JP3714606B2 - ヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオデッキ、DVD(Digital Versatile Disc)プレイヤー等、インタラクティブなユーザーインターフェイスを備えている電子機器に接続することができる、ヘッドマウントディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ゴーグルのような形状を有する表示ユニットが利用者の頭部に装着されて、利用者の両眼に映像が拡大投影される、ヘッドマウンドディスプレイ装置が実現されている。利用者は、このヘッドマウントディスプレイ装置を用いて映像を鑑賞している間は、その視界がほとんど遮られてしまう。このため、特開2000−235445号公報には、表示ユニットを装着したままで、音量、画質等の設定を容易に行うことができるようにする技術が開示されている。
【0003】
図9は、上記公報の技術を用いたヘッドマウントディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。このヘッドマウントディスプレイ装置は、ビデオを再生するためのビデオデッキ201に接続されており、映像信号および音声信号がAV(Audio Visual)ケーブル等の信号線を介してヘッドマウントディスプレイ装置に出力される。
【0004】
ビデオデッキ201の動作は、リモートコントローラ(以下、リモコンと称する)204によって制御される。リモコン204は、リモコン信号送出部203と、再生、早送り、巻き戻し、チャンネル切り替えボタン等のユーザーインターフェイス(図示せず)を備えており、これらのボタンが押されると、リモコン204内部の処理装置(図示せず)によって、押されたボタンに対応する信号フォーマットが生成されて、リモコン信号送出部203に供給される。リモコン信号送出部203では、ボタンが押されることによって供給された信号フォーマットをリモコン信号に変換して、ビデオデッキ201のリモコン信号受信部202に送出する。
【0005】
リモコン信号受信部202では、リモコン信号送出部203から送られてきたリモコン信号をフォトダイオード等により検出して信号フォーマットを復元する。復元された信号フォーマットは、ビデオデッキ201に組み込まれた処理装置(図示せず)に送出され、この信号フォーマットに基づいて、上記処理装置によってビデオデッキのビデオテープ再生、停止等の動作が制御される。
【0006】
ビデオデッキ201からの映像信号(ビデオ信号)は、ヘッドマウントディスプレイ装置のコントロールボックス219のデコーダ209に入力され、ステレオ音声信号はコントロールボックス219の音量調整スイッチ(以下、音量調整SWと称する)210に入力される。
【0007】
ビデオデッキ201からコントロールボックス219に入力されるビデオ信号は、デコーダ209によってRGBの各信号に分離されて、表示ユニットのLCD駆動手段214に出力される。デコーダ209は、輝度信号処理回路、色信号処理回路、画質調整回路、同期回路等を備えており、マイコン207からの制御信号によって画質調整が行われる。
【0008】
また、デコーダ209には、OSD(オンスクリーンディスプレイ)を生成する機能を有するカスタムチップである、OSD生成手段205から、画面上に表示される画質、音質等の設定メニュー、メッセージ等が映像信号として供給され、この映像信号は上記RGB信号と合成されてLCD駆動手段214に供給される。
【0009】
上記設定メニューの画質、音質等は、マルチスイッチ(以下、マルチSWと称する)206によって設定される。マルチSW206は、複数の操作位置に相当する多接点を有しており、利用者によるSW押し下げ動作が電気信号に変換される。
【0010】
マルチSW206において生成された電気信号は、制御手段であるマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)207によって検出される。この検出結果によって、マイコン207からは、画質、音量等のヘッドマウントディスプレイ装置に関係する設定メニュー、メッセージ等を表示するためのデータ信号、制御信号がOSD生成手段205に対して送信され、画質設定を変更する信号がデコーダ209に対して送信され、音質設定を変更する信号がサウンドコントローラ211に対して送信される。
【0011】
マイコン207は、記憶手段208に接続されており、利用者によって設定された画質、音量等の設定状態は、記憶手段208に記憶される。また、記憶手段208には、各設定値の基準値も記憶されている。
【0012】
表示ユニットでは、LCD駆動手段214によって、デコーダ209からLCD駆動手段214に入力されたRGB信号、同期信号に基づいて、液晶画面215および216が同時に駆動される。液晶画面215および216は高精細な小型液晶ディスプレイであって、LCD駆動手段214によって駆動され、RGB信号が画面上に映し出される。この液晶画面215および216から出力される像は、光学系217および218によって拡大されて、それぞれ利用者の左目および右目に導かれる。
【0013】
一方、ビデオデッキ201からコントロールボックス219に入力されるステレオ音声信号は、音量調整SW210によって、調整SWの位置に応じてゲインが調整されて、サウンドコントローラ211に出力される。
【0014】
音量調整SW210から入力された音声信号は、サウンドコントローラ211によって音声処理されてイヤホン212および213にそれぞれ出力される。サウンドコントローラ211では、マイコン207の制御信号を受けて、低音、高音の強調等が行われて音質が変えられる。
【0015】
イヤホン212は利用者の左耳に装着されるイヤホンであり、イヤホン213は利用者の右耳に装着されるイヤホンであり、サウンドコントローラ211から入力された音声信号が音声に変換されて、それぞれから出力される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述したヘッドマウントディスプレイ装置において、そのヘッドマウントディスプレイ装置自身の設定は、利用者が画面を見ながら行うことができる。しかし、ビデオデッキ、DVDプレイヤー、テレビチューナー等、ヘッドマウントディスプレイ装置に接続された電子機器の操作は、別にその電子機器に設けられたユーザーインターフェイスの操作などによって行う必要がある。例えば、電子機器に設けられたボタンを直接操作したり、電子機器に対応したリモコンを操作しなければならず、その作業が繁雑であり、利用者が画面を見ながら操作を行うことが困難である。
【0017】
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、利用者がヘッドマウントディスプレイ装置に表示された映像を見ながら、そのヘッドマウントディスプレイ装置に接続された電子機器を容易に制御することができる、ヘッドマウントディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明のヘッドマウントディスプレイ装置は、利用者の頭部に装着されて、利用者の両眼に映像を拡大投影するための画面を有する表示ユニットを備え、インタラクティブなユーザインターフェースを有する少なくとも1台の電子機器に接続されて使用される、ヘッドマウントディスプレイ装置であって、接続可能な前記電子機器毎に、前記各電子機器を制御するため複数の制御項目と、該複数の制御項目のそれぞれの内容を表す文字列またはアイコンと、該複数の制御項目のそれぞれの表示位置とを相互に関連付けて記憶された操作メニューテンプレートと、実際に接続された電子機器である接続機器の種類および該接続機器においてサポートされる制御項目が確認されると、該接続機器に対応する前記操作メニューテンプレートに記憶されている前記確認された制御項目の前記文字列またはアイコンと前記表示位置とに基づいて、前記取得された制御項目を前記表示ユニットの前記画面に表示する表示制御手段と、該表示制御手段にて前記画面に表示された前記制御項目のいずれかを前記利用者が選択するための選択手段と、該選択手段によって選択された前記制御項目に応じて、前記接続機器を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする
【0019】
上記構成によれば、利用者は、ヘッドマウントディスプレイ装置に接続された電子機器を操作する際に、電子機器に設けられたボタンを直接操作したり、電子機器に対応したリモコンを操作することなく、画面上に表示された操作メニューを見ながら所望の操作項目を選択して、操作することができる。
【0020】
前記操作メニューテンプレートは、複数の制御項目を同じ表示位置として記憶していてもよい。
【0021】
前記操作メニューテンプレートにおける同じ表示位置になった前記複数の制御項目には優先順位が予め設定されており、前記表示手段は、前記複数の制御項目に対応する前記表示位置に、前記優先順位に従って前記複数の制御項目を順番に表示するこうせいであってもよい。
【0022】
前記表示位置における前記複数の制御項目の表示は、前記選択手段によって順次変更されてもよい。
【0023】
前記選択手段は、利用者の注視点を検出する視線検出手段を備え、該視線検出手段によって検出される注視点に表示されている前記制御項目が選択されてもよい
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態であるヘッドマウントディスプレイ装置の構成を説明するためのブロック図である。このヘッドマウントディスプレイ装置は、コントロールボックス103を有しており、そのコントロールボックス103に通信部104が設けられている。コントロールボックス103の通信部104は、バスライン(IEEE1394バス)を介してデジタルビデオデッキ101に設けられた通信部102と接続されているインターフェイスであり、通信部102および104間では、IEEE1394で規定されたプロトコル(通信規約)に従ってデータ通信が行われる。通信部102および104では、IEEE1394バスから入力されたパケットが復調されてデータに変換されると共に、ビデオデッキ101およびヘッドマウントディスプレイ装置のそれぞれの内部で発生されたデータがパケット化されてIEEE1394バスに入力される。
【0026】
ビデオデッキ101の通信部102からコントロールボックス103の通信部104に入力されたビデオ信号およびステレオ音声信号はデコーダ109に入力される。
【0027】
ビデオ信号は、デコーダ109によってRGBの各信号に分離されて、表示ユニットのLCD駆動手段114に出力される。また、ステレオ音声信号は、サウンドコントローラ111に出力される。デコーダ109では、マイコン107からの制御信号によって画質調整および音質調整が行われる。
【0028】
また、ビデオデッキ101の通信部102からは、ヘッドマウントディスプレイ装置によってビデオデッキ101を制御することが可能な項目に関する情報がコントロールボックス103の通信部104に入力され、マイコン107を介してOSD生成手段105に入力される。
【0029】
OSD生成手段105からは、デコーダ109に対して、画面上に表示される画質、音質等の設定メニュー、メッセージ等、ヘッドマウントディスプレイ装置に関係する設定が映像信号として供給される。さらに、OSD生成手段105からは、上記マイコン107を介して供給される、ビデオデッキ101の制御項目に関する情報から、ビデオデッキ101の操作メニューが生成されて、映像信号として供給される。これらの映像信号は、デコーダ109によって上記RGB信号と合成されて、LCD駆動手段114に供給される。
【0030】
上記画質、音質等の設定メニュー、ビデオデッキの操作メニューは、マルチSW106によって設定される。マルチSW106は、1つの選択ボタンと、2つのカーソルボタン(OSD上のメニューによって選択される項目を指示するマークを移動させるために用いられる)と、操作メニュー表示切替ボタンとを含むスイッチである。
【0031】
マルチSW106のボタン操作によって生成される信号は、制御手段であるマイコン107に入力される。マイコン107からは、画質、音量等のヘッドマウントディスプレイ装置に関係する設定メニュー、メッセージ等、およびビデオデッキ101の操作メニューを表示するためのデータ信号、制御信号がOSD生成手段105に対して送信され、画質設定および音質設定を変更する信号がデコーダ109に対して送信される。
【0032】
マイコン107は、記憶手段108に接続されている。記憶手段108は、マイコン107によって実行されるプログラムが記憶されるROMと、各種データが記憶されるRAMとによって構成されている。
【0033】
表示ユニットでは、LCD駆動手段114によって、デコーダ109からLCD駆動手段114に入力されたRGB信号、同期信号に基づいて、液晶画面115および116が同時に駆動される。液晶画面115および116は高精細な小型液晶ディスプレイであって、LCD駆動手段114によって駆動され、RGB信号(OSDを含む)が画面上に映し出される。この液晶画面115および116から出力される像は、光学系117および118によって拡大されて、それぞれ利用者の左目および右目に導かれる。
【0034】
サウンドコントローラ211では、デコーダ109から入力されたステレオ音声信号が音声処理されると共に、音量調整SW110のスイッチ位置に応じてゲインが調整されて、イヤホン112および113にそれぞれ出力される。イヤホン112は利用者の左耳に装着されるイヤホンであり、イヤホン113は利用者の右耳に装着されるイヤホンであり、サウンドコントローラ111から入力された音声信号が音声に変換されて、それぞれから出力される。
【0035】
図2は、上記コントロールボックス103の外観を示す図である。このコントロールボックス103は、前面の上部に、電子機器の操作メニューの表示、非表示を切り替える操作メニューボタン301が設けられている。前面の中央部には、メニューに表示された項目を指示するカーソルをそれぞれ左および右に1項目分だけ移動させるカーソルボタン302および304が設けられている。2つのカーソルボタン302および304の間には、カーソルによって指示された項目を選択して、実行させるための選択ボタン303が設けられている。前面の下部には、電源のON、OFFを切り替える電源ボタン305が設けられている。コントロールボックス103の側面上部には、デコーダ109によって生成された映像(RGB信号、同期信号)をLCD駆動手段114に出力するためのRGB信号出力端子306が設けられており、下部にはサウンドコントローラ111によって生成された音声信号を出力するための音声信号出力端子307が設けられている。音声信号出力端子307の上には、音声調整SW110が設けられており、コントロールボックス103の上面端部には、通信部104が設けられている。
【0036】
次に、このように構成された本実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置において、ヘッドマウントディスプレイ装置に接続された電子機器(接続機器)を操作する動作について、図3のフローチャートに沿って説明する。
【0037】
まず、ステップ601では、デジタルビデオデッキ101がIEEE1394バスを介してコントロールボックス103に接続されるか、または電源が入力されると、バスがリセットされ、このバスに規定されたデジタルインターフェイスの仕様に従って初期設定が行われる。その結果、各接続機器のノードにIDが設定され、各ノードにノードIDが通知される。本実施形態では、コントロールボックス103にビデオデッキ101のノードIDが通知される。
【0038】
次に、ステップ601においてノードIDが通知された全ての接続機器に対して、実行可能なAV/Cコマンドが、以下の手順に従って取得される。まず、ステップ602では、対象とする接続機器に対してDEVICE INFORMATION INQUIRY COMMANDが発行され、AV/Cコマンドセット規格に準拠しているか否かがレスポンスパケットによって確認される。
【0039】
接続機器がAV/Cコマンドセット規格に準拠している場合(ステップ602がYes)には、ステップ603において、レスポンスパケットからデバイスタイプ(接続機器の種類)が取得される。その後、ステップ604において、記憶手段108に保持されている対応コマンドリスト中の全制御コマンドについて、各ノードに対してSUPPORT INQUIRY COMMANDが発行されて、各コマンドがサポートされているか否かが確認され、その確認結果が記憶手段108に記憶される。一方、接続機器がAV/Cコマンドセット規格に準拠していない場合(ステップ602がNo)には、ステップ605に進む。
【0040】
ここで、対応コマンドリストとは、本実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置において表示される、接続機器の操作メニューにサポートされているAV/Cコマンドを記憶したテーブルであり、図4に示すように、サブユニットタイプ、OPC(制御コード)、OPRs(パラメータ)が1組のAV/Cコマンドとして定義されてコマンドIDに対応付けられている。この図4の例では、コマンドID1〜8では、VCR(ビデオカセットレコーダー)をPlay(再生)操作する場合の制御項目(次フレーム〜再生一時停止等)が定義されており、コマンドID9および10では、VCRをRecord(録画)操作する場合の制御項目(録画および録画一時停止)が定義されており、コマンドID11〜14では、VCRをWind(巻き戻し、早送り)操作する場合の制御項目(高速巻き戻し〜早送り)が定義されている。なお、この図4および以下の図5において、()内の数字は、実際に記憶手段108に記憶される数値の例を16進数で表している。
【0041】
各ノードにおいて、これらのコマンドがサポートされているか否かを確認した結果は、図5に示すようなテーブルとして記憶手段108に記憶される。図5は、本実施形態において、ビデオデッキ101に、図4に示す各AV/Cコマンドがサポートされているか否かを確認した結果を示す図である。この図5の例では、コマンドID2、3、5〜10、12〜14のコマンドがサポートされており、1、4、11のコマンドがサポートされていない。この図5において、サブユニットIDとは、同じ種類のサブユニット(1つのノードIDに対応する接続機器が保持しているデバイス)を、1つの接続機器が複数保持している場合に、それらのサブユニットを区別するためのものである。
