JP3717327B2 - 光ファイバテープ心線の配線固定方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線の配線固定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信などに用いられる光ケーブルに収容されている光ファイバテープ心線を光ケーブルから引き出して、光ファイバテープ心線の接続部まで配線するときに用いられる、光ファイバテープ心線の配線固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、光通信用として種々の光ケーブルが用いられており、光ケーブルの一例として、図5に示すような断面形状を有する光ケーブル9が用いられている。同図に示す光ケーブル9は、スロット4の外周側に光ファイバテープ心線を押えるための押え用のテープ(図示せず)および、この押え用テープを固定するためのポリエチレンなどのシース15を設けて形成されている。スロット4は、円柱形状の外周側に複数の光ファイバテープ収容溝を形成して形成されており、各光ファイバテープ収容溝には、光ファイバテープ心線2が5〜10枚といった複数の数(同図では5枚)収容されている。
【0003】
光ファイバテープ心線2は、周知の如く、複数(同図では4本)の光ファイバ1を並設し、これらの光ファイバ1の外周側に被覆を設けてテープ状に形成されている。なお、同図においては、図の簡略化のために、1本の光ファイバテープ心線2を除いては、光ファイバ1を省略して示している。
【0004】
ところで、このような光ケーブル9を用いて行われる光通信の一例として、例えば電話通信などの加入者系光通信システムがあり、このような加入者系光通信システムにおいては、電話加入者などの加入者と局とを光ケーブル9により接続し、例えば図4に示すような収納架16を有する収納架装置を用いて光ケーブル9の端末10を局内に収納することが行われている。
【0005】
収納架16には、光ケーブル9を導入するケーブル導入口24が形成されており、また、収納架16内には、棚状の光コネクタ接続部11(11a,11b)が複数(同図では2個)設けられている。光コネクタ接続部11a,11bは、光ケーブル9から引き出された光ファイバテープ心線2の先端側に設けられる光コネクタ13を接続するものであり、各光コネクタ接続部11a,11bには、図示されていないコネクタ用アダプタが複数設けられている。
【0006】
さらに、収納架16内には、光ケーブル9の端末10から引き出された光ファイバテープ心線2を固定するために、例えば円柱状の心線固定部5が設けられており、光ケーブル9から引き出された光ファイバテープ心線2が保護チューブ22に通され、光ファイバテープ心線2は、保護チューブ22の上からインシュロックやタイラップ等の固定部材8により心線固定部5に固定されていた。
【0007】
なお、保護チューブ22の長さは、例えば約1mの予め定められた長さであり、光ファイバテープ心線2を心線固定部5に固定するときには、予め固定部材8を保護チューブ22の先端部に設けておいて、前記の如く、固定部材8により保護チューブ22の上から光ファイバテープ心線2を固定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、上記のように、光ファイバテープ心線2を収納架16内に配線固定する場合に、予め定められた長さの保護チューブ22を光ファイバテープ心線2に取り付けて光ファイバテープ心線2を配線固定していたため、例えば収納架16によって心線固定部5の取り付け位置が異なる場合には、光ファイバテープ心線2の光ケーブル9からの引き出し位置と心線固定部5との距離に対応させて、互いに長さの異なる複数の保護チューブ22を用意し、心線固定部5の取り付け位置と光ファイバテープ心線2の光ケーブル9からの引き出し位置との距離にあった保護チューブ22を用いて、光ファイバテープ心線2の固定を行なわなければならないといった問題があった。
【0009】
