JP3715537B2 - 多関節ロボットの干渉回避方法およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多関節ロボットの干渉回避方法およびプログラムに関し、特に、ガンユニットを備えた多関節ロボットがワークに干渉することがなく溶接ポイントに正確に到達することができる進入経路および引戻し経路を求める多関節ロボットの干渉回避方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、製造ラインに設置された多関節ロボットを直接操作させて作業姿勢のティーチングを行おうとすると、多関節ロボットの操作を熟知したオペレータが製造ラインの現場で作業を行わなければならないため、その分、作業が非効率的となってしまう。また、その作業は、製造ラインを停止させた状態で行う必要があるために当該製造ラインの稼動率も低下してしまう。
【0003】
そこで、近時、前記ティーチングの効率化を図るため、あるいは、前記製造ラインの稼動率を向上させるために、オフラインによるティーチング(オフラインティーチング)が行われている。すなわち、コンピュータ上に多関節ロボット、作業対象物であるワークおよび周辺構造物のモデルを構築し、このモデルを用いてティーチングデータを作成した後、前記ティーチングデータを現場の多関節ロボットに供給するようにすれば、ティーチングデータの作成中に製造ラインを停止させる必要がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のオフラインティーチングにおいては、主にロボットの姿勢をモニタ上に映し出して決定することから、ロボットとワークとの干渉(接触等)やロボットとその他の工場内の設備との干渉を調査するには、人手による作業に頼っているのが現状である。
【0005】
人手作業の場合、ロボットがワークやその他の設備と干渉しない非干渉領域を抽出するのに時間がかかり、その判断も個人によって異なり、抽出ポイントの見落としや抜けがどうしても生じるという問題がある。
【0006】
このように、オフラインティーチングにてロボットの姿勢を決定する場合も、その作業は、必ずしも容易ではない。特に溶接点からワークに干渉しないようにガンユニットを待避させる経路の検索は、ワークが複雑な立体形状である場合にはモニタ画面上で行うことは困難であり、ティーチングにかかる時間もあまり短縮されていない。
【0007】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、多関節ロボットの作業経路のうち、特に溶接点からガンユニットを引き抜く際にワークに干渉しないような引き抜き経路をオフラインティーチングする場合において、その経路を決定する工程を自動化し、熟練を要せずに短時間でティーチングデータを作成することができる多関節ロボットの干渉回避方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る多関節ロボットの干渉回避方法および本発明に係るプログラムは、ガンユニットのアームまたは電極により一部包囲されたガン内部空間を規定する第1のステップと、溶接するワークのうち、前記ガン内部空間に存在する対象ワーク部分を抽出する第2のステップと、前記多関節ロボットを動作させたときに、前記ガンユニットと前記対象ワーク部分との干渉の有無を調査する第3のステップとを有することを特徴とする。ここで、前記多関節ロボット、前記ガンユニット、ワークおよび周辺構造物はコンピュータによるプログラム処理でモデルとして構成された仮想のものである。
【0009】
これにより、多関節ロボットの作業経路をオフラインティーチングする際に、その経路を決定する工程を自動化し、熟練を要せずに短時間でティーチングデータを作成することができる。
【0010】
そして、前記ワークは、複数のブロックで近似されたモデルであってもよい。
【0011】
さらに、前記ガン内部空間は、複数のブロックで近似されたモデルであってもよい。
【0012】
また、前記第3のステップは、前記ブロックの各中心点座標との距離の二乗和が最小となる基準線を規定する第4のステップと、前記多関節ロボットの調査終了位置を前記基準線上に設定する第5のステップと、多関節ロボットの調査開始位置から、前記調査終了位置まで動作させて、前記ガンユニットと前記対象ワーク部分との干渉の有無を調査する第6のステップとを有するようにしてもよい。
【0013】