【0042】
ステップ605では、以上のようにして全てのノードがチェックされて接続機器の制御情報が取得され、これらの接続機器に対応した操作メニューを表示するために必要な情報が揃ったか否かが確認される。
【0043】
全てのノードがチェックされている場合(ステップ605がYes)には、ステップ606において、操作メニューボタン301が押し下げられたことが通知されるまで、待機する。チェックされていないノードがある場合(ステップ605がNo)の場合には、ステップ602に戻る。
【0044】
ステップ607において、操作メニューボタン301が押されると、接続機器を操作するための操作モードに移行して、操作メニューが表示される。また、再度操作メニューボタン301が押されると、操作モードが終了して操作メニューが消去され、再び待機状態になる。
【0045】
以下に、本実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置における、操作モード時の動作について説明する。操作メニューボタン301が押されて操作モードに移行すると、制御対象となる接続機器(ノードID)を選択するための機器選択画面が表示される。このとき、映像の鑑賞が妨げられないように、OSDによる画面は、液晶画面の上部に表示される。このことは、機器選択画面以外の操作画面についても同様である。
【0046】
図6は、機器選択画面の例を示す図である。この機器選択画面では、矩形領域401内に、現在、操作対象の候補となっている機器(ノードID)が表示され、カーソルボタン302および304を押すことによって、各々前の候補および次の候補に表示が切り替えられる。このとき、操作対象の機器タイプを明示するために、ノードIDの横には、ステップ603において取得されたデバイスタイプを表す文字列が()内に表示される。本実施形態では、デジタルビデオデッキ101のみが接続されているため、ノードIDとして1、デバイスタイプとしてビデオが表示され、カーソルボタン302および304が押されても表示が切り替えられず、この状態で固定される。選択ボタン303が押されると、矩形領域401内に表示されている機器が操作対象として決定される。
【0047】
操作対象となる機器が決定されると、操作メニュー画面が表示される。操作メニューは、ステップ604において取得されたAV/Cコマンドのサポート状況と、操作メニューテンプレートから作成される。操作メニューテンプレートとは、上述した対応コマンドリスト中のコマンドと、操作メニュー画面中に表示されるアイコンもしくはコマンドの内容を表す文字列、およびその表示位置とを関連付けるためのものであり、記憶手段108に記憶されている。
【0048】
図7に、本実施形態で用いられる操作メニューテンプレートの例を示す。この図7において、コマンドIDは、図4に示す対応コマンドリスト中の各コマンドIDを表し、ポジションはコマンドの内容を示すメッセージを表示する表示位置を表し、表示内容は表示されるメッセージを示す。表示内容は、アイコンのように、表示内容の意味を表す絵のようなものであってもよい。
【0049】
以下に、本実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置における、操作メニュー画面の選択動作について説明する。操作対象機器が決定されると、図4に示す対応コマンドリスト中のAV/Cコマンドのうち、図5に示すテーブルにおいてサポート有りと記録されているコマンド(操作対象機器によってサポートされているコマンド)が操作メニューの項目として、図7に示す操作メニューテンプレートのポジションと表示内容とに従って、OSDの画面上に表示される。
【0050】
例えば、コマンド12は、図5においてサポートされているため、図7のテンプレートを参照してポジション2(左から2番目を指すものとする)の位置に「停止」として表示される。
【0051】
なお、図7では、例えばコマンドID1〜8のように、同じポジションのコマンドが複数存在するが、これらのコマンドが同時に複数、操作対象機器にサポートされている場合には、例えば予め定められた優先順位に従って、サポートされているコマンドのうちで最も優先順位が高いものを表示して、1つのコマンドのみを表示するようにする。本実施形態では、コマンドID7およびコマンドID9の表示優先順位が最も高いものとする。また、このような同じポジションに複数のコマンドが対応しているメニュー項目については、太い線で囲む等、区別できるようにしておくのが好ましい。