また、収納架16において、例えば心線固定部5の取り付け位置を変更しようとすると、保護チューブ22の長さが合わなくなるために、例えば、いろいろな長さの保護チューブ22を用意しておき、心線固定部5の取り付け位置に対応させて、保護チューブ22に光ファイバテープ心線2を通し直さなければならないといったように、面倒な作業が必要となり、光ファイバテープ心線2の固定位置の変更を容易に行なうことができないといった問題が生じた。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、光ケーブルに収容されている光ファイバテープ心線を光ケーブルから引き出して光ファイバテープ心線の接続部まで配線するときに、光ファイバテープ心線を固定する固定位置がどのような位置にあっても、また、光ファイバテープ心線の固定位置が変更されても、容易に光ファイバテープ心線を固定位置に固定して配線することができる光ファイバテープ心線の配線固定方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、本発明の光ファイバテープ心線の配線固定方法は、光ケーブルから引き出された複数の光ファイバテープ心線を束ねるスパイラルチューブを光ファイバテープ心線の長手方向に沿って間隔を介して複数設け、これらのスパイラルチューブによって束ねた光ファイバテープ心線群を形成し、該光ファイバテープ心線群に設けた複数のスパイラルチューブの内、心線固定部に隣接するスパイラルチューブを光ファイバテープ心線の長手方向にスライド移動させて前記心線固定部に位置合わせし、この位置合わせしたスパイラルチューブを介して前記各光ファイバテープ心線群を前記心線固定部に固定部材で固定し、該心線固定部から先の光ファイバテープ心線をそれぞれ対応する接続部に導いて接続する構成をもって課題を解決する手段としている。
【0013】
上記構成の本発明において、光ケーブルから引き出された複数の光ファイバテープ心線がスパイラルチューブによって束ねられて光ファイバテープ心線群が形成されており、スパイラルチューブは光ファイバテープ心線に対して容易に取り付け可能であるために、任意の位置に容易に取り付けることができるし、スパイラルチューブは、スパイラルチューブ自身では容易に動かないが、人手によっては、光ファイバテープ心線の長手方向に容易にスライド移動自在であるために、前記任意の位置に取りつけたスパイラルチューブを光ファイバテープ心線の長手方向にスライド移動させることにより、スパイラルチューブの位置を心線固定部の位置に合わせることが可能となる。
【0014】
そして、本発明においては、スパイラルチューブによって束ねた光ファイバテープ心線群が前記スパイラルチューブを介して心線固定部に固定部材で固定されるため、光ファイバテープ心線を配線固定するときに、光ファイバテープ心線を固定する固定位置がどのような位置にあっても、また、光ファイバテープ心線の固定位置が変更されても、容易にスパイラルチューブの位置を心線固定部(光ファイバテープ心線の固定位置)に位置合わせし、光ファイバテープ心線を固定位置に固定して配線することが可能となり、上記課題が解決される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。図1には、一実施形態例として、本発明の光ファイバテープ心線の配線固定方法を適用した光ケーブル収納架装置の要部構成が断面図により示されている。
【0016】
同図において、収納架16には、図4に示した従来例と同様のケーブル導入口24と、心線固定部5と、複数の光コネクタ接続部11a,11bとが設けられている。本実施形態例が従来例と異なる特徴的なことは、光ケーブル9の端末10から引き出された複数の光ファイバテープ心線2が、複数のプラスチック製のスパイラルチューブ3によって束ねられて、光ファイバテープ心線群12が複数形成され、図の紙面に垂直な方向に複数配列され、これらの各光ファイバテープ心線群12がそれぞれスパイラルチューブ3を介して固定部材8で心線固定部5に固定されていることである。
【0017】
なお、本実施形態例では、図5に示した光ケーブル9のスロット4の光ファイバテープ収容溝6毎に、5枚ずつ光ファイバテープ心線2をスパイラルチューブ3によって束ねており、合計5個の光ファイバテープ心線群12を形成して配線しているが、図1には、図の簡略化のために2個の光ファイバテープ心線群12のみ示してある。
【0018】
また、本実施形態例でも、従来例と同様に、心線固定部5から先の光ファイバテープ心線2は、それぞれ対応する光コネクタ接続部11a,11bに導出されて、光ファイバテープ心線2の先端の光コネクタ13が光コネクタ接続部11a,11bに設けられたコネクタ用アダプタに接続されているが、本実施形態例では、心線固定部5から先に設けられたスパイラルチューブ3(3a)によって、心線固定部5よりも先の光ファイバテープ心線2も途中までは束ねられている。
