JP3713677B2 - 水源の水質改善装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダム、湖沼等の水源の汚染された水質の浄化を行う水源の水質改善装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、湖沼や池の水質を浄化する方法は種々提案されている。
【0003】
これらの浄化方法を大別すると、以下の二通りとなる。
【0004】
1)汚濁の進んだ湖水等をポンプで吸引して物理的又は、化学的に濾過処理を行い浄化して循環させる方法。
【0005】
2)有機物を多量に含んだ底泥を水域外へ持ち出す浚渫方式。
【0006】
然しながら、上述した従来の例えば1)の方法においては、処理した水を希釈しながら、浄化してゆくため、同時に底泥より溶出される栄養塩類により藻類も増殖して行き、結果的に処理期間が長期に亘るという欠点が存在し、また、底泥層内を浄化改善することは困難であった。
【0007】
更に、2)の方法においては、回収した底泥を捨てる土捨場の確保が困難であり、不用意な場所に捨てることは二次公害の原因ともなっていた。
【0008】
そこで、出来るだけ現状のままで改善する方法として、特開平2−198698号公報に示すものが提案されている。
【0009】
図4〜図6はこのような従来の水源の水質改善方法及び装置を示す。
【0010】
このような水質改善装置は、角柱状の枠材1を複数帯状に延設して形成した型枠2と該型枠2の外周面を覆った不織布3とから成る帯状ドレーン材4と、該帯状ドレーン材4を夫々平行に複数個配設してそれらの略中央を連結する集水管5と、該集水管5の略中央に集水管5の開口を介して連通した浅井戸6と、底泥層7と、該浅井戸6内で上記底泥層7より低い部位に配置した水中ポンプ8と、該水中ポンプ8にパイプ9を介して連通した噴水孔10等から構成され、集水管5で集められた水は、この浅井戸6内に溜まり、水中ポンプ8によりパイプ9を介して、水面上に突き出た噴水孔10から空中に噴水され、空中で散水された水は、空気中の酸素を含んで落下し、溶存酸素濃度が上昇した水は湖11に戻り、循環して底泥中にも達し、嫌気状態にあった底泥を好気状態へ変化させる。また、有機物は酸化分解され、汚泥は減少して生物の棲息できる環境へと改善される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記従来のものにおいては、循環する水の流れが常時一方向のため、長期間の運転に伴い底泥層7及び帯状ドレーン材4の表面に目詰まりを生じ、水質改善効果が現れなくなる欠点があった。
【0012】
本発明はこのような欠点を除くようにしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の水源の水質改善装置は、水源の底部に配設した複数のドレーン材と、このドレーン材を夫々連結する集水管と、この集水管に第3の開閉バルブを介して連通した井戸と、この井戸内の水を汲み上げるポンプと、このポンプにより汲み上げた水を第1の開閉バルブを介して上記水源上に噴水せしめるためのパイプと、上記集水管と上記パイプ間を第2の開閉バルブを介して連通する逆送用パイプと、上記井戸に溜まる水位の上限と下限を夫々検知する水位計と、上記水源の水を上記井戸内に導入するための逆洗用水補充バルブとより成り、上記ポンプと上記逆洗用水補充バルブを上記水位計によってオンオフ制御し、上記水源内の所望量の水を上記井戸内に取り込み上記ポンプによって上記井戸内の水を上記ドレーン材を介して上記水源に逆送可能ならしめたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【0018】
本発明においては、図1及び図2に示すように湖11の水面下において上記、浅井戸6の上部に逆洗用水補充バルブ12によって開閉される開口13を形成し、上記浅井戸6内のパイプ9の中間部に第1の開閉バルブ14を介挿し、この第1の開閉バルブ14と上記水中ポンプ8間における上記パイプ9と、上記集水管5間を第2の開閉バルブ15を介してパイプ16によって連結すると共に、上記浅井戸6に対する上記集水管5の開口に第3の開閉バルブ17を設け、例えばタイマー(図示せず)を用いて、例えば昼間においては上記第1と第3の開閉バルブ14,17を開き、第2の開閉バルブ15を閉じ、帯状ドレーン材4から集めた水を集水管5を介して浅井戸6内底部に集め、水中ポンプ8により噴水孔10から湖11上に噴水せしめると共に、夜間には上記第1と第3の開閉バルブ14,17を閉じ、第2の開閉バルブ15を開き、上記浅井戸6内底部の水を水中ポンプ8により、上記集水管5を介して上記帯状ドレーン材4から底泥層7内に逆噴出せしめるようにする。
【0019】
なお、本発明においては、通水抵抗の大きい上記帯状ドレーン材4に替えて、通水抵抗を小さくした多孔質コンクリート製の円管や矩形管のドレーン材(図示せず)を用いても良い。
【0020】
また、上記浅井戸6及びこれに関連する帯状ドレーン材4のグループは、上記底泥層7及び帯状ドレーン材4の目詰まり解消を効果的ならしめるため、その分担範囲を150m2 程度に限定し、これらグループを図3に示すように互いに隣接して複数設けるのが好ましい。
【0021】
本発明による上記水中ポンプ8による噴水に際しては、上記浅井戸6の底部に溜まる水位に所望の上限H・W・Lと下限L・W・Lとを設定し、この水位を水位計(図示せず)により検知して水位が常時この上限と下限の間となるように上記水中ポンプ8をオン,オフ制御せしめ、例えば単位面積当りの濾過速度を8m/日となるように、従って、上記分担範囲が150m2 の場合には、8m/日×150m2 =1,200m3 /日となるようにするのが好ましい。
【0022】
また、上記逆洗の場合には、例えば、逆洗流速を60〜100cm/分とし、諸損失水頭を考慮して、水中ポンプ8の揚程を例えば10mとする。
【0023】
なお、逆洗に必要な水量は上記水位計の検知出力によって上記逆洗用水補充バルブ12をオン,オフ制御して所望の水量を開口13を介して湖11から上記浅井戸6内に取り込むようにする。
【0024】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、底泥層及び帯状ドレーン材の目詰まりを極めて簡単,容易に防止できるようになる大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水源の水質改善装置の説明用縦断側面図である。
【図2】本発明に使用される浅井戸の下部の詳細説明図である。
【図3】本発明に使用される帯状ドレーン材の分担部分を示す平面図である。
【図4】従来の水源の水質改善方法及び装置の説明用縦断側面図である。
【図5】従来の水源の水質改善装置の説明用斜視図である。
【図6】従来の水源の水質改善装置に使用される帯状ドレーンの説明用斜視図である。
【符号の説明】
1 枠材
2 型枠
3 不織布
4 帯状ドレーン材
5 集水管
6 浅井戸
7 底泥層
8 水中ポンプ
9 パイプ
10 噴水孔
11 湖
12 逆洗用水補充バルブ
13 開口
14 第1の開閉バルブ
15 第2の開閉バルブ
16 パイプ
17 第3の開閉バルブ
Claims (1)
- 水源の底部に配設した複数のドレーン材と、このドレーン材を夫々連結する集水管と、この集水管に第3の開閉バルブを介して連通した井戸と、この井戸内の水を汲み上げるポンプと、このポンプにより汲み上げた水を第1の開閉バルブを介して上記水源上に噴水せしめるためのパイプと、上記集水管と上記パイプ間を第2の開閉バルブを介して連通する逆送用パイプと、上記井戸に溜まる水位の上限と下限を夫々検知する水位計と、上記水源の水を上記井戸内に導入するための逆洗用水補充バルブとより成り、上記ポンプと上記逆洗用水補充バルブを上記水位計によってオンオフ制御し、上記水源内の所望量の水を上記井戸内に取り込み上記ポンプによって上記井戸内の水を上記ドレーン材を介して上記水源に逆送可能ならしめたことを特徴とする水源の水質改善装置。
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ID=16098906
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JP18133598A Expired - Fee Related JP3713677B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 水源の水質改善装置 |
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