【0052】
さらに、このようなコマンドを表す項目以外に、操作される機器を変更するための項目、選択される項目を指示するためのカーソル、および現在の操作対象機器が操作メニュー上に表示される。
【0053】
図8に、以上のような手順でOSD上に表示される操作メニュー画面の例を示す。ここでは、ポジション1に巻き戻し501が表示され、ポジション2に停止502が表示され、ポジション3に早送り503が表示され、ポジション4に再生504が表示され、ポジション5に録画505が表示されている。また、ポジション4およびポジション5は、同じポジションに複数のコマンドが対応しているため、太い線で囲まれている。また、操作される機器を変更するための機種変更506、選択される項目を指示するためのカーソル507、および現在の操作対象機器として機器1(ビデオ)508が操作メニュー上に表示されている。
【0054】
利用者がカーソルキー302および304を押すことにより、カーソル507が左右に一項目分だけ移動する。但し、左端および右端の項目をカーソル507が指示している場合には、各々左および右へ移動することができない。選択ボタン303が押されて離されると、カーソル507が指示している項目が選択される。例えば、501〜503に示す項目が選択されると、それぞれテープの巻き戻し、停止、早送りに相当するコマンドが図4に示す対応コマンドリストから生成され、ビデオデッキ101に送信される。また、506に示す項目が選択されると、操作対象機器の変更が実行されて、図6に示す機器選択画面に戻る。
【0055】
太い線で囲まれている項目504および505については、上述したように表示されているコマンド以外にも複数のコマンドが存在するが、項目の表示内容を変更したい場合には、その位置へカーソル507を移動して、選択ボタン303を押し続けたままカーソルキー302および304を押すことにより、表示内容を変更することができる。所望のコマンドが表示されたときに選択ボタン303を離すことにより、そのコマンドがビデオデッキ101に送信される。例えば、図8に示す状態から、スロー再生を実行したい場合には、504の位置にカーソル507を移動して、選択ボタン307を押したまま、504に示す「再生」が「スロー再生」に変わるまでカーソルキー304を押して、「スロー再生」に変わったときに選択ボタン303を離すことにより、「スロー再生」に対応したコマンドが対応コマンドリストから選択されて、通信部104からIEEE1394バスを介してビデオデッキ101の通信部102に送信される。ビデオデッキ101では、受信したコマンドに基づいて、ビデオデッキ101に組み込まれた処理装置によって、「スロー再生」動作が制御される。
【0056】
なお、本実施形態では、ビデオデッキ101は、サブユニットタイプがVCRで表されるサブユニットを1つだけ保持しているが、ダブルデッキビデオ等のように、複数のサブユニットを保持している場合には、上記方法と同様にして、同一の項目位置で各サブユニットに対応したAV/Cコマンドを選択できるようにすることにより、インターフェイスを変更せずに複数の同じ種類のサブユニットを容易に操作することができる。
【0057】
なお、上記実施形態では、項目を選択するためにカーソルおよびカーソルキーを用いたが、利用者の視線を検出して、表示ユニットの液晶画面上で利用者が注視している点をカーソルの位置とすることにより、項目を選択することもできる。
【0058】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、利用者がヘッドマウンドディスプレイ装置の表示ユニットを装着したまま、映像を鑑賞しながら、1つの操作手段(コントロールボックス)によって、ヘッドマウントディスプレイ装置に接続されたビデオデッキ、DVDプレイヤー等、ユーザによるインタラクティブな操作が可能な電子機器を、容易に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるヘッドマウントディスプレイ装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態における、コントロールボックスの外観図である。
【図3】本発明の一実施形態において、接続機器を制御する動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態における、対応コマンドリストの例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態における、デジタルビデオデッキのAV/Cコマンドのサポート状況を取得した結果の例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態であるヘッドマウントディスプレイ装置における、操作機器選択画面の例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態であるヘッドマウントディスプレイ装置における、操作メニューテンプレートの例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態であるヘッドマウントディスプレイ装置における、操作メニュー画面の例を示す図である。
【図9】従来のヘッドマウントディスプレイ装置の構成を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
101、201 ビデオデッキ
102、104 通信部(IEEE1394インターフェイス)
103、219 コントロールボックス
105、205 OSD生成手段
106、206 マルチスイッチ
107、207 マイコン(制御手段)
108、208 記憶手段
109、209 デコーダ
110、210 音量調整スイッチ
111、211 サウンドコントローラ
112、212 イヤホン(左)
113、213 イヤホン(右)
114、214 LCD駆動手段
115、215 液晶画面(左)
116、216 液晶画面(右)
117、217 光学系(左)
118、218 光学系(右)
202 リモコン信号受光部
203 リモコン信号送出部
204 リモコン本体
301 操作メニューボタン
302 カーソルボタン(左)
303 選択ボタン
304 カーソルボタン(右)
305 電源ボタン
306 RGB信号出力端子
307 音声信号出力端子
401 操作対象となる機器(ノードID)が表示される領域
501 ポジション1に表示されたコマンド内容
502 ポジション2に表示されたコマンド内容
503 ポジション3に表示されたコマンド内容
504 ポジション4に表示されたコマンド内容
505 ポジション5に表示されたコマンド内容
506 機種変更
507 カーソル
508 操作中の機種IDとサブユニットのタイプ

Claims (4)

  1. 利用者の頭部に装着されて、利用者の両眼に映像を拡大投影するための画面を有する表示ユニットを備え、インタラクティブなユーザインターフェースを有する少なくとも1台の電子機器に接続されて使用される、ヘッドマウントディスプレイ装置であって、
    接続可能な前記電子機器毎に、前記各電子機器を制御するため複数の制御項目と、該複数の制御項目のそれぞれの内容を表す文字列またはアイコンと、該複数の制御項目のそれぞれの表示位置とを相互に関連付けて記憶された操作メニューテンプレートと、
    実際に接続された電子機器である接続機器の種類および該接続機器においてサポートされる制御項目が確認されると、該接続機器に対応する前記操作メニューテンプレートに記憶されている前記確認された制御項目の前記文字列またはアイコンと前記表示位置とに基づいて、前記取得された制御項目を前記表示ユニットの前記画面に表示する表示制御手段と、
    該表示制御手段にて前記画面に表示された前記制御項目のいずれかを前記利用者が選択するための選択手段と、
    該選択手段によって選択された前記制御項目に応じて、前記接続機器を制御する制御手段とを具備し、
    前記操作メニューテンプレートは、複数の制御項目を同じ表示位置として記憶している、ヘッドマウントディスプレイ装置。
  2. 前記操作メニューテンプレートにおける同じ表示位置になった前記複数の制御項目には優先順位が予め設定されており、
    前記表示手段は、前記複数の制御項目に対応する前記表示位置に、前記優先順位に従って前記複数の制御項目を順番に表示する請求項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  3. 前記表示位置における前記複数の制御項目の表示は、前記選択手段によって順次変更される請求項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  4. 前記選択手段は、利用者の注視点を検出する視線検出手段を備え、該視線検出手段によって検出される注視点に表示されている前記制御項目が選択される請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
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