JP3717624B2 - 流体圧機器に対する圧力計の取付機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力計を流体圧機器に振動や衝撃等による影響を受けないように緩衝的に取り付けるための取付機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧力調整弁等の流体圧機器には、通常、使用流体圧を測定するための圧力計が取り付けられる。このような圧力計としては、例えば、流体圧力をブルドン管の変形によって指針の動きに変換して表示するブルドン管圧力計があり、流体圧機器に対しては、図4に示す圧力計40のように、圧力流体をブルドン管に導入するための導管を兼ねる取付軸41を、流体圧機器42に設けられている流体流路兼用のねじ孔43にねじ込む方法や、図5に示す圧力計50のように、ケースの複数個所を螺子51で流体圧機器52に固定する方法等により、固定的に取り付けられる。
【0003】
ところが、このように圧力計を流体圧機器に固定的に取り付ける方法は、該流体圧機器の振動や落下時の衝撃等が該圧力計に直接伝わるため、ブルドン管や指針等の内装機が変形、位置ずれ等を生じて精度不良を起こし易く、正確な圧力検出を行うことが困難になり易いという欠点があった。
【0004】
しかも、図4に示す取付方法は、圧力計40が取付軸41によって流体圧機器42から大きく突出した状態に組み付けられるため、場所によっては該圧力計40が邪魔になって流体圧機器42を取り付けられないということもあった。
一方、図5に示す取付方法は、圧力計50を流体圧機器52に密着状態でコンパクトに取り付けることができるが、取付用の螺子51と圧力流体導入用の導管53とを別に設けなければならないため、構造が複雑になって組立時の作業性も悪いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主要な技術的課題は、圧力計を振動や衝撃等による影響を受けないように流体圧機器に取り付けることができる、緩衝効果の勝れた取付機構を提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、圧力計を流体圧機器に簡単且つコンパクトに取り付けることができると共に、圧力流体を内装機に導くための導圧機構としての機能を兼ね備えた、合理的設計構造の取付機構を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によれば、内装機に圧力流体を導く導圧部材に、流体圧機器に螺子で固定するための座部を形成し、上記座部に導圧部材内の流体流路と連通する螺子用取付孔を形成して、該取付孔内に上記螺子を挿通し、上記螺子と座部との間及び座部と流体圧機器との間にそれぞれシール部材兼用の緩衝部材を介在させた状態で、該螺子を、流体圧機器の流体流路を兼ねる螺子孔に螺着し、上記螺子に、上記取付孔と螺子孔とを相互に連通させる流路を形成したことを特徴とする取付機構が提供される。
【0007】
上記構成を有する取付機構は、圧力計と流体圧機器との間及び圧力計と螺子との間にそれぞれ、緩衝部材を介在させているため、この緩衝部材の作用により、上記流体圧機器の振動や落下時の衝撃等が、該流体圧機器から圧力計に直接伝わることも、螺子を介して間接的に伝わることも防止される。この結果、圧力計の内装機が、流体圧機器からの振動や衝撃等により変形や位置ずれ等を起こして精度不良を来すことがなく、常に正確な圧力検出を行うことが可能となる。
【0008】
また、圧力計を螺子で流体圧機器に簡単且つコンパクトに取り付けることができるばかりでなく、圧力流体を内装機に導くための導圧部材を固定用の座部として兼用すると共に、シール部材を緩衝部材として兼用し、且つ固定用の螺子を、流体圧機器から上記導圧部材に圧力流体を導くための導管として兼用することにより、上記取付機構に導圧機能と緩衝機能とを兼備させたので、該取付機構を非常に簡単で合理的な設計構造とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は本発明に係る取付機構の一実施例を示すもので、図中1は圧力調整弁等に代表される周知の流体圧機器、2はこの流体圧機器1に取り付けられた圧力計であって、上記流体圧機器1は一部分のみが示されている。
【0010】
上記圧力計2は、流体圧力を数値等の目視情報に変換して表示する内装機3と、該内装機3を収容するケース4と、該ケース4の前面に着脱自在に取り付けられた前面カバー5と、ケース4の背面に着脱自在に取り付けられた底板6とを備えていて、該底板6に上記内装機3が取り付けられ、該底板6をケース4に着脱することによって上記内装機3が、該ケース4に対して着脱自在となっている。上記ケース4は合成樹脂製又は金属製であり、また、前面カバー5は合成樹脂製であり、さらに、底板6は銅等の金属製である。
【0011】
上記前面カバー5は目盛板を兼ねるもので、中央に円形の透明部分を有し、この透明部分に目盛7が付されている。この前面カバー5をケース4に着脱する機構は任意であるが、図示の実施例では、ケース4に形成した複数の係止孔9と、前面カバー5の裏面に形成した複数のフック10とからなっている。
【0012】
上記内装機3は、流体圧力を指針12の回転運動に変換するブルドン管13と、前面カバー5に表記された目盛7を指示する上記指針12と、上記ブルドン管13に圧力流体を導く導圧部材14とを有するものである。
【0013】
上記圧力計2は、上記導圧部材14を利用した取付機構15により、流体圧機器1に対して緩衝的に取り付けられている。即ち、図3に詳細に示すように、ブルドン管13の一端を保持するホルダとしての機能を兼ね備えた上記導圧部材14には、流体圧機器1に螺子17で固定するための座部18が形成され、該座部18に、導圧部材14内の流体流路19と連通する螺子用取付孔20が形成されている。上記流体流路19は、上記取付孔20とブルドン管13とを連通させるものである。
【0014】
上記取付孔20内には、側面の一部に軸線方向の流路21を備えた上記螺子17が、合成ゴム等からなるシール部材兼用の緩衝部材22aを該螺子17と座部18との間に介在させると共に、同様の緩衝部材22bを座部18と流体圧機器1との間に介在させた状態で挿通され、流体圧機器1に設けられた流体流路兼用の螺子孔24に螺着されている。そして、この螺子17の螺子孔24への螺着により、上記圧力計2が流体圧機器1に対し、上記緩衝部材22a,22bを介してシール状態で且つ緩衝的に取り付けられると共に、上記取付孔20と螺子孔24とが、螺子17に切られた上記流路21で相互に連通せしめられている。
【0015】
上記構成の実施例において、流体圧機器1からの圧力流体は、上記螺子孔24から、螺子17に切られた流路21、取付孔20、及び流路19を通じてブルドン管13に供給され、該ブルドン管13の変形に伴う指針12の動きによって目盛7で表示される。
【0016】
また、上記構成を有する取付機構15は、螺子17と座部18との間にシール部材兼用の緩衝部材22aが介在すると同時に、該座部18と流体圧機器1との間にも同様の緩衝部材22bが介在することにより、これらの螺子17と座部18、及び座部18と流体圧機器1とが何れも直接接触しないようになっているため、該流体圧機器1の振動や落下時の衝撃等が、該流体圧機器1から直接圧力計2に伝わることも、螺子17を介して間接的に伝わることもない。このため、上記内装機3が振動や衝撃等によって変形や位置ずれ等を生じて精度不良を来すことがなく、常に正確な圧力検出を行うことができる。
【0017】
更に、圧力流体をブルドン管13に導く導圧部材14に取付用の座部18としての機能を兼備させると共に、緩衝部材22a,22bにシール部材としての機能を兼備させ、且つ圧力計2を取り付ける螺子17に流路21を設けることによって該螺子17に、流体圧機器1から上記導圧部材14に圧力流体を導くための導管としての機能を兼備させたことにより、上記取付機構15に導圧機能と緩衝機能とを兼備させたので、導圧用の導管を別途に設ける必要がなく、該取付機構15を非常に簡単で合理的な設計構造とすることができる。しかも、図5に示す場合と同様に、圧力計2を螺子17で流体圧機器1に簡単且つコンパクトに取り付けることができる。
【0018】
【発明の効果】
このように本発明の取付機構によれば、圧力計と螺子との間及び圧力計と流体圧機器との間にそれぞれ緩衝部材を介在させたことにより、流体圧機器の振動や落下時の衝撃等が直接又は螺子を介して間接的に圧力計に伝わるのを確実に防止することができ、この結果、該圧力計の内装機が、流体圧機器からの振動や衝撃等によって変形や位置ずれ等を生じて精度不良を来すことがなく、常に正確な圧力検出を行うことができる。
また、圧力計を螺子で流体圧機器に簡単且つコンパクトに取り付けることができるばかりでなく、圧力流体を内装機に導くための導圧部材に固定用座部としての機能を兼備させ、緩衝部材にシール部材としての機能を兼備させ、且つ、固定用の螺子に流体圧機器から上記導圧部材に圧力流体を導くための導管としての機能を兼備させたことにより、上記取付機構を、導圧機能と緩衝機能とを兼備した非常に簡単で合理的な設計構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取付機構の一実施例を示す要部正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1におけるA−A線での部分拡大断面図である。
【図4】従来の取付機構の一例を示す側面図である。
【図5】従来の取付機構の他例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 流体圧機器 2 圧力計
3 内装機 14 導圧部材
15 取付機構 17 螺子
18 座部 19,21 流路
20 取付孔 22a,22b 緩衝部材
24 螺子孔
Claims (1)
- 流体圧力を目視情報に変換して表示する内装機を備えた圧力計を、流体圧機器に取り付けるための取付機構であって、
上記内装機に圧力流体を導く導圧部材に、流体圧機器に螺子で固定するための座部を形成し、
上記座部に導圧部材内の流体流路と連通する螺子用取付孔を形成して、該取付孔内に上記螺子を挿通し、
上記螺子と座部との間及び座部と流体圧機器との間にそれぞれシール部材兼用の緩衝部材を介在させた状態で、上記螺子を、流体圧機器の流体流路を兼ねる螺子孔に螺着し、
上記螺子に、上記取付孔と螺子孔とを相互に連通させる流路を形成した、
ことを特徴とする流体圧機器に対する圧力計の取付機構。
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JP02203997A JP3717624B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 流体圧機器に対する圧力計の取付機構 |
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JP02203997A JP3717624B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 流体圧機器に対する圧力計の取付機構 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10206262A JPH10206262A (ja) | 1998-08-07 |
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- 1997-01-21 JP JP02203997A patent/JP3717624B2/ja not_active Expired - Fee Related
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