JP3711214B2 - 粘性流体塗布装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば回路基板上に電子部品を接着するときに、上記回路基板上に接着剤を塗布する際に用いられるような粘性流体塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、回路基板上に電子部品を接着するときに接着剤を上記回路基板上に塗布する装置として、従来、図26に示すような接着剤塗布装置30が存在する。該接着剤塗布装置30には、以下に説明する接着剤塗布ヘッドユニット15と、接着剤が塗布される回路基板を載置し該回路基板をY方向へ移動させるYテーブル20と、上記Y方向に平面上で直交するX方向に上記接着剤塗布ヘッドユニット15を移動させるXロボット部21と、少なくとも上記接着剤塗布ヘッドユニット15、Yテーブル20、及びXロボット部21の動作制御を行うコントローラ22とを備える。
上記接着剤塗布ヘッドユニット15は、図27又は図28に示すように、圧縮空気により接着剤の押し出しを行い接着剤の塗布を行う塗布機構部分を3組設けており、各塗布機構部分は、接着剤13を収納し圧縮空気の注入により所定量の接着剤13をノズル1より排出するシリンジ2と、該シリンジ2へ上記圧縮空気を供給する圧縮空気供給系9と、ノズル1の先端に排出された接着剤13を回路基板上へ塗布するためにシリンジ2を上記回路基板の厚み方向に沿って昇降させる昇降機構3とを備える。圧縮空気供給系9には、シリンジ2に接続されシリンジ2内へ上記圧縮空気を供給する配管10と、シリンジ2への圧縮空気の供給を制御するバルブ11とが備わる、又、昇降機構3には、シリンジ2に連結され内部を上記圧縮空気が通過可能である昇降シャフト4と、支軸14を中心として回動するレバーであって一端5aが上記昇降シャフト4に連結され他端がノズル選択シリンダ7の駆動軸に接触するレバー5と、回転自在な状態で上記レバー5に設けられるカムフォロワ6と、上記カムフォロワ6に係合するカム8とが備わる。このような昇降機構3では、ノズル選択シリンダ7によりカムフォロワ6とカム8とが接触するようになったレバー5において、カム8が回転することでレバー5の一端5aは支軸14を中心として回動し、該回動により昇降シャフト4が上記厚み方向に昇降する。
【0003】
このように構成される従来の接着剤塗布装置30では以下のように動作する。
回路基板への接着剤13の塗布を開始する前に、塗布ヘッドユニット15は、図27に示すように試打ちテープ16上に接着剤13の試打ちを行う。即ち、圧縮空気供給系9に備わるバルブ11が所定時間動作することで、シリンジ2内のフロート12が供給される圧縮空気により圧し下げられ、シリンジ2内に収納されている接着剤13はノズル1の先端1aから所定量だけ吐出される。次に、ノズル選択シリンダ7の作動によって、レバー5に備わるカムフォロワー6とカム8とが接触する。そしてカム8の回転により上述のようにレバー5の一端5aは回動し昇降シャフト4を介してシリンジ2を上記厚み方向に沿って下降させる。よって、ノズル1の先端1aに吐出された接着剤13が試打ちテープ16上へ試打ちにて塗布される。塗布後、カム8の回転によりシリンジ2は元の位置まで上昇する。
該試打ちによる接着剤13の塗布状態は認識カメラ19にて撮像され、認識カメラ19から出力される撮像情報に基づきコントローラ22は、上記試打ちによる塗布の面積を測定することで、予め定めている目標塗布径に対する良否を判断する。このようにして上記試打ちによる塗布の塗布径が上記目標塗布径の許容範囲内に入るまで上記試打ち、上記撮像動作が行われ、上記試打ち塗布径が上記目標塗布径の許容範囲内に入った後、上記回路基板への接着剤13の塗布を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の接着剤塗布装置30では、シリンジ2内の接着剤13が少なくなってくるとシリンジ2内へ供給する上記圧縮空気量が増えることから、常に同じ空気量、又は空気圧力にて接着剤13の押し出しを行っていたのではシリンジ2内の接着剤13が減るに応じて塗布径は小さくなっていく。よって、シリンジ2内の接着剤13の残量に関係なく一定の塗布径を得るためには、単にシリンジ2へ供給する圧縮空気の圧力及び供給空気量を制御するだけでは足らず、さらに、接着剤13の温度状態に応じても圧縮空気の圧力及び供給空気量を制御する必要がある。又、これら空気圧力、空気量、及び接着剤温度の設定条件を、使用する接着剤の種類毎及びノズル毎に選択しなければならないという難しさ及び煩わしさが従来の接着剤塗布装置30にはあった。さらに又、図30に示すように接着剤は、ある温度に温度調節しなければ適切な粘度を得られず、ヒータ等の温度調節器を設けて温度管理しなければ連続的に高品質な塗布を行なえない。よって、従来の接着剤塗布装置30では、すべての作業者が扱えるものではなく、又、接着剤の吐出に時間を要する点や、上述の塗布径の補正作業によるタクトロスもあるという問題点がある。
【0005】
このような問題点を解決する方法として米国特許5564606号に開示される装置がある。該装置では、図29に示すようにモータ32にて軸回りに回転可能な状態にてスクリュー33をスリーブ34に装着し、さらにノズル31をスクリュー33と同軸上に配置している。そして通路35を通して粘性材料をスリーブ34に供給することで、スリーブ34に供給された上記粘性材料はスクリュー33の上記軸回りへの回転によりノズル31側へ送られ、ノズル31の先端から吐出される。そしてノズル31を含む構成部分をノズル31の軸方向へ移動させて上記ノズル31の先端に吐出された粘性材料を被塗布体へ塗布する。
このように該装置ではスクリュー33の回転により粘性材料を吐出を行うことから、上記粘性材料の残量に起因する上述のような問題点は解消される。しかしながら、上記装置は、単にスクリュー33による粘性材料の移動を目的としたものであり、粘性材料にずり応力を与える旨については記載されていない。
【0006】
さらに又、図29に2点鎖線にて図示しているように、例えば回路基板へ粘性材料を塗布するときに、ノズル31の先端と回路基板面との間に所定の隙間を形成するように、ノズル31に隣接して設けられノズル31の全長よりも若干長い長さを有しその先端が回路基板面に接触するノズルストッパ36をスリーブ34部分に立設したタイプも存在する。
【0007】
