JP3717023B2 - 検体送付用紙 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は肌の角質などの固形質の検体を簡易に送付できるようにした用紙に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、化粧品の販売、特に基礎化粧品の販売に際し、販売促進の一つの方法として、デパートなどでの化粧品販売コーナーにおいて購入希望者の肌から角質を検体として粘着シートなどを用いて取り、その検体を検査することで肌の状態などを調べるサービスを行っており、その結果に基づいて購入希望者の肌に適した化粧品を選択し提供することが行われている。しかしながら、このような肌検査と肌に適合した化粧品の紹介とを組み合わせて化粧品の紹介や提供を行うようにした販売方法にあっても、化粧品販売コーナーに立ち寄った購入希望者に対してのみに実施できるだけであり、このため、より多くの人々に対して角質を検体として提供できる機会を与え、提供を受けた検体の検査結果の通知および肌に適した化粧品の紹介を行って、化粧品販売の促進が行えるようにするとの要望があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、検体としての角質を採取する検体採取手段と検体を採取した検体採取手段を化粧品提供者側が回収できるようにするための送付手段を予め組み合わせるようにすることを課題とし、より多くの人々からの検体を受ける機会が多くできるようにすることを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、葉書片と情報記載片とが切取り部を介して連接されて、前記情報記載片には、透明フィルムに粘着剤を施してなる検体採取貼着ラベルが剥離可能に貼り合わされているとともに、透明フィルムに粘着剤を施してなる下層フィルム部と隠蔽層を有する上層フィルム部とを剥離可能に疑似接着してなり前記検体採取貼着ラベルより大寸とされた隠蔽ラベルが剥離可能に貼り合わされ、前記葉書片には、検体の色彩と異なる色彩を施し前記検体採取貼着ラベルを貼着する貼着部が設けられていることを特徴とする検体送付用紙を提供して、上記課題を解消するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1から図4に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は検体送付用紙で、該検体送付用紙1は図1に示されているように、葉書片2と情報記載片3とが切り取り用ミシン目からなる切取り部4を介して連接されたものである。前記葉書片2の図示された片面には後述するようにこの葉書片2を切取り部4から分離して送付する際に差出人情報(例えば氏名、住所など)を記載するための差し出し人情報記載部5が設けられているとともに、この片面の所要位置に検体の色彩と異なる色彩を施した貼着部6が設けられており、前記貼着部6にあっては、例えば、検体が肌の角質とする場合にはその角質が顕微鏡などでも見ることができるように肌の角質の明るい色彩とは異なる暗色系の色彩を施すようにしており、逆に検体が髪の毛などのような暗色系の色彩であるような場合には明色系の色彩が施されるものである。なお、図示されてはいないが、この葉書片のもう一方の片面にはこの葉書片を送付する際の宛名情報が予め印刷により設けられている。
【0005】
一方、情報記載片3には、上記葉書片2の差出人情報記載部5や色彩の施された貼着部6が設けられている面と同一面側に、この検体送付用紙1の使用方法などの情報が予め印字、印刷にて記載した情報記載部7が設けられているとともに、この情報記載部7に重なることのない位置に検体採取貼着ラベル8と隠蔽ラベル9とが配置されている。
図2は検体採取貼着ラベル8と隠蔽ラベル9とを断面で示しており、その内、検体採取貼着ラベル8にあっては、透明フィルム10の裏面に粘着剤11を施してなるものであって、情報記載片3に接着固定された剥離紙12の剥離処理面側に剥離可能にして貼り合わされている。そして、検体を採取する際に、この検体採取貼着ラベル8を剥ぎ取って、一旦、肌に当ててから(この時に検体である角質が検体採取貼着ラベルに移る)上記葉書片2の貼着部6に貼着すればよく、図3に示すように検体aがこの検体採取貼着ラベル8と葉書片2との間で確実に保持される。
また、隠蔽ラベル9は、全面を透視不能とした隠蔽層13aの下面に透明フィルム層13bを備えてなる上層フィルム部13と、透明フィルム層14aの下面に粘着剤14bを施した下層フィルム部14とがその重ね合わせ面、即ち、前記透明フィルム層13bと透明フィルム層14aとの間で剥離可能に疑似接着した構造のものである。そして、前記下層フィルム部14の前記粘着剤14bを介して、この隠蔽ラベル9が、上記検体採取貼着ラベル8と同じように情報記載片3に接着固定された剥離紙15の剥離処理された面に剥離可能に貼り合わされている。
【0006】