またさらに、例えば前記第6のステップにおいて干渉があると判断された場合に、前記第3のステップは、前記ブロックの各中心点座標との距離の二乗和が最小となる基準線を規定する第4のステップと、前記基準線に基づいて、前記対象ワーク部分の重心位置を規定する第7のステップと、多関節ロボットの調査開始位置から、前記重心位置まで動作させて、前記ガンユニットと前記対象ワーク部分との干渉の有無を調査する第8のステップとを有するようにしてもよい。
【0014】
さらにまた、例えば前記第6のステップにおいて干渉があると判断された場合に、前記対象ワーク部分のうち、前記対象ワーク部分の前記重心位置より前記開口部に近い部分を新たな対象ワーク部分として抽出し、前記第3のステップ以降を行うようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る多関節ロボットの干渉回避方法およびプログラムの実施の形態例について図1〜図15を参照しながら説明する。
【0016】
図1は、本実施の形態において利用するオフラインティーチング装置10と、前記オフラインティーチング装置10により作成されたティーチングデータに基づき作業対象物に対して所望の作業を行うロボット装置12とを示す。
【0017】
オフラインティーチング装置10は、制御部14と、モニタ16と、制御部14に対して入出力指示を行うためのキーボード18およびマウス20とを備え、多関節ロボット50の動作のティーチングを行うものである。
【0018】
ロボット装置12は、多関節ロボット50と、前記ティーチングデータに基づいて前記多関節ロボット50の動作制御を行うロボット制御部22とを備える。
【0019】
図3および図4に示すように、多関節ロボット50は、取付台である第1ベース54と、第2ベース56と、第1リンク58、第2リンク60および第3リンク62と、円筒状のガン着脱部64等から構成され、このガン着脱部64にはガンユニット52が接続されている。
【0020】
そして、第1ベース54と第2ベース56は鉛直軸L0を軸心として回転する軸J1により接続されている。第2ベース56と第1リンク58の基端は鉛直平面内で回転する軸J2により接続され、第1リンク58の先端と第2リンク60の基端は鉛直平面内で回転する軸J3により接続されて、また、第2リンク60の先端と第3リンク62の基端は鉛直平面内で回転する軸J4により接続されている。第3リンク62の先端はガン着脱部64と軸J5により接続されており、この軸J5は第3リンク62の中心軸線Lを中心に回転する。
【0021】
また、ガン着脱部64に接続されたガンユニット52はいわゆるC型溶接ガンであり、前記中心軸線L上に沿って開閉する一対の電極70、72を有する。この電極70、72は閉状態では前記中心軸線L上の溶接作業点(以下、TCP(Tool Center Point)という)でワーク80に接触する。
【0022】
TCPから本体側の電極72の軸心に一致する方向を電極ベクトルZr(ガンユニット基準ベクトル)とし、電極ベクトルZrに直交しアーム74と逆側に向く方向をアームベクトルXrとする。また、アームベクトルXr、電極ベクトルZrに互いに直交する方向を横ベクトルYrとする(図4参照)。
【0023】
軸J1、J2、J3、J4およびJ5の駆動機構並びに電極70、72の開閉機構は、それぞれ図示しないアクチュエータにより駆動され、TCPは軸J1の回転角θ1、軸2の回転角θ2、軸3の回転角θ3、軸4の回転角θ4、軸J5の回転角θ5および多関節ロボット50の各部の寸法により決定される。
【0024】
本実施の形態では、多関節ロボット50は5軸型として説明したが、6軸以上であっても適用可能であることはもちろんであり、またここでいう軸とは回転動作だけでなく伸縮動作や移動動作を含むものである。
【0025】
また、ガンユニット52はC型溶接ガンに限らず、例えば図5に示すX型溶接ガン(共通の支軸に軸支された開閉する一対のガンアームを備える溶接ガン)52aであってもよい。
【0026】
オフラインティーチング装置10を構成する制御部14は、図2に示すように、オフラインティーチング装置10の全体の制御を行うCPU26と、不揮発性記憶部であるROM28と、揮発性記憶部であるRAM29と、ハードディスクドライブ(HDD)34と、モニタ16の画面上における描画制御を行う描画制御回路30と、キーボード18およびマウス20が接続されるインタフェース回路32と、外部記録媒体36aを制御する記録媒体ドライブ36と、ティーチングデータを作成するデータ作成回路38と、ティーチングデータに基づきモニタ16の画面上でシミュレーションを行うシミュレーション回路40とを有する。このシミュレーション回路40は、3次元CADをベースにしており前記モデルを作成したり、該モデル相互の干渉(接触等)を調査したりする機能を持つ。
【0027】
次に、本実施の形態に係る多関節ロボットの干渉回避方法について図6〜図15を参照しながら詳細に説明する。
【0028】
本実施の形態においては、ガンユニット52をワーク80の溶接箇所から引き抜く経路を求めるために主に3つの方法を用いている。
【0029】
第1には、当該溶接箇所から引き抜き点まで直接的に移動させる方法であり、第2には、当該溶接箇所からワーク80の重心まで移動させる方法であり、さらに第3には、ワーク80のうちガンユニット52の開口部に近い部分だけを抽出して、その抽出した部分を優先して引き抜き経路を求める方法である。
【0030】
また、ワーク80は複数のブロックでモデル化して扱うこととして、処理の高速化を図っている。
【0031】
なお、本実施の形態では多関節ロボット50、ワーク80およびその周辺構造物はオフラインティーチング装置10において、仮想のモデルとして扱うが、以下の説明では現実の装置と同じ符号を用いて表記する。
【0032】
まず、図6のステップS1において、多関節ロボット50のガンユニット52が、ワーク80の溶接ポイントP0を溶接する位置に設定する。
【0033】
溶接ポイントPn(nは多関節ロボット50がとる姿勢の順番を示す。以下同じ)はそれぞれ空間上の位置を表す高さ(H)、幅(W)、奥行き(D)各方向の3つの座標値と、前記アームベクトルXr、前記横ベクトルYr、前記電極ベクトルZrの合計6つの座標値から構成されている。
【0034】
そして、溶接ポイントP0は初期位置となるので、多関節ロボット50がとる姿勢の順序を示す表であるパステーブル110に書き込んで初期化する(図9の順番1参照)。
【0035】
図9に示すように、パステーブル110は、「ガンユニットの向き」欄110a、「TCPの位置」欄110bおよび「多関節ロボット姿勢」欄110cから構成されており、「多関節ロボット姿勢」欄110cは回転角θ1〜θ5から構成されている。
【0036】
なお、パステーブル110は、RAM29やHDD34内に記録されるが、必要に応じてモニタ16の画面に表示されまたは印刷され得る。
【0037】
次に、図6のステップS2において、溶接ポイントP0に位置しているガンユニット52のTCPを調査開始位置Psとして設定する。
【0038】
次に、ステップS3において、ガンユニット52の略中央部分でアーム74および電極70、72が見渡せる位置に中央点C(図10A参照)を規定する。そして、中央点Cから所定の角度幅で放射状の直線90を設定し、アーム74および電極70、72との交点92を求める。
【0039】
なお、説明を簡略化するために平面上で交点92を求めるようにしているが、実際は奥行き方向のデータも利用し立体形状における交点を求めるものであり、これに従い後述のワークモデル96やソリッド(ブロック)94も面ではなく立体形状として扱っている。
【0040】
次に、ステップS4において、図10Bに示すように複数の交点92を線分で連結して閉区間92aを形成する環状線92bを設定する。そして、閉区間92a上に所定の間隔をもつ格子状の線を設定し、この格子状の線の交点のうち閉区間92a内に存在する交点92cを抽出する。
【0041】
次に、ステップS5において、図11Aに示すように抽出した交点92cを中心に正方形の面であるソリッド94を隙間がないように埋めてガン内部空間として設定する。
【0042】
次に、ステップS6において、図11Bに示すようにワーク80をガンユニット52との相対位置が整合するように配置させる。そして、ワーク80とソリッド94が重複する部分をワークモデル96(対象ワーク部分、図11C参照)として抽出する。このとき、ワーク80のうちソリッド94に重複しない部分80aは干渉を調査する際に無関係になるため排除される。また、ワークモデル96を構成している各ソリッド94はワークソリッド98として区別するものとし、ガンユニット52が移動した場合もワークモデル96および各ワークソリッド98は初期の位置が固定される。
【0043】
このように、ワーク80は複数のブロックでモデル化して扱うので処理が容易になるとともに、ワーク80のうち不要な部分(例えば、重複しない部分80a)が自動的に排除されるので無駄な処理を行うことがない。
【0044】
次に、ステップS7において、主成分分析の手法によりワークモデル96の主成分線(基準線)M1を算出する。