しかしながら、スクリュー方式であってさらにノズルストッパ36を設けた上述した従来の装置では、ノズル31に対するノズルストッパ36の配置位置を変更することはできない。よって、粘性材料の塗布のためノズル31がその軸方向へ移動したとき、上記ノズルストッパ36の先端が回路基板上に形成されている配線パターン等に接触し該配線パターン等を損傷するという可能性がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、すべての作業者が容易に扱えてかつ一定の塗布径が得られ、かつタクトロスを生じさせない粘性流体塗布装置であって、さらに、被塗布体表面を損傷させる可能性が少ない粘性流体塗布装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1態様の粘性流体塗布装置は、粘性流体が供給され一端から粘性流体を吐出するノズルを設けた粘性流体塗布部材と、上記ノズルの軸方向に平行で軸回り方向に回転可能にて上記粘性流体塗布部材に挿入された状態で吐出用シャフト回転装置による軸回り方向への回転により上記粘性流体を上記ノズルの軸方向へ送り上記粘性流体を上記ノズルの上記一端から吐出させる吐出用シャフトと、上記ノズルを上記ノズルの軸方向に沿って移動させるノズル移動装置とを有し、上記吐出用シャフトの上記回転により上記ノズルの上記一端から上記粘性流体を吐出させ、上記ノズル移動装置により上記ノズルを上記軸方向に移動させて上記吐出された上記粘性流体を被塗布体に塗布する粘性流体塗布装置であって、
上記粘性流体に応じた粘度となるずり応力を上記粘性流体に与える回転数にて上記吐出用シャフトを上記軸回り方向へ回転させる制御を上記吐出用シャフト回転装置に行わせる制御装置を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態である粘性流体塗布装置について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付している。
又、上述の「課題を解決するための手段」に記載した、「粘性流体」の一実施形態として本実施形態では接着剤を例に採り、「被塗布体」の機能を果たす一実施形態として本実施形態では回路基板を例に採り、「粘性流体塗布部材」の機能を果たす一実施形態として本実施形態では接着剤塗布部材を例に採る。しかしながら、上記「粘性流体」は接着剤に限定されるものではなく、例えば電子部品を封止するための封止剤や、クリーム半田等の、塗布するためのノズルから自重で流れ出ない程度の粘性を有する粘性流体が相当する。又、上記「被塗布体」も上記回路基板に限定されるものではない。又、上述の「課題を解決するための手段」に記載した、「粘性流体の塗布条件」とは、上記被塗布体として回路基板を例に採る本実施形態の場合では、例えば長方形の回路基板にてその長手方向を縦方向とするか、若しくは横方向とするか、という回路基板の配置方向や、ノズルストッパに対する回路基板上の配線パターン位置等が相当する。
【0010】
上述のように本実施形態では粘性流体として接着剤を例に採ることから、粘性流体塗布装置としては接着剤塗布装置が相当する、図12に示すように、本実施形態の接着剤塗布装置101は、大別して、接着剤塗布ヘッドユニット201と、接着剤が塗布される回路基板を載置し該回路基板をY方向へ移動させるYテーブル120と、上記Y方向に平面上で直交するX方向に上記接着剤塗布ヘッドユニット201を移動させるXロボット部121と、少なくとも上記接着剤塗布ヘッドユニット201、Yテーブル120、及びXロボット部121の動作制御を行う制御装置301とを備える。尚、上記接着剤塗布ヘッドユニット201及び制御装置301を除いた構成は上述した従来の接着剤塗布装置30に同様である。よって、上記Yテーブル120は従来のYテーブル20に相当し、Xロボット部121は従来のXロボット部21に相当するので、これらYテーブル120及びXロボット部121についてのここでの説明は省略する。よって以下には、上記接着剤塗布ヘッドユニット201及び制御装置301について説明する。尚、図12では、接着剤塗布ヘッドユニット201はブロック図化して具体的構造の図示を省略しているが、上記具体的構造は図1、図3〜図5に示している。又、図1では、後述の接着剤塗布部材2111付近について、図示を明瞭にするために、断面を表現するハッチングの表示を省略している。
【0011】
本実施形態における接着剤塗布ヘッドユニット201は、例えば図3に示すように、詳細後述のようにノズル2101を有し接着剤251を上記ノズル2101の一端2101aから吐出させる3組の接着剤塗布ヘッド211〜213と、それぞれの接着剤塗布ヘッド211〜213についてノズル2101を含む部分を上記ノズル2101の軸方向に沿って待機位置2201と塗布位置2202との間でそれぞれ移動させる1つのノズル移動装置220と、それぞれの接着剤塗布ヘッド211〜213について上記ノズル2101を有する接着剤塗布部材2111をノズル2101の軸回り方向に回転させる1つの接着剤塗布部材用回転装置230と、上記ノズル2101にて塗布された接着剤の塗布寸法、及び基板マークを検出する1つの塗布寸法検出装置240とを備える。尚、本実施形態では、上記ノズル2101の軸方向とは回路基板250の厚み方向に平行な方向であり、垂直方向である。上述の各構成部分について以下に順次説明していく。
【0012】
まず、接着剤塗布ヘッド211〜213について説明する。
上記3組の接着剤塗布ヘッド211〜213における主な相違点は、上記接着剤塗布部材2111に設けた上記ノズル2101の本数であり、上記接着剤塗布ヘッド211は上記接着剤塗布部材2111に1本のノズル2101を設けており、上記接着剤塗布ヘッド212は2本のノズル2101を設けており、上記接着剤塗布ヘッド213は4本のノズル2101を設けている。尚、接着剤塗布ヘッド211〜213に設ける上記ノズルの本数は、上述の本数に限定されるものではなく任意に設定することができる。又、以下の接着剤塗布ヘッドの説明では、代表して接着剤塗布ヘッド211を例に採る。
接着剤塗布ヘッド211は、大別して、一端2101aから接着剤251を吐出するノズル2101を設けた接着剤塗布部材2111と、上記ノズル2101と同軸上でノズル2101の軸方向に沿って配置され、かつ接着剤塗布部材2111内に軸回り方向に回転可能に配置される吐出用シャフト2121と、上記吐出用シャフト2121の他端側に配置されかつ上記吐出用シャフト2121を軸回り方向に回転させる吐出用シャフト回転装置2131と、上記接着剤塗布部材2111へ接着剤251を供給する接着剤供給装置2151とを備える。
【0013】
吐出用シャフト2121において、その一端部分はネジ状のスクリュー部2122として形成されており、その他端部分2121aは、該吐出用シャフト2121の軸方向に移動可能でかつ回転用接続シャフト2134の軸回り方向への回転に伴いこれと同方向へ回転可能な状態にて回転用接続シャフト2134の一端部分と連結されている。又、回転用接続シャフト2134の他端部分は、カップリング2133にて吐出用シャフト回転装置2131の出力軸2132と連結されている。よって、吐出用シャフト回転装置2131が動作することで出力軸2132、カップリング2133、及び回転用接続シャフト2134を介して吐出用シャフト2121はその軸回り方向へ回転する。尚、本実施形態では吐出用シャフト回転装置2131はモータを使用しており、又、制御装置301に接続されており、接着剤251の吐出のため、及び詳細後述のように回転角度θ分の回転のために、制御装置301にて動作制御がなされる。
【0014】
上記スクリュー部2122における一端部2122aに対応して、接着剤塗布部材2111には接着剤251供給用の通路2112が位置する。該通路2112には、接着剤供給装置2151に備わるフレキシブルな接着剤供給配管2152が接続され、接着剤供給装置2151に備わるシリンジ2153に収納されている接着剤251が供給される。
又、吐出用シャフト2121の直径方向において、吐出用シャフト2121のスクリュー部2122は、接着剤塗布部材2111に形成されているスクリュー挿入孔2113の内周面に対してわずかな隙間、本実施形態では0.01mmをあけて挿入されている。よって、上述のように吐出用シャフト2121がその軸回り方向へ回転することで、スクリュー部2122の一端部2122aに供給された接着剤251は、スクリュー部2122のネジ溝に沿ってスクリュー部2122の他端部2122b方向へ送られて行く。
【0015】
このとき、吐出用シャフト2121の上記回転によるずり応力により接着剤251は、図14に示すようにその粘度が低下していく。ずり応力を与えることである一定の粘度域まで粘度が下がることは知られている。よって、使用する接着剤に応じて適正な粘度になるようなずり応力を与えることにより、いわゆる糸引きや、飛び等の塗布不良の発生が少ない高品質の塗布を行うことができる。そこで本実施形態では、制御装置301にて吐出用シャフト回転装置2131の動作制御を行い、吐出用シャフト2121を軸回り方向への回転数を制御して、上記高品質な塗布が行えるようなずり応力が接着剤251に与えられ接着剤251が適正な粘度になるようにしている。後述しているが、制御装置301に備わる塗布条件記憶部314には、各種接着剤と、上記高品質な塗布が行えるような吐出用シャフト2121の回転数との関係情報が格納されており、制御装置301は該関係情報に基づいて吐出用シャフト回転装置2131の動作制御を行う。上記関係情報の一例として、上記高品質な塗布が行える吐出時の接着剤における粘度の一例が15000mPa・s程度であるとき、該15000mPa・sの粘度を得るための吐出用シャフト2121の回転数は、粘度計の回転数にて、100〜300rpmである。
【0016】
接着剤塗布部材2111には、スクリュー挿入孔2113に連通してノズル2101が吐出用シャフト2121と同軸上に形成されており、スクリュー部2122の他端部2122bへ送られてきた接着剤251は、さらにノズル2101内を送られ、ノズル2101の一端2101aから吐出される。
【0017】
尚、上記スクリュー部2122の形態は図2に示すようなネジ形態に限定するものではなく、例えば図6〜図10に示すような、段付き偏心ピン601や、螺旋状の溝を形成したシャフト602や、ハスバ歯車式のシャフト603や、ウォームギア式のシャフト604や、ドリル歯式のシャフト605を用いてもよい。上記ピン601や、シャフト602〜605は、同回転数においてスクリュー部2122に比べて接着剤251へよりずり応力を与えられるので、好ましい。又、逆に、図11に示すように吐出用シャフトには加工を施さずに接着剤塗布部材2111の上記スクリュー挿入孔2113の内周面側に溝を形成してもよい。
【0018】
又、接着剤塗布部材2111には、ノズル2101に隣接しかつ平行に延在するノズルストッパ2114が立設されている。該ノズルストッパ2114において、接着剤塗布部材2111の端面2111aからの高さは、ノズル2101の高さに比してわずかに、本実施形態では0.15mm長い。このようなノズルストッパ2114は、ノズルストッパ2114の先端2114aが例えば回路基板250に接触したときに、回路基板250とノズル2101の一端2101aとの間にわずかな隙間を形成するように作用する。
又、接着剤塗布部材2111及び吐出用シャフト2121は一体的に上記軸方向に沿って移動可能に構成されている。
又、ノズルストッパ2114が回路基板250に接触したときのノズルストッパ2114の軸方向への衝撃力を緩衝するため、図2に示すように緩衝用スプリング2115が接着剤塗布部材2111に設けられている。
【0019】
又、上述のように接着剤塗布ヘッド212では2本、接着剤塗布ヘッド213では4本のノズル2101を設けている。この場合、各ノズル2101は、吐出用シャフト2121の中心軸を中心とした同心円上に配置される。例えば接着剤塗布ヘッド212の2本のノズル2101は互いに180度離れて配置され、接着剤塗布ヘッド213の4本のノズル2101は互いに任意の位置に配置されている。もちろん、各ノズル2101と上記スクリュー挿入孔2113とは連通している。尚、接着剤塗布ヘッド213に設ける各ノズル2101の配置位置は、上述のものに限定されず、接着する部品の形状に対応して任意に配置することができる。
【0020】
上記回転用接続シャフト2134は、その軸方向に摺動可能でかつその軸回りに回転可能な状態にてスプラインシャフト2135を貫通して配置されている。該スプラインシャフト2135の吐出用シャフト回転装置2131側端部には、上記ノズル移動装置220の構成部分と係合する移動用部材2136が固定され、接着剤塗布部材2111側端部にはスプラインハウジング2137が設けられている。スプラインハウジング2137は、スプラインシャフト2135をその軸方向に摺動可能な状態にてスプラインシャフト2135を支持する一方、スプラインシャフト2135の軸回り方向にスプラインハウジング2137と一体的にスプラインシャフト2135を回転可能なようにベアリング2139を介して当該接着剤塗布装置101のフレーム部材151に支持される。スプラインハウジング2137にはプーリ2138が取り付けられており、該プーリ2138は上記接着剤塗布部材用回転装置230にてスプラインシャフト2135の軸回り方向に回転される。よってスプラインハウジング2137は、スプラインシャフト2135の軸回り方向に回転し、スプラインシャフト2135をその軸回り方向であって同方向に回転させる。
【0021】
又、スプラインシャフト2135と上記接着剤塗布部材2111とは、図2に示す連結機構にて連結される。よってスプラインシャフト2135が軸方向に沿って上記待機位置2201と上記塗布位置2202との間を移動するに伴い、ノズル2101を有する接着剤塗布部材2111は、上記軸方向つまりノズル2101の軸方向に移動し、かつスプラインシャフト2135の軸回り方向への回転に伴いノズル2101の軸回り方向へ回転する。
上記連結機構は、接着剤塗布部材2111に突設したピン2116と、スプラインシャフト2135の軸方向に沿ってスプラインシャフト2135に形成された溝であって、上記ピン2116がスプラインシャフト2135の軸方向に沿って摺動可能な状態で係合する係合溝2140とを有する。このような構成による連結機構によれば、上記緩衝作用による接着剤塗布部材2111の軸方向への移動が可能であり、かつスプラインシャフト2135の軸回り方向への回転が接着剤塗布部材2111に伝達可能である。
【0022】
接着剤供給装置2151は、上述のように内部に接着剤251を収納するシリンジ2153と、シリンジ2153内の接着剤251を上記接着剤塗布部材2111に導く接着剤供給配管2152と、シリンジ2153内の接着剤251を接着剤供給配管2152へ押し出すためにシリンジ2153内へ圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置2154とを有する。尚、接着剤251の物性、例えば接着剤温度や、接着剤粘度等に応じてノズル2101からの接着剤251の吐出量を制御可能なように、例えばシリンジ2153内に接着剤251の物性を測定する測定装置2155を備えることもできる。測定装置2155は制御装置301に接続される。又、圧縮空気供給装置2154には調圧器2156を有し、所定圧力の空気がシリンジ2153の頭部からシリンジ2153内へ供給される。もちろん供給された圧縮空気が外部へ漏れないようにシリンジ2153は密閉されている。
【0023】
次に、ノズル移動装置220について説明する。
ノズル移動装置220は、上述した接着剤塗布ヘッド211〜213のそれぞれについて、吐出用シャフト回転装置2131、カップリング2133、回転用接続シャフト2134、及びスプラインハウジング2137部分を除いた、スプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分を、接着剤塗布ヘッド211〜213ごとに上記スプラインシャフト2135の軸方向へ、上記待機位置2201と上記塗布位置2202との間で移動させる装置である。このようなノズル移動装置220は、駆動部2210と、移動させる接着剤塗布ヘッドを選択する選択部2230とを備える。
【0024】
駆動部2210は、本実施形態ではモータを使用し当該接着剤塗布装置101のフレーム部材151に固定されるACモータ2211と、該モータ2211の出力軸に連結され上記スプラインシャフト2135の軸方向に平行に延在し軸回り方向に回転可能な状態にて上記フレーム部材151に支持されるボールネジ2212と、該ボールネジ2212に係合するボールネジ用ナット2213と、該ボールネジ用ナット2213に一端部分が支持されボールネジ2212の軸方向に沿って上記待機位置2201と上記塗布位置2202との間を移動するアーム2214と、該アーム2214に取り付けられ各接着剤塗布ヘッド211〜213に備わる上記移動用部材2136に係合するカムフォロワ2215,2215,2215と、それぞれの上記移動用部材2136を対応する各カムフォロワ2215側へ押圧するように、移動用部材2136を付勢するスプリング2216,2216,2216とを有する。尚、上記モータ2211は制御装置301に接続され動作制御される。又、上記アーム2214の他端部分は、当該接着剤塗布装置101のフレーム部材151に取り付けられ上記スプラインシャフト2135の軸方向に平行な方向に滑動可能な直線移動機構2217に支持されている。
このような駆動部2210によれば、モータ2211が駆動することで、ボールネジ2212が軸回り方向に回転し、その回転方向に応じてボールネジ用ナット2213に取り付けられたアーム2214は待機位置2201と塗布位置2202との間を移動する。又、スプリング2216により移動用部材2136が上記カムフォロワ2215に付勢されていることから、アーム2214に取り付けたカムフォロワ2215が待機位置2201と塗布位置2202との間を移動するに従い、上記移動用部材2136、即ち接着剤塗布ヘッドにおけるスプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分を待機位置2201と塗布位置2202との間で移動させる。
【0025】
選択部2230は、選択されなかった接着剤塗布ヘッドにおけるスプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分を上記待機位置2201に配置させる装置であり、上記待機位置2201に対応する位置にて上記フレーム部材151に固定される。このような選択部2230は、制御装置301に接続され動作制御される、上記スプラインシャフト2135の軸方向に直交する方向に沿って係合位置2231と退避位置2232との間でピン2233を進退させるエアーシリンダにて構成され、選択されない接着剤塗布ヘッド、つまり塗布動作を行わない接着剤塗布ヘッドについて、上記待機位置2201に上記移動用部材2136が位置するときに上記ピン2233を上記係合位置2231に配置することで、ピン2233と移動用部材2136とを係合させてスプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分の上記塗布位置2202への移動を制限する。一方、選択された接着剤塗布ヘッド、つまり塗布動作を行う接着剤塗布ヘッドについては、上記ピン2233を上記退避位置2232に位置させスプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分の上記塗布位置2202への移動を妨げない。
【0026】
このように構成されるノズル移動装置220によれば、制御装置301にて選択された接着剤塗布ヘッドにおけるスプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分のみを待機位置2201と塗布位置2202との間で移動させることができる。
【0027】
次に、接着剤塗布部材用回転装置230について説明する。
接着剤塗布部材用回転装置230は、上述のように各接着剤塗布ヘッド211〜213におけるスプラインハウジング2137を介してスプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分を軸回り方向に回転させる装置であり、モータ2301と、該モータ2301の出力軸に取り付けられ上記出力軸の軸回り方向に回転するプーリ2302と、該プーリ2302の回転を各接着剤塗布ヘッド211〜213の上記スプラインハウジング2137に備わるプーリ2138に伝達するタイミングベルト2303とを備える。尚、モータ2301は、当該接着剤塗布装置101のフレーム部材151に固定されており、又、制御装置301に接続され動作制御される。
このような接着剤塗布部材用回転装置230によれば、制御装置301の制御に従いモータ2301の出力軸が所定角度分、軸回り方向に回転する。該回転量は、プーリ2302、及びタイミングベルト2303を介して各接着剤塗布ヘッド211〜213におけるスプラインハウジング2137に備わるプーリ2138に伝達される。よって、各接着剤塗布ヘッド211〜213におけるスプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分をスプラインシャフト2135の軸回り方向に上記所定角度分、同時に回転させることができる。
【0028】
このようにスプラインシャフト2135及び接着剤塗布部材2111等の構成部分が上記回転することで以下のような効果を奏することができる。つまり、例えばノズル2101を複数本有する接着剤塗布ヘッド212,213では、所定角度の上記回転によりノズル2101の本数の整数倍の箇所、例えば接着剤塗布ヘッド212では2本のノズル2101の整数倍である、2箇所,4箇所,…に接着剤251を点着することができ、サイズの大きい電子部品を接着する場合等に便利である。尚、このようにノズル2101を複数本有する接着剤塗布ヘッド212,213による上記整数倍の箇所への接着材251の塗布を以下、多点塗布と記す。又、回転中心軸に沿って1本のノズル2101が配置されている接着剤塗布ヘッド211の場合においても、ノズルストッパ2114が回路基板250上に形成されている例えば配線パターンに当接するようなとき、上記回転によりノズルストッパ2114を上記配線パターンに当接しないような位置へずらすことができる。
【0029】
次に、塗布寸法検出装置240について説明する。
塗布寸法検出装置240は、例えば試打ちテープ上に塗布された接着剤251の塗布寸法を検出する装置であり、本実施形態では認識カメラにて構成している。該塗布寸法検出装置240は制御装置301に接続され、制御装置301は塗布寸法検出装置240が送出する塗布寸法情報に基づき塗布寸法を求め、吐出用シャフト回転装置2131の動作を制御、即ち吐出用シャフト2121の軸回り方向への回転量を制御して接着剤251のノズル2101からの吐出量を制御する。
【0030】
次に制御装置301について説明する。
制御装置301は、図13に示すように少なくとも、演算処理部311と、駆動処理部312と、塗布形状記憶部313と、塗布条件記憶部314とに区分できる。塗布形状記憶部313には、各塗布形状と塗布径との関係を表す情報を記憶している。尚、上記塗布形状と塗布径との関係情報は、予め塗布形状記憶部313に記憶させておいてもよいし、例えばフロッピーディスク等の記録媒体、又は通信線を介して読み込ませてもよい。
塗布条件記憶部314には、以下に説明するように例えば接着剤251の種類と吐出用シャフト回転装置2131の回転量との関係等、種々の塗布条件に関する情報が記憶される。尚、このような塗布条件情報は、予め塗布条件記憶部314に記憶させておいてもよいし、例えばフロッピーディスク等の記録媒体、又は通信線を介して読み込ませてもよい。
【0031】
ここで、塗布形状と上記回転量との関係に関する情報について説明する。例えば接着剤251のように、本実施形態の装置にて使用される粘性流体の材料によって、図14に示すように吐出用シャフト2121の回転量に対する粘性特性が異なるが、安定して吐出が可能な粘度帯が存在する。図30に示す場合において、10000〜20000mPa・sが安定な粘度帯であると仮定する。この安定な粘度帯の平均値、該例では15000mPa・sを基準粘度とし、該基準粘度におけるそれぞれの粘性流体を吐出可能な吐出用シャフト2121の回転速度を各粘性流体ごとに定めておく。該例では、粘性流体Aについては150rpm、粘性流体Bについては200rpm、粘性流体Cについては240rpmと定める。そしてこのような各回転速度において、図15に示すように、塗布径と吐出用シャフト2121の回転時間との関係を各粘性流体ごとに定める。塗布条件記憶部314には、このような塗布形状と上記回転量との関係に関する情報が記憶されている。
演算処理部311は、使用している粘性流体の種類、及び得ようとする目標の塗布径の情報を元に、塗布条件記憶部314から吐出用シャフト2121の駆動時間を求める。例えば上記粘性流体Aにて直径0.75mmの塗布径を得るためには、吐出用シャフト2121を上記150rpmの回転速度にて15ms駆動させることになる。
又、演算処理部311は、塗布された例えば接着剤251について、上記塗布寸法検出装置240から供給される上記塗布寸法情報を、塗布形状記憶部313に記憶している上記塗布形状と塗布径との関係情報に照合させて、塗布径を求める。尚、演算処理部311の動作については以下で詳しく説明する。
駆動処理部312は、演算処理部311からの制御により吐出用シャフト回転装置2131の動作制御を行う。さらに、駆動処理部312は、回路基板250上の所定位置に接着剤251を塗布するため、Yテーブル120、Xロボット部121、上記ACモータ2211、及び上記モータ2301の動作制御も行う。
【0032】
さらに制御装置301では、以下に示すように本実施形態で特徴の一つとなる動作制御を行う。即ち、上述したように、接着剤塗布ヘッド211〜213では、ノズル2101からの接着剤251の吐出は吐出用シャフト2121の軸回り方向への回転により行われ、このとき、吐出用シャフト2121が挿入されている接着剤塗布部材2111は上記軸回り方向にはもちろん回転しない。又、例えばノズルストッパ2114の配置位置を変更するため、接着剤塗布部材2111が上記軸回り方向に回転するが、このとき吐出用シャフト2121を停止したまま接着剤塗布部材2111のみを回転させたのでは、結果的に接着剤塗布部材2111に対して吐出用シャフト2121を回転させた場合と同じ動作となり、接着剤251の粘度によってはノズル2101の一端2101aから接着剤251が吐出される場合がある。
そこで上記制御装置301では、接着剤塗布部材2111の上記回転に伴いノズル2101の一端2101aから接着剤251が吐出されることがないように、接着剤251の粘度に応じて、接着剤塗布部材2111の回転方向と同方向への吐出用シャフト2121の回転量を制御する。
尚、上述した制御装置301の具体的動作は以下の動作説明にて行う。
【0033】
このように構成される本実施形態の接着剤塗布装置101の動作を以下に説明する。尚、上述のように、接着剤塗布装置101の動作は制御装置301の動作制御にて実行される。
当該接着剤塗布装置101のYテーブル120へ回路基板250が搬入されセットされる。次に、上記回路基板250に装着される電子部品に対応して、図16に示すステップ(図内では「S」にて示す)1からステップ11における動作が1回又は繰り返して実行される。そして、上記回路基板250上への接着剤251の所定の塗布動作が終了した後、接着剤塗布済の回路基板は次工程へ搬送されていく。そして又、次の新たな回路基板250が当該接着剤塗布装置101へ搬入されてくる。
【0034】
以下には、上記ステップ1からステップ11について、図16〜図19を参照して説明する。ステップ1では、ノズル移動装置220によりノズル2101が上記待機位置2201に配置される。
ステップ2では、上述したようにノズルストッパ2114と回路基板250上の配線パターンとの干渉を防止するため、又は、上述したように、より多くの箇所に接着剤251を塗布する多点塗布のために、吐出用シャフト2121の軸回り方向へ接着剤塗布部材2111、つまりノズル2101やノズルストッパ2114を回転させるか否かが判断される。即ち、上述のように制御装置301には電子部品に関する情報が供給され、又、塗布位置と該塗布位置に接着される電子部品との対応情報や、上記塗布位置へ接着剤の塗布を行う順番等の情報が供給されることから、これらの情報に基づき、制御装置301は上記干渉防止や上記多点塗布のために上記回転が必要か否かを判断する。上記回転が不要と判断されたときには、ステップ4へ移行し、上記回転が要と判断されたときにはステップ3へ移行する。
【0035】
ステップ3では、上記電子部品に関する情報、上記対応情報等に基づき、制御装置301は接着剤塗布部材2111の回転角度θを求め、接着剤塗布部材2111が吐出用シャフト2121の軸回り方向へ上記回転角度θ分、回転するように、図19に示すように時刻t1から時刻t2までの間、制御装置301は接着剤塗布部材用回転装置230を駆動する。よってタイミングベルト2303を介して接着剤塗布部材2111が上記回転角度θ分回転する。
さらに、上述のように吐出用シャフト2121を停止したまま接着剤塗布部材2111のみを回転させたときには、ノズル2101から接着剤251が吐出される場合があることから、図19に示すように上記時刻t1から時刻t2までの間、制御装置301は吐出用シャフト回転装置2131を駆動し、吐出用シャフト2121を接着剤塗布部材2111の回転方向と同方向へ上記回転角度θ分、接着剤塗布部材2111と吐出用シャフト2121との相対速度をゼロとして回転させる。尚、塗布する粘性流体の種類や粘度によっては、吐出用シャフト2121の回転が必要ない場合や、吐出用シャフト2121の回転角度を接着剤塗布部材2111の回転角度に一致させない場合や、上記相対速度がゼロでない場合や、回転開始時刻及び回転終了時刻を接着剤塗布部材2111と吐出用シャフト2121とで異ならせる場合等、種々の変形形態もあり得る。このような、接着剤塗布部材2111及び吐出用シャフト2121の動作形態について、上記粘性流体ごと又は粘度ごとに対応関係を示す情報が制御装置301に格納されており、制御装置301は上記対応関係情報に従い接着剤塗布部材2111及び吐出用シャフト2121の上記回転に関する動作を制御する。
【0036】
ステップ4では、Yテーブル120及びXロボット部121が動作して接着剤251を塗布する回路基板250上の塗布位置に対応して例えば接着剤塗布ヘッド211が位置決めされる。尚、このとき、上述のように3つの接着剤塗布ヘッド211〜213のすべてのノズル2101が待機位置2201に配置されているが、上記選択部2230の動作により、この例では接着剤塗布ヘッド211が選択されたものとする。つまり、接着剤塗布ヘッド211の選択部2230におけるピン2233は退避位置2232に位置し上記移動用部材2136との係合は解除されている。一方、その他の接着剤塗布ヘッド212,213の各選択部2230における各ピン2233はそれぞれ係合位置2231に位置し上記移動用部材2136と係合している。よって、接着剤塗布ヘッド211のノズル2101のみがノズル移動装置220の駆動により塗布位置2202に配置可能であるという状況設定とする。
尚、上記ステップ3及びステップ4は、同時に動作させることができ、サイクルタイムを短縮することができる。
【0037】
ステップ5では、下記に説明するように、製品となる回路基板250への接着剤塗布動作、即ち生産開始前に実行される、又は該生産開始後に塗布径の変化が認められたときに実行されるサンプル基板上や試打ちテープ上への塗布条件設定用塗布動作にて設定された吐出用シャフト2121の駆動時間及び駆動速度に基づき上記吐出用シャフト回転装置2131が駆動される。該吐出用シャフト回転装置2131の駆動により、上述のように、吐出用シャフト2121がその軸回り方向に回転され、該回転に伴いノズル2101の一端2101aから接着剤251が吐出され、制御装置301の制御により所定量が吐出された時点、即ち上記駆動時間が終了した時点で吐出用シャフト回転装置2131の駆動が停止される(ステップ6)。これにて、ノズル2101の一端2101aには、所定量の接着剤251の溜まりが形成されている。
【0038】
ここで、上記塗布条件設定用塗布動作について説明する。
上記生産開始前における上記塗布条件設定用塗布動作を図17に示す。尚、図17に示す上記塗布条件設定用塗布動作では、上述のように制御装置301の塗布条件記憶部314に予め情報を記憶しておく方法ではなく、ステップ301に示すように、上記各粘性流体ごとにおける塗布径と吐出用シャフト2121の駆動時間との関係を示す基準材料工法情報を例えばフロッピーディスクから制御装置301へ読み込ませる方法を採っている。よって、塗布条件記憶部314には、上記塗布径と上記駆動時間との関係情報の代わりに、回路基板250に装着される電子部品ごとに、各電子部品に必要な塗布径情報を記憶している。ステップ302では、演算処理部311は、上記塗布径情報に基づき各電子部品に対応して上記粘性流体ごとに吐出用シャフト回転装置2131の駆動時間及び駆動速度を求める。ステップ303では、塗布する粘性流体、例えば上記粘性流体Aについて、求めた上記駆動時間及び駆動速度に従って吐出用シャフト回転装置2131を駆動してノズル2101から粘性流体Aを吐出しノズル2101の一端2101aに粘性流体Aを溜める。そして、ノズル移動装置220を駆動しノズル2101を待機位置2201から塗布位置2202へ移動させてサンプル基板上へ上記一端2101aの粘性流体Aを塗布する。そして、塗布寸法検出装置240にて塗布された粘性流体Aを撮像し、制御装置301にてその塗布寸法を求める。次に求めた実際の塗布寸法と、上記基準材料工法情報における目標塗布寸法とを比較する。次のステップ304では、上記目標塗布寸法に対する許容範囲内に上記実際の塗布寸法が含まれるか否かが判断され、上記許容範囲に含まれるときには、上記駆動時間をそのまま使用して上記生産開始に移行する。一方、上記許容範囲に含まれないときには、ステップ305にて上記目標塗布寸法に比して上記実際の塗布寸法の大、小が判断され、ステップ306にて、上記目標塗布寸法に比して上記実際の塗布寸法が小さいときには上記駆動時間をαms長く設定し、一方上記目標塗布寸法に比して上記実際の塗布寸法が大きいときには上記駆動時間をαms短く設定する。そしてステップ303に戻り設定後の駆動時間にて再度、ステップ303からステップ306の動作を繰り返して適正な上記駆動時間の設定を行う。
【0039】
又、上記生産開始後において、使用する上記粘性流体の変更やロットの相違により、又は雰囲気温度の変化により、又はノズル2101の詰まりに起因するノズル内径の変化により、又はノズルストッパ2114の先端の摩耗によるノズル2101の一端2101aと回路基板250との隙間の寸法の変化等により、塗布径が変動するときがある。このような上記生産開始後における上記塗布条件設定用塗布動作を図18に示す。即ち、ステップ311にて塗布径の変化が確認されたときには、一旦、回路基板250上への塗布動作を中断し、ステップ312にて試打ちテープ上への塗布を行い、上述のステップ303における動作と同様に、塗布された部分の撮像を行い塗布径を求め、上記目標塗布寸法との比較を行う。以後、上述のステップ304からステップ306と同様の動作である、ステップ313からステップ315を実行し、適正な上記駆動時間の設定を行う。
【0040】
再び図16に示す動作の説明に戻り、ステップ7では、ノズル移動装置220が駆動され、上述のように接着剤塗布ヘッド211における移動用部材2136、つまりスプラインシャフト2135、及びノズル2101を有する接着剤塗布部材2111が待機位置2201から塗布位置2202へ移動する。尚、本実施形態では、待機位置2201から塗布位置2202への移動は下降に相当する。よってステップ8では、上述のようにノズル2101の一端2101aに溜められた接着剤251が回路基板250の所定位置に転写され塗布される。塗布後、ステップ9ではノズル移動装置220が駆動され、移動用部材2136、つまりスプラインシャフト2135、及びノズル2101を有する接着剤塗布部材2111が塗布位置2202から待機位置2201へ上昇する。
【0041】
ステップ10では、上記多点塗布の実行の有無が判断され、上記多点塗布を行わないときには上記ステップ1へ戻り、一方、上記多点塗布が必要なときには、ステップ11へ移行する。ステップ11では、上述のステップ3における動作と同様に、少なくとも上記接着剤塗布部材2111について、本実施形態では接着剤塗布部材2111及び吐出用シャフト2121について、吐出用シャフト2121の軸回り方向への回転を行う。尚、ステップ11における回転角度は、上記角度θと同一値とは限らず、制御装置301によって決定される。
ステップ11の終了後、再びステップ5へ戻り、ステップ5からステップ11の動作が繰り返される。
【0042】
尚、上述の動作説明では、吐出用シャフト2121、即ちスクリュー部2122は変更しないことを前提にした。もちろん、粘性流体に対応させて上記スクリュー部2122を変更してもよく、そのような場合には制御装置301は、スクリュー部2122の種類ごとに上述した、塗布形状と塗布径との関係を表す情報や、接着剤251と吐出用シャフト回転装置2131の回転量との関係情報等を格納することになる。
【0043】
又、粘性流体の物性上、吐出用シャフト回転装置2131による吐出用シャフト2121の回転制御及び上記スクリュー部2122の変更では、適正な塗布径が得られない場合、又は使用環境が著しく粘性流体に作用する場合には、図20に示すように、接着剤供給装置2151を断熱材2157にて包囲し、かつ制御装置301にて制御される温度調節器2158にて接着剤供給装置2151に含まれる粘性流体の温度調節を行い粘度制御を行うようにすることもできる。
【0044】
又、上述の実施形態では、上記ステップ3及び上記ステップ11にて、接着剤塗布部材2111を上記角度θ分回転させるときに、ノズル2101から接着剤251が吐出されないように吐出用シャフト2121も併せてその軸回り方向へ回転させた。しかしながら、ノズル2101から接着剤251が吐出されないようにする方法は、これに限定されるものではない。例えば図21に示す接着剤塗布ヘッドユニット202のように、吐出用シャフト回転装置2131の出力軸2132と、回転用接続シャフト2134との間に、例えばクラッチ機構のような接続遮断装置2021を設けることもできる。該接続遮断装置2021によって、ノズル2101から接着剤251を吐出する必要のあるときには上記出力軸2132と回転用接続シャフト2134とを接続し、一方、上記ステップ3及び上記ステップ11にて、接着剤塗布部材2111を上記角度θ分回転させるときには、上記出力軸2132と回転用接続シャフト2134との接続を遮断し、吐出用シャフト2121をその軸回りへ自由に回転可能とする。こうすることで、接着剤塗布部材2111を上記角度θ分回転させたときには、上記スクリュー部2122に存在する接着剤251の粘性により、吐出用シャフト2121は接着剤塗布部材2111と一体的に回転する。よって、接着剤塗布部材2111と吐出用シャフト2121との間に相対的な回転は生じず、ノズル2101から接着剤251が吐出ことはない。
【0045】
さらに、上述の実施形態では、接着剤251を回路基板250上に点着する接着剤塗布装置101を例に採り、接着剤251を塗布するときには吐出用シャフト2121はその軸回り方向に回転していない。しかしながらこのような形態に限定されるものではなく、粘性流体の塗布の間、吐出用シャフト2121をその軸回り方向に回転させることもできる。
例えば図22から図25には、上述の実施形態における粘性流体の物性と吐出用シャフト2121のその軸回り方向への回転時間との関係に基づき粘性流体の塗布量を制御するという技術的思想を有する封止材塗布装置501における封止材塗布動作を図示している。尚、上記封止材塗布装置501の基本的な構造は上述の接着剤塗布装置101に同様であるが、ノズル2101に代えて、一端部分が屈曲したノズル502を備える。
このような封止材塗布装置501における封止材の塗布動作の概略は、図22及び図23に示すように、▲1▼に示す待機位置から▲2▼に示す塗布位置にノズル502を移動させる。▲3▼に示すように、該塗布位置にて吐出用シャフト2121をその軸回りに回転させて連続的に封止材503をノズル502の一端から吐出させながら、かつ▲4▼に示すように、上記接着剤塗布部材2111に相当する部分を回転させてノズル502の配置を変更しながら、かつ上記Yテーブル120及びXロボット部121を駆動してノズル502の上記一端がICチップ504の周囲に沿って一周させる。尚、上記一周した時点で吐出用シャフト2121の回転を停止し封止材503の吐出を停止させる。このように動作することで、ICチップ504と回路基板250との隙間部分に封止材503を注入したり、又はICチップ504を封止したりすることができる。封止完了後、▲5▼に示すようにノズル502は再び上記待機位置へ戻る。
【0046】
尚、上述の封止動作を行うときには、図24又は図25に示すように、回路基板250は、回路基板250との当接部分にボールを有するストッパ511、及びサポートピン512にて保持されたり、吸着パット付ピン513にて保持されたりする。
【0047】
以上説明したように本実施形態の接着剤塗布装置101や上記封止材塗布装置によれば、まず、接着剤251や封止材503等の粘性流体は、吐出用シャフト2121の軸回りへの回転によってノズル2101等から吐出され、かつ上記粘性流体の例えば粘度に応じて所望の塗布寸法が得られるように例えば上記粘度と上記塗布寸法との関係を格納した記憶部313を備えたことより、制御装置301は自動的に上記吐出用シャフト2121の回転を制御する。よって、すべての作業者が容易に扱うことができ、かつ所望の塗布寸法の塗布動作を容易に行うことができる。よって品質不良となるような塗布動作が減少することから、タクトロスの発生をなくすことができる。
さらに又、ノズルストッパ2114と回路基板250上の例えば配線パターンとの干渉を防止することができるので、回路基板250が損傷する可能性を低減することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の第1態様の粘性流体塗布装置によれば、吐出用シャフトの軸回り方向への回転により粘性流体をノズルの一端から吐出させる粘性流体塗布装置であって、制御装置を備え、上記粘性流体にずり応力を与える回転数にて上記吐出用シャフトを上記軸回り方向へ回転させる制御を吐出用シャフト回転装置に行わせる。よって、吐出用シャフトは、いわゆる糸引きや、飛び等の塗布不良の発生が少ない高品質の塗布が行えるようなずり応力を接着剤251に与えるように回転される。したがって、上記高品質な塗布を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における接着剤塗布装置に備わる接着剤塗布ヘッドユニットの一部断面図にて示した右側面図である。
【図2】 図1におけるノズル部分の拡大断面図である。
【図3】 本発明の実施形態における接着剤塗布装置に備わる接着剤塗布ヘッドユニットの正面図である。
【図4】 図3に示す接着剤塗布ヘッドユニットの左側面図である。
【図5】 図3に示す接着剤塗布ヘッドユニットの平面図である。
【図6】 図1に示す吐出用シャフトのスクリュー部の変形例を示す図である。
【図7】 図1に示す吐出用シャフトのスクリュー部の変形例を示す図である。
【図8】 図1に示す吐出用シャフトのスクリュー部の変形例を示す斜視図である。
【図9】 図1に示す吐出用シャフトのスクリュー部の変形例を示す斜視図である。
【図10】 図1に示す吐出用シャフトのスクリュー部の変形例を示す図である。
【図11】 図1に示す吐出用シャフトのスクリュー部の変形例を示す図である。
【図12】 本発明の実施形態における接着剤塗布装置の斜視図である。
【図13】 図12に示す接着剤塗布装置に備わる制御装置の構成を示すブロック図である。
【図14】 図1に示す吐出用シャフトの回転数と接着剤の粘度との関係を示すグラフである。
【図15】 図12に示す接着剤塗布装置に備わる制御装置に格納される、粘性流体、塗布径、吐出用シャフトの回転時間の関係を示すテーブルを示す図である。
【図16】 本発明の実施形態における接着剤塗布装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】 図16に示す動作において、吐出用シャフトの回転時間の補正動作を示すフローチャートである。
【図18】 図16に示す動作において、吐出用シャフトの回転時間の補正動作を示すフローチャートである。
【図19】 図16に示す動作の工程図及びタイミングチャートである。
【図20】 図1に示す接着剤塗布ヘッドユニットの接着剤供給装置部分の変形例を示す図である。
【図21】 図1に示す接着剤塗布ヘッドユニットの変形例を示す正面図である。
【図22】 本発明の他の実施形態における封止材塗布装置における塗布動作を示す図である。
【図23】 図22に示す封止材塗布装置の動作タイミングチャートである。
【図24】 図22に示す封止材塗布装置における塗布動作を示す図である。
【図25】 図22に示す封止材塗布装置における塗布動作を示す図である。
【図26】 従来の接着剤塗布装置の斜視図である。
【図27】 図26に示す接着剤塗布装置に備わる塗布ヘッドユニット部分の斜視図である。
【図28】 図27に示す塗布ヘッドユニット部分の側面図である。
【図29】 従来のスクリュー式の材料塗布装置におけるスクリュー部分の断面図である。
【図30】 図14に示す各接着剤の粘度と温度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
101…接着剤塗布装置、201…接着剤塗布ヘッドユニット、
211〜213…接着剤塗布ヘッド、
220…ノズル移動装置、230…接着剤塗布部材用回転装置、
240…塗布寸法検出装置、251…接着剤、
301…制御装置、
2021…接続遮断装置、2101…ノズル、2101a…一端、
2111…接着剤塗布部材、2121…吐出用シャフト、
2131…吐出用シャフト回転装置、
2155…測定装置。
Claims (2)
- 粘性流体(251)が供給され一端(2101a)から粘性流体(251)を吐出するノズル(2101)を設けた粘性流体塗布部材(2111)と、上記ノズルの軸方向に平行で軸回り方向に回転可能にて上記粘性流体塗布部材に挿入された状態で吐出用シャフト回転装置(2131)による軸回り方向への回転により上記粘性流体を上記ノズルの軸方向へ送り上記粘性流体を上記ノズルの上記一端から吐出させる吐出用シャフト(2121)と、上記ノズルを上記ノズルの軸方向に沿って移動させるノズル移動装置(220)とを有し、上記吐出用シャフトの上記回転により上記ノズルの上記一端から上記粘性流体を吐出させ、上記ノズル移動装置により上記ノズルを上記軸方向に移動させて上記吐出された上記粘性流体を被塗布体に塗布する粘性流体塗布装置であって、
上記粘性流体に応じた粘度となるずり応力を上記粘性流体に与える回転数にて上記吐出用シャフトを上記軸回り方向へ回転させる制御を上記吐出用シャフト回転装置に行わせる制御装置(301)を備えたことを特徴とする粘性流体塗布装置。 - 上記制御装置は、上記粘性流体と上記吐出用シャフトの回転数との関係情報を格納する塗布条件記憶部(314)と、該塗布条件記憶部の情報を元に上記吐出用シャフトの駆動時間を求める演算処理部(311)とを有する、請求項1記載の粘性流体塗布装置。
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