上記隠蔽ラベル9は、情報記載片3から分離して送付形態とした葉書片2に貼着されている上記検体採取貼着ラベル8を覆い、送付途中において検体aが第三者には見えないように、また、検体aを見えないようにして葉書片2の体裁を整えるようにするものであり、検体採取貼着ラベル8を完全に覆うことができる大きさに設けられている。そして、この隠蔽ラベル9は、前述したように葉書片2の貼着部6に検体採取貼着ラベル8を貼った後に、剥離紙15から全体を剥ぎ取ってその検体採取貼着ラベル8を覆うように貼着部6に貼る(図3参照)。
このようにして検体採取貼着ラベル8を隠蔽ラベル9で覆った葉書片2が差出人側から送付され、所定の検査部署に集められた後には、前記隠蔽ラベル9の上層フィルム部13が剥ぎ取られる。隠蔽ラベル9にあっては、この上層フィルム部13の剥ぎ取りを容易にするため、下層フィルム部14の上面に達する深さとした二条のミシン目16が入れられており、予めこのミシン目16の間における上層フィルム部13を剥ぎ取ってから指掛かりを得て残りの上層フィルム部13を剥ぎ取るようにする。勿論、上層フィルム部の剥ぎ取りを容易にする手段はこの二条のミシン目を入れた構造に限定されず、各種のものが採用できる。
このようにして上層フィルム部13を剥ぎ取ると、下層フィルム部14の透明フィルム層14aを通して検体採取貼着ラベル8に貼着している検体aが見えるようになり、顕微鏡などの検査機器を用いて検体の検査が行える。
なお、上記した実施の例において検体採取貼着ラベル、隠蔽ラベルそれぞれは情報記載片に接着固定した剥離紙に剥離可能に貼り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報記載片の片面に直に剥離処理を施し、その剥離諸裏面に検体採取貼着ラベル、隠蔽ラベルそれぞれを剥離可能に貼り合わせるようにしてもよい。また、葉書片の貼着部が設けられている面と、情報記載片の検体採取貼着ラベル、隠蔽ラベルが配置されている面とは同一面側としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、葉書片の貼着部が設けられている面と、情報記載片の検体採取貼着ラベル、隠蔽ラベルが配置されている面とを異なる面側としてもよい。
【0007】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明の検体送付用紙は、葉書片と情報記載片とが切取り部を介して連接されて、前記情報記載片には、透明フィルムに粘着剤を施してなる検体採取貼着ラベルが剥離可能に貼り合わされているとともに、透明フィルムに粘着剤を施してなる下層フィルム部と隠蔽層を有する上層フィルム部とを剥離可能に疑似接着してなり前記検体採取貼着ラベルより大寸とされた隠蔽ラベルが剥離可能に貼り合わされ、前記葉書片には、検体の色彩と異なる色彩を施し前記検体採取貼着ラベルを貼着する貼着部が設けられていることを特徴とするものである。このように、検体を採取した検体採取貼着ラベルを葉書片に貼着し、その葉書片を情報記載片から分離することで検体を所持した送付体が極めて簡単に得られるようになり、予めこの検体送付用紙を多くの人々に配付するこで、不特定の人々から検体の回収が容易になる。そして、葉書片の貼着部に貼り付けた検体採取貼着ラベルを隠蔽ラベルの貼り付けで簡単に覆うことができ、さらに、回収された葉書片にあってはその隠蔽ラベルの上層フィルム層を剥ぎ取るだけで、貼着部の色彩と異なる検体を下層フィルム層を通して見ることができ、検査が簡単に行えるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検体送付用紙の一例を示す説明図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿った断面を示す説明図である。
【図3】貼着部において検体採取貼着ラベルが隠蔽ラベルに覆われた状態を断面で示す説明図である。
【図4】隠蔽ラベルの上層フィルム部を剥離して除いた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…検体送付用紙 2…葉書片 3…情報記載片 4…切取り部
6…貼着部 8…検体採取貼着ラベル 9…隠蔽ラベル
10…透明フィルム 11…粘着剤
13…上層フィルム部 13a…隠蔽層 13b…透明フィルム層
14…下層フィルム部 14a…透明フィルム層 14b…粘着剤
Claims (1)
- 葉書片と情報記載片とが切取り部を介して連接されて、前記情報記載片には、透明フィルムに粘着剤を施してなる検体採取貼着ラベルが剥離可能に貼り合わされているとともに、透明フィルムに粘着剤を施してなる下層フィルム部と隠蔽層を有する上層フィルム部とを剥離可能に疑似接着してなり前記検体採取貼着ラベルより大寸とされた隠蔽ラベルが剥離可能に貼り合わされ、前記葉書片には、検体の色彩と異なる色彩を施し前記検体採取貼着ラベルを貼着する貼着部が設けられていることを特徴とする検体送付用紙。
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