JP3716437B2 - 画像生成装置および学習装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、コンピュータグラフィックスで作成した3次元曲面に、実写の物体画像をマッピングした画像を生成するための画像生成装置および学習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に概略的に示すように、コンピュータグラフィックスを用いて作成した3次元曲面に、実写の物体画像をマッピングして表示させるようなアプリケーションが知られている。テレビジョン特殊効果装置としては、特開昭61−230477号公報、特開昭61−237171号公報に記載されている装置が本願出願人により提案されている。かかる画像生成装置は、例えば商品の実写画像を立体的に表示し、これを視点を変えて(回転)表示させたり大きさを変えて表示させたりすることで、あたかも実物を見せるような効果を生じさせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回転、拡大、あるいは縮小にともなう変形が単純な座標変換と線形補間で行われることが一般的であるため、特に拡大画像の場合では解像度が劣化する問題があった。
【0004】
従って、この発明の目的は、画像の拡大等の変形時に解像度が劣化することが防止された画像生成装置および学習装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、画像データを座標変換し変換画像データを出力する座標変換手段と、
注目する補間画素の周辺に位置する、座標変換手段により出力される変換画像データ内の複数の画素の画素値に基づいて、注目する補間画素のクラスを示すコードを生成する分類手段と、
座標変換手段により出力される変換画像データ内の複数の画素の線形一次結合により注目する補間画素を生成するための係数をクラス毎に記憶する記憶手段と、
分類手段により生成されたクラスに対応する係数を記憶手段から検出すると共に、複数の画素の画素値および係数の線形一次結合により2次元座標系の格子上の注目する補間画素を生成する画素生成手段と、
を備える画像生成装置である。
【0006】
【作用】
拡大画像を得るために、クラス分類適応処理によって、拡大画像中の画素を補間するので、解像度の劣化を防止することができる。
【0007】
【実施例】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施例の全体ブロック図である。図1において、1がCPU、2が制御情報を入力するためのキーボード(およびマウス)、3がインターフェース(I/F)、4が制御プログラムや処理の途中結果を記憶するためのワークメモリ(RAM)、5がプログラムや画像データを蓄積するハードディスク(HDD)である。
【0008】
また、図1において、6がキーボード2から入力した情報によって3次元曲面を生成する3次元曲面生成回路、7が生成された曲面にマッピングする実画像データを蓄える実画像メモリ、8が実画像メモリ7に画像を入力するためのAD変換回路である。実画像は、例えばテレビジョンカメラで撮像された画像であり、AD変換回路8によって、アナログ画像信号からディジタル画像信号へ変換される。
【0009】
さらに、図1において、9がマッピングされた実画像を密な画素に補間するための補間回路、10が補間回路9によって作られた画像を蓄えるビデオメモリ(VRAM)、12が画像を表示するCRTモニタ、11がビデオメモリ10に蓄えられた画像データをCRTモニタ12に出力するために、ディジタルデータをアナログデータに変換するためのDA変換回路である。
【0010】
上述のこの発明の一実施例について、より詳細に説明する。まず、3次元曲面生成回路6では、キーボード2から入力された曲面生成命令によって、ある任意の関数によって3次元上の座標値が計算され、3次元の曲面が生成される。この曲面生成命令は、曲面の種類、曲面の形状を決定するパラメータ等を含むものである。3次元曲面の一例は、円筒面である。曲面の生成の代わりにハードディスク5にあらかじめ蓄えられていた曲面を読み出しても良い。
【0011】
一方、TVカメラなどから入力された実画像は、AD変換回路8によって例えば8ビットで量子化され、実画像メモリ7へ入力される。記憶される画像は静止画あるいは動画の何れでも良い。静止画像の場合は、実画像メモリは例えば(1024x768)程度の大きさをもったフレームメモリ1枚で構成し、動画像を扱う場合はフレームメモリ2枚をもって交互に読み書きする構成とされる。