【0045】
この主成分線M1の算出方法を詳細に説明すると、まず、図12Aに示すように各ワークソリッド98の中心点座標98a(Xs、Ys、Zs)を規定する。
【0046】
次に、図12Bに示すように、各中心点座標98aと主成分線M1との距離sの二乗和が最小になるようにする。つまり、
Σ|s|2=min
となる主成分線M1を規定する。より具体的には、各中心点座標98aから分散、共分散行列の固有値、固有ベクトルを算出し、さらにXs、Ys、ZsからX、Y、Z各座標の平均値である重心位置G1を求め、この重心位置G1を通る前記固有ベクトルが主成分線M1になる。
【0047】
以降のステップS8〜ステップS12においては、図13に示すように、調査開始位置Psから引き抜き位置(調査終了位置)Peまで直線状に動作させた場合に干渉がないかどうかを調査する。
【0048】
すなわち、まずステップS8において、引き抜き位置Peを求める。この引き抜き位置Peは、図13に示すように、前記主成分線M1上の点でガンユニット52のTCPを基準とするアームベクトルXrを主成分線M1に一致させながら移動し、ガンユニット52および電極70、72が干渉しなくなった箇所を引き抜き位置Peとして設定する。
【0049】
次に、ステップS9において、引き抜き位置Peにより規定されるガンユニット52の位置および姿勢に基づいて多関節ロボット50の姿勢、つまり回転角θ1〜θ5を求める。この演算方法は引き抜き位置Peの空間上の位置座標(H、W、D)および、ガンユニット52の姿勢を表すアームベクトルXr、横ベクトルYr、電極ベクトルZrで規定される合計6つの値と多関節ロボット50の各部の寸法等から周知の行列演算手法(以下、逆演算という)を適用すればよい。
【0050】
次に、分岐判断のステップS10において、ステップS9の逆演算における解が正常に求まったか、つまり前記TCPが引き抜き位置Peに到達可能かを判断する。解が求まらなかったり、求まっていてもその角度値が軸J1〜J5の回転稼動範囲外であったり、また、求まった姿勢において多関節ロボット50が他の構造物と干渉(例えば、他のワークや工場内の柱と第1リンク58、第2リンク60等と干渉)していればステップS11へ移り、そうでない場合、つまり解が正常に求まるならばステップS12へ移る。
【0051】
この、干渉調査において、ガンユニットにX型溶接ガン52aを採用している場合は、特にガンユニットが開状態と閉状態の両方について調べる。
【0052】
解が正常に求まらなかった場合は、ステップS11において、横ベクトルYrを中心にしてα°回転させる回転動作を行う。この回転動作は図13の二点差線で示すようにガンユニット52が引き抜き位置Peを中心にしてワークモデル96に干渉させない範囲で回転させることを意味する。そして、この状態のアームベクトルXr、横ベクトルYr、電極ベクトルZrを求めた上でステップS9に戻る。また、角度α°はプラスとマイナスの両方向の角度として調査してもよい。
【0053】
なお、ステップS9〜ステップS11で形成されるループが何度か連続して実行された場合は、引き抜き位置Peを主成分線M1上のより遠方位置で多関節ロボット50の姿勢が成立する適当な箇所に設定し直し、そして次のステップS12へ移る。
【0054】
またさらに、このα°回転させる処理は、横ベクトルYrを中心にするだけでなく、アームベクトルXrまたは電極ベクトルZrなどの軸まわりに回転させるようにしてもよい。以下の回転の処理においても同様である。
【0055】
次に、図7に移り、ステップS12において、図13の経路V1に示すように、ガンユニット52を調査開始位置Psから引き抜き位置Peまで直線状に動作させて、アーム74、電極70、72とワークモデル96とが干渉しないか調査をする。この干渉の調査は前記シミュレーション回路40が持つ機能により自動的に調査するが、モニタ16の画面上でオペレータが監視することにより行ってもよい。シミュレーション回路40を用いると、2次元的な表現であるモニタ16の画面では分からない3次元的な調査を確実に行うことができる。
【0056】
そして、分岐判断のステップS13において、前記ステップS12の調査により干渉があると判断された場合はステップS14に移り、干渉がないと判断された場合はこの1回の動作で直接引き抜き動作が可能なので終了処理であるステップS31に移る。
【0057】
このように、ワーク80の形状が単純なものである場合には、1回の動作で引き抜き経路を決定することができるので処理時間の短縮を図ることができる。
【0058】
なお、図13に示す例では経路V1を移動させる途中で、電極70がワークモデル96の突部96aに干渉することが明らかであり、この場合ステップS14へ移る。
【0059】
以降のステップS14〜ステップS18においては、調査開始位置Psからワークモデル96の重心位置G1まで直線状に動作させた場合に干渉がないかどうかを調査する。
【0060】
ステップS14において、図14に示すように、調査開始位置Psと前記重心位置G1とを結ぶ経路V2を規定し、そして、アームベクトルXrを重心位置G1を基準にして経路V2に一致させたガンユニット52の姿勢を仮定する。
【0061】
そして、ステップS15において、この仮定した姿勢で多関節ロボット50の姿勢を前記逆演算により求める。
【0062】
次に、分岐判断のステップS16において、前記ステップS10と同様に逆演算における解が正常に求まったかを調べる。このとき逆演算処理に加えて、ガンユニット52がワークモデル96に干渉しないかについて調査しておいてもよい。
【0063】
解が正常に求まらなかった場合は、前記ステップS11と同様に、横ベクトルYrを中心にしてα°回転させる回転動作を行う(ステップS17)。そして、この状態のアームベクトルXr、横ベクトルYr、電極ベクトルZrを求めた上でステップS15に戻る。
【0064】
解が求まる場合は、ステップS18において、前記ステップS12と同様に、ガンユニット52を調査開始位置Psから重心位置G1まで経路V2に沿って直線状に動作させて干渉の調査をする。
【0065】
なお、ステップS15〜ステップS17で形成されるループが何度か連続して実行された場合は、重心位置G1へガンユニット52を配置することができないと判断し、この処理を打ち切りマスク処理であるステップS24へ移る。
【0066】
そして、前記ステップS18および後述のステップS30の調査により干渉があると判断された場合は、分岐判断のステップS19を通じてステップS24に移り、干渉がないと判断された場合はこの重心位置まで動作できたものとして次のステップS20に移る。
【0067】
このステップS20においては、その時点における多関節ロボット50の姿勢を前記パステーブル110に追加し書き込む。
【0068】
そして、ステップS21において、前記ステップS12と同様に、その時点におけるガンユニット52の位置から引き抜き位置Peまで直線状に動作させて、干渉しないか調査をする。図14に示す例では主成分線M1に沿って調査することになる。
【0069】
そして、分岐判断のステップS22において、前記ステップS21の調査により干渉があると判断された場合はステップS23に移り、干渉がないと判断された場合はこの動作により引き抜き動作が可能なので終了処理であるステップS31に移る。
【0070】
干渉がある場合、ステップS23において、その時点でのガンユニット52の位置を新たな調査開始位置として、それまでの調査開始位置Psに置き換える更新処理をする。すなわち、図14の例では重心位置G1までガンユニット52を引き抜くことができたのであるから、前記ガン内部空間から外れた部分についてはもはや考慮する必要がないと判断されるので、その時点でワークモデル96を作り直すために調査開始位置Psも更新する。
【0071】
また、ガンユニット52の向きはアームベクトルXrがその時点の主成分線の方向に一致するようにしておく。
【0072】
そして、前記ステップS6と同様にワークソリッド98を抽出して更新し、さらに、前記ステップS7と同様に新たな主成分線M1と新たな重心位置G1を求めて、それぞれを更新した後ステップS14へ戻る。ステップS14へ戻った後はこのステップS23で求めた新たなワークソリッド98、主成分線M1および重心位置G1に対して処理を続ける。
【0073】
このようにして、前記ガン内部空間に入らない部分については順次処理対象から除くので、複雑な形状のワーク80に対してもガンユニット52を抜く経路を求めることができる。
【0074】
ただし、ここでステップS14〜ステップS23で形成されるループが、ある規定した回数以上実行されている場合には、当該ワーク80に対してガンユニット52を引き抜くことは非常に困難であると判断されるので処理を打ち切って再計画を行う。
【0075】
次に、前記ステップS19において、経路Vnに沿う動作により干渉があると判断された場合の処理であるステップS24〜ステップS30について説明する。この場合、ワークモデル96のうちガンユニット52の開口部に近い部分だけを抽出(マスク処理)して、その抽出した部分を優先して引き抜き経路を求める。