【0019】
さらに、心線固定部5より先の光ファイバテープ心線2に設けられているスパイラルチューブ3(3a)には、光ケーブル9のどのスロット4から光ファイバテープ心線2を引き出したかが識別できるように、スロット識別用の識別テープ(図示せず)が取り付けてある。
【0020】
図3に示すように、スパイラルチューブ3は、例えばプラスチックのシートをらせん状に巻回した状態に成形したものであり、図中、20に示す重なり部分を有しているが、この重なり部分20は、接着剤などによって固定されているわけではなく、この重なり部分20に光ファイバテープ心線2などを挿入することにより、スパイラルチューブ3を容易に光ファイバテープ心線2に取り付けることができるし、その逆の操作を行なうことにより、スパイラルチューブ3を容易に光ファイバテープ心線2から取り外すことができるものである。
【0021】
また、スパイラルチューブ3は、スパイラルチューブ自身では容易に動かない程度の圧迫力を光ファイバテープ心線2に付した状態で光ファイバテープ心線2を束ねている。そして、スパイラルチューブ3は光ファイバテープ心線2の自重によっては動くことがないが、人手によって、容易に光ファイバテープ心線2の長手方向にスライド移動させることができる。
【0022】
さらに、スパイラルチューブ3には、スパイラルチューブ3を光ファイバテープ心線2に取り付けたり取り外したりする動作と同様の動作を行なうことにより、前記識別テープなどのテープ状の部材を容易に取り付けたり、取り外したりすることができる。
【0023】
本実施形態例は以上のように構成されており、光ファイバテープ心線2を配線するときには、以下のようにして行なう。まず、光ケーブル9を収納架16に導入して光ファイバテープ心線2を引き出し、図2に示すように、引き出された複数の光ファイバテープ心線2を束ねるスパイラルチューブ3を、光ファイバテープ心線2の長手方向に沿って間隔を介して複数設け、これらのスパイラルチューブ3によって束ねた光ファイバテープ心線群12を複数形成する。なお、同図には、図の簡略化のために、1つの光ファイバ心線群12のみ示してある。
【0024】
そして、各光ファイバテープ心線群12に設けた複数のスパイラルチューブ3(例えば3a,3b,3c)の内、心線固定部5に隣接するスパイラルチューブ3(例えば3b)をそれぞれ、光ファイバテープ心線2の長手方向にスライド移動させて心線固定部5に位置合わせし、この位置合わせしたスパイラルチューブ3bを介して、各光ファイバテープ心線群12を従来例と同様の固定部材8で心線固定部5に固定する。その後、心線固定部5から先の光ファイバテープ心線2をそれぞれ対応する光コネクタ接続部11a,11bに導いて、光ファイバテープ心線2の先端の光コネクタ13を光コネクタ接続部11a,11bのコネクタ用アダプタに接続する。
【0025】
本実施形態例によれば、光ファイバテープ心線2に対して取り付けおよびスライド移動が容易にできるスパイラルチューブ3を用い、光ファイバテープ心線2を束ねて光ファイバテープ心線群12を複数形成し、これらの光ファイバテープ心線群12を、スパイラルチューブ3を介して心線固定部5に固定部材8で固定するようにしたために、スパイラルチューブ3を任意の位置に容易に取り付け、光ファイバテープ心線2の長手方向にスライド移動させて、スパイラルチューブ3(3b)の位置を、容易に心線固定部5の位置に合わせすることができ、この位置合わせしたスパイラルチューブ3(3b)を介して、心線固定部5に容易に固定することができる。
【0026】
そのため、本実施形態例によれば、心線固定部5がどのような位置にあっても、また、心線固定部5の取り付け位置が収納架装置の使用途中などに変更されても、光ファイバテープ心線2を心線固定部5に容易に固定して配線することが可能となり、収納架16の構造によらず、光ケーブル9から引き出した光ファイバテープ心線2を非常に容易に配線固定することができる。
【0027】
また、本実施形態例によれば、心線固定部5の先の光ファイバテープ心線2にもスパイラルチューブ3(3a)が設けられているために、光ファイバテープ心線2を心線固定部5から光コネクタ接続部11a,11bに導くときに、光ファイバテープ心線2がばらばらになることを防ぐことができ、光ファイバテープ心線2の光コネクタ13を対応する光コネクタ接続部11a,11bに導出して接続する作業も行ないやすくすることができる。
【0028】
さらに、本実施形態例によれば、光ケーブル9のどのスロット4から光ファイバテープ心線2を引き出したかを識別できるように、スパイラルチューブ3aにスロット識別用の識別テープを取り付けたために、光ファイバテープ心線2の光コネクタ13を、対応する光コネクタ接続部11a,11bに導出して接続する作業も非常に行ないやすいし、光コネクタ13の接続後にも、どのスロット4から引き出された光ファイバテープ心線2がどの光コネクタ接続部11a,11bに接続されているかを一目で識別することができ、非常に便利である。
【0029】
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施形態例では、光ファイバテープ心線2の長手方向に沿って、それぞれ3つのスパイラルチューブ3を設けて各光ファイバテープ心線群12を形成したが、光ファイバテープ心線2をスパイラルチューブ3によって束ねて光ファイバテープ心線群12を形成する際に、光ファイバテープ心線2の長手方向にそれぞれ設けるスパイラルチューブ3の数は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものであり、1つでもよいし、3つ以外の複数でもよい。
【0030】
ただし、上記実施形態例のように、複数のスパイラルチューブ3を光ファイバテープ心線2の長手方向に沿って設けておき、そのうちの心線固定部5に隣接するスパイラルチューブ3をスライド移動させて心線固定部5に位置合わせするようにすると、位置合わせするスパイラルチューブ3のスライド移動量を小さくすることができ、光ファイバテープ心線2の配線作業をより一層容易に行なうことができる。また、複数のスパイラルチューブ3によって光ファイバテープ心線2を束ねると、たとえ光ファイバテープ心線2の光ケーブル9からの引き出し長さが長くても、光ファイバテープ心線2がばらばらになることを防いで、光ファイバテープ心線2の配線作業を行ないやすくすることができる。
【0031】
また、上記実施形態例では、光ファイバテープ心線群12を形成する際に、光ファイバテープ心線2の長手方向に設けた複数のスパイラルチューブ3(3,3b,3c)を取り付けたままにしたが、光ファイバテープ心線2を心線固定部5に固定するために用いられるスパイラルチューブ3(3b)以外のスパイラルチューブ(3a,3c)は、取り付けたままにしてもよいし、取り外しても構わない。なお、スパイラルチューブ3は光ファイバテープ心線2に対して容易に取り外しができるために、このように、スパイラルチューブ3の取り外しを行なうときにも、その作業は容易に行なうことができる。
【0032】
さらに、上記実施形態例では、光ケーブル9から引き出される光ファイバテープ心線2をスパイラルチューブ3により束ねて、複数の光ファイバテープ心線群12を形成したが、例えば光ケーブル9に収容されている光ファイバテープ心線2の数が少ない場合などは、光ケーブル9から引き出されて光ファイバテープ心線2を一纏めにスパイラルチューブ3によって束ねて光ファイバテープ心線群12としてもよい。このようにした場合も、スパイラルチューブ3を介して光ファイバテープ心線2を心線固定部5に固定することにより、上記実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0033】
さらに、上記実施形態例では、心線固定部5を円柱状に形成したが、心線固定部5の形状などは特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0034】
さらに、上記実施形態例では、本発明の光ファイバテープ心線の配線固定方法を、光ケーブル9などの光部品を収納する収納架16を備えた収納架装置に適用したが、本発明の光ファイバテープ心線の配線固定方法は、必ずしも収納架装置にのみ適用するとは限らず、光ケーブルから引き出された複数の光ファイバ心線を心線固定部に固定し、対応する接続部に接続する構成を有する装置などに様々に適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】
本発明の光ファイバテープ心線の配線固定方法によれば、光ファイバテープ心線に対して取り付けおよびスライド移動が容易にできるスパイラルチューブを用いて、光ファイバテープ心線を束ねて光ファイバテープ心線群を形成し、光ファイバテープ心線群を、スパイラルチューブを介して心線固定部に固定部材で固定したものであるために、例えばスパイラルチューブを任意の位置に容易に取り付け、光ファイバテープ心線の長手方向に容易にスライド移動させることにより、スパイラルチューブの位置を、容易に心線固定部の位置に合わせして、光ファイバテープ心線を非常に容易に配線固定することができる。
【0036】
そして、本発明の光ファイバテープ心線の配線固定方法によれば、上記のように、スパイラルチューブを心線固定部の取り付け位置に容易に位置合わせして配線固定できるために、心線固定部がどのような位置にあっても、心線固定部の取り付け位置が変更されても、容易にスパイラルチューブの位置を心線固定部の位置に位置合わせして、光ファイバテープ心線を容易に配線固定することができる。したがって、本発明によれば収納架などの光ファイバテープ心線の配線装置の構造によらず、光ケーブルから引き出した光ファイバテープ心線を非常に容易に配線固定することができる。
【0037】
また、本発明の光ファイバテープ心線の配線固定方法によれば、光ファイバテープ心線を配線する際に、スパイラルチューブを光ファイバテープ心線の長手方向に沿って間隔を介して複数設けるために、例えば心線固定部の先の光ファイバテープ心線にもスパイラルチューブを設けた状態とすることができ、このようにすると、光ファイバテープ心線を心線固定部から接続部に導くときに、光ファイバテープ心線がばらばらになることを防ぐことができ、光ファイバテープ心線を対応する接続部に導出して接続する作業も行ないやすくすることができる。
【0038】
さらに、本発明の光ファイバテープ心線の配線固定方法によれば、複数設けたスパイラルチューブの内、例えば心線固定部の先の光ファイバテープ心線に設けたスパイラルチューブに、光ケーブルのどのスロットから光ファイバテープ心線を引き出したかを識別できるように、スロット識別用の識別テープ等の識別部材を取り付けることができるため、このようにすれば、光ファイバテープ心線を対応する接続部に導出して接続する作業も非常に行ないやすいし、光ファイバテープ心線の接続後にも、どのスロットから引き出された光ファイバテープ心線がどの接続部に接続されているかを一目で識別することができ、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ファイバテープ心線の配線固定方法により光ファイバテープ心線を配線した収納架装置の一例を示す要部断面構成図である。
【図2】本発明に係る光ファイバテープ心線の配線固定方法の一実施形態例における光ファイバテープ心線へのスパイラルチューブ取り付け状態を示す説明図である。
【図3】スパイラルチューブの構造を示す説明図である。
【図4】従来の光ファイバテープ心線の配線固定構造により光ファイバテープ心線を配線した収納架装置の断面構成を示す説明図である。
【図5】光ケーブルの一例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
2 光ファイバテープ心線
3 スパイラルチューブ
5 心線固定部
8 固定部材
9 光ケーブル
11a,11b 光コネクタ接続部
12 光ファイバテープ心線群
13 光コネクタ
16 収納架

Claims (1)

  1. 光ケーブルから引き出された複数の光ファイバテープ心線を束ねるスパイラルチューブを光ファイバテープ心線の長手方向に沿って間隔を介して複数設け、これらのスパイラルチューブによって束ねた光ファイバテープ心線群を形成し、該光ファイバテープ心線群に設けた複数のスパイラルチューブの内、心線固定部に隣接するスパイラルチューブを光ファイバテープ心線の長手方向にスライド移動させて前記心線固定部に位置合わせし、この位置合わせしたスパイラルチューブを介して前記各光ファイバテープ心線群を前記心線固定部に固定部材で固定し、該心線固定部から先の光ファイバテープ心線をそれぞれ対応する接続部に導いて接続することを特徴とする光ファイバテープ心線の配線固定方法。
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