【0012】
実画像メモリ7から読み出された画像は、3次元曲面生成回路6から出力される3次元の座標値に対応させてマッピングされる。ただし、これは、仮想的な空間でのイメージであり、CRTモニタ12に表示するためには、2次元の平面上に投影するとともに、隠面処理をする必要がある。また、3次元曲面の変形によっては、投影の際に補間によって2次元平面の格子点上の座標にマッピングされるように処理を行う必要がある。補間回路9は、この部分の処理を行う回路である。
【0013】
補間回路9の一例の詳細ブロック図を図2に示す。3次元曲面生成回路6からの曲面情報とAD変換回路8からの実画像データが座標変換回路21に入力され、2次元平面上に合成されて射影される。このとき存在する格子点の位置は、図3における実線の交点であり、破線の交点である2次元座標系の格子点とは異なる。従って、補間演算により2次元座標系の格子点上の画素値を求める必要がある。
【0014】
例えば、図3において、3次元座標系の格子点x1 〜x4 の画素を使用して、その中にある2次元座標系の格子点Xの画素値を推定する。この推定演算は、下式に示すような線形1次結合式で表される演算によって行われる。w1 〜w4 は、予め学習によって得られた係数である。
X=w1 ×x1 +w2 ×x2 +w3 ×x3 +w4 ×x4 (1)
【0015】
図2の回路においては、座標変換後の画素データが時系列変換回路22および23に供給される。時系列変換回路22から同時に出力されるx1 〜xn の画素が乗算器MP1 、MP2 、・・・、MPn の一方の入力端子に入力される。これらの乗算器MP1 、MP2 、・・・、MPn の他方の入力端子には、後述するアドレスに従って係数メモリ26から呼び出された係数w1 、w2 、・・・、wn が入力され、各画素との積が演算され、加算器Aによって総和(すなわち、X)が求められる。
【0016】
係数を呼び出すためのアドレスは、パターン分類によるクラス分類処理によって生成されるインデックスコードを使用する。座標変換回路21からの座標変換後のデータが時系列変換回路23を介されることによって同時化され、クラス生成回路24に入力される。ここで、このクラスを形成するために使用する複数の画素は、補間演算に使用する複数の画素x1 〜xn と同一でも良く、相違していても良い。
【0017】
クラス生成回路24においては、まず入力された複数の画素値の最大値MAXと最小値MINを検出する。その差分(ダイナミックレンジDR)を2のn乗(nビット量子化の場合)で割り算し、量子化のステップ幅を求める。画素値から最小値MINを引いた値に対して、求めた量子化ステップ幅で割り算し、整数に丸めることで適応量子化を行なう。これは、ADRC符号化方式と呼ばれるもので、下式で表されるものである。ここで、Qが量子化値、x^が復号値、〔 〕は切捨て処理をそれぞれ表す。
【0018】
DR=MAX−MIN (2)
Q=〔(x−MIN)×(2n /DR)〕 (3)
x^=〔Q×(DR/2n )+MIN〕 (4)
【0019】
このようにしてADRC符号化されたコードを複数個あつめて、正規化されたパターンを構成し、これをパターン分類によるクラスとして表現する。入力画像と出力画像の格子点が一致する、通常のクラス分類においては、このようなクラス分類を行なえば良い。しかしながら、今回のような任意の変形に対応するためには、補間される格子点と入力された画素の相対的な位置を考慮する必要がある。
【0020】
そこで、2次元座標系(図3における破線の座標)の格子間隔を1として、補間される3次元座標(図3における実線の座標)の格子点の近傍4入力画素の相対的位置を例えば1/4の刻みで水平、垂直ともにコード化する。例えば、図3におけるx1 のコードは10進表示で(2、1)、x2 のコードは10進表示で(1、1)と表される。このコードを何ビットで表すかは、拡大率をどこまで行うかに依存する。例えば、コードを(4ビット、4ビット)とすれば縦横それぞれ4倍まで対応できる。この相対位置を表すコードと先のADRCコードとを合わせてクラスを表すインデックスコードとする。すなわち、インデックスコードは、図4に示すように、x1 〜x4 の相対位置コードとそのADRCコードとから構成される。このインデックスコードは、2進コードである。
【0021】
各インデックスコードに対応して補間演算のための係数w1 〜wn が係数メモリ26から読出され、それぞれに適したフィルタ演算による補間値Xの計算が行われる。なお、インデックスコードに対応して係数メモリ26に蓄えられた係数は、後で述べる学習処理によってあらかじめ求められたものである。
【0022】
さて、係数を決定する学習方法について以下に説明する。学習のための装置は、図5に示すように、まず、高解像度の撮像装置41で撮影された実画像をAD変換回路42によりディジタルデータへ変換し、フレームメモリ43に蓄える。このフレームメモリ43はホストコンピュータ44からアクセスが可能であって、ホストコンピュータ44のディスク等の記憶装置45にデータを引き上げることが可能である。
【0023】
簡単のために、変形の伴わない拡大の場合の学習方法について説明する。図5のような環境でもって、特にディテールの多い物体に関しては、色々な拡大率でもって撮像を行い、十分学習できる量のデータをディスクに準備する。例えば同一物体に対して、拡大率が1、2、3、・・・のような撮像を撮像装置41が行う。拡大率は整数倍に限らず、小数点を含む任意の倍率でよい。
【0024】
図6は、1倍で撮像された物体と2倍で撮像された物体の例を示す。物体上で対応する位置が共通の2次元座標の格子点に乗っている場合、x1 〜x4 がx1 ´〜x4 ´にそれぞれ対応する。この対応関係は、マッチング演算(例えば、差分の絶対値和が最小の座標を求める)によって検出される。そして、Xからの相対位置のコードをそれぞれ(3、3)とするとともにx1 〜x4 をADRC符号化して、相対位置のコードとADRC符号化出力のコードとからなるインデックスコードを作成する。この例の場合、x1 〜x4 から線形1次結合でXを推定する(1)式で表されるようなモデルを作ってその係数を算出する問題になる。具体的には、同じインデックスコードになるデータを撮像した画像をサーチして相当数だけ集めて、最小二乗法による解法で係数の算出を行う。
【0025】
以上の例は特殊な例であるが、格子点に対応点がないような場合、または、拡大率が整数でないような一般的な場合は、1倍で撮像した画像をコンピュータ上で線形補間演算による拡大を行った後、マッチング演算を行って対応点を求める。すなわち、図7に示すように、撮像した実画像から線形補間によって、拡大画像を作成する。この実画像と線形補間で得られた拡大画像とは、格子点の位相が一致している。格子点x1 〜x4 とそれぞれ対応する格子点x1 ´´〜x4 ´´が求められる。
【0026】
そして、線形補間拡大画像と、撮像された拡大画像との間で、マッチング演算が行なわれる。このマッチング演算によって、二つの拡大画像の間の相対的位置関係を示すデータが得られる。この相対位置関係を示すデータによって、実画像のx1 〜x4 と対応する点x1 ´〜x4 ´が分かり、Xからの相対位置のコードを求めることができる。
【0027】
変形に対する学習は、上述のように、線形補間、マッチング後の対応点を注目する四角形のみの微小範囲に関してある関数による座標変換を行った後、相対位置のコードを算出してインデックスコードを求め、座標変換後の格子上にある補間点および、変換前のx1 〜x4 のデータを使用して行うと良い。
【0028】
学習時の処理をブロック図で表すと、図8に示すものとなる。図8において、51は、撮像装置41で撮影された実画像が蓄えられたメモリであり、52は、撮像装置41で撮影された拡大実画像が蓄えられたメモリである。実画像51が拡大処理回路53に供給され、線形補間処理によって拡大画像が生成される。この拡大画像とメモリ52からの拡大実画像とが相対位置検出回路54に供給され、相対位置が検出される。
【0029】
また、メモリ51からの実画像がADRCエンコーダ55に供給され、補間しようとする画素の周辺の画素データがADRC符号化される。このADRCエンコーダ55からの周辺の画素データのADRC符号化されたコードと相対位置検出回路54からの相対位置コードとを合わせたものがインデックスコードとして最小二乗法の演算回路56に供給される。この演算回路56では、実データと補間データとの間の誤差を最小とするための線形1次結合の係数(式(1)におけるw1 〜w4 )が求められる。この求められた係数が係数メモリ57に格納される。
【0030】
また、学習の方法は、図9のフローチャートに示される。図9において、ステップ61は、学習用のデータ(拡大率が1倍の画像と、拡大率がn倍の画像)を収集するための撮像処理のステップである。撮像画像は、線形補間によりn倍にに拡大される(ステップ62)。この線形補間による拡大画像と、撮影された拡大画像との間でマッチング演算がなされる。
【0031】
次に、ステップ64の座標変換において、マッチング後の対応点を注目する四角形のみの微小範囲に関して関数による座標変換を行なった後、ステップ65のインデックスクラスの作成において、相対位置コードを算出し、相対位置コードを含むインデックスコードを生成する。
【0032】
このステップ65の後の破線で囲んで示す処理が最小二乗法により係数を決定する処理である。後述のように、観測方程式がステップ67において作成され、ステップ68において正規方程式が作成され、正規方程式がステップ69において掃き出し法で求められる。そして、求められた係数がステップ70において出力される。
【0033】
最小二乗法により係数を求める演算について以下に説明する。一般に観測方程式を次の式(5)および(6)で表す。xijが入力画像中の画素データであり、yi が補間値に対応する真値である。基本的には、この連立方程式を解いて係数w1 〜wn を求めれば良い。
【0034】
〔観測方程式〕
XW=Y
【0035】
【数1】
Figure 0003716437
【0036】
つまり、式(7)で示すように、残差行列Eが加えられた形となり、二乗誤差が最小となるように、係数行列が決定される。
【0037】
〔残差方程式〕
【数2】
Figure 0003716437
【0038】
式(7)から、係数wi の最確値を見いだすには、Σei 2 (Σは、i=1からi=mの累算を意味する)を最小にする条件を満足するw1 ,w2 ,・・・,wn を見いだせば良い。すなわち、次の式(8)にn個の条件をいれてこれを満足するw1 ,w2 ,・・・,wn を求める。
【0039】
【数3】
Figure 0003716437
【0040】
式(7)から次の式(9)が成立する。
【0041】
【数4】
Figure 0003716437
【0042】
式(8)の条件をi=1,2,・・・,nについて立てればそれぞれ次の式(10)が得られる。
【0043】
【数5】
Figure 0003716437
【0044】
ここで、式(7)および(10)から次の正規方程式が得られる。
【0045】
【数6】
Figure 0003716437
【0046】
これは、未知数の数n個と対応する数の連立方程式であるから、この正規方程式から最確値たる各wi を求めることができる。正確には、式(11)において各wi にかかる(Σxjnjn)を要素とする行列が正則であれば、この正規方程式を解くことができる。実際には、Gauss−Jordanの消去法(掃き出し法)を用いてこの正規方程式を解くことになる。
【0047】
また、係数wi の演算は、インデックスコードで示されるクラス毎になされる。このようにして求められたクラス毎の係数は、係数メモリ(図2における係数メモリ26および図8における係数メモリ57)に蓄えられて補間演算に使用される。
【0048】
なお、線形1次結合によらず、学習によって、クラス毎に補間値それ自体を得るようにし、この補間値をメモリに記憶する方式の補間値生成を行なうこともできる。
【0049】
【発明の効果】
この発明によれば、拡大等の変形処理を行なう時に、座標変換と線形補間で変形画像を生成するのと比較して、解像度劣化のない変形画像を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例における補間回路のブロック図である。
【図3】2次元座標への投影を説明するための略線図である。
【図4】インデックスコードの一例を示す略線図である。
【図5】画像の採取ならびに学習のための構成を示すブロック図である。
【図6】画像の拡大の一例を示す略線図である。
【図7】画像の拡大の他の例を示す略線図である。
【図8】学習時の処理を表すブロック図である。
【図9】学習時の処理を表すフローチャートである。
【図10】コンピュータグラフィックスによる画像生成の例を示す略線図である。
【符号の説明】
9 補間回路
24 クラス生成回路
26、57 係数メモリ
55 ADRCエンコーダ
56 最小二乗法の演算回路

Claims (13)

  1. 画像データを座標変換し変換画像データを出力する座標変換手段と、
    注目する補間画素の周辺に位置する、上記座標変換手段により出力される変換画像データ内の複数の画素の画素値に基づいて、上記注目する補間画素のクラスを示すコードを生成する分類手段と、
    上記座標変換手段により出力される変換画像データ内の複数の画素の線形一次結合により上記注目する補間画素を生成するための係数を上記クラス毎に記憶する記憶手段と、
    上記分類手段により生成された上記クラスに対応する上記係数を上記記憶手段から検出すると共に、上記複数の画素の画素値および上記係数の線形一次結合により2次元座標系の格子上の上記注目する補間画素を生成する画素生成手段と、
    を備える画像生成装置。
  2. 請求項1において、
    上記座標変換手段は、
    上記画像データを3次元曲面に基づいて座標変換すると共に変換画像データを出力する画像生成装置。
  3. 請求項1において、
    上記座標変換手段は、
    上記画像データを線形補間により拡大し拡大変換画像データを出力する画像生成装置。
  4. 請求項1において、
    上記分類手段は、
    上記座標変換手段により出力される変換画像データ内の複数の画素の画素値のダイナミックレンジを検出するダイナミックレンジ検出手段と、
    上記ダイナミックレンジを2のn乗で除算し量子化幅を検出する量子化幅検出手段と、
    上記各画素の画素値から最小の画素値を減算すると共に上記量子化幅で量子化する量子化手段とを有し、
    上記各画素の量子化結果に基づいて上記注目する補間画素のクラスを示すコードを生成する画像生成装置。
  5. 請求項1において、
    上記分類手段は、
    上記座標変換手段により出力される変換画像データ内の複数の画素の各画素値および注目する2次元座標系の格子上の上記注目する補間画素との相対位置関係とにより、上記注目する補間画素のクラスを示すコードを生成する画像生成装置。
  6. 画像データを座標変換し変換画像データを出力する座標変換手段と、
    上記画像データと同じ被写体が上記座標変換に対応する光学変換で撮像される光学変換画像データと、上記変換画像データとの相対位置を検出する相対位置検出手段と、
    上記光学変換画像データ内の注目画素周辺の上記変換画像データ内の画素に対応する上記画像データ内の複数の画素の画素値と、上記相対位置とに基づいて、上記光学変換画像データ内の注目画素のクラスを示すコードを生成する分類手段と、
    上記分類手段により生成された上記クラスに基づいて、上記画像データ内の画素から上記注目画素を生成するための係数を生成する係数生成手段と、
    を備える学習装置。
  7. 請求項において、
    上記相対位置検出手段は、
    上記画像データと同じ被写体が上記座標変換に対応する光学変換で撮像される光学変換画像データと、上記変換画像データとの相対位置に基づき、上記光学変換画像データ内の注目画素と当該注目画素周辺の上記変換画像データ内の画素との相対位置を検出する学習装置。
  8. 請求項において、
    上記係数生成手段は、
    上記分類手段により生成された上記クラスが同じである上記注目画素に対応する上記画像データに基づき、上記画像データ内の複数の画素の各画素値との線形一次結合より上記注目画素を生成するための係数を最小二乗法により生成し、
    更に、上記生成された係数を記憶する係数メモリ手段を有する学習装置。
  9. 請求項において、
    上記相対位置検出手段は、
    2次元座標系の格子上に配される上記光学変換画像データと、上記変換画像データとの相対位置に基づき、上記光学変換画像データ内の当該格子上に配される注目画素と当該注目画素周辺の上記変換画像データ内の複数の画素との相対位置を検出する学習装置。
  10. 請求項において、
    上記分類手段は、
    上記光学変換画像データ内の注目画素周辺の上記変換画像データ内の画素に対応する上記画像データ内の複数の画素の画素値のダイナミックレンジを検出するダイナミックレンジ検出手段と、
    上記ダイナミックレンジを2のn乗で除算し量子化幅を検出する量子化幅検出手段と、
    上記各画素の画素値から上記複数の画素のうち最小の画素値を減算すると共に上記量子化幅で量子化する量子化手段とを有し、
    上記各画素の量子化結果に基づいて上記注目画素に対応する上記クラスを生成する学習装置。
  11. 請求項において、
    上記分類手段は、
    上記光学変換画像データ内の注目画素周辺の上記変換画像データ内の画素に対応する上記画像データ内の複数の画素の各画素値および上記注目画素との相対位置関係とにより、上記注目画素に対応する上記クラスを生成する学習装置。
  12. 請求項において、
    上記座標変換手段は、
    上記画像データを3次元曲面に基づいて座標変換すると共に変換画像データを出力する学習装置。
  13. 請求項において、
    上記座標変換手段は、
    上記画像データを線形補間により拡大し拡大変換画像データを出力する学習装置。
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