【0076】
まず、図8のステップS24において、図15に示すように、重心位置G1を基準として、ワークモデル96のうちガンユニット52の開口部側の部分96bと、開口部と反対側の部分96cに区分けする。この区分けの処理は、開口部に近い部分のみについてガンユニット52を引き抜くように処理を工夫するものであり、開口部と反対側の部分96cは処理を保留して開口側の部分(新たな対象ワーク部分)96bを抽出する。そして、後の処理であるステップS25〜ステップS30までは、この新たな対象ワーク部分96bをワークモデル96の代わりとして扱う。
【0077】
次に、ステップS25において、前記ステップS7の処理と同様に新たな対象ワーク部分96bに関して主成分線M2および重心位置G2を求める。
【0078】
そして、ステップS26において、前記ステップS14と同様に、調査開始位置Psと前記重心位置G2とを結ぶ経路V3を規定し、そして、アームベクトルXrを重心位置G2を基準にして経路V3に一致させたガンユニット52の姿勢を仮定する。
【0079】
次に、ステップS27において、前記ステップS15と同様に、この仮定した姿勢で多関節ロボット50の姿勢を前記逆演算により求める。
【0080】
次に、分岐判断のステップS28において、前記ステップS16と同様に逆演算における解が正常に求まったかを調べる。
【0081】
解が正常に求まらなかった場合は、前記ステップS17と同様に、横ベクトルYrを中心にしてα°回転させる回転動作を行い(ステップS29)、そして、ステップS27に戻る。
【0082】
解が求まる場合は、ステップS30において、前記ステップS18と同様に、ガンユニット52を調査開始位置Psから重心位置G2まで経路V3に沿って直線状に動作させて干渉の調査をする。そして、ステップS22に戻りこの干渉調査の判断を行う。
【0083】
このように、ワークモデル96全体を対象に経路検索をしても適当な経路が見つからない場合においても、ワークモデル96に対してマスク処理を施すことにより、ガンユニット52の開口部に近い部分のみを優先して引き抜き経路を求めることができる。また、後の処理では前述のステップS23におけるワークモデル96の更新処理と組み合わせることによりワークモデル96は順次単純な形状になり引き抜き経路を求めやすくなる。
【0084】
なお、ステップS27〜ステップS29で形成されるループが何度か連続して実行された場合は、重心位置G2へガンユニット52を配置することができないと判断し、さらなるマスク処理を行うためにステップS24へ戻る。ただし、このマスク処理が所定の規定回数以上になったときは、当該ワーク80の形状にはマスク処理が有効でないと判断し、マスク処理を施さない引き抜き処理であるステップS20に戻り、再度引き抜き経路を算出する。
【0085】
また、終了処理であるステップS31においては、調査終了位置Peの座標およびベクトルデータ等をパステーブル110に追加し(図9の順番5参照)、そして、オフラインティーチング装置10は、作成されたパステーブル110およびその他の必要なデータをHDD34等へ記録保存するとともに、ロボット制御部22に供給することにより処理が終了する。
【0086】
上述の説明においては、ガンユニット52をワーク80の溶接ポイントから引き抜く経路を求める手法について述べたが、当該溶接ポイントへ進入させる経路についてはパステーブル110の順番を逆にして進入用の経路とすればよい。
【0087】
また、ワークモデル96の基準線として主成分線を用いたが、これ以外にもワークモデル96の形状を代表できる線ならば他の基準線、例えば最小二乗法による直線や任意の次数をもつ曲線などを用いてもよい。
【0088】
なお、この発明に係る多関節ロボットの干渉回避方法およびプログラムは、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る多関節ロボットの干渉回避方法およびプログラムによれば、多関節ロボットの作業経路のうち、特に溶接点からガンユニットを引き抜く際にワークに干渉しないような引き抜き経路をオフラインティーチングする場合において、その経路を決定する工程を自動化し、熟練を要せずに短時間でティーチングデータを作成することができるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るオフラインティーチング装置およびロボット装置を示す構成図である。
【図2】オフラインティーチング装置における制御部の回路構成を示すブロック図である。
【図3】多関節ロボットの構成を示す説明図である。
【図4】図3のうちガンユニット部分を説明する説明図である。
【図5】X型溶接ガンを示す説明図である。
【図6】本実施の形態に係る多関節ロボットの干渉回避方法を示す工程ブロック図(その1)である。
【図7】本実施の形態に係る多関節ロボットの干渉回避方法を示す工程ブロック図(その2)である。
【図8】本実施の形態に係る多関節ロボットの干渉回避方法を示す工程ブロック図(その3)である。
【図9】パステーブルを示す図である。
【図10】図10Aは、中央点から放射状に線を設定する手順を説明する図であり、図10Bは、格子状に線を引き閉空間内の交点を抽出する手順を説明する図である。
【図11】図11Aは、交点を中心にソリッドを設定する手順を説明する図であり、図11Bは、ソリッドとワークの重複部分を抽出する手順を説明する図であり、図11Cは、抽出されたワークモデルを示す図である。
【図12】図12Aは、各ソリッドの中心点を示す図であり、図12Bは、主成分線を求める手順を説明する図である。
【図13】引き抜き点を求める手順と、引き抜き経路(V1)を示す図である。
【図14】引き抜き経路(V2)を示す図である。
【図15】マスク処理を説明する図である。
【符号の説明】
10…オフラインティーチング装置 12…ロボット装置
16…モニタ 50…多関節ロボット
52…ガンユニット 70、72…電極
74…アーム 80…ワーク
94…ソリッド 96…ワークモデル
96b…開口側の部分 110…パステーブル
G1、G2…重心位置 M1、M2…主成分線
Ps…調査開始位置 Pe…調査終了位置
Claims (7)
- ガンユニットを備えた多関節ロボットの干渉回避方法において、
前記ガンユニットのアームまたは電極により一部包囲されたガン内部空間を規定する第1のステップと、
溶接するワークのうち、前記ガン内部空間に存在する対象ワーク部分を抽出する第2のステップと、
前記多関節ロボットを動作させたときに、前記ガンユニットと前記対象ワーク部分との干渉の有無を調査する第3のステップとを有することを特徴とする多関節ロボットの干渉回避方法。 - 請求項1記載の多関節ロボットの干渉回避方法において、
前記ワークは、複数のブロックで近似されたモデルであることを特徴とする多関節ロボットの干渉回避方法。 - 請求項1または2記載の多関節ロボットの干渉回避方法において、
前記ガン内部空間は、複数のブロックで近似されたモデルであることを特徴とする多関節ロボットの干渉回避方法。 - 請求項2記載の多関節ロボットの干渉回避方法において、
前記第3のステップは、前記ブロックの各中心点座標との距離の二乗和が最小となる基準線を規定する第4のステップと、
前記多関節ロボットの調査終了位置を前記基準線上に設定する第5のステップと、
多関節ロボットの調査開始位置から、前記調査終了位置まで動作させて、前記ガンユニットと前記対象ワーク部分との干渉の有無を調査する第6のステップとを有することを特徴とする多関節ロボットの干渉回避方法。 - 請求項2記載の多関節ロボットの干渉回避方法において、
前記第3のステップは、前記ブロックの各中心点座標との距離の二乗和が最小となる基準線を規定する第4のステップと、
前記基準線に基づいて、前記対象ワーク部分の重心位置を規定する第7のステップと、
多関節ロボットの調査開始位置から、前記重心位置まで動作させて、前記ガンユニットと前記対象ワーク部分との干渉の有無を調査する第8のステップとを有することを特徴とする多関節ロボットの干渉回避方法。 - 請求項5記載の多関節ロボットの干渉回避方法において、
前記対象ワーク部分のうち、前記対象ワーク部分の前記重心位置より前記開口部に近い部分を新たな対象ワーク部分として抽出し、前記第3のステップ以降を行うことを特徴とする多関節ロボットの干渉回避方法。 - ガンユニットを備えた多関節ロボットの干渉回避に使用されるものであって、コンピュータにて読み取り実行可能なプログラムにおいて、
前記ガンユニットのアームまたは電極により一部包囲されたガン内部空間を規定する第1のステップと、
溶接するワークのうち、前記ガン内部空間に存在する対象ワーク部分を抽出する第2のステップと、
前記多関節ロボットを動作させたときに、前記ガンユニットと前記対象ワーク部分との干渉の有無を調査する第3のステップとを有することを特徴とするプログラム。
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