JP3710879B2 - 板材加工装置の板材クランプ装置 - Google Patents

板材加工装置の板材クランプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3710879B2
JP3710879B2 JP16305096A JP16305096A JP3710879B2 JP 3710879 B2 JP3710879 B2 JP 3710879B2 JP 16305096 A JP16305096 A JP 16305096A JP 16305096 A JP16305096 A JP 16305096A JP 3710879 B2 JP3710879 B2 JP 3710879B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate material
stylus
clamping device
clamp
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16305096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH105900A (ja
Inventor
忠信 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP16305096A priority Critical patent/JP3710879B2/ja
Publication of JPH105900A publication Critical patent/JPH105900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3710879B2 publication Critical patent/JP3710879B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は板材加工装置の板材クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭59−30685号公報には、タレットパンチプレスにおける板材(3)の移送位置決め装置(5)の複数の把持爪(9)にクランプされた板材(3)が、前記把持爪(9)に設けられた突当て基準ブロック(17)に、板材が当接していることを確認する検出装置(37)の技術が開示されている。
【0003】
上記特開昭59−30685号公報に開示されている前記把持爪(謂ゆる板材クランプ装置に相当)の検出装置においては、板材が加工中に前記突当て基準ブロックに当接した状態で、該把持爪に対してX軸方向に平行移動、または、X軸方向にずれた場合には、その「ずれ」を検出することができないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の如き問題を解決するために成されたものであり、本発明の課題は、タレットパンチプレスまたはレーザー加工装置などの板材加工装置の板材クランプ装置において、クランプされた板材が突当て基準部材当接したか否かを確認すると共に、加工中に板材が板材クランプ装置に対して、横方向にずれたか否かをも検出可能な板材加工装置の板材クランプ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として、請求項1に記載の板材加工装置の板材クランプ装置は、板材加工装置の板材クランプ装置の側面にクランプずれ検出装置を設け、該クランプずれ検出装置に板材に押圧係合すると共に進退可能な触針を設け、該触針の進退により前記板材クランプ装置の突当て基準部材と前記板材との接触の有無を検出する導通検出回路を開閉すると共に、前記触針内部に該触針自身の横方向のたわみを検出する歪みゲージを埋設し、前記板材の前記板材クランプ装置に対する横方向のずれを検出することを要旨とするものである。
【0006】
したがって、板材クランプ装置にクランプされた板材が突当て基準部材当接したか否かを確認することができると共に、加工中に板材が板材クランプ装置に対して横方向にずれたか否かをも検出することができる。そのため従来より精度の高い加工を行うことが可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面によって説明する。図1は、本発明に係わる板材クランプ装置を装着した板材加工装置の例として、公知のタレットパンチプレスの正面図を示してある。また、図2は、図1の平面図である。
【0008】
さて、図1および図2を参照するに、タレットパンチプレス1は、複数の金型を装着した上下のタレットTの間の工具センター3に板材5を位置決めする板材位置決め装置7を備えている。この板材位置決め装置7は、前記板材をX軸方向に移動させるX軸キャリッジ9と、板材をY軸方向に移動させるY軸キャリッジ11とから構成されている。Y軸キャリッジ11は、Y軸駆動モーター13によりY軸送りねじ15介して駆動され、前記X軸キャリッジ9はX軸駆動モーター17によりX軸送りねじ19を介して駆動されるようになっている。
