JP3711784B2 - Ac型プラズマ表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビジョン受像機およびコンピュータ端末等の画像表示に用いるAC型プラズマ表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のAC型プラズマ表示装置を図13に示す。このAC型プラズマ表示装置は、AC型プラズマディスプレイパネル(以下、パネルという)およびその駆動装置からなり、パネル1は対を成す走査電極と維持電極との間に維持放電を行わしめるものである。このパネル1は図13に示すように、M行の走査電極SCN1〜SCNMおよびM行の維持電極SUS1〜SUSMを有し、これら走査電極および維持電極に直交対向して設けられたN列のデータ電極D1〜DNを有している。各行には、対を成す走査電極および維持電極からなる電極対が2つ設けられ、走査電極、維持電極、走査電極、維持電極の順に設けられている。そして、各行の走査電極同士および維持電極同士は互いにパネルの相対する側においてそれぞれ電気的に接続されており、その電気的に接続された部分は、それぞれ走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3に接続されている。例えば、走査電極SCN1を構成する2つの走査電極は、パネルの左側で電気的に接続されて走査電極駆動回路2に接続され、維持電極SUS1を構成する2つの維持電極は、パネルの右側で電気的に接続されて維持電極駆動回路3に接続されている。
【0003】
M行の走査電極SCN1〜SCNMおよびM行の維持電極SUS1〜SUSMと、N列のデータ電極D1〜DNとの交差部には放電セルC11〜CMNが構成されている。すなわち、このパネル1は、一つの放電セル中に二対の走査電極および維持電極を有し、放電セルに関して、M行×N列のマトリクス構成を成したものである。
【0004】
この従来のパネルの駆動方法を動作駆動タイミング図である図14を用いて説明する。
【0005】
まず、書き込み期間に、全ての維持電極SUS1〜SUSMを維持電極駆動回路3により0(V)に保持しておく。1行目の走査において、データ電極D1〜DNのうちの表示を行う放電セルに対応する所定のデータ電極Dj(jは1〜Nの整数)にデータ電極駆動回路4から正の書き込みパルス電圧+VW(V)を、1行目の走査電極SCN1に走査電極駆動回路2から負の走査パルス電圧−VS(V)をそれぞれ印加すると、所定のデータ電極Djと走査電極SCN1との交差部の放電セルC1jにおいて書き込み放電が起こる。
【0006】
次に、2行目の走査において、データ電極D1〜DNのうちの表示を行う放電セルに対応する所定のデータ電極Djにデータ電極駆動回路4から正の書き込みパルス電圧+VW(V)を、2行目の走査電極SCN2に走査電極駆動回路2から負の走査パルス電圧−VS(V)をそれぞれ印加すると、所定のデータ電極Djと走査電極SCN2との交差部の放電セルC2jにおいて書き込み放電が起こる。
【0007】
同様な走査がM行目まで引き続いて行われ、所定の放電セルにおいて書き込み放電が起こる。
【0008】
続く維持期間において、まず、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3から負の維持パルス電圧−Vm(V)を印加すると、書き込み放電を起こした放電セルCij(iは1〜Mの整数)において、走査電極SCNiと維持電極SUSiとの間に最初の維持放電が開始し、走査電極駆動回路2から走査電極SCNi、維持電極SUSiを経て維持電極駆動回路3に向かう維持放電電流が流れる。続いて順次、全ての走査電極SCN1〜SCNMと全ての維持電極SUS1〜SUSMとに走査電極駆動回路2と維持電極駆動回路3から負の維持パルス電圧−Vm(V)を交互に印加することにより、書き込み放電を起こした放電セルCijにおいて、走査電極SCNiと維持電極SUSiとの間に維持放電が継続して行われる。これにより、維持電極駆動回路3から維持電極SUSi、走査電極SCNiを経て走査電極駆動回路2に向かう維持放電電流と、走査電極駆動回路2から走査電極SCNi、維持電極SUSiを経て維持電極駆動回路3に向かう維持放電電流とが交互に流れる。この継続する維持放電による発光を表示に用いる。
【0009】
続く消去期間において、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3から負の細幅消去パルス電圧−Ve(V)を印加して、消去放電を起こして維持放電を停止させる。
【0010】
以上の動作によりパネルの一画面が表示される。
【0011】
このパネルは、一つの放電セル中に二対の走査電極と維持電極との間の二箇所で維持放電を起こさせることにより、放電セル中の広い範囲からの発光が得られるので、高輝度が得られるというものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のAC型プラズマ表示装置においては、維持放電時に維持放電電流による強い電磁波ノイズが発生するという問題があった。以下に、この電磁波ノイズの発生原因について説明する。
【0013】
図13の一部として(i−1)行目から(i+1)行目までの電極配列と走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3との接続図を図15に示す。また、図14に示した時刻t、すなわち維持期間の最初において、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3から負の維持パルス電圧−Vm(V)を印加したときに流れる維持放電電流を図15に実線矢印で示す。この図から分かるように、各行において、対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流、例えばi行目において、一方の走査電極SCNi,aから一方の維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流と、他方の走査電極SCNi,bから他方の維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流とは、同じ方向に流れている。したがって、全ての各行において、走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流は同じ方向に流れ、これらの維持放電電流により同位相の電磁波ノイズが発生するので、これらが全て加算され非常に強い電磁波ノイズがパネルから発生する。また、図15中に点線矢印で示すように、各行において、一方の対を成す走査電極および維持電極と、他方の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流の方向、例えば、走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,aに流れる電流の方向は、各行の対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流の方向と同じである。さらに、図中に破線矢印で示すように、ある行の対を成す走査電極および維持電極と、その隣の行の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流の方向、例えば、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi-1,bに流れる電流の方向は、対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流の方向と同じである。したがって、これらの静電容量を通じて流れる電流による電磁波ノイズが、全行にわたって、維持放電電流による電磁波ノイズと同位相で発生する。
【0014】
以上の説明から、従来のAC型プラズマ表示装置においては、走査電極と維持電極との間に流れる維持放電電流の方向と、走査電極と維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流の方向とが全ての行で同じであるため、これらの電流により極めて強い電磁波ノイズが発生するという問題があった。
【0015】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、電磁波ノイズの発生が抑制されたAC型プラズマ表示装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明のAC型プラズマ表示装置は、複数の放電セルがマトリクス状に配列され、一行に並んで配列された前記放電セル内に、維持放電を行わしめる走査電極と維持電極とからなる電極対が2つ配列されたパネルを有し、各行に配置された前記走査電極同士および前記維持電極同士が共にパネルの同じ側において接続され、各行の二本の走査電極および二本の維持電極のうち一本の走査電極および一本の維持電極は、共にパネルの同じ側から走査電極駆動回路および維持電極駆動回路にそれぞれ接続され、各行において、一方の前記電極対に流れる維持放電電流の方向と、他方の前記電極対に流れる維持放電電流の方向とは互いに逆方向になるように構成されたものである。この構成により、2つの電極対に流れる維持放電電流によってそれぞれ発生する電磁波ノイズを互いに逆位相とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0018】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施形態のAC型プラズマ表示装置を図1に示す。図1に示すように、本実施形態のAC型プラズマ表示装置は、パネル5とその駆動回路とから構成されており、パネル5は対を成す走査電極と維持電極との間に維持放電を行わしめるものである。パネル5では、各行には対を成す走査電極および維持電極からなる電極対が2つ設けられ、各行において、二本の走査電極同士および二本の維持電極同士が、共にパネルの一方の側においてそれぞれ電気的に接続されている。各行の二本の走査電極および二本の維持電極のうちの一本の走査電極および一本の維持電極は、共にパネルの他方の側から走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3にそれぞれ接続されている。このパネル5の各行における走査電極および維持電極の電極配列は、走査電極駆動回路2に端部が接続された走査電極、維持電極、維持電極駆動回路3に端部が接続された維持電極、走査電極の順になっている。また、各行において互いに接続された二本の走査電極によってM行の走査電極SCN1〜SCNMが構成される。同様に、各行において互いに接続された二本の維持電極によってM行の維持電極SUS1〜SUSMが構成される。M行の走査電極SCN1〜SCNMおよび維持電極SUS1〜SUSMと、これらに直交対向して設けられたN列のデータ電極D1〜DNとの交差部には放電セルC11〜CMNが構成される。すなわち、このパネル5は、一つの放電セル中に二対の走査電極および維持電極を有し、放電セルに関して、M行×N列のマトリクス構成を成したものである。
【0019】
このAC型プラズマ表示装置において、パネル5の駆動方法には、従来のパネルの駆動方法として図14に示した動作駆動タイミングを一例として用いることができる。また、その動作は従来のものと同じであるので、説明を省略する。
【0020】
次に、本発明の第1の実施形態のAC型プラズマ表示装置の作用効果について説明する。
【0021】
図1の一部として(i−1)行目から(i+1)行目までの電極配列と走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3への接続状態を図2に示す。また、図14中に示した時刻t、すなわち維持期間の最初において、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3から負の維持パルス電圧−Vm(V)を印加したときに流れる維持放電電流を図2に実線矢印で示す。図2から分かるように、各行において、対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流、例えばi行目において、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流と走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流とは、流れる方向が互いに反対の方向である。
【0022】
また、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流は、図中に一点鎖線矢印で示すように、維持電極SUSi,bを流れて維持電極駆動回路3に至る電流であり、走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流は、図中に一点鎖線矢印で示すように、走査電極駆動回路2から走査電極SCNi,aを流れてくる電流である。これら一点鎖線矢印で示した維持電極SUSi,bおよび走査電極SCNi,aにそれぞれ流れる電流の方向は互いに逆方向となる。
【0023】
したがって、全ての各行において対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流によりそれぞれ発生する電磁波ノイズは互いに逆位相となり、この電磁波ノイズを全て打ち消すことができるので、パネルからの電磁波ノイズの発生を抑制することができる。また、各行において、一方の対を成す走査電極および維持電極と他方の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流は、例えば、同電圧が印加される維持電極SUSi,bと維持電極SUSi,aとの間に流れる電流であるので、常に零とすることができる。さらに、ある行の対を成す走査電極および維持電極と、その隣の行の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流は、例えば、同電圧が印加される走査電極SCNi,aと走査電極SCNi-1,bとの間に流れる電流であるので、常に零とすることができる。ここで、一般にAC型プラズマ表示装置から発生する電磁波ノイズは、前述の維持パルス電圧以外によるものもあるが、これらは極めて僅かなものであり、実用上問題とならない。
【0024】
以上の説明から、本発明の第1の実施形態のAC型プラズマ表示装置においては、電磁波ノイズの発生を極めて少なくすることができるものである。
【0025】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施形態のAC型プラズマ表示装置を図3に示す。図3に示すように、本実施形態のAC型プラズマ表示装置はパネル6とその駆動回路とから構成されており、パネル6は対を成す走査電極と維持電極との間に維持放電を行わしめるものである。パネル6では、各行には対を成す走査電極および維持電極からなる電極対が2つ設けられ、各行において、二本の走査電極同士および二本の維持電極同士が、共にパネルの一方の側においてそれぞれ電気的に接続されている。各行の二本の走査電極および二本の維持電極のうちの一本の走査電極および一本の維持電極は、共にパネルの他方の側から走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3にそれぞれ接続されている。このパネル6の各行における走査電極および維持電極の電極配列は、奇数行では、走査電極駆動回路2に端部が接続された走査電極、維持電極、維持電極駆動回路3に端部が接続された維持電極、走査電極の順になっており、偶数行では、維持電極駆動回路3に端部が接続された維持電極、走査電極、走査電極駆動回路2に端部が接続された走査電極、維持電極の順になっている。また、各行において互いに接続された二本の走査電極によってM行の走査電極SCN1〜SCNMが構成される。同様に、各行において互いに接続された二本の維持電極によってM行の維持電極SUS1〜SUSMが構成される。M行の走査電極SCN1〜SCNMおよび維持電極SUS1〜SUSMと、これらに直交対向して設けられたN列のデータ電極D1〜DNとの交差部には放電セルC11〜CMNが構成される。すなわち、このパネル6は、一つの放電セル中に二対の走査電極および維持電極を有し、放電セルに関して、M行×N列のマトリクス構成を成したものである。
【0026】
このAC型プラズマ表示装置において、パネル6の駆動方法には、従来のパネルの駆動方法として図14に示した動作駆動タイミングを一例として用いることができる。また、その動作は従来のものと同じであるので、説明を省略する。
【0027】
次に、本発明の第2の実施形態のAC型プラズマ表示装置の作用効果について説明する。
【0028】
図3の一部として(i−1)行目から(i+1)行目までの電極配列と走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3への接続状態を図4に示す。また、図14中に示した時刻t、すなわち維持期間の最初において、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3から負の維持パルス電圧−Vm(V)を印加したときに流れる維持放電電流を図4に実線矢印で示す。図4から分かるように、各行において、対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流、例えばi行目において、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流と、走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流とは、流れる方向が互いに反対の方向である。
【0029】
また、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流は、図中に一点鎖線矢印で示すように、走査電極駆動回路2から走査電極SCNi,bを流れてくる電流であり、走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流は、図中に一点鎖線矢印で示すように、維持電極SUSi,aを流れて維持電極駆動回路3に至る電流である。これら一点鎖線矢印で示した走査電極SCNi,bおよび維持電極SUSi,aにそれぞれ流れる電流の方向は互いに逆方向となる。
【0030】
したがって、全ての各行において対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流によりそれぞれ発生する電磁波ノイズは互いに逆位相となり、この電磁波ノイズを全て打ち消すことができるので、パネルからの電磁波ノイズの発生を抑制することができる。
【0031】
また、各行において、一方の対を成す走査電極および維持電極と他方の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流は、例えば、同電圧が印加される走査電極SCNi,bと走査電極SCNi,aとの間に流れる電流であるので、常に零とすることができる。さらに、図4中に破線矢印で示すように、ある行の二対の走査電極および維持電極と、その隣の行の二対の走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流、例えば、走査電極SCNi-1,bから維持電極SUSi,aに流れる電流と走査電極SCNi+1,aから維持電極SUSi,bに流れる電流とは、互いに反対の方向に流れる。したがって、この行間の静電容量を通じて流れる電流による電磁波ノイズは、ある行間とその隣の行間とで打ち消され電磁波ノイズがパネルから発生することを抑制できる。ここで、一般にAC型プラズマ表示装置から発生する電磁波ノイズは、前述の維持パルス電圧以外によるものもあるが、これらは極めて僅かなものであり、実用上問題とならない。
【0032】
以上の説明から、本発明の第2の実施形態のAC型プラズマ表示装置においては、電磁波ノイズの発生を極めて少なくすることができるものである。
【0033】
(実施の形態3)
本発明の第3の実施形態のAC型プラズマ表示装置を図5に示す。図5に示すように、本実施形態のAC型プラズマ表示装置はパネル7とその駆動回路とから構成されており、パネル7は対を成す走査電極と維持電極との間に維持放電を行わしめるものである。パネル7では、各行には対を成す走査電極および維持電極からなる電極対が2つ設けられ、各行において、二本の走査電極同士および二本の維持電極同士が、共にパネルの一方の側においてそれぞれ電気的に接続されている。各行の二本の走査電極および二本の維持電極のうちの一本の走査電極および一本の維持電極は、共にパネルの他方の側から走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3にそれぞれ接続されている。このパネル7の各行における走査電極および維持電極の電極配列は、走査電極駆動回路2に端部が接続された走査電極、維持電極、走査電極、維持電極駆動回路3に端部が接続された維持電極の順になっている。また、各行において互いに接続された二本の走査電極によってM行の走査電極SCN1〜SCNMが構成される。同様に、各行において互いに接続された二本の維持電極によってM行の維持電極SUS1〜SUSMが構成される。M行の走査電極SCN1〜SCNMおよび維持電極SUS1〜SUSMと、これらに直交対向して設けられたN列のデータ電極D1〜DNとの交差部には放電セルC11〜CMNが構成される。すなわち、このパネル7は、一つの放電セル中に二対の走査電極および維持電極を有し、放電セルに関して、M行×N列のマトリクス構成を成したものである。
【0034】
このAC型プラズマ表示装置において、パネル7の駆動方法には、従来のパネルの駆動方法として図14に示した動作駆動タイミングを一例として用いることができる。また、その動作は従来のものと同じであるので、説明を省略する。
【0035】
次に、本発明の第3の実施形態のAC型プラズマ表示装置の作用効果について説明する。
【0036】
図5の一部として(i−1)行目から(i+1)行目までの電極配列と走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3への接続状態を図6に示す。また、図14中に示した時刻t、すなわち維持期間の最初において、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3から負の維持パルス電圧−Vm(V)を印加したときに流れる維持放電電流を図6に実線矢印で示す。図6から分かるように、各行において、二対の走査電極から維持電極に流れる維持放電電流、例えばi行目において、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流と走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流とは、流れる方向が互いに反対の方向である。
【0037】
また、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流は、図6中に一点鎖線矢印で示すように、維持電極SUSi,bを流れて維持電極駆動回路3に至る電流であり、走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流は、図6中に一点鎖線矢印で示すように、走査電極駆動回路2から走査電極SCNi,aを流れてくる電流である。これら一点鎖線矢印で示した維持電極SUSi,bおよび走査電極SCNi,aにそれぞれ流れる電流の方向は互いに逆方向となる。
【0038】
したがって、全ての各行において対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流によりそれぞれ発生する電磁波ノイズは互いに逆位相となり、この電磁波ノイズを全て打ち消すことができるので、パネルからの電磁波ノイズの発生を抑制することができる。
【0039】
また、図6中に点線矢印で示すように、各行において、一方の対を成す走査電極および維持電極と他方の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流、例えば、走査電極SCNi,bと維持電極SUSi,aにそれぞれ流れる電流は、互いに逆方向に流れる。さらに、図6中に破線矢印で示すように、ある行の二対の走査電極および維持電極と、その隣の行の二対の走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流、例えば、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi-1,bに流れる電流は、走査電極SCNi,aおよび維持電極SUSi-1,bのそれぞれにおいて互いに逆方向に流れる。したがって、これらの静電容量を通じて流れる電流による電磁波ノイズは、自らの逆位相の電磁波ノイズとして打ち消される。ここで、一般にAC型プラズマ表示装置から発生する電磁波ノイズは、前述の維持パルス電圧以外によるものもあるが、これらは極めて僅かなものであり、実用上問題とならない。
【0040】
以上の説明から、本発明の第3の実施形態のAC型プラズマ表示装置においては、電磁波ノイズの発生を極めて少なくすることができるものである。
【0041】
(実施の形態4)
本発明の第4の実施形態のAC型プラズマ表示装置を図7に示す。図7に示すように、本実施形態のAC型プラズマ表示装置はパネル8とその駆動回路とから構成されており、パネル8は対を成す走査電極と維持電極との間に維持放電を行わしめるものである。パネル8では、各行には対を成す走査電極および維持電極からなる電極対が2つ設けられ、各行において、二本の走査電極同士および二本の維持電極同士が、共にパネルの一方の側においてそれぞれ電気的に接続されている。各行の二本の走査電極および二本の維持電極のうちの一本の走査電極および一本の維持電極は、共にパネルの他方の側から走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3にそれぞれ接続されている。このパネル8の各行における走査電極および維持電極の電極配列は、奇数行では、走査電極駆動回路2に端部が接続された走査電極、維持電極、走査電極、維持電極駆動回路3に端部が接続された維持電極の順になっており、偶数行では、維持電極駆動回路3に端部が接続された維持電極、走査電極、維持電極、走査電極駆動回路2に端部が接続された走査電極の順になっている。また、各行において互いに接続された二本の走査電極によってM行の走査電極SCN1〜SCNMが構成される。同様に、各行において互いに接続された二本の維持電極によってM行の維持電極SUS1〜SUSMが構成される。M行の走査電極SCN1〜SCNMおよび維持電極SUS1〜SUSMと、これらに直交対向して設けられたN列のデータ電極D1〜DNとの交差部には放電セルC11〜CMNが構成される。すなわち、このパネル8は、一つの放電セル中に二対の走査電極および維持電極を有し、放電セルに関して、M行×N列のマトリクス構成を成したものである。
【0042】
このAC型プラズマ表示装置において、パネル8の駆動方法には、従来のパネルの駆動方法として図14に示した動作駆動タイミングを一例として用いることができる。また、その動作は従来のものと同じであるので、説明を省略する。
【0043】
次に、本発明の第4の実施形態のAC型プラズマ表示装置の作用効果について説明する。
【0044】
図7の一部として(i−1)行目から(i+1)行目までの電極配列と走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3への接続状態を図8に示す。また、図14中に示した時刻t、すなわち維持期間の最初において、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3から負の維持パルス電圧−Vm(V)を印加したときに流れる維持放電電流を図8に実線矢印で示す。図8から分かるように、各行において、対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流、例えばi行目において、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流と走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流とは、流れる方向が互いに反対の方向である。
【0045】
また、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流は、図8中に一点鎖線矢印で示すように、走査電極駆動回路2から走査電極SCNi,bを流れてくる電流であり、走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流は、図8中に一点鎖線矢印で示すように、維持電極SUSi,aを流れて維持電極駆動回路3に至る電流である。これら一点鎖線矢印で示した走査電極SCNi,bおよび維持電極SUSi,aにそれぞれ流れる電流の方向は互いに逆方向となる。
【0046】
したがって、全ての各行において対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流によりそれぞれ発生する電磁波ノイズは互いに逆位相となり、この電磁波ノイズを全て打ち消すことができるので、パネルからの電磁波ノイズの発生を抑制することができる。
【0047】
また、図8中に点線矢印で示すように、各行において一方の対を成す走査電極および維持電極と、他方の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流、例えば、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,bに流れる電流は、走査電極SCNi,aおよび維持電極SUSi,bのそれぞれにおいて互いに逆方向に流れる。さらに、ある行の二対の走査電極および維持電極とその隣の行の二対の走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流は、例えば、同電圧が印加された維持電極SUSi,aと維持電極SUSi-1,bに流れる電流であるので、常に零とすることができる。ここで、一般にAC型プラズマ表示装置から発生する電磁波ノイズは、前述の維持パルス電圧以外によるものもあるが、これらは極めて僅かなものであり、実用上問題とならない。
【0048】
以上の説明から、本発明の第4の実施形態のAC型プラズマ表示装置においては、電磁波ノイズの発生を極めて少なくすることができるものである。
【0049】
(実施の形態5)
本発明の第5の実施形態としてのAC型プラズマ表示装置を図9に示す。図9に示すように、本実施形態のAC型プラズマ表示装置はパネル9とその駆動回路とから構成されており、パネル9は対を成す走査電極と維持電極との間に維持放電を行わしめるものである。パネル9では、各行には対を成す走査電極および維持電極からなる電極対が2つ設けられ、各行において、二本の走査電極同士および二本の維持電極同士が、共にパネルの一方の側においてそれぞれ電気的に接続されている。各行の二本の走査電極および二本の維持電極のうちの一本の走査電極および一本の維持電極は、共にパネルの他方の側から走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3にそれぞれ接続されている。このパネル9の各行における走査電極および維持電極の電極配列は、走査電極駆動回路2に端部が接続された走査電極、維持電極駆動回路3に端部が接続された維持電極、維持電極、走査電極の順になっている。また、各行において互いに接続された二本の走査電極によってM行の走査電極SCN1〜SCNMが構成される。同様に、各行において互いに接続された二本の維持電極によってM行の維持電極SUS1〜SUSMが構成される。M行の走査電極SCN1〜SCNMおよび維持電極SUS1〜SUSMと、これらに直交対向して設けられたN列のデータ電極D1〜DNとの交差部には放電セルC11〜CMNが構成される。すなわち、このパネル9は、一つの放電セル中に二対の走査電極および維持電極を有し、放電セルに関して、M行×N列のマトリクス構成を成したものである。
【0050】
このAC型プラズマ表示装置において、パネル9の駆動方法には、従来のパネルの駆動方法として図14に示した動作駆動タイミングを一例として用いることができる。また、その動作は従来のものと同じであるので、説明を省略する。
【0051】
次に、本発明の第5の実施形態のAC型プラズマ表示装置の作用効果について説明する。
【0052】
図9の一部として(i−1)行目から(i+1)行目までの電極配列と走査電極駆動回路2および維持電極駆動回路3への接続状態を図10に示す。また、図14中に示した時刻t、すなわち維持期間の最初において、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3から負の維持パルス電圧−Vm(V)を印加したときに流れる維持放電電流を図10に実線矢印で示す。図10から分かるように、各行において、対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流、例えばi行目において、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流および走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流は、それぞれの維持放電電流において互いに反対の方向に流れている。また、走査電極SCNi,bと維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流は、図10中に一点鎖線矢印で示すように、走査電極駆動回路2から走査電極SCNi,aを流れてくる電流であり、同時に維持電極SUSi,aを流れて維持電極駆動回路3に至る電流である。これら一点鎖線矢印で示した走査電極SCNi,aおよび維持電極SUSi,aにそれぞれ流れる電流の方向は互いに逆方向となる。
【0053】
したがって、全ての各行において対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流により発生する電磁波ノイズは、それぞれの維持放電電流により逆位相となり互いに打ち消されるので、パネルからの電磁波ノイズの発生を抑制することができる。また、各行において、一方の対を成す走査電極および維持電極と他方の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流は、例えば、同電圧が印加される維持電極SUSi,bと維持電極SUSi,aとの間に流れる電流であるので、常に零とすることができ、電磁波ノイズの発生を抑制することができる。さらに、ある行の二対の走査電極および維持電極と、その隣の行の二対の走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流は、例えば、同電圧が印加される走査電極SCNi,aと走査電極SCNi-1,bに流れる電流であるので、常に零とすることができ、電磁波ノイズの発生を抑制することができる。ここで、一般にAC型プラズマ表示装置から発生する電磁波ノイズは、前述の維持パルス電圧以外によるものもあるが、これらは極めて僅かなものであり、実用上問題とならない。
【0054】
以上の説明から、本発明の第5の実施形態のAC型プラズマ表示装置においては、電磁波ノイズの発生を極めて少なくすることができるものである。
【0055】
さらに同様にして、本発明の他の実施形態として複数の二対の対を成す走査電極および維持電極と、各行の二本の走査電極および二本の維持電極の電気的な接続の仕方と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続の仕方により種々の実施形態が考えられる。例えば、本発明の第1の実施形態の変形例について次に説明する。
【0056】
(実施の形態6)
本発明の第6の実施形態のAC型プラズマ表示装置を図11に示す。図11に示すように、本実施形態のAC型プラズマ表示装置はパネル10とその駆動回路とから構成されており、パネル10は対を成す走査電極と維持電極との間に維持放電を行わしめるものである。パネル10では、走査電極SCN1〜SCNMおよび維持電極SUS1〜SUSMの配列は第1の実施形態のパネル5と同じになっている。第1の実施形態のAC型プラズマ表示装置では、各行において二本の走査電極同士および二本の維持電極同士がパネルの右側でそれぞれ電気的に接続され、パネルの左側で走査電極および維持電極がそれぞれ走査電極駆動回路および維持電極駆動回路に接続されているのに対し、第6の実施形態のAC型プラズマ表示装置では、次のような構成になっている。すなわち、奇数行では二本の走査電極同士および二本の維持電極同士が共にパネルの一方の側(図11では右側)においてそれぞれ電気的に接続され、この走査電極および維持電極はパネルの他方の側(図11では左側)からそれぞれ走査電極駆動回路2aおよび維持電極駆動回路3aに接続されている。また、偶数行では二本の走査電極同士および二本の維持電極同士が共にパネルの他方の側(図11では左側)において電気的にそれぞれ接続され、この走査電極および維持電極はパネルの一方の側(図11では右側)からそれぞれ走査電極駆動回路2bおよび維持電極駆動回路3bに接続されている。
【0057】
このAC型プラズマ表示装置において、パネル10の駆動方法には、従来のパネルの駆動方法として図14に示した動作駆動タイミングを一例として用いることができ、走査電極駆動回路2aと走査電極駆動回路2bとを同時駆動し、維持電極駆動回路3aと維持電極駆動回路3bとを同時駆動とすることにより実現できる。また、その動作も同じであるので、説明を省略する。
【0058】
次に、本発明の第6の実施形態のAC型プラズマ表示装置の作用効果について説明する。
【0059】
図11の一部として(i−1)行目から(i+1)行目までの電極配列と走査電極駆動回路2aと走査電極駆動回路2bおよび維持電極駆動回路3aと維持電極駆動回路3bへの接続状態を図12に示す。また、図14中に示した時刻t、すなわち維持期間の最初において、全ての維持電極SUS1〜SUSMに維持電極駆動回路3a,3bから負の維持パルス電圧−Vm(V)を印加したときに流れる維持放電電流を図12に実線矢印で示す。図12から分かるように、各行において、対を成す走査電極から維持電極に流れる2つの維持放電電流、例えばi行目において、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流と走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流とは、流れる方向が互いに反対の方向である。
【0060】
また、走査電極SCNi,aから維持電極SUSi,aに流れる維持放電電流は、図12中に一点鎖線矢印で示すように、維持電極SUSi,bを流れて維持電極駆動回路3bに至る電流であり、走査電極SCNi,bから維持電極SUSi,bに流れる維持放電電流は、図12中に一点鎖線矢印で示すように、走査電極駆動回路2bから走査電極SCNi,aを流れてくる電流である。これら一点鎖線矢印で示した維持電極SUSi,bおよび走査電極SCNi,aに流れる電流の方向は互いに逆方向になる。
【0061】
したがって、全ての各行において対を成す走査電極から維持電極に流れる維持放電電流によりそれぞれ発生する電磁波ノイズは互いに逆位相となり、この電磁波ノイズを全て打ち消すことができるので、パネルからの電磁波ノイズの発生を抑制することができる。また、各行において、一方の対を成す走査電極および維持電極と他方の対を成す走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流は、例えば、同電圧が印加される維持電極SUSi,bと維持電極SUSi,aとの間に流れる電流であるので、常に零とすることができる。さらに、図12中に破線矢印で示すように、ある行の二対の走査電極および維持電極とその隣の行の二対の走査電極および維持電極との間の静電容量を通じて流れる電流は、走査電極駆動回路2aからのパルス電圧の印加と走査電極駆動回路2bからのパルス電圧の印加とが同時に行われなかったときに流れる電流である。もしこの電流が流れた場合であっても、例えば走査電極SCNi-1,bに流れる電流と走査電極SCNi,aに流れる電流は、互いに逆方向に流れる。したがって、これらの静電容量を通じて流れる電流による電磁波ノイズは、自らの逆位相の電磁波ノイズによって打ち消される。ここで、一般にAC型プラズマ表示装置から発生する電磁波ノイズは、前述の維持パルス電圧以外によるものもあるが、これらは極めて僅かなものであり、実用上問題とならない。
【0062】
以上の説明から、本発明の第6の実施形態のAC型プラズマ表示装置においては、電磁波ノイズの発生を極めて少なくすることができる。
【0063】
さらに同様にして、本発明の他の実施形態として複数の二対の対を成す走査電極および維持電極と、各二対の二本の走査電極および二本の維持電極の配線と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続の仕方により種々の実施形態が考えられる。また、維持放電を行わせるものであれば一例とした駆動方法以外の駆動方法を用いた場合にも本発明を実施することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、複数の放電セルがマトリクス状に配列され、一行に並んで配列された放電セル内に、維持放電を行わしめる走査電極と維持電極とからなる電極対が2つ配列されたパネルにおいて、一方の電極対に流れる維持放電電流の方向と、他方の電極対に流れる維持放電電流の方向とが互いに逆方向になるように構成することにより、パネルからの電磁波ノイズの発生が極めて少ないAC型プラズマ表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のAC型プラズマ表示装置を示す図
【図2】図1のパネルの一部電極配列と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続状態を示す図
【図3】本発明の第2の実施形態のAC型プラズマ表示装置を示す図
【図4】図3のパネルの一部電極配列と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続状態を示す図
【図5】本発明の第3の実施形態のAC型プラズマ表示装置を示す図
【図6】図5のパネルの一部電極配列と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続状態を示す図
【図7】本発明の第4の実施形態のAC型プラズマ表示装置を示す図
【図8】図7のパネルの一部電極配列と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続状態を示す図
【図9】本発明の第5の実施形態のAC型プラズマ表示装置を示す図
【図10】図9のパネルの一部電極配列と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続状態を示す図
【図11】本発明の第6の実施形態のAC型プラズマ表示装置を示す図
【図12】図11のパネルの一部電極配列と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続状態を示す図
【図13】従来のAC型プラズマ表示装置を示す図
【図14】従来のパネルの動作駆動タイミング図
【図15】従来のパネルの一部電極配列と走査電極駆動回路および維持電極駆動回路への接続状態を示す図
【符号の説明】
2、2a、2b 走査電極駆動回路
3、3a、3b 維持電極駆動回路
4 データ電極駆動回路
5、6、7、8、9、10 パネル
Claims (4)
- 複数の放電セルがマトリクス状に配列され、一行に並んで配列された前記放電セル内に、維持放電を行わしめる走査電極と維持電極とからなる電極対が2つ配列されたパネルを有し、各行に配置された前記走査電極同士および前記維持電極同士が共にパネルの同じ側において接続され、各行の二本の走査電極および二本の維持電極のうち一本の走査電極および一本の維持電極は、共にパネルの同じ側から走査電極駆動回路および維持電極駆動回路にそれぞれ接続され、各行において、一方の前記電極対に流れる維持放電電流の方向と、他方の前記電極対に流れる維持放電電流の方向とは互いに逆方向になるように構成されたAC型プラズマ表示装置。
- ある行に配置された前記電極対と、その隣の行に配置された前記電極対との間の静電容量を通じて走査電極および維持電極に流れる電流は、前記走査電極および前記維持電極のそれぞれにおいて互いに逆方向に流れる請求項1記載のAC型プラズマ表示装置。
- ある行に配置された2つの前記電極対の間の静電容量を通じて走査電極および維持電極に流れる電流は、前記走査電極および前記維持電極のそれぞれにおいて互いに逆方向に流れる請求項1記載のAC型プラズマ表示装置。
- ある行に配置された前記電極対と、その両隣の行にそれぞれ配置された前記電極対との間の静電容量を通じて流れるそれぞれの電流の方向が互いに逆方向である請求項1記載のAC型プラズマ表示装置。
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