JP3713887B2 - Isdn網制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メータや設備機器などの端末装置をISDN回線網を介してセンタ端末の遠隔管理装置と接続して通信するためのISDN網制御システムに係わり、とくに通信異常を検知する手段を備えたISDN網制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、ISDN回線網を利用した遠隔管理装置により、ガスメータ、水道メータ、電力メータなどの検針データ、ガス漏れなどの情報、空調機器や照明機器などの故障情報を入手したり、遠隔診断などを行うシステムが一般に普及しつつある。たとえば、特開平5−7259号公報はその一例を開示している。
【0003】
図18は従来のISDN網制御システムの一般的な構成を示すブロック図である。図において、1は端末装置としてのガスメータ8をISDN回線網2を介して自動検針や遠隔制御するセンタ端末、2はISDN回線網、3はISDN回線網2に接続されてインターフェースS/T点を提供するデジタル回線終端装置、4はガスメータ8をISDN回線網2に通信接続してセンタ端末1との通信を制御するデジタル回線装置である。デジタル回線装置4において、5はデジタル回線終端装置3のインターフェースS/T点に接続して通信するS/T点接続手段、6はセンタ端末1からの受信データを端末インターフェース手段7を介してガスメータ8に送信し、また、ガスメータ8からの受信データをS/T点接続手段5を介してセンタ端末1に送信するアクセス通信手段、7はガスメータ8とデータを送受信する端末インターフェース手段である。また、端末装置としてのガスメータ8において、9はデジタル回線装置4と通信するための装置インターフェース手段、10はガス流量を積算計測するとともにガス流量や圧力などの異常を検知するとガス弁を遮断する検針制御手段、11は装置インターフェース手段9と検針制御手段10とを制御するメータ制御手段である。
【0004】
上記構成においてその動作を説明する。センタ端末1からガスメータ8に通信するとき、センタ端末1はISDN回線網2にデジタル回線装置4が接続されているISDN回線網の電話番号とデジタル回線装置4にあらかじめ設定されているサブアドレスとを送信する。これにより呼び出されたデジタル回線装置4はガスメータ8とセンタ端末1との通信を制御をする。センタ端末1からの送信データはISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、S/T点接続手段5、アクセス通信手段6、および端末インターフェース手段7を介してガスメータ8に送信され、また、センタ端末1から検針要求があるときには、メータ制御手段11は検針制御手段10から検針データを受信してセンタ端末1に送信する。
【0005】
また、ガスメータ8がセンタ端末1と通信するときには、メータ制御手段11が装置インターフェース手段9を介してデジタル回線装置4に通知する。これを受信したデジタル回線装置4はS/T点接続手段5、デジタル回線終端装置3、およびISDN回線網2を介してセンタ端末1に送信させる。
【0006】
上記ISDN網制御システムにおいて、デジタル回線装置4を設置するときなどにおいて、デジタル回線装置4が正常に動作するか否かの通信試験を、センタ端末1とISDN回線網2とを介して行うようになっていた。また、ISDN回線網2に通信試験用のループ回路を接続する手段が特開平6−37760号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のISDN網制御システムでは、各家庭に接続されたデジタル回線装置4のすべてがISDN回線網2を介してセンタ端末1と通信試験を行うので、センタ端末1の負担が非常に大きくなると言う問題があった。
【0008】
本発明は上記の課題を解決するもので、センタ端末1の負担が小さい通信試験を実施できるISDN網制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のISDN網制御システムは、端末装置を共通に接続した第1のデジタル回線装置と第2のデジタル回線装置とをインターフェースS/T点にバス接続するとともに、前記端末装置に端末通信試験手段を設け、前記端末通信試験手段は、前記第1のデジタル回線装置と前記第2のデジタル回線装置のいずれか一方から他方へ発信させて通信接続により形成した前記端末装置を含むループ状の信号経路でデータを送受信し、前記信号経路を経由して受信したデータを送出したデータと比較することにより、前記第1のデジタル回線装置および前記第2のデジタル回線装置における通信異常の有無を検知するようにしたISDN網制御システムである。
【0010】
これにより、センタ端末と通信することなく第1のデジタル回線装置および第2のデジタル回線装置における通信異常の有無を検知することができ、通信試験におけるセンタ端末の負荷を軽減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態は、第1のデジタル回線装置および第2のデジタル回線装置は、発呼、着信、およびデータ転送などによりISDN回線網と端末装置との通信を制御する手段を意味し、端末装置は前記デジタル回線装置を介してISDN回線網に接続され、センタ端末と通信および遠隔制御される。前記デジタル回線装置は、発信着信制御により前記インターフェースS/T点に接続するとともに通信するS/T点接続手段と、端末装置と通信する端末インターフェース手段と、前記S/T点接続手段の信号および前記端末インターフェース手段の信号を交換制御するアクセス通信手段とで構成される。他の形態においても同様である。
【0012】
また、ループ状の信号経路は通信接続を介して閉じた信号経路を意味し、第1のデジタル回線装置と第2のデジタル回線装置のいずれか一方から他方に発信して通信接続することにより、ISDN回線網を介して両者が接続され、共通接続している端末装置を含めたループ状の信号経路を形成する。
【0013】
また、端末装置における複数装置インターフェース手段は、第1のデジタル回線装置の信号の入出力と第2のデジタル回線装置の信号の入出力とを分離して通信できるインターフェース手段を意味し、その構成については限定されない。
【0014】
また、端末装置における端末通信試験手段は、通信試験するとき、第1のデジタル回線装置と第2のデジタル回線装置のいずれか一方から他方への発信を指示して通信接続させるとともにデータを送出し、他方から受信したデータを前記送出したデータと比較して通信異常の有無を検知する手段を意味する。なお、一方から他方への発信は、発信側の電話番号に受信側のサブアドレスを付加して行う。
【0017】
また、通信試験装置は、設置現場で接続して通信試験する装置を意味する。これに備えた端末着信試験手段は、デジタル回線装置に発信して着信させ、その通信接続を介して端末装置にデータを送信する手段を意味する。他の形態においても同様である。
【0020】
【実施例】
以下、実施例について説明する。
【0021】
(実施例1)
以下、本発明のISDN網制御システムの第1の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図18に示した従来例と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。図1において、本実施例が従来例と異なる点は、ガスメータ8に対して2台のデジタル回線装置、すなわち第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13とを設け、それぞれインターフェースS/T点にバス接続する。なお、これらは従来例におけるデジタル回線装置4と同じものである。また、ガスメータ8は、装置インターフェース手段9に代えて複数装置インターフェース手段14を備えるとともに、端末通信試験手段15を備えている。複数装置インターフェース手段14は、第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13とを接続して通信する。また、端末通信試験手段15は、通信接続により第1のデジタル回線装置12、ISDN回線網2、第2のデジタル回線装置13、およびガスメータ8をループ状に接続するとともにデータを送受信し、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13の通信異常を検知する。
【0023】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験するとき、端末通信試験手段15は、複数装置インターフェース手段14を介して第1のデジタル回線装置12に、自分宛の電話番号に第2のデジタル回線装置13の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けた第1のデジタル回線装置12はS/T点接続手段5を介してISDN回線網2に発信動作を行い、端末通信試験手段15は通信試験のためのデータを第1のデジタル回線装置12に送信する。このデータは第1のデジタル回線装置12、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、および第2のデジタル回線装置13を介して受信データとして再び端末通信試験手段15に戻ってくる。図2は本実施例におけるデータの流れを示す系統図である。この受信データを送信したデータと比較して、第1のデジタル回線装置12の発信機能および送信機能と、第2のデジタル回線装置13の着信機能および受信機能における異常の有無を検知する。差異がなければ通信異常がないことは明白である。
【0024】
つぎに、端末通信試験手段15は、通信接続はそのままにして、通信試験のためのデータを第2のデジタル回線装置13に送信する。このデータは第2のデジタル回線装置13、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、第1のデジタル回線装置12を介して、受信データとして再び端末通信試験手段15に戻ってくる。この受信データを送信したデータと比較して、第1のデジタル回線装置12の受信機能と、第2のデジタル回線装置13の送信機能における通信異常を検知する。
【0025】
上記の通信試験により、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置の、少なくとも送信機能および受信機能を確認することができる。この通信試験にはセンタ端末1は全く関与しないので、通信試験がセンタ端末の負担にならないことは言うまでもない。
【0026】
以上のように本実施例によれば、ガスメータ8に複数装置インターフェース手段14を設け、インターフェースS/T点にバス接続された第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13とにガスメータ8を共通に接続するとともに、ガスメータ8に端末通信試験手段15を設け、第1のデジタル回線装置12から第2のデジタル回線装置13に発信接続してデータを送信し、第2のデジタル回線装置13からの受信データを送信したデータと比較することにより、センタ端末1が通信試験に関与することなく、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13の送信機能および受信機能を確認することができる。
【0027】
(実施例2)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例2について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成は図1に示した構成と同じである。本実施例が実施例1と異なる点は、端末通信試験手段15が第1のデジタル回線装置12から発信させて通信試験したのち一旦、通信接続を開放させ、つぎに改めて第2のデジタル回線装置13から発信させて通信試験するようにしたことにより、実施例1に説明した通信試験で確認できなかった第1のデジタル回線装置12の着信機能と、第2のデジタル回線装置13の発信機能とを確認できるようにしたことにある。
【0028】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験する場合、端末通信試験手段15は複数装置インターフェース手段14を介して第1のデジタル回線装置12に自分宛の電話番号に第2のデジタル回線装置13の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けた第1のデジタル回線装置12は、S/T点接続手段5によりISDN回線網2に発信動作を行う。第2のデジタル回線装置13はあらかじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。このとき、端末通信試験手段15は通信試験のためのデータを送信し、このデータは第1のデジタル回線装置12、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、および第2のデジタル回線装置13を介して、受信データとして端末通信試験手段15に戻ってくる。上記データは図2に示したように流れる。端末通信試験手段15は、この受信データを送信したデータと比較して、第1のデジタル回線装置12の発信機能および送信機能と、第2のデジタル回線装置13の着信機能および受信機能に異常がないことを確認する。異常がないことを確認すると一旦、通信接続を開放する。
【0029】
なお、通信接続を開放する前に、実施例1と同様に、第2のデジタル回線装置13からデータを送出して第1のデジタル回線装置12で受信する通信試験を行ってもよく、これにより第1のデジタル回線装置の受信機能も併せて確認できるが、これは以下の通信試験でも確認できる機能である。
【0030】
つぎに、端末通信試験手段15は複数装置インターフェース手段14を介して第2のデジタル回線装置13に自分宛の電話番号に第1のデジタル回線装置12の所定のサブアドレス(本実施例では*1)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けた第2のデジタル回線装置13はS/T点接続手段5によりISDN回線網2に発信動作を行う。第1のデジタル回線装置12はあらかじめ設定されているサブアドレスと、ISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し通信接続される。このとき、端末通信試験手段15は通信試験のためのデータを送信し、このデータは第2のデジタル回線装置13、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、および第1のデジタル回線装置12を介して、受信データとして端末通信試験手段15に戻ってくる。この受信データを送信したデータと比較して、第1のデジタル回線装置12の着信機能および受信機能と、第2のデジタル回線装置13の発信機能および送信機能に異常がないことを確認する。異常がないことを確認すると通信接続を開放する。
【0031】
以上のように本実施例によれば、ISDN回線網2を介して第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13とで構成されるループ接続を用いてデータを送受信し、受信データを送信したデータと比較する通信試験を、第1のデジタル回線装置12からの送信による通信試験と、第2のデジタル回線装置13からの送信による通信試験とをそれぞれ個別に実行することにより、それぞれの発信機能、送信機能、着信機能および受信機能をすべて確認することができる。
【0032】
(実施例3)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例3について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成は図1に示した構成と同じである。本実施例が実施例1と異なる点は、実施例1および実施例2に説明した端末通信試験手段15による通信試験で通信異常が検知されたとき、第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13のいずれの通信異常であるかは、実施例1の場合には特定できず、実施例2の場合でも必ずしも特定できるとは限らなかったが、本実施例では、通信異常を検知した場合にはセンタ端末1と個別に通信させることによりいずれの通信異常であるか特定するようにしたことにある。
【0033】
上記構成において、その動作を説明する。端末通信試験手段15により通信試験した結果、通信異常を検知したとき、端末通信試験手段15は、まず、第1のデジタル回線装置12にISDN回線網2を介してセンタ端末1と通信試験するように指示を出す。その結果、第1のデジタル回線装置12が正常に通信できる場合は、ガスメータ8からの発呼通信は第1のデジタル回線装置12を利用するようにメータ制御手段11に指示を出す。また、第1のデジタル回線装置12が正常に通信できなかった場合は、第2のデジタル回線装置13にISDN回線網2を介してセンタ端末1と通信試験するように指示を出す。その結果、第2のデジタル回線装置13がセンタ端末1と正常に通信できた場合、ガスメータ8からの発呼通信は第2のデジタル回線装置13を利用するようにメータ制御手段11に指示を出す。
【0034】
以上のように本実施例によれば、ガスメータ8の端末通信試験手段15が第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13とのループ接続における通信試験で通信異常を検知したとき、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13にセンタ端末1と通信試験させて、いずれに通信異常があるかを特定し、正常に通信できるデジタル回線装置を使用するようにメータ制御手段11に指示することにより、ガスメータ8は正常なデジタル回線装置を特定してセンタ端末1との通信を維持することができる。
【0035】
(実施例4)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例4について説明する。なお、本実施例の構成は図1に示した構成と同じである。本実施例が実施例3と異なる点は、端末通信試験手段15により第1のデジタル回線装置12または第2のデジタル回線装置13のいずれが通信異常であるかを特定したのち、この特定結果を、通信に異常のない方のデジタル回線装置とISDN回線網2とを介してセンタ端末1に通知するようにしたことにある。
【0036】
上記構成においてその動作を説明する。実施例3で説明したように、第1のデジタル回線装置12または第2のデジタル回線装置13のいずれに通信異常があるかを特定したとき、正常に通信できるデジタル回線装置を用い、ISDN回線網2を介して前記特定結果をセンタ端末1に通報する。この通報により管理者は通信異常を起こしたデジタル回線装置を迅速に修理または交換することができる。したがって、一方が通信異常である場合、センタ端末1にも通報して管理者に修理させ、予備となるデジタル回線装置がいつも健全であるように準備することができ、両方のデジタル回線装置がともに通信異常となる事態を回避することができる。
【0037】
以上のように本実施例によれば、ガスメータ8の端末通信試験手段15は通信異常のあるデジタル回線装置を特定した結果を、正常なデジタル回線装置を用いてISDN回線網2を介してセンタ端末1に通報することにより、管理者は修理や交換などにより迅速に対応することができる。
【0038】
(実施例5)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例5について図面を参照しながら説明する。
【0039】
図3は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例1と異なる点は、ガスメータ8には端末通信試験手段15を設けず、第1のデジタル回線装置12に装置通信試験手段16を設けた構成とし、第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13とのループ接続における通信試験はガスメータ8による中継を介して行うようにしたことにある。したがって、ガスメータ8には複数装置インターフェース手段14に代えて装置交換インターフェース手段17を備え、装置交換インターフェース手段17は、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13と通信するとともに、第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13との通信を中継するようにしている。
【0040】
上記構成においてその動作を説明する。通信試験する場合、装置通信試験手段16は、アクセス通信手段6に自分宛の電話番号に第2のデジタル回線装置13の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けたアクセス通信手段6は、S/T点接続手段5を介してISDN回線網2に発信動作を行う。第2のデジタル回線装置13はあらかじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。このとき、装置通信試験手段16は、アクセス通信手段6へ通信試験のためのデータを送信し、このデータはデジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、第2のデジタル回線装置13、およびガスメータ8を介して、受信信号として装置通信試験手段16に戻ってくる。図4は本実施例におけるデータの流れを示す系統図である。
【0041】
装置通信試験手段16は、この受信データを前記送信したデータと比較して、第1のデジタル回線装置12の発信機能および送信機能と、第2のデジタル回線装置13の着信機能および受信機能に異常がないことを確認する。
【0042】
つぎに、装置通信試験手段16は、ガスメータ8の装置交換インターフェース手段17を介して通信試験のためのデータを第2のデジタル回線装置13に送信し、このデータは第2のデジタル回線装置13、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、およびデジタル回線終端装置3を介して受信信号として装置通信試験手段16に戻ってくる。この受信データを前記送信したデータと比較して、第1のデジタル回線装置12の受信機能と第2のデジタル回線装置13の送信機能に異常がないことを確認する。これらの通信試験により、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13の、少なくとも送信機能および受信機能を確認することができる。
【0043】
以上のように本実施例によれば、第1のデジタル回線装置12に装置通信試験手段16を設け、第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13とのループ接続による通信試験をガスメータ8の中継により行うことにより、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13の、少なくとも送信機能および受信機能を確認できるとともに、ガスメータ8は端末通信試験手段15を備えないのでアナログ電話回線網にも共用することができる。
【0044】
(実施例6)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例6について図面を参照しながら説明する。図5は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。また、図6は本実施例における信号の流れを示す系統図である。本実施例が実施例1と異なる点は、第2のデジタル回線装置13は設けないで、デジタル回線装置4のみとし、通信試験装置18をインターフェースS/T点にバス接続してデジタル回線装置4の着信機能について通信試験し、ガスメータ8には実施例1と同様に端末通信試験手段15を設け、デジタル回線装置4の発信機能について通信試験させるようにしたことにある。なお、通信試験装置18は端末着信試験手段19を備え、ガスメータ8は、従来例と同様に、装置インターフェース手段9を備える。
【0045】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験する場合、ガスメータ8の端末通信試験手段15は、装置インターフェース手段9を介してデジタル回線装置4に自分宛の電話番号に通信試験装置18の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けたデジタル回線装置4はS/T点接続手段5によりISDN回線網2に発信動作を行う。通信試験装置18は、設定されている所定のサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。つぎに、端末通信試験手段15はデータを送信し、このデータはデジタル回線装置4、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3を介して、通信試験装置18の端末着信試験手段19に送信される。このとき、データは図6に示したように流れる。端末着信試験手段19はこのデータを正常に受信すると、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、およびデジタル回線装置4を介して、正常に受信したことを端末通信試験手段15に通知したのち、通信接続を開放する。この通信試験により、デジタル回線装置4の発信機能および送信機能を確認できる。
【0046】
つぎに、端末着信試験手段19はS/T点接続手段5により自分宛の電話番号にデジタル回線装置4の所定のサブアドレス(本実施例では*1)を付加して発信する。デジタル回線装置4はあらかじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。つぎに、端末着信試験手段19はデータを送信し、このデータはデジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、およびデジタル回線装置4を介して、ガスメータ8の端末通信試験手段15に送信される。端末通信試験手段15はこのデータを正常に受信すると、デジタル回線装置4とISDN回線網2とを介して、端末着信試験手段19に正常に受信したことを通知したのち通信接続を開放する。これにより、デジタル回線装置4の着信機能および受信機能を確認することができる。
【0047】
以上のように本実施例によれば、第2のデジタル回線装置13は設けず、インターフェースS/T点に通信試験装置18を接続し、通信試験装置18の端末着信試験手段19とガスメータ8の端末通信試験手段15とによりデジタル回線装置4の発信機能、送信機能、着信機能、および受信機能を確認するようにしたことにより、実施例1ないし実施例5に説明したISDN網制御システムよりも構成が簡単になり、かつ接続も簡単になるので設置工事が容易になり、低コストのISDN網制御システムを実現することができる。
【0048】
(実施例7)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例7について図面を参照しながら説明する。
【0049】
図7は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、実施例6と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例6と異なる点は、通信試験装置18はISDN回線網2を介してデジタル回線装置4に設定情報を送受信できるとともに、第1のデジタル回線装置12を介してガスメータ8にも設定情報を送受信できるようにしたことにある。そのために、通信試験装置18は、前記設定情報を表示する設定器表示手段20と、デジタル回線装置4およびガスメータ8に設定したい情報を入力する設定器操作手段21と、設定器表示手段20と設定器操作手段21とを制御するとともに前記設定データをデジタル回線装置4に送受信する動作を制御する設定器制御手段22とを新たに備えている。なお、図7ではガスメータ8のメータ制御手段11を省略して描いている。
【0050】
上記構成において、その動作を説明する。設置者は、デジタル回線装置4やガスメータ8を設置したのち、通信試験装置18の設定器操作手段21によりデジタル回線装置4やガスメータ8に設定すべき情報、すなわち設定情報を入力する。入力された設定情報は設定器制御手段22に送られ、設定器制御手段22は端末着信試験手段19を制御して、自分宛の電話番号にデジタル回線装置4の所定のサブアドレス(本実施例では*1)を付加して発信させる。デジタル回線装置4はあらかじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。この接続が通信試験装置18のS/T点接続手段5により確認されると、設定器制御手段22はデジタル回線装置4と通信を開始して設定情報を送信する。また、設定器表示手段20はその設定情報などを表示する。
【0051】
以上のように本実施例によれば、デジタル回線装置4やガスメータ8に設定する設定情報を入力操作する設定器操作手段21と、前記設定情報をデジタル回線装置4およびガスメータ8に送受信する動作を制御する設定器制御手段22と、前記設定情報を表示する設定器表示手段20とを通信試験装置18に設け、通信試験装置18から前記デジタル回線装置4に発信して前記設定情報をデジタル回線装置4およびガスメータ8に送信し、設定するようにしたことにより、設置者は新しく設置したデジタル回線装置4およびガスメータ8に設定すべき情報を入力操作および表示で確認しながら容易に設定することができる。
【0052】
(実施例8)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例8について図面を参照しながら説明する。
【0053】
図8は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、実施例7と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例7と異なる点は、通信試験装置18がセンタ端末1とほぼ同等の機能を備え、センタポーリングや端末発呼を可能としていることにある。通信試験装置18には、デジタル回線装置4やガスメータ8の情報やコマンドを表示する疑似センタ表示手段23と、デジタル回線装置4やガスメータ8と通信させたい情報を入力する疑似センタ操作手段24と、疑似センタ表示手段23と疑似センタ操作手段24とを制御する疑似センタ制御手段25とを備えている。なお、実施例7と同じ構成要素を備えてもよいことは言うまでもない。
【0054】
上記構成においてその動作を説明する。デジタル回線装置4やガスメータ8を設置したのち、設置者はISDN回線網2を介して正常にガスメータ8と通信可能か否かを確認するために、通信試験装置18の疑似センタ操作手段24を操作する。疑似センタ制御手段25は端末着信試験手段19を制御してISDN回線網2を介して、自分宛の電話番号にデジタル回線装置4の所定のサブアドレス(本実施例では*1)を付加して発信する。デジタル回線装置4はあらかじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。この通信接続がS/T点接続手段5により確認されると、疑似センタ制御手段25はデジタル回線装置4と通信を開始し、検針データなど、本来はISDN回線網2を介してセンタ端末1が授受する内容について通信する。疑似センタ表示手段23は、その検針データなどを表示する。
【0055】
以上のように本実施例によれば、通信試験装置18に疑似センタ表示手段23と、疑似センタ操作手段24と、疑似センタ制御手段25とを備え、疑似センタ操作手段24により設置者が操作した入力に対応して疑似センタ制御手段25がデジタル回線装置4に発信して通信するように制御することにより、設置者は通信試験装置18によりガスメータ8の検針データなどを取得し、疑似センタ表示手段23により表示して知ることができ、センタ端末1と同等にガスメータ8の情報を取得することができる。
【0056】
(実施例9)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例9について図面を参照しながら説明する。
【0057】
なお、本実施例の構成は実施例6で示した図5と同じである。本実施例が実施例6と異なる点は、ガスメータ8における端末通信試験手段15がデジタル回線装置4を発信試験するとき、通信試験装置18が端末着信試験手段19により着信試験するための電話番号を通知し、通信試験装置18はその電話番号先に発信して着信試験するようにしたことにある。
【0058】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験する場合、ガスメータ8における端末通信試験手段15はデジタル回線装置4から通信試験装置18へ発信させて発信試験するが、そのとき、通信試験装置18が前記発信試験後に着信試験を行う相手先、すなわちデジタル回線装置4の電話番号を通知しておく。通信試験装置18はその電話番号先に発信してデジタル回線装置4を着信試験する。
【0059】
以上のように本実施例によれば、ガスメータ8の端末通信試験手段15が発信試験するときに電話番号を通信試験装置18に通知することにより、設置者はデジタル回線装置4の電話番号を知らなくても通信試験することができる。
【0060】
(実施例10)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例10について図面を参照しながら説明する。本実施例の構成は実施例6で示した図5と同じである。本実施例が実施例6と異なる点は、端末通信試験手段15がデジタル回線装置4を発信試験するとき、発信者番号通知サービスを利用して、通信試験装置18が端末着信試験手段19により着信試験する相手先の電話番号を通知し、通信試験装置18はその電話番号を使用してデジタル回線装置4を着信試験するようにしたことにある。
【0061】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験する場合、ガスメータ8の端末通信試験手段15は、デジタル回線装置4から通信試験装置18へ発信させて発信試験するが、そのとき、端末通信試験手段15は発信者番号通知サービスを利用して通信試験装置18に着信試験する相手先の電話番号を通知する。通信試験装置18は端末着信試験手段19により、その電話番号先に発信してデジタル回線装置4を着信試験する。
【0062】
以上のように本実施例によれば、ガスメータ8の端末通信試験手段15が発信試験するときに、通信試験装置18に発信者番号通知サービスを利用して電話番号を通知することにより、設置者はデジタル回線装置4の電話番号を知らなくても通信試験することができる。
【0063】
(実施例11)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例11について図面を参照しながら説明する。図9は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、実施例6と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。また、図10は本実施例における信号の流れを示す系統図である。本実施例が実施例6と異なる点は、デジタル回線装置4が装置通信試験手段16を備え、ガスメータ8には端末通信試験手段15を備えない構成としていることにある。
【0064】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験する場合、装置通信試験手段16は、アクセス通信手段6に自分宛の電話番号に通信試験装置18の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けたアクセス通信手段6はS/T点接続手段5によりISDN回線網2に発信動作を行う。通信試験装置18はあらかじめ設定されたサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。そのとき、装置通信試験手段16はデータを送信し、そのデータはデジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、およびデジタル回線終端装置3を介して通信試験装置18に送信される。このデータは図10に示したように流れる。
【0065】
通信試験装置18の端末着信試験手段19は、そのデータを正常に受信すると、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3、およびデジタル回線装置4を介して装置通信試験手段16に正常に受信したことを通知したのち通信接続を開放する。これによりデジタル回線装置4の発信機能、送信機能、および受信機能を確認することができる。
【0066】
つぎに、通信試験装置18は、S/T点接続手段5により自分宛の電話番号にデジタル回線装置4の所定のサブアドレス(本実施例では*1)を付加して発信する。デジタル回線装置4はあらかじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。このとき、通信試験装置18はデータを送信し、そのデータはデジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、およびデジタル回線終端装置3を介して装置通信試験手段16に送信される。装置通信試験手段16はそのデータを正常に受信すると、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、およびデジタル回線終端装置3を介して正常に受信したことを通信試験装置18に通知したのち通信接続を開放する。これにより、デジタル回線装置4の受信機能、着信機能、および送信機能を確認することができる。
【0067】
以上のように本実施例によれば、デジタル回線装置4に装置通信試験手段16を備え、デジタル回線装置4から通信試験装置18に発信してデータを送信し、通信試験装置18からの応答によりデジタル回線装置4の発信機能、送信機能、および受信機能を確認し、また、通信試験装置18からデジタル回線装置4に発信してデータを送信し、装置通信試験手段16からの応答によりデジタル回線装置4の着信機能、受信機能、および送信機能を確認するようにしたことにより、ガスメータ8が関与することなくデジタル回線装置4を通信試験することができ、ガスメータ8は端末通信試験手段を備えないので、アナログ電話回線網に用いても前記端末通信試験手段が無駄になることがない。
【0068】
(実施例12)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例12について図面を参照しながら説明する。
【0069】
図11は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図5と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。また、図12は本実施例における信号の流れを示す系統図である。本実施例が実施例6と異なる点は、通信試験装置18が通信折り返し手段26を備え、ガスメータ8の端末通信試験手段15は、デジタル回線装置4から通信試験装置18に発信してデータを送信し、通信試験装置18の通信折り返し手段26により折り返し送信されてきた受信データによりデジタル回線装置4の通信異常を検知するようにしたことにある。
【0070】
図11において、26はS/T点接続手段5からの受信データをそのまま送信データとして折り返し送信する通信折り返し手段である。
【0071】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験する場合、ガスメータ8の端末通信試験手段15は、装置インターフェース手段9を介してデジタル回線装置4に自分宛の電話番号に通信試験装置18の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けたデジタル回線装置4は、S/T点接続手段5によりISDN回線網2に発信動作を行う。通信試験装置18は、あらかじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。このとき、端末通信試験手段15はデータを送信し、そのデータはデジタル回線装置4、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、およびデジタル回線終端装置3を介して通信試験装置18に到達し、通信折り返し手段26は受信データをそのまま送信データとして折り返し送信する。
【0072】
端末通信試験手段15は、そのデータをデジタル回線装置4を介して受信し、受信データを前記送信したデータと比較する。これによりデジタル回線装置4の発信機能、送信機能、および受信機能に異常がないことを確認する。
【0073】
以上のように本実施例によれば、ガスメータ8に端末通信試験手段15を設けるとともに、インターフェースS/T点には通信試験装置18をバス接続し、端末通信試験手段15は、デジタル回線装置4から通信試験装置18へ発信させてデータを送信し、通信試験装置18における通信折り返し手段26で折り返し送信されて戻ってきた受信データを前記送信したデータと比較することにより、デジタル回線装置4の発信機能、送信機能、および受信機能を確認することができる。
【0074】
(実施例13)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例13について図面を参照しながら説明する。図13は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図9と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。また、図14は本実施例における信号の流れを示す系統図である。本実施例が実施例12と異なる点は、ガスメータ8には端末通信試験手段を設けず、デジタル回線装置4に装置通信試験手段16を備え、デジタル回線装置4から通信試験装置18に発信してデータを送信し、通信試験装置18の通信折り返し手段26で折り返し送信されて戻ってきた受信データを前記送信したデータと比較することにより、デジタル回線装置4の通信異常を検知するようにしたことにある。
【0075】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験する場合、装置通信試験手段16は、アクセス通信手段6を介してS/T点接続手段5に自分宛の電話番号に通信試験装置18の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けたS/T点接続手段5はデジタル回線終端装置3を介してISDN回線網2に発信動作を行う。通信試験装置18は、あらかじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスが一致すると着信し、通信接続される。つぎに、装置通信試験手段16はデータを送信する。そのデータはデジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3を介して通信試験装置18により受信され、通信折り返し手段26は受信データをそのまま送信データとして折り返し送信する。このデータは図14に示したように流れる。装置通信試験手段16はデジタル回線装置4を介してその送信データを受信し、受信したデータを前記送信したデータと比較して、デジタル回線装置4の発信機能、送信機能、および受信機能に異常がないことを確認する。
【0076】
以上のように本実施例によれば、デジタル回線装置4に装置通信試験手段16を備え、インターフェースS/T点に接続した通信試験装置18との折り返し通信試験により、デジタル回線装置4の発信機能、送信機能、および受信機能をガスメータ8と無関係に確認することができる。
【0077】
(実施例14)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例14について図面を参照しながら説明する。図15は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図9と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例11と異なる点は、デジタル回線装置4が通信試験装置18と通信する試験装置インターフェース手段27を備え、また、通信試験装置18がデジタル回線装置4と通信する回線装置インターフェース手段28と、装置アクセス通信手段29を備え、デジタル回線装置4は通信試験装置18とリンク接続して通信試験するようにしたことにある。
【0078】
デジタル回線装置4において、27は通信試験装置18と接続して通信する試験装置インターフェース手段である。また、通信試験装置18において、28はデジタル回線装置4と接続するとともに通信する回線装置インターフェース手段、29は通信試験装置18とISDN回線網2とデジタル回線装置4とをループ接続し、データを送受信させてデジタル回線装置4の通信異常を検知する装置アクセス通信手段である。図16は本実施例における信号の流れを示す系統図である。
【0079】
上記構成において、その動作を説明する。通信試験する場合、デジタル回線装置4における装置通信試験手段16は、アクセス通信手段6に自分宛の電話番号に通信試験装置18の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けたアクセス通信手段6は、S/T点接続手段5を介してISDN回線網2に発信動作を行う。通信試験装置18は、あらかいじめ設定されているサブアドレスとISDN回線網2からの呼出信号のサブアドレスとが一致すると着信し、通信接続される。つぎに、装置通信試験手段16はアクセス通信手段6へデータを送信し、そのデータはデジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、および通信試験装置18を介し、再び装置通信試験手段16に戻ってくる。このデータは図16に示したように流れる。この受信データを前記送信したデータを比較して、デジタル回線装置4の通信機能に異常がないことを確認する。
【0080】
つぎに、装置通信試験手段16は試験装置インターフェース手段27と回線装置インターフェース手段28とを介してデータを装置アクセス通信手段29に送信し、そのデータは通信試験装置18、デジタル回線終端装置3、ISDN回線網2、デジタル回線終端装置3を介して、再び装置通信試験手段16に戻ってくる。この受信データを送信したデータと比較して、デジタル回線装置4の通信機能に異常がないことを確認する。
【0081】
以上のように本実施例によれば、デジタル回線装置4に通信試験装置18をリンク接続し、デジタル回線装置4から通信試験装置18へ発信してデータを送信し、通信試験装置18を経由するデータの送受信と、デジタル回線装置4の試験装置インターフェース手段27から通信試験装置18を経由するデータの送受信とにより、デジタル回線装置4の発信機能、送信機能、および受信機能を確認することができる。
【0082】
(実施例15)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例15について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成は図1と同じとする。本実施例が実施例1と異なる点は、ガスメータ8における端末通信試験手段15が通信試験するとき、通信試験に供するデータをユーザ・ユーザ情報通知サービスを用いて送受信するようにしたことにある。
【0083】
上記構成において、その動作を説明する。図17は本実施例の動作を示すプロトコル図である。なお、ここで端末装置はガスメータ8である。通信試験する場合、端末通信試験手段15は、複数装置インターフェース手段14を介して第1のデジタル回線装置12に自分宛の電話番号に、第2のデジタル回線装置13の所定のサブアドレス(本実施例では*2)を付加して発信するように指示を出す。この指示を受けた第1のデジタル回線装置12は、S/T点接続手段5を介してISDN回線網2に発信動作を行う。そのとき、発信試験のための発信試験データをユーザ・ユーザ情報(以下、UUIと称す)として呼出信号(SETUP)に付加して送信することにより、第2のデジタル回線装置13に発信試験であることを通知する。
【0084】
この通知を受信した第2のデジタル回線装置13は、複数装置インターフェース手段14を介して端末通信試験手段15に前記発信試験データを受信したことを通知するとともに、第1のデジタル回線装置12を受信試験するための受信試験データをUUIとして切断信号(DISC)に付加し、第1のデジタル回線装置12を介して端末通信試験手段15に送信する。以上の通信により、端末通信試験手段15は、前記発信試験データを受信した通知を受けることにより第1のデジタル回線装置12の発信機能および送信機能と、第2のデジタル回線装置13の着信機能および受信機能を確認し、また受信試験データを受け取ることにより第1のデジタル回線装置12の受信機能と第2のデジタル回線装置13の送信機能とを確認することができる。
【0085】
以上のように本実施例によれば、ガスメータ8の端末通信試験手段15により通信試験するとき、通信試験に供するデータをUUIを利用して送受信することにより、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13を通信試験できるとともに、通信接続後に改めてデータを送受信する必要がなく、したがってISDN回線網2のBチャンネルを通信試験に占有することなく通信試験でき、また、低コストで通信試験することができる。
【0086】
なお、本実施例では実施例1について説明したが、他の実施例においても同様にUUIを利用できることは言うまでもない。
【0087】
(実施例16)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例16について図面を参照しながら説明する。本実施例の構成は図1に示した構成と同じである。本実施例が実施例1と異なる点は、第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13を通信試験するときにISDN回線網2のBチャンネルの2本のうちの1本がすでに使用中である場合、通信試験はISDN回線網2を介してセンタ端末1と行うことにある。
【0088】
上記構成において、その動作を説明する。端末通信試験手段15が第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13を通信試験しようとしたときにISDN回線網2のBチャンネルが1本しか空いていない場合、まず、第1のデジタル回線装置12を介してセンタ端末1と通信試験を行う。つぎに、第2のデジタル回線装置13を介してセンタ端末1と通信試験を行う。
【0089】
以上のように本実施例によれば、通信試験するときに、ISDN回線網2のBチャンネルの1本のみが空いているときには、まず第1のデジタル回線装置12を介してセンタ端末1と通信試験したのち、つぎに第2のデジタル回線装置13を介してセンタ端末1と通信試験することにより、必ず通信試験を実施することができる。
【0090】
なお、本実施例は実施例1について説明したが、他の実施例においても同様に通信試験することができる。
【0091】
(実施例17)
以下、本発明のISDN網制御システムの実施例17について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成は図1に示した構成と同じである。本実施例が実施例1と異なる点は、第1のデジタル回線装置12と第2のデジタル回線装置13を通信試験するときにISDN回線網2のBチャンネルが2本ともすでに使用中である場合、所定の時間経過後に通信試験を再試験することにある。 上記構成において、その動作を説明する。端末通信試験手段15が第1のデジタル回線装置12および第2のデジタル回線装置13を通信試験しようとしたときにISDN回線網2のBチャンネルが2本とも使用中である場合、端末通信試験手段15は所定の時間経過後に再度、通信試験する。
【0092】
以上のように本実施例によれば、通信試験するときに、ISDN回線網2のBチャンネルの2本ともに使用中であるときには、所定時間経過後に再度、通信試験することにより、必ず通信試験を実施することができる。
【0093】
なお、本実施例は実施例1について説明したが、他の実施例においても同様に通信試験することができる。
【0094】
【発明の効果】
本発明のISDN網制御システムは、端末装置を共通に接続した第1のデジタル回線装置と第2のデジタル回線装置とをインターフェースS/T点にバス接続するとともに、前記端末装置に端末通信試験手段を設け、前記端末通信試験手段は、前記第1のデジタル回線装置と前記第2のデジタル回線装置のいずれか一方から他方へ発信させて通信接続により形成した前記端末装置を含むループ状の信号経路でデータを送受信し、前記信号経路を経由して受信したデータを送出したデータと比較することにより、前記第1のデジタル回線装置および前記第2のデジタル回線装置における通信異常の有無を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のISDN網制御システムの実施例1の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における信号の流れを示す系統図
【図3】本発明のISDN網制御システムの実施例5の構成を示すブロック図
【図4】同実施例における信号の流れを示す系統図
【図5】本発明のISDN網制御システムの実施例6の構成を示すブロック図
【図6】同実施例における信号の流れを示す系統図
【図7】本発明のISDN網制御システムの実施例7の構成を示すブロック図
【図8】本発明のISDN網制御システムの実施例8の構成を示すブロック図
【図9】本発明のISDN網制御システムの実施例11の構成を示すブロック図
【図10】同実施例における信号の流れを示す系統図
【図11】本発明のISDN網制御システムの実施例12の構成を示すブロック図
【図12】同実施例における信号の流れを示す系統図
【図13】本発明のISDN網制御システムの実施例13の構成を示すブロック図
【図14】同実施例における信号の流れを示す系統図
【図15】本発明のISDN網制御システムの実施例14の構成を示すブロック図
【図16】同実施例における信号の流れを示す系統図
【図17】本発明のISDN網制御システムの実施例15の動作を示すプロトコル図
【図18】従来のISDN網制御システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 センタ端末
2 ISDN回線網
3 デジタル回線終端装置
4 デジタル回線装置
5 S/T点接続手段
6 アクセス通信手段
7 端末インターフェース手段
8 ガスメータ(端末装置)
9 装置インターフェース手段
10 検針制御手段
11 メータ制御手段
12 第1のデジタル回線装置
13 第2のデジタル回線装置
14 複数装置インターフェース手段
15 端末通信試験手段
16 装置通信試験手段
17 装置交換インターフェース手段
18 通信試験装置
19 端末着信試験手段
20 設定器表示手段
21 設定器操作手段
22 設定器制御手段
23 疑似センタ表示手段
24 疑似センタ操作手段
25 疑似センタ制御手段
26 通信折り返し手段
27 試験装置インターフェース手段
28 回線装置インターフェース手段
29 装置アクセス通信手段
Claims (3)
- ISDN回線網に接続したデジタル回線終端装置と、前記デジタル回線終端装置のインターフェースS/T点にバス接続した第1のデジタル回線装置および第2のデジタル回線装置と、前記第1のデジタル回線装置と前記第2のデジタル回線装置とに接続され、前記第1のデジタル回線装置または前記第2のデジタル回線装置により前記ISDN回線網に通信接続されてセンタ端末と通信および遠隔制御される端末装置とを備え、
前記端末装置には端末通信試験手段とを設け、前記端末通信試験手段は、前記第1のデジタル回線装置と前記第2のデジタル回線装置のいずれか一方から他方へ発信させ、通信接続により形成される前記第1のデジタル回線装置と前記第2のデジタル回線装置と前記端末装置とによるループ状の信号経路にデータを送出し、前記信号経路を経由して受信したデータを前記送出したデータと比較することにより、前記第1のデジタル回線装置および前記第2のデジタル回線装置における通信異常の有無を検知するようにしたISDN網制御システムにおいて
前記端末通信試験手段は、通信異常を検知したとき、前記第1のデジタル回線装置と前記第2のデジタル回線装置とをそれぞれ前記ISDN回線網を介してセンタ端末と通信させることにより、前記第1のデジタル回線装置と前記第2のデジタル回線装置のいずれが通信異常であるかを特定し、前記端末装置からの発呼通信を正常なデジタル回線装置を用いて行うように端末装置を設定するISDN網制御システム。 - ISDN回線網に接続したデジタル回線終端装置と、前記デジタル回線終端装置のインターフェースS/T点にバス接続したデジタル回線装置と、前記デジタル回線装置により前記ISDN回線網に通信接続されてセンタ端末と通信および遠隔操作される端末装置とを備え、
前記インターフェースS/T点には端末着信試験手段を備えた通信試験装置をバス接続し、前記端末装置には端末通信試験手段を設け、前記端末通信試験手段は前記デジタル回線装置から前記通信試験装置に発信させるとともにデータを送信し、前記通信試験装置からの応答により前記デジタル回線装置の発信に係わる通信試験を行い、前記通信試験装置は、前記端末着信試験手段により前記デジタル回線装置に発信するとともにデータを送信し、前記端末通信試験手段からの応答により前記デジタル回線装置の着信に係わる通信試験を行うことにより、前記デジタル回線装置の通信異常の有無を検知するようにしたISDN網制御システムにおいて
前記通信試験装置は、設定情報を入力操作および表示操作する設定器操作手段と、前記設定情報を表示する設定器表示手段と、前記設定器表示手段と前記設定器操作手段とを制御するとともに前記デジタル回線装置と前記端末装置の設定情報の送受信を制御する設定器制御手段とを備え、前記デジタル回線装置に発信して前記デジタル回線装置および端末装置に設定情報を設定するとともに表示するようにしたISDN網制御システム。 - 前記通信試験装置は、前記デジタル回線装置および前記端末装置の情報やコマンドを表示する疑似センタ表示手段と、前記デジタル回線装置および前記端末装置と通信させたい情報を入力操作する疑似センタ操作手段と、前記疑似センタ表示手段と前記疑似センタ操作手段とを制御するとともに前記デジタル回線装置と端末装置との通信を制御をする疑似センタ制御手段とを備え、
設置者による前記疑似センタ操作手段の操作に対応してデジタル回線装置に発信および通信し、センタ端末と同等の動作により疑似的なセンタ端末として端末装置と通信するようにした請求項2記載のISDN網制御システム。
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