3717986B2 - 浴水の清浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は浴水の清浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、浴槽内の浴水を循環ポンプで汲み上げて、各種の清浄化処理機器の配備された循環路を強制的に循環させて浴水を清浄化し、再び浴槽内に噴出させる浴水の清浄化装置が普及している。
この浴水の清浄化装置には、湯を循環するための循環ポンプ、汚れを浄化するための濾過装置、及び殺菌を行う紫外線殺菌装置、湯を適温に保つためのヒータ等の処理機器が配備されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
紫外線殺菌装置は、紫外線ランプを保護管に収納したものであるが、保護管は紫外線が透過する様に石英ガラスで出来ている為、輸送中の衝撃やメンテナンスの際に割れる危険がある。
保護管が割れた場合には、割れたガラスの破片が浴槽に吐き出されて、大変危険であるため、速やかに装置本体の運転を停止し、表示装置を通じてユーザに保護管の割れがあったことを知らせる必要がある。
一方、この保護管の割れを湿度の上昇及び水分を電気抵抗値の上昇により検出する水滴センサで検知する場合、保護管が割れていなくても水滴センサに水がかかれば、割れと誤検知をしてしまう問題がある。
水滴センサに水がかかることは通常の運転状態では考えられないが、保護管のメンテナンスの際に水滴センサを濡らしてしまったり、装置本体に水張りを行う際に誤って殺菌装置に水をかけてしまえば水滴センサも濡れてしまう。又、保護管のメンテナンスが終わった後、水滴センサのコネクタを接続し忘れると抵抗値が高くなり、濡れと同じ検知となる。従って、保護管が割れていないのに表示装置には保護管の割れが表示され、装置本体の運転も止まってしまう等の問題がある。このようなメンテナンスに起因するセンサの誤動作は、ほとんどが電源投入時か運転再開時に発生する。メンテナンスの際には、通常電源をオフとするか或いは運転を停止するため、メンテナンス時に上記したような濡れや接続外れが生じた場合、電源投入時や運転再開時にセンサの検出信号が出力されるためである。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は浴槽の湯を循環させて清浄化する浴水の清浄化装置において、循環する浴水の殺菌を行う紫外線ランプと、該紫外線ランプを浴水と遮断して収納する保護管と、を有する殺菌するための手段と、該殺菌するための手段における保護管の割れ等による水分を検出するための手段と、装置の電源投入時と運転開始時に、前記検出するための手段から検出信号があった場合、保護管割れとは異なる旨の判断をするための手段と、を備えたことを特徴とする。
検出するための手段により、水分の検出があると、判断するための手段は清浄化装置の運転状態に基づいて、保護管の割れか否か判断する。即ちメンテナンス時に検出するための手段を濡らしてしまったり、コネクタの接続が外れたりすることにより、検出するための手段が検出信号を出力するのは、電源投入時や運転再開時に多いため、この時には保護管の割れとは異なる判断を下す等の態様が可能である。
判断するための手段が、このように保護管割れとは異なる旨の判断をした時、表示等の告知を行うための手段によりユーザに告知するように構成することが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、浴槽1の浴水は循環ポンプ2により汲み上げられて、濾過装置3により濾過され、次いで殺菌装置4により殺菌され、更に温度センサ6により温度を検出され、ヒータ装置7により所定温度まで加熱された上で、浴槽1に戻されるようなっている。
【0006】
殺菌装置4は図2に示すように紫外線ランプ40を備えており、その上に保護管41がカバーされている。この紫外線ランプ40と保護管41はジャケット42の中に納められており、ジャケット42の一端側に設けられた浴水入口43から浴水が流入し、他端側に設けられた浴水出口44から浴水が排出されるようになっている。浴水は浴水入口43から浴水出口44へと流れる間に、紫外線ランプ40から発せられ、保護管41を透過する紫外線光により殺菌されるようになっている。
紫外線ランプ40と保護管41の一端側はシール部45によりシールされて保持されており、このシール部45によりジャケット42の一端側に上部室46が形成されている。この上部室46において紫外線ランプ40はリード線47を介して制御装置8と接続されている。
【0007】
上部室46には水分センサ5も備えられており、保護管41が割れた場合、シール部45との間に生じた隙間から上部室46内に侵入する浴水を検出するようになっている。
水分センサ5は種々のタイプのものを採用可能であるが、この実施形態では水の接触或いは湿度の上昇により電気抵抗が変化する性質を有する素子を主体としたセンサを用いている。
この水分センサ5の検出信号もリード線50により制御装置8に入力するようになっている。
【0008】
制御装置8はマイクロコンピュータを主体に構成されており、操作装置9からの指令等に基づいて、循環ポンプ2の制御や温度センサ6からの温度信号によりヒータ装置7の制御を行っている。また、殺菌装置4の制御も同時に行っている。また表示装置10に信号を送り、ユーザに対して種々の表示を実行するようになっている。操作装置9は電源の投入操作及び清浄化装置の運転の停止と開始(循環ポンプ2とヒータ装置7と殺菌装置4のオンオフ)の操作も行えるようになっており、この操作指令も制御装置8に送られる。
水分センサ5からの水分検出信号は制御装置8に入力され、表示装置10に表示されるようになっている。制御装置8は、装置の電源投入時或いは運転開始時に水分センサ5からの水分検出信号を受け取ると、保護管41の割れによる浴水の漏洩と判断せず、メンテナンス時の水分センサ5の濡れ或いは水分センサ5とリード線50の接続外れ等と判断するようになっている。
この判断により、制御装置8は水分センサ異常表示11を点灯させて、ユーザに水分センサ5の異常を告知するようになっている。制御装置8は同時に操作装置9からの操作指令を受付ないようになり、また装置の運転を開始できないようにするようになっている。
一方、装置の電源投入時や運転開始時でない時に、水分センサ5からの水分検出信号があると、制御装置8は保護管41の割れと判断し、保護管割れ表示12を点灯させてユーザに注意を促すようになっている。同時に、循環ポンプ2の運転を停止し、ガラスの破片が浴槽1に流れ込むのを防ぐようになっている。また、ヒータ装置7及び殺菌装置4の運転も停止させ、更に操作装置9からの操作指令を受け付けないようになっている。
水分センサ5からの水分検出信号がなくなると、制御装置8は水分センサ異常表示11を表示中の場合には、この表示を解除し、運転開始可能状態とするようになっている。
図3は、上記した制御装置8の動作を示すフローチャート図である。
【0009】
以上の構成において、殺菌装置4における保護管41の割れ等が発生した場合には、保護管割れ表示12にその旨の表示がなされると共に、循環ポンプ2、殺菌装置4、ヒータ装置7の停止により装置の運転が停止されるから、割れた保護管41による事故を未然に防止することが可能である。
また、メンテナンス時には、通常電源を停止するか或いは運転を停止して行うが、この際に水分センサ5が濡れたり、水分センサ5とリード線50の接続が不良となった場合、メンテナンス終了時に電源の投入或いは運転の開始操作の時に、水分センサ5から検出信号が出力される。しかし制御装置8は電源投入時と運転開始時には、検出信号を受信しても水分センサ5の異常と判断して水分センサ異常表示11にその旨の表示をさせるため、誤動作を防止でき、確実な制御を行うことが可能になる。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の浴水の清浄化装置によれば、殺菌するための手段における保護管の割れを精度良く検出でき、事故を防止できると共に誤動作も効率的に防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す機能ブロック図。
【図2】 本発明の一実施形態における殺菌装置4の構造を示す断面図。
【図3】 本発明の一実施形態における制御装置8の動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1:浴槽、2:循環ポンプ、3:濾過装置、4:殺菌装置、5:水分センサ、6:温度センサ、7:ヒータ装置、8:制御装置、9:操作装置、10:表示装置、11:水分センサ異常表示、12:保護管割れ表示、40:紫外線ランプ、41:保護管、42:ジャケット、43:浴水入口、44:浴水出口、45:シール部、46:上部室、47:リード線、50:リード線。
Claims (2)
- 浴槽の湯を循環させて清浄化する浴水の清浄化装置において、
循環する浴水の殺菌を行う紫外線ランプと、該紫外線ランプを浴水と遮断して収納する保護管と、を有する殺菌するための手段と、
該殺菌するための手段における保護管の割れ等による水分を検出するための手段と、
装置の電源投入時と運転開始時に、前記検出するための手段から検出信号があった場合、保護管割れとは異なる旨の判断をするための手段と、
を備えた浴水の清浄化装置。 - 前記判断するための手段が、保護管割れとは異なる旨の判断をした時、その旨の告知を行うための手段を更に備えた、
請求項1に記載の浴水の清浄化装置。
Priority Applications (1)
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JP33769895A JP3717986B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 浴水の清浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33769895A JP3717986B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 浴水の清浄化装置 |
Publications (2)
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Family
ID=18311123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33769895A Expired - Fee Related JP3717986B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 浴水の清浄化装置 |
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1995
- 1995-12-04 JP JP33769895A patent/JP3717986B2/ja not_active Expired - Fee Related
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