【0009】
前記Y軸キャリッジ11には、板材5を支承し、Y軸キャリッジ11と一体的に移動する移動テーブル21が固定テーブル23の両側に設けてある。また、Y軸キャリッジ11の移動テーブル21の一側(図2では下側)に設けたアーム部には、板材5のX軸方向の基準位置を決めるためのX軸用の突当て基準部材27が前記移動テーブル21の上面に出没可能に設けてある。
【0010】
また、前記X軸キャリッジ9には、板材5をクランプする複数の板材クランプ装置25が装着してあり、この板材クランプ装置25には、板材5の端面に当接させて板材のクランプ位置を位置決めするための突当て基準部材29が上下のクランプ爪31(A、B)の両側に設けてある。この複数の板材クランプ装置25の突当て基準部材29の端面を結ぶ直線がY軸基準線33であり、このY軸基準線に直交し、前記突当て基準部材27の板材当接面を通る線がX軸基準線35である。そして、このX軸基準線35と前記Y軸基準線33との交点が板材位置決め装置7の位置決め原点37である。
【0011】
さて、図3を参照しながら、クランプずれ検出装置39の説明をする。図3は、図2に示した板材クランプ装置25の拡大図であり、後に詳述するクランプずれ検出装置39の一部を破断して示してある。なお、板材クランプ装置25のクランプ部の構成については、公知の板材クランプ装置と同様な構成のものが使用できるので説明を省略する。
【0012】
前記板材クランプ装置25の側面にクランプずれ検出装置39が設けてある。このクランプずれ検出装置39は、板材クランプ装置25の側面に設けたハウジング41に、板材5側に開口した第1シリンダー43を設けると共に、この第1シリンダー43と反対側に開口を有し、内部に雌ねじ45を設けた第2シリンダー47が設けてある。前記第1シリンダー43とこの第2シリンダー47とは、中心に連通穴49を有する隔壁51で2分してある。
【0013】
前記第1シリンダー43内には、プラスチックスなどの絶縁体からなる触針保持体53を摺動可能に設けてあり、この触針保持体53の軸心に設けたねじ穴に導電性の金属からなる触針55の雄ねじ部を螺合すると共に、押さえナット59で固定してある。この触針55の一端は、前記第1シリンダー43から板材5の側に突出して設けてあり、他端部は、前記第2シリンダー47の内部に延伸して設けてある。
【0014】
前記第2シリンダー47の雌ねじ45には、外径部に雄ねじを備え、軸心部にねじ穴を有するナイロンなどのプラスチックスの絶縁体からなるリングの状絶縁体63が螺合してある。そして、このリング状の絶縁体63のねじ穴には、さらに、導電性の金属からなる鍔付きのブッシュ65が螺合してある。また、この鍔付きのブッシュ65のガイド穴67には、耐摩耗性および電気絶縁性の大きい合成樹脂被膜69がコーティングしてある。この様な合成樹脂被膜としては、例えば、耐摩耗性および電気絶縁性が極めて良好なポリイミド樹脂と4弗化エチレン樹脂を主成分とする合成樹脂被膜をコーティングするのが望ましい。
【0015】
前記鍔付きのブッシュ65のガイド穴67に前記触針55が摺動自在に軸支してある。そして、触針55の顎部61がこのブッシュ65の顎部に接触係合可能に設けてある。また、この触針55の軸心には、触針55の顎部61の側から触針55のほぼ先端付近までの長穴57が設けてあり、この長穴57の先端部に一対の歪みゲージ71が埋設してある。この埋設した歪みゲージ71には図示省略の制御装置の歪み検出回路に接続された信号ケーブル73が配線接続してある。また、前記ブッシュ65の顎部には、前記制御装置の導通検出回路に接続された導通検出用の信号ケーブル75が配線接続してある。さらに、前記触針保持体53と隔壁51との間には、圧縮スプリング等の弾機77が設けてあり、触針保持体53を板材側に常時付勢している。なお、前記導通検出回路は板材側を接地側にしてある。
【0016】
上記構成の板材加工装置の板材クランプ装置39において、板材5をクランプしていない時は、図3に示す如く、クランプずれ検出装置39の触針55の先端は、弾機77が触針保持体53を板材5の側の方向に付勢しているので、触針55の他端の顎部61によって規制される位置まで第1シリンダー43から板材5の側に設定した突出量Sだけ突出した状態に在り、触針55の他端の顎部61は、前記ブッシュ65の顎部に接触係合しているが、触針55が板材5に非接触なのでブッシュ65、触針55、板材との間の電気回路は形成されず導通検出回路は非導通の状態となっている。
【0017】
なお、突出量Sとは、前記突当て基準部材29の当接面から突出している距離を指し、前記絶縁体63の位置を調節することにより突出量Sの調節を行うことができる。この突出量Sを調節することによって、クランプずれ検出装置39の感度を調節することができる。すなわち、前記突出量Sを小さくするほどクランプずれ検出装置39の感度が大きくすることができる。
【0018】
上記構成の板材加工装置の板材クランプ装置39を備えたタレットパンチプレス1において、板材5をクランプするには、板材5を移動テーブル21上に載置し、板材5のY軸方向の1辺を前記突当て基準部材27に当接させると共に、直交するもう一つのX軸方向の1辺を板材クランプ装置25の突当て基準部材29に当接させてた状態にして板材クランプ装置25の上下のクランプ爪の間にクランプする。
【0019】
上述の如く、板材クランプ装置25に板材5をクランプするとき、前記クランプずれ検出装置39の触針55は、まず板材5の軸方向の端面に当接し、次に板材5を突当て基準部材29に当接させる過程において、触針55の先端が前記Y軸基準線33の位置まで後退させられる。なお、触針55は前記弾機77押圧力で板材5の端面に常時押圧接触した状態に在る。
【0020】
板材5を板材クランプ装置25にクランプすると、触針55が板材5に接触した瞬間は導通検出回路が導通状態になるが、板材5が突当て基準部材29に当接させる過程において、触針55が後退させられるので、触針55の顎部61とブッシュ65の顎部との接触が無くなり、ブッシュ65、触針55および板材との間の電気回路が遮断されて導通検出回路は非導通状態となる。
【0021】
もし、クランプ後の加工中に板材5が前記突当て基準部材29から板材側に移動すると、ブッシュ65、触針55および板材5との問の電気回路が形成されて、導通検出回路が導通状態となる。この導通検出回路の導通または非導通の状態を前記制御装置により判断させることにより、板材5が板材クランプ装置39の正しい位置に、すなわち、板材5の軸方向の端面が板材クランプ装置39の突当て基準部材27に当接した位置にクランプされているか否かを検出することができる。
【0022】
図3に示す実施の形態の場合には、板材5が突当て基準部材27から離れたことを、導通検出回路が非導通状態から導通状態に変化したことを検出するこにより検出する様にしたが、前記触針55の動きを利用して、マイクロスイッチを作動させるような機構にすれば、非金属の板材にも適用することができる。
【0023】
また、上記構成の板材加工装置の板材クランプ装置39を使用して、パンチプレスまたはレーザー加工装置などの板材加工装置で、板材5を加工している最中に、板材5が板材クランプ装置39に対してX軸方向(X軸の正負の方向または横方向)にずれた場合には、前記触針55自身が板材5により、X軸方向または横方向にたわむので、触針55の先端部に埋設した歪みゲージ71が伸長させられることになる。この歪みゲージ71の変形により、歪みゲージ71の電気抵抗が変化するので、この電気抵抗の変化を電流または電圧の変化に変換増幅して、板材5の板材クランプ装置39に対する横方向のずれの有無の信号として出力させることができる。
【0024】
なお、上述の歪みゲージ71により、板材5の板材クランプ装置39に対する横方向のずれを検出した場合、前記横方向のずれの有無の信号を利用して板材加工装置の制御装置により板材加工装置を非常停止させることも可能である。
【0025】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、板材クランプ装置にクランプされた板材が突当て基準部材当接したか否かを確認することができると共に、加工中に板材が板材クランプ装置に対して横方向にずれたか否かをも検出することができる。そのため従来より精度の高い加工を行うことが可能である。また、板材クランプ装置に対する横方向のずれを検出した場合、板材加工装置の制御装置により加工を非常停止させることも可能であり、板材加工装置および板材加工装置の金型の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる板材クランプ装置を装着した板材加工装置の例として示した公知のタレットパンチプレスの正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2に示した本発明に係わる板材クランプ装置を一部断面して示した拡大平面図。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス
3 工具センター
5 板材
7 板材位置決め装置
9 X軸キャリッジ
11 Y軸キャリッジ
13 Y軸駆動モーター
15 Y軸送りねじ
17 X軸駆動モーター
19 X軸送りねじ
21 移動テーブル
23 固定テーブル
25 板材クランプ装置
27 突当て基準部材
29 突当て基準部材
31(A、B) 上下のクランプ爪
33 Y軸基準線
35 X軸基準線
37 位置決め原点
39 クランプずれ検出装置
41 ハウジング
43 第1シリンダー
45 雌ねじ
47 第2シリンダー
49 連通穴
51 隔壁
53 触針保持体
55 触針
57 長穴
59 押さえナット
61 顎部
63 絶縁体
65 ブッシュ
67 ガイド穴
69 合成樹脂被膜
71 歪みゲージ
73 信号ケーブル
75 信号ケーブル
77 弾機
S 突出量
T タレット

Claims (1)

  1. 板材加工装置の板材クランプ装置の側面にクランプずれ検出装置を設け、該クランプずれ検出装置に板材に押圧係合すると共に進退可能な触針を設け、該触針の進退により前記板材クランプ装置の突当て基準部材と前記板材との接触の有無を検出する導通検出回路を開閉すると共に、前記触針内部に該触針自身の横方向のたわみを検出する歪みゲージを埋設し、前記板材の前記板材クランプ装置に対する横方向のずれを検出することを特徴とする板材加工装置の板材クランプ装置。
JP16305096A 1996-06-24 1996-06-24 板材加工装置の板材クランプ装置 Expired - Fee Related JP3710879B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16305096A JP3710879B2 (ja) 1996-06-24 1996-06-24 板材加工装置の板材クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16305096A JP3710879B2 (ja) 1996-06-24 1996-06-24 板材加工装置の板材クランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH105900A JPH105900A (ja) 1998-01-13
JP3710879B2 true JP3710879B2 (ja) 2005-10-26

Family

ID=15766228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16305096A Expired - Fee Related JP3710879B2 (ja) 1996-06-24 1996-06-24 板材加工装置の板材クランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3710879B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH105900A (ja) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1714997A (zh) 刀具接收部件内刀具的位置和识别
US11128086B2 (en) Apparatus for contact insertion and retention testing
US4909521A (en) Chuck having gripping and locating sensors
CN1421675A (zh) 触发探针及用于装配触发探针的方法
JP3710879B2 (ja) 板材加工装置の板材クランプ装置
US7665224B2 (en) Method of measuring metal terminal and apparatus for measuring the same
JP3708787B2 (ja) トランスファスライドのワーク把持方法
JP3380536B2 (ja) 圧接コネクタの受取装置及びこれを備えた自動圧接機
CN215731834U (zh) 定位夹紧装置和电池加工设备
JP2018069429A (ja) ソケットイン検知機構
CN114310742A (zh) 一种汽车线束装配夹紧装置
CN110947865B (zh) 一种汽车悬架弹簧认向方法
US11128095B2 (en) Method for aligning a crimper of a first tool of a crimping press relative to an anvil of a second tool of the crimping press and a crimping press device
JP2627470B2 (ja) 部品供給ロッドの検知装置
CN221065474U (zh) 夹持装置
JPS6055254B2 (ja) クランプ装置
JPH0718439Y2 (ja) ワーク把持装置
US20210116594A1 (en) Cable end sensing apparatus and method
JPH0736246Y2 (ja) クランプ装置用の板材突当てセンサ
JP2719111B2 (ja) 板材把持装置
JPH0344352Y2 (ja)
JPH0222189Y2 (ja)
JP2535196Y2 (ja) 近接センサ
CN117748255A (zh) 一种顶线机构、顶线装置及焊接设备
JP2021151684A (ja) グリッパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050811

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080819

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090819

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees