JP3713142B2 - ステップズーム光学系及びそのフォーカス制御方式 - Google Patents

ステップズーム光学系及びそのフォーカス制御方式 Download PDF

Info

Publication number
JP3713142B2
JP3713142B2 JP20050598A JP20050598A JP3713142B2 JP 3713142 B2 JP3713142 B2 JP 3713142B2 JP 20050598 A JP20050598 A JP 20050598A JP 20050598 A JP20050598 A JP 20050598A JP 3713142 B2 JP3713142 B2 JP 3713142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
zoom
optical axis
axis direction
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20050598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000028896A (ja
Inventor
達也 吉田
昭夫 米谷
Original Assignee
ペンタックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペンタックス株式会社 filed Critical ペンタックス株式会社
Priority to JP20050598A priority Critical patent/JP3713142B2/ja
Publication of JP2000028896A publication Critical patent/JP2000028896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3713142B2 publication Critical patent/JP3713142B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はズーム(可変焦点距離)光学系に関し、特にズーミング動作に追従してフォーカス(焦点)を自動補正する機能を備えたフォーカス制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラ等のような撮像光学系をズーム光学系で構成する場合には、ズーム動作に追従して撮像素子におけるフォーカス動作を自動的に行う必要がある。このようなズーム光学系として、例えば、図9(a)に示す2群レンズ構成の撮影光学系について見ると、前記第1群レンズ101及び第2群レンズ102はそれぞれ光軸方向に移動可能とされており、前記第2群レンズ102の光軸方向の位置(以下、光軸方向位置と称する)の制御によってズーム動作が行われ、前記第1群レンズ101の光軸方向位置の制御によって撮像素子103に対する焦点補正、すなわちフォーカス動作が行われる。図9(b)はズーム比に対する前記第2群レンズ102と第1群レンズ101の光軸位置を示す図であり、第2群レンズ102を光軸に沿って撮像素子103側に移動するとワイド(広角)となり、前方に移動するとテレ(望遠)となる。また、このズーム動作に追従して、前記ズーム光学系のフォーカス動作を行うために第1群レンズ101はワイド時には光軸方向の前方に移動され、テレ時には後方に移動される。なお、第1群レンズ101の光軸方向の位置は、被写体までの距離により、図9(b)に実線で示す無限遠から破線で示す近接距離(1メートル)の間でその光軸方向位置は異なる特性曲線の位置に設定されることになる。
【0003】
このようなズーム光学系では、先に第2群レンズ102を設定されたズーム比に設定すべく第2群レンズ102を撮影光学系の光軸方向位置を制御し、この第2群レンズ102が所定の光学方向位置に設定されるのを待って第1群レンズ101を対応する光軸位置に設定する方式がとられている。この場合、従来では、前記第1群レンズ101と第2群レンズ102をそれぞれ独立したパルスモータを駆動源とするレンズ移動機構で光軸位置の制御を行う構成がとられており、このパルスモータに印加するパルス信号を制御して各レンズを所望の光軸位置に設定する。そして、前記各レンズのパルスモータの回転位置を調整すべく、各パルスモータに印加するパルス信号をCPU(マイクロプロセッサ)等により制御する。
【0004】
例えば、図外のズームレバーをテレ側に操作して所望のズーム比(焦点距離)に設定すると、このズーム比に対応する数のパルス信号がCPUから第2群レンズ102を移動するためのズームパルスモータに入力される。これにより、ズームパルスモータは当該ズーム値が得られる光軸位置にまで第2群レンズ102を移動する。また、CPUは前記ズームパルスモータに対して入力されるパルス信号のパルス数を監視しており、ズームパルスモータに所定の数のパルス信号が入力されたことを確認した上で、すなわち第2群レンズ102が所定の光軸方向位置にまで到達されて所定のズーム比に設定されたことを確認した上で、CPUからは第1群レンズ101を前記ズーム比に対応した光軸位置にまで移動するためのパルス信号を第1群レンズ101を移動させるフォーカスパルスモータに入力する。これにより、フォーカスパルスモータは第1群レンズを設定した光軸位置に移動する。このズーム動作とフォーカス動作により、第2群レンズ102と第1群レンズ101は、図9(b)に示した特性に従って光軸位置が設定されることになる。なお、同図において、縦軸はテレ側からワイド側にわたるズーム比、横軸は光軸方向位置であり、曲線F0,Z0はそれぞれ第1群レンズ101と第2群レンズ102の各光軸位置を示す特性曲線である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のズーム制御とフォーカス制御では、先ず、ズーム制御を実行し、所定のズーム比に設定されたことを確認した上でフォーカス制御を実行する方式となっている。このため、ズーム制御される第2群レンズ102は、ズームパルスモータでのパルス信号による光軸方向位置制御によって図9(b)に示したように連続に近い特性で光軸方向位置が変化制御されるが、これに追従してフォーカス制御される第1群レンズ101の光軸位置を示す曲線F0は、例えば、ズーム比がテレ側からワイド側に制御される場合を図9(c)に示すように、第2群レンズ102のズーム比がテレ側からワイド側に変化されるのに追従して同図に太実線で示すステップ的に変化される特性となる。ここで、ズーム比の設定値がZ(N−1),Z(N),Z(N+1)のときに、適正フォーカスを与えるフォーカス比としてF(N−1),F(N),F(N+1)がそれぞれ対応しているものとする。
【0006】
このため、例えば、第2群レンズのズーム比がZ(N+1)からZ(N)に変化するときには、図9(c)の太実線で示した特性を矢印b方向に辿ることになるため、ズーム比がZ(N+1)よりも小さくなっても第1群レンズ101のフォーカス位置はF(N+1)の位置に留まっており、第2群レンズ102のズーム値がZ(N)に達したときに初めて第1群レンズ101はF(N)の位置に移動される。このため、液晶モニタで被写体像を常時観察するように構成されているデジタルカメラでは、前記した方式でのズーム制御を行った場合には、モニタ画面では、ズーミングが1ステップ完了した後に、遅れてフォーカス動作が行われることになり、このフォーカス動作が遅れている間、モニタで表示される画像がピントぼけの状態となり、モニタ品質が低下され、カメラ品質が低下される原因となっている。
【0007】
本発明の目的は、ズーム動作がテレ側からワイド側及びワイド側からテレ側のいずれ方向に行われる場合においても、モニタ上における迅速なフォーカス動作を実現可能にしたステップズーム光学系及びフォーカス制御方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のズーム光学系は、光軸に沿ってステップ的に位置制御可能な第1のレンズまたはレンズ群(以下、第1のレンズ)と、前記第1のレンズと同一光軸上に配置されて前記光軸に沿ってステップ的に位置制御可能な第2のレンズまたはレンズ群(以下、第2のレンズ)と、前記第2のレンズの光軸方向における位置(以下、光軸方向位置と称する)を制御してズーム動作を行うズーム動作手段と、前記第2のレンズの前記光軸方向位置の制御に追従して前記第1のレンズの光軸方向位置を制御してフォーカス動作を行うフォーカス動作手段と、ズーム比が設定されたときに当該ズーム比に対応するズームデータを前記ズーム動作手段に供給するとともに、当該ズームデータに対応するフォーカスデータを前記フォーカス動作手段に供給して前記第1のレンズと第2のレンズをそれぞれ光軸方向位置制御する制御手段とを備えるステップズーム光学系であって、前記ズーム動作手段とフォーカス動作手段は、それぞれ前記第1のレンズ及び第2のレンズの位置を検出するレンズ位置検出手段と、予め光軸方向に沿ってステップ的に設定されている前記各レンズの複数の光軸方向位置のうちの1つを選択し、これを目標位置として設定する設定手段と、前記第1のレンズ及び第2のレンズの位置と前記設定された目標位置とが一致するように前記第1及び第2のレンズを駆動制御するレンズ駆動制御手段とを備え、前記設定手段は、前記第2のレンズの目標位置設定を行うときに、前記第1のレンズの目標位置をステップ単位で設定するとともに、前記第2のレンズの移動方向の違いに応じて前記第1のレンズの目標位置を1ステップずれた位置に設定するように構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明のフォーカス制御方式は、光軸に沿ってそれぞれ独立してステップ的位置制御可能な第1のレンズと第2のレンズとを備え、前記第2のレンズの光軸方向位置を制御してズーム動作を行い、前記第2のレンズの前記光軸方向位置の制御に追従して前記第1のレンズの光軸方向位置をステップ的に制御してフォーカス動作を行うステップズーム光学系において、前記第2のレンズをテレ(望遠)側およびワイド(広角)側の各目標となる光軸方向位置に向けて位置制御するときには、前記テレ側とワイド側とで前記第1のレンズの目標位置を1ステップずらして位置制御することを特徴とする。
【0010】
本発明では、第2のレンズを設定された光軸方向位置に設定すべく光軸方向位置制御を行なうときには、第1のレンズの目標位置として目標位置に向けて1ステップの変化設定を行い、この設定した光軸方向位置に向けて位置制御を行って適正なフォーカスの光軸方向位置制御を行なうため、第2のレンズが目標とする光軸方向位置に位置設定されるときには第1のレンズの光軸方向位置制御が完了されることになり、設定されたズーム比に対する迅速なフォーカス制御が実現される。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明のフォーカス制御方式を適用したズーム光学系の概略斜視図である。前記ズーム光学系は、固定レンズ10と、第1群及び第2群の各可動レンズ11,12で構成されており、前記固定レンズ10は光学筒1に固定される一方、第1群及び第2群の各可動レンズ11,12はそれぞれのレンズ枠111,121が前記光学筒1に架設されたガイドシャフト2に挿通支持され、このガイドシャフト2に沿ってそれぞれ独立して光軸方向に移動可能とされている。そして、光軸上の後側に位置されている前記第2群レンズ12の光軸方向の位置制御によってズーミングが行われ、光軸の前側に位置されている前記第1群レンズ11の光軸方向の位置制御によってフォーカス動作が行われ、CCD等で構成される撮像素子3によって撮像が行われる。また、前記第1群レンズ11及び第2群レンズ12の前記ズーム動作及びフォーカス動作を実行するために各レンズ11,12を光軸方向位置制御するための機構として、それぞれ駆動源としてのパルスモータ13,14を備えている。そして、これらパルスモータ13,14の回転を歯車列15,16によって減速して前記光軸と平行な平面上で回動される第1及び第2のセクタ17,18に伝達し、これらのセクタ17,18に設けたカム溝171,181に前記第1群レンズおよび第2群レンズ11,12の各レンズ枠111,121から突出されるカムピン112,122を係合させている。これにより、各パルスモータ13,14が回転駆動されて各セクタ17,18が回動されることで、前記第1群レンズ11と第2群レンズ12がそれぞれ独立して光軸方向に移動される。
【0012】
前記各パルスモータ13,14はCPU5に接続されており、このCPU5から供給されるパルス数に対応する角度だけ回転駆動される。また、前記CPU5は前記ズーム用のパルスモータ14に供給するパルス信号のパルス数を常時監視しており、このパルス数により第2群レンズ12の光軸方向位置、換言すればズーム位置を認識することが可能とされている。さらに、前記CPU5にはEEPROM6が接続されており、このEEPROM6には、前記第2群レンズ12を任意のズーム値に設定するために前記パルスモータ14の回転角度に対応するパルス数と、その際に前記第1群レンズ11が適正なフォーカスの光軸方向位置に設定されるために前記パルスモータ13に供給するパルス数とが、テーブルとして記憶されている。図2はその一例であり、ズーム比を×1,×1.5,×2,×2.5,×3と変化する際に2群レンズのパルスモータ14に供給するズーム設定値Zとしてのパルス数と、各ズーム比において焦点位置が無限遠位置のときに第1群レンズのパルスモータ13に供給するフォーカス補正値Hとしてのパルス数と、被写体の距離が近距離に変化したときに第1群レンズのパルスモータ13に供給する合焦補正値Gとしてのパルス数が記憶されている。これらのパルス数は所定位置からの光軸上における絶対位置を示すものである。また、図2の値は、理解のために10進数で表されているが、EEPROM6には8ビットのデジタル値で格納されている。
【0013】
なお、図1において、前記CPU5には、例えばオートフォーカス機構のAFモジュール7が接続されており、被写体の測距情報が入力される。また、前記CPU5には、カメラを非使用状態から撮影待機状態へ移行する際にオン操作される電源スイッチ4が接続されており、この電源スイッチ4がオフされた状態では他のスイッチ操作がなされても何ら動作することはない。また、ズームレバー8が操作されたときにいずれか一方がオンされて前記CPU5にズーミングの方向を指示するテレズームスイッチ8a及びワイドズームスイッチ8bが接続される。さらに、レリーズボタン9が押下されたときに順序的にオンされる測光スイッチ9aとレリーズスイッチ9bが接続されており、測光スイッチ9aがオンされると被写体の測光を行って露出制御因子(絞りやシャッター速度)を適宜決定するとともに、測距動作を行って被写体までの距離を算出し、測距データをCPU5に出力する。また、レリーズスイッチ9bがオンされると、測光動作にて算出した前記露出制御因子に基づいてCPU5は撮影制御を行う。
【0014】
次に、以上の構成のデジタルカメラにおけるズーム動作とフォーカス動作の全体の流れを説明する。先ず、撮影者がズーム比を変化すべくズームレバー8を操作してテレズームスイッチ8a又はワイドズームスイッチ8bのいずれか一方をオンすると、CPU5はオンされたスイッチに基づいて撮影者が設定したズーム比を得る。ついで、CPU5は当該ズーム比に基づいて前記EEPROM6の図2のテーブルから対応するパルス数を読み出して第2群レンズ12のパルスモータ14に供給する。したがって、パルスモータ14は供給されたパルス数に対応する角度だけ回転駆動され、第2セクタ18を所要角度だけ回動して第2群レンズ12を光軸方向に移動し、所要のズーム比を与える光軸方向位置に設定する。このとき前記第2群レンズ12の光軸方向位置は、CPU5がパルスモータ14に供給されているパルス数を計数することにより検出する。また、これと同時にCPU5は、AFモジュール7から入力される被写体の測距情報と、前記第2群レンズ12が現在設定されようとする光軸方向位置とに基づいて、EEPROM6の図2のテーブルから第1群レンズ11の無限遠焦点位置のフォーカス補正値Hを読み出す。さらに、測距された被写体までの距離に基づいて合焦補正値Gを読み出し、前記フォーカス補正値Hに加えてフォーカス設定値Fを得る。そして、このフォーカス設定値Fに対応するパルス数のパルス信号を直ちに第1群レンズ11のパルスモータ13に供給する。これにより、第1セクタ17が所定角度だけが回動されて第1群レンズ11が光軸方向に移動され、第1群レンズ11は設定されるズーム比に基づき、測距された被写体距離に対応した適正なフォーカスを与える光軸位置に設定されることになる。
【0015】
前記ズーム動作とフォーカス動作を含む本実施形態のカメラの撮影動作を図3のフローチャートを参照して説明する。電源スイッチ4がオンされると、被写体距離データを無限遠に初期化する(S101)。ついで、レリーズボタン9の押下に伴って測光スイッチ9aがオンされると(S102)、測光・測距動作が実行され(S103)、CPU5は被写体までの距離データを取得する(S104)。次いで、ズームレバー8の操作に伴うテレズームスイッチ8a又はワイドズームスイッチ8bのオンに基づいて詳細を後述するZ値変更処理(S200)を実行する。さらに、Z値変更処理が完了すると、取得した被写体までの距離データに基づいて詳細を後述するフォーカス補正処理(S300)を実行する。そして、レリーズイッチ9bがオンされたことを検出すると(S105)、撮影制御を行い、撮影を実行する(S106)。その後、電源スイッチ4の状態を検出し(S107)、電源スイッチがオンの状態のときには前記ステップS102に戻る。ここで、前記フローにおいて1回も測距動作を行わない場合、又は測距不能の場合には、ステップS101で初期化された被写体距離が無限遠の状態として、ステップS200及びステップS300の処理を実行する。また、測距後に測光スイッチ9aをオフさせても、次に測光スイッチ9aが再びオンされるまではステップS104を通らないので、被写体距離データは全体測距時のデータがそのまま保持されている。
【0016】
前記Z設定値変更処理S200を図4を参照して説明する。先ず、テレズームスイッチ8aがオンされているかを判定し(S201)、オンされているときには直ちにZ設定値をZ設定値(N+1)とする(S202)。また、テレズームスイッチ8aがオフされていてワイドズームスイッチ8bがオンされているときには(S203)、直ちにZ設定値をZ設定値(N−1)とする(S204)。しかる上で、図5のタイマー割り込み処理S400に移行する。
【0017】
タイマー割込み処理S400を、図5のフロー図を参照して説明する。なお、前記第1群レンズ11及び第2群レンズ12を駆動するためのパルスモータ13,14は図6に示す回路構成であり、A相及びB相のコイルLA,LBと、これと位相が逆な−A相及び−B相のコイルL−A,L−Bの4つのコイルに対して順序的にパルスを印加して励磁を行うことにより、ロータRを励磁されたコイルに回転位置させることができ、これによりパルスモータ13,14の回転量を制御する構成とされている。
【0018】
図5において、CPU5は図4のフローで設定されたZ設定値を現在のズーム比の値(Z現在値)と比較する(S401 ,S402)。Z設定値がZ現在値と等しいときには、ズーム動作は行われず、ワイドフラグを「0」、テレフラグを「0」にし、かつパルスモータ14の励磁を切る(S403)。Z設定値がZ現在値よりも小さいときには、Z現在値をデクリメントし、ワイドフラグに「1」を立てる(S404)。逆に、Z設定値がZ現在値よりも大きいときには、Z現在値をインクリメントし、テレフラグに「1」を立てる(S405)。次いで、前記Z現在値を表している8ビットのデータのうち下位2ビットを切り出し(S406)、この下位2ビットで表される10進数が「0」,「1」,「2」のいずれであるかを判定し(S407〜S409)、「0」の場合にはパルスモータ14のA相コイルを励磁し(S410),「1」の場合にはB相コイルを励磁し(S411)、「2」の場合には−A相コイルを励磁し(S412)、それ以外、すなわち「3」のときには−B相コイルを励磁する(S413)。このように、8ビットデータの下位2ビットの値が「0」から「3」に或いはその逆に巡回する性質を利用してモータへのパルス印加を行うフローにより、最終的にZ現在値がZ設定値に一致され、パルスモータ14は、Z設定値に設定されているパルス数の位置に回転位置されることになり、第2群レンズ12は所定の光軸方向の位置に設定され、ズーム比が設定される。
【0019】
次いで、設定された前記Z設定値のズーム比に対応するフォーカスのF設定値を現在のフォーカシング値(F現在値)と比較し(S414,S415)、F設定値がF現在値と等しいときには、フォーカシング動作はその状態に保持すべくパルスモータ13のコイルの励磁を切る(S416)。F設定値がF現在値よりも小さいときには、F現在値をデクリメントする(S417)。逆に、F設定値がF現在値よりも大きいときには、F現在値をインクリメントする(S418)。しかる上で、Z設定値のフローと同様に、F現在値を表している8ビットのデータのうち下位2ビットを切り出し(S419)、この下位2ビットで表される10進数が「0」,「1」,「2」のいずれであるかを判定し(S420〜S422)、「0」の場合にはパルスモータ13のA相コイルを励磁し(S423),「1」の場合にはB相コイルを励磁し(S424)、「2」の場合には−A相コイルを励磁し(S425)、それ以外、すなわち「3」のときには−B相コイルを励磁する(S426)。このフローにより、最終的にF現在値がF設定値に一致され、パルスモータ13は、F設定値に設定されているパルス数の位置に回転位置されることになり、第1群レンズ11は所定の光軸方向の位置に設定され、前記ズーム比に対応したフォーカス位置に設定される。
【0020】
また、このF設定値への設定を行った直後に、フォーカス補正処理(S300)を行う。図7に示すように、先ず、テレフラグを判定する(S301)。テレフラグが「0」のときには、続いてワイドフラグを判定する(S302)。ステップS301においてテレフラグが「1」のときには、フォーカス設定値Hを直ちにテレ側に1段上がったF設定値に変更する(S303)。すなわち、現在のF補正値がF補正値(N)のときには、F補正値(N+1)に変更する。また、ステップS302において、ワイドフラグが「1」のときには、F補正値を直ちにワイド側に1段下がったF補正値に変更する(S304)。すなわち、現在のF補正値がF補正値(N)のときには、F補正値(N−1)の設定値に変更する。そして、ステップS303,S304で補正され、あるいはステップS302でワイドフラグが「0」であるために補正されないF補正値に、前記したように、EEPROM6から読み出したそのときの被写体までの距離から得られる合焦補正値Gを加算してF設定値Fを算出する(S305)。
【0021】
以上のフローの動作における、Z設定動作とF設定動作のタイミング関係を図8を用いて詳細に説明する。同図は従来の図9(b)に示した特性の一部を拡大した図であり、縦軸はテレ側からワイド側に変化する光学系のズーム比を示し、横軸は光軸方向位置を示す。また、特性F,Zはそれぞれ前記第1群レンズ11と第2群レンズ12の論理上の光軸方向位置を示している。なお、この図は被写体距離がある特定の値の場合の特性であり、被写体距離が異なる場合には、特性Fは図9(b)に示したように概ね横軸に沿って平行移動された特性となる。ここで、Z設定値がZ(N)のときにF設定値がF(N)であり、同様にZ設定値がZ(N+1),Z(N−1)のときにそれぞれF設定値がF(N+1),F(N−1)であるとする。Z設定値が(N)から(N+1)に変更されるとき、すなわちズーム比が図示上側のワイド側から下側のテレ側に変更されるときには、前記ステップS301,S303,S305のフローにより、F設定値はF(N)から直ちにF(N+1)に変更される。このため、ズーム比に対するフォーカスの特性は、同図の太実線で示すようなステップ特性となる。したがって、同図に矢印aで示すように、Z(N)が現在値からテレ側に向けて変化されるべくパルスモータ14にパルス信号の入力が開始されるのと同時に、パルスモータ13には対応するパルス信号の入力が開始され、第1群レンズのフォーカス位置はF(N)からF(N+1)に設定され、このF(N+1)に基づいてフォーカス動作が行われることになる。このため、新たなZ設定値Z(N+1)に対するF(N+1)へのフォーカス動作が直ちに実行され、目的とするテレ側へのズーム動作が完了された時点には、モニタ画面においてピントの合った画像が得られることになる。
【0022】
一方、Z設定値が(N)から(N−1)に変更されるとき、すなわちズーム比がテレ側からワイド側に変更されるときには、前記ステップS302,S304,S305のフローにより、F設定値はF(N)から直ちにF(N−1)に変更される。このため、ズーム比に対するフォーカスの特性は、同図の太破線で示すように、前記ワイド側からテレ側に変化される場合とは1ステップずれたステップ特性となる。したがって、同図に矢印bで示すように、Z(N)が現在値からワイド側に向けて変化すべくパルスモータ14にパルス信号を入力すると同時に、対応するパルス数のパルス信号をパルスモータ13に入力し始めるため、第2群レンズ12のズーム動作が開始される時点で、第1群レンズのフォーカス位置はF(N)からF(N−1)に設定され、このF(N−1)に基づいてフォーカス動作が行われることになる。このため、新たなZ設定値Z(N−1)に対するF(N−1)へのフォーカス動作が直ちに実行され、目的とするワイド側へのズーム動作が完了された時点には、モニタ画面においてピントの合った画像が得られることになる。
【0023】
したがって、このフォーカス制御方式では、ワイド側からテレ側にズーム動作が行われる場合と、逆にテレ側からワイド側にズーム動作が行われる場合のいずれの場合でも、Z設定値が変化されるのと同時にF設定値が新たなZ設定値に対応したF設定値に変更されることになる。したがって、ズーム動作をテレ側とワイド側のいずれの方向に向けて行う場合でも、ズーム動作が完了される時点では、ピントの合ったモニタ画像を得ることができ、好適なモニタ画像を得て、品質の高いデジタルカメラを構成することが可能となる。
【0024】
なお、前記実施形態では、固定レンズと、第1及び第2群の可動レンズからなるレンズ構成の撮像光学系の例を示しているが、図9(a)に示したように、固定レンズを有していないレンズ構成の撮像光学系においても同様に適用することができる。また、前記実施形態では、ズーム制御とフォーカス制御をそれぞれパルスモータで行なうズーム光学系の例を示しているが、少なくともフォーカス制御をステップ的に行うズーム光学系であれば、本発明を同様に適用することができるため、ズーム制御の方式やパルス制御であることに限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、第2のレンズを光軸方向位置を制御してズーム動作を行い、この第2のレンズの光軸方向位置制御に追従して第1のレンズをステップ的に光軸方向位置制御してフォーカス動作を行うズーム光学系において、第2のレンズを設定された目標位置に位置設定するときには、第2のレンズのテレ、ワイドの移動方向の違いに応じて第1のレンズの目標位置を1ステップずらして位置制御を行うので、第2のレンズを設定されたズーム比にすべくテレ側、あるいはワイド側のいずれに向けてズーム比を設定する場合においても、第2のレンズに対するズーム比の設定が完了されるときには第1のレンズの光軸方向位置の制御が完了されていることになり、設定されたズーム比に対する迅速なフォーカス制御が実現される。これにより、モニタ画面での画像の表示品質が向上でき、高品質なデジタルカメラを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるズーム光学系とそのシステムの概略構成を示す図である。
【図2】ズーム比とフォーカス位置を制御するためのパルス数のテーブルの一例を示す図である。
【図3】本発明におけるズーム動作及びフォーカス動作の全体の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明におけるZ設定値変更フローを説明するためのフローチャートである。
【図5】Z設定値及びF設定値に基づくズーム動作及びフォーカス動作のフローチャートである。
【図6】パルスモータの模式的な回路図てある。
【図7】本発明におけるフォーカス補正動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明のフォーカス制御動作を説明するための特性図である。
【図9】従来のズーム光学系とその動作を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 光学筒
3 撮像素子
4 電源スイッチ
5 CPU
6 EEPROM
7 AFモジュール
8 ズームレバー
9 レリーズボタン
10 固定レンズ
11 第1群レンズ
12 第2群レンズ
13,14 パルスモータ

Claims (4)

  1. 光軸に沿ってステップ的に位置制御可能な第1のレンズまたはレンズ群(以下、第1のレンズと称する)と、前記第1のレンズと同一光軸上に配置されて前記光軸に沿ってステップ的に位置制御可能な第2のレンズまたはレンズ群(以下、第2のレンズと称する)と、前記第2のレンズの光軸方向における位置(以下、光軸方向位置と称する)を制御してズーム動作を行うズーム動作手段と、前記第2のレンズの前記光軸方向位置の制御に追従して前記第1のレンズの光軸方向位置を制御してフォーカス動作を行うフォーカス動作手段と、ズーム比が設定されたときに当該ズーム比に対応するズームデータを前記ズーム動作手段に供給するとともに、当該ズームデータに対応するフォーカスデータを前記フォーカス動作手段に供給して前記第1のレンズと第2のレンズをそれぞれ光軸方向位置制御する制御手段とを備えるステップズーム光学系であって、前記ズーム動作手段とフォーカス動作手段は、それぞれ前記第1のレンズ及び第2のレンズの位置を検出するレンズ位置検出手段と、予め光軸方向に沿ってステップ的に設定されている前記各レンズの複数の光軸方向位置のうちの1つを選択し、これを目標位置として設定する設定手段と、前記第1のレンズ及び第2のレンズの位置と前記設定された目標位置とが一致するように前記第1及び第2のレンズを駆動制御するレンズ駆動制御手段とを備え、前記設定手段は、前記第2のレンズの目標位置設定を行うときに、前記第1のレンズの目標位置をステップ単位で設定するとともに、前記第2のレンズの移動方向の違いに応じて前記第1のレンズの目標位置を1ステップずれた位置に設定するように構成されていることを特徴とするステップズーム光学系。
  2. 前記第1のレンズ及び第2のレンズを駆動制御するレンズ駆動制御手段はそれぞれパルス信号に基づいて回転動作されるパルスモータを備え、前記制御手段は前記ズームデータ及びフォーカスデータとして前記各パルスモータにパルス信号を供給し、前記設定されたズーム比に対応するズームデータのパルス信号とフォーカスデータのパルス信号を前記各パルスモータに同時に供給する請求項1に記載のステップズーム光学系。
  3. 光軸に沿ってそれぞれ独立してステップ的に位置制御可能な第1のレンズと第2のレンズとを備え、前記第2のレンズの光軸方向位置を制御してズーム動作を行い、前記第2のレンズの前記光軸方向位置の制御に追従して前記第1のレンズの光軸方向位置をステップ的に制御してフォーカス動作を行うステップズーム光学系において、前記第2のレンズをテレ(望遠)側およびワイド(広角)側の各目標となる光軸方向位置に向けて位置制御するときには、前記テレ側とワイド側とで前記第1のレンズの目標位置を1ステップずらして位置制御することを特徴とするフォーカス制御方式。
  4. 前記第1のレンズ及び第2のレンズの光軸方向位置制御は、それぞれ予め設定されたパルス数に基づいて駆動されるパルスモータによって行われ、前記第2のレンズを駆動するパルスモータに設定されたパルス数信号を供給すると同時に、前記第1のレンズを駆動するパルスモータに前記第2のレンズのパルス数信号に対応するパルス数信号を供給する請求項3に記載のフォーカス制御方式。
JP20050598A 1998-07-15 1998-07-15 ステップズーム光学系及びそのフォーカス制御方式 Expired - Fee Related JP3713142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20050598A JP3713142B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 ステップズーム光学系及びそのフォーカス制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20050598A JP3713142B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 ステップズーム光学系及びそのフォーカス制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000028896A JP2000028896A (ja) 2000-01-28
JP3713142B2 true JP3713142B2 (ja) 2005-11-02

Family

ID=16425439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20050598A Expired - Fee Related JP3713142B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 ステップズーム光学系及びそのフォーカス制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3713142B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3885617B2 (ja) * 2002-03-08 2007-02-21 ソニー株式会社 結像レンズ装置及び撮像装置
JP2005326518A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Pentax Corp Af制御装置
JP2005326517A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Pentax Corp Af制御装置
JP4628015B2 (ja) * 2004-05-12 2011-02-09 Hoya株式会社 ズームレンズにおけるaf制御装置
JP4177796B2 (ja) 2004-07-30 2008-11-05 エスペック株式会社 冷却装置
JP7218127B2 (ja) * 2018-08-31 2023-02-06 キヤノン株式会社 レンズ装置およびカメラシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000028896A (ja) 2000-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001022014A (ja) ステレオカメラ
WO2012077257A1 (ja) レンズ鏡筒、撮像装置およびカメラ
US8909036B2 (en) Optical device
JP2004177919A (ja) ズームレンズの制御装置および撮影システム
JP2015045676A (ja) 撮影装置およびカメラシステム
JP2010068134A (ja) 撮像装置及びその撮影制御方法
JP2011048283A (ja) 撮影画像合成装置
JP3713142B2 (ja) ステップズーム光学系及びそのフォーカス制御方式
JP2010185892A (ja) カメラシステムおよびカメラ本体
JP5595169B2 (ja) 撮像装置及びレンズの駆動制御方法
JP2011118021A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2017211450A (ja) 撮像装置および焦点調節方法
JP2001042200A (ja) カメラ装置及びズーム動作制御方法
JP5213379B2 (ja) 撮像装置
JP2004144802A (ja) 光学機器
JP2007011070A (ja) デジタル一眼レフカメラ
JP5504716B2 (ja) 撮像装置
JP7020510B2 (ja) 交換レンズおよびカメラシステム
JP2001069793A (ja) ステッピングモータを用いた駆動装置およびこれを備えた装置、光量調節装置、光学機器
JP2011095501A (ja) 撮像装置
JP2000275504A (ja) ズームレンズの制御方法
JP2000056206A (ja) ズーム光学系のズーム・フォーカス制御装置
JP3618789B2 (ja) カメラ
JP2004085603A (ja) ズームレンズ及び撮影システム
JP3441790B